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今朝、娘たちと見てきた映画はこちら。
前売り買っていたんでね~
カラフル
colorful
(2010年森絵都/「カラフル」製作委員会)
監督:原 恵一
脚本:丸尾みほ
あらすじ
-おめでとうございます! あなたは抽選に当たりました。-
天上界と下界の狭間で、死んだはずの"ボク"の魂が漂っていた。
そこにプラプラ(声: マイケル
)という天使(?)が現れ、ボクに話しかける。
「あなたは大きな過ちを犯して死んだ罪な魂ですが、
もう一度下界に戻って再挑戦するチャンスが与えられました。
そして、自分の犯した罪を思い出さなければいけません」。
なんでも、誰かの体に“ホームステイ"している間に、
生前の悪事を思い出し反省すれば、輪廻のサイクルに戻ることが出来る、
というのだ。
こうして、ボクの魂は、
自殺をして息を引き取ったばかりの
14歳の少年・小林真(声: 冨澤風斗
)の体に乗り移った。
小林真という名の中学3年生の体に入りこみ、ボクは小林真として
生きることになる。
ところが、真は絵を描くのが得意な以外、内向的な性格で
親友と呼べる友だちもいない冴えないヤツだった。
そこで、ボクは持ち前の明るさで“生まれ変わった"真として生活していくが、
家族や美術部の友だちは今までと違う真に驚きを隠せない。
ボクも、徐々に知る家族や同級生たちの二面性に戸惑い始める。
生き返った真を囲んで、幸せそうに見えた家族。
しかし、真はさえない父(声: 高橋克実
)のことを軽蔑していた。
また、母(声: 麻生久美子
)は真の一件の直前まで不倫をし、
大学受験を控える兄(声: 中尾明慶
)は出来の悪い真を馬鹿にして口もきかない。
更には、真が密かに思いを寄せる後輩のひろか(声: 南明奈
)が、
援助交際をしていることを知って自殺したのだ、とプラプラから聞かされる。
学校では、内気で友達も無く、成績も最低な真。
しかし、そんな真っぽく振る舞わないボクと、まわりの人間の関係は
少しずつ変わってゆく。
真の家族はもちろん、真のことをずっと見ていた唱子(声: 宮崎あおい
)、
真にとっては初めての親友となる早乙女(声: 入江甚儀
)、そしてひろか。
やがてボクは人間は一色ではなくいろんな色を持つカラフルな存在だと気づく。
そして、自分も。
その時、魂は悟った。
実は、自分は生前の真が内に閉じ込めてしまったもうひとつの色、
即ち真自身の魂なのだと。
生前に犯した悪事とは、自殺したこと、自分で自分を殺した罪、だったのだ。
絵が上手で人気モノだった小学校時代、いじめられた中学入学のころ、
一気に思い出した、ボク=真。
こうして、見事悪事を思い出し反省することに成功した魂は、
輪廻のサイクルにより、真の人生をやり直すことになるのだった・・・
ざっとこんな感じです。
子供たちには、不倫やらウリなど出てくるから、
ちょっと早かったのか?とも思いましたが・・・
アニメであったことで、少しその現実味を帯びた部分が緩和された、
そんな感じはあります。
途中まで、真に"ホームステイ"している魂・ボクは、
まったく別人で、どんな罪を犯して魂がさまよってるんだろう?
なんてぼんやり思っていました
ボクが反省して輪廻のサイクルに戻れたら、そのときは真は
今度こそ本当に死ぬ、とも言われていたので、
真の受験に関してあれこれ心配する家族や、やっと出来た友達の早乙女、
いつも本当の真を見抜いていた唱子、本当は悲しむ人間が
たくさんいるのにな、、、
そんなことを考えていたけど、本当に最後になって、
ボクは実は真の魂だったんだ、という事をやっと悟ってですね、
正直ほっとした・・・そりゃそーだよなぁ~
プラプラは、やはり同じような罪を犯して
その罪を気づけずにさまようことになった、そんな魂なんだそうです。
ちょっと悲しい。
ボクは、無事真として生きなおすことになりましたが、
半年の付き合いだったプラプラの記憶は無くなります。
ただ、早乙女と楽しそうにニコタマの街をいく真に、
差出人Pからメールが・・・
生きてる?
これが、
ぼくは、生きてます。
という、真の答え。パンフの最後にも載っていました。
ちょいとベタな感じはしますが、
中学という、一番難しく多感な時期の話、
もし何か行き詰ったら、娘たちにもちょっとだけ思い出して欲しいな、
なんて思いました。
真の進路に関して、家族があれやこれやと考え、
本当はとても心配している、といった描写が後半あり、
その部分はなんか親の気持ちなのか真の気持ちなのか、、、
ほろっとしてしまった
真の事を気にかけ、同じ美術部の唱子は
少しどもり気味の、個性的な話し方をする女の子なんだけど、
この声が宮崎あおい、ってのがびっくり。
全然わかりません
麻生久美子のお母さんの声は、実際の彼女よりももっと母親らしく、
逆に父親の高橋克実さんの声は妙に明るすぎた印象もあります。
アニメの人物自体は、
魅力的な絵とは、ワタシの好みからいうと
とてもとても言えないんですが、
舞台となる街が、 等々力
とか 二子玉川園
とかで、東急線ももちろん、
ニコタマの街や多摩川が出てきて、すごく嬉しかった~
それから、劇中で早乙女と真が一緒に歩く、
今はなきニコタマからの路面電車とか、知らなかったけど面白かった。
絵が、人物以外は
とても実写に近い感じで、不思議な感覚でした。
こちらが、原作となる 森絵都
さんの小説。
カラフル/森絵都
それから、映画としては、10年くらい前に実写で
既に映画化されていました。
監督が 中原俊
、そして脚色が 森田芳光
、
主演はなんとジャニーズJr時代の 田中聖
見比べてみるのも、面白いかも??