お盆休み、NHKBS 「グレートサミッツ~エベレスト世界最高峰を撮る~」 と言う番組を見た。
NHKのカメラマンが実際にエベレストに登頂、そのようすをつぶさに映像で紹介するというものだ。
「へーそうなの」って、簡単に流さないでね。
エベレストに登頂するだけでも大変なのに、
ハイビジョンカメラまで背負って
(実際に背負ってくれた人はサポートのシェルパのみなさん)
上がるというのはすごいことなのよ。
高校生の時地学部に所属していて、
天体観測するのにでっかい望遠鏡もって
山登ったりしてたから、その大変さは実感としてわかる。
でも、そんな小さな山の登山とは比べものにならないのが
登るスピードのスローさ。8000mを超えると酸素が地上の約1/3。
徐々に高度に身体を慣らしながらの過酷な登山だ。
一番印象的だったことは、世界最高峰へはこういうペースでないと
たどり着かないということ。
一歩一歩、呼吸を整え、身体の状態を確認しながら登る。
比べて私たちの日常は何と速いスピードで動いていることか。
歩む足元の確認もできずに周りが動くスピードについていかねばと必死に走る。
しかし、そのようなことがどんな結果を生むか。
昨年末、心臓発作を起こしてから
そんなことをやろうとしてもできなくなり、
身体を守るために意識的にペースを落とす生活を続けている。
前進するのは30cmずつ。
それでいいのだ。それでも確実に前に進んでいる。
一歩、また一歩。
はるか彼方の頂が一歩進むごとに近づいてくる。
そのわずかな変化を楽しめるくらい
こころ豊かに生きたいものだ。
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