考える面白さはこの上なく美味/意識・人間・心・世界・なんでも・霊魂研究/世界は大激動し始めた

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空間と時間,世界&宇宙観


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250910分:「その70・ブーミン‐ヒッポ物語り」・・プラス「幻想世界協奏曲・ファンタジア-ファンタジカ」・・プラスさまざまいろいろ




230506分:XX200「この世界のすべてを理解するための一試論」~「原初生物の発生(誕生)と進化」についての一考察」+「脳には情報を統合する機能はない」+「無限関連」+さまざま:継続中「質・クオリアの科学(仮説)~心脳科学(仮説)~世界哲学」


「この世界のすべてを理解するための一試論」~「原初生物の誕生と進化」についての一考察」~「脳においては、情報はキレギレ-バラバラな形態で扱われ、脳にはそれ(ら)を統合する機能はない」+さまざま


+「宇宙は永遠につづいていく・・宇宙が終末を迎えても(過去のと今回のが)次の宇宙が生まれる・・それが永遠につづいていく」なる追究の一部・・

題して「無限大と無限小と反転」+さまざま」・・・(でいいかな? )」



・・・「手を入れた○(X付きは「手を入れた」に同じ・・長いと困ることがあるのでそうしたナリス・・・)形式の記事について言えば、表題が変わった時点で読むと、読みやすくなるでせふ(途中で上略をなすこともアールスが)・・・



……筆者はブログを多数もっているので、時間の関係でコメントに返信できません…悪しからず……



筆者がネット上に書いてゐる(載せてゐる)記事sの多くは、主要な言語sにおいては、翻訳されておるようじゃす。
その翻訳は大変そうじゃす――さらに加筆形式になると翻訳も読むことも大変じゃろうす――しかるにできるだけ早くアップロードした方がよいでせふと筆者は考へておるのじゃす――。

で、一応仕上げたら(とゐってもさらに加筆していくじゃろうすが)告知しませふ(これは過去にも書きもうした)。

(――筆者が書いている記事sは、書きなぐりのようなものであって、どれもが不完全であり、これからも加筆と訂正をつづけていきもうす――
――それと・・・学校で学んだ内容以外については、本スレッドの論などを研究するのに必要な程度(かそれ以上)の習得しかしていないのじゃす。なにもかも知っているなどということは全くありもうさん)。

・・・筆者の研究とウェブへのアップロードも極めて大変じゃす。
しかるに、筆者は苦しひながら、やり甲斐・生き甲斐を感ずるのでさういふことを続けておるのじゃす(――本スレッドなどの記述量は膨大なので、読み返すことも大変であり、重複や間違い、いいかげんなところ、加筆修正すべき個所sも多いでせふが、そこらについてはご了解あれかし――)。
・・・ともあれ、筆者が英訳せずとも済み、ありがたひことじゃす。よき時代になりもうした。
それらをぜひ有効・有意義に活用してくだされ。


(――ちなみに・・・、筆者は警察と連絡を取りあっているのである――)


・・・過去に、心脳科学(仮説)の概要を、英訳していたのだが、主要な言語sにおいて、翻訳されていた・いるとなれば(ありがたいことに「ブロックチェーン的になる」)、翻訳の必要がなくなったので、その英訳を途中までで打ちきっているのじゃすた・・・



本スレッドには、心脳科学(仮説)本体の一部、質の科学(仮説)、世界哲学などと、それらに関連した内容を載せておりもうす。
本スレにある設問シリーズは千差万別じゃす。

「チャプター加筆形式」の記事シリーズでは、これがチャプター#3じゃす。

「チャプター加筆形式」の記事シリーズとしては、#1~#2~#3のほかにも、膨大な文章を書いている(3月25日’18・今加筆中の#3は、#882である)

筆者は、このシリーズをいつ書かなくなるかわからないので――人間はいつ死ぬかわからない、という意味をも含めて――すべての人間が、なんにおいてもそうじゃす――、メモのような書きつけをも載せておきもうそう。
(・・・付記・・「転生はある、といった文章を読んで納得して自殺することは禁じられておりもうす・この世界の法則の実態によって(既述)」・・・)







さて、今回は・・・
1月13日'18・の分が膨大じゃすたので、読んでいる・翻訳している方々が消化不良を起こさなひように、少し載せることにしませふ・・・といっても大量に載せることもありもうすが・・・





グチを一言・・・
読み返さず新しい内容を書くことはかなり気楽にいけるんだが、本文を読み返して加筆やら推敲をなすことは、意欲と調子がでてノリノリの状態にならないときわめてむずかしいケースがかなり多い。
筆者の得意技の寝ぼけたような心脳の状態では、そういったことは大変だ。そういうばあいはうんざりすることもけっこう多い。自分で好きでやっているにもかかわらず「これを読み返して手を入れるのか。いったいなんの罰ゲームだ! 」といったところである(笑)。


・・・つひでに・・・
筆者は、ウェブ上に載せる文章も、だいたい一発殴り書き、がほとんどで、読み返して加筆訂正することはまずはないままに、載せている、という実態にありもうす。
加筆訂正推敲はそのうちやろう、ということなんじゃらす(その後からそれらをなすこともある程度ある)。
それでなければ、筆者の身体も頭も、もたない、といったところなので、ご了承あれ。
何も書かないよりはマシだと思し召しあれかし。




250910の分

(あちこちに加筆したナリス)

さて、今回、その70・おふざけ小話2にいってみよう・・・

題して「70・ブーミン‐ヒッポ物語り」


・・・おお、なんか妖精みたいなのがやってきた、その独白が始まるゾ・・

おいら、ブーミン‐ヒッポっていうんだ。
元々の名前は「MUー民‐ヒッポ」っていっていたんだ。
なんでかっていうとさ、おいら、かのムー大陸の民にして妖精だったからなのさ。

ヒッポっていうのは、カバのことなんだ。
おいら、カバに似ていたし似てるから、そんな名前になったのさ。

その当時も今も、おいらに向かって、「逆立ちしてごらん」という者たちがいたしいるってことには、おいらはどうしても腑に落ちないんだ・・だってさ、馬と鹿がかわいそうじゃないか・・あほほほほ・・・


さて、なんでおいらの名前がそんな風に変わったのかというと、こうなんだ・・

おいらが、ある時、ムー大陸の野原を散歩していたら、キラメク流れ星が落ちてきて、おいらの足元30センチぐらいのところに落ちたんだ。

おいらは、「わ~~っ」と叫んで、立ち止まったのさ。

で、よく見ると、その落ちたものは、コンペイトウそっくりで、いやコンペイトウそのものだったんだ。

そこでおいらは、そのコンペイトウを拾って食べてみたのさ。

その美味しいこと美味しいこと、ホッペタが落ちてアゴがハズレテ舌が跳びだした、ってほどの美味さだったんだ。

そいでもって、そのあといくらか経つと、おいらは、スサマディックおなかがへったんだ・・おなかがペコちゃんになったのさ。

それからというもの、オイラは食いしん坊になったんだゼ。

食事の時やオヤツのときには、食って食って食いマクールようになってしまったんだ。

その結果、オイラの体重は増えマクールことになったってわけさ。

そういうわけで、おいらは、自分の名前を自ら「MUー民‐ヒッポ」から、「ブーミン‐ヒッポ」に変えたのさ。

ここで、新しいことわざが生まれたのさ・・「ブタミンを摂りすぎると太ってブーミンになる(ブーミン・ブー民)」っていうことわざさ。

自分で自分の名前をカッコワルく変えるってのは、勇気がいることなんだゼ。

・・・あはははは、おいらって、なんて健気でカッチョイイ妖精なんだろう・・あほほほほ・・・


・・・ブーミンの独白が終わった。


・・・さて、ブーミンは、今や、日本の街を歩いている。

すると、子どもたちが
「あ、ムーミンだ」
「あれれ、ムーミンがいる」
「わあ、ムーミンがいるよ」
などと口々に叫んで、ブーミンのところに寄ってくる。

その中の一人が
「ムーミン、あそぼ!」
と、興奮を隠しきれずに叫ぶ。

ブーミンは
「おいら、ムーミンじゃないよ。おいらはブーミンっていうんだ」

子どもたちは
「ブーミンだって?」
と大笑いを始める。

ブーミンは
「そうなんだ、おいら、ブーミンなんだよ」

子どもの一人が
「でも、あんたはムーミンそっくりじゃないか」と叫ぶ。


・・・そこに、若い女性がやってくる。

その女性は
「あらっ、ブーミン‐ヒッポ、あたし、ブーミンを初めて見るわ。それにしてもあんた、ムーミンにそっくりね」

ブーミンは
「なんで、おいらの名前を知ってるんだい?」と訝る。

その女性は
「さっきのさっき、あんた演説みたいなのをやってたでしょ。あたし、それを聞いていたのよ」

ブーミンは
「ありゃりゃ、聞かれてたのかあ」

彼女は
「ブーミン‐ヒッポに、逆立ちしてごらん、なんてあたし言わないからね」

ブーミンは
「あははは、おいら、逆立ちは得意なんだ」

彼女は
「あははは、馬と鹿がかわいそうだから、逆立ちはしない方がいいわよ」

ブーミンは
「あははは、やられた。
ところでさ、フィンランドにムーミンっていう妖精がいることは知ってるんだけどさ、そんなに似てるのかい?」

その女性は
「そっくりよ。
あんた、ムーミンそのものじゃないの」

ブーミンは
「ふーん、そうなのかあ。ところで、あんたの名前はなんていうのさ?」

その女性は
「あたし、スオミっていうのよ」

ブーミンは
「スオミだって? それって、フィンランドのことじゃないか」

スオミは
「そうそう、そうなの。でもよく知ってるわね、そんな特殊なこと」

ブーミンは
「そりゃそうさ、気になってムーミンのこと、調べたことがあるからね」

スオミは
「そうなんだ。
スオミっていうのは、森と湖の国っていう意味なの。あたし、スオミ出身なの。それで、名前もスオミなの」

ブーミンは
「あんた、森と湖さん、ってとこだね」

スオミは
「そうそう、そうなのよ。
ところでね、ブーミンにご馳走してあげるから、あたしのおうちに来ない?」

ブーミンは
「わあ、うれしいなあ。おいら、おなかがペコちゃんなんだ」

スオミとブーミンは、彼女の住みかに行く。

ダイニングルームでスオミは
「ブーミンちゃん、あんたどんなブタミンがいいの?」

ブーミンは
「あははは、全部聞かれてたんだなあ。
あのさ、白ご飯にトトロ汁をかけて、その上に卵をのっけたのを食べたいなあ」

スオミは
「トトロ汁? なにそれ?」

ブーミンは
「あのさ、ムー大陸の山にいくと、トトロいもっていう美味しいのが生えてて、それを掘りだして、家まで持って帰るんだ」

スオミは
「へええ、トトロいもねえ。それをどうするの?」

ブーミンは
「まず水洗いして、皮をむいて、それから、オロシガネですりおろすんだ。
それが、トトロトトロしていて、美味しいのさ」

スオミは
「えっ、トトロトトロねえ。こっちの言葉では、トロトロっていうのよ」

ブーミンは
「へえ、そうなのかあ。でも似たような感じじゃないか。
それを、さましたまたは冷やしたスープにいれて、卵もいれて、よく混ぜるんだ」

スオミは
「それって、ヤマイモの類でしょ。トロロいもとも言うわね。
こんなイモでしょ。いろんなのがあるわよ」
と言って、スマホで、いろんなヤマイモの類の写真を見せる。

ブーミンは
「あ、これこれ、そっくりだなあ」
と言って、ひとつの写真を指さす。

スオミは
「あははは、やっぱりね。
それでね、日本には、トトロっていう、森の妖精みたいな子がいるのよ」
と言って、写真を見せる。

ブーミンは
「へええ、そうなんだ。
トトロって、ブタミンを摂りすぎて、ブーミンみたいにふとっちゃったのかな」

スオミは
「あはははは、ブタミンを摂りすぎると、ブー民になっちゃうのかもね。トトロについてはそこのとこは知らないけど。
でもね、トトロをすりおろしても美味しくないわよ」
と言って笑う。

ブーミンも笑って言う
「それから、そのできあがったトトロ汁を、白いごはんにかけて、その上に卵をのせて、それから、緑の葉っぱを小さく刻んだのを振りかけて、食べるんだ。ムー大陸には、野菜や野草や樹の葉っぱに、柔らかくて香りがいいのがいろいろあるんだ」

スオミは
「なるほどね。こっちでは、トロロ汁っていうんだけど、ムー大陸にも、似たような料理があったってわけね。オモシロイわね」

ブーミンは
「そこに真っ白なネコがいるね。尾も白いネコだね」

二人して笑う。

スオミは
「この子は、シロッピーっていうのよ。おいで、シロッピー」

シロッピーは、ニャオンと鳴いてスオミのところにやって来る。

スオミは、シロッピーを撫でる。

ブーミンもそのネコを撫でる。

スオミは
「それじゃあ、トトロ汁をつくってあげようか」
と言って笑う。

ブーミンも笑う。

ブーミンはシロッピーと遊ぶ。

ネコじゃらし的なオモチャがいろいろあるので、ブーミンはそれらを使って夢中になってネコと遊ぶ。


・・・数十分が経つ・・・


スオミが
「ブーミンちゃん、できたわよ。テーブルにおいで」

ブーミンは
「わ~い」と返事をして、テーブルに行く。

シロッピーもついてくる。

三人はテーブルにつく。

シロッピーも椅子にのる。

ブーミンは
「わ~、美味しそうだなあ。
ムー大陸の頃を思いだすよ」

スオミは
「ムー大陸か、いいわね。
さあ、食べなさい、ブーミンちゃん」

ブーミンは、いただきま~す、と言って食べ始める。

ブーミンは
「美味しいなあ。久しぶりにトトロ汁を食べるよ。うまいっ!」
と言ってパクつく。

スオミは
「それはよかった。うんと食べるのよ」

シロッピーにも同じのが用意してあって、それを食べる。

ブーミンは
「あれっ、シロッピーも同じのを食べてる。かわったネコだね」

スオミは
「あははは
シロッピーは、シッポも白いネコで、あたしが食べるものなら何でも食べるのよ」
と言ってさらに笑う。

ブーミンも笑って
「シロッピーって、スーパーにゃんこだね」

シロッピーが
「にゃおん、にゃおん」と声をあげる。

二人は大笑いを始める。


・・・食事が終わって、いくらか経った・・

スオミが
「ブーミンちゃん、あんたどこに住んでるの?」

ブーミンは
「おいら、日本に来たばかりで、住むところがないんだ」

スオミは
「じゃあ、ここに住んでもいいわよ。
あたしは、シロッピーと二人暮しなんで、つまり一人暮らしだから、面白いブーミンが居てくれると、うれしいんだけどな」

ブーミンは
「わーい、ありがとう、スオミ」

・・・ということで、ブーミンはスオミのところにやっかいになることになった。


・・・何日かたって、
スオミが
「ブーミンちゃん、あんた、なんかやりたいことはないの?」

ブーミンは
「ウナギ釣りをして、ウナギのバカ焼きをつくって食べたいなあ」

スオミは
「ウナギのバカ焼き? なにそれ?」

ブーミンは
「あのね、ウナギをさばいて、バカ焼きにするんだ。
ムー大陸にはバカヤローっていう樹があってさ、ウナギにタレをつけて焼くと、そのでき上がりの見た目が、バカヤローっていう樹の木肌にそっくりなんだ、その樹の皮の見た目とそっくりなんだ。
だから、ウナギのバカヤロー焼きっていうんだけど、長すぎるから、普通はウナギのバカ焼きっていうんだよ。
それでウナギにつけるタレはいつの間にかバカタレって呼ばれることになったんだ」

スオミは顔中口だらけにして大笑いする・・口はひとつなんだが、スオミはスサマディック器用なんだろう。

ブーミンは怪訝な表情で
「なんで、そんなに笑うの?」

笑いを納めたスオミは
「ブーミンちゃん、あんた、バカっていう意味を知ってるじゃない・・カバが逆立ちすると、どうのこうの、って言ってたじゃない」

ブーミンは笑って
「あ、そうか、ムー大陸の言葉とこっちの言葉を区別することができなかったんだよ」

スオミは笑って
「じゃあ、今度、ウナギをとってきて、ウナギのバカ焼きをつくりましょ。
こっちでは、ウナギのカバ焼きっていうのよ・・その名前のいわれについては、いつか教えてあげるね。
あははは」

ブーミンは
「そうなのかあ、あははは」


スオミは
「ところでさあ、ムー大陸ってどんなところなのかしら?」

ブーミンは
「あのね、ムー大陸って、日本の南に実際にあったんだよ」

スオミは
「今ではそんな大陸はないじゃない」

ブーミンは
「そうなんだけどさ、今でも日本のはるか南にはいろんな島々があるじゃないか。
そんな島々は、元々はムー大陸の一部だったんだ」

スオミは
「へええ、そうだったのかもね。
それで、ムー大陸はなんで今はないの?」

ブーミンは
「天変地異が起こって、ムー大陸は海に沈んでしまったんだ」

スオミは
「それって大変なことじゃない」

ブーミンは
「そうなんだよ。
大変の最上級だったんだよ」

スオミは
「今現在、日本はなんかブッソーになってるけど、天変地異はこれからどうなっていくのかなあ?」

ブーミンは
「さあ、どうなのかなあ?
そんなこと、オイラにはわからないよ」

スオミは
「ブーミンに読んで欲しい凄い本が十冊ぐらいあるんだけど、メンドクサイから、言わないでおこうね」

ブーミンは
「なんともイミシンな言い方だね」

スオミは
「あはははは、そうなのよ。ウナギのバカ焼きのバカヤローはなんとかかんとか、って話しもはいってるんだ」

ブーミンは
「ふーん、それはいいね。
そうそう、バカヤローっていう樹のあるムー大陸ってところは、スバラシイところなんだ、凄いんだぞ」

スオミは
「へええ、どんな風に?」

ブーミンは
「あのさ、みんなしてそのおかしな樹をやっつけたんだ。そいでもってムー大陸がきれいになったのさ。
おまけに気候もよくて、緑豊かで、水もたっぷりあって、海にも川にも魚なんかがたくさんいて、美味しいものがたくさんあって、地上の楽園ってとこなのさ」

スオミは
「ふーん、そんないいところがなんで沈んじゃったの?」

ブーミンは
「ムー文明が永くつづきすぎて、人びとは驕りたかぶり、つまり人びとの心がおかしくなったんだ。ムーの文化も文明も捻じ曲がっていったんだ。
どっちが先かといったら、同時進行でそうなったんだ」

スオミは
「ふーん、過去のどんな文明もそういう経過を辿った、っていうことは、歴史が証明してるわね」

ブーミンは
「ふーん、そうなんだね。
それで、ムーの社会が乱れに乱れたんだ」

スオミは
「過去のすべての文明もそうなったわね」

ブーミンは
「そいで、あちこちで大喧嘩千層が起こったのさ。さらには沢山の確信電信柱がドンドコドンドコドーンでムー大陸のあちこちにドデッカイ茸が沢山生えたんだ」

スオミは
「うーん・・やっぱりね」

ブーミンは
「それ以前から天候がおかしくなってて、暴風雨が吹き荒れたり、洪水が多発したり、めちゃくちゃカミナリが発生したり、夏に雪が降ったり、イナゴが異常発生したり、日照りがつづいたりで、作物の育ちがすごく悪くなったり、家畜や魚や鳥たちもどんどん減っていったんだ」

スオミは
「どんな文明もそんな経過を辿るみたいね。怖い話しね」

ブーミンは
「さらに、火山の噴火と地震が頻発するようになったのさ。人びとの病気も凄かったんだ酷かったんだ、甚造美容原ビーナスがバラマカレテいろんな病気に見舞われたのさ。麺液力もメチャクチャにされたんだ。おまけにいろんな違反駐車も頻発して恐ろしい事故だらけになったんだ。さらについに、地割れが頻発するようになって、ムー大陸は沈んでいったんだ」

スオミは
「なんて怖い話しかしら」

ブーミンは
「ほんとに怖かったよ。
でもおいらは妖精だから、なんとかきり抜けることができたのさ」

・・・次の日・・

ブーミンが
「スオミ、何日か前話したとおり、ウナギとりにいこうよ、それからウナギのバカ焼きを作ってたべようよ」

スオミは
「あははは、ウナギのバカ焼きねえ。
その時、こっちでは、ウナギの蒲焼きっていうって話したでしょ。蒲焼きっていう名前の由来をいつか教えてあげる、ともあたし言ったわね」

ブーミンは
「うん、そうだったね。
おいら、カバに似た妖精だから、カバヤキのカバってとこに強く反応したんだ」

スオミは
「あはははは。カバを焼いたのに似てるってことじゃないのよ。
こっちではね、昔のむかしは、ウナギを縦に串刺しにして、丸焼きにしてたんだって。
その見た目が、ガマっていう植物の穂ににているし、ガマはカバともいうから、ウナギの蒲焼きっていう名前になったんだって」

ブーミンは
「わあ、よかった、安心したよ」

スオミは
「じゃあ、近いうちにウナギを捕りにいこうね」

ブーミンは
「うん、早くいきたいな」

スオミは
「ムー大陸では、ウナギの捕り方にはどんなのがあったの?」

ブーミンは
「三種類ぐらいあったんだ。
まず第一に、竿と細い紐と釣り針とエサで普通に釣るんだ」

スオミは
「それってこっちのと同じね」

ブーミンは
「だろうね。人間のやることは大昔から変わらないからね」

スオミは
「そのとおりよ。
さっきの話しで、人びとの退廃と文明の崩壊が起こってあとどうのこうのってとこも同じことになるでしょうね」

ブーミンは
「だろうね。そうならないよう祈ってるよ」

スオミは
「祈りで阻止できるような事態じゃないと思うんだけどね」

ブーミンは
「それはそうだと思うけど、自分の心の健康のためにも祈ることはいいことだと思うよ」

スオミは
「それってほんとだと思う。ブーミン、いいこと言うじゃない。
それから、超人的な人の祈りは、凄いんだっていう話しもあるにはあるわね」

ブーミンは
「あははは、ありがと。
そんな超人にもそんな事態は止められないだろうね」

スオミは
「うんうん、もの凄い超人でもそこまでの力は発揮できないでしょうね」

ブーミンは
「うん、そうだと思う。
それでさ、ウナギを捕る二つ目のやり方なんだけどさ、釣り針とエサをつけた釣り用の細い紐と細長い竿の組み合わせのをウナギのいそうな穴に入れて釣るのがあったんだ」

スオミは
「こっちでも、同じやり方があるのよ」

ブーミンは
「あと、ウナギは長い筒に入る習性があるから、それを利用した筒でウナギがはいったら逃げられないようなシカケにしたので捕まえる、っていうのもあったんだ。中にエサをいれたりもしたんだ」

スオミは
「全く同じね。こっちにもそんなのがあるわよ」

ブーミンは
「やっぱりね。そうだろうね」

スオミは
「どのやり方でウナギを捕る?」

ブーミンは
「そうだなあ。普通に釣るやつでいきたいな」

スオミは
「OK、あたしが全部準備しといてあげるね。釣り場所まで探しとくからね」

ブーミンは
「わーい、ありがと、スオミ。おいら釣りも大好きなんだ」

スオミは
「それじゃあ、三日後に釣りに行こうね」

ブーミンは
「うん、ありがとう」


・・・三日後・・

二人はウナギ釣りの一式をいくつかもって、川に出かける。

二人は釣りの準備をし始める。

ブーミンは
「このエサ、変わってるね」

スオミは
「これはね、魚肉ソーセージの細いのなんだ。常温で何か月も保存がきくし、安いし、気楽に手で扱えるし、食べたくなったら自分で食べればいい、っていうスグレモノなのよ。ぐちゃぐちゃしたエサを扱うのが苦手な人にはモッテコイなのよ」

ブーミンはその魚肉ソーセージを食べてみるではないか・・
「うん、なかなか美味しいね。これがたくさんあれば、それと飲める水もあれば、どこかで遭難しても、生き延びられそうだね。アキがきても食べればいいんだからね」

スオミは
「それはいい着眼ね。ブーミン、なかなかいいこと言うわね」

ブーミンは
「おいら、ムー大陸の最期あたりで、食べ物にも困ったんだ」

スオミは
「あ、そうか、それって自分の体験からでた考えなんだね」

ブーミンは
「そうなんだ。そんな時、食べ物を得ようと釣りをするのもなかなか大変だったんだ。
釣り場は、喧嘩だらけになったしね。
畑も荒らされたんだ」

スオミは
「それじゃあ、これから先を予想して、一番長く保存のきくソーセージをたくさん買っておくのもいいかもね」

ブーミンは
「うんうん、そうだね、賛成!」


・・・さて二人はウナギ釣りを始める・・

・・・いくらか経って・・
スオミが
「うわっ、きたきた! 何かが食いついたっ」

スオミが釣り上げたのは、ウナギである・・それも大ぶりのやつである。

ブーミンは
「うわっ凄い、スオミって釣り名人か、超能力者のどっちかだね」

スオミは
「あははは、その両方なのよ」

ブーミンは
「あははは、それ、信じるよ」

そのあと、ブーミンの竿にもウナギがかかり、スオミのにもかかる。

二人で合計十匹のウナギと、その他の魚たちを釣り上げたのでアール。

「大漁だあ、大漁だあ」
と二人して叫ぶ。


・・・さてスオミのスミカで・・

スオミが
「ブーミンは、ウナギのバカ焼き作れるの?」

ブーミンは
「もちろんさ。おいら得意なんだ」

スオミは
「どんな物が要るの?」

ブーミンは
「キッチンと、タレと、庭で炭火で焼くための一式だよ・・串もだよ」

スオミは
「OK、じゃあ、準備してあげるね」


・・・さて準備は整った・・

ブーミンがウナギを捌き始める。

スオミが
「あらら、ブーミンちゃん、うまいじゃない」

ブーミンは
「えへへ、ムー大陸では、よくやってたからね」

・・・ブーミンは全部捌き終える。

スオミは
「これがタレよ」
と言って、手渡す。

ブーミンはその味をみてみる
「ふーん、これがこっちでのタレなんだ。なかなか美味いね」

スオミは
「ムー大陸のと比べてみてどう?」

ブーミンは
「風味が全然違うけど、どっちも同じくらい美味しいよ。
前にも言ったように、ムー大陸のウナギのバカ焼きのタレはいつしかバカタレって呼ばれるようになったんだ」

スオミは
「あははは、ピッタリなネーミングね。
さあ、庭で炭火で焼けるようにしてあるから、始めなさいね」

二人は庭にでる・・・

ブーミンはウナギを串にさし焼き始める。

・・・あたりに煙が流れる・・

ブーミンは
「うーん、いいニオイだなあ・・ウナギのバカ焼きにして蒲焼きだ」

スオミは笑いだす。

ブーミンも笑う。


・・・でき上がったウナギのバカ焼きを室内に持ち込む。

スオミが食事の準備をする。

ドンブリに白いご飯をよそい、ウナギのバカ焼きをのせる。

スオミは
「山椒がないから、黒胡椒で代用ね。黒胡椒で充分おいしいんだから」
と言いながら、黒胡椒をウナギにふりかける。

ブーミンは
「山椒って何? 黒胡椒って何?」

スオミはスマホで映像を見せながら説明する。

ブーミンは
「このスマホ、ニオイがでないんだね。香りを知りたいよ」

スオミは笑いだし
「あははは、ムー大陸にはニオイのでるスマホかなんかあったの?」

ブーミンは
「こんなスマホに似たアイテムがあって、ニオイもちゃんとでたんだ」

スオミは驚いたようすで
「へ~え、それは凄いわね。こっちにはそんな物ないわよ」

ブーミンは
「文明文化的には、ムー大陸もこっちも同じぐらいなんだけどな」

スオミは
「そうなんだね」
と言いながら、サラダと味噌汁をならべる。

そこにシロッピーがやってきて、専用の椅子にのる。

ブーミンは
「シロッピーはちゃんとようすを見てるんだね」
と言って笑う。

三人のウタゲが始まる。

ブーミンは
「美味い、美味しい、黒胡椒の香りもなかなかいいね。
これに似た香辛料は、ムー大陸にもあったよ」

シロッピーが
「ずずずず~びちゃびちゃ~」と音を立てて味噌汁をすする。

スオミは笑って
「いつもこうなのよ、スープの類だとね」

ブーミンは
「シロッピー専用の容器を作ってあげるといいよ。
それにしても、味噌知るっておいしいね。
これで味噌のよさを知れるから味噌知るっていうんだろうね」

スオミは
「あははは、しるっていのは、スープっていう意味なのよ。
でも、ブーミンの説もおもしろいわね。
あははは」



・・・次の日・・

スオミが
「ブーミンちゃん、今日は何しようか?」

ブーミンは
「あのさ、豆腐を作ってみたいな」

スオミは
「豆腐ねえ、お店に行けば買えるじゃない」

ブーミンは
「それはそうなんだけどさ、店に売ってないのを作りたいんだ。
ムー大陸でつくってたやつをね」

スオミは
「それってどんな豆腐なの?」

ブーミンは
「あのね、ムー大陸では、だいたい4種類の作り方があったんだ。
1番目は、こっちの豆腐と同じやつ。ニガリか凝固剤を使うんだ」

スオミは
「2番目はどんなの?」

ブーミンは
「あのさ、豆乳を固めるのに卵を使うんだ。よくかき混ぜて蒸すのさ。中にいろんな具材を入れたりもするんだ」

スオミは
「それって美味しそうねえ」

ブーミンは
「うん、おいしいんだ。
3番目は寒天で固めるのさ」

スオミは
「なるほどねぇ。それも美味しそうじゃない」

ブーミンは
「うん。4番目はゼラチンで固めるのさ」

スオミは
「それもいいわね」

ブーミンは
「あのさ、普通の豆腐だと、栄養のある水分がかなり出ちゃうから、その分栄養的には劣ってしまうんだよ。
あとのやり方だと、そういうことがないのさ」

スオミは
「うんうん、そうなるわね」

ブーミンは
「今回は、2番目の卵を使うやつでいきたいな」

スオミは
「あたしも興味がでてきたわよ」


・・・次の日・・

スオミが
「ブーミンちゃん。その面白豆腐を作りましょ。
具材具類は何にする?」

ブーミンは
「あのね、キノコのおいしいやつと、トトロいもと、魚、栗、ウニ、柔らかくて香りのいい葉っぱ、そんなとこかな」

スオミは
「あらあら、美味しそうね。
それじゃあ、あたしも具材具類を考えて入れるわね。
二種類作ってみようね」

ブーミンは
「それいいね。賛成」

スオミは
「大豆から豆乳を作るのはメンドウだから、豆乳と具材具類を買ってくるわね」

ブーミンは
「うん、一緒に行くよ。そうしよう」


・・・二人は買い物に行く
・・ブーミンは変装している
・・フィンランドの妖精に間違えられるのを避けるためだろう
・・なぜなら、ブーミンが外にいると、そうまちがえられて人々がキャーキャー言いながら寄ってくるから・・

・・・買い物が済んで二人はスオミのスミカに戻る
・・ブーミンは、キャーキャー言われなくてホットしているのかもしれない。

変装したブーミンを見て、シロッピーが「にゃおん、にゃおん」と吼えながら?、ブーミンに寄ってくる・・

スオミもブーミンも笑う。

ブーミンは変装を解く。

スオミが
「じゃあ、始めましょ」

二人は豆乳に卵をいれよくかき混ぜ、それからそれぞれが選んだ具材具類をトウニュウする。

それから、ダシを入れ、塩を少し入れる。

ブーミンが
「おいら、薄味がすきなんだ」

スオミは
「あたしも同じくよ。
それにしても、これって茶碗蒸しに似てるわね」

ブーミンが
「茶碗ムシ? それって茶碗に虫を入れるの?」

スオミは笑いだし
「違うの。蒸し、っていうのは、熱い水蒸気と湯気で蒸すことなのよ」

ブーミンは笑いながら
「そうなのかあ・・虫っていえば、ムー大陸ではハチの子を調理して食べてたんだ。栄養があって、健康にいいって言われてたんだ」

スオミは
「同じね。こっちにもそんなのがあるわよ。ハチの子は美味しいわね」

ブーミンは
「やっぱりね。人間のやることはどこでも似てるんだね・・と言ってもおいらは妖精だけどさ」

スオミは笑いながら
「ブーミンは人間みたいよ。
それにしても、これって、ムー大陸の茶碗蒸しってところね。
それでさ、次回作るときは、ハチの子を入れようね」

ブーミンも笑いながら
「うん、賛成。
それにしても、茶碗蒸しっていうのはムー大陸のこういった豆腐そっくりなんだね。やっぱり人間のやることは、似たようなことになるんだね」

スオミもブーミンも笑う。

シロッピーもヨダレを垂らしながら?「にゃおん、にゃおん」と声をあげる。


・・・さて、二人はムー大陸式豆腐を蒸しあげた・・

スオミとブーミンはテーブルにそれらを準備する。

スオミは
「ブーミンちゃん、これに合わせるのは、ご飯、パン、麺、のどれにする?」

ブーミンは
「あのね、これにはこっちのウドンが合うと思うんだ」

スオミは
「ふーん、ウドンねえ、合うかもね」
そう言って加熱したウドンをもってくる。

さて、ウタゲ(宴)の準備が整った。

もちろん、シロッピーの分まで準備された。

シロッピーが「にゃおんにゃおん」と歌いながら専用の椅子に跳び載る。

・・・それにしても、飼い猫ってのは、気楽で衣食住に困らず、悩みもなく、身のまわりの世話をされて、恵まれすぎた生き物でアール・・この先どうなるんだろうか・心配だ・・

三人のウタゲ(宴)が始まる。

ブーミンが
「美味しい美味しい」と言いながらパクつく。

スオミも
「美味しいわねえ・・
ブーミンちゃん、あんたのとあたしのと、どっちが、より美味しい?」

ブーミンは
「どっちも、同じぐらい美味しいよ・・
これは何?」
と言って、具材の一つを摘まみあげる。

スオミは
「それはハンペンと言ってね、魚とトトロイモなんかで作った物なのよ」

ブーミンは
「へえ、そうなのかあ、美味しいね」

シロッピーが
「にゃおんにゃおん」
と声をあげる。

二人は笑いだす。


・・・翌日・・


スオミが
「ブーミンちゃん、なんか面白い計画はないかしら」

ブーミンは
「あのね、ムー大陸にはスンゴイ伝説があったんだ」

スオミは
「あはは、どんなふうにスンゴイの? どんな伝説?」

ブーミンは
「あのさ、ムー大陸には世界樹っていう樹が生えていて、その樹とともにいろんな霊魂を祭ると、ムー大陸は安泰だ、っていう伝説なんだ」

スオミは
「ふーん、それって、ムー大陸がおかしくなってヒドイことになった時に流行って、そんななんやかんやが始まったんでしょ?」

ブーミンは
「スオミってやっぱり超能力者なんだね、そのとおりなんだ」

スオミは
「日本もこの世界全体もメチャクチャ酷いことになってるから、あたしもなんとかならないかなあ、って思ってるから、それぐらい思いつくのよ」

ブーミンは
「そうかあ、そういえば、日本もブッソーでヒドイことになってるね。街にでると、おいら、それを実感するよ」

スオミは
「そうそう、ブーミンって、なかなか感度がいいのね」

ブーミンは
「あたりまえさ、おいら感度バツグンの妖精なんだからね」

スオミは
「あははは、感度バツグンの妖精ねえ、面白い表現ね」

ブーミンは
「それでさ、その世界樹ってのは、ムー大陸で一番樹齢が永く、つまり一番古い樹ってことだったんだ」

スオミは
「それってありうるのカモね、それで、樹齢の永い樹探しが始まったんでしょ」

ブーミンは
「そうなんだよ、スオミも凄く感度がいいじゃん」

スオミは
「あははは、ブーミンが来てから感度バツグンになったのカモね」

ブーミンは
「あははは、それでね、そんな樹は、根っこをトンデモナク深く広く張り巡らせているから、スサマディー力をもっている、って言われてたのさ」

スオミは
「うんうん、こんなスサマディックヒドイご時世だから、日本にある世界樹を探しだして、その世界樹の周りでさまざまな神霊や霊魂を祭るといいのカモね」

ブーミンは
「それそれ、おいらの計画ってのは、そのことなんだ」

スオミは
「日本にある一番樹齢の永い凄い樹っていうのは、あたしの知ってる限り、屋久島にある縄文杉ね」

ブーミンは
「縄文ってなあに?」

スオミは
「あのね、昔むかしの大昔、縄文時代っていう時代があったのよ。
なんで縄文っていうのかっていうとさ、その当時に作られた土器・・土器っていうのは今の壷や茶碗なんかと同じような物ね。
そういった土器に、縄を押し付けた模様がはいっているからなのよ」

ブーミンは
「ふーん、人間って、いつの時代でも、何か飾りを作りたいんだね」

スオミは
「そうそう、それは絶対的にそうね」

ブーミンは
「それでさ、その縄文杉の樹齢はどれぐらいなのかなあ?」

スオミは
「それは、資料によって違ってるけど、推定の樹齢は、3000年から7200年、ということになってるのよ」

ブーミンは
「それってスゴイね。ムー大陸の世界樹と同じぐらいだね」

スオミは
「そうなんだ。
それでね、屋久島は、だいたい丸い島で、もの凄く高い山があるのよ。
その高い山に縄文杉が生えているのよ。
でもね、隣には種子島があるんだけど、その種子島は細長くひらぺったい島なの」

ブーミンは
「種子島って、ロケット発射の基地があるところだよね」

スオミは
「そうそう、ブーミン、よく知ってるわね」

ブーミンは
「そりゃそうさ、ムー大陸の近くにある日本についていろいろ調べたことがあるんだ」

スオミは
「・・となると、ブーミンは屋久島と種子島に行ってみよう、と言いだすんでしょ」

ブーミンは
「あははは、当たり!~」


・・・五日後・・スオミとブーミンは旅客機の機中の人となった・・


旅客機の中でブーミンが
「この超小型の携帯型ホコラはなかなかの優れもんだね」

スオミは
「そうそう、これ作るのは大変だったからね」

ブーミンは
「うん、スオミが巫女さん役をやってくれるってことで、計画がズンズン運んだね」

スオミは
「あははは、あたしは前にも言ったとおり超能力者なのよ」

ブーミンは
「釣り名人にして超能力者って、前に確認しあったもんね」

スオミは
「あははは、そうそう、屋久島の海では何釣ろうか?」

ブーミンは
「でっかいクジラを釣ればいいと思うよ」

スオミは
「それってなんてステキな提案なんでしょう・・あははは」

ブーミンは
「あははは、スオミならやれるよ」

スオミは
「あははは、やったるぜ! ってとこね」

ブーミンは
「スオミの超能力でそのクジラをこのホコラに閉じ込めて、縄文杉の横でたくさんの神霊たちと霊魂たちを祭るんだ」

スオミは
「うんうん、それってバカバカしくもスサマディー計画ね」

ブーミンは
「あははは、スオミならゼッタイにやれるよ」

スオミは
「あははは、感度バツグンの妖精のブーミンがそう請けあってくれるんだから、あたしにも確信ができるってもんよ」


・・・二人は旅客機を降り、手間ひまかけて縄文杉のあるところに至る・・



「わあ、ここは凄く神秘的だなあ。
おまけに縄文杉はトンデモナクでっかくて神々しいよ」
とブーミンは感嘆する。

スオミは
「まったくもってそのとおりね。
なんか神霊や霊魂が大勢いそうな感じもするわね」

ブーミンは
「そうそう、そうだね」


・・さて、
縄文杉のほんのすぐ近くで、二人は超小型の携帯型ホコラの扉を開ける。

すると二人の目の前に妖精みたいなのが現れる。

その妖精は
「あたい、あんたたちが何やってるのか知ってるのにゃ」

スオミが
「あらら、ヘンな子が現れたわね。あんた、なんかネコに似てるわね。それにしても、あたしたちのことを知ってるなんて、不思議で思いっきりヘンな子ね」

その妖精は
「あんた、スオミなのにゃ。あたいヘンな子じゃないのにゃ。
あたい、ポタミンっていう名前の歴史ある妖精なのにゃ」

ブーミンが
「あんた、歴史ある妖精のポタミンだって? ふーん、ネコに似た妖精のポタミンちゃん、どんな風に歴史があるのさ?」

ポタミンは
「あのにゃ、あたいは大昔、メソポタミア文明の中で生まれた妖精なのにゃ」

スオミは
「あのメソポタミア文明ね。大昔の文明発祥の地のひとつね。アジアの一番西のあたりの文明ね」

ポタミンは
「そうそう、そうなのにゃ。
あたいが生まれた時、神様があたいを見つけてやってきて、『かわいい妖精が生まれたなあ』と言って、あたいに名前をつけてくれたのにゃ」

ブーミンは
「そういえば、あんたの名前、メソポタミアっていう名称にどこか似てるね」

ポタミンは
「そうなのにゃ。神様が『メソポタミア文明の中で、川の近くで生まれた子』っていう意味を含ませてつけてくれた名前なのにゃ」

スオミは
「ふーん、そうなんだ。
それにしても、ポタミンちゃん、なんであんた日本語をしゃべれるの?」

ポタミンは
「あのにゃ、あたい、光のような速さで世界中を飛びまわってきてるから、自然に日本語もおぼえたのにゃ」

スオミは
「そうなんだ。
でもポタミンちゃん、あんたなんであたしたちと、あたしたちの計画を知ってるの?」

ポタミンは
「あのにゃ、あたいは世界中を飛びまわってきてるから、そういったことはすぐわかるのにゃ」

ブーミンは
「ポタミンちゃん、あんた特別な妖精だからそんなスゴイ能力をもってるってわけだね」

ポタミンは
「そうなのにゃ」

スオミは
「ポタミンちゃん、あんたあたしたちの手伝いなんかをしてくれるの?」

ポタミンは
「うんうん、手伝うのにゃ。
あのにゃ、そのつもりで昨日はシロッピーと遊んできたのにゃ」

スオミは
「シロッピーは今、あたしのお友達のところにあずけてあるのよ」

ポタミンは
「それもわかってたのにゃ。
あのにゃ、シロッピーは、ウナギのバカやきが食べたい食べたい、にゃおんにゃおん、と言っていたのにゃ」

スオミとブーミンは大笑いする。

ポタミンは
「あのにゃ、あたいネコに似た妖精だから、特にニャンコに好かれるのにゃ」

ブーミンは
「だから、そんな『にゃんにゃん言葉』になったんだね。ポタミン‐ニャンコってとこだね。
でもポタミンの日本語はばっちりだよ」

ポタミンは
「そうなのにゃ。
あたい、世界中を飛びまわってきてるから、いろんな動物や鳥や昆虫たちとも遊んできてるんにゃ」

スオミは
「いやはや、ポタミンはとんでもない妖精なのね」

ポタミンは
「スオミ、違うのにゃ。
あたい、世界中を飛びまわってるから、『飛んでもある』妖精なのにゃ」


・・・「とんでもない」は「途でもない」の変化した言葉で、「道筋にない」という意味なんだろう。「飛ぶ」という言葉ははいっていないんだが・・


三人は大笑いする。

ポタミンは
「それからあのにゃ、大昔、メソポタミアあたりから、日本に行った、日本に来た人たちも大勢いるのにゃ」

ブーミンは
「なんでそんな人たちは日本に来たんだい?」

ポタミンは
「あのにゃ、あそこらあたりは、その当時戦争が多かったからなのにゃ」

スオミは
「なるほどねえ」

ポタミンは
「あのにゃ、あたい、どういうわけか、日本が気になっていたのにゃ。
だから、それもあって、あたい今ここにいるのにゃ」

スオミは
「それもあって、ポタミンはあたしたちの計画の手伝いをしようってわけね」

ポタミンは
「そうなのにゃ」

スオミは
「それはありがたいことね。
『飛んでもある』妖精のポタミンが手伝ってくれるなんて、成功まちがいなしね」

ポタミンは
「うんうん、そうなのにゃ」

ブーミンは
「ポタミン、ありがとう」

ポタミンは
「うん・・
あのにゃ、あたいおなかがすいてきたのにゃ」

スオミが
「海に行って、キャンプみたいなことやってみようか。
そこでおいしいものを集めて潮汁なんか作って食べようか」

ブーミンは
「賛成!」

ポタミンも
「賛成!なのにゃ」


・・・さて三人は山を下り海際に行く・・
その渚で、スオミは釣りを始める・・

ポタミンとブーミンは食べられる野草や貝、海藻なんかを集める。

スオミは魚を何匹も釣り上げる。

スオミはリュックから
鍋とそのほかを取りだす。

それからスオミは、そこらへんに転がっている石を集め、カマドのような物を作る。

スオミは集まった食材を洗い、食べやすく調理して鍋にいれ、ミネラルウォーターを入れる。

海水も少し入れる。

ブーミンは
「わお、海の水も入れるの?」

スオミは
「そうなのよ。野性的でスバラティでしょ。
潮汁(うしおじる)の潮っていうのは、大元としては基本的に海水のことなのよ。今では塩を使うけどね」

ブーミンは
「ふーん、そうなんだ」

ポタミンは
「むにゃむにゃ、潮汁はミネラル満点なのにゃ」

スオミは
「そうそう、そうなのよ。もちろんキレイな海の水でないとダメなんだけどね」

・・それから、そこらあたりに転がっている木材や竹などを3人で集めて、カマドに入れて火をつける。

スオミはそのカマドに準備の済んだその鍋をのせる。

やがて鍋はグツグツいいだす。

・・・あたりに湯気が漂う・・

ポタミンが鼻を鳴らして
「美味しそうないい匂いがするにゃ」

スオミはその鍋に、塩のはいってない無塩の乾麺を入れる(これからは、塩を使った乾麺はすたれるかも・・なぜならこれからはエネルギーと水に苦労するようになるかも知れないから・・インスタントラーメン的なものはそうでないが)。

木の枝なんかでさっき三人で作った箸で、乾麺をほぐす。

さらにスオミはリュックから食器とその他を取りだす。

スオミはできあがった潮汁を三つの食器によそい注ぐ。
それから、香辛料を少し入れる。

やがて三人は野性的な箸で潮汁を食べ始める。

ブーミンが
「旨い、美味しい、野性的でスンバラティね」

スオミは笑いながら
「ほんと、大自然に一体化したような気分でほんとに美味しいわね」

ポタミンは
「大自然はあたいのお友達なのにゃ。
にゃにゃにゃ美味しいのにゃ」

ブーミンは
「さっきのさっき、縄文杉のところにいたわけなんだけど、こうなると、おいらたちの計画は成功成就まちがいなし、って思えてくるね」

ポタミンは
「うんうん、あたいは神霊と霊魂を大勢集めて連れてきて、そのホコラに入れてあげるのにゃ。
あたい、いつも飛びまわってきてるから、神霊と霊魂をものすごく大勢知っているのにゃ」

スオミは
「ポタミンちゃん、それは凄いわね。
やっぱり、歴史ある妖精で、飛んでもある妖精のあんたはスサマディーわね」

三人して笑う。


・・・食む(はむ)(食べ物や食事は、「ハミー」といえる)ことを終え、三人はしばし海や山を眺めながら休憩する・・


・・・やがてブーミンが
「スオミ、次は計画どおりクジラを釣ってホコラに封じ込めようよ」

スオミは
「あははは、それって冗談じゃないの?」

ポタミンが
「あのにゃ、あたい神様にお願いして、それができるようにしてあげるにゃ」

スオミは
「えっ、ポタミンちゃん・・今のそれ、マジに本気で言ってるの?」

ポタミンは
「にゃにゃ、モチのロンなのにゃ。
それくらいのこと、神様にはできるのにゃ」

ブーミンは
「やっぱりポタミンは特別製の妖精なんだね」

ポタミンは
「にゃにゃ、そうなのにゃ」

スオミは驚いた様子で
「ポタミンちゃん、それを実行するには、あたしどうしたらいいの?」

ポタミンは
「あのにゃ、スオミ、カエルをつかまえてきて、釣りをするとき横においておくのにゃ」

スオミは笑いだし
「そんなことで、うまくいくのかしら」

ポタミンは
「うまくいくのにゃ」

スオミは
「どんな釣りのやり方をすればいいの?」

ポタミンは
「あのにゃ、普通のやり方でいいのにゃ。さっきのやり方でいいのにゃ。
その時カエルを横においておくのにゃ」

ブーミンがオロロイタ様子で
「ほんとにそれでうまくいくのかなあ?」

ポタミンは
「おモチのロンでうまくいくのにゃ。
おモチを食べればもっといいのにゃ・・っていうのはジョーダンなのにゃ。
あのにゃ、あたい、神様に相談してきてるのにゃ」

スオミは
「信じられないけどさ、飛んでもあるポタミンの提案だからやってみようか」

ブーミンは
「それがいいよ。
そいじゃあ、カエルをつかまえてこよう」

スオミがビニール袋をブーミンに手渡す。

いくらか経ってブーミンはビニール袋にカエルを入れて戻ってくる。

スオミは釣りを始める・・横にそのカエルを置いて。

どういうわけか、そのカエルは海の方を見ている。

沖の方にでっかい何かが現れる。

それが岸辺に近づいてくる。

それは潮を高々と噴き上げる。

ポタミンが
「ほらにゃ、言ったとおりなのにゃ」

ブーミンが
「うーん、信じられないことも起きるんだなあ」

スオミは
「なんかワクワクしてきたじゃないの。このあとどうなるのかなあ」


・・・天空から歌が聞こえてくる・・

♪オータマジャクシはクジラの子

♪ナマズの孫ではないわいな

♪そーれが証拠にカエル君 変身力を身につけて クジラに変身したんだぜ

♪だーから オータマジャクシはクジラの子

♪ナマズの孫ではないんだぞ♪


♪一方 クジラ君は♪

♪カエル君の変身事件を知って クジラ君も変身力を身につけたとサ

♪そしてクジラ君は 「換える」ではなく カエルに変身したんだとサ


♪…ここで天空に初登場の妖精のアリエールちゃんとアリエーヌちゃんが笑いながら同時に声をあげて歌うには…♪
♪これで、カエル君とクジラ君の交「換(換える)」条件が成立したんだわさわさワサビ-辛っ♪

♪アリエールちゃんが・・
♪あははは、それってアリエールなんだわさ・・・♪


スオミの竿になにかがかかり、引き上げられ、それはなんと、海に棲んでるオタマジャクシみたいなので、それを見た三人はザワつく。

ポタミンが
「にゃにゃ、このクジラの子のオタマジャクシはホコラの中で成長して、でっかいクジラになるのにゃ」

ポタミンがそう言うと、そのオタマジャクシみたいな姿のクジラの子はホコラの中に吸い込まれていく・・扉は開けてないんだが。

スオミとブーミンは驚いたような声をあげる。

スオミが
「ポタミンちゃん、次はあんたが言ったとおり大勢の神霊と霊魂をこのホコラに入れてくれるんでしょ?」

ポタミンが
「にゃにゃにゃモチのロンなのにゃ。縄文杉のところでそれをやってあげるにゃ」

・・三人は縄文杉のほんのすぐ近くに行く・・・


ブーミンが
「ほんとにここは神聖な感じがするね」

スオミは
「ほんとにそうね。とてつもなく思いっきり神々しいわね」

そう言ってスオミは超小型ホコラの扉を開ける。

ポタミンが
「にゃにゃ、それじゃあ始めるにゃにゃにゃ」

・・するとポタミンの姿が見えなくなる・・・

いくらか経って、ポタミンが飛んで戻ってくる。

ポタミンのうしろには、蛍のような何かが無数についてきている。

その無数の何かたちは、ホコラの中に吸い込まれていく。

スオミとブーミンはまたもやオロロイタような声をあげる。

ポタミンが
「にゃにゃ、これでいいのにゃ・・数知れない神霊と霊魂たちがホコラにはいったのにゃ」

スオミとブーミンが「やったー」という声をあげる。

三人はホコラと縄文杉に向かって祈りを数分間ささげる。


・・それから三人はしばし休憩する・・・


・・いくらか経ってポタミンが
「あのにゃ、あさって種子島の宇宙センターで大型ロケットの打ち上げがあるのにゃ」

ブーミンは
「さすが情報収集名人のポタミンだね。
おいら大型ロケットの打ち上げを見てみたかったんだ」

スオミが
「あたしたち、いい時にきたわね。ツイテルじゃない」

ブーミンは
「屋久島と種子島は船で結ばれてるんだ。打ち上げに間に合うように種子島に行こうね」

スオミとポタミンは
「賛成」「賛成なのにゃ」


・・・二日後、三人は種子島宇宙センターに姿を現す・・


ブーミンが
「いよいよ打ち上げが始まるね」

スオミが
「うんうん、ワクワクしてきたじゃない」

ポタミンが
「あたいも楽しむのにゃ」


・・・大型ロケットの打ち上げが始まる。

三人ともすっかり見とれている。

大型水素燃料ロケットが噴射する水蒸気の一部はたちまちモウモウとした湯気に変わる。

上昇していくロケットはやがて見えなくなる。

いくらか経つと、打ち上げが成功したという情報が流れる。

三人は「やったー」と声をあげる。


しばらくすると、太陽の反対側に虹が現れる。

三人は「虹がでた~」とつぶやく。

虹をよく見ると合計五つの虹になっている。

一番下の虹は短い中途半端な虹ではあるが、ほかの四つは大きなアーチを描いていて、上と上と上にかかっている。

ブーミンが
「五つも虹がでるなんて、スンバラティーね」

スオミが
「まるであたしたちの計画を祝福しているみたいね」

ポタミンが
「うんうん、縁起がいいのにゃ」


・・・三人は屋久島と種子島での出来事に満足して、スオミのスミカに向かう・・


・・・さて、スオミのスミカで何日か経った・・


ある朝スオミが
「ブーミンちゃん、今度は何しようか?」

ブーミンは
「あのさ、ウナリ寿司を作ってたべようよ」

ポタミンが
「にゃにゃ、なんかヘンな名前のハミーなのにゃ」


・・・既述しているように「ハミー」とは食べ物とか料理とか食事・飲食のことでアール。
「食む(ハム)(食べる・飲む)」を活用すればそうなるナリス・・それにしても、ポタミンがそんな言葉を使うとは、驚きでアール・・いや当然なのかもしれない・・・

・・・で、何日か遡ると、ポタミンもスオミのスミカに居ることになったのでアール・・


ブーミンは
「ムー大陸のハミーなんだよ。
こっちの、チラシ寿司とか五目寿司とかバラ寿司なんかに似てるんだけどさ、
『うーん』と唸るぐらい美味しいんだ」

スオミもポタミンも笑いだす。

スオミが
「だからウナリ寿司っていうのね。
イナリ寿司のモジリかとちょっと思ったんだけど、
面白そうね、作ってみようか」

ポタミンが
「うーん」とうなって「にゃにゃ、あたいも手伝うのにゃ」と言って笑う。

スオミもブーミンも笑う。

シロッピーが「にゃおん、にゃおん」と声をあげる。

三人は笑う。

スオミが
「ブーミンちゃん、それ作るにはどんな食材が要るの?」

ブーミンは
「あのさ、『ルチタ』といろいろさまざまなんだけど、ルチタと果物とか野菜とか海産物とか、卵と調味料なんだ」

スオミは「ルチタってなあに?」

ブーミンは
「あのね、ルチタっていうのは、炊いた『うるち米』の省略形で、ムー大陸でも、『うるち』と『炊く』っていうのは同じ発音なのさ。
うるち炊いた『ウルチタイタ』の省略形が『ルチタ』なんだよ」

スオミは
「へええ、日本もムー大陸とすごいつながりがあるのね」

ブーミンは
「そうなんだよ、エイゴの『ライス』も、同じ語源からきてるんだよ」

スオミは
「あ、そうか、エイゴのライスはアルファベットで綴るとウルチに似てるわね」

ブーミンは
「そうそう、そうなんだよ。お米の始まりと語源とが同じくムー大陸にあるんだからね」

スオミは
「ふーん、そうなのかあ」

ブーミンは
「それでさ、ルチタの他には、さっき言った、果物とか野菜とか海産物とか、卵と調味料なんだ」

ポタミンが
「にゃにゃにゃ、おいしそうなのにゃ」

シロッピーがヨダレをたらしながら?「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

スオミとブーミンは笑う。

スオミは
「具体的に、ルチタ以外にどんな食材具材や調味料が要るの」

ブーミンは
「あのさ、おいしい果物とか野菜とか海産物とかサシミ、卵とか、強いお酒とか酢、塩と砂糖なんかなんだ」

スオミは
「それってなんか複雑そうに思えるわね」

ブーミンは
「そうなんだよ、結構複雑だね」


・・・次の日・・

スーパーなどで食材類を調達した三人は「うなり寿司」を作り始める。

ブーミンが
「あのね、加熱すべき野菜類は、当然加熱するんだ。生の方がいい野菜類はもちろん生で使うんだ」
と言って、野菜の調理を始める。

スオミは
「果物類はどうするの?」

ブーミンは
「果物類は、食べるのにちょうどいい大きさに切って、強いお酒につけておくんだ・・今回はこっちのブランデーを使うんだ。ブランデーの香りがなかなかいいからね」

ポタミンが
「この生の野菜はどうするのにゃ?」

ブーミンは
「それは酢につけておくんだよ」

スオミが
「この加熱した野菜はどうするの?」

ブーミンは
「それも酢につけておくんだよ」

スオミが
「この加熱した魚介類はどうするの?」

ブーミンは
「半分は酢に、半分はブランデーにつけておくんだよ」

・・・いくらか時間が経つ・・


・・・さて、ブーミンはルチタ(ご飯)を硬めに炊き上げる。

それからブーミンは炊き上げたルチタをウチワであおぎながら、粉末酢と塩と砂糖を少しずつ振りかけてまぜる。

さらにブーミンは卵10個をボウルに割り入れ、塩と砂糖を少し入れてよくかき混ぜる。

そしてブーミンはタマゴヤキを作り始める。

ブーミンは
「ウナリ寿司のタマゴヤキは、こうやってよくかき混ぜながら作るんだ」と言いながら、フライパンに入れた卵液を箸でかき混ぜつづける。

スオミが
「スクランブルエッグみたいね」

ブーミンは
「今のところそうだね、でもこれからが違うんだよ」

ブーミンはタマゴヤキの素をかき混ぜつづける。

ブーミンは
「これくらいになったら、ちょっと弱火にして蓋をしてさらに加熱するんだ」

数分が経つ。

ブーミンは
「もうよさそうだね」
と言って、蓋をとり、フライパンを踊らせてタマゴヤキをひっくり返す。

それからブーミンは一分くらいタマゴヤキをやく。

ブーミンは
「もういいだろうね」
と言って、火を止める。

そしてタマゴヤキをまな板にひっくり返して落とす。

ブーミンは
「これこれこれ、両面にホドヨクコゲメがついてるね・・これが香ばしくておいしいんだよ」
と言って凄くぶ厚いタマゴヤキを切る。

切る幅は厚さ一センチの半分ぐらいである。

ブーミンは
「これは五重巻き毛糸タマゴといって、うなり寿司にはうってつけなんだ」

スオミが
「豪快なタマゴね。錦糸卵は頼りないけどね」

それからブーミンは
「酢とブランデーにつけておいた具材類を取りだすんだ」

ブーミンは取りだしたそれらの具材たちを寿司桶に入れたルチタに混ぜ込む。

そしてその酢とブランデーを三つのスプレー容器に入れ、塩と砂糖も少し入れる・・そしてよく振る。

さらに寿司桶の寿司にサシミ類をいろいろのせる。

毛糸タマゴものせる。

それからブーミンはワサビとマヨネーズを端っこに多めにのせる。

ブーミンは
「これをみんな、食べたいだけ自分のウツワにとるんだよ」

三人は自分のウツワにとって盛る。

スオミはシロッピーの分まで用意する。

ブーミンは、
「これにこのスプレーを噴射しながら酢とブランデーを吹きかけて食べるんだ」

スオミは笑いながら
「おやおや、おもしろい食べ方ね」


ポタミンが
「ネコにはアルコールは禁止っていうけど、シロッピーは大丈夫にゃのかにゃ」


スオミが笑いながら
「シロッピーは尾も白いネコで、しかもトンデモないスーパーにゃんこで、アルコールも大好きなんだ。
この間なんか、喜んでワインをたくさん飲んで、ケロっとしてたんだ。もっと欲しいっていう感じだったのよ・・・
・・・っていうのは100パーセント冗談で、ネコにアルコールは禁物だから、シロッピー用にアルコール抜きのを作ってあるんだ」

シロッピーが
「にゃおんにゃおん」
と声をあげる。

スオミは
「シロッピーのには、またたびスプレーをかけてあげるからね」

シロッピーが
「にゃおんにゃおん」と言いながら専用の椅子にのる。


・・・全員がテーブルにつく・・


スオミは「うーん」と唸って
「いやはやズイブンと思いっきり美味しいわね」

ブーミンも「うーん」と唸って
「ウナリ寿司食べるのは久しぶりだなあ、旨い旨い、懐かしいなあ」

ポタミンも「うーん」と唸って
「これについて聞いた時は、名前がヘンだし強いお酒を使うにゃんて思いっきりヘンにゃハミーだと思ったんにゃけど、すごにゃく美味しいにゃ」


三人は「うーん」と言って笑いはじめる。

シロッピーは
「にゃおんにゃおん」と声をあげる。


三人の笑い声と唸りはしばらくつづく。


・・・四人はハミーを食べつづける・・


・・・そのうち特にポタミンが酔っぱらってきたようだ。

ポタミンが
「にゃにゃにゃ、ほんとにおいしいハミーなのにゃ、にゃにゃにゃ」
と言いながら、椅子から降り家の中を飛ぶようになる。

シロッピーも椅子から降りてポタミンを追いかける。

ポタミンはあちこちぶつかりながら飛びまわる。

ブーミンは
「ポタミン、しっかりするんだよ」

ややあって、外から
「みーんみーんみーん」
という何かの鳴き声が何重奏もで聞こえてくる。

ポタミンはドアを開けて外にでる。

いくらか経って、ポタミンが戻ってくる。

シロッピーがにゃおんにゃおんと声をあげる。

ポタミンは
「あのにゃ、今の鳴き声は、ミンミンゼミたちのお祝いの声だったのにゃ。
ポタミンとブーミンには、どっちにも、『みん』がついてるから、宴のお祝いに、『みんみんみん』と歌ってあげたんだ、とミンミンゼミたちが言ってるのにゃ」

ポタミンはドアを閉め忘れていた・・ミンミンゼミたちがたくさん部屋に入ってくる。

ミンミンゼミたちは、部屋の中で「みんみんみん」と歌いあげる。

ブーミンとスオミは、ブランデーと酢のスプレーをセミたちに吹きかけて喜ぶ。

ミンミンゼミたちは、よりいっそう大きな声で歌いまくる。


・・・やがてミンミンゼミたちは部屋からでていく。


ポタミンとブーミンは「みんみん同志なのにゃ」「みんみん同志なんだよね」と言って握手をかわす。

スオミは笑う。

ポタミンが
「スオミのあだ名をスオミンってすれば、スオミもみんみん同志になるのにゃ」

三人とも笑いころげる。

シロッピーが
「にゃおんにゃおん」
と声をあげる。


外でミンミンゼミたちが、また合奏を始める。


・・・次の日・・


スオミが
「うなり寿司もおいしかったし、きのうは楽しかったね」

ポタミンが
「にゃにゃ、美味しくて楽しかったのにゃ。
あのミンミンゼミたちって感心な友達なのにゃ」

ブーミンが
「ほんと、きのうはよかったね。
・・あのさみんな、おいら面白いこと考えたんだ」

ポタミンが
「それって何なのにゃ?」

ブーミンは
「幻のウナギ‐ハミー、ひまつぶし、っていうやつなんだ」

スオミが笑いだし
「ひつまぶし、っていうウナギのハミーならこっちにあるわよ」

ブーミンも笑って
「あはは、それをもじったハミーなのさ」

ポタミンが
「にゃにゃ、ひまつぶしなんて暇な人間のすることなのにゃ。
ブーミンはヒマジンなのにゃ」

ブーミンは
「そうなんだよ、おいらヒマジンなんだ。
イマジン‐力も旺盛なのさ」

・・『イマジン」は動詞だが、ここではこう使うしかない。「ウォークマン」も似たようなもんだ(ウォークは歩くこと、とか、散歩という名詞にもなるが)・・・

三人して大笑いする。

シロッピーが、にゃおんにゃおん、と声をあげる。

スオミが
「ひまつぶしハミーってどんなの?」

ブーミンが
「あのね、ウナギのバカ焼きを細かく切るんだ、ウナギ一匹を300個よりちょっと多くになるようにカットするのさ」

スオミが笑って
「それって作る方もヒマジンじゃない」

ブーミンもポタミンも笑う。

ブーミンは
「それから、そのカットしたウナギのバカ焼きを大皿にのせて広げるんだ」

スオミが
「なんかメンドクサそうなハミーね」

ブーミンは
「そうなのさ、作る方も食べる方もヒマジンでなきゃできないっていうシロモノなんだ」

三人は笑う。

ブーミンは
「それから、ウツワに盛ったルチタを横におくんだ。
そしてそのウナギのバカ焼きをひとつひとつ箸でつまみ上げてルチタに載せていくんだ」

ポタミンは
「にゃはは、にゃんてメンドクサそうなハミーなのにゃ」

ブーミンは
「まだまだなんだよ、これからが凄いんだ。
つまみ上げる時その数を数えていくんだ」

スオミは
「あはは、ほんとメンドクサなハミーなのね」

ブーミンは
「なんのなんのまだまだなんだよ。
数がわからなくなったら、全部元に戻してやりなおすのさ」

ポタミンは
「にゃはは、そこまでいくと、バカらしいのひとことなのにゃ」

ブーミンは
「そうそう、バカらしいから、成功したアカツキには、ウナギのバカ焼きに、ウナギ用のバカタレをかけるんだ。
前にもいったとおり、ウナギのバカ焼き用のタレは、バカタレって呼ばれるようになったんだからね」

スオミは
「あははは、そのハミーって、いろんなところでバカらしいし、コッケイだし、マジでヒマジンでないとやれないシロモノなんだね」

ブーミンは
「あははは、オフザケハミーとも言えるね」

三人は大笑いする。


・・・そのあと、三人とシロッピーは、ヒツマブシを食べる。

ポタミンが
「にゃにゃにゃ、ヒマツブシでなくてよかったのにゃ」
と言って笑う。

スオミも笑いながら
「ほんと、ヒマツブシなんか食べたら半日かかりそうね」

ポタミンは
「スオミ、ヒマツブシを食べたら、そのあとにゃ、クタビレテ眠っちゃうかもしれないにゃ」

スオミは
「ポタミンちゃん、眠って夢の中にヒマツブシがでてきて、ナニコレってそれを蹴とばしちゃうかもね」

ポタミンは
「スオミあのにゃ、その時身体が自然に動いて何かを蹴とばすことになるのにゃ。
その何かっていうのは、ブーミンなのにゃ、にゃははは」

三人は笑う。

シロッピーが「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

ポタミンは
「ここでブーミンの名前をあたいが変えてあげるのにゃ。
ブーミン‐ヘッポなのにゃ。
ヘッポヘッポヘッポちゃん、かわいいにゃ。にゃはははは」

スオミもブーミンも笑う。

ブーミンは
「あははは、不評だなあ。
でもさ、ヒマツブシはおいらのイマジンする世界の中にだけある幻のハミーなんだからね」
と言って笑う。


・・・次の日・・


スオミが
「ブーミンちゃん、昨日の想像の世界はお笑いの次元だったわね。
さあ、名誉回復よ、何か面白いのを提案しなさい」

ポタミンが
「そうなのにゃ、そうなのにゃ、ブーミン、ガンバルのにゃ、にゃにゃ」

ブーミンは
「それじゃあ、ムー大陸のお菓子のひとつを作ってみようか。
その名前はコチョレートっていうやつなんだ」

ポタミンが笑いながら
「にゃはは、コチョレートにゃんてオカシナお菓子に決まってるのにゃ、にゃははは」

スオミも笑いながら
「お菓子は全部可笑しに決まってるからね」

三人は笑う。

シロッピーが「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

ブーミンは
「みんなあのね、一言断っておくけど、コチョレートってのは、ムー大陸のお菓子のひとつなんだけど、名前はこっちの言葉に翻訳したのなんで、ちょっとズレてるところがあるし、そのお菓子の原料‐素材も細部で違ってるところがあるんだからね」

ポタミンが
「むにゃむにゃ、わかったのにゃ」

スオミは
「そりゃそうでしょね。ブーミン提供の今までのムー大陸ハミーたちがそうだったからね」

ブーミンは
「うんうん、そうだよね。
それでさ、コチョレートの材料‐素材と、お菓子用のアイテムのそろった専門店に行って、それら全部を調達したいんだけどな」

スオミは
「あるわよ。そんなお店ならあたし知ってるわよ」

ポタミンは
「にゃにゃ、あたいも行きたいのにゃ」

ブーミンは
「おいらは街にでる時は変装するんだけどさ、ポタミンも変装するつもりなのかい?」

ポタミンは
「うーん、どうしようかにゃ」

スオミが
「ブーミンのばあいは、フィンランドの妖精に間違われないようにするために変装するんだけど、ポタミンは変装しなくてもよさそうね」

ポタミンは
「うんうん、あたいもう日本のあちこちで姿を現してきてるのにゃ。問題はないのにゃ」

ブーミンは
「種子島でもそうだったからね。
ポタミン、うらやましいなあ。
今、日本ではあちこちにいろんなキャラクターのキグルミを着た人たちがいるからね。
ポタミンもその中の一人なんだろうって思われるのかもね」

ポタミンは
「うんうん、そうにゃのかもにゃ。
・・・それにしても、コチョレートにゃんて名前を聞くと、コチョコチョってくすぐられてるような感じがするのにゃ」

三人は笑う。

ブーミンは
「あははは、コチョレートってのは、ポタミンをオチョクッテるのかもね」

スオミは
「うんうん、オチョクッテルわね。おまけに、チョコレートのモジリみたいな感じもするしね」

ポタミンは
「にゃにゃ、ほんとにそうなのにゃ」

ブーミンは
「あははは、種明かしは、コチョレートができ上ってからのお楽しみってことさ」


・・・三人はその専門店に買い物にでかける・・


・・・ブーミンは例によって変装しているが、ポタミンはさっきの話しのとおり変装していない・・


・・・やがてスオミが
「あ、ここよ」と、
とある店を指さし立ち止まる。

三人はその店にはいる。

三人はあちこち移動して見てまわる。

・・・ブーミンが
「わあ凄い、いろんな食べ物の材料‐素材と、お菓子用のアイテムがそろってるなあ」

ポタミンは、はしゃいだ様子で
「にゃにゃ、見てまわるだけで楽しいのにゃ」

スオミは
「ここはオトギの国みたいね。
さてさて、ブーミンは一体何を選ぶのかしら」

ブーミンはあちこち見てまわりながら、さまざまいろいろをカゴにいれる。

その様子を見てポタミンが
「にゃにゃ、すごいのにゃ」


・・・数十分後、三人は会計をすませ店をでる・・


ポタミンが
「ブーミンの作るコチョレートにゃんて、いろいろ想像してみるんにゃのけど、まだはっきりとは想像がつかないのにゃ」

スオミは
「あははは、いずれにしてもコッケイなものになりそうね」

ブーミンは
「あははは、コッケイ‐ケッコウ‐コケコッコー、ってとこなのさ」


・・・遠くからニワトリの声が聞こえてくる・・
・・・コケーコッコー‐コッケイ‐コケケッコー・・


三人して笑う。

ポタミンが
「あたい、耳がおかしくなったのかにゃ。
あのニワトリ、ブーミンに悪ノリして合わせてるみたいにゃのにゃ」

スオミとブーミンはそれぞれ、
「ポタミンの耳はしっかりしてるよ、自分にもそんな風に聞こえたよ」
といったような言葉を発する。

またまた三人とも大笑いする。


・・・三人はスオミのスミカに戻る・・


シロッピーがにゃおんにゃおん、と三人を迎える。

ブーミンは変装を解き、
「さあ、これからが腕のみせどころだよ」
と言って、キッチンでお菓子づくりをはじめる。

スオミとポタミンは、そのお菓子づくりを興味ぶかそうに見つめる。



・・・ブーミンは、チョコレートを湯煎して溶かし始める。

溶けたところでブーミンはそれにコショウを振り入れてよく混ぜる。

スオミが
「ええっ、コショウを入れるの?」
とオロロイタ様子をみせる。

ポタミンもオドロイタ風で、
「にゃははは、ヘンなハミーになりそうな予感がするのにゃ」

ブーミンは
「あははは、後で名前について説明するからね」

ブーミンはバナナの皮をむいて別の容器に入れそれにアーモンドの粉末とシナモンを振りかけてつぶしてよく混ぜる。

さらにそれにゆで卵を入れつぶして混ぜ、それにプランデーを入れて、ハチミツも少し入れてよく混ぜる。

ポタミンが
「にゃはは、いったい何をやってるのかわからないのにゃ」

スオミは
「ブーミンちゃん、あんた、なんか錬金術でもやってるような感じね」

ブーミンは
「あははは、錬金術ねえ、おいらの作るこのコチョレートは、不老長寿のお菓子なハミーになるのかもね」

三人は笑う。

ブーミンは
「ムー大陸では、一時期錬金術がはやったことがあるんだ」

スオミは
「こっちでもそんな時期があったのよ」

ブーミンは
「あ、そうなのかい」

ポタミンが
「大昔のメソポタミアででもそんなことがあったのにゃ」

ブーミンは
「人間のやることって、どこででも似たようなもんなんだなあ」

ポタミンは
「そこにゃのにゃ、その錬金術をやってるところからフェニックスが飛び出したっていう目撃情報がたくさんでてきたのにゃ」

ブーミンは
「フェニックスだって?
それって不死鳥だよね」

ポタミンは
「そうなのにゃ。それから、そのフェニックスは大昔のメソポタミア文明のあたりを飛びまわるようになったのにゃ」

スオミは
「ポタミンちゃんはフェニックスを見たことがあるの?」

ポタミンは
「あるのにゃ。
それどころか、フェニックスと何度も遊んだことがあるのにゃ」

ブーミンは
「そりゃあスンゴイなあ。おいらもフェニックスと遊んでみたいなあ」

ポタミンは
「あたい、今の時代になってからはフェニックスに会ったことはないのにゃ。
それでにゃ、大昔フェニックスと遊んだときに、フェニックスが『ポタミンを祝福してあげよう』と言って、あたいに金色の粉みたいなのを振りかけてくれたのにゃ」

スオミは
「それは凄いわね。
だからポタミンは凄い能力が増したのかもね」

ブーミンは
「そうに違いないよ」

ポタミンは
「うん、そうなのかもにゃ」


・・・三人の会話が途切れる・・


ブーミンはお菓子用のシリコン製の型をもってきて、まず、たくさんあるヘコミそれぞれに、湯煎してあるチョコレートを入れる。

それからバナナにいろいろを混ぜたペーストを小さく丸めてそのチョコレートにのせる。


・・・そのシリコン製の型はタコヤキ器の小型版っていうところでアール。加熱はしないんだが・・


それからブーミンは、のせたペーストたちの上に湯煎してあるチョコレートをかける。

それが冷えコチョレートができあがる。

ブーミンはコチョレートをウツワに取り分けテーブルにならべる。

みんなが席につく。

さあ、食べよ~
みんながそれを食べ始め、「おいしい、旨い」と騒ぎだす。

シロッピーもそれを食べ「にゃおんにゃおん」と声をあげる・・これはブランデー抜きでアール。

・・・そこでブーミンは
「みんな、コチョレートの名前の由来がわかる?」

スオミが
「コショーを入れるから、コショレートが元になってるんでしょ」

ポタミンは
「それをもじってコチョレートになったはずなのにゃ」

スオミは
「もともとはチョコレートなんだからね」

ブーミンは
「あたり~
みんな、さえてるな~あははは」


・・・ポタミンが歌いだす
「♪ こちょこちょこちょこちょコチョレート
♪ ブーミンヒッポのコチョレート~~」

みんな笑う。

シロッピーが「にゃおんにゃおん」と声をあげる。


・・・さて・・みんながコチョレートを食べおわる・・・


・・・スオミが
「今日はクリスマスね。
あんたたち、クルシミマスっていう伝説知ってる?」

ポタミンが
「にゃにゃ、クルシミマスってクリスマスのことにゃのにゃ?」

スオミは
「ポタミンってカンがいいわね。そうなの、今日はクルシミマスね。
伝説によれば、昔むかしの大昔、三太っていう人がいて、多くの人たちにいろんな物を配っていたんだって。
でもね、この時期になると寒さで凍えて動けなくなったんだって。
それで、三太苦労す、三太は凍えてクルシミマスって言われることになったんだって」
と、紙に書いた『三太苦労す、クルシミマス、苦しみ増す、苦しみます』という文字を示しながら言う。



・・・さて、大晦日が近づいてくる・・


スオミが
「あのねみんな、あたしブーミンに触発されて創作料理を考えたんだ」

ブーミンは
「さてはて、どんなハミーなのかなあ?」

ポタミンは
「おもしろそうなのにゃ」

スオミは
「ジャッポコ‐辛れーピカンチ、っていうハミーなのよ。
辛れーっていうのは、男性がよく使う、辛いの変形なんだ」

ポタミンが
「にゃははは、ヘンな名前のハミーなのにゃ」

ブーミンは
「あははは、おかしな名前の料理だなあ、それだけですんごく笑えるよ、あははは」

三人は笑いころげる。

スオミは
「あははは、まずは面白いネーミングで笑いをとろうと考えたのよ。
それから、ハミーの名前によって、印象が変わるってこともあるからね」

ブーミンは
「あははは、そいでさ、ジャッポコってなに?」

スオミは
「ジャパンを面白く変形したのよ」

ポタミンが
「ピカンチっていうのは、ブラジルのポルトガル語で、辛いっていう意味だったと思うのにゃ」

スオミは
「さすが飛んでもある妖精のポタミンね、そのとおりよ。発音が面白いから入れたのよ。
それに、日本語でいえばピカイチってとることもできるでしょ。
ピカイチハミーよ。
あはははは」

三人は笑う。

ブーミンは
「ってことは、なんか日本式の辛いハミーなんだろうね」

スオミは
「あははは、そうなのよ」

ポタミンは
「大晦日にそれを食べたいにゃ」

スオミは
「うんうん、そういう計画をしてるんだ」

ブーミンは
「楽しみだなあ」


・・・さて大晦日になった・・


スオミが、
「さあ、みんな、『ジャッポコ‐辛れーピカンチ』を作るわよ」と言ってそれを作り始める。

スオミは、ジャガイモの芽をとり皮をむき、電子レンジで加熱する。

それにバターを入れ、よくすりつぶして混ぜる。

人参、キノコ、ホタテ、アスパラガスなどを順序よく煮る。

別な鍋の牛乳に大豆の粉とゼラチンを入れ軽く沸騰させ火を止める。

その牛乳の鍋に、さっき作ったバター入りのつぶしたジャガイモを入れ、よく混ぜる。

さらにそれに、さっき煮た具材類を入れる。

温度が下がったところで、それに麦ミソとカレー粉、ショウガとニンニクを入れ、よく混ぜる。

ブーミンとポタミンは笑いだす
「味噌とカレー粉を入れるの?」
「カレー粉と味噌を入れるのにゃ?」

スオミも笑いながら、「そうよ。
それでね、温度を下げてから味噌を入れるのは、味噌の中にウジャウジャいるいろんな善玉菌たちが熱でやられないようにするためなのよ。善玉菌は胃腸にいいからね。
とは言ってもね、生味噌を摂るのは時々ぐらいでいいわね」

ポタミンが
「ふーん、そうなのにゃ。
でも、なんでカレー粉をその時入れるんにゃ?」

スオミは
「カレー粉を温度を下げてから入れるのは、カレー粉の香りがとばないようにするためね。特に煮すぎると香りがとんじゃって、とんでもないことになっちゃうからね」

ポタミンは
「あたい、飛んでもある妖精なのにゃ」

三人とも笑う。

シロッピーが「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

スオミは
「それからね、麦ミソを選んだのは、あたし、麦ミソの香りが好きだからなのよ」
と言いながら、三人のどんぶりにルチタと蕎麦を少なめによそい、その上に小さく切った糸コンニャクをのせ、『ジャッポコ‐辛れーピカンチ』をかける。

スオミは
「ブタミンを摂りすぎると太ってブー民になっちゃうから、糸コンニャクの出番ね」

三人は笑う。

シロッピーの分も準備する。

四人はテーブルにつき、それを食べ始める。

ブーミンが
「うん、すごくおいしいね」

ポタミンは
「にゃにゃ、おいしいのにゃ」

スオミは
「これ、想像して初めてつくったんだけど、なかなかイケるわね」

ポタミンは
「にゃにゃにゃ、『ジャッポコ‐辛れーピカンチ』はおいしいのにゃ」

シロッピーが「にゃおんにゃおん」と声をあげる。



・・・正月のさまざまな行事たちも過ぎ去りみんなフニャケタ状態になる・・


そんな時スオミが言う
「さてみんな、お正月の早い段階のいろんな行事の期間も過ぎ去ったわね。
オセジ料理もおいしかったわね」


・・・昔は正月の行事はもっと長期にわたってさまざまいろいろあったようでアールスが、ここではそういうことにするナリス・・


ポタミンが
「にゃははは、オセジ料理作ったのは誰にゃのにゃ?」

スオミは
「あのねみんな、どこかの国の言葉で、『オセジ』っていうのは、凄くおいしい、っていう意味なのよ。
飛んでもあるポタミンなら知ってるでしょ。
あはははは」

ポタミンは
「にゃにゃにゃ、知ってたはずにゃんにゃけど、もう忘れたのにゃ。
にゃはははは」

ブーミンは
「あははは、おいしいハミーばかりたくさん食べつづけると、おいしさも半減しちゃうって言いたそうだね」

スオミは
「そうそう、ブーミンなかなかいいこと言うじゃない。
そこでなんだけどさ、今夜はグータラ鍋を作って楽しもうね」

ポタミンとブーミンは笑う。

スオミは
「ちょっとフザケすぎたかな・・でもこれくらいフザケルのがいいのよ。
それでさ、オセジ料理のとこに戻って、それ作ったのはモチのロンであたしよ。
お雑煮もつくったしね。あんたたちも食べたでしょ。
おモチを食べながらイロイロ論じたわね、モチロンね」

ブーミンが
「あははは、スオミってダジャレ名人なんだね。
そいでさ、スオミが作ったハミーたち、全部おいしかったよ。オセジ料理なんて言う必要はないよ」

スオミが
「さっき言ったジョーダンなんだけど、どこかの国の言葉で、『オセジ』っていうのは、凄くおいしい、っていう意味なのよ。あはははは」

ポタミンが
「にゃははは、スオミの言うオセジ料理、おいしかったのにゃ。
そうにゃんにゃけど、あたいが今言うのは今度のヘンにゃ名前の鍋もののハミーについてなのにゃ。
もうジョーダンとマジなのが混ざってわかりくい話しになったんにゃけど、グータラ鍋にはオセジが必要になるってスオミが宣言してるみたいな感じがするのにゃ」

スオミは
「あらら、ポタミンもいいこと言うじゃない。たしかにジョーダンとマジな話しが混じってわかりにくい会話になったわね」


・・・おせち料理はおいしいのでアールス・・


ポタミンは
「にゃはは、そうなのにゃ。
スオミ、グータラ鍋ってどんなハミーにゃのにゃ?」

ブーミンは
「あははは、前回、スオミの『ジャッポコ‐辛れーピカンチ』で、名前でうんと笑ったんだけどさ、またネーミングで笑わされるんだなあ」

スオミは
「お正月の行事も済んで、みんなフヤケテ‐フニャケテ『グータラ』って感じになってるでしょ。
だから、グータラ鍋なのよ。
あはははは」


・・・「フニャケテ」っていうのは、「フヤケテ」の拡張言葉で、おまけに「グータラ」っていう意味まで入っているのでアールス・・あほほほほ・・・


ポタミンは
「にゃははは、そいでもってにゃ、グータラ鍋ってどうやって作るのにゃ?」

ブーミンは
「たぶん、普通やらないようなオカシナ具材具類のメチャクチャな取り合わせを鍋に入れるんじゃないかな?」

スオミは
「あははは、ブーミン、いい線いってるじゃない」

ポタミンは
「にゃははは、あたい、フニャケテ‐グータラグータラしにゃがらグータラ鍋を作って食べてみたいのにゃ」


・・・さて食事時が近づいた・・


スオミは
「さあみんな、グータラ鍋を作るわよ」

スオミはそう言ってテーブルにカセットコンロと鍋を準備する。

スオミは
「鍋に残り物をなんでも入れるのよ」

ポタミンは冷凍庫を見て
「にゃにゃ、おいしそうなタラがあるのにゃ。
グッドなタラなのにゃ。
グータラなのにゃ」
と言ってそのタラを鍋に入れる。

みんな笑う。

スオミは笑いながら
「ポタミンはグータラ鍋を格上げしたわね」

ブーミンも笑いながら
「ポタミンにまでダジャレ病がうつったんだね」

スオミは
「あはは、ちゃっぱもいれようね」
と言って、茶の葉をいれる。

ポタミンは
「ちゃっぱってなんなのにゃ?」

スオミは
「ほら、みてのとおりよ、緑茶の葉っぱよ。
これがなかなかいいんだから」

ポタミンは
「ふーん、そうなのにゃ」

みんなは冷蔵庫にあった残り物を鍋に入れる。

オセジ料理の残りも鍋でニューヨークすることになる。

ポタミンは冷凍庫にあったアイスクリームを鍋に入れる。

スオミが
「こらこらポタミン、なんてことをするの、コラコーラ」
と大きな声をあげる。

(豆知識:「おい、こら」っていうのは、元々は鹿児島弁ナリス。たぶん「おのれ、これは」の音が変化したものだと思う)

ポタミンは
「スオミが言ったとおりにしてるのにゃ。グータラグータラ」
と言って笑う。

ブーミンは
「ポタミン、デザートも一緒に食べられて手間が省けるね」
と言って笑う。

ポタミンは
「そうなのにゃ。グータラグータラ」
と言いながら近くにあったチョコレートも鍋に入れる。

スオミは
「あたし、もう知らない!」
と言って笑う。

ポタミンは
「スオミ、あたいが全部知ってるのにゃ。にゃはは」

ブーミンは
「ポタミン、味の想像までついてるのかい?」
と言って笑う。

ポタミンは
「おいしいことまちがいなしなのにゃ。
だってにゃ、スオミの計画どおりにゃんにゃから」

スオミは
「あはははは。そうなのよ、絶対おいしいのよ。みんなそう思って食べるのよ」

シロッピーが「にゃおんにゃおん」と声をあげる。


・・・さて、グータラ鍋ができあがる・・


するとそこに三人が見たこともないなにかがポッと現れる。

そのなにかが歌い始める・・・


ズンダラボッチャ ズンダラボッチャ ズンダラボッチャ ボッチャッチャッチャ

♪吾輩は妖精ズンダラボッチャボッチャッチャッチャでアール
宇宙の果てのズンダラボッチャ妖星からやってきた
吾輩は宇宙一カッチョイイ妖精ズンダラボッチャなるウマシカ妖精ズンダラボッチャなのでアール
あほほほほ

ズンダラボッチャ ズンダラボッチャ ズンダラボッチャ ボッチャッチャッチャ♪

歌い終えたそのなにかは
「吾輩はおなかがへったのじゃじゃじゃ。
吾輩の妖星ズンダラボッチャは天変地異で食べ物がメッチャクソ減ったのじゃじゃじゃ。
そいでもって吾輩は宇宙をさまよい飛んでここに来たのじゃじゃじゃ。

いいもの見っけ、とはこのことじゃじゃじゃ・・

あんたらのグータラ鍋をちょこっと食べさせてもらうぜよ。
ぱくぱくもぐもぐズンダラボッチャ ボッチャッチャッチャ・・・」


そのなにかってのは、ブルドッグに似た妖精のようだ。

そのズンダラボッチャは、その鍋をもって野蛮にズンドコ食べて飲んでいく・・そのハミーは熱いはずなんだが、平気で食べ飲みしていく・・・


三人はアッケにとられ目を丸くしてその様子を見ている。


・・・いくらかしてスオミは
「なんてあつかましくて失礼でずうずうしい妖精かしら」
と言って顔をしかめる。


ズンダラボッチャは
「うまい、おいしい、美味にしてデリシャスなのじゃじゃじゃ~
グータラ鍋はおいしいのじゃじゃじゃ~
あんたたちの味と料理のセンスはバツグンじゃじゃじゃ~」

気をとりなおしたスオミは
「なによ、このヘンポコなポンコツ妖精ズンダラボッチャ、
ゲボゴボバッタンガボアボギャ~~~」
と大声をあげる。

すると、
そのズンダラボッチャ妖精はたちまち消え失せたではないか。

ブーミンは
「さすが、スオミ、超能力者だね。呪文みたいなのが効いたね」

スオミは誇らしげに
「あたり前よ、あたしはものすんごい呪文をいくつも知ってるのよ」

ポタミンは
「スオミ、すごいにゃ。あたい、今のヘンテコリンな妖精の素性を調べてくるにゃ」

そう言ってポタミンは姿を消す。

ポタミンは
ズンダラボッチャ妖精をつかまえ問いただす。

戻ってきたポタミンは
「あのズンダラボッチャ妖精は怯えて震えてちぢこまってうっ伏してたのにゃ・うつ伏せに伏していたのにゃ。
それでにゃ、そのデタラメボンクラ妖精が言ってたとおりなのにゃ。
神様もそのとおりだと請け合ってくれたのにゃ」

スオミは
「あははは、ポタミン、よくやったわね」

ブーミンは
「ポタミン、すごいじゃん、あはははは」

ポタミンは
「にゃははは・・
・・・でもにゃグータラ鍋が空っぽなのにゃ」



・・・次の日・・


スオミが
「昨日のあの妖精、ブルドッグに似ていて名前はズンダラボッチャ、あははは・・・
・・それにしてもよくもまあ遠い遠い妖星から地球にまで来たもんだわね」

三人は笑う。

ブーミンは
「この広大な宇宙にはあんな酷い妖精もいるんだね」

ポタミンは
「あたい、グータラ鍋を食べられなかったのが悔しいのにゃ。
にゃにゃ、今度あのヘンポコ‐ズンダラボッチャに出会ったら、『こら、ズンダラ、めっ、めっ』って叱ってやるのにゃ、にゃにゃにゃ、にゃはははは」

三人は笑う。


(((ズンダラボッチャ妖精・・・
その名前の由来について・・
それは筆者がパッと思いついて名づけたのでアールスが、あとから考えてみて、こじつけてみるに・・
どこかの方言に「ズンダレ」という言葉がある・・これは「ズレダレ」の音が変化したもので、「ズレてダレている状態にあること」といったような意味である。
これは特に服装について言う言葉であって、服装が「ズレてダレている状態にあること」という意味である。
だらしがない、しまりがない、という意味も含んでいる。
「ズンダレ」・・
そこからの連想で「ズンダラ‐ボッチャ」と思いついたのかもしれない。「ボッチャ」は面白い発音ということで思いついたのでアールス。
最初からこの存在を「ズンダレ野郎」という風な「ズンダレ」にしようと思っていたので、そうなんだと思う。

そこの方言で似たような感じの言葉に
「ガンタレ」というのがある。
これは「オンボロ」という意味である。
この「ガン」は意味からいって、たぶん「ガレ」からきていると思われる。
枯れ(ガレ)がガンに変化したのだろう
枯れ(ガレ)には、「枯れはてたさま」「尽きはてたさま」という意味がある(冬枯れの景色とか)。
「タレ」は「バカタレ」とか「クソッタレ」についている「タレ」であるのは間違いない。
総合すると、「枯れはてたようなオンボロ」ということになる。
次は、「ガンタレオン」とか「ズンダレオン」というカメレオンに似た妖精を登場させようか。

そこの方言に「もっちゃげ落とし」というのもある。これは相手を言葉で持ち上げておいてそのあと落とす、という意味ナリス。
「持ち上げ落とし」の音が変化したものでアール。
共通語的な「ぶち明け→ぶっちゃけ」も同じような変化でアール。

その他にもそこには、
「俺が家→おいげえ」っていうのもある。
「俺のうち→おれんち」も意味は同じナリス。

・・そういった音の変化も面白い。


他に・・
そう名づけた時に、これを知っていたのかどうか定かではないが、「ズンダ餅」とか、「ズンダモン」という言葉がある・・これは東北発祥にある
(「ズンダモン」はその時は知らなかった。あとで知った。これは、ズンダ餅から派生したキャラクターの名前だそうだ。「ズンダ餅」もその時知っていたかどうか覚えてない)。

「ズンダ」というのは元々は「ぬかみそ」のことで、そこから見た目の状態が似ている「枝豆のつぶしたもの」もそう呼ばれるようになったそうである(色は違うが)。
味つけしたズンダをまぶした餅がズンダ餅である・・おいしそうだなあ・・・
「ズンダ」の元の音は「ジンダ」である「ジンダ」は、漢字語からきている(珍しすぎる漢字語である(むずかしい、むつかしい、むかつしい、むかむか、JK)。
その漢字語も一回変化した(メンド草・・変化したあとの「ダ」は国字《日本で作られた漢字》である・・そういうのはいくつもある)、ということをも付け加えておこう。
(「ぬかみそ」をジンダとかズンダという人や地域が今現在いる・あるのだろうか?)


・・国字といえば、『鱈』は国字である。今ではチャイナもこれを使っている。

さらに国字といえば、近代・現代文明‐文化における『漢字を複数連ねた漢字語』のほとんどは、日本で作られたのである。
学術用語もそうである。
それらをチャイナも取り入れて使っている・・・

・・ちなみに、山形名産の枝豆の品種は「だだちゃ豆」というんだそうだ。「だだちゃ」というのは「おやじ」という意味なんだそうだ(これはわかりやすい、だっちゃ)。
おやじが酒のツマミに食べるからだろうか。
ズンダにしてもダダチャにしても、スカッと気持ちのいい発音ナリス。

・・それから、鹿児島の名産に、ボンタン漬けっていうのがある。
これは、ボンタン(ザボン)という大きなカンキツ類の果物の皮を砂糖漬けにしたものである。
ボンタンというのは面白い名前だが、その名前の由来はこうである・・1772年の秋、台風を避けて鹿児島の阿久根港に入いった清国の船が、その果物をもたらしたのであるが、その果物の名前がわからなかったので、船長の「謝文旦」の名前をとって、ボンタンと名づけたんだそうだ。その船長が「ボンタン」と名のったんだろう(日本語の音読みでは、普通はブンタンだが)。
チャイナ語っていうのは、時代や地域によって、発音が全然違っていたり、かなり異なるのである。
近代や現代のチャイナでは、そういった昔の、発音や地域別の発音を知ることにおいて、日本での音読みを参考にするそうである(チャイナにそういった文献がないとは不思議な感じがする)(そういうチャイナでは、漢字を使ってのコミュニケーションは昔からできたんだそうである)。
で、日本での音読みには、呉音、漢音、唐音、宋音、といったのがあるので、それらを参考にするんだそうだ。

さて、鹿児島には他にもボンタンアメとか、アイスのシロクマとか、カルカンとか、その他いろいろ名物がある・・ジャンボという餅のお菓子もある。これは、両棒がなまったものだろう。串を二本使う餅菓子である。・・・


(((以下、これは、次に書くためのメモ‐ナリス・・
+新登場バカラノボッチャ妖精
(ガンタレオンかズンダレオンという名前にしてもよさそうだ)
それは馬にも鹿にも見える妖精
その妖精は、虹色、赤、青、白、・・・などの馬を天空で引き連れ世界の国々に行って上空から叫ぶ「バカタレどもが~~」
その妖精はトランプゲームでバカラ(カバの逆立ち遊戯)もやるヤカラでもある。
・・・それに関連して、黙示録6:1・・幻‐幻想文学において・・
四頭の馬(白、赤、黒、青い馬)が登場・・・さてはて黙示録か・・・で、その妖精は、バカラノボッチャ妖精という名前もいいが、ガンタレオンかズンダレオンという名前もいいと思う)

・・ついでに・この世界について・・これからは工業製品とか商品とかその他さまざまはガンタレオン‐ガラクタンになっていくだろう・・TT;

・・ついでに・・トラブルダ大塔猟によって 世界各国やロズアンゲレルスなど超絶パニクリマクル・・それは世界のナゴヤ化鴨ダックと怒鳴るどダック・・なんとか名古屋はなんとか・とはいえもたないが)))



スオミは
「あのヘンポコ妖精は、グータラ鍋はバツグンにおいしいとか言ってたわね。あはははは」

ブーミンは
「そうだったね。
ポタミン、それで満足しとこうよ。あはははは」

ポタミンは
「うん、でもにゃ、あいつの味覚なんかズンダラボッチャなのにゃ、にゃはははは・・にゃにゃ、これは取り消すのにゃ。
だけどにゃ、というか、だからにゃ、というか、にゃにゃ、あたい、新しいハミーをかんがえたのにゃ」

スオミが
「へえ、それってどんな料理なの?」

ブーミンは
「ポタミンにも新しいハミーを作るっていう病気がうつったね」

三人は笑う。

シロッピーが「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

ポタミンは
「そうなのかもにゃ。
それでにゃ、そのハミーは、
『にゃんたん麺』
っていうのにゃ」

スオミとブーミンが笑いだし、ついでポタミンも笑う。

スオミは
「『にゃんたん麺』だなんて、タンタン麺のモジリのネーミングでしょ?」

ブーミンは
「おいらもそう思ったよ。モジリネーミング症までポタミンに伝染したね」

ポタミンは
「にゃははは、そうなのにゃ。
それでにゃ、それ作るためのいろんなのを買いに行きたいのにゃ」

スオミは
「なんか特殊なのが要るの?」

ポタミンは
「要るのにゃ。
あのにゃ、この間ブーミンがコチョレートを作る前に行った、あのオトギの国みたいなお店にも行きたいのにゃ」

ブーミンは
「なんか、型でも買うのかな」

ポタミンは
「そうなのにゃ。型のいいのを探すのにゃ」

スオミは
「『にゃんたん麺』って言うからには、ネコの型が欲しいんでしょ」

ポタミンは
「スオミ、すごいのにゃ。そうなのにゃ」

三人は笑う。

シロッピーが「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

スオミは
「それじゃあ、三人で買いに行きましょ」

ブーミンは
「おもしろそうだね、行こう行こう」

ポタミンは
「にゃにゃ、早く行くのにゃ」

シロッピーが「にゃおんにゃおん」と声をあげる。


・・・準備を整え三人は買い物にでかける。


・・・最初はそのオトギの国みたいな店で・・

ポタミンは
「にゃにゃ、これなのにゃ、気に入ったのにゃ」
と言っていろいろ選んで買い物を続ける。

スオミとブーミンもなんやかんや見てカゴにいれる。


・・・三人は次に食料品店にはいる。

三人はそこでも、さまざまをカゴにいれる。

買い物を済ませた三人はスオミのスミカに戻る。

三人を迎えたシロッピーが「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

三人はシロッピーをナデナデする。

・・・やがて、
準備を整えたポタミンは
「ニャンタン麺をつくるのにゃ」
と言って料理を始める。

ポタミンはボウルに小麦粉をいれ、さらにトトロいものすり下ろしたのをいれ、タマゴと大豆の粉末もいれる。

ポタミンはそれにほんの少しカンスイと塩を加え、よく混ぜて練り始める。

ポタミンは
「にゃにゃ、いい感じなのにゃ」
と言ってシリコン製のネコの型をもってくる。

その型には小さなネコがたのクボミがたくさんある。

ポタミンはその型に練り上げたネタをホドヨク詰め込む。

スオミが
「これがニャンタン麺の正体ね」
と言って笑う。

ブーミンもポタミンも笑う。

ポタミンは
「にゃははは、ネーミングだけで全部わかっちゃうにゃんて、あたい、なんか失敗したってことかにゃ?」

ブーミンは
「いやいや、ポタミン、それっておいら大成功なんだと思うよ」

三人はまた大笑いする。

シロッピーが「にゃおんにゃおん」と声をあげる。


ポタミンは、シリコン製のネコの型に詰めた麺の素を電子レンジにかける。

ポタミンは麺の素を新たに詰めて、それを何回か行う。

ポタミンは
「いったんホドヨク加熱しておかないと、茹でたとき型崩れしちゃうのにゃ。だからこうするのにゃ」

スオミは
「にゃるほどねえ。ポタミン、なかなかやるじゃない」

三人は笑う。

ブーミンは
「にゃんという配慮なんだ」

シロッピーが「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

ポタミンは
「つぎはスープと具材たちにゃのにゃ」

ポタミンは鍋に水を入れコンロにかける。
その鍋に、ひき肉、キノコ、手羽先、干し大根の細切り、トトロイモなどを入れ、煮る。

煮あがったところで、さっき作ったネコ型の麺を入れ、軽く煮て、さらにニンニクとショウガのスリオロシ、味付け料とラードを入れる。

ポタミンはでき上ったそれを、3つのネコの絵入りのドンブリによそい注ぎわける。
シロッピー専用のウツワにも同じくよそう。

ポタミンは、それら丼のトッピングとして、
ザーサイ、
すりゴマ、
ゆで卵、
紅ショウガ、
を飾り、ラー油をかける。

ポタミンは
「にゃにゃ、シロッピーおいで、これにオシッコを少しずつ入れるんにゃ」
と言って、シロッピーを抱き上げ、丼に近づく。

スオミとブーミンは驚いた様子で目を見張る。

すぐにブーミンは
「おいおい、ポタミン、にゃんてことを」

ポタミンは
「にゃはははは、ジョーダンなのにゃ」

スオミとブーミンは大笑いする。

ポタミンは
「にゃにゃ、シロッピー、この丼の前でにゃおんにゃおん、と歌うのにゃ」

シロッピーが「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

三人は笑う。

ポタミンは
「これでニャンタン麺のできあがりなのにゃ」

三人とシロッピーは席につく。

ポタミンは
「さあ、シロッピー、にゃんとか言うのにゃ」

シロッピーは「にゃおんにゃおん」と声をあげる

ポタミンは
「ほらにゃ、シロッピーが食べなさいって言ってるのにゃ」

スオミとブーミンは大笑いする。

三人とシロッピーは食べ始める。

スオミが
「なかなかイケるわね、ポタミンもやるじゃない」

ブーミンは
「ポタミン、おいしいよ、旨い」

ポタミンは
「シロッピーからの祝福がはいってるからにゃ、そうなるのにゃ」

シロッピーが「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

ポタミンは
「担々麺の担っていうのは、担ぐっていう意味なのにゃ。昔中国で天秤棒で担いで売り歩いてたって話しなのにゃ。
だからにゃ、ニャンタン麺は、ネコを肩に担いで食べるのが正式の食べ方なのにゃ」

三人は笑う。

シロッピーが「にゃおんにゃおん」と声をあげて椅子からおりてポタミンの肩にのる。

三人はドッと笑う

ポタミンは
「シロッピーはいい子なのにゃ。
それからにゃ、ニャンタン麺のタンは、ネコちゃんの『ちゃん』と同じにもとれるんにゃ。ネコたんってことなのにゃ、にゃはははは」

三人は笑う。

シロッピーが「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

ブーミンは
「それにしてもポタミン、さっきのあのオシッコの件では、冷や汗がでたよ」

ポタミンは
「にゃははは、汗をかくのはいいことにゃんにゃ,サウナの代わりになるのにゃ」

スオミは笑いながら
「スオミつまりフィンランドのサウナって気持ちがいいんだから。健康にもいいしね」

シロッピーが「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

スオミは
「ここのすぐ近くにサウナの施設があるわよ」

ブーミンは
「今度行ってみようよ」

ポタミンは
「行くのにゃ行くのにゃ。シロッピーも連れて行くのにゃ。
そしたらにゃ、今度こそシロッピ-がブーミンにオシッコをひっかけるのにゃ」

シロッピーが「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

ブーミンは
「そうなると大汗をかきそうだなあ」

三人は笑いながらハミーを進める。

ややあってブーミンは
「ポタミンはシロッピーのオシッコにこだわってるみたいだけど、それって健康にいいのかい?」

ポタミンは
「にゃははは、そんなこと知らないのにゃ。
ニャンタン麺っていうネーミングから、そういうことになったんにゃ」

スオミは
「シロッピーのオシッコを水で薄めて植物にやれば、なかなかいいみたいよ。あたしお花でやったことあるんだ」

ポタミンは
「にゃにゃ、それなのにゃ。
今度、シロッピーのオシッコで育てた野菜を使ったニャンタン麺を作るのにゃ」

三人は笑う。

シロッピーも笑う?じゃなくて、「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

ブーミンは
「ニャンタン麺については、いろいろオカシナことがあるんだなあ」

ポタミンは
「にゃはははは、そうなのにゃ」

シロッピーが「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

ポタミンは
「それからにゃ、担々麺の話しをしたから、ついでに話すのにゃ」

ブーミンは
「なんか面白い話しなのかな?」

ポタミンは
「ちょっと面白いのにゃ。
ラーメンのことなのにゃ。
ラーメンって言葉は元々は、中国の麺の種類のことなのにゃ。
手延べそうめんのように、手で引き延ばして作る麺のことなのにゃ。
Lで始まるラーは、引っ張るという意味なのにゃ。
手延べLa-ミエンなのにゃ。
それって料理なのじゃないのにゃ。
手延べそうめんって言ってるようなものなのにゃ」

ブーミンは
「ふーん、そうなのかい。
手延べそうめんっていえば、料理のことじゃないね。麺の種類のことだね」

ポタミンは
「うんうん、そうなのにゃ。
それでにゃ、今、世界に広まってるラーメンは、日本語のRで始まる日本の麺料理なのにゃ。日本語のRはL音にちかいけどにゃ」

スオミは
「にゃるほどねえ、豆知識が増えたわよ」

ポタミンは
「だからラーメンは中国の料理じゃないのにゃ。日本の料理なのにゃ。醤油も日本発祥なのにゃ」

ブーミンは
「ふーん、そうなんだね」

ポタミンは
「それからにゃ、醤油のことを欧米ではソイとかソイソースっていうんだけど、それは鹿児島弁で、醤油のことをショイとかソイとかいうからなのにゃ。
初期のパリ万博に薩摩藩が展示館を建ててさまざまを出品したのにゃ。
それから昔、鹿児島とイギリスの関係が深かったからそういう名前になったのにゃ」

スオミは
「ふーん、そうなんだ」

ポタミンは
「だから、大豆のことをソイビーンっていうことになったのにゃ」

ブーミンは
「にゃるほどねえ、ソイとかソイソースやソイビーンの語源はほかからは全くでてこないからなあ。中国語からも全然でてこないよ」

ポタミンは
「うん、こういった豆知識はいいもんなのにゃ。
今のは大きな豆の大豆知識なのにゃ」

スオミは
「あははは、そうだねえ、・・
あ、そうだ、豆知識といえば、この間のウナリ寿司のことを思い出したわよ。
最初、ウナリ寿司ってイナリ寿司のモジリかとチラッと思ったんだ。
でね、イナリといえば、スオミつまりフィンランドには、イナリっていう町があるのよ」


・・・次の日・・

スオミが
「あのねみんな、今日はカニ‐ハミーを作って食べようか」

ポタミンは
「にゃにゃ、おいしそうなのにゃ」

ブーミンは
「カニねえ、さてどんなハミーなんだろ」

スオミは
「今日はあたしが全部やるから、あんたたちはシロッピーと遊んでなさい」

シロッピーが「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

二人とシロッピーはネコジャラシ的なオモチャたちで遊び始める・・・


・・・1時間ほど経つ・・


スオミが
「さあ、みんな、できたわよ~ 食卓においで」

ポタミンは
「にゃにゃにゃ」
ブーミンは
「わーい」
シロッピーは
「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

三人はテーブルに行って席につく。

テーブルの上にはそれぞれ大皿が置かれている。

シロッピーの席には小さめの皿が置かれている。

皿たちの上にはそれぞれいろんなハミーが置かれている。

ポタミンは
「にゃにゃ、にゃはははは、へんなハミーなのにゃ。
小さいカボチャ丸ごと2個、
ジャガイモ丸ごと2個、
魚のすり身の大きなボール2個、
大きな厚揚げ丸ごと2個、
小さめの大根丸ごと、
大きな人参2本丸ごと、
ブロッコリー丸ごと、
なんかがが載せられてるにゃ」

ブーミンは
「あはははは、
でもさ、タルタルソースとトマトソース系のディップも添えられてるよ。
丸いパンも丸ごと載せてあるね」

スオミは
「シロッピーの皿には、それらをカットした小さいのが丸ごと、と、タルタルソースとディップね」

味噌汁もそれぞれの横に置かれている。

スオミはなにかオモチャみたいなのをテーブルに載せる。

スオミはそれに向かって
「カニポン、カニポンダンスを踊りなさい」
と言う。

すると、そのなにかは踊りだす・・二本のハサミを振りかざしカシャカシャさせて、カニのように動きだしてダンスする。

ポタミンが
「にゃははは、これってカニのオモチャなのにゃ?」

スオミは
「そうなのよ、でもね、オモチャだけど凄いのよ。言葉でコントロールできる優れものなのよ。
最新のAIコンピューター制御なんだから。
それでね、この子の名前をカニポンって名づけたのよ」

カニポンは「ポンポン」と声をあげながら、ハサミを振り立て踊ってみんなに挨拶する。

ブーミンは
「すごいなあ、よくできてるなあ」

スオミは、キッチンバサミを6っつ持ってきて、三人の皿の横にそれぞれ置く。

スオミは
「カニハミーはこうやって食べるのよ」
と言って、両手にハサミを持ち、まずはカニのように上にあげ、それからハサミをカシャカシャやりながら、皿のハミーをハサミで切って別のハサミでつかんでタルタルソースやディップをつけて食べ始める。

ポタミンとブーミンは大きく笑いだす・・
二人の笑いは止まらない・・・

スオミも笑いながら
「うんうん、なかなかのもんね。
これは海と山と平原の幸を使った特製のダシで煮込んだんだからね。
仕上げ前にいろんな香辛料も入れたんだ」

ブーミンとポタミンもスオミと同じようにして食べ始める。

ポタミンは笑いながら
「にゃにゃ、おいしいのにゃ、食べ方の珍しさがおいしいソースになってるのにゃ」

ブーミンは
「あははは、ポタミンの言うとーりだね。
おもしろくて美味しいよ」

スオミは笑いながら
「カニポンちゃん、シロッピーに食べさせてあげなさい」

シロッピ―は「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

カニポンは「ポンポン」と声をあげ、
シロッピーの前に行って、カニポンのハサミたちでシロッピーに食べさせ始める。

片方のハサミでハミーを押さえ、別なハサミでカットし、それをハサミでつかんで、タルタルソースやディップをつけてシロッピーに食べさせる。

シロッピ―は「にゃおんにゃおん」と声をあげて食べる。

その様子を見ている3人は、大笑いする。

スオミは
「タルタルソースは足りたかな?」

ブーミンは
「充分足りたよ、タルタルだったよ」

三人とも笑う。


・・数日後・・・

三人は熱気球とハングライダーをやりに遊びにでかける。

目的地に着く。

三人はまずは熱気球に乗り上って上空を散策する。

ブーミンが
「わあ、いい眺めだなあ」

スオミは
「わお、凄いわね。
あれっ、あそこに見えるのは何かしら? ヘンなのがいるね」

ポタミンが
「あれってなんかヘンなのにゃん、あたいが見てくるにゃ」
と言ってゴンドラから出て見にいく。

戻ってきたポタミンは
「にゃにゃ、あのにゃ、あれは男の人がタコを散歩させてるのにゃ」

スオミもブーミンも笑いだす。

ポタミンは
「にゃははは、あのにゃ、その人がいうには『このタコとは海で知り合ったんだ。こいつは今はぼくのうちで生活してるんだ。で、今散歩させてるんだ』だってさ。
そいでにゃ、
そのタコが言うには『吾輩はタコである。名前はもうある、ハッポンじゃじゃ丸。
この野郎は渚で吾輩を踏んづけたんじゃじゃ丸。
そいでなそのバツとして今はこいつの家に住んでメンドウみさせてるんじゃじゃーぜ。
そいでな、今この野郎を散歩させてるんじゃもんじゃほいさっさ。
こいつが運動不足になるといかんからなんじゃらほい』だって。
にゃはははは」

三人は大笑いする。


・・・空の散策が済むと三人はそれぞれハングライダーに乗って怖い思いをする。


・・それが済んで・・・

スオミが
「やだやだ! あたし、もうハングライダーには二度と乗らない。面白いんだけど怖すぎのマックスなのよ。寿命が縮んだじゃない。やだやだ!」

ポタミンは
「にゃにゃ、スオミがそうなのは想像がつくにゃんけど、あたいは飛べるし世界中を飛び回ってきた飛んでもある妖精なんにゃから、面白くもにゃんともなかったのにゃ。怖くもなかったんにゃ。つまんにゃいのにゃ」

ブーミンは
「おいらもスオミと同じ立場だね。
それでさ、今回のプランはおいらがだしたんだから、スオミ、ポタミン、ごめんよ」

スオミは
「ブーミン、あやまることはないのよ。みんな賛成したんだからね。人生にはいろいろあるのよ」

ポタミンは
「そうなのにゃ。ブーミン、あやまることはなんにもないのにゃ。いい経験になったのにゃ。あやまったら、『ブーミン、めっめっ』てとこなのにゃ」

三人は大笑いする。



・・3日後・・・

スオミが
「みんな、今日は、スゲパティ・ニッポリタンを食べようね」

ポタミンは
「にゃははは、そんな名前のハミーにゃんて初めて聞くのにゃ」

ブーミンは
「あははは、またまたスオミの新機軸が始まったね」

ポタミンは
「その名前、にゃんか、スパゲティ・ナポリタンに似てるんにゃ」

ブーミンは
「あ、そうだね、ポタミン、鋭いなあ」

ポタミンは
「スオミ、それって、もじりネーミングなのにゃ?」

スオミは
「あははは、ポタミン、よくわかったわね。そうなのよ」

ブーミンは
「ってことは、麺のハミーなんだろうね」

スオミは
「あはははは、そうなのよ」

スオミは
「それじゃあ、食材を買い出しにいこうね」


・・数時間後、三人は食材たちを買ってスオミのスミカに戻る。


スオミは
「さてと、みんな、スゲパティ・ニッポリタンをつくるわよ」

スオミは冷や麦を折って炊飯器で炊き始める。

ブーミンが
「ええっ、冷や麦なのにそんなことするの?」

スオミは
「そうなのよ、これは塩を使ってない無塩の冷や麦なんだ。
だからルチタみたいに炊けばいいのよ。
無洗米と同じく洗わなくてもいいしね」

ポタミンは
「にゃーるへそ、それだと水やエネルギーと手間がすごにゃく省けるにゃ」

三人は笑う。

スオミは
「そうそう、塩を使ってある乾麺は、お水たっぷりで茹でて、それから水洗いするでしょ。だから、今ポタミンが言ったとおりなのよ」

ブーミンは
「にゃーるへそ、まったくもってそのとーりだね。パスタやインスタントラーメン的なのは、別として」

三人はまた笑う。

スオミは
「そうなのよ。パスタにもこの手が使えるんだ」

ポタミンは
「にゃるほどにゃ」

スオミは
「それからね、パスタは、ボウルに入れて水も入れて、電子レンジにかけて炊き上げれば、いろんなタイプの麺に仕上げることができるのよ。
うどん風とか、やきそば風とか、つくれるのよ。
柔らかくなりすぎたらチンして水分を飛ばせばいいし、硬すぎたら水を加えて柔らかくすることもできるんだ」

ポタミンは
「にゃにゃ、すごいにゃ」

スオミは
「赤飯もこの手で簡単に作れるんだ。まず、ドンブリかボールに入れた小豆と水をレンチンして、それからモチゴメと水をチンして、それらを混ぜ合わせてさらにレンチンするんだ。水加減がポイントになるわね」

ブーミンは
「ふーん、そうなんだスオミって研究熱心なんだね」

ポタミンは
「にゃにゃ、すごにゃくおもしろいにゃ」

スオミは
「それからね、そういった食材を水で戻しておくと、また違ってやりやすくなるんだ」

ブーミンは
「ふーん、そうなんだね」

スオミは
「もっと言うと、インバーター式の電子レンジだと、卵もいろいろに調理できるんだ」

ブーミンは
「オンオフで調整する電子レンジだと、卵のばあい、難しいのかもね」

スオミは
「そうなのよ。できないことはないけどね」


・・・冷や麦が炊き上がる・・


スオミは炊飯器の蓋を開けて、ウチワであおぎながら冷や麦をかき混ぜる。

そしてスオミはゴマ油をちょっと多めにたらして、さらにかき混ぜ続ける。

スオミは
「こうやっておかないと冷や麦がくっついちゃうからね」

充分冷えたところで、スオミは冷や麦をウツワにとり、冷蔵庫に入れる。

スオミは
「熱いのを冷蔵庫に入れるのはいけないんだ。電気のムダが大きいし、冷蔵庫の寿命も短くなるんだからね」

ポタミンは
「にゃるほどにゃー、スオミってよく考えてるのにゃ」

ブーミンは
「うんうん、スオミのやり方は理にかなってるね。
これからの時代はエネルギーや水とか、いろんな物に困ることになりそうだから、そうしなくっちゃ、てとこだね」

スオミは
「そうそう、そうなのよ」

ポタミンは
「うんうん、あたいには未来が見えるんにゃ。そのとーりなのにゃ」


スオミは次に大根おろしを作り始める。

スオミは
「大根は下の方が肉質が緻密で、おまけに辛いのよ。
だから、下の方を今回使うんだ。
それでね、あたしは大根の皮はむかないのよ、メンドクサイからね。皮の細切れが混じるけど、それはいいアクセントになるしね。
それにね、食材もなにもかにも、皮は重要でスバラシイものなのよ。
食品の素材の皮っていうのはほとんどが栄養があって美味しいんだ」

ポタミンは
「にゃにゃ、そうなのにゃ」

ブーミンは
「おいら、大根おろしも大好きなんだ。とくに辛いのがね」

スオミは
「昔のむかしは、大根を、『オーネ』って言ってたのよ。大きな根っこだからね」

ブーミンは
「オー、そうなのネー」

みんな笑う。

ポタミンは
「にゃ~るへそ、にゃにゃ」

三人とも笑う。

シロッピ―が「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

ブーミンは
「ポタミンのヘソが鳴るんだね」

また三人の笑いの花が咲く。


スオミは
「タレ、ソースを作ろうね。名づけてタレソースよ」」
と言って、
醤油、卵の黄身、マヨネーズ、ダシその他で、タレソースをつくり、最後にトロミをつける。

ブーミンは
「そのタレ、オイシソース」
と言って笑う。

みんな笑う。

ポタミンは
「スオミ、加熱を絶妙にしたんにゃ。にゃからトロリと仕上がったんにゃ」

スオミは
「ポタミン、そうなのよ、これは加熱加減がむずかしいのよ」

シロッピ―が「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

ポタミンは
「ソースってことで、こないだのカニハミーの、タルタルソースのことを思いだしたのにゃ。
タルタルソースが充分足りて、タルタルっていうブーミンのジョークをにゃ」

三人とも笑う。

シロッピ―が「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

スオミが
「あんたたち、ソースとサルサの語源、知ってる? 
サルサって、メキシコあたりで使うソースね。スペイン語でソースっていう意味なんだ」

ブーミンは
「うーん、語源ねえ」

ポタミンは
「にゃにゃ、うーん、にゃんとも言えにゃいにゃあ」

スオミは
「語源はどっちも『塩』なのよ。ソースの語源は『ソルト』ね。サルサも同じなんだ。スペイン語あたりの『塩』ね。発音が似てるでしょ」

ブーミンは
「ふーん、なるほど」

スオミは
「日本の昔の味付け用のタレソースみたいなのは、『ひしお』って言ってたのよ・・塩を使った発酵食品かなんかなんだ。
それにも『塩・潮』がはいってるわね。
ハミーの味付けには塩のはいったものがほとんどだから、納得がいくね」

ポタミンは
「にゃにゃ、おもしろいのにゃ」


スオミは、わさび、和がらし、マスタード、西洋わさび大根、タカナの漬物を準備する。
それからスオミは、冷蔵庫から、冷麦を取りだして、三人用のドンブリと、シロッピー用の器に取り分ける。

ブーミンが
「ドンブリを使うの?」

スオミは
「そうなのよ、皿によそうより、ドンブリに入れて、箸で食べた方がおいしく感じるのよ、すくなくともあたしはね」

ポタミンは
「にゃにゃ、あたいもそうなのにゃ、ナイフやフォークを使って食べるより、ドンブリと箸のほうがおいしく感じるのにゃ」

ブーミンは
「おいらもそうだよ」

シロッピ―が「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

スオミは、それらドンブリの冷麦の上に大根おろしをタップリかける。
それから充分冷えたタレソースをかける。
その上にカットしたサラダチキンとサーモンの刺身をのせる。
さらにタレソースをかける。
それから、わさび、和がらし、マスタード、西洋わさび大根、タカナの漬物をのせる。
そして七味トウガラシをふりかける。
それから最後に氷をのせる。

スオミは
「さあ、みんな、食べようね」
と言って、テーブルに、あのAI搭載のカニポンを載せる。

みんなが「うまい、おいしい」と騒ぎだす。

スオミは
「カニポンちゃん、シロッピーに食べさせてあげてね」

シロッピ―が「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

カニポンは「ポンポン」と声をあげ、シロッピーの前に行き、食べさせ始める。

みんな笑う。

ポタミンが
「ほんとにおいしいのにゃ」

ブーミンは
「すんごくおいしいね。
ところでさ、スゲパティ・ニッポリタンっていうネーミングなんだけどさ、スゲパティはスパゲティのもじりだってことはわかったんだけどさ、ニッポリタンの方はどうなってるのかなあ?」

ポタミンは
「日本風って感じはするのにゃ」

スオミは
「そうそう、日本風っていう意味なんだ。
最初は東京の日暮里をもじってニッポリタンってしたんだけど、ニッポンをもじってもいいな、っていう結論になったのよ」

ブーミンは
「つまり、日本風の麺ハミーってことだね」

スオミは
「そう、冷麦日本風、じゃインパクトがないでしょ。冷麦は日本発祥だし、注目を集めないでしょ」

シロッピ―が「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

ポタミンは
「にゃーるへそ、すごにゃく面白いネーミングなのにゃ」

ブーミンは
「スパゲティ‐ナポリタンっていうのは、日本発祥のハミーだよね」

スオミは
「そうそう、そうなのよ。そうなんだけど、ナポリタンなんて名のってるんだから」

ポタミンは
「スパゲティ‐ナポリタンはケチャップを使うのにゃ」

スオミは
「そうなんだよね。イタリアのスパゲティにはケチャップを使ったものなんてないんだ」

ブーミンは
「今ではあるかも知れないよ」

スオミは
「あるかもしれないけど、それって、日本のを取り入れたってことなんだろうね」

ポタミンは
「日本人経営ってことになるのかもにゃ」

スオミは
「そうかもね」


・・・スオミは
「さてみんな、ここでクイズよ。
今回のハミーで、何かの共通点がある食材類はなんだかわかるかな?」

ブーミンは
「食べることのできる食材だらけだね、あははは」

スオミは
「あははは、それってマチガイじゃないけど、単純すぎる答えね」

ポタミンは
「にゃはは、えーとにゃ、辛いのが勢ぞろいしてるにゃ。にゃはは」

スオミは
「あははは、それもマチガイじゃないけど、もっと踏み込むのよ」

ブーミンは
「なにか同じ種類の食材類が使ってあるのかなあ?」

スオミは
「一歩踏み込んだわね」

ポタミンは
「にゃにゃ、辛いのたちが同じ種類にはいってるのにゃ?」

スオミは
「ようやく二歩踏み込んだね」

ブーミンは
「大根にわさび、和がらし、マスタード、西洋わさび大根、タカナの漬物、そして七味トウガラシ、うーん、それらは『辛いぞ』っていう種類の植物の仲間なんだろうね」

スオミは
「あははは、近づいてきたわね。それっていい線いってるわね。でもねこのクイズではその中の七味トウガラシと山椒だけは違うんだ。辛さも違うしね。それでね、これは学術的な話しのクイズね」

ポタミンは
「にゃにゃ、大根にわさび、和がらし、マスタード、西洋わさび大根、タカナが同じ仲間なのにゃ」

スオミは
「そうそう、そうなのよ。
でね、西洋わさび大根は、ホースラディッシュ・馬大根ってもいうんだ。クイズの答えの前にちょっと面白い話しを入れようね」

ブーミンは
「あははは、馬大根なんて面白いネーミングだね。スズメのエンドウとかカラスのエンドウなんかを連想するよ」

ポタミンは
「にゃははは、カラスウリも面白いにゃ」

スオミは
「ヨーロッパあたりの野原に馬大根が生えていたら、馬がその葉っぱを食べてしまうのかもね。詳しいことは知らないけど」

ブーミンは
「たぶん、そんなところなんだろうね」

ポタミンは
「あのにゃ、今度ブーミンはヨーロッパに行くのにゃ。そしてどこかの野原で馬大根の葉っぱをムシャムシャ食べるんにゃ。
そしてにゃ、それをブーミン大根っていう名前に変えるんにゃ。にゃははは」

三人して笑う。

スオミは
「そういえば、ブーミンはムー大陸の草原で、落ちてきた流れ星がコンペイトウで、それを食べてから食いしん坊になって、ムー民ヒッポからブーミンヒッポに改名したんだって言ってたわね。あははは」

ポタミンは
「にゃははは、そんなことがあったのにゃ」

ブーミンは
「実はそうなんだ、あははは」

みんな笑う。

スオミは
「それでね、粉ワサビっていうのがあるでしょ。あれって馬大根から作られてるのよ」

ブーミンは
「そうなのかあ。でもなんでそうなってるの?」

スオミは
「原材料が安いからよ。和ワサビ‐本ワサビは凄く高いでしょ」

ポタミンは
「ブーミン大根は安いのにゃ。にゃははは」

三人とも笑う。

シロッピーが「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

スオミは
「さて、ここでクイズに戻って・・大根にわさび、和がらし、マスタード、西洋わさび大根、タカナは同じ仲間で、アブラナ科なんだ、これが答えよ」

ブーミンは
「アブラナって、あのきれいな菜の花が咲くやつなんだろうね」

スオミは
「そうそう、そうなんだ」

ポタミンは
「油が採れるからアブラナっていうのにゃ?」

スオミは
「そうそう、そのとーりなんだ」

ポタミンは
「ふーん、そいでにゃ、七味トウガラシはどうなのにゃ?」

スオミは
「七味トウガラシの中のトウガラシはナス科で、山椒はミカン科ね」

ブーミンは
「そうなんだ、そういえば、トウガラシの形は、ちょっとナスに似てるね」

スオミは
「そうね」

ポタミンは
「山椒は見た目はミカンには似てないにゃ」

スオミは
「そうなのよね」

ポタミンは
「にゃにゃ、そいでにゃ、アブラナって、菜の花が咲くあれなのはわかったんにゃけど、アブラナ科には辛いのが多いってことなのにゃ?」

スオミは
「そうそう、そうなんだ」

ブーミンは
「さてみんな、大根にわさび、和がらし、マスタード、西洋わさび大根、タカナがアブラナ科ってのが答えなのさ」

ポタミンが
「にゃははは、ブーミンがまるで、知ってたっていうような答え方なのにゃ、にゃははは」

三人とも笑う。

シロッピ―が「にゃおんにゃおん」と声をあげる。

カニポンはポンポンと声をあげながら愛嬌をふりまく。

三人は「辛い辛い」と言いながらスゲパティ・ニッポリタンを食べ続ける。

カニポンはシロッピーに食べさせ続ける。


・・次の日・・・

スオミが
「あのさみんな、考えたんだけどさ、ブーミン食堂をつくろうか」

ブーミンは
「ブーミン食堂? なにそれ?」

スオミは
「ムー大陸のハミーを提供する食堂よ」

ブーミンは
「それ、面白いね」

スオミは
「ブーミン食堂には、あのホコラも置いて、そのイワレも張りだして、お客さんたちに祈ってもらうのよ」

ポタミンは
「あたい、それ、大賛成なのにゃ。神霊と霊魂さんたちが喜ぶのにゃ」

スオミは
「そうそう、そういうことよ」


・・翌日、早速スオミは敷地内に食堂をつくる手配をする・・・

・・・時は流れ、ブーミン食堂ができあがる・・


ムー大陸ハミーは評判を呼びお客さんが増えていく。



あちこち加筆したナリス。


・・・つづく鴨duck・・・(と、  怒鳴るどダック…JK…)・・・


(250105の分を新たに書いた時、24を25と書き換えることを失念してしまって、保存したのでアールス。その結果、そのファイルは専用のフォルダのどこかに行ってしまった。その上でまた後でその古いファイルを開いて書いたのでアール。その結果、二重に書いたことになって、その後その二つを一つにまとめるのに苦労したのでアールス。そこはアホクサビリティ満タンだったのでアール・・あほほほほ)

(そこにおいて、新たに書いたその二つがなぜ同じにならないのか、
という問いが発生する・・そこには自由意思があるからだ、という答えが一番カッチョイイナリス(そこには「偶然」もはいっているが・・この「偶然」についても、詳細に既述している)。
そこは筆者が一番好きで頭をつっこんでいる、心脳科学における課題になるのでアールス。
で、そこではほかにも、「かわいさ」は世界共通で認識される、とか、美しさについてもほぼ同じだ(美しさについては、社会的ななにかがはいってくるという要素もけっこうあるが)とか、生き物の身体とそれを操る脳神経系に存在するプログラムは何者がもたらしたのか、とか、いろいろ悶えながら考えているのでアールス(そこにおいては、先天がほとんどで、その中で後天も参加している)。
それらについても、一応の結論を詳細に既述してきている。
・・・そこでは、タンパク質などの情報発受信物質の情報発受信うんぬんと何度も書いてきている・・・
さてそうなんだけど、さらにそれらについてもっと書くことはメンド草草の大草原なのでアールス・うぇ~~。
・・・宇宙は知性的なさまざまに満ちている・・

筆者の頭の中にその全体像はできあがっているので、記述することはそんなに難しくはないんだが、メンド草草の大草原、メンドウ豆の大草原、ウンザリガニの大群状態なのでアールス)



(あちこちに加筆したナリス)



過去の分の訂正・・「宅配便のダンボール箱に、天地無用と書いてあるが→書いてあることがあるが」・・これはいくらか前にネットに載せた。
・・で、つい最近宅配の段ボール箱に、「こちらが上です」と書かれたのがあった・・初めてでアール・・・グッドジョブ・・。

あと、訂正がいくつかあるんだが、今は思いだせない・・メモはしてあるんだが・・探しだして書くのはメンド草草の大草原、うぇ~~・・・


・・・つづく鴨duck・・・(と、  怒鳴るどダック…JK…)・・・



240723の分

さて、ここまであまりにもメンド草草だったので、ここらで、おふざけ小話にいってみよう・・・

題して「ヘンテコリンな姫とムカデの物語り」

昔むかし、あるところに、虫愛ずる姫君がいたそうナリ・・虫に刺されたり咬まれたりすることもあったそうで、そういうばあいは、その姫君が痛そうナリス(居たそうナリス・・・ダジャレリルレロ)。

虫愛ずる姫君なるそのかわいこちゃんは、ある時、ムカデを捕まえて、飼ったそうナリス。

そのかわいこちゃん曰く
「こら、ムカデ、あんた、歩き方がなっとらんのじゃ」
とムカデを叱りつけ、歩き方をコーチすることにしたそうナリス。

なんでも、飼育箱の中に作った山みたいな所に、ムカデが登る途中で、引っくり返って落ちたことが、叱ったその理由らしい。

そのかわいこちゃんは、さっき言ったように、虫が大好きで虫たちとの付き合いが永いもんだから、虫たちの言葉が使えるようになってるんだそうだ。

そのかわいこちゃん曰く
「こら、歩き方のヘタッピーなムカデ君、歩くときは、まず、一番前の左脚を前にだして、ついで一番前の右脚を前にだして、それから、前から二番目の左脚を前にだして、さらに前から二番目の右脚を前にだして、~~~」
といった風に、ムカデに教えたのでアール。

その効果たるやスサマディック、ムカデは全く歩けなくなったのでアール。

・・・ムカデは心の中で、そのかわいこちゃんを罵ったに違いない
「あんたは、宇宙一のカバの逆立ち人間じゃらほい」と・・・

・・・ここに必然的に新しいコトワザが生まれたのでアールス
「ムカデに歩き方を教える者は、宇宙一のカバの逆立ち人間である・・そういう者は、馬と鹿に蹴られる運命に陥る」・・・



・・・つづく鴨duck・・・(と、  怒鳴るどダック…JK…)・・・



240715の分


「おふざけコトワザ物語り-ファンタジカ-カプリッチオ」を「34」まで書いての「心脳科学など」に関連する感想を・・・

1・・この作品(おふざけコトワザ物語り)を書いていて感じ思ったことのひとつに 「発想」の実態と「新しいなにかの創造」は こういう経過を辿るんじゃないか というのがある。
そこにおいて まずは「連想」について言うと・・
「音」、
「形」、
「意味」、
「観念・概念」、
(言葉の音、文字の形、などもそこにはいる)
からの「連想」がある・・それが基本かもしれない。

それら
「意味」、
「観念・概念」についていうと、
それらと
「正反対の意味」
「正反対の観念・概念」
も、そこにはでてくるだろう。


2・・で 十年ぐらい前にネット上に書いた記事の中にこういうのがある(今思いだしながら これを書く)・
・・それは 「新しいなにかを創りだす過程はこうなんじゃないか」 ということについての形式的な記述である・・・
「共振」 によって素材sの数を増やす・
その次に それらを「なんらかのフィルター」にかけ ふるい落とす・
以上を何回か繰り返す・
それから そこに残った素材sを組み合わせる・
・・そこに新しいなにかが生まれる。


「上述1」の連想」と「上述2」の共振」とはかなりなツナガリがある。

そこにおいて ズレや変形が起きて新しいなにかが生まれるのかもしれない。

「正反対の意味」
「正反対の観念・概念」
もそこには参加するだろう。
それは「色」でいえば補色のような関係にあるだろう。

で 上述の「フィルター」というのは
どんな機序・仕組みになっているのだろうか・・
ここで思いつくことは・・
「関連ありそうな混在化した存在」の中から・
必要なものたちを選びだすという「純粋化」
ということである。

それについては 現在までに 物質的にも抽象的にも電子工学的にも さまざまな「フィルターs」が存在するようになっているので それらを研究すれば参考になるだろう・

・・結局、そのフィルターという働きは、
何かの基準のもとにおいて、「共振する素材sだけを取りだす」、
「共振しない素材sは捨てる」、
ということなんだろう(とまずは思える)。
近年のAIの大元になっている「ニューラルネットワークと、そこでの重みづけ」も参考になるだろう。
・・それだけではなくて、もっと手軽で早く効果をだすための、さまざまな工夫sがそこにはあるようだが・・便宜的な工夫とか、資源を節約するための工夫などをも含めて・・
(それらについても、心脳科学(仮説)の中に既述している)。

・・・で、上述の「重みづけ」について言うと、
対象情報sを基本的で最小の「要素・成分s」に分解して、
頻繁にでてくる「要素・成分s」や、
「何かの基準」のもとにおいて「魅力的だとみなされる『要素・成分s』」、を重要視するということなのだろう(とりあえずは、そう思える)。

ある対象において、その対象のもつ「特徴」は、直近上述の範囲にあるだろう。


・・上述「共振する素材sだけを取りだす・共振しない素材sは捨てる」、という実態

・・・「今までにない新しい何かを創造する」、という実態においては、それだけではないが・・・

・・・で、上述のようにして選びだした『要素・成分s』を組み合わせて新しい何かを創りだす・・


・・・(ここで参考・・これも昔、既述しているが)

ジグソーパズルで考えてみる・・

(1)・小さく分割された台紙の一片sの形s
(2)・そこに描かれている絵柄の断片s
で、バラバラになっているそれらをつなぎ合わせて絵柄を完成させる・・
これは、元々完成された絵柄があるわけである・・よって、新しい何かを創りだすわけではない・・・しかしこの問題においての参考にはなるだろう。
(1)と(2)の間には、何の関係もないとも言えるし、何らかの関係がある、とも言える。

(1)は、テキトーにカットしたわけである。
(2)は、それに伴ってカットされたのである。

そういったジグソーパズルを完成させるには、(1)と(2)を見ながら行う。

・・・うーん、これはここでは役に立たない鴨鴨duck・・・(と、 怒鳴るどダック…どこかの国にそういう事象がある・・と、トランプ占いが告げる鴨duck・・JK…)。


・・・3・・(既述している以下これらも、上述に関係してくる・・


・・生物の発生と進化においても、新しい何かが生まれてきているわけであるが、そこにおいては、遥かなる過去からのデータsと、知性体が存在しなくては、そういった実態は起こらない・・(ただし、小進化は偶然で起こる・・小進化というのは、最も簡単な突然変異である(そこには退歩もあるが)・・それは生物体やDNAなどの仕組みから、カンタンに起こる・・It's so easy・・それに類する何かは多い)。

この宇宙によって創造された人間がそれまでになかった何かを創るばあいにおいても、それと同じであり、それと同じ経過を辿ってきている。

さて・・・

「この世界に『意識』がないとこの世界はないに等しい(これはフニャ論だが・・フニャ論という表現の意味についても詳細に既述)、

「タトエとしての水蒸気sと、それらの存在する「世界・空間・次元」がある・・そこには知性が存在するしかない・・(これもフニャ論といえばフニャ論だが、「知性体」と「意識体」が存在することについても、さまざまに論証している・・確実な証拠sを挙げて・・その証拠の中には、タネもシカケもないマジックの存在や多重人格(解離性同一性障害・・名称を変えたのは、多重人格という名称には、怖いというイメージが付随してきたからだろう)の存在がある)。

上述の「そういった次元と知性の存在がある」においての補足のひとつとしてこういう実態がある・・・
A・現代物理学では、空間は「計算(演算)」をして、素粒子sや宇宙線や物質の大元を生みだす、となっている(それは演算子が最重要だということ・・演算子sというのは、計算する能力をもつ無数の素子s(複数の立場で見ればそういう表現になる)、というような意味である」

「その「世界・空間・次元」から相転移して生みだされる物質的な素材s」・・それらは、「生物が発生し生きていけるような素材s」になっている(もちろん、生物にとって危険な素材sも発生するが・・それは質の対生成の範囲にあるだろう)。
なぜ、「生物が発生し生きていけるような素材s」になっているのかというと・・・上述「この世界に意識がないと、この世界はないに等しい」をもってくると、この世界に意識をもつ人間のような生物を存在させるためである、といえる。そしてその意識内容を豊富にするためだといえる。生物が存在しないと意識内容は増えない・・意識内容を増やさないと意識体も知性体も「煮詰まってしまって腐ってしまう」・・よって、生物が生まれ生きていけるような物質世界を創るのである。

・・・生物の発生と進化や退歩についても、詳細に既述している・・人間がそれまでになかった新しい何かを創りだす様子も詳細に既述している・・・

で、直近上述が、「新しい何かを創りだすこと」において、どう関係してくるのかといえば、
「生物の創造とその進化」という命題(文言・言葉)とその実態が、新しい何かを創ることに関係しているからである。

「偶然によって生物が発生したとは考えられない(これについても苦労して詳細に既述している」・・それから「現在までの世界において、新しい生物が発生したという実態はない」・・「変化したという実態はあるが」・・この「変化」というのは「突然変異による小進化・変化」という実態にある」・・・それくらいのことは起こるのであるが、大元の「生物の誕生」という実態と新しい種の発生においては、「知性体の存在とデータの蓄積がないと起こらない」のである(苦労して詳細に既述している・・・「繰り返すと、生物の発生と大進化・・新しい種が誕生する、・・といった実態は、「知性体の存在とデータの蓄積がないと起こらない」のである・・・」

さらに、人間が、それまでにない新しい何かを創りだすことにおいては、試行錯誤とデータの積み重ねと知性の進化が必要となるのである(詳細に既述している)。

・・・ということで、繰り返しになるが、「それまでにない新しい何かを創りだすことにおいては、データの積み重ねと試行錯誤と知性の進化が必要なのである。


・・・ある程度前から直近上述までをまとめると(どこからどこまでなのか読み返すのがメンド草なので、手を抜いてこう書こう)、
「この世界に、意識がないと、この世界はないに等しい」
「意識の存在する次元の世界には、知性が存在する(空間すらも計算能力をもっている)」
「そういった次元の世界に存在するところの物質の元sが、相転移して生物が存在し生きていけるような、物質sになる(さまざまな情報もそこに入れられて)(生物の存在にマイナスな物質もそこでは生まれるが・・それはどうしようもない)・・・知性的な何かがそれを為す」
「そういった実態が、知性的な情報を大きく増やすことになる・・・生物や人間がいなければ、知性的な情報は増えない・・知性的な情報が増えなければ、意識と知性の存在は、うんざりして腐っていく・・よってそれを避けるために、そういう実態になる」

で、
生物やそれらの脳を創ったのも上述の実態の中にある。
昆虫、植物、動物、その他微生物などを創ったのも、同じくそれらである。
・・・それら被創造物sは恐ろしく微妙・精妙・精巧にできている(これについて書くと、長くなるが、それらについてのさまざまを既述している)。


・・・さて、このチャプターの主題は、
「新しいなにかの創造」は、 こういう経過を辿るんじゃないか、というところにある。



(以上、殴り書きのため、構成がよくない・・そのうち手をいれる鴨duck・・・(と、 怒鳴るどダック…JK…)・・・(さてトランプ占いによると・・・))

(以下、次回に記そう・・詳細に既述している)
(ここでは新しい視座・視点をも加えるのだが)・・・

(しっかし、この課題は要素sが多杉だし複雑杉てメンド草草の大草原だ、うぇ~~
おまけに、そこはメンドウ豆の大草原にもなっている・・このメンドウ豆ってのは、植物全体が臭杉て、その臭いを嗅ぐと鼻がヒン曲がるのであーる・・よってさらにメンド草になるのでアールス。
さらには、その大草原には、どういうわけか、海ザリガニまで群がっているではないか。海ザリガニってのは、ロブスターのことで(見た目が似ている)、ウンザリガニといえるのでアール。
昔、海野十三・・うんのじゅうざ・・・という作家がいて、オモティロイ小説を書いていたのであるが、海野という名字は、うんの、と読ませるのでアールス。
したがって、海ザリガニは、ウンザリガニといえるのでアール。
つまり、そのメンド草草とメンドウ豆の大草原には、ウンザリガニの大群がいるのでアール。
ああ、メンド草草の大草原よりずっともっとヒドイのでアール、うぇ~~)

(うーん、むずかしい、むつかしい、むかつしい、むかむか・・・このジョーダンはかなり前ネット上に書いたことがある・・で、ここでもジョーダンとして書いている・・で、「新しい何か」を創りだす、ということにおいては、その全体像は頭の中にできあがっているので、その記述においては、そんなにむずかしくはないのでアールス)・・・


「3」にプラス・・「心脳科学・質の科学・世界哲学」においてもそこらを追究している(既述)・
・この記事の以下にも、それらについてかなり載せている・・・。


・・・以上 不完全ながらメモしておこう・・

(メモ・・脳を創ったのもそれらだ。
昆虫、植物、動物、その他微生物などを創ったのもそれらだ・・・それら被創造物sは恐ろしく微妙・精妙・精巧にできている・・・これについて書くと、長くなる)(美や美観について、も入れる)



・・・つづく鴨duck・・・(と、 怒鳴るどダック…JK…)・・・




240419分

おふざけコトワザ物語り-ファンタジカ-カプリッチオ


一回目の「おふざけコトワザ」に書いたのは・・・

カミキリムシに髪をカットしてもらえる人は人生の達人でアール。

・・・ついでに・・
ニャンコに髪をセットしてもらえる人は人生の達人の師匠でアールス。


・・・さて、ここから、ファンタジカ(ステキナ幻想)-カプリッチオ(狂想曲)が展開されるナリス

まず、カミキリムシの方を行こう・・

・・・さて、まずは予備知識ナリスが、どの辞書にも、「髪切虫」とある。
これを書いている者は、「噛み切り虫」だろうと漠然と思っていたのでアールスが、確認したらそういうことナリサ・・オロロイタとはこのことナーリ・・・

しかも、ある俳句辞典によれば、なんと、「髪をもカンタンに噛み切ってしまうので、この名がある」、といったふうにあるではないか・・加えて、「天牛(テンギュウ)」はカミキリムシの中国語名、ともある・・・


・・・ということで、このおふざけコトワザは必ずしも的外れではないのかもしれない・・


(ここで、某人物曰く「いやいや的外れに終わってしまうのは目に見えているゾ」・・

別な人物「そこを的外れに終わらせないのが、ファンタジカ-カプリッチオというものではないか」・・

最初の人物「へっへっへ・・ギャフン・ギャフン・・・ギャフンというのはなあ、カミキリムシの中国名「天牛・テンギュウ-中国語での発音はたぶん、ティエンニウだと思うんだが、それは置いといて、テンギュウ」をもじったのさ・・牛糞ともじって、さらにギャフンということさ・・つまり、そんな話は牛の糞のようなものだ、といいたいのさ・・へっへっへ」

・・これを書いている者「フン、なにクソ」)


さて、まず、カミキリムシを捕まえるのでアールが、才能豊かな子を探すことになるのは当然ナリス・・・

それで、まずは、カミキリムシはどんな所に棲息しているのか、どんな季節に捕まえにいけばいいのか、どうやって捕まえればいいのか、などなどについて調べるのでアール。

いやいや、それはメンド草草の大草原ナーリ。

そこで、昆虫採集の達人に、こっちの目的を話して協力してもらうのがいいの鴨duck・・・(と、怒鳴るどダック…JK…)。

では、さっそくそれをやってみよう。

その人物-昆虫採集の達人-は、こっちの目的を知るやいなや、顔中口だらけにしてガハガハ笑いだすではないか(口はひとつなんだが)。

予想していたとはいえ、そのあまりの大笑いに、こっちも大笑いしてしまう。

「ガハガハ・・・」

「わっはっは・・・」

二人の大笑いが納まると、その人物-Aさんとしておこう-は、マジメな顔になって、
「そりゃあオモティロイ、協力してしんぜよう」
と請合ってくれたのでアール。

Aさん曰く
「それが成功したら、美容室を開こうではないか。
その美容室の名は、『天牛』でどうだい?」

カミキリムシの中国語名についても話しておいたので、Aさんは、そうのたまう。

「わはは、まるで、牛肉を使った天丼みたいな名前ではないか」

Aさん「あはは、そうだ、そういう料理もだせるようにするのさ」

「牛肉の天ぷらとはメズラカナリ、ってことで、有名になってお客さんが押し寄せるかもなあ。
よっしゃ 共同経営でいこう」

Aさん曰く
「そうしよう」


(えー、ではここで注釈を入れよう。
「これを書いている者」という登場人物(筆者ということだが)をだしたのだが、そのバカ人物が、この物語に登場するようになったみたいなので、非常に書きにくくなったのでアールス(筆者のバカぶりがなしたワザナリス)。
そこで、「ぼく」を登場させることになったのでアールス。
そうしないとメンド草草ナリス。
そこにおいて「これを書いている者」と「ぼく」は別人物なのでアール。
さらに、メンド草草なので、前に書いた文章はそのままにしておくのでアールス)


・・・ということで、ぼくとAさんは、美容に有能なカミキリムシを捕まえにいったのは言うまでもない。

どこかの山に行って、いろんな樹々を見ながら、「うわー、自然っていいなあ」とぼくたちは呟きながら歩いていく。圧倒されるではないか・・・
緑豊かな草ぐさ 樹木たち 大自然のいいにおい 呼吸を豊かにする空気・・・どこをどうとっても人間の遥か上の存在だ。

おまけに いろんな虫たちや昆虫や蝶がいるんだゾ。
ときにはタヌキやリスやウサギなんかもでてくるんだ。

ワクワクどきどきが止まらない。

・・・で、しばらく歩いていくと、カッコイイ昆虫が現れたのでアール。

Aさんが言う
「あれは、カミキリムシの中でも、美麗なスグレモノだよ」

ぼくは
「ほうそうかい、じゃあ捕まえよう」

・・・ということで、ぼくたちはそのカミキリムシを家に連れ帰ったのでアール。

さて、これからそのカミキリムシを美容室で使えるように訓練するのでアール。

ぼくは寝っころがって、そのカミキリ君を髪の毛に這わせてみる。

・・・うーむ、時々髪を切るようでアールが、
結論として、
「これは使い物にならない」
というところに落ち着く。


(以下略・・ネットに載せている)


・・・つづく鴨duck・・・(と、 怒鳴るどダック…JK…)・・・




・・・おふざけコトワザ2プラス・・


「わんこは人間を躾ける・教育する」

・・・わんこは、人間に運動をさせるために自ら散歩に付き合うのでアール。
この連れ合いが運動不足になったらイカンとわんこは思っているので自ら散歩に付き合うのでアールス。

・・道を歩いていると、そういったシーンを目にすることがあるが、その様子はまさに、わんこが連れ合いを散歩させている、これナリス。




・・・おふざけコトワザ・・

カミキリムシに髪をカットしてもらえる人は人生の達人でアール。

・・・ついでに・・
ニャンコに髪をセットしてもらえる人は人生の達人の師匠でアールス。

(これを読んで笑う人も笑わない人も人生の達人ナリス)



(上略)


メンド草草なので、テヌキして・・・


過去に記した「「ミネラルs」の驚くべき 働き」、の項に、「物質s」も入れる。


過去に書いた「知性体の存在の根拠・証 拠s」に、「多重人格の存在」(解離 性同一性障害をもつ人の存在・・昔は 、多重人格障害といわれた)を入れる 。

・・・付記・・そういった複数の人格sが現れる人に おいては、それら人格sの間には、記 憶・感情・性質などの一貫性はない。

ということはつまり、脳だけの働きだ けでは、そういう実態は決して起こら ないという結論に至る。

知性体sの存在があるので、そういう 実態が起こる、ということになる。

(人には心器がある。その心器があの 世に移行した存在を知性体と呼ぶ。現 存の心器も、そういった事象を起こせ る可能性はある)

加えて、記憶には知性体と心器が大き くかかわっていることもそこからわか る。


付記・・・
巫女さんにもそういうことを起こせる 人がいる。



加筆文章

過去に書いた文章のどこかにこれを挿入(これにつ いても詳細に既述しているが、ここで は、それを簡略に記そう・・既述して いる文章sを探し出して挿入するとい うこと)・・

「生体を生み出す遺伝の系の構成要素 s~遺伝子関連の系の構成要素s(主 に、DNAを構成する核酸s、RNA を構成する核酸s、など)」
のもつ情報はきわめて少ない。

一方、「タンパク質など(情報発受信 物質s)」のもつ情報は、きわめて多 い。

以上も、「タトエとしての水蒸気の存 在する『知性的空間』にある知性的な 存在が、そういう性質をもたせたとし か考えられない。
そこには、遥かなる過去からの情報や 知性的な存在sがかかわっているだろ う(これについても詳細にさまざま論 じて既述している)。

(・・・以上を過去に書いた文章のどこかに織り込むことは 、メンド草の大草原なのでアールス・ ・しかし、既述しているセクションs~チャプターs(文章)に、本論s(心脳科学、質の科学、世界哲学)に必要な内容はすべて記してあるナリス・ ・ただ、つながりをもたせてないだけなのでアールス・・・
・・・ああ、メンド草草メンド草・・・
・・・こういうことを書くと、あの古代ギリシャの哲学者で、メンドロクサという人物が現れてメンド草の泥沼にはまることになるかもしれないのでさっさとこれで切り上げよう)・・・




・・・駄文・・・

秋の日に

秋の日に 秋の日は いずこともなくさまよい 空は高く 宙は澄み 知性の満ちた宇宙に なにがあるのか惑う そんな秋の日は やがて冬に向かう そしてそのあといわずと知れた・・・・




加筆して全部載せるのはメンド草杉るので、要点だけを載せよう・・・

既存の論において、「進化においては、さまざまな枝分かれがあるが、幹になる生物があって、それが、次世代の主流をなす生物に進化していく」となっている。

その上で、筆者は詳細にさまざまな論考を独自に既述してきている。

そこにおいて、発想した、
「進化における「幹になる生物」と「幹細胞」は似ている」ということを。

そこから、進化における論考をさらに発展させることができるのかもしれない。

たとえば、遺伝情報における「種という枠組み」についての遺伝情報はどうなっているのか、という課題の追究にそれは役立つのかもしれない、といったふうに。



・・・・・

・・・雑感・・・
ヴィトゲンシュタインという哲学者が書いたといわれている「語りえないことには、沈黙しなくてはならない」といった文言があるが(記憶によれば)、そんなわかりきったことを、アホにカッコつけた文で書くとは、馬と鹿の二頭立ての乗り物を連想するではないか・・・

(ただし、彼は、ある種の哲学者sや、ある種の学者sへの皮肉を述べたのかもしれない、とは思うが)

で、そこを追究していくのが研究者という存在だと思う。
それを、そんなアホでアサハカな考えで放棄するとは、アキラメがよすぎて、そんな人物は馬と鹿の二頭立ての馬車に乗っているかのようだ。

・・・(自慢じゃないが、いや自慢なんだが、いやいや、自慢とかなんとかを跳びこえて・・・ここの文言は削除した方がいい・・・)、筆者は、そういった難問sに挑戦して追究してきており、そこらをネット上にも載せてきている・・・(これは自画自ー賛になるが・・・この文言も削除した方がいい)・・・



・・・おふざけ話2・ポンカン猿物語・・・


今をサルこと2000年以上
さる国のさる所に
さるサルが住んでいたそうナリス

そのサルは賢いと言われていたそうナリ

そのサルは毎日のように酔っ払っていたス

そのサルは毎日 ポンカンの樹に登って ポンカンを集めて ポンカン以外の樹のウロに入れてつぶすのであったス

そこはポンカン山と呼ばれていたス

日時がたつと そのポンカンは発酵してサル酒になったス

そのサルは そういうことで 毎日サル酒を飲んでいたナリサ

「ポンカン山のサル君は 10杯飲んで酔っ払って 跳んだり跳ねたりワッハッハ

それを見ていたカメ君は サル君にマラソンレースを挑むナリサ」

ということで そこでは毎日 カメ君とサル君のレースが見られたそうナリス

麓の人たちは そのサルをポンカンザルと呼び ポンカンザルとモノズキガメのマラソンレースを見て楽しんでいたそうナリス


・・・ところで そのレースsの勝敗は・・・これを書いている者も知らないのでアールス・・・




・・・今回は(も)おふざけ話しを書くナリス・・・



昔か未来か知らないナリスが あるところにポカンアーレという人物がいたそうなのでアール

そのポカンアーレさんの家の庭には ニワトリが二羽 ではなくて
オレンジの樹木が何本も植えられていたのでアール


オレンジの収穫時期ともなると ポカンアーレさんは そのオレンジsで オレンジジュースをつくって 近所の人たちを招いて ごちそうし

「どうじゃ オレンチのオレンジジュースはうまいじゃじゃじゃろうす」
と自慢することを趣味としていたのでアール

招待された人たちは

「オイティー」
「ウマイ」
「スバラシイ」
と賞賛するナリサ

「ウメー メーメーメー」
と声をあげるのはヤギかヒツジ‐ナリサ

(ヤギとヒツジがなんと声をあげるのかは この書き手は よくは知らないナリス)

ヤギもヒツジもそういったジュースが大好きなのでアール(といことにするナリサ)




・・・溶けない・栄養源・・・

サプリの錠剤やキャップレットなど、一晩水につけておいても溶けないのがある(たぶん多いだろう)。
胃腸においては、条件が違ってくるが、それにしてもおかしいと思う。
チュアブルが一番いいと思う。
タイムドリリースなども、想定したようにはいかないと思う(吸収されず大便の中にくるまって、排出されるのが多そうである)。
ミネラルsのタイムドリリースには海草sがいいのではないだろうか。
巻き寿司などの海苔は、ビタミンsとミネラルsが奇跡的に多く含まれており(乾燥という点を除いても)、栄養源として優れていると思う。緑茶の葉っぱもかなりそうである(ただしビタミンB12を含んでないかもしれないが・・総じて植物質のものはそうである)。




・・・以下これは、ネット上に何度も記したことなのでアールスが・・・
「ほとんどのことにおいて、人によって異なる、同じ人でも時や時期によって違ってくる」
という事実は留意すべく非常に大切なことだと思うナリス・・・




・・・さて、今回はいつもの研究・探索(質の科学、心脳科学、世界哲学の研究)に戻ってみよう・・・


・・・加筆した・・・


「美」の起源について考えてみると・・・人間は、なぜ対象を美しいと感じるのか、なぜ美しくないと感じるのか(興奮をも含めて)・・・そこにおいて、人間は、手を加えられてない自然のほとんどを美しいと感じるという実態がある・・・、
・・さらに、言葉・文法の実態の起源(なぜ、人間は言葉をしゃべれ、文法が備わっているのか)とか、
・・なぜ男と女は惹かれあっていろいろさまざまあるのか(詳しく記すと恥ずかしい)(質時間回帰や反発もすごいのであるが・・これについてもさまざまの考察を記している)(これにはホルモンが大きく関係している・・それについては既述している)、
そういった実態が起こるのは、タンパク質などの情報発受信物質が主に関係しているだろう・・それ以外にはありえない(詳細に既述している)・・・


・・・ただし、育った環境と「その人の心器」もいくらか関係しているだろう・・・


以上を、ネット上に詳細に既述している論sと併せて考えるのでアールス・・・


・・で、美を感じる人間の感受性と、それら美の対象となる存在sを分けて考えることになるのでアール・・・
たとえば、男sが「あの女性は美人だ」「あの女性はかわいい」と感じたとして、それらの感受性と、対象になる女性たちを分けて考える、ということナリス・・・
ここにも不思議が詰まっているナリサ・・・
(どう考えても、そこには、タンパク質などの情報発受信物質がかかわっているとしか思えない)・・・

・・・で、以上に関連することとして・・・
「昔、モーツアルトの曲の演奏を初めて聴いたアラブ人たちが笑いだした」、というエピソードをつけ加えておこう・・・
それは楽しかったからだとは思えない・・・
それが自分たちの音楽とかけ離れているので、わけがわからなかったから、と解釈するのが妥当だろう・・・
笑いについて詳細に既述しているように、彼らの心の中で、ふたつの系の情報s(このばあいは、音楽)が干渉をおこして、「うなり」を生じ、笑いが発生した、と解釈するしかないだろう・・・
ここには、育った環境と心器が大きくかかわっている、と言える・・・


・・・以上、メンド草なので、個条書き的に記した・・・


・・それらを総合して考えると、既述しているように、
タトエとしての水蒸気にそれらを実現する知性的な存在がある(あった)としか思われない・・それが、(宇宙の在り方をも含めて・・詳細に既述)、
遺伝を通じてのタンパク質などの情報発受信物質を形作ったのだろう・・遺伝子体系はそこからきているはずだ(ほかに在り様がない・・詳細に既述)・・・



・・・つづく鴨duck・・・(と、怒鳴 るどダック…JK…)・・・)



テンプラの語源を考えてみよう・・面白半分に・・


近頃、なにもかにもにウンザリしていてメンド草草でウンザリ蟹しているので、ネット上に載せることが少なくなっているのでアールス。

ここで脱線するナリサ・・
ちなみに、ウンザリ蟹とは、ウミザリガニのことであって、ロブスターのことなのでアール。

ロブスターはウミザリガニとも呼ばれる・・見た目がザリガニそっくりナリサ・・

で、ウミザリガニは、ウンザリガニともいえるのでアール。

むかし、うんのじゅうざ・・海野十三という作家がいて、海野十三を、うんのじゅうざ、と読ませているのでアールス・・彼はオモティロイ小説を書いた人物なのでアールス。

日本語では、そういった発音の変化は、朝飯前にして昼飯前にして晩飯前なのでアール。

(さて、今夜の晩飯はなんにしようか・・)

ということで、近頃、なにもかにもにウンザリガニしていて、メンド草草なのでアールスが、時々は、ネットになにか載せようと思うナリス・・

・・・ということでこれを書き始めたのでアールス・・・


・・・さて、テンプラ・・天麩羅の語源ナリスが・・

いろんな文献sによると・・・、
テンプラの語源は、ポルトガル語(斎日、調味料、料理、寺院)か、スペイン語(寺院)などのいくつかの単語sの中のどれかから来ているのかもしれないが定説はない、のだそうだ。

江戸後期まで、テンプラは知られてなかった、と、みなせるそうだ。

で、江戸時代の作家さんたちの著作sの中に、
テンプラの語源として、自分とその関係者が名づけた、というような記述があるそうだ。

それから、近松門左衛門は、その作品の中で、テンプラという言葉を用いているそうだ。

さらに、江戸時代に、テンプラリという料理もあった、と記録されているそうだ。

・・・さて、そこで、テンプラの語源を面白半分に考えてみよう・・・という話しなのでアールスが・・・

テンプラを作るとき、鍋に油を入れ、熱するのである。

さて、ここで、宅配便などの荷物において、「天地無用」という書き込みがある、ということを取り上げてみよう。

「天地無用」という言葉は、「上と下をひっくり返さないように」、という意味なんだそうだが、筆者は、「ひっくり返してもいいよ」という意味にまずはとってしまう。

「天地無用」という言葉は、「さかさまにしては、用をなさない」という意味なんだそうだが、そんな誤解を招く表現を考えた人物はバカの類としか思えない・・・「さかさまにしたら」という文言がはいっていないではないか・・・

バカの見本である筆者が、カン違いするのであるから。

筆者なら、「天地有用」と書く。

で、いくつもの辞書を見たが、どれにも同じように「ひっくり返すなかれ」という意味だとある。

それらの中には、アホ‐テイネイに「ひっくり返してもいい」という解釈は間違い、と書いてあるのもある。

上に記したように、「ひっくり返してもいい」と解釈するのが正しい。

それらの辞書sに、せめて「慣用によれば」とか「この文言を考えた発案者が○○だった」とか「暗記だけ得意な者たち向けの文言なんだろう・・意味を暗記せよ」とか書いてあれば、辞書利用者も安心するのであるが、実態はそうでない。

権威というものは崩れ続けてきたし今も崩れつつある、という実態がある。

この着眼は、二本カイメツという話しなのである・オトロティ。


・・・さてそこで、
テンプラを揚げるときのことを考えてみよう。

てんぷら用の鍋に油が入っており、加熱されている、としよう。

調理の準備はすべて整っているとする。

で、その鍋にはいっている油の上の方を天と呼ぼう。

(下の方は地である)。

で、入れるだけにしてある、たとえば、エビをいくつか入れたとする。

さて、ニューヨークしているエビたちは、どんな音をたてるだろうか。

「プラプラプラ」という音の表現がいちばんしっくりくるかもしれない。

それからエビたちはどんな動きをするだろうか。

「フラフラ、フラダンス、フラフラ、フラメンコ」といったところだろうか。

「フラフラ」を「プラプラ」としても不自然ではないでせふ。

・・・ということで、テンプラ鍋の油の天(上)の方で、エビたちは、「プラプラ」と音をたて(油との相互作用で、だが)、「プラプラ」とダンスをする、という描写が成り立つのでアールス。

そこから、必然的に、「天プラ」と名づけられるナリサ・・・


・・・たまにはこういったオフザケもわるくないジャロウス・・・




(かなり前ネット上に載せた雑文・書きなぐりの加筆再掲・プラスα)



・・・幻想世界協奏曲・ファンタジア-ファンタジカ・・・



ぼくの記憶の遥かかなたに

広大な神秘の世界への扉がある

ぼくはそこまで行く

その扉はいくらか透き通っている

虹色の扉だ

でも その世界の中は見えない

その扉を開けてみたい

その広大な神秘の世界の中にはいって 中を巡ってみたい

でも その扉の鍵が見つからない

ぼくは困ってしまう

その扉の前で立ち往生するしかない

そこで ぼくはその扉の前に座り込んだ

そのうちいつしかぼくは眠ってしまったようだ





(下略)





☆☆☆





by西山浩一(C)(春楽天・世界人)
研究者も西山浩一
Copyright(C)
All rights reserved.





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Last updated  2025.09.09 23:39:33
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