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院内も大分リニューアルされており国立病院もいまや独立採算を強く全面にだしているな~と感じた今日は、強風と横なぶりの雨!
そのせいか外来者の数も少なかった。
簡単な診察と採血・胸部レントゲン、次回のMRAと頸部エコーの予約等して半日が過ぎてしまう。
院内利用者は、50代以上から70代くらいまでが多く、私のような比較的に若い世代が院内をうろうろしていると目立ってしまう。いまや3人に一人とも言われるがん治療の現場は、受け入れる病院の施設と専門医不足など様々な問題を考えていかなければならない。先日も がんセンターの麻酔医
が大量に退職したとニュースが流れた。
いまや医療の現場には、優秀な麻酔医が必要不可欠である。特にがん特有の「痛み」「倦怠感」「だるさと痺れ」「無気力感」など健康体ならば「うつ」と診断される症状も「がん」の症状には一般的に現われるものである。
通院治療でも日常襲い掛かる「だるさ」「気力喪失」「足先の痺れ」など薬で収まらないものまで様々である。末期がん医療の場合、これらの不安要素を取り除くための処方もあるが、麻酔科医の不足は、医療の現場にとって致命的ともいえる。
全身麻酔ほど患者は痛みを感じないが、意識を取り戻せなくなるような事故も背中合わせである。
メスを持てない持ったことのない外科医、診断のつかない内科医、総合的に病名を下せない医療の現場、さらに様々な矛盾が私たちの健康管理を受け持つはずの官僚側には、責任感もなく国民の命を真剣に守ると言う気持ちが現場も希薄にならざる終えないのである。
結果、過労勤務・過大な責任・労働対価以下の職場環境など私たちが毎月支払う医療費・保険料はどこで中間搾取されているのかが問われる。
先進国でも類を見ない医療費の負担バランスが欠落しているのである。
抗がん剤承認問題も官僚と薬品会社との利害がなくなれば、多くの安価で安全な抗がん剤が提供される。
しかし、実態は、国民が保険料対象と言う意味の不明な制度のために理不尽にも命と財産と家族を巻き込む。
命の現場は、瀕死の状況にあることを考えなければならないのかもしれません。
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