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2025年3月10日号連載202回が最終回となりました。すでに発表があったように3月31日で週刊トラベルジャーナルは休刊し、約60年の歴史に幕を閉じることとなりました。紙媒体の寿命なのか?誠に残念です。当初は1年間の契約だったので、2010年4月以来15年間も連載する思ってもみませんでした。続いた理由は「〇〇が流行ってる」「これからのトレンドは…」と言った総論ではなく、今現場で何が起きているのか?アナログ接近戦の情報に徹したことが読者に受け入れられたようです。連載で得たことは多数ありますが大きく2つをあげるとすれば、一つめはセンサーが敏感になったこと。仕事をしながら同時に記事ネタを探す日々で、毎日の小さな変化を見逃さなくなりました。2つめは、気持ちの余裕が広がったこと。訪日遊学ツアーをいっても時にわがままな客がいたりで毎回事件だらけですが「その理由を探って記事にしよう」と考えるようになってからは、いちいちイライラ&ムカムカしなくなり、全てが貴重な情報&ノウハウと捉えるようになったおかげで常に前向きに取り組むことができたと思います。もし連載がなかったら途中でキレて、違う仕事をしてたかもしれません(笑)。そういう意味でも、機会を与えて頂いた編集部の方々と読者の皆様には感謝しかありません。これを機に引退か?という考えもよぎりましたが、本人はまだやる気があるみたいなので、当分の間は好き勝手&ほどほどに活動する予定です。せっかく身についた情報発信の習慣なので、今後はブログか動画か音声か…何か別の形で続けたいと思います。15年間のご愛顧をありがとうございました!→レジャーサービス研究所のPodcast
2025/03/22
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千葉県鴨川市にある「鮨笹元」を初めて訪れたのは、約20年前のこと。通うようになった理由は「料理と酒と人」で、より美味しく楽しく食事ができることです。いつも「おまかせ」を注文して、あとは料理ごとにお勧めのお酒を飲みながらつまみを追加します。大将自らが焼いた器とおちょこで頂くのは至福の時です。カウンター越しに聞こえる大将と地元の常連客の会話も心を和ませてくれる気がします。時に大将がカウンターの常連客の方々とつなげてくれます。(あくまでも会話の自然の流れで...)F1チームの関係者、作曲家、作詞家、陶芸家、起業家、バーのマスター…多種多様な職業の方々など。そんなご縁もあって、年平均4回鴨川市を訪れるようになりました。魚料理と酒を楽しむわけですから、当然一泊します。せっかくなので、宿泊先も毎回変えています。すると毎回違う地域の魅力に気づかされます。現在鴨川店は、大将の娘さん夫婦が活躍して、ご本人は親戚が経営する館山市の「鮨亭笹元」のカウンターで腕をふるっておられます。それからは、館山にも通うようになりました。もちろん、館山でも一泊します。今も、季節の変わり目には必ず足を運びます。こんなことを続けているうちに、館山、鴨川を中心に房総半島を旅行するようになりました。特に巨大なレジャー施設があるわけでもなく、超有名な観光地があるわけでもない。しかし、大将の話しや常連客の方々との会話を参考にして小旅行を楽しめるという贅沢があります。そう考えると「観光コンテンツ造成支援事業」で業者が無理くり立案する、人工的なプロジェクトが今一つうまく行かないのもわかる気がします。個人的には、旅系YouTubeをたまに見ます。紹介がうまいYouTuberも多数いて、見ていて楽しい。しかし、実際に彼ら彼女たちのお勧めの旅をしたことがあるか?と聞かれれば、答えは「NO」です。結局のところ、テレビの旅系番組とそれほど変わらないからかもしれません。共に、話しがうまくて編集がうまいから見やすいのは確かですが、あくまでも紹介者です。館山、鴨川の魅力もテレビやネットで多数紹介されてますが、大将や常連客の方たちから直接聞くのと比べると、とても勝負になりません。先日、3か月ぶりに館山の「鮨亭笹元」を訪問してみて改めて思ったことは、よく言われる最強の観光コンテンツは「食と人」というのは、本当にその通りだと強く実感しました。できればこういう店を他の地方に開拓できたらいいなと思います。→レジャーサービス研究所のPodcast
2025/03/12
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