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大学(院)では中学校、高校で行うホームルーム(HR)の時間はなく、大学からの連絡は全てメールで届きます。従って定期的にメールボックスをチェックするのが大学院生の日課になります。履修申告の連絡からソーシャルイベントの案内までありとあらゆる学内の情報がメールで送られてきます。つい先日就職活動に関するメールが届いたのですが、その中に面白い表現があったのでご紹介します。
注目していただきたいのは"The World Is Your Oyster"と書かれたタイトルです。直訳すると「世界はあなたの牡蠣(カキ)である」となりますが、これだと意味が分かりませんね。こういう時は成句もしくはイディオム表現である可能性が非常に高いです。Oxford Languagesによると"you are in a position to take the opportunities that life has to offer."と定義されています。つまり、「人生は君次第でいくらでも豊かにできる、君の人生は可能性に満ちている」という励ましの言葉なのです。似たような表現に"The sky's limit"があります。こちらは「空が限界地点だ=可能性は無限に広がっている」という意味になります。どちらも非常に前向きな励ましの言葉になりますが、"The world is your oyster."の方がやや文学的で畏まった印象を受けます。インターネットでこの表現を調べてみるとWilliam Shakespeareの"The Merry Wives Of Windsor"という作品で登場しその後広まっていった表現だそうです。Let's Learn Englishというサイトに定義、例文などが分かりやすく載っていたので共有いたします。
↓リンク↓
Let's Learn English
先行きがわからなく一人で立ち向かわなくてならない就職活動は時に孤独で不安が常に伴います。そんな不安な時に"The world is your oyster! Take the advantage of what your life has to offer!"と励まされたら就職活動も前向きに乗り越えられそうですよね。私が社会人を経験して30代にしてアメリカで勉強できているのは無理だとかやめておけと言われ続けた時期がありました。しかし諦めずに可能性を信じ続けた結果、道が拓けて今アメリカにいます。そして応援してくれる周囲のサポートが暗闇の中を歩く自分を照らす光になりました。孤独だと思って歩いていた道も振り返ってみると足跡がくっきり残っていて実は当時思っていたほど暗闇ではなかったと思うこともあったりします。きっと不透明な将来を考え込みすぎると周囲が見えなくなり、不安の中おのずと暗中模索の状態に陥ってしまうのだと思います。私も真面目な性格で考えすぎてしまう気質があり不安に駆られると抜け出せないタイプの人間です。受験勉強や就職活動と一緒で不安でもゆっくりと歩みを止めないことが大事だと思います。私が留学を考え始めたのはちょうどコロナが蔓延した2020年あたりで今から約3年前した。常軌を逸した計画だと笑われても紆余曲折を経てここまで来ることができました。人生がどう転ぶかなんて結局誰にもわからないのです。
自分の可能性を信じ始めた瞬間からあなたの人生はすでに動き出しているはずです。世界でたった一人の唯一無二の存在である自分を信じるところから始めてみましょう。「自分はできない」と否定から入ってしまっていたら可能性の扉は閉ざされてしまう気がします。
Remember: THE WORLD IS YOUR OYSTER. You are in the best position to take the opportunities that YOUR life has to offer. Do not let your life take over by others.
きたろう
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