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・・・といっても、舞台見たわけじゃないんです、
爆笑に潜む「報復の連鎖」
井上ひさし作 蜷川幸雄演出
ムサシ
写真には、
佐々木小次郎・ 小栗旬
宮本武蔵・ 藤原竜也
筆屋乙女・ 鈴木杏
木屋まい・ 白石加代子
が写っていました。
もともとこの作品は
1980年代にブロードウェーミュージカルとして企画。
だが、 井上ひさし
の脚本が出来上がらずに計画が流れたのだとか。
それが20数年経って構想も新たにようやく実現したのが
この舞台だそうで。
視覚的に美しい舞台、
藤原竜也と小栗旬の練り上げる必要はあるものの精彩がある。
武蔵と小次郎が決闘し、小次郎が敗れるところから始まる物語は
実は小次郎はその後も生きていて、再び武蔵に戦いを挑む・・・
この評では、舞台の一つの特徴として
初期の井上作品に見られた爆笑喜劇風の笑い、
どんでん返しなどの趣向が復活している、
とのこと。
そして剣豪二人の再度の決闘が、
世界各地で頻発するテロ、民族紛争などに見られる、
報復の連鎖
という深刻で切実な問題に結びついて描かれる点。
また、二人を止めようとする女性二人(前述)も
乙女の父親を殺した犯人がわかると、たちまちあだ討ち体制に。
理想としての平和論も、自分が関わる現実問題となれば
報復戦となる、という展開が、
不気味なリアリティー
がある、とのこと。
脚本はもちろん、出演者も演技が見ごたえがある、
とおおむね好評でした。
大阪では、
4月25日~5月10日
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
にて。
私は見に行く予定はないんですが、
思ったより面白そうな感じで
ちょっと興味はあります。
DVDにならないかな・・・・????