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久々に映画見てきた。
公開されたことは知っていたし、
2年くらい前だったかな、加瀬亮出るのも知っててさ・・・
やっと公開だー
久々にシリアスな映画見たな、って感じ。
MINAMATA
監督:アンドリュー・レビタス
脚本:デビッド・ケスラー
原案:写真集「MINAMATA」
(2020年アメリカ)
あらすじ
1971年、ニューヨークに住むフォトジャーナリストのユージン・スミス
(ジョニー・デップ)は、過去の栄光にすがり酒に溺れる日々を送っていた。
そんな折、日本のカメラマンとその通訳を務めるアイリーン(美波)が
彼のスタジオを訪れる。アイリーンは日本の大企業チッソが
工業排水を垂れ流した結果人々が病に倒れていると語り、
ユージンに病気で苦しむ彼らの取材をしてほしいと訴える。
公開1週間程度だからか、まだ大きめのスクリーンでしたが
あさイチで早いのもあってかかなり余裕な感じ・・・
まあそりゃ、娯楽作ってのとは違うからな、、、
内容わかってて、見たいと思う人しか行かないもんね・・・
個人的には、特に前半とっちらかった感じがして、、、
ユージンがわかり易く落ちぶれてて
もうジョニデのオーラゼロな感じはすごかった。
言われなきゃ、だれだかわかんない。
で、なんというか、日本人の感覚なのかな・・・落ちぶれて酒浸りで、
一端は写真撮るって決めて日本にきてるのに、出来ないだカメラ無いだ、と、、、
そーいうのがどうにもウザくて
でもそれは、長らく戦場カメラマンとして悲惨な現場を目の当たりにしてきた、
そんな過去があり、彼のどこかが疲弊しすぎてる故なのでしょうけど。
金でもみ消そうとしたチッソの社長に
受け取らないと反発したんだから、もうちょっと気をつけば?
と思うのに、機材やネガなど一式置いた小屋焼かれたり
その後どうにか撮影始めるんだが、
原告側の住民の活動も、ときどきわかりにくかった・・・
それは私だけか
実は一番ぐっと来たのは、
LIFEの編集長ボブが、ユージンから送られてきた水俣の写真を見て
あまりの悲惨さ、鮮烈な写真にぐっとこみ上げるところ、、、だったかもしれない。
そしてやはり加瀬亮だよね、久々に見た。
年齢重ねたな、と思ったが、やはり裏切らない。
チッソと戦う人を動画撮影しつつ、自分も症状が出てきてしまって漁にもでられず、、、
それを社長に実際に訴え、自らを傷つける鬼気迫る演技に
やはり引き込まれてしまった。
美波も、かなり出ずっぱりで英語で話すシーンばかりだったけど
ああ、こんな役もハマるんだな、と再発見というか。
ユージンはアイリーンと日本で結婚するものの
チッソの社員?によってケガさせられた、その後遺症で数年後に亡くなってしまった。
彼の一生は、結局報われたんだろうか。
でも人々の生活に寄り添って全身全霊で撮り続けた写真が
世界中に公開されたことで、水俣はしっかり知られることとなり
エンドロールでは世界の公害被害、薬物、放射能、、、
まだまだ戦ってる国や地域が紹介された。
人の生活って、なんなんだろう・・・
学校で習う水俣は、かなり表面的だけれども
自分の国でいまだ解決していないものである、ということを
再認識させられました。
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魂を撮ろう ユージン・スミスとアイリーンの水俣 [ 石井 妙子 ]
MINAMATA / 原タイトル:MINAMATA[本/雑誌] / W.ユージン・スミス/著 アイリーン・美緒子・スミス/著 中尾ハジメ/訳
MINAMATA NOTE 1971~2012 私とユージン・スミスと水俣 [ 石川 武志 ]
首! 2023.12.28
切なかったベル・カント 2020.02.24
次は11月 2019.10.20