晩春から秋に、こんもりと茂った細長い葉の間からすらりと伸びた花茎の先に、ラベンダーピンクの副花冠のある小さな6弁花が十数輪、星を散らしたように咲きます。
12月10日の誕生花は、風にゆれるやさしい色合いの可憐な花、ツルバキア。
花の名(属名)は、18世紀オランダの植民地時代に喜望峰の総督だったRyk Tulbaghにちなんで名づけられました。
別名のルリフタモジ(瑠璃二文字)は、古くにニラを二文字と呼び、ニラに似た臭いがある茎や葉と、瑠璃色の花からつけられています。
ツルバキアはラベンダーピンクのTulbaghia violaceaと、白やピンクの花に甘い香りのあるTulbaghia fragransがあり、2種とも葉や茎にガーリック臭があります。
花言葉「小さな背信」は、花に甘い香りがあるのに、葉や茎にガーリック臭があることからきているのでしょう。
花言葉「落ち着きある魅力」は、すらりと伸びた茎先に放射状に咲くソフトな色合いの小さな花のやさしい印象からつけられたのでしょうか。
ツルバキアは冬咲き、夏咲き、四季咲きの品種があり、斑入りの品種のシルバーレースは春から秋まで、次々と花茎を伸ばして花を咲かせています。
鉢植えのツルバキアは食べられる山野草で、毎年、晩夏から初秋に1~2本の花茎を出して、花が咲きます。
ユリ科ツルバキア属、半耐寒性球根、原産地:南アフリカ別名:ソサエティガーリック、スイートガーリック、ルリフタモジ(瑠璃二文字)、ツルバギア
ツルバキアの花言葉:残り香、小さな背信、落ち着きある魅力。
ツルバキアの誕生花:1月13日、11月28日、12月10日
流通時期:ポット苗を秋に見かけます。
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