今回の修理は、「 KENWOOD MDX-F1 MDラジカセ(2000年4月中旬発売) 」だ。手軽に使えるMDラジカセ入門機種として、多数のカラーを用意したベーシックなモデルだ。
KENWOOD MDX-F1 MDラジカセ(2000年4月中旬発売)
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カセットテープからMDへの移行を意識し、両デッキを搭載している。
因みにカセットデッキは、ノーマル(Type I/NORMAL)、クローム/ハイポジション(Type II/CrO2)、メタル(Type IV/METAL)テープ自動対応という、今時ありえない贅沢仕様ユニットを採用している。
■主な故障と原因
■修理作業
まず、分解でトップパネルの取り外しに手こずった。破損させない程度の力とこじりが必要だった。

逆再生不可の不具合は、ゴムベルト交換とクリーニングだけでは復旧しなかった。同系のカセットユニットと交換したところ、問題なく動作したため、メカ的(プラスチック歯車の磨耗)な不具合が原因と判断した。
結果として、磁気ヘッドを含めてカセットユニットを丸ごと交換することで復旧完了とした(同系のカセットユニット在庫があって助かった)。
付帯すたカセットテープ種別検出部のみ使用が異なったため、旧ユニットのものと交換した。

CDはレンズクリーニングのみで復活。CD光ピックアップに型番の記載はないが、恐らく「KCP3H」 と思われる。
MDは至って健全。各部クリーニングのみ実施。以上で全て復旧だ。
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解
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修理した
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