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2014.07.06
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カテゴリ: 池松壮亮
この前見てきました、やっと。
レディースデイで、、、
おばあさまがた、多すぎ。
この手の映画は、年配者が好むのかねえ。

春を背負って c-book0349
(2014年「春を背負って」製作委員会)
監督:木村大作
脚本:木村大作、瀧本智行、宮村敏正


あらすじ  c-book0359
立山連峰で暮らしてきた長嶺亨( 松山ケンイチ )は、
山小屋を経営する厳しい父・勇夫( 小林薫 )に反発し
都会で暮らしていたが、父が亡くなったため帰郷する。
そこで気丈に振る舞う母( 壇ふみ )やその姿を見つめる山の仲間、
遭難寸前で父に救われ今は山小屋で働く高澤愛( 蒼井優 )らと接するうち、
組織の歯車として働く今の生活を捨て山小屋を継ぐと決める。

つうことで、きっかけは完全に 池松壮亮 狙いで行きましたが・・・
出番は少ないのにさー、
ハワイと一緒ね。
でもね、MOZUのハードな役見てると、c-book0354
やっぱああいう地方の言葉(今回は関西弁)話す、
学生っぽいちょっと能天気な役もいいなーって思うわけ。
ちょっとやんちゃで、で無理しちゃって失敗しちゃって
まわりに迷惑かけてすみません、っていう・・・

他の脇役もかなりよくて、c-book0353
もうとにかく
壇ふみさんが良かったんだよなあ・・・
あまり出演作を見てないってのもあるんだけど、
旅館の女将として和服や作務衣着てる姿も、c-book0355
サングラスで山を登ってる凛々しい姿も似合うんだよね~
すごく良かったのだ。

あと、山岳救助の工藤(
吉田栄作 )とか
亨の幼馴染で家具職人の聡史(
新井浩文 )とかも良かったな。
山とともに暮らす、地に足の着いた地元の青年たち、と言う感じで。
でもやはり、蒼井優や トヨエツ がねー、いいんだよなあ。
なんというか、すごくシンプルな話で、c-book0350
シンプルな映画なんですね、人間の部分は。
一番の主役は、雄大な自然と四季折々の風景なわけで、
その厳しい自然と生きる人たちは、やはり小さいと感じる。
そのかわり、大きな愛と絆でつながってるというか。
シンプルな人々を、説得力を持って演じる、というかそこにいる、
と本当に見る側に感じさせるのは、演じるという意味では
随分力量を必要とするような気がするんだけど
ホントみんな、いろんな人生を背負って、山小屋に集まってきたんだ・・・
という雰囲気があって、多くは語らないんだけど、
なんか佇まいに説得力があったなー

演出と言うか、話の内容や進み具合は
奇をてらった部分はなくて、とてもシンプルというか
先はこうなるんだろう、と展開が読めるし
とても古典的と感じる部分も多かった。
それと景色のよさとで、年配者がたくさん見に来るんだろうか?

剱岳よりも、もっとシンプルで   c-book0352
わかりやすい困難とわかりやすい解決、
そして想定内の展開、という感じはしたんだけど
それが逆に気持ちいい、ともいえるかな。
ひねりすぎてわけわからない映画よりもc-book0356
人って圧倒的な自然の前ではシンプルに生きるんだな、
と気づかされてくれるような、
そういう意味で想定内な感じ・・・
c-book0358 どう考えてもくっつく二人っ

そりゃ、本当はもっと池松壮亮登場時間、欲しかったっすよ。
久々に蒼井優とも同じシーンで共演で、なかなか感慨深かったし?
でもまー、蒼井優も泣いて笑って、遭難しかけた登山者を
一人でも助けに行ける強さもあって、c-book0351
ワケアリ山のオンナ、似合っていた。
彼女もMOZUのSeason2に出てるけど、あのクールな役とはまた別人。
女性ウケしなさそうな女優さん?だけど
自分の背負ってきたものを亨やゴロさんに話すときに
自然とあふれる涙・・・やっぱうまいと思ったです、素直に。

そして、山小屋が登山者と思った以上にふかく関わっているのにも
驚いたし新しい発見でした。
救助隊がかけつけるまでの、先に現場に駆けつけたり
応急処置やらなんやら・・・それもとても驚いたことでした。

パンフには、撮影の様子も c-book0357
ちょっとだけ載っていたけど、3000m級の山を実際に登る
役者も大変なら、撮影他スタッフも大変です。
そのおかげで、 c-book0360冒頭から
雄大な景色をいろいろ堪能でき、
大きな事件も起こるけど結果的には最悪の結果にはならず、
それぞれの居場所を見つけてめでたしっ
って感じで、安定感がある映画でしたかねー



春を背負って


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Last updated  2014.07.06 15:35:58
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