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2016.08.19
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カテゴリ: SF
LUCY1



監督 リュック・ベンソン
出演 スカーレット・ヨハンソン モーガン・フリーマン

 今回実はもう1枚DVDを借りてきました。ちょっと前に話題になっていて、気になっていたこのSFアクションです。

 ごく普通の平凡な女性ルーシー(スカーレット・ヨハンソン)は、訪れた台北のホテルでマフィアの闇取引に巻き込まれ、下腹部にCPH4という新種の麻薬が入った袋を埋め込まれてしまいます。この麻薬は通常10%までしか活用できない人間の脳の潜在能力を極限まで高めることができる恐ろしいものでした。
 運び屋として体内の麻薬と共に移動するよう命じられたルーシーだったが、麻薬を狙うマフィアに捕まってしまいます。ルーシーは拷問を受け、その拍子に体内の袋が破れ、彼女の脳は麻薬の力で覚醒し、超人的な力を発揮してその場から脱出します。
 ルーシーの脳はますます覚醒し脅威的な力を発揮し始めます。
 彼女はマフィアの事務所を襲撃し、ボスのMr.チャンを負傷させ、残りのCPH4を手に入れるため、運び屋の行く先の情報を手にし、フランスのデル・リオ刑事に協力を要請し、運び屋を逮捕させ、Mr.チャンの仲間も倒して残りの薬も手に入れます。
 そして脳科学の権威であるノーマン博士(モーガン・フリーマン)に会いにいくのです。

LUCY2


 確かに、人類は脳の機能の10%しか使っていない、というお話は僕も聞いたことがあります。アインシュタインが言ったとか、言わなかったとか。
 しかし、この結構多くの人が信じている説は、はっきり言ってデマだということが最近の研究ではっきりしているそうです。
 実際には、脳は部分部分で司っている機能が決まっているので、一時に使われる部分が10%ぐらいだというのが真相だそうです。物を見るときは視力を司る部分、物事を覚えるときは記憶を司る部分という感じで、行動が違えば脳の使われる部位が違うということなんですね。
 ましてや,脳の使われていない部分を使いだすと、頭の回転が速くなるとか、記憶容量が増えるとか、運動神経がよくなるとか、勘が鋭くなるとか、いった程度の覚醒ではなく、この映画のようにハンパない超能力を使えるなんて、あまりにもトンデモなさ過ぎて、有り得ないですね。いったい人類の能力についてどれだけ傲り高ぶりまくっているのかっていうことですよね。高々ちょっと脳みそが大きくなっただけの一哺乳類に過ぎないということをしっかり自覚してほしいですね。

LUCY3

 ということで、あまりにもぶっ飛びすぎているお話で、もう最後の展開(どんな結末かは一応秘密にしておきますが。)なんて全くついていけませんでしたが、非常に速いテンポでどんどんお話が進んでいくのと、スカーレット・ヨハンソンの色っぽさで、結構楽しめてしまったというお話でした。余計なことを考えず、頭をおバカにして楽しめばいい映画なのかな、と思います。





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Last updated  2016.08.19 13:34:45
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