きょういく ユースフル! ~ 僕は触媒になりたい ~

全て | カテゴリ未分類 | 生活をよくする | 本の紹介 | 共に生き、共に育つ | たのしいべんきょう | 個人的な日記 | 体育 | 音楽♪ | 道徳 等 | 問題解決 | 考え方 | 話し合い・話す・聞く | 特別支援教育 | 小学校 | 阪神間 地域情報 | PC・デジタル関係 | 教材・教具 | 食育(自立生活・家庭科)・園芸 | 仕事術 | 旅行(温泉含む) | 英語学習 | 環境保護・エコ | 作文・書くこと・漢字 | よのなか(社会) | いのち | 人間関係・コミュニケーション | 子育て | 地震・防災 | 算数 | 心理・カウンセリング・セラピー | 読む・音読・朗読 | エクセルでのプログラミング | 北播丹波 地域情報 | 教員免許 | 教育改革 | 休校期間お役立ち情報 | 映画 等 | 創造性をはぐくむ | プレゼン | 通級 | 健康 | ゲーム
2023.06.29
XML
昨日の投稿

今回のテーマは、「 通常学級内の子ども同士での教え合い 」です。

インクルーシブ教育を考えるうえで、とても重要なテーマであると思います。ウィンク




通常学級内の子ども同士での教え合い

 教師が通常学級での授業に入り込んで支援することが有効であっても,「その子だけにつく」という方法は,担任や周囲の子どもたちにとって,「あの先生に任せておけばいい」と関わらなくなってしまうというデメリットがある。
 通常の授業時間においては,担任や周囲の子どもたちと対象児童との つながり こそが大事である。

 漢字を書くことが苦手な児童が,周りの児童と一緒に漢字テストに取り組む中で,成果を出していった事例がいくつかある。
 あるクラスでは,漢字テストで基準点をとらなければ再テストを受けることが繰り返されていたが,該当児童は漢字を書くこと以前に読むことがなかなかできていなかった。そこで,漢字テストの問題の漢字をすべて読むためのシートを作成し,通常学級用に担任に手渡した。担任はそのシートをめくりながら読めたものには印をつけていき,その印が増えていくことを励ましていた。そうするうちに 周りの子どもたちがその子どもを応援するようになり, 周りの子どもたちと一緒に大いに喜び合った と聞いている。

 ほかにも単学級でクラスの結びつきが大変強い状態で高学年に上がってきたあるクラスにおいて, 漢字の問題を隣の子ども同士でお互いに出し合う ,という取組があった。 相手のことを十分理解している状態で子ども同士が関わると,相手のためを思って漢字を出題したり,相手に分かりやすいように間違いを指摘したり,心から相手を応援するように声かけをしたりということが自然になされた。
 間違いを指摘されてもその友だちとの関係が良好であれば受け入れられる。むしろ,教師から間違いを指摘された時よりも,次はがんばろうという意欲につながる。その結果,めきめきと漢字が覚えられるようになっていったことがある。
 そこに通級担当は全く関わっていないが,それこそが目指すべき状態であると感じている。

(2018 N市人権教育大会レポート「読み書きに困難のある子の学習保障」より抜粋)


子どもが主役の教室になっているでしょうか?

ともすれば、子どもの代わりに自分が主役になってしまっていないでしょうか?

教室は、子どもたちのためのものです。
子どもたちに、ゆだねましょう。大笑い

この原稿は通級担当の立場から書いたものですが、子どもたちの学びを支えようとクラスの中に入っている大人に心がけてほしいことを書いたつもりです。



同じように「支援」を仕事にしている方々に、もしも参考になるところがあれば、幸いです。ぽっ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2023.06.29 19:33:14
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

にかとま

にかとま

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Archives

2025.11

Comments


© Rakuten Group, Inc.

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: