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2017.01.15
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カテゴリ: サスペンス



CHLOE / クロエ」  Chloe  2009年 アメリカ映画


監督 アトム・エゴヤン

出演 アマンダ・セイフライド ジュリアン・ムーア リーアム・ニーソン


 あけましておめでとうございます。 ( もう1月も半ば、今更と思いますが、今年初めての投稿なので一応ね。 )

 2017年一発目の記事は、先日 YOUTUBE で見つけて、これって、僕のお気に入り女優の1人、アマンダ・セイフライドが出てるやつだよなあ、と思い、どんな分野のものかも知らず、予備知識ほとんどなしで、つい観てしまった、この作品です。はっきり言って、お正月全く関係ないですが。


産婦人科医キャサリン ( ジュリアン・ムーア ) のは、大学教授の夫デヴィッド ( リーアム・ニーソン ) の誕生日のため、時間とお金をかけてサプライズ・パーティーの準備をしてきました。

当日、郊外の大きな自宅には多くの友人が集まり、主賓の帰りを待っていましたが、海外に出張していたデヴィッドは飛行機に乗り遅れ、深夜にならないと帰れないことがわかり、キャサリンの計画は台無しになってしまいました。

翌朝、帰宅していたデヴィッドの携帯をチェックしたキャサリンは、ツーショット写真付きの女子学生からのメールを見てしまいます。

夫の浮気を疑うキャサリンは、以前から医院の窓から見かけていて娼婦だと知っている女で、ホテルのトイレで偶然出会ったクロエ ( アマンダ・セイフライド ) に、夫を誘惑してその結果を自分に報告するように依頼します。



 結論から申しますと、非常に腹が立ちました。キャサリンのクロエに対する態度、そして最後の仕打ち ( もちろんそれは秘密です。 ) にです。

 大学教授の夫を持つ、産婦人科医のキャサリンです。どう考えてもお金持ちですね。そして、クロエは自らの体を売って暮らす娼婦です。

 夫とセックスレスになって久しいキャサリンは、夫の浮気を疑っていました。それを確かめるべくキャサリンのとった対策は、夫に直接正すんじゃなく、娼婦に誘惑させてみるという策でした。

 そして、クロエはクロエで、キャサリンと知り合ったのは実は偶然ではなく、ある思いを成就するためにわざと近づいてきたのです。その思いは、娼婦という身からは想像できない、非常に純粋な思いなのですが、でもある意味非常識な思いなので、簡単には成就できないものなのです。 ( どんな思いなのかは一応秘密にしておきましょう。勘のいい人は気が付いたかもしれませんが。 )

 キャサリンは、自ら夫に働きかけることなく、娼婦なら金を払えば体を張ってくれるだろう、どうせ卑しい仕事をしているのだから、という、いかにも金持ち女が発想しそうな方法で、夫の浮気心を確かめようとするのです。そして、クロエの純粋な思いに気づくことなく、そのくせ、欲求不満が堪っていたかのような行為 ( どんな行為かは一応秘密にしておきましょう。 ) に及びながらも、彼女の思いには応えることなく、悲惨な結末 ( もちろん秘密。 ) を招いてしまいます。

 キャサリンのいかにも金持ち女らしい身勝手さが、クロエのある意味純粋な思いを踏みにじっただけではなく、クロエにとって、あまりにも悲惨な結末を招いているのだなと思うと、アマンダはお気に入りでジュリアン・ムーアは全く自分の好きなタイプからかけ離れているという僕の嗜好は脇に置いておいても、非常に腹の立つお話だなあ、と思ったわけです。



 ということで、非常に腹が立ったという形で、感情を動かされたという意味では、それなりの名作なのかなあと思われる、アマンダ・セイフライドと、ジュリアン・ムーアが体を張って頑張っている映画を今回は紹介しました。

 いろいろ思わせぶりな秘密を匂わせているので、この作品、観たくなったんじゃない?アマンダが非常に色っぽくていいですよ。ジュリアンの方は別に見たくなかったけど。







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Last updated  2017.01.15 23:16:08
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