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タイトル変更して中身も全部編集し直しました。 写真もたくさんのせました。
過去ログも参考にしてくださる方が多いので、気になっていた所の写真入れ替えを勧めていますが、日付が過去のままなので新を頭につけましたが、タイトルも完全に変わっています。
「デンマーク王室の王冠」→ 「エレファント勲章 と
デンマーク王室の王冠 」
キンキラの王冠の写真が見づらく気になっていて、結局全て変えてしまいました。![]()
写真をさがす為にローゼンボー城(Rosenborg Slot) 宝物庫の写真を見ていて見つけた エレファント勲章 (Elefantordenen)は起源は15世紀にさかのぼる騎士の称号から由来。
現在もデンマークで最も位の高い勲章で、各国王族にも贈られている称号です。
貴重な写真なので公開にしました。
エレファント勲章 とデンマーク王室の王冠
エレファント勲章 (Elefantordenen)
フレデリクスボー城(Frederiksborg Slot)
クリスチャン4世の宝冠
クリスチャン5世と妃の宝冠
ローゼンボー城(Rosenborg Slot)
デンマーク、コペンハーゲンの中心部にあるお城ローゼンボー城の宝物館からデンマーク王室の王冠と共に紹介します。
エレファント勲章 (Elefantordenen)
以前オーストリアの金羊毛勲章(Toison d'or)について書いた事がありますが、 こちらエレファント勲章 (Elefantordenen)も起源は15世紀にさかのぼるデンマー最古の騎士団から始まった勲章です。


金庫の中なので薄暗くボケぎみ。ローゼンボーで購入したパンフレットから写真持ってきました。下
カラーは象とタレットが交互になってデザインされている。
1693年、フレデリクスボー城内の教会堂に勲位授与の聖堂が置かれた
。この時、象(ぞう)の勲章に付随した鎖が導入される。しかし、通常は絹のブルーのリボンが使用される。
ブローチ型の勲章 ダンネブロ勲章(Dannebrogordenen)と思われる。
ダンネブロ勲章(Dannebrogordenen)
勲章名の「ダンネブロ」はデンマークの国旗
王室が、デンマークに対し文化・芸術・スポーツなどで特に功績のあった人物に与える勲章らしい。
※ 等級が存在するらしい。こちらは王室のものですから最上位でしょう。
ダンネブロ勲章は1671年にクリスチャン5世 (Christian 5)(1646年~1699年)によって創設。
元々騎士団のメンバーに与えられる勲章だっらしいが、1808年以降改変。現在は外国人も叙勲対象となっているらしい。
星章
エレファント勲章勲騎士( Knights of the Order of the Elephant )
デンマーク王国憲法によりデンマーク王族および国家元首に授ける勲章となっている。
勲章自体はローゼンボー城の宝物館にありますが、エレファント勲章勲騎士( Knights of the Order of the Elephant )の本拠(勲位授与の聖堂)はフレデリクスボー城内の教会堂に置かれているようです。
冬の写真ですがフレデリクスボー城正面です。
フレデリクスボー城(Frederiksborg Slot)

こんな雪の降る中観光に来る人はいないので、ほぼ自分達だけ。城は寒かったです。![]()
教会堂内部
ステンドグラスにエレファント勲章 (Elefantordenen)が見られました。
ブレデリクスボー城については過去に載せています。
リンク フレデリクスボー城 1 (雪の中の城)
リンク フレデリクスボー城 2 (教会堂)
リンク フレデリクスボー城 3 (ノルマン人とヴァイキング)
リンク フレデリクスボー城 4 (クリスチャン4世と海軍)
リンク フレデリクスボー城 5 (アンディ・ウォーホルのリト)
クリスチャン4世の宝冠
幼稚園で、金色の色紙で王冠作ってかぶったりしませんでしたか?
上が何となくギザギザしている・・王様がかぶる王冠です。その本物です。
案外見たことがある人は少ないかも知れません・・でも見るとなるほどギザギザだな・・と思うと思います。![]()
クリスチャン4世の冠は頭頂部が開いた王冠です。
クリスチャン4世(Christian IV)(1577年~1648年)
デンマーク=ノルウェー王(在位:1588年~1648年)
中は暗いし、細工は細かいし、キンキラなので照明が当たると光りすぎて撮影が難しいのです。
1595~1596年にディリッヒ・フューリングにより、 金、七宝、ダイヤ、真珠を用いて制作。
王冠の 下部帯の中心にいる人型は良き統治者の徳
をあらわし、他にもキリストの死の象徴ペリカンが王の義務を示すなど象徴づけらけれたモチーフが並ぶ。
冠の上部が開いているのは、スカンジナビア統一王朝が開いた王冠を使用していた為
、クリスチャン4世も 同じスタイルを選ぶ事によって自分が統一スカンジナビア王国の後継者である事を顕著に示した為
なのだそうです。(ここがギザギザの由来だったのね。
)
この王冠が最後に使用されたのは、1648年フレデリック3世即位の時で、リメイクされて上部にアーチを付けて王冠を閉じて使用。
クリスチャン4世(Christian IV)は父王の死の為にわずか11歳で戴冠しているそうです。
1596年22隻から1610年60隻と、海軍に力を入れ、1616年デンマーク東インド会社を設立。
東インド会社と言うとイギリスオランダが浮かびますが、結構いろんな国がアジアに乗り込んできていたと言う事実に驚きます。
クリスチャン5世と妃の宝冠
クリスチャン5世の冠は頭頂部が閉じた王冠です
。
クリスチャン5世(Christian 5)(1646年~1699年)
デンマーク=ノルウェーの王(在位:1670年~71699年)


クリスチャン5世は、フレデリック3世の補足部を再び外して、金とダイヤを再利用しているらしい。
次いで、 専制王の閉じた冠を1670年にフランスのモデルに似せて作らせた
。
宝石もサファイア2個やメノウ2個が付けられ、十字架にはコランダム(ルビーの縞模様のあるサファイア)がはめ込まれている。
どうも 宝石は、古い時代の装飾品から外されてはリメイクされて使い回されているようです
。
冠前部の大きなサファイアは、フレデリック1世の時代にまでさかのぼり、その父、クリスチャン1世が、1474年にミラノ伯爵から贈られたものらしいです。
大きなサファイアとメノウがはめられています。(ルビーでなくメノウのようです)
クリスチャン5世妃の冠 こちらはローゼンボーで購入したパンフレットから写真持ってきました
王妃の冠はソフィーエ・マウダレーネの為に王室宝石商フレデリック・ファブリシウスによった1731年に制作。伝統にしたがって、 宝石はソフィーエ・アマリエ王妃の1648年の冠から外されてリメイク
されているようです。
専制王の冠が最後に使われたのは1840年が最後
。
1849年に憲法改定により、 立件君主制が導入されて以来君主が冠を戴く事も塗油する事も無くなった
。
ただし
、 君
主
の死にあたっては専制王の冠が鎮魂礼拝の間、棺の上に据えられる。
もはや王冠は、 忌中紋章(きちゅうもんしょう)としてのみ利
用されている?
ローゼンボー城(Rosenborg Slot)

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