家族留学奮闘記

家族留学奮闘記

2024.01.31
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テーマ: 海外生活(7787)
カテゴリ: 役立つ英語表現

アメリカの大学院は春学期を迎えキャンパスは活気に満ちている。秋学期の第1週目は緊張のあまり常に落ち着かずソワソワしていたが、春学期は友人も増えて冬休み明けの再会を楽しむまで余裕が生まれている。

授業前にお互いの冬休みの出来事を話していて面白い言い回しに遭遇した。

“How was your winter break?”

“Nothing much. I was hibernating at home.”

“Haha, I admit this year’s winter was particularly cold.”

<以下略>

ベトナムで幼少期を過ごした後、ハーバード大学の修士を終えてこちらのPh.Dプログラムにやってきた彼女は日常会話もどこか知的な感じがする。

なんとなくhibernateと聞くと動物が冬眠するイメージがあるが、人が寒さをしのぐために家にこもる際にこの表現はぴったりだと思った。きっと私なら“I was staying at home all the time because it was freezing outside.”とか言っていたと思うが、hibernateを使うことで以下のことを一語で網羅できてしまう。

  1. 家の外は非常に寒く、出歩く気分にならなかった。
  2. 家の中は温かく、食べ物があって快適であった。
  3. 活動はせずにゆったりと自宅での時間を満喫していた。

今年の東海岸は冷え込みが激しく日中でもマイナス8度を記録した。また近年では稀に見るほどの積雪もあって20センチ以上しっかり雪が降った。人間も冬眠したくなる気持ちはよくわかる。

とある学習英和辞典にはしっかり「(人が)避寒する」と定義されていたが、学習英和辞典の定番とされているジーニアス英和辞典第6版(大修館書店)には「<動物が>冬眠する;冬ごもりをする」としか記載がなく、比喩的な使い方について記述がなかった。「<動物が>冬眠する;(比喩的に)<人が>冬ごもりする」とした方がhibernateが持っている意味を的確に捉えることができるかもしれない。

言葉の運用は非常に柔軟で自由闊達だと気づかされる。 30 代に突入して凝り固まった頭脳を英語を通じてほぐしたい。

写真:NYの格安ホテルのトイレにあったポスター。




今日も良い1日を。

きたろう







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最終更新日  2024.01.31 07:16:31
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