1月28日天気の都合で1日遅らせて、南アルプス大武川(おおむかわ)一の沢大滝めざして出発した。今回は特別に穂高岳山荘の小屋番で映像作家として活躍されている宮田八郎さんと同行する栄誉に恵まれた。
初日の今日は小渕沢から篠沢橋先のゲートまで車で入り、そこからテント場めざして雪道を登る。実はこのテント場までのアプローチが私にとっては最大の難関だった。これまでは沢沿いの道を渡渉しながら6時間ほど登ると聞いていた。登るだけなら頑張れるがそれがラッセルだったらもうイヤだ。戸台のラッセルがトラウマになっていた。しかし今回は1393mピークの尾根筋を登るあたらしいルートで既にトレースがあり、ラッセルは無く、普通の雪道だったので超嬉しかった!!
篠沢橋前から雪道を少し歩くと直ぐに川にぶつかりそこを渡渉する。水量が多いのでゴミ袋を足に巻いて渡る。近くの尾根に入り、登ること2時間余で難なくテント場に到着。第一関門無事通過。



準備していざ出発 渡渉する宮田八郎さん 森の中で休憩
1393mピークの稜線に着くと谷を挟んだ反対側に一の沢大滝が見えた。まるで龍が踊っているような長大な氷瀑で思わず興奮した。すごい、かっこいい!!これを見たら昇らずにはいられない。血沸き肉躍るとはこのことだ。


一の沢大滝の勇姿(左・・私のぼけた写真、右・・宮田さんの鮮明な写真)
テント泊の大荷物背負って沢まで下り、また登り返すのは大変なので尾根で風の通り道になっていない斜面にテントを張った。屈強な男性二人が主に地固めや設営をして下さり、私は雪を踏んでいただけだった!。



地固め 3人用のテント 夕食
3時頃から温かい飲物を思い思いに飲み、その後はおもしろく楽しいさまざまな話題で盛り上がった。夕食も4時頃で5時半にはシュラフに入った。私用に雪をかいてトイレ場を作って下さり(斜面を転げ落ちるといけないので)、真っ正面にくっきりと聳える八ヶ岳を見ながらトイレができる幸せに巡り会ったし、夜は小淵沢の街の灯が赤く見えて山にいる幸せを味わったのだった。しかし雪の上に寝るのは寒かった。
夕暮れの八ヶ岳
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