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さてさて、今日はかねてから告知されていた、
Eテレ出演番組のOA日でした。
おはなしのくに クラシック
漢詩 春暁
Eテレ
2012年06月25日
おはなしのくに
、も面白いんですが、
春から放送されている、このクラシックもなかなか興味深いものです。
毎回ひとつの作品を取り上げ、その原文と現代語訳を
一人の語り手が繰り返し読み上げるのが、このクラシックなんですが、
今までには 枕草子
とか 竹取物語、徒然草、おくのほそ道
など、
日本の古典(古文)的なものがずっと紹介されてきました。
今回、訳すると古文でも習ってるけど
初の漢詩、ということで、冬冬くん登場ですっ
お茶を飲む姿が映った後、
中国の伝統的な衣装を着て、 孟浩然の春暁
を中国語で読み上げます。
そして、、、
冬冬:むかしむかし、今から1300年前、中国に孟浩然(もうこうねん)という
偉大な詩人がおりました。今読んだのは、その代表作、"春暁"です。
冬冬:さて、この詩は海を渡って、日本に伝わりました。
日本人は、工夫を凝らしてこの詩を自分たちにも読めるようなことばにしました。
今度は日本語訳の言葉遣いで朗読。
春眠、暁を覚えず、ですね。
あーー、習った習った・・・・
そのあとに、イラストのバックとともに、現代語訳を一文づつ教えてくれます。
また、その背景などは、別のナレーションで語られます。
冬冬くんは、その後も日本語や中国語で、何度かこの詩を朗読してくれました。
そうそうそう、 杜甫、李白、白居易
、そして
孟浩然・・・といっても、私はずっと理系だったので、
古文や漢文の勉強はかなり少ないんですが・・・
この時代の中国は詩が盛んで、こういった数々の有名な作品が生まれたそうです。
こちらも、習いました習いました。
杜甫の 春望
です。国破れて山河在り・・・ですね。
漢文に一・二点とかレ点とかふってね、結構覚えているもんです。
漢字が海を越えて中国から伝わり、日本人はそれに手を加えて
なんとか日本人でも読めるように工夫して取り入れてきたんですね。
結果、中国語を知らなくても漢詩が読めるようになり、江戸時代には
挿絵入りの漢詩の本が売れていたそうです。
最後にもう一度、春暁の日本語読み、
そして中国読みで朗読してくれました。
なお、再放送は来週月曜日、
7月2日(月)09:15~09:25
となっています。
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