2003年11月29日
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JC枠順確定-馬柱


長すぎると受け付けてくれないのでHPで確認願います。今回クドクド言いすぎかも。 HP


重馬場は勝っているから得意なのではない


アメリカ競馬。ダートが主流でダートで芝並のタイムが出るほど前半のペースが速くなる競馬が多く、消耗戦になりやすい。その中での経験はフリートストリートダンサーにとって今日はアドマイヤドンとのまさに消耗戦になった形。
東京競馬場で早いのではと思わせる仕掛けは、フリーとストリードダンサーのストライドのことをお話したが、この馬の大きなストライドを考えるとこの馬にとってはベストだったと思わせる。いつも連戦連勝、楽勝続きのアドマイヤドンにとって並んで競り合いになるということが実に久しぶりの展開。日本のトップである貫禄は見せたのだが最後に差し返されたその差は消耗競馬になれているかどうかという差である。
もちろんアドマイヤドンは状態が悪かったわけでもない。お話したとおり、調教が悪かったのは関係は無い。
パドックでのフリートストリートダンサーは非常に均整の取れた馬体で目移りするものがあった。大きい馬で、馬体重が526Kと発表された時点でお話した斤量についての不安は取り去られたということだ。やはり実際に馬を見てみると得られる情報が多い。


ハギノハイグレイドは陣営の息巻いていた通りサイレントディールとの差は逆転した。前回は距離が明らかに不足していたし、前の2頭が引き離して漁夫の利を得た形であるから当初の予定通りだ。

スターキングマンも同じように前回と同様アドマイヤドン抜け出す→バテた馬を漁夫の利で差してくるといういつもどおりの競馬はしている。今日はその間に2頭いたということ。

ディーエスサンダーも前回より距離が長くなってプラスに働いたクチ。今期の充実振りはこの馬なりに目を見張るものがあったしベスト条件ならばそれなりにやれる。しかし、イングランディーレに差をつけられたブリーダーズGCがこの馬の評価を落とす結果となり、またそれがこの馬のダート路線での地位を決めてしまった感はある。それだけにイングランディーレが出走していたならもっと面白い競馬になったと思う。

サイレントディールは武蔵野Sで減った体が戻ったのは良かった。しかし1600Mと2100Mでは競馬の質が少々異なる。ハギノハイグレイドとの差が縮まることは前回からはある程度予測がついた。アドマイヤドンにぴったり付けられて、早めにこられて吸収されてしまった。
クロフネをかぶせた人気もあったのだろうがこの馬はクロフネではない。脚の長いタイプの馬だし、クロフネはパワフルな印象を受けるがサイレントディールはむしろシャープな印象を受けるからだ。
そうなると、重馬場で走りやすくなる分にははプラスだが今日のように水が浮くほどの馬場になると砂が粘って粘土質のようになってくる。
ついでに1つ。アメリカ競馬も粘土質のダートなのだ。レースビデオのスタート前のゲート付近の中継などをもう一度見て欲しい。そうすれば言っていることがわかるはずだ。もう1つ。トゥザビクトリーがドバイで2着にこれたのは砂が軽いからということだ。明らかに脚は長い体系なので今日のような馬場は帰って走りにくくなる。
一般に、良よりもやや重で馬場が黒ずんできた方が走りやすくなり
タイムも早くなる傾向にある。そして、重馬場でもその度合いが高くなるという変化の仕方だ。
ところが不良馬場に近づいてくると水が浮いて来て今度は馬としては返ってまとわりついて離れないような走りにくい馬場になってしまうのだ。

JRAから発表される馬場の変化というものは何時間に1回というバッチ処理で行われているので現在が本当はどの馬場なのか食い違いがあったりする。今日の朝の芝状態などがそうだ。いつも以上に時計がかかっているのに発表は良馬場だったのだ。しかしこれでダートコースを見て判断できるだろう。



オウタヒアについては馬体の比較で勝馬に負けただけでなく、今回は休み明け。距離の実績も今1つだったので今日はそんなものだろう。いくらなんでもベストの状態で無いのに日本馬に勝ってしまっては日本のメンツは元も子もない。それだけ日本のレベルも高くなってきているし、来年から父内国産限定路線を縮小の方向で進めていくということからもJRA自身がそれに気がついているということになる。



派手なパフォーマンスにまぎれて地味なイメージだったがチアズブライトリーが馬場が合っていた、それと有力馬が重馬場に泣いたというのも影響している。
4角で先頭にたち、そのまま突き放す強い内容。
この馬の場合瞬発力は不足しているので1600は短い。4走前の時にそうコメントしている。距離実績が実際には1800~2000に集中していることを考えると前回は少々距離が長かったし、2走前、3走前にしても瞬発力を要求される流れになったということが敗因。調子自体は良かったし元々実績はある馬なのだ。



トーホウシデンにとっては今日は馬場が悪くなりすぎた。できればやや重程度で止って欲しかったがそうはいかなかった。小柄な馬であまり悪くなりずぎると今日のような結果になってしまう。

タイムトゥチェンジは大外を突っ込んできていたが実際距離的には守備範囲のもの。重馬場での実績もあり前回が自身の上がり35.1空考えると思ったほど切れるタイプではない。ヘンな言い方だが切れないマイラー。そう考えてよい。デビュー当時元々血統的に期待されていた馬なので腰に問題があったのではないかと言うことなのでそのあたりが解消したことが前回、今回の好走に繋がっている。

テンザンセイザはやはりこの馬場では厳しい。ヴィータローザもセントライト記念でお話した通り、また当時の蛯名ジョッキーのコメントにもある通り、重馬場は良くない。繰り返してもいい。
これで疑問に思うようならよく考えて欲しい。GⅠ馬で重馬場実績のない馬がいる。未勝利馬で重馬場実績のある馬がいる。この2頭を走らせたらやはりGⅠ馬が勝つと思う。
この部分について買い、消しなどというデジタルな理論は推奨しない。
勝っているから重馬場が得意などとは考えないことだ。他の馬もまた重馬場が良くない結果セントライト記念を勝てたとお話しているので疑う方や忘れた方は確認して欲しい。

マイネルモルゲンは押し出されるようにハナに立ってしまった。一瞬抑えるしぐさを見せたのでこれは前回1400を使ったことによって速いペースの出だしに慣れてしまったためということになる。これは良くある現象だし、この馬についても重馬場はプラスにならないことは昨年の朝日杯からお話している通りだ。距離も1800では非常に微妙。テイエムリキサンよりも1F短いタイプと考えても覚える分には覚えやすい。

テイエムリキサンは内を突いたが内は荒れている状態なので伸びは今1つ。重馬場に関してはやや重なら大丈夫だがダンツジャッジほど得意ではない。しかしテンザンセイザよりは得意という表現にしておく。普通。ということになろうか。





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最終更新日  2003年11月29日 22時59分15秒


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