畳表
藺草(いぐさ)
という植物を泥染めし、乾燥させたものを緯糸(よこいと)に、麻糸や綿糸、化繊糸を
経糸(たていと)に織機で織り上げられたものです。
畳表には、丸藺と呼ばれる藺草と実際には藺草ではなく藺草に似ている 七島藺
が使われますが、一般的に使われている畳表は丸藺で作られています。
畳表は畳床と異なり現在でも天然素材が一般的ですが、合成繊維を織った畳表や合成樹脂の表面に畳の目を型押ししたシート状の畳表もあります。
1枚の畳表には約4000本の藺草が使われていますが、高級品といわれるものにしたがい本数が増えます。
畳表は各産地でそれぞれ特徴のあるものが生産され、畳表には産地によって呼び名がつけられています。
【主な生産地】
広島県産、熊本県産、岡山県産、佐賀県産、福岡県産、石川県小松産、高知県産、
大分県産、中国産
【素材】
・藺草(いぐさ)
・経糸
天然素材と化学繊維系に分けられます。
(天然素材)
マニラ麻、綿糸など
(化学繊維系)
パイレン、ビニロンなど
原料の藺草と畳表のできるまでの流れは、下記の「広島県藺製品商業協同組合」のHP資料を
ご覧ください。
→ 「 人がつくる自然の素材 原料藺草と畳表ができるまで
」
このように藺草でできた畳表は畳のよさを引き出していますが、一方で着色料などの問題点もあります。
→ 詳しくは、「 着色料
」と「 藁畳の防虫加工処理
」をご覧ください。
熱橋(thermal bridge:ヒートブリッジ) 2011.09.05
換気回数 2011.08.19
換気量 2011.08.19
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