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女性の性を受け容れいる難しさ
日本は恥の文化、世間体を重んじます。
ヨーロッパのように罪意識の概念は薄く、恥で自分を制御しています。世間体の悪いことはできません。
これは超自我の審級を受けた制御、抑制ではありません。
エディプス期に男らしさ・女らしさを学びます。
女児は、「何故、自分にはついていないのか」、これを問いかけた瞬間、もう象徴界という意味の世界に留まらざるを得ず、自分の生きている意味を模索し回答するまで、この問いは一生続きます。
そうしないと、自分の性の同一性を作れません。フロイトとラカンの理論の中でだけ成立し得る概念ですが。
女性の性を持つとは、女性という性に同一化する、受け容れるという意味です。
この受け容れるということはとても大変な技です。
「あなたは女です」「はい、分かりました。女になります」と、そんな簡単なことではありません。
何十年かかっても受け入れないで一生を終わる人もいます。
とうとう分からないままで逝ってしまうのが殆どの人間です。
女性の問い
まず、この問いまで行きません。
この大きな問題こそ、エディプス・コンプレックスのメイン・テーマです。
エディプス期以前の肛門期で、ある程度セルフコントロールができます。自律することが肛門期の発達課題です。
親に聞いても、何故女の子に付いていないのかは答えられません。自分が女でなければならない理由を説明できません。
この段階で、自分で考えるしかありません。
自分にそれがないのは、道徳的要請から良いことをしたか悪いことをしたか、きっと自分は悪いことをしたのだろうと思います。
振り返り見ると、お母さんに逆らったとか、お父さんに反発したとか、諸々悪行を思い出します。
あれが原因で女の子はつけて貰えなかったという、取り敢えず結論に至ります。
パートナーを馬鹿にする
すると、女児は男性に対して劣っていると思います。しかし劣等感のままでは終われません。
肛門期の勝ち負けという二項対立で、男性に勝つには「男勝り」という言葉を持ち、男性に挑戦していきます。
故に、男性を馬鹿にし、男性の上を行くことが生き甲斐になります。
それほどの悪行をした覚えもないのに、劣等性の汚名を着せられ、それを濯がなければなりません。
勝者になれば劣等性は流されると思うため、男性に勝つことが人生の目標になります。

こうして、女性は男性に挑戦権を持ち、男性を尊敬することなく、益々強くなります。
したがって、パートナーの男性はなるべく自分より劣っている人を選びます。
簡単に努力することなく勝てるからです。
ペニスを持った女性
それは潔くないと、正々堂々と戦おうとする女性がいます。
男性の知性を上回るために一生懸命勉強をして、凌ぎを削ります。これがキャリアウーマンです。別名、「ペニスを持った女性」と言います。
結果、女性は勝者となり優越感を得ましたが、男になってしまいました。
人間は得るものがあれば、必ず失うものがあります。
女性としての本来のあり方、本質は、依存すること。自分は働かないで、男性に守られて庇護されて生きていくことです。
この生き方とは全く逆の状態を自ら作ってしまいました。
男性の上に立つため馬鹿にした結果、男性が女になってしまい、自分の女性性をパートナーの男性が持っていってしまいました。
勝者になったものの、失望に至ります。
今更もう戻れません。男性ももう女性化しているので真の男性にはなれない。
女性も男性化してしまったため、女性に戻れません。
これがエディプス期まで行った女性の悲劇です。
しかし、現実はここまで行くことはなく、精神の発達はほぼ肛門期の支配と服従で止まっています。
知性と行動力を持った男性
優秀で知性も論理性も決断力も行動力も、全て兼ね備えた男性がいるとします。
その時、女性は男性に挑戦する必要がありません。劣等感も要りません。
そういう男性に庇護されて夫婦になれば、その男性の妻ということで同格になります。
男性が立派であれば、女性はただ追随しているだけで、努力しなくても核が上がります。
女性にはなかったそれを補って余りある本物のペニスを持った夫を配偶者にすれば、女性はそれを持つ必要がありません。
そういう男性を探すのですが見当たりません。
仕方なく、適当なところで妥協せざるを得ないのが現実です。
弱き者を守る人:男
「ついている・ついてない」これを神からのギフトと女の子は考えました。
男の子はギフトをもらっています。女の子はギフトがない。このギフトをご褒美だと思います。
(前回、ブログ No.84 「個人の心の発達が、社会の成長に繋がります -犯罪者を減らすには-」で書きました、参照ください)
ギフトとは、本物の男性の知性、そして行動力・実行力です。
決断力と意志、決定・判断・能力など、知性と行動力を兼ね備えた、これこそギフトです。
実際にそれらが男性にはないから、女性が自分で決めてしまい、男女が逆転して生物学的性と不一致になります。
女性は、生物学的には女だが、精神的には男。
パートナーの男性は生物学的には男だが、精神的には女、単なる受け身です。
それは妻に依存して生きていく構造です。

弱きものを助け守らなければ、大罪であるという意識を男性は持っていなければなりません。
妻や子供に依存するのではなく、守るべき対象である自覚を持った人がペニスを持った人です。それを命がけで守る決意と自覚を持って男と認定できます。
権威を保つために、男性は法を作り、法は罪と罰で形成されています。罰とは量刑、罪に等しい罰を与えます。
殺人は死刑となり、死は死をもって償う。
法によって規制し、逮捕権を持ち、量刑を決め、法の執行者を国にしました。
フロイトやラカンがいうエディプスまで人間が進化し、男性が成長すれば、法律は必要ありません。
男性自らが立法者、法律なので、取り締まりは要りません。
現実には難しく、今の状況では不可能と言わざるを得ませんが、理論的には可能と考えられます。

そんな世界が実現すれば、男性は“守る”人だから、戦争はなくなり世界は平和で、女性は男勝りになることなく、ただ女性らしくいられます。
ライト .a 精神科学研究所 登張豊実
( LAFAERO1 大澤秀行 『こころの科学』テキスト 1 より筆者まとめ)
ライト .a 精神科学研究所では、毎月一回メールマガジンを発行しています。
2025 年 11 月メルマガ No.188 のテーマは、「大人と変わらない精神の基礎をつくる肛門期( 4 歳頃)」です。
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*我が師、大澤秀行氏 LAFAERO1 では個人セラピー、各種講座があります。
著書:大澤秀行 著
『病気は心がつくる』論創社
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『こころの科学』講座 テキスト 1 ~ 3
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詳しくは、 LAFAERO1 ホームページ: https://lafaero1.com/ をご覧ください。
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