サブとユミの「恋愛セックス研究室」

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サブ&ユミ

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October 19, 2004
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カテゴリ: 障害
彼の英国滞在は2年延長され、5年後その実績により最年少取締役として本社に呼び戻された。
彼女も重要プロジェクトのリーダーになっていた。

「元気そうだね。 役員会で何度、君の名前が出たことか・・・英国でも噂には聞いていたけれど想像以上だったよ。 この所いくつもある案件の中の最初の検討事項だよ、君担当のプロジェクトがね・・・」
5年前と変わらず住宅街の一角にあるバーのカウンターでふたりが話したのは、彼の帰国後1ヶ月が過ぎた頃だった。

「先輩・・・もう常務さんですよね・・・・・」
「私ですか・・・不器用で仕事しかできない女になってしまって・・・
でもいいオンナだって噂、もう聞いたでしょ、若い子の間ではちょっと有名みたい・・・」
虚勢を張って甘えを抑えられたのはここまでだった。


「もう1度、口説いていいですか・・・・? 

酔いを装い、つぶやきながら頭を彼の肩に預けた。

彼の身辺は5年の期間が過ぎても、彼女が期待する方向には大きくは変化していなかった。 変わらず入退院を繰り返す妻、10才になる娘・・・・。

「だめだ・・・、君を抱くことはできない。 申し訳ないが離婚することもできない自分だよ・・・・君を縛るわけにはいかないよ」

生真面目で寂しい彼の言葉を彼女はさえぎった。
「あなたのヒューマニズムを壊そうとは思わない。 ただあと少しの間、私が次に進むまで・・・側にいてほしい・・・」

彼の理性的判断もここまでだった。 5年間の空白を埋めるようにお互いにのめりこんだ。

しかし、彼女のこころは叫んでいた。 
「あと少し・・・ではなく・・・このまま永遠に・・・」と・・・。
彼のいない生活は考えられなかった。


「彼の子供を生みたい、未婚の母としてでも・・・」
彼を独占したいという思いに封印をした彼女に、こんな思いが生まれたのは何時の頃からだろうか・・・


彼にはなにも話さず、必ずしていた避妊を彼女から何度か避けた。
「今日は大丈夫な日だから・・・」

そして、小さな命が彼女のお腹に宿った。








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最終更新日  October 20, 2004 08:08:11 PM
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