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2025.11.15
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カテゴリ: 映画館で見た映画



何も前情報を知らず映画館で予告編を見た時から見たいと思った。

現代の話だと思っていたが、見始めて昭和37年の新聞が映し出されて次々と新聞が上書きされて昭和40年1965年となった。男女と蔑まれた「ブルーボーイ」と呼ばれた性転換手術を施した者たちにその手術を施した医者の裁判ものである。といっても被告である医者はほとんど出ず、証人証言者となる「ブルーボーイ」を描いた作品である。

(以下、映画.com)
”主人公・サチ役のキャスティングにあたってはトランスジェンダー女性を集めたオーディションを実施。ドキュメンタリー映画「女になる」に出演経験はあるが演技は初挑戦の中川未悠を、主演に抜てきした。サチのかつての同僚たちをドラァグクイーンのイズミ・セクシーとシンガーソングライター・俳優の中村中、弁護士・狩野を錦戸亮が演じた。監督は「フタリノセカイ」などトランスジェンダー男性というアイデンティティを反映させた作風で国内外から注目を集める飯塚花笑。”
(以上、映画.com)

主役はトランスジェンダーの​ 中川未悠 ​である。演技未経験者である未熟さぶりが感じられるけれども心、気持ちが十分伝わってくるものであった。アー子役のイズミ・セクシーはドラァグクイーンというだけあって男を感じさせるものがあったし、シンガーの中村中はメイ役で女性と見まごう女性っぷりが板についていた。アンミカを彷彿した。演技巧者よりも存在重視と思える中で弁護士を演じた錦戸亮もなかなかの出来であったが​中川未悠​の相手役で足の悪い婚約者を演じた前原滉がとても良かったと思う。そして、何よりその母役、梅沢昌代が最良だった。年老いた母を見事に演じ、田舎者であること、ただただ息子の幸せを願って多くは言えない老婆の胸中をセリフにすることなくふとんを挟んで息子の彼女に頭を下げるhシーンに涙がにじんだ。その後、裁判を含むいりいりなシーンで気づくと私は泣いていた。涙が両眼から伝っていた。泣いていたのは私だけかもしれない。男とか女とかではなく私自身をその存在を感じさせてくれたサチ(中川未悠​)の弁論は最高だった。


2025年/日本/106分/G

監督: 飯塚花笑
脚本: 三浦毎生、加藤結子、飯塚花笑
出演: 中川未悠、 前原滉、 中村中 イズミ・セクシー 真田怜臣 六川裕史 、泰平 渋川清彦、 井上肇、 安藤聖、 岩谷健司、 梅沢昌代、 山中崇 安井順平、 、錦戸亮


お薦め度
「​ ブルーボーイ事件 ​」 ★★★★☆(90%)





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最終更新日  2025.11.15 19:47:31
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