山への情熱 音楽への愛

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2012年01月04日
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カテゴリ: 映画

年が明けて毎日暇なので源氏物語~千年の謎~を見てきた。

光源氏役の生田斗真が光源氏が生身になったらこのような感じなのだろうというろうたけた美しさなのには驚いた。最近このような上品さを兼ね備えた美男を見る機会が無かったし、内面に哀しみを秘めた翳りを感じさせているのも素晴らしかった。

1.4源氏物語 生田.jpg1.4紫式部.jpg

      生田斗真の光源氏                     中谷美紀の紫式部

平安貴族の優雅な日常が丁寧に描かれていて、見るだけで目の保養になった。光源氏や姫君達が次々と美しい装束をまとって現れ、目を奪われた。更に歩くたびにシュッシュッと衣擦れの音が響き、何とも雅やかだった。本当に平安貴族はこんな豪奢な生活だったのか?それを支える一般民衆はさぞ苦労をしていたのだろうな。

道長役の東山紀信が圧倒的に見事、窪塚洋介の安倍清明が 臨兵闘者皆陣裂在前 と、 九字真言を切ったり指で印を組んだりして真言密教の好きな私には面白かった。田中麗奈の六条御息所が生霊になって取り付く場面はとても恐ろしかった。雅楽演奏家東儀秀樹さんのひちりき演奏が見事で天皇という配役も的を得ていた。

「物語の中の光源氏の世界」と「物語を書いた紫式部の世界」が交錯する世界を描いた作品で、歴史上実在した藤原道長や紫式部、物語の人物である光源氏や葵上、陰陽師の安倍清明がスクリーン上に混在してなかなか楽しめる作品だった。






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Last updated  2012年01月04日 12時24分57秒
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