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続けていこう、週末読み終わった本。蟻の菜園‐アントガーデン‐柚月裕子あらすじ 結婚詐欺容疑で介護士の冬香が逮捕された。婚活サイトで知り合った複数の男性が亡くなっていたのだ。美貌の冬香に関心を抱いたライターの由美が事件を追うと、冬香の意外な過去と素顔が明らかになり……。こちらも、女性主人公の作品。今度はフリーライターの話です。途中で語り手、目線が変わるので、後半だれの目線だ?と思っていたのだが最後の最後にその理由をしって驚いた。ただ、姉妹の境遇を知ると、そのままバレずに捕まらずにいてほしい、とも思ってしまう。由美がどのような記事を書いたか具体的には触れていないけど、犯罪の真実よりも、そこに至るまでのいろいろな社会の仕組みと闇、問題点をとにかくあぶり出していて欲しい、と思う。由美の記事は連載になっていずれ書籍化する、と編集長が言っていたところで終わるので、きっとなんらかの問題提起をしたハズ・・・それにしても、どの作品も、自分の身の回りにある出来事のハズなのにあまり知らないのがね、なんとも言えないです。蟻の菜園 アントガーデン/柚月裕子【1000円以上送料無料】
2024.04.28
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ため込む前に書いちゃお。続けて読んでる柚月作品。パレードの誤算 柚月裕子あらすじ念願の市役所に就職がかなった牧野聡美は、生活保護受給者のケアを担当する事になった。 敬遠されがちなケースワーカーのという職務に不安を抱く聡美。先輩の山川は「やりがいのある仕事だ」と励ましてくれた。その山川が受給者たちが住むアパートで撲殺された。受給者からの信頼も篤く、仕事熱心な先輩を誰が、なぜ? 聡美は山川の後を引き継いだが、次々に疑惑が浮上する。山川の知られざる一面が見えてきたとき、新たな惨劇が……。まっすー出てるってことで、紅実が録画していたWOWOWドラマ版。先にこの原作を読んだ今、配役はうむむ・・・となるがなんかね、ドラマW好きなんだけど、最近使う役者が似通ってるというか、WOWOWまでジャニ使わんでもよくね?とも思ってしまうんで話は面白かったです。最近まとめ読みしてる柚月氏の作品ですが、たまたま女性主人公作が続いててこちらもそうです。どの作品でも言えるけど、社会の仕組みの問題点が浮き彫りになってきっとこういう世界は現実なんだと思いつつも、ツライ気持ちにもなりここまで真摯に向き合う人はいるんだろうか、と想像してみたり。結構最後の最後、聡美は絶体絶命で、助かるとわかっていてもドキドキしちゃった。柚月氏の作品は映像化多いですね。パレートの誤算 [ 柚月 裕子 ]連続ドラマW パレートの誤算 ~ケースワーカー殺人事件 DVD-BOX [ 橋本愛 ]
2024.04.28
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朽ちないサクラが映画なんですね・・・ちょっと配役にモノ申したい気もするがいよいよ警察官になった続編です。月下のサクラ 柚月裕子あらすじ念願かない警察広報職員から刑事になった森口泉。記憶力や語学力を買われ、希望していた機動分析係へ配属された。自分の能力を最大限に発揮し、事件を解決に導く――。だが配属当日、会計課の金庫から約一億円が盗まれていることが発覚。メンバー総出で捜査を開始するが、犯行は内部の者である線が濃厚だった。署が混乱する中、さらに殺人事件も発生。組織の闇に泉の正義が揺れる。柚月作品の女性は、正義感が強くてドンドン行動するから結局危ない目にあうのでハラハラするんだよなあ。泉もそうなので、終盤もうダメかと思っちゃうし。組織の上の人間が事件に絡んでると正義と組織とに挟まれて、でも正義を貫く。潔いのでハラハラするけど読後はスッキリ、かな。月下のサクラ (徳間文庫) [ 柚月裕子 ]朽ちないサクラ (徳間文庫) [ 柚月裕子 ]
2024.04.23
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これはやられました・・・映画原作で、映画は見てないんだが、、、やっぱ翻訳本苦手だぁ~~哀れなるものたち アラスター・グレイ/高橋和久訳あらすじ19世紀末、グラスゴー。異端の科学者バクスターは驚異の手術に成功する。身投げした女性に胎児の脳を移植して蘇生させたのだ。その女性――成熟した肉体と無垢な精神をもつベラは、バクスターの友人マッキャンドルスら男たちを惹きつける。彼らの思いをよそに、ベラは旧弊な街を飛び出し、旅するなかで急速な成長をとげる。そのとき、彼女が知った真実とは? なんだろう、これは何の話だったんだろう、、、途中で超斜め読みしちゃった。外国の感覚が合わないのかなあ、理解しにくいというか共感しにくいというか。映画見ると違うかもしれないが、ちょっと大変だった。てか、長々と手紙の部分があるんだけど、そこでつまんなくなっちゃって正直大変だったー哀れなるものたち ハヤカワepi文庫 / アラスター・グレイ 【文庫】■北米版Blu-ray!【哀れなるものたち】Poor Things [Blu-ray]!<エマ・ストーン主演>日本語字幕付き哀れなるものたち ブルーレイ+DVDセット【Blu-ray】 [ アラスター・グレイ ]
2024.04.23
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何十年ぶりに読んだだろう。アニメ映画にもなった、ロングセラーですね。窓ぎわのトットちゃん 黒柳徹子あらすじトットちゃん=黒柳徹子がユニークな教育のトモエ学園で、友達とのびのび成長していく自伝的物語。深い愛情で子どもたちの個性を伸ばしていった校長先生が、トットちゃんに言い続けた言葉「きみは、本当は、いい子なんだよ」は、今も徹子さんの宝物。久々に読んだので、細かいところは忘れてて新鮮だった。こんな学園があったら、きっとみんな幸せになるのになあ、なんて思う。親としても反省するところ多々あるんだよね、トットちゃんのママもパパも子どもを決して否定せず、尊重してくれる。大人としても学ぶものがたくさんある本。窓ぎわのトットちゃん 新組版 (講談社文庫) [ 黒柳 徹子 ]映画『窓ぎわのトットちゃん』 豪華版【Blu-ray】 [ 黒柳徹子 ]続 窓ぎわのトットちゃん [ 黒柳 徹子 ]
2024.04.23
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これ、結構面白かったー来年の大河の主人公でもある蔦屋重三郎の話です。稀代の本屋 蔦屋重三郎増田晶文あらすじ山東京伝や恋川春町らで世を沸かせ、歌麿を磨きあげ写楽を産み落とした江戸随一の出版人・蔦屋重三郎(蔦重)。出版者であり編集者であり流通業者であると同時に、流行を仕掛け情報を発信する辣腕メディアプロデューサーでもある。そして何より、新しい才能を見出し育てあげて世に出し、江戸の日本の文化を変えた巨大な創造者でもあった。とても面白かったなあ。吉原を流行の発信地として取り上げたり、名前聞いたら錚々たるメンツの浮世絵師やら作家やらが同じ時代に生きていて活躍していたなんてなんかとても豊かな感じがして、、、時代小説ってそんなに読まないんだけどこれは時代小説な感じがあまりしなくて、、、俄然大河が楽しみになっちゃった。500P近くあるけど、すぐ読んじゃった。文庫 稀代の本屋 蔦屋重三郎 (草思社文庫) [ 増田 晶文 ]江戸の出版王 蔦屋重三郎事件帖 一 (ハルキ文庫 時代小説文庫) [ 鈴木英治 ]謎の殺し屋 蔦屋重三郎事件帖 二 (ハルキ文庫 時代小説文庫) [ 鈴木英治 ]
2024.04.23
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こちらも映画原作。久々に朝井氏作品。正欲 朝井リョウあらすじ息子が不登校になった検事・啓喜。初めての恋に気づいた女子大生・八重子。ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある人物の事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり合う。しかしその繋がりは、"多様性を尊重する時代"にとって、ひどく不都合なものだった――。(以上Amazon)啓喜も八重子も、あ、そこまで言うのはやめたらいいのに、、、というラインを越えて発言しちゃう。それがハラハラした。夏月や佳道の独特な感覚は共感できるわけではないが、だれでもそういう部分はあるし佳道や大也のオフ会というか撮影会、ちゃんとやらせてあげたかったな。なにも犯罪に加担してるわけではないのに、誤解され追いつめられるのは非常に切ない。夏月が毅然と佳道を信じるし待つ、と言ったことに救われた。正欲/朝井リョウ【3000円以上送料無料】オリジナル・サウンドトラック 正欲 [ 岩代太郎 ]
2024.04.23
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映画の原作、でも映画まだ見てない。録画したままだ・・・シャイロックの子供たち 池井戸潤あらすじ「現金が足りないんです」。銀行の支店で起こった現金紛失事件。捜索の結果、当日の日付の入った札束の帯封が女子行員のショルダーバッグの中から発見され、疑いがかかる。女子行員は盗ったことを否定し、ミスを隠したい銀行は支店長らが金を出し合って補填をすることに。そのうち、別の男性行員が失踪――。東京第一銀行長原支店――中小企業や町工場がひしめき合う場所に立地し、それらの顧客を主な取引先とする銀行を舞台に、〝たたき上げ〟の誇り、格差のある社内恋愛、家族への思い、上らない成績……事件の裏に透ける行員たちの人間的葛藤を描く。銀行という組織を通して、普通に働き、普通に暮すことの幸福と困難さに迫った傑作群像劇。(以上Amazon)小説で読むのは、銀行、警察、といった組織的にかなりがちがちな職場を舞台としたものが多いな、と思うのだが、この銀行のいろんな柵は大変だな、と。愛理が疑われたものの、それはなんとか誤解がとけ、でも西木は結局どうなったのかわからない。それがもやっとしたが、きっと彼はどこかで生きてる、そう思わせるラスト。知らない世界のことだからこそ、ひきこまれるのかな。やはり文章も読みやすく次が気になるのでどんどん読めますね。シャイロックの子供たち (文春文庫) [ 池井戸 潤 ]シャイロックの子供たち 特別版(数量限定生産)【Blu-ray】 [ 池井戸潤 ]シャイロックの子供たち DVD-BOX [ 井ノ原快彦 ]
2024.04.23
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映画のキャスト見ちゃって、それから読んだのだけれど、、、なんか映像化のキャストのイメージがイマイチ違う感じだったなあ。52ヘルツのクジラたち町田そのこあらすじ52ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一匹だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。そのためこの世で一番孤独だと言われている。自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれる少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる――。映画原作ということは知っていて読んだのだが、最近こういった感じの作品結構あるなあ、と思ったりする。要するに、主人公が過去に性的被害、ネグレクト、そういった傷を負いまた同じように傷を負った誰かと関わっていくような。たとえ自分の周りに実際にはいないとしても、そういう人が世の中にはきっといてそういう意味ではいろいろ考えてしまう。読んでいて、ちょっと苦しくなることもある。でも、やはり読んでみるのは、どういう心理なんだろ。52ヘルツのクジラたち (中公文庫 ま55-1) [ 町田そのこ ][送料無料] 小林洋平(音楽) / オリジナル・サウンドトラック 52ヘルツのクジラたち [CD]
2024.04.22
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推しが出ていたドラマの原作、ということで遅ればせながら読んでみた。この作品も10年くらい前の作品。テミスの剣 中山七里あらすじ昭和59年。浦和市で不動産屋夫婦が強盗に殺害された。ベテラン刑事・鳴海とともに捜査に当たるのは若手刑事・渡瀬。二人はカネに困っていた青年・楠木が犯人とにらみ、拷問まがいの尋問で自供を引き出した。楠木は公判で自供をひるがえすも、被害者の血のついた上着という証拠が物を言い、死刑判決が。やがて判決は死刑で確定、楠木は絶望の中、自殺を遂げる。 だが平成に入り、渡瀬は驚くべき事実に直面する。強盗殺人犯が問題の殺人も自分がやったと自白した。 楠木は冤罪だったのか? 事態の隠蔽を図ろうとする警察組織に抗い、渡瀬は事件の再捜査を開始する。だが彼はまだ知らなかった、さらに20年後、この冤罪事件が引き金となり、新たな殺人が行なわれることを……。 強引な捜査。証拠の捏造。冤罪。若手時代に逮捕した男は無実だったのか? 渡瀬刑事は孤独な捜査を始めたが…鳴海のような刑事がいると思うと、警察信じられなくなってしまうが、、、渡瀬も家庭を顧みない感じで、結局破局するのだが、それにしてもこんな形で冤罪が作られるとしたら、それは恐ろしいことだ、と思わせる作品。楠木やその家族は怒りのやり場がないのもツライ話だった。それに、意外な展開もあって。複数の作品を読んだことが無い作家さんなので、またトライしてみたい。テミスの剣/中山七里【3000円以上送料無料】テミスの剣 / 文芸春秋
2024.04.22
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源氏もの、また読んでみた。今大河で紫式部が出てるから、今年は源氏関連の書籍がたくさん出てますなあ。 源氏供養(上)(下)橋本治あらすじ「源氏物語」は紫式部の〝復讐心〟から始まった――? 輝く美貌を持つ男・光源氏と女たちの恋物語に織り込まれた作者のたくらみとは? 『窯変 源氏物語』の著者が日本最古の長篇小説をひもとき、天才女性作家・紫式部の思考に迫るスリリングなエッセイ。(上巻)女性は御簾に隠れるべき存在だった時代、紫の上は軽やかに駆ける少女として描かれた。作家が物語に託した革新的なアンチテーゼは、一千年後の読者である我々にも届いている。現代の作家・橋本治が書き手の孤独と希望に寄り添いつつ、世紀の長篇を読み解く。(下巻)単純に源氏供養、と調べると源氏供養(げんじくよう)とは、源氏物語およびその作者紫式部を供養するという、日本の中世に見られた文化である。また、それを題材にした「源氏供養」という題の作品が、能を始め、いくつかある。って出てくる。それにかけてるのかわからんが、独特な解釈ででもあまり共感できたわけではないかも。源氏物語はあくまでも話だし、、、源氏はそれでいいじゃん、と思うところもあって。男性の感じるものと違うのかなあ。源氏供養(上) 新版 (中公文庫 は31-40) [ 橋本治 ]源氏供養(下) 新版 (中公文庫 は31-41) [ 橋本治 ]
2024.04.21
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30年以上前の作品のようです。映像化作品含め、多くの作品をどんどん出されているのでスゴイ作家さんですねえ。魔術はささやく 宮部みゆきあらすじそれぞれは社会面のありふれた記事だった。一人めはマンションの屋上から飛び降りた。二人めは地下鉄に飛び込んだ。そして三人めはタクシーの前に。何人たりとも相互の関連など想像し得べくもなく仕組まれた三つの死。さらに魔の手は四人めに伸びていた……。だが、逮捕されたタクシー運転手の甥、守は知らず知らず事件の真相に迫っていたのだった。公衆電話とか、テープとか、時代を感じるというか今ではもう無いものがたくさん出てきて、そういう部分で年月を感じます。今の時代だと、もっと違う道具があって、解決の方法が違うかもなあ、と思うと、昔の小説も別の楽しみ方ができたりして。ちょっと物足りない感じもしたが、出来事が連鎖して進む感じはやはり面白い。魔術はささやく[本/雑誌] (新潮文庫) (文庫) / 宮部みゆき
2024.04.21
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こちらも10年以上前の作品。あまりたくさん読んだことない筒井作品、もう少しいくつか読んでみたい。パプリカ 筒井康隆あらすじ精神医学研究所に勤める千葉敦子はノーベル賞級の研究者/サイコセラピスト。だが、彼女にはもうひとつの秘密の顔があった。他人の夢とシンクロして無意識界に侵入する夢探偵パプリカ。人格の破壊も可能なほど強力な最新型精神治療テクノロジー「DCミニ」をめぐる争奪戦が刻一刻とテンションを増し、現実と夢が極限まで交錯したその瞬間、物語世界は驚愕の未体験ゾーンに突入する!もう少しドライなパプリカかと思ったけど、案外すぐ恋愛関係になったり思ってたんとちがーう、な部分はあった。後半、DCミニをめぐって夢の中に入り込むことが敵味方多くなってきてちょっと頭がついていかなくて、、、実はスゴイ難しい話だった良く思いつくなあ、って感心してしまいました。アニメにも鳴ってますね、ちょっと見たことあるかも。パプリカ (新潮文庫) [ 筒井 康隆 ]【中古】 パプリカ(Blu-ray Disc)/今敏(監督、脚本),筒井康隆(原作),マッドハウス(アニメーション制作),林原めぐみ(パプリカ、千葉敦子),江守徹(乾精次郎),古谷徹(時田浩作)
2024.04.21
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結局年末から読み始めて、冬休み帰省時にも持って帰って、年明けにやっと読み終わったため今年の1冊目としました。BUTTERバター 柚月麻子あらすじ男たちの財産を奪い、殺害した容疑で逮捕された梶井真奈子(カジマナ)。若くも美しくもない彼女がなぜ──。週刊誌記者の町田里佳は親友の伶子の助言をもとに梶井の面会を取り付ける。フェミニストとマーガリンを嫌悪する梶井は、里佳に〈あること〉を命じる。その日以来、欲望に忠実な梶井の言動に触れるたび、里佳の内面も外見も変貌し、伶子や恋人の誠らの運命をも変えてゆく。なんか不思議な話というか、どうもの行動がわからない。でも、高級バターは食べたくなります・・・・wイマイチ入り込めなくて、だから読むの時間かかっちゃった。この作家さんは、ハマるときは面白いんだけど???ってなると、なかなか進まないんだよなあ・・・BUTTER (新潮文庫) [ 柚木 麻子 ]
2024.04.21
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原田マハ先品も結構読んできたが、これはこれで読みやすかった。総理の夫 原田マハあらすじ相馬凛子は少数野党の党首だったが、与党を離れ新党を結成した改革派の議員・原久郎によって連立政権が樹立され、史上最年少、史上初の女性総理に指名される。凛子の総理就任を、無力ながらも精一杯応援しようぐらいにしか考えていなかった鳥類学者の夫・日和は、相馬政権の安泰を画策するプロジェクトチームによって、「理想の夫」「理想の家族」を体現するファーストレディならぬ、〈ファースト・ジェントルマン〉として広報に駆り出されることとなる。原の動きにどうなることかと思ったけど、怖そうな姑だった崇子がいい仕事してくれる・・・w実際はそんなうまく行くはずない、と思うようなことも多々あるが日和という癒しキャラの夫が穏やかながらもいい感じで、、、まあこんな夫婦、なかなかいないじゃん・・・と思いつつ、なんか凛子を応援しているって感じ。美術関連の話ではないのが新鮮と言えば新鮮だった。文庫 総理の夫 First Gentleman 新版 (実業之日本社文庫) [ 原田 マハ ]総理の夫[Blu-ray] 【BLU-RAY DISC】
2024.04.21
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久々の荻原作品。10年以上前の作品。数年前にかなりの数の作品を読んだので、読んでないものを探して中古で入手。ひまわり事件 荻原浩あらすじ幼稚園児と老人がタッグを組んで、闘う相手は?隣接する老人ホーム「ひまわり苑」と「ひまわり幼稚園」。園児と老人の交流を大人の事情が邪魔するが……。勇気あふれる熱血幼老物語!最終的にはスゴイ展開になるのだが、いかにも悪いコトしてそうな園とホームの理事長一家に立ち向かうのは、スカッとする。幼稚園の子供たちが、思ってることを言葉になかなかできない感じがカワイイ。ひまわり事件/荻原浩【3000円以上送料無料】
2024.04.21
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時々、読みたくなるので新旧問わず読む作家さん。読書記録作ってみて、改めて確認した感じ・・・小暮写眞館(上)(下)宮部みゆきあらすじ 家族とともに古い写眞館付き住居に引っ越ししてきた高校生の花菱英一。変わった新居に戸惑う彼に、一枚の写真が持ち込まれる。それはあり得ない場所に女性の顔が浮かぶ心霊写真だった。不動産屋の事務員、垣本順子に見せると「幽霊(そのひと)」は泣いていると言う。謎を解くことになった英一は。ちょっとふんわりした、というかアニメっぽいというか、、、私的には物足りないな、と思っちゃった作品。なんか、もっとツッコんでもいいような、展開がゆるいような・・・個人的に不完全燃焼みたいになってしまった。後半結構斜め読みしちゃったし小暮写眞館(上) (講談社文庫) [ 宮部 みゆき ]小暮写眞館(下) (講談社文庫) [ 宮部 みゆき ][新品]小暮写真館(全4冊) 全巻セット
2024.04.21
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ハマりまくってる作家さん。骨太な作品が多く、定期的に読みたくなる。慈雨 柚月裕子あらすじ警察官を定年退職した神場智則は、妻の香代子とお遍路の旅に出た。42年の警察官人生を振り返る旅の途中で、神場は幼女殺害事件の発生を知り、動揺する。16年前、自らも捜査に加わり、犯人逮捕に至った事件と酷似していたのだ。神場の心に深い傷と悔恨を残した、あの事件に――。かつての部下を通して捜査に関わり始めた神場は、消せない過去と向き合い始める。組織への忠誠、正義への信念……様々な思いの狭間で葛藤する元警察官が真実を追う。やはりこの作品も、先が気になってどんどん読み進めました。どの作品も主人公は組織と自分の信念と正しいと思うこと、それらの間で揺れるのでどこかしら自分の経験と重なって没入しちゃうんだろうか。絶対に経験出来ない、まったく違う職種の話なのに。過去の出来事に苦しいながらも向き合うので、決して明るい話ではないのだけど目が離せない、という感じだろうか。慈雨 (集英社文庫(日本)) [ 柚月 裕子 ]
2024.04.21
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溜まりまくった本ネタ、昨年分から一気に書きます。モノによっては、内容かなり忘れてる・・・こっちは、ドラマも見て結構面白くてそれから読んだので、印象深い。異邦人(いりびと) 原田マハあらすじ篁一輝は、たかむら画廊で専務を務めている。一輝と結婚した菜穂は、有吉美術館で副館長を務めている。出産を控えた身である菜穂は、一輝とともに住んでいる東京都のマンションを離れ、京都府にあるホテルに、しばらくの間、仮住まいしていた。鬱々とした気分を払拭することを目的として、ある老舗の画廊を訪問した菜穂は、応接室に掛けられている1枚の絵画を一目見て、心を奪われる。その絵画を描いた画家の女性は、まだ若いうえに、まったくの新人であり、発声障害を患っているのであった。(以上Wiki)京都の特別な生活をしている人たちの中で、新人の絵画に心奪われ、(でもそれはとても運命的なものだが)また一輝への不信感も手伝って京都でそのまま出産し移り住む菜穂。菜穂の生い立ちや京都の重鎮との関係など、要するに大逆転的な終盤の展開が、なんだかとても爽快でした。ドラマでもその爽快感があって、、、絵画が題材だと、本読んだ時のイメージを映像で補う部分もあり、両方あわせてなかなか面白い体験でした。異邦人 (PHP文芸文庫) [ 原田 マハ ]【中古】 連続ドラマW いりびと-異邦人- DVD-BOX/高畑充希,風間俊介,SUMIRE,森口瑤子,松尾貴史,マキタスポーツ,原田マハ(原作),audioforce(音楽)
2024.04.21
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今までアップした本記録を自分用にまとめよう、と思ってこのサイトにも新設。なんというか、本を被って購入しちゃったり、てのがあって繰り返し読むのは結構あるからいいんだけど、購入は気を付けないと・・・という目的で作成。本話題は10年以上書いてるのだけど、今のような書き方になったのは2012年ごろ?でも、シリーズものを数冊まとめて1回で書いていたり、、、本サイトの左側フリーページに ちょいと増やしまして。 別途エクセルでまとめたものをテキストでとりあえず貼り付け。改めて、この年はこのあたりの作家にハマってだんた、、、この人はここまで読んだんだ、、、、と改めて思い出したり既に内容もすっかり忘れていたり。そういうのは、再読してもいいかもね。最近は何読もうか迷ってるので、本屋大賞参考にトライしようかなー本屋大賞2024 / 本の雑誌編集部 【本】本屋大賞2023 [ 本の雑誌編集部 ]
2024.04.21
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本を処分→資源ごみに出す、のはとても心苦しくて絶対嫌で、だから手放す場合は古本屋に引き取ってもらったりしてたのだがさすがにこれは古すぎて処分しようかと迷ってます。偕成社 幼年文学 私が5~6歳の頃に、 年上の父方いとこからもらった本。 メジャーな物語もあれば、結構知らないものも。そして箱入りなのに 1冊530円・・・・当時の値段だから、今ならどのくらいなんだろうね。 しかも、わかりにくいが本体には薄いビニールカバーまでついてるのだ。挿絵も渋めで、物語を邪魔せず。 これは短編がいくつか入ってる巻。処分する前に一度読みたいな・・・忘れてる話も結構あるし。昭和40年代のものかと思うんだが、私はとにかく本を捨てるとかできなくて、娘が生まれた時に実家から送ってもらったのだ。自分が小さい頃に読んでいた本たちを。だが、娘たちはこの本もすべては読んでいない・・・だって、メジャーな話結構知らないんだもん。うーーん、、、、こんなに古いけど、メルカリでは売ってるんだよなーーーー、、、、、レトロだから???楽天でも探してみると、状態がいいとかなりな高額で売ってる・・・処分早まらないで、引き取り先探そうか・・・やっぱ捨てる、処分する、というのが出来ない【中古】ピーター=パン カラー版・世界の幼年文学14/中山知子・文/山中冬児・絵/偕成社/1974年重刷/B5変判/裸本(本体のみ)/背イタミ少有 [管理番号]児童書593まどからおくりもの 五味太郎 偕成社 絵本 送料無料 子ども 知育 2歳 3歳 4歳 5歳 しかけ絵本【中古】アンデルセンどうわ 偕成社版・幼年童話 1975年【午前9時までのご注文で即日弊社より発送!日曜は店休日】
2023.12.17
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久々に源氏の訳本。今度は角田氏かあ。2巻目の文庫が7日に出たばかりなので、まだ読むのは先かなあ・・・3は12月発売予定。源氏物語1 角田光代あらすじ日本文学最大の傑作を、小説としての魅力を余すことなく現代に甦えらせた角田源氏。輝く皇子として誕生した光源氏が、数多くの恋と波瀾に満ちた運命に動かされてゆく。「桐壺」から「末摘花」までを収録。そうだなあ、劇的に角田的、という感じがちょっとわからなくて私が角田作品を読み込んでないからだろうなあ。この厚さで(320P)末摘花まで詰め込んでるので、サクサク読める。雨夜の品定めのあたりは、なんか停滞して感じたのは私だけだろうなあごめんなさいでも、一度読みだすと、最後まで一連の訳で読みたくなるのが源氏沼。といっても私の場合、また宇治十帖で止まるんだろうなあ源氏物語 1 (河出文庫 古典新訳コレクション) [ 角田 光代 ]源氏物語 2 (河出文庫 古典新訳コレクション) [ 角田 光代 ]源氏物語 3 (河出文庫 古典新訳コレクション) [ 角田 光代 ]
2023.11.12
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こちらは、映画見てから内容に??ってなった部分があって、それを補いたくて見た後に原作読もうっってなった作品。白鍵と黒鍵の間に ―ピアニスト・エレジー銀座編南博あらすじジャズ・ピアニストを目指す青年は、夜の銀座でオトコになった。笑えて泣けてじいんと滲みる、80年代銀座青春放浪記。時代はバブルのまっただ中、80年代後半。場所は日本一の歓楽街、銀座の高級クラブ。ジャズ・ピアニストを目指す南青年は、ひょんなことから銀座の高級クラブ二軒のピアニストを掛け持ちすることになった。海千山千のバンドマンたち。クラブのマネージャーやバーテンダー、ポーターたち。艶やかなママ、チイママ、ホステスたち。そして「ある組織」の方々をはじめとするお客たち...。そしてある日、南青年はアメリカへのジャズ留学を決心する。「優しいんだか厳しいんだか、意地悪なんだかよくわかんない人達の中で、僕はピアノを弾いていたのであった。今から考えれば、いい時代をすごさせてもらったと思う。でもやっぱり僕は、本物のジャズにあこがれを抱いていた」ジャズ・ピアニストが綴る、笑いと感動の自伝的長編エッセイ。映画よりわかり易かった、正直wそりゃ映画は、いろいろデフォルメされたり、表現があるからね。ご本人は少し年上の方ですが、バブルの時代を銀座で生きてきたのはすごく面白いしバブルの頃の東京の様子を少しは私も知ってるので、想像しやすかったというか。ピアニストとはいえ、ジャズとなるとそれで生活するのは大変なんだろうなあ。サックス奏者やギタリスト、ベーシスト、いろんな音楽家が描かれてたが芸術で生計を立てるのは本当に大変なんだな、と改めて思った。白鍵と黒鍵の間に ージャズピアニスト・エレジー銀座編ー [ 南 博 ]
2023.11.12
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こちらも初めて読んだ作家さん。最近、知らない作家さんトライ中なのだ。ざんねんなスパイ 一條次郎あらすじ私は73歳の新人スパイ、コードネーム・ルーキー。初任務で市長を暗殺するはずが、どこでしくじったのだろう、その彼と友だちになってしまった……。泥棒稼業を営む隣家のマダムに、謎の女性新聞記者。うっかり摘発したワリダカ社長の棺桶工場に偽装した密造酒工場。森で出会った巨大リス・キョリス⁉ 一度ハマれば抜け出せない、連鎖する不条理が癖になる、傑作ユーモア・スパイアクション。スパイアクション・・・なんだろうか・・・・???wwwなんというか、最初からあれ?あれれ?なんか思ってたんとちがーう、、、の連続で・・・もうちょい、スパイっぽいこと想像してたので、早々にルーキーのダメっぷりがバレちゃって、いや、そもそも73歳スパイだと??なんだけど仕事出来る出来ないどころか、流されやすいわ、決断できないわ、騙されやすいわ、もう、おいおい、、、な連続過ぎて。しかも、話も、どこに行きつくんだい?って感じで。キョリスってターゲットと仲良くなっちゃうってなんか相性があまり私とはよくなかったのかもしれない。でも作品はいろいろあるから、もう1作品くらいトライしようかと・・・というのも、巻末に伊坂幸太郎氏との対談が載ってて、面白いって・・・うーん。メンタルやタイミング違う時に、再読するか、別作品だな・・・ざんねんなスパイ (新潮文庫) [ 一條 次郎 ]ざんねんなスパイ
2023.11.12
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これも、初めての作家さんかなあ・・・たぶんね。マジカルグランマ 柚木麻子あらすじ若い頃に女優になったが結婚してすぐに引退し、主婦となった正子。映画監督である夫とは同じ敷地内の別々の場所で暮らし、もう五年ほど口を利いていない。ところが、75歳を目前に先輩女優の勧めでシニア俳優として再デビューを果たすことに!大手携帯電話会社のCM出演も決まり、「日本のおばあちゃんの顔」となるのだった。しかし、夫の突然の死によって仮面夫婦であることが世間にバレ、一気に国民は正子に背を向ける。さらに夫には二千万の借金があり、家を売ろうにも解体には一千万の費用がかかと判明する。亡き夫に憧れ、家に転がり込んできた映画監督志望の杏奈、パートをしながら二歳の真実ちゃんを育てる明美さん、亡くなった妻を想いながらゴミ屋敷に暮らす近所の野口さん、彼氏と住んでいることが分かった一人息子の孝宏。様々な事情を抱えた仲間と共に、メルカリで家の不用品を売り、自宅をお化け屋敷のテーマパークにすることを考えつくが――結構思っていた感じと、これまた違ってさ・・・話がどんどん予想外の方向に転がっていくし、え、正子さん、マヂ??って思うことが多すぎて。オバケ屋敷???メルカリ???それに、最終的にはずっと慕っていた女優の大先輩にも不快な思いをさせたり。設定年齢がちょっと離れてるからかもしれないが、あまり正子には共感できず。ただ、年齢を重ねてもこのバイタリティがあるのはスゴイな、とちょっとした元気の素にはなるかも。他の作品まだ読んでないので、待機本でもう一冊、読んでみます。マジカルグランマ (朝日文庫) [ 柚木麻子 ]マジカルグランマ [ 柚木麻子 ]
2023.11.12
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これも映画化されたんだっけ、っておもちゃった。なんか作品名覚えてるから・・・始めて読む作家さんです(たぶん)。そして、一昨年亡くなられているんですね・・・自転しながら公転する 山本文緒 あらすじ母の看病のため実家に戻ってきた32歳の都(みやこ)。アウトレットモールのアパレルで契約社員として働きながら、寿司職人の貫一と付き合いはじめるが、彼との結婚は見えない。職場は頼りない店長、上司のセクハラと問題だらけ。母の具合は一進一退。正社員になるべき? 運命の人は他にいる? ぐるぐると思い悩む都がたどりついた答えは――。揺れる心を優しく包み、あたたかな共感で満たす傑作長編。私の感覚だと、主人公の都はなんかはっきりしないし、ちょっと途中で煮え切らないなあ、、、って思っちゃう。でも、都会ではない地方で、Uターンした実家暮らしで、しかも親の病気に直面し、彼氏と先が見えない、仕事も悩みが多い、というのは、30代のごく普通の女性としてしんどい話ではある。それはわかる。寛一は、何かしら言えないことがあるんだろうな、とは思っていたが親やボランティア以外に、あんなことが終盤で発覚する?って感じで、、、ただ、ポンと時間が飛んだラスト、結局はなんとかハッピーエンドで良かったかな。あれでうまく人生行ってなかったら、ツライもの。ちょっと他の作品も興味がわいてます。自転しながら公転する[本/雑誌] (新潮文庫) / 山本文緒/著自転しながら公転する(新潮文庫)【電子書籍】[ 山本文緒 ]
2023.11.12
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さて、間置いてもう一冊みすゞ関連。同じく、松本侑子氏の本です。そして、やはり100分で名著関連。金子みすゞと詩の王国 松本侑子あらすじ図版写真97点、実弟の日記を収載の決定版。心に響く暖かな言葉の王国へいざなう。金子みすゞの希望と挫折の生涯、大正デモクラシーの理想から生まれた童謡詩の盛衰をたどりながら、珠玉の名詩60編を文学の視点から読解する新しいみすゞ論。金子みすゞの詩というと、優しくて可愛らしい作風を連想するが。残された五百余編は幅広いテーマを含み、意欲的に創作されたもの。一人で生まれ、一人で死んでいく人間の根源的な孤独、子ども心のあどけなさと寂しさ、小さな命の愛しさ、宇宙の成り立ち、さらに童謡詩の範疇(はんちゅう)を超えて、女性の生き方にも筆を広げている。(Amazon抜粋)こちらは、解説本といった感じですが、数々のみすゞの作品や彼女に影響を与えたいろんな童謡詩なども掲載され、知らないことがたくさん。もし、少しだけ時代がずれていたり、人とのかかわりがちょっとだけ違ったら金子みすゞという人は生きている間にもしかしたら名をあげていたかもしれない。その最期が寂しすぎるだけに、作品の観点から解説されてる本書はそのちょっとしたタイミングをとても感じました・・・金子みすゞと詩の王国 (文春文庫) [ 松本 侑子 ]
2023.11.12
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久々に湊作品。他にも映像化されて最近読みたいと思っているものもあって、、、イヤミス、と言われてるけど、以前よりは興味もって読むジャンルになった。カケラ 湊かなえあらすじ美容外科医の橘久乃は幼馴染みの志保から「痩せたい」という相談を受ける。カウンセリング中に出てきたのは、太っていた同級生・横網八重子の思い出と、その娘の有羽が自殺したという情報だった。少女の死をめぐり、食い違う人びとの証言と、見え隠れする自己正当化の声。有羽を追いつめたものは果たしていったい――。湊作品もわりと読んだ方だと思うけど、久々に読んだかな。未読作品も、そのうち制覇しそう。最初、登場人物がなぜか私のなかで絡まっちゃって、ん?ってなったのだがなんか身近にいそうなキャラであったり、ありそうな悩みだったり身近に感じるからこそじわじわくるコワさというか。最後まで読んで、そういうことだったのね、という感じ。人に寄って物事のとらえ方や感情、感想が随分違うんだ、そのことによって真実の形が変わって見えるんだ、ということがよくわかる。人って、、、フクザツだ。カケラ (集英社文庫(日本)) [ 湊 かなえ ]カケラ [ 湊 かなえ ]
2023.11.12
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最近ちょっとハマってる柚月作品。朽ちないサクラ 柚月裕子あらすじ米崎県警平井中央署生活安全課が被害届の受理を引き延ばし、慰安旅行に出かけた末に、ストーカー殺人を未然に防げなかったと、新聞にスクープされた。県警広報広聴課で働いて4年、森口泉は、嫌な予感が頭から離れない。親友の新聞記者、千佳が漏らしたのか? 「お願い、信じて」そして、千佳は殺された――。警察学校の同期・磯川刑事と独自に調査を始める泉。次第に核心に迫る二人の前にちらつく新たな不審の影。事件の裏には思いも寄らぬ醜い闇が潜んでいた……。県警広報課事務の私に、何ができる? 大藪春彦賞作家、異色の警察小説。千佳が何かを抱えたまま亡くなって、もう泉には真実に近づく手立てがないのでは、、、そもそも磯川は信じて大丈夫なのかな?ドキドキしつつも、着地点が知りたくてどんどん読める。たぶん、柚月氏の作品は私には相性がいいのかな。もっと作品を読んでみたい、と思っています朽ちないサクラ (徳間文庫) [ 柚月裕子 ]【中古】 朽ちないサクラ/柚月裕子(著者) 【中古】afb
2023.11.12
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これは、映画になってしましたねえ。。。見てないけど名も無き世界のエンドロール行成薫あらすじドッキリを仕掛けるのが生き甲斐のマコトと、それに引っかかってばかりの俺は、小学校時代からの腐れ縁だ。30歳になり、社長になった「ドッキリスト」のマコトは、「ビビリスト」の俺を巻き込んで、史上最大の「プロポーズ大作戦」を決行すると言い出した―。一日あれば、世界は変わる。男たちの命がけの情熱は、彼女に届くのか?大いなる「企み」を秘めた第25回小説すばる新人賞受賞作。思ったよりも、いろんなことが終盤一気に回収されて、スッキリした感じ。多少、映画のキャストが頭に浮かぶ感じで読んだけど、まあ映画版は本先に読んじゃうとイメージ違う部分もあるよね、やっぱ。想像していたよりは、楽しく読めたかもなあ。名も無き世界のエンドロール (集英社文庫) [ 行成薫 ]名も無き世界のエンドロール 豪華版【Blu-ray】 [ 岩田剛典 ]
2023.11.12
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こちらは、一通り読んでいる村上春樹著作でまだ読んでいなかったので、、、エッセイとも違う、メール問答集てのが初体験かも。村上さんのところ 村上春樹あらすじ春樹さん、こんなことも聞いていいですか? 世界中から集まった質問は何と3 万7465通。恋愛・人間関係・仕事など悩ましい人生のモンダイから小説の書き方、音楽や映画、社会問題、猫やスワローズまで、怒濤のメール問答は119日間、閲覧数1億PVに及んだ。可愛くてちょっとシュールなフジモトマサルのイラストマンガを多数加え、笑って泣いて励まされる選りすぐりの473通を収録する!640ページあるんだが、まあ一問一答なんでスルスル読めます。共感するものもあれば、そんなこと思ってる人もいるんだ、という驚きや感心、いろんな人がいるなあ、と思いつつ、それにこたえていく村上氏もスゴい。猫をもらう話、は思わず吹いたちょっと哲学的な難しい質問にも、ちゃんとした信念と価値観がある大人、として答えると、そういう風な言い回しになるんだな、、、と思うことも多数。自分は、相当幼いなあ、という反省?落ち込みも・・・もちろん、そういう答えか、と共感できないものもあるしそれはいろいろだが、たまにはこういう活字もいいかな、と思いました。村上さんのところ (新潮文庫) [ 村上 春樹 ]村上さんのところ コンプリート版【電子書籍】[ 村上春樹 ]
2023.11.12
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ヤバイ、溜まりすぎてて既に内容かなりうっすらうろ覚え、、、になってるみすゞと雅輔 松本侑子あらすじ「みんなちがって、みんないい。」小さな命の輝きを詠った金子みすゞ。弟の雅輔は幼くして養子に出され、みすゞを姉と知らずに文学の友となる。新発見の雅輔の日記から浮かび上がる二人の文芸への情熱、青春の光と影、愛と嫉妬、みすゞの自死、永遠の別れ。大正デモクラシーに生まれた童謡詩が、戦争にむかう昭和に衰退する時代背景を描きながら、知られざるみすゞ像に迫る、画期的伝記小説。丁度、Eテレの100分で名著、見たんだったと思うんだよね。それでずっと読んで見たくて、、、100分も、松本氏が出ていて解説していたんだけど金子みすゞという人に興味はあっても、ちゃんとした作品や解説などの書籍を読んだことが無くて、、、いいきっかけでした。映像作品などで知っていたよりも、雅輔って放蕩息子だったのは意外ではあったし、でもより深くみすゞを文学や芸術に関して意見を交わしていたのだな、ということもわかり興味深かった。流れ、というのかな、彼女の人生の歩みが、雅輔目線が中心ですが一通り追えた感じ。でもやはり、晩年は寂しい気持ちになりました・・・みすゞと雅輔 (新潮文庫) [ 松本 侑子 ]みすゞと雅輔 [ 松本 侑子 ]
2023.11.12
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読み終わった本もまだ書いてないのに、、、待機本は増えていく。(すべて文庫) 中古の本屋に久々に行ったのでまとめて購入してきたのだ。だいたい350P以上の本を読むので、本の厚さと読みたい内容と値段とwこれで年内はもちろん、来年1月か2月くらいまでいけるか?wwwあしたの君へ (文春文庫) [ 柚月 裕子 ]罪の轍 (新潮文庫) [ 奥田 英朗 ]落日 (ハルキ文庫) [ 湊 かなえ ]
2023.11.05
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追悼の意味を込めて文庫の新刊を購入して読みました。音楽は自由にする 坂本龍一あらすじ「あまり気が進まないけれど……」と前置きしつつ、日本が誇る世界的音楽家は静かに語り始めた――。伝説的な編集者である厳格な父。ピアノとの出合い。幼稚園での初めての作曲。学生運動に明け暮れた高校時代。伝説的バンドYMOの成功と狂騒。たった一人の「アンチ・YMO」。『ラストエンペラー』での栄誉。同時多発テロの衝撃。そして辿りついた新しい音楽――。華やかさと裏腹の激動の半生と、いつもそこに響いていた音楽への想いを、自らの言葉で克明に語った決定的自伝。見たことがある教授のインタビューは、ちょっと難しいな、と思うこともあったし昔Eテレでやっていたスコラも、すごく面白かったけどちゃんと理論だっててやっぱ音楽家だな、、、という印象があったのでもしかして自伝も難しいかも、、、と思いつつ読んでみたら、口語だからかとてもわかり易く、親しみやすかった。抱いていた印象より、ずっとアツくて尖った人なんだ、という驚きもありました。年齢的に、学生運動にかかっていて、それにも参加してたとか、、、矢野顕子さんとは再婚、てのは知っていたが、学生時代に初婚、その時に娘さんが生まれていたとか、美雨さん以外に息子さんもいたんだ、とかほとんど知ることがなかった私生活もちょっとだけ触れていてそれも驚き。そして、その年代の、めちゃめちゃ著名な人たちとの関係性もたくさん書かれていていちいち感心してしまいました。享年71歳・・・・・若すぎる。音楽は自由にする (新潮文庫) [ 坂本 龍一 ]音楽は自由にする/坂本龍一【1000円以上送料無料】自伝/ 音樂は自由にする 台湾版 坂本龍一 音樂使人自由
2023.07.17
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さて一転。ドラマにもなっていたが、そういうものほど、原作確認したくなる・・・三千円の使いかた 原田ひ香あらすじ就職して理想の一人暮らしをはじめた美帆(貯金三十万)。結婚前は証券会社勤務だった姉・真帆(貯金六百万)。習い事に熱心で向上心の高い母・智子(貯金百万弱)。そして一千万円を貯めた祖母・琴子。御厨家の女性たちは人生の節目とピンチを乗り越えるため、お金をどう貯めて、どう使うのか?ドラマは紅実が見ていたので、それを横からついでに見ていた感じで、、、でも実際読んでみると、ああ、丁寧に生活してちゃんと老後考えて貯めないとと思ってしまった。ドラマでは美帆は翔平の独特過ぎる親に会ったり、親同士で話し合ったり、という描写があったけど、原作にはなくて、琴子の生活がよりわかり易かった。立場的には、私は琴子に学んで貯蓄しないと、、、という感じ。参考になります・・・それと、安生の話もいろいろ詳しく書かれていて、彼の感覚は私もちょっと全部理解はできないが、ちょっと羨ましくはある。琴子との関係もなんかいいなあ、と思うし。とにかく、確実に少し先のことを考えてみよう、、、と思ってしまった単純な私三千円の使いかた (中公文庫 は74-1) [ 原田 ひ香 ]三千円の使いかた (単行本) [ 原田 ひ香 ]
2023.07.17
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そしてシリーズ最新の4冊目。読み終わるのが、なんかもったいなかった・・・検事の信義 柚月裕子あらすじ検事・佐方貞人は、介護していた母親を殺害した罪で逮捕された息子の裁判を担当することになった。事件発生から逮捕まで「空白の2時間」があることに不審を抱いた佐方は、独自に動きはじめるが……。なんか切ない話だったなあ・・・真実をあばく、というのは何も犯罪の真実を暴くだけではない。その裏に隠されているものがなにか、佐方の嗅覚はすごいけれど独自にうごく勇気もすごくて。シリーズとおして、やはり「もっといけ、頑張れ」と佐方を思いつつ読んでる自分でした・・・あーー、続編出ないかな。検事の信義/柚月裕子【1000円以上送料無料】【中古】 検事の信義/柚月裕子(著者) 【中古】afb
2023.07.16
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そして佐方シリーズ、3冊目となりました。2冊目との間隔、めちゃ狭かったと思う。もう、ほぼ一気読み。気になって、家でも寝る前とか読んでた・・・(ぜんぜん通勤のおとも、じゃない)私的には珍しいコトです。検事の死命 柚月裕子あらすじ電車内で女子高生に痴漢を働いたとして会社員の武本が現行犯逮捕された。武本は容疑を否認し、金を払えば示談にすると少女から脅されたと主張。さらに武本は県内有数の資産家一族の婿だった。担当を任された検事・佐方貞人に対し、上司や国会議員から不起訴にするよう圧力がかかるが、佐方は覚悟を決めて起訴に踏み切る。権力に挑む佐方に勝算はあるのか。上から圧力がかかって、事実を事実として判断できるのか、、、という佐方にはキビシイ状況を、どう進めていくのだろう、という本作。弁護士だ検事だ、警察だ、といっても、権力者からの圧力がかかると事実は曲げられる。力がないものは罪を犯してなくても受け入れられない、本当に理不尽すぎる。それでも佐方は負けないし、理解してくれる数名がいるからどうにかなる。小説の中だけでも、私は勧善懲悪でいてほしいと思うタイプなので、モヤモヤすることなく読み切れるのはやはり楽しい。検事の死命/柚月裕子【1000円以上送料無料】【中古】検事の死命 /宝島社/柚月裕子(単行本)
2023.07.16
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一発でハマってしまった、佐方シリーズ。今出てる4冊を、こんなに短期間で一気読み、久々のスピード読書でした・・・最後の証人 柚月裕子あらすじ検事を辞して弁護士に転身した佐方貞人のもとに殺人事件の弁護依頼が舞い込む。ホテルの密室で男女の痴情のもつれが引き起こした刺殺事件。現場の状況証拠などから被告人は有罪が濃厚とされていた。それにもかかわらず、佐方は弁護を引き受けた。「面白くなりそう」だから。佐方は法廷で若手敏腕検事・真生と対峙しながら事件の裏に隠された真相を手繰り寄せていく。やがて7年前に起きたある交通事故との関連が明らかになり……。佐方貞人シリーズと言われる柚月裕子氏のシリーズ1冊目。いやーー、先に書いた、知らずに2冊目を読んでいた「検事の本懐」これもかなり面白くて、シリーズ全部読みたい、というのがきっかけ。弁護士になってからの話がこれだけなので、、、次読みたいっ絶対続くよなあ、というのが嬉しいし、とにかく早く読みたい、となる。既にドラマ化はテレ朝でされてるのですが、推しで見たいよなー、という勝手な希望もある・・・小さな違和感を、そのままにするのではなくそして大きな法曹界という組織にも臆することなく正しいと思う道を進むのはどんなふうに状況をひっくり返すんだろう、というドキドキも相まってある意味勧善懲悪というか、、、爽快感もあります。最後の証人/柚月裕子【3000円以上送料無料】【中古】最後の証人 /宝島社/柚月裕子(文庫)
2023.07.16
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さて、最近ちょっとハマってしまった。柚月氏の作品、ググっとつかまれるものが多いんだよな・・・シリーズなのだが、知らずに2作目から読んでしまい、面白くてすぐ1作目、今読んでるところ。検事の本懐 柚月裕子あらすじガレージや車が燃やされるなど17件続いた放火事件。険悪ムードが漂う捜査本部は、16件目の現場から走り去った人物に似た男を強引に別件逮捕する。取調を担当することになった新人検事の佐方貞人は「まだ事件は解決していない」と唯一被害者が出た13件目の放火の手口に不審を抱く(「樹を見る」)。権力と策略が交錯する司法を舞台に、追い込まれた人間たちの本性を描いた慟哭のミステリー、全5話。第15回大藪春彦賞受賞作。わ、佐方って面白い・・・と思ったら、やっぱドラマ化されてるんですね、やはりテレ朝で。でも読みながら、佐方を我が推しがやってくれないかな・・・と思ってしまった。そして今やすっかりハマって、シリーズ読み進めている。夕べ遅くまで読んでいたのも、この1作目・・・しかも、通勤のおともの17を半分読み進めたところで届いたので一端中断して18冊目先に読む、というなんだろう、やはり真実を知りたいから佐方に叔母いて欲しい、と思うからだろうか。読んでいれば理不尽な事件だ、とわかるけれどそれが権力だったり思い込みだったりで、曇るところに佐方が絡み、根気強く真実に近づいていくのが、勧善懲悪というか気持ちがいいのかも。事件としてはもやもやするが、よくても悪くても、本当のことをやはり知りたい。佐方と父の隠してきた真実、がわかった時、その内容は悲しくても知ることが出来ると救われるというか。しばらく、柚月氏作品、続きそうだ。検事の本懐/柚月裕子【3000円以上送料無料】【中古】検事の本懐 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
2023.06.18
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映画になってますが、キャスト知らずにそのまま読みました。あとでキャスト確認して、自分のイメージとは違うな、とか近いな、とか・・・予備知識なく読んだので、楽しめたけど。大事なことほど小声でささやく森沢明夫あらすじ 身長2メートル超のマッチョなオカマ・ゴンママ。昼はジムで体を鍛え、夜はジム仲間が通うスナックを営む。名物は悩みに合わせた特別なカクテル。励ましの言葉を添えることも忘れない。いつもは明るいゴンママだが、突如独りで生きる不安に襲われる。その時、ゴンママを救ったのは、過去に人を励ました際の自分の言葉だった。悪い人は出てこない、いわゆる安心して読める話でした。誰だって、一見わからないけど悩みや日常があってときどきそれが抱えきれなくなる。その時に、寄り添ってくれる人がいるだけでも、また前を向ける。四海さんの話がかなり感情移入してしまって(親子の話だからさ)朝の電車でうるうるしちゃった。結婚直後の午前0時の森、で若林くんがミトちゃんに、相手がいたり結婚すると家族ってものに敏感になる、涙もろくなる、と話していたが、それを思い出しちゃう。悩みの無さそうな若い女子だって、なにかしら抱えてて、、、もちろん小説の中ではあるが、みんな頑張れ、と読み進む作品。そして常に明るい、察しのいいゴンママこそが、実は深い寂しさを抱えてた。まあ、、、そうだよね、という・・・立場的に、一番将来不安を抱えてるだろうし。でもまあ、全体的にはホッと一息な話、、、かな。大事なことほど小声でささやく (幻冬舎文庫) [ 森沢 明夫 ]【送料無料】大事なことほど小声でささやく/後藤剛範[DVD]【返品種別A】
2023.06.18
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続いてこちら。備忘録、備忘録。ウツボカズラの甘い息 柚月裕子あらすじ家事と育児に追われる高村文絵はある日、中学時代の同級生、加奈子に再会。彼女から化粧品販売ビジネスに誘われ、大金と生き甲斐を手にしたが、鎌倉で起きた殺人事件の容疑者として突然逮捕されてしまう。無実を訴える文絵だが、鍵を握る加奈子が姿を消し、更に詐欺容疑まで重なって…。全ては文絵の虚言か企みか?戦慄の犯罪小説。柚月氏作品は、孤狼の血他数作読んだことはあるのだが、これもぐいぐい引き込まれて一気読み。文絵、それは危ないんじゃないの・・・?と思いながらも、体系絞って内容覚えて、しっかり加奈子に言われたことこなして報酬もらって、なところまでは、絶対ヤバイって、と思いつつ成功を憂いく思ってる自分がいる。でも後半、やはりはめられてるじゃんっってなった後の、文絵の本当の家庭が刑事によって暴かれた時、もう背中がぞわぞわっ・・・・ってして、そっち???となった。展開にとにかくビックリ。そして、今度は加奈子の本当の姿にまたもビックリ。終盤が怒涛過ぎて、久々に先が気になりすぎた。今まで読んだ作品もかなり面白かったのだが、これもゾクゾクがすごくて、終盤もすごくて、やられた・・・ウツボカズラの甘い息 (幻冬舎文庫) [ 柚月裕子 ]ウツボカズラの甘い息 [ 柚月裕子 ]
2023.06.18
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続きまして、たまってるのアップしていきますー備忘録。傲慢と善良 辻村深月あらすじ婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる―。彼女は、なぜ姿を消したのか。浮かび上がる現代社会の生きづらさの根源。圧倒的な支持を集めた恋愛ミステリの傑作。文庫になってしかも中古購入なので、既に50万部突破、とかの状態。作者の他のさくひんは、かがみの孤城とハケンアニメ、くらいしか読んだことないんだけど、どちらの作品とも全く違っていて最後までどうなるのか全然わからなかった。語りが前半と後半で変わるのだが、立場が変わるとこうも世の中が変わるか・・・見方がこうも違うか・・・とつくづく思った。前半は架の立場にすっかり共感しちゃって、真実はどこいったんだ?誰が怪しいんだ??と一緒になって探してる感じになり後半真実の立場になると、その不安や不満もわかり、消えたくなる気持ちもわかる気がする、となり・・・それに、最後は私にとっては結構意外な結末。さすがに無いのでは、と思った結果だったのが驚く。文章としては大変読みやすいし、どんどん進むので、、、またいつか、映像化されるんだろうか。辻村氏の作品てホント実写化・映画化多いもんね・・・傲慢と善良 (朝日文庫) [ 辻村深月 ]傲慢と善良 [ 辻村深月 ]
2023.06.18
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さて、またちょっと溜まったのでささっとあげておこう・・・・備忘録です。読んでおきたい ベスト集! 宮沢賢治宮沢賢治内容どんぐりと山猫、注文の多い料理店、烏の北斗七星、かしわばやしの夜鹿踊りのはじまり、風の又三郎、虔十公園林、やまなし、グスコーブドリの伝記セロ弾きのゴーシュ、よだかの星、銀河鉄道の夜、北守将軍と三人兄弟の医者オツベルと象、氷河鼠の毛皮、土神ときつね、なめとこ山の熊、紫紺染について税務署長の冒険、フランドン農学校の豚、洞熊学校を卒業した三人毒もみのすきな署長さん、春と修羅 ほかこんなにも読んだことない作品が、、、というくらい、知らない作品が多い。いや、知ってるのが少なすぎるんだな。そしてその、知っていて読んだことあるものも、随分昔なので忘れてる。久々に読んだ感じ。自然や動物題材の話が多く、語り口や表現がん??と思うところも多くて読みやすい訳ではないのだけれど、全体的になんとなく心の奥がざわざわする、というか切ない感じがずっとする・・・のは私だけだろうか。銀河鉄道の夜、なんて最たるものだよね・・・読んでおきたいベスト集!宮沢賢治 (宝島社文庫) [ 宮沢賢治 ]風の又三郎改訂 宮沢賢治童話集 (偕成社文庫) [ 宮沢賢治 ]awesome!(Vol.57) 今気になる人に深く迫る!フォト&ロングインタビュー COVER:中村倫也 (SHINKO MUSIC MOOK)
2023.06.18
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というわけで、最近終わった1冊。今は11冊目突入中です。宮沢賢治の真実 修羅を生きた詩人今野勉あらすじ猥、嘲、凶、呪……不穏な文字が並ぶ詩と出会い、著者は賢治の本心を探り始めた。信心深く自然を愛した自身を、なぜ「けだもの」と呼んだのか。?醜聞にまみれ、病床でも自己内省を続けた妹の姿に、賢治は何を思ったのか?名作『銀河鉄道の夜』の中に秘めた欲望とは一体何か?緻密かつ周到な取材による謎解きの果て、修羅と化した賢治の“真実"に辿りつく。思っていたより、ちょっと研究書籍な感じで結構斜め読みしちゃった。宮沢賢治を研究している人はとても多いし、いろんな見解があってそういう見方もあるのか、と驚くと同時に、ますますケンジという人がわかったようでわからなくなったというか。いや、わからなくもいいのかな。なので、今は作品集を改めて読んでいます。やはり、作品を読んでそこから感じるケンジ、というのを自分では大事にしようかな、と。宮沢賢治の真実 修羅を生きた詩人 (新潮文庫) [ 今野 勉 ]
2023.04.22
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いつか読んでみよう、と思っていた2冊、やっと読んでみた。日本国紀 百田尚樹あらすじ神話とともに誕生し、万世一系の天皇を中心に独自の発展を遂げてきた、私たちの国・日本。聖徳太子、平清盛、北条時宗、徳川家康ら最重要人物を“一本の線"でつなぐことで国家の変遷を浮き彫りにすると同時に、大伴部博麻、荻原重秀など、重要な脇役にも焦点を当てる。(上巻)黒船来航により、二百六十五年にもわたる江戸時代が終わりを告げた。明治維新というかつてない劇的な変革により近代化した日本は、日清戦争・日露戦争を経て、維新より半世紀後、ついに世界の列強と肩を並べるが—。教科書が教えない、知られざる史実と感動の歴史秘話が満載。(下巻)歴史、かなり疎いのだが、やはり大人になるにつれもっと自分の国のことは知っておきたい、と思っていたので神話の頃からを踏まえて順に現代まで追いかけてこられたのは良かったかなと思う。時々、やはり極端に思える意見も書かれているので、すべてを同意しながら読むのは危険かもしれないが、自分の国のことをやはり憂いてしまう。危機管理に無頓着なのかな、と思うし、でもそんな戦々恐々とした生き方はどうなんだろうとも思ったり。世界中が、もっと柔軟にお互い理解したり受け入れたり出来ないものか?などと改めて考えてしまった。[新版]日本国紀<上> [ 百田 尚樹 ][新版]日本国紀<下> [ 百田 尚樹 ]
2023.04.22
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森絵都作品、超久々だったのだけどイメージしていた感じとちょっと違ったなあ。今まで読んだ作品と系統が違うというか。嬉しい驚き。みかづき 森絵都あらすじ昭和36年。放課後の用務員室で子供たちに勉強を教えていた大島吾郎は、ある少女の母・千明に見込まれ、学習塾を開くことに。この決断が、何代にもわたる大島家の波瀾万丈の人生の幕開けとなる。二人は結婚し、娘も誕生。戦後のベビーブームや高度経済成長の時流に乗り、急速に塾は成長していくが……。想像していた森絵都作品のイメージと違って、かなりしっかりした教育論?的な、、、しかも人生を一緒になぞっているというか、世代をまたぐ話だった。かなり終盤まで、きつくて吾郎をないがしろにしてる?な千明がだんだんウザくなっちゃって、ツライ部分もあったりして。そして思いがけない終盤。人生ってなんだろ、と思ってみたりもした。読後は、序盤の気持ちと随分違うものとなりました。みかづき (集英社文庫(日本)) [ 森 絵都 ]
2023.04.22
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流浪の月しか読んだことなかったけどあまり触れないタイプの作家さんのためもう少し読んでみよう、と2017年の作品を。神さまのビオトープ 凪良ゆうあらすじうる波は、事故死した夫「鹿野くん」の幽霊と一緒に暮らしている。彼の存在は秘密にしていたが、大学の後輩で恋人どうしの佐々と千花に知られてしまう。うる波が事実を打ち明けて程なく佐々は不審な死を遂げる。遺された千花が秘匿するある事情とは? 機械の親友を持つ少年、小さな子どもを一途に愛する青年など、密やかな愛情がこぼれ落ちる瞬間をとらえた四編の救済の物語。いろいろな形がある、それは他人にはそうそう理解されないかもしれない。そんな話達だった。鹿野くんに慣れてくると、なにかの拍子に消えてしまわないだろうか、と心配になっちゃって。消えなくてよかった。神さまのビオトープ (講談社タイガ) [ 凪良 ゆう ]
2023.04.22
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続けて、伊坂作品。最近あまり読んでなかったから、未読作品が案外あるのだ。クジラアタマの王様 伊坂幸太郎あらすじ記憶の片隅に残る、しかし、覚えていない「夢」。自分は何かと戦っている? 製菓会社の広報部署で働く岸は、商品への異物混入問い合わせを先輩から引き継いだことを皮切りに様々なトラブルに見舞われる。悪意、非難、罵倒。感情をぶつけられ、疲れ果てる岸だったが、とある議員の登場で状況が変わる。そして、そこには思いもよらぬ「繋がり」があり……。岸の立場になって読むから、異物混入対策に駆り出されて巻き込まれる序盤、あーー、ツライよなあ、となってしまう。センパイ、なんか怪しいし。やっぱ怪しかったんだけどフシギな繋がりで居合わせた仲間?たちと、ありえない絶体絶命状況もどうするのだ、と思うのだが、やはり回収されて落ち着くのがホッとする。時間を置いて、また読もうかな。そして、悪い癖だが(いや、推しがいればあるあるか?)映像化されたら、、、、と主人公を推しで思い浮かべて読み進めるというクジラアタマの王様 (新潮文庫) [ 伊坂 幸太郎 ]クジラアタマの王様 [ 伊坂 幸太郎 ]
2023.04.22
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久々伊坂作品。相変わらず読みやすく、入り易い。シーソーモンスター 伊坂幸太郎あらすじバブルに沸く昭和後期。一見、平凡な家庭の北山家では、元情報員の妻宮子が姑セツと熾烈な争いを繰り広げていた。(「シーソーモンスター」)アナログに回帰した近未来。配達人の水戸は、一通の手紙をきっかけに、ある事件に巻き込まれ、因縁の相手檜山に追われる。(「スピンモンスター」)やっぱこういう感じが好きだな、と改めて思う。宮子と仲の悪い姑、これはもしや・・・?と思ったらやっぱそうか、とか。伊坂作品で定番?の、ちょっと気が弱い人のいい水戸。巻き込まれたっって思ったけど、きっと助けに来る・・・とか。ああ、映像化してしまいそうな、そういう作品だよなあ。これもエンタメ感が強くて、さらさらっと楽しく読めた。やはり読んで楽しいのが通勤時はありがたい。シーソーモンスター (中公文庫 い117-2) [ 伊坂幸太郎 ]シーソーモンスター (単行本) [ 伊坂 幸太郎 ]
2023.04.22
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映画にもなっていますが、舞台の予習のため、読んでみました。今年2冊目。というか、ハケンアニメ年跨いじゃったので実質1冊目・・・銀河鉄道の父 門井慶喜あらすじ明治29年(1896年)、岩手県花巻に生まれた宮沢賢治は、昭和8年(1933年)に亡くなるまで、主に東京と花巻を行き来しながら多数の詩や童話を創作した。賢治の生家は祖父の代から富裕な質屋であり、長男である彼は本来なら家を継ぐ立場だが、賢治は学問の道を進み、後には教師や技師として地元に貢献しながら、創作に情熱を注ぎ続けた。地元の名士であり、熱心な浄土真宗信者でもあった賢治の父・政次郎は、このユニークな息子をいかに育て上げたのか。父の信念とは異なる信仰への目覚めや最愛の妹トシとの死別など、決して長くはないが紆余曲折に満ちた宮沢賢治の生涯を、父・政次郎の視点から描く、気鋭作家の意欲作。映画ではなく、舞台「ケンジトシ」のための予習?として読みました。宮沢賢治の作品はいくつか触れていても、人となりを知ってるわけではなくましてや父親目線となると、なんか新鮮。思ったよりケンジはボンボンでちょっと我儘で自由人で優柔不断・・・・な感じがした。それが逆に親しみ易くもなったというか。まったく知らなかった一面を垣間見た感じで、面白かったです。銀河鉄道の父 (講談社文庫) [ 門井 慶喜 ]【Shinzi Katoh】『宮沢賢治モノクローム』 タオルハンカチ 約23×23cm ガーゼ 無撚糸 ガーゼハンカチ シンジカトウ カトウシンジ プレゼント 猫 動物 童話 銀河鉄道 文学 チェロ 星 星空 鳥 日本製 国産 泉州タオル 【クーポン配布中】版画 絵画 世界の名作 宮澤賢治 銀河鉄道の夜「星めぐり」/インテリア 壁掛け 額入り 風景画 ポスター アート アートパネル リビング 玄関に飾る 寝室 風水 プレゼント モダン アートフレーム 油絵 おしゃれ Mサイズ
2023.04.22
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