3年ぶりに見る故郷はあまり変わっていなかった。田んぼには黄金色の稲穂が頭を垂れ、刈り取られた稲は稲木につるされていた。心安らぐ昔からの風景だった。


民家や道のあちこちに野草や素朴な花がランダムに自生していて、強い紫外線にはっきりした色合いで咲いている。どれもこれも子ども時代になじんだ風景で潜在意識に焼き付いている。これが自分の原風景なのだろう、母の胎内にいるような安堵感を覚えた。




この薄紫の小さな花は高山で見かけるフウロによく似ているが、ゲンノショウコだろう。この植物は下痢止めに効くとかで、子ども時代にこのゲンノショウコを採りに行かされた記憶がある。


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