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昨日の夜のミーティングで、「エリアとコミュニティの違い」というテーマで盛り上がりました。インターネットが無かった時代は、商店街や百貨店などのお店の「商圏」は、物理的な距離が限定していました。そのような、物理的な「距離」に基づいた考え方を、area(エリア)と呼びます。インターネットが登場してからは、文化的、趣味的な「共感」を背景にしたライフスタイル共同体というようなひとつの塊(かたまり)を、インターネットを使えば、束ねることが簡単になりました。このような塊を、Community(コミュニティ)と呼びます。例えば、 mixi(ミクシィ)などのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は、この典型的な事例ですね。今までのような、「広くお客様を集客する」という、マス・マーケティングの考え方は衰退し、「狭く、高密度」なお客様に向けた、コミュニティビジネスが急伸しています。インターネットを使えば、同じような価値観やライフスタイルを持った人たちのコミュニティを作ることが容易になり、そこに経営資源を徹底的に集中することで、非常に効率的なコミュニティビジネスを作り出すことができるのです!!私が考える コミュニティビジネスの3つの要素 をご紹介します。1. 高度な専門性を持っている商品やサービスが「専門分野に特化」していることが重要。その分野における第一人者という認識がそのコミュニティの信頼性につながる。2. ターゲットが明確であること特定のお客様(会員)に向けた商品やサービスを提供することでその商品やサービスの付加価値が高まる。3. 商品・サービスの購入がリピート化されるお客様に長年の間支持され、商品やサービスの購入が「リピート化」される。この繰り返しで、お客様はそのコミュニティの「信者」になってくれる。この3点を、すべてクリアしている、注目のコミュニティビジネスの事例については、以前の日記「特化型専門通販が元気!!」をご覧ください。クオカプランニングが運営する、お菓子材料の総合サイト「cuoca」についてご紹介しています。
2006/01/27
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食に関する私の考えは、こちらで紹介しています。おかげさまで、ランキング上位です。ありがとうございます!「コミュニティビジネス」について、以前の日記で詳しく掘り下げました。今日は、また違うタイプの「コミュニティビジネス」をご紹介しますね。(以前の日記「コミュニティビジネスの3要素とは?!」は、こちらから)シニアマーケットをターゲットにして成功を収めている、ユニークな会社があります。50代からの生き方・暮らし方応援雑誌「いきいき」を発行するユーリーグ株式会社です。「いきいき」は、定期購読の雑誌で、1995年11月に創刊されました。2005年3月の実売部数は40万部前後になっています。今年で発刊10年目となるこの雑誌は、「50代以上の一人ひとりの生き方を応援する」というスタンスでつくられています。世界に類をみない、急速な高齢社会への移行で、シニア世代は自分の老後の問題だけでなく、自分の親の老後の問題も同時に対応する必要に迫られています。そんな深刻な社会問題を正面から見つめ、読者と共に真剣に向き合うことがなされています。社長の黒坂勉氏以下、創業当時のメンバーは、50代に向けた雑誌を立ち上げるにあたり、読者が主体的に関われることを大前提とした雑誌づくりを考えました。読者一人ひとりの声に、真剣に耳を傾けて、「本当に読者のためになっているのか」と考えぬいてたどり着いた結論が、「いきいき」を「手紙」にしようというものでした。読者と直接結びつくことのできるコミュニケーションの方法を探り、全員で悩んだ末の結論だっといいます。確かに、「いきいき」を読んでみると、読者の心に寄り添うような内容で、胸を打たれることがあります。取り上げるテーマも幅広く、介護、更年期問題、うつ病などの悩み、大切な人やペットとの死別などから、着心地の良いおしゃれ、趣味、収納、掃除、健康まで、様々な悩みに向き合っています。このようなシニア層の様々な悩みに真摯に応える姿勢が、読者の心をつかんでいったのです!雑誌「いきいき」には、読者会員から毎月約5,000通以上の手紙が送られてきます。そして、全社員がすべての手紙に目を通しているそうです。雑誌の企画も、読者会員からの手紙の内容がきっかけになることも少なくないといいます。毎月届けられる「いきいき」と一緒に、別冊の生活カタログ「ふくふく」が届けられます。ユーリーグのビジネスモデルの優れたところは、単なる雑誌事業では終わらず、また単なる通販カタログ事業でもないところです。雑誌「いきいき」では生き方、暮らし方の生活情報が提供され、別冊の生活カタログ「ふくふく」ではシニア特有の問題を具体的に解決するための商品情報が提供されるという、絶妙な連携プレイが実現されているのです!!「ふくふく」で販売される商品の品揃えは、シニア層の志向に合わせて、健康食品の内容が充実しています。大豆関連商品や黒酢などの人気商品が揃えられており、ローヤルゼリーとプロポリスのタブレットは「ふくふくオリジナル商品」を開発するほどの力の入れようです。ふくふくは、楽天でもお店を出されています。こちらから。経営者の真摯な姿勢と、スタッフの努力に支えられたユーリーグ株式会社は、シニア向けのコミュニティビジネスのひとつの方向性を示しています!!↓応援クリックよろしくお願いします! ↑クリックありがとうございます! コミュニティビジネスにも注目しています。また違う事例もご紹介しますね!ランキング見てみる
2005/10/24
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↓今日もありがとうございます! おかげさまで、いつの間にかトップ10入り目前となりました! みなさまのおかげです。ありがとうございます!!少しでもお役に立てれば、幸いです。がんばります! ランキングを見てみる10月2日の日記で、大地宅配さんをご紹介した際、「コミュニティビジネス」について触れました。今日は、その「コミュニティビジネス」について、詳しく掘り下げたいと思います。コミュニティとは、文化的、趣味的な「共感」を背景にした「ライフスタイル共同体」というようなひとつの「塊(かたまり)」のことです。これから、いろいろなビジネスが「コミュニティ化」することが考えられます。今までのような、「広くお客様を集客する」という、マス・マーケティングの考え方は衰退し、「狭く、高密度」なお客様に向けた、「コミュニティビジネス」が急伸すると思います。先日、ご紹介した「大地宅配」は、まさにその典型的な例ですね!データベースマーケティングと呼ばれる、従来型のマーケティングの考え方では、お客様の組織化を考えるときに、「顧客データベースによる顧客の囲い込み」という発想をします。ところが、お客様はむやみに「囲い込み」などされたくありません。大切なのは、お客様の「意思」なんです!つまり、お客様が充分に納得し、自らの意思で参加する「コミュニティ」であることが重要なポイントです。そこで必要となるビジネスモデルが、「コミュニティビジネス」なんです!!コミュニティビジネスの3つの要素をまとめたので紹介します。1. 高度な専門性を持っている商品やサービスが「専門分野に特化」していることが重要。その分野における第一人者という認識がそのコミュニティの信頼性につながる。2. ターゲットが明確であること特定のお客様(会員)に向けた商品やサービスを提供することでその商品やサービスの付加価値が高まる。3. 商品・サービスの購入がリピート化されるお客様に長年の間支持され、商品やサービスの購入が「リピート化」される。この繰り返しで、お客様はそのコミュニティの「信者」になってくれる。その典型的な例が「大地宅配」です。有機野菜などの特化された商品を、特定の7万人の会員に向けて販売し、ほぼ100%近くの会員が、大地宅配のサービスをリピート利用しているのです。今までのような「需要と供給」といった対立関係ではなく、生産者と会員を繋ぐ「プラットフォーム機能」という新たな21世紀型のビジネスモデル。それが「コミュニティビジネス」なんです!!↓応援クリックよろしくお願いします! ↑クリックありがとうございます! これから、いろいろなコミュニティビジネスの事例も紹介していきますね! 人気ブログランキングへ
2005/10/04
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この日記にコメントをくださる方の間でも、健康管理には、やはり「普段の家庭での食事」が大切ですね!と盛り上がっていますが、我が家にも、普段の食卓を支えてくれている心強い味方がいます。それは、「大地宅配」です!「大地宅配」は、1977年から、安心で安全な食材を宅配しています。生協や、らでぃっしゅぼーやなど、数多くの宅配業者が存在しますが、中でもパイオニア的存在。大地宅配のシステムは、毎週届けられる商品情報誌「プロセス」を見て商品を選び、週に一回、商品が配達されるときに、次週の注文書を手渡しするというもの。(電話、FAX、インターネット注文もできます)。取り扱う商品は、肉、魚、野菜、乳製品、調味料その他加工食品など、およそ3,500品目。全国に、約2,500の生産者と約7万人の大地宅配の会員がいます。大地宅配の商品へのこだわりには、目を見張るものがあります!たとえば野菜づくりでは、すべての野菜の育てられた過程を情報公開しているんです。それは、農薬の使用状況、肥料の使用状況や種類、農作業の内容まで、作物の栽培状況をすべて情報公開する徹底ぶり!うちも会員ですが、土のついたままくる人参や、熟したトマト、果物など、とても新鮮で、味も濃厚で抜群。お米もおいしいです。葉野菜に、たまに虫が付いてきて、大騒ぎになることがありますが、これはかえって安心感へとつながります。最近は、加工食品も充実してきていて、中でも、私のお気に入りは、中津ミートさんのソーセージ。ボイルして食べると、中からジュワーッと肉汁があふれる絶品!化学調味料などの添加物は一切使用していません。新鮮な肉を使っているため、結着補助剤も不使用なので、安心して食べることができます。ビールやワインの肴に最高で、一度味わうと病み付きになること間違いなし!!大地宅配では、食の安全と農業の支援という視点で様々な活動も行っています。料理の講習会や、稲作体験、食材・加工食品の生産現場を直接訪問するなどの企画もあります。このような様々なイベントが、コミュニティの形成に大きな役割を果たしているのです。今後、世界でも類を見ない高齢社会に突入する日本では、宅配事業を行う企業で「高齢者向けの商品やサービス」の本格的な事業化を行う動きが活発になってきました。その中で、大地宅配は、従来のように「広く顧客を集客する」のではなく、「顧客との信頼関係」をベースにした「コミュニティビジネス」を実現しています。その成功要因は、「約束を守ること=大地宅配のブランド」という、ぶれない企業理念にあったのです。
2005/10/02
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