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以前の記事で書いた通り、最近は引越しに向けて幾つも物件を見て回っている。物件を回りながら気づいたことがある。(物件探しの記事は こちら )
築100年近く経っている古いアパートでも管理会社がしっかり管理を行なっていれば部屋はしっかり綺麗に保たれていることだ。外観は少し古びて見えても部屋の中に入ると新築物件のようになっている部屋もある。しかし、管理が行き届いていない物件はカーペットに幾つもシミがあったり、壁が汚れていたりと日本では考えられない部屋も存在する。衛生面が非常に整っている日本から来ると水回りの汚さにちょっとがっかりすることがしばしある。不動産仲介業者の方も物件の見極めは築年数ではなく管理会社のきめ細かさだと教えてくれた。
とあるアパートの部屋を見に行った時に大家さんが、このように言った。
“This is a model room and it’s clean, but all the kitchens in other rooms are also renovated.”
大家さんは客寄せのためにモデルルームだけ最新設備にしているのではなく、他の部屋も同様に新しいキッチンコンロを設置していると説明してくれた。壁紙も新しくまるで新居のような状態であった。駅近の物件で日本円にするとかなりの高額だが、インフレを起こしているアメリカでは1ヶ月これくらいしてしまうらしい。ボストンやNYは1ベッドルームでも4000ドルを超えると聞く。すごいタイミングでアメリカに来てしまったとつくづく思う。
後日、私のアメリカでの恩師と電話をしている時に恩師がこのように言った。
“My daughter is having a lot of redos in the kitchen. I visit her house and help her out.”
聞き慣れない単語であった。
「ハビン ァロット ヴ リドゥー ?」
最初は固有名詞かと思ったが、rの音がはっきり聞こえたので携帯で調べてみると“redo”を名詞で使っていることがわかった。つまり、娘さんがキッチンの模様替えをしていてキッチンの物を全て外に出している。その散らかっている間、子供の面倒や模様替えの手伝いで忙しくしているということが言いたかったらしい。
棚や機械の交換を含めた内装工事はrenovateで配置交換や気分転換のための模様替えはredoが好まれるらしい。細かいがネイティブは無意識にこの使い分けをしている。日本でずっと生活してきた私のような英語学習者はまだまだ日用英語に弱いと痛感した一日であった。
ネイティブの日常会話が聞き取れないのはもしかしたら難しい単語ばかり学びすぎて基本的な日常会話がすっぽり抜けているからかもしれない。残念ながら中学校、高校の単語帳にこんな簡単な redo
を見たことがない。
※手元の辞書で英和辞典を引いてみたが、名詞的用法の記載はなかった。
東海岸では20センチほど雪が積もっている。
それでは今日も良い1日を。
きたろう
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