** 長島便り **

2004/02/02
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日本最大手の航空会社に名指しで脅迫されてしまった私は、その日は背筋が寒くなったまま家へ帰り、食事ものどを通らず一睡もできず翌朝を迎えた記憶があります。

考えれば考えるほど、理不尽でなりませんでした。
いったい私たちが会社に対して何をしたというのでしょう?
あれほど懇親的に業務をこなしてきた私たちに対してこの仕打ちは何なのでしょう?「感謝しています」と言った所長の言葉にふさわしい態度は総務課長には微塵もなく、突然敵意丸出しのあの態度はいったい何が起きたというのでしょうか?

のちに分かったことなのですが、裁判を起こさせまいと私を名指しで脅したその総務課長は、1時間$600だか$800だかで雇った弁護士に言われるがままに動いていたようです。大きな会社が自分のバックについているのです。私のような小娘ひとり脅すのは何も怖いものは無いはずです。私達には弁護士を雇うお金も時間も心の余裕もありませんでした。

確かに、もし米国の移民局に「違法なビザで働いている日本人がいないか○月○日までに社内へ調査に来る」などど言われたら、その日までに「違法と思われかねない」私たちを処分しておく必要があったのでしょう。臭いものには蓋をすれば済むと思ったのでしょうか。

もし、そこで「肩書きとちがう業務内容をしている社員がいる」だとか、「アメリカ人に対して人種差別をしている」などという事になた場合、やはりその総務の人間が処分を受けることになるでしょう。なぜなら人事の採用をしていたのは彼ら自身でしたから。

彼らはそれだけは未然に防ぎたかったのです。自分のくびを守らねばならなかったのです。
確かに、ああいう大企業で上にのし上がっていくには、それはそれは胃の痛くなるような苦労があったのだと思います。若くしてあの地位を築くには彼なりの犠牲もあったと思います。


なぜ、その怪文書の主を探し出して、誤解を解くことができなかったのでしょうか?なぜここで、まったく問題と無関係な私たちが火の粉を全てかぶらなければならなかったのでしょうか?

考えれば考えるほど分からないことだらけでした。
私は旅客部門に勤務していましたが、総務から頼まれて旅客の仕事の合間を縫って総務での仕事の手伝いをしていました。ある決済を任されていた為、毎月末には残業の毎日でしたが、私は文句を言うことなく仕事をしていました。

「怪文書が送られてきた」という話も私が総務で働いていたから知りえた情報で、実際、所長や総務課長の口から聞いた話ではありません。私達には終始一貫して「理由は言えません。とにかくクビです。今後の保障もできません。裁判なんて考えたらタダではおきません。」という姿勢でした。

実は派遣会社から解雇通達を受けた前日も、旅客の仕事が終わった後に総務のオフィスで仕事をしていました。たまたま総務課長もおり、確か翌月予定されているあるイレギュラーについて何か話をしたのを覚えています。そして総務課長は「じゃ、その時はこういう風にお願いします」と普段と変わらぬ様子で”来月の”仕事の話を私としていたのです。
その翌日には私を解雇するのを知っていながら。。。。
その神経、ちょっと怖いです。。。。

ありがたいことに総務の人々に大変気に入られていたため、そこで仕事の手伝いをさせてもらえるのならと思い、接客部門のスーパーバイザーに焼きもちで嫌がらせをされようとも、残業の文句も言わぬようにしていたのに。。。この豹変振りはいったいどういうことでしょう。
こんな風に裏切られるとは、恐ろしい限りです。。。






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最終更新日  2004/02/07 02:15:51 AM


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