リオン&シモンのお部屋

リオン&シモンのお部屋

2008.09.13
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    映画化が発表された頃から早々と楽しみにしていた「グーグーだって猫である」を、


    原作はもちろん、単行本化された大島弓子作品はたぶん全部読んでいると思うの。
    はるか昔の中学の頃から、あの読後の不思議な余韻が大好きでした。

    原作は猫エッセイですが、物言わぬ猫たちとの心の交流や死んでしまった最初の猫
    の後悔を払拭するためかのような新しい猫たちへの献身、猫を介して感じる人生のこと、
    とかを、言い表せないような深みを湛えながらも、あのさらりとした絵と表現で綴られて
    いるのですね。


    映画の感想はというと、・・・・・・。

    いくらマンガと映画は別物だとしても限度があると思うのね。
    むしろ同名のタイトルを付けない方がいいのでは?と思ったくらい。


    主人公が誰なのかもよく分からないのですよね。(グーグーでないことは確かです。)

    原作にない「恋愛」を大きく絡ませているのも不思議です。
    隠し味的に入れるのなら分かるんですけどね…。 


    で、結論としてこの映画が言いたいのは、グーグーは所詮「猫」であり、人にとって必要
    なのは、小さい命「猫」よりも「恋愛」であり「結婚」であり「人」であると、そういうことなの


    って、全然原作と違うじゃん。





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最終更新日  2008.09.15 14:54:33
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