閑古鳥の巣箱

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小市民伯爵

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2006.01.30
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カテゴリ: カテゴリ未分類
いくら小難しい言葉で理論武装した所で「萌え」を語ることが、
自らの性的倒錯を赤裸々に暴露していることには変わりない。
特に「萌え」の大半を占める「記号萌え」は異性の身体の一部
(ネコ耳・幼児体型・八重歯等)衣類(メイド服・スク水・制服等)
所持品(武器・本・眼鏡・包帯等)などの事物を愛好するものであり
これはフェティシズムに他ならない。プロポーズの時に
「僕は君の目の下にあるほくろが大好きだ!結婚してくれ」
などと言われてもあまり嬉しくないと思う。
ましてや同性同士の恋愛を好む「BL」や「百合」に至っては、


しかし、自然文学というのはこうした性的倒錯を扱うものが多い。
田山花袋の「蒲団」などは読者を悪寒たらしめる作品だ。

芳子が常に用いていた蒲団──萌黄唐草の敷蒲団と、
線の厚く入った同じ模様の夜着とが重ねられてあった。
時雄はそれを引出した。女のなつかしい油の匂いと
汗のにおいとが言いも知らず時雄の胸をときめかした。
夜着の襟の天鵞絨の際立って汚れているのに顔を押附けて、
心のゆくばかりなつかしい女の匂いを嗅いだ。
性慾と悲哀と絶望とが忽ち時雄の胸を襲った。
時雄はその蒲団を敷き、夜着をかけ、冷めたい汚れた
天鵞絨の襟に顔を埋めて泣いた。


興奮する主人公。これに限らず純文学というのは、
倒錯した世界観を持つ物が多い。
江戸川乱歩の「芋虫」に至っては肉塊萌えという
近寄りたくない世界である。

日本文学の最高傑作といわれる

「ハーレム物」に属し、近親愛はあるわ、少女誘拐はあるわ、
ツンデレ萌えはあるはとんでもない作品である。
「萌え」というと新しい概念のような
印象を受けるが文学史では定番のものなのだ。
だが、それを絵で表現してしまうと、これほどまで
みなに毛嫌いされるわけだからよくわからないものだ。

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Last updated  2006.01.30 17:00:08
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