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何とも語呂がよい。2つながりの、22万アクセス達成!前回の記事を書いた時点で超えたのだが、改めて。たくさんの方が、こんな個人的な文章を読んでくださるというのは、本当にありがたいことだ。それも、一時期より更新頻度はグンと落ちて、年に数回とかザラ。2004年8月からなので、15年ほど。年平均で15,000弱。アクセス数よりも、読み手を意識した文章を書くことに意義を感じている。そして、それはこれからもずっと変わらない。すべてはここから始まった。だから、これからも、続ける。いつか、本当に届けたい人に私のことばが届くために。主よ、私の言葉に耳を傾けてください。私のつぶやきを聞き分けてください。私の叫びに心を向けてください。わが王、わが神よ。私はあなたに祈っています。(旧約聖書 詩編 5編2-3節)
2020年05月19日
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コロナ、である。3月初めの一斉休校からなんとなくそわそわし始め、4月の緊急事態宣言で完全に日常が崩れ去った。神奈川県の休業要請対象業種に「学習塾等」が入り、私のパソコン教室も休業することに。3年前に始めた小中学校での情報モラル授業支援の講師の仕事ももちろん全中止。収まるまではどうにもならない。情報収集は主にTwitter。新聞、知識人、行政、専門家など幅広くアカウントをフォローしてその発言を追いかけている。自分や家族の健康、地域の外出自粛、企業やお店の休業はもちろん気になっているのだが、ずっと気にかけてきた沖縄のことが、目下最大の関心事である。数年前、沖縄出身の人、それも結構な経歴の方と知り合った。その生の情報は新鮮で、辺野古新基地建設問題やその他沖縄の動向にますます関心を寄せるようになっていた。その愛する沖縄が、このゴールデンウィークに新型コロナウイルス感染拡大の危機に晒されていると聞いて、いても立ってもいられなくなっている。自分の身の回りだって感染拡大しているのだから、そんな遠くの地域のことなんて構うどころではないだろう、と言われそうだ。でも、あえて考えて欲しいのだ。外出自粛が求められている中、やはり居住地以外の観光地に旅行に行きたい方は多かったようで、連休直前、沖縄県知事から「航空機の予約が6万人も入っています。沖縄に来るのはご遠慮下さい。」と緊急メッセージが出た。メッセージが出てから、1万5千人に減ったがまだ万を超えているという報道に、正直、身震いした。分かっている。それぞれ予約した方の事情があり、感情があり、それを妨げることはできない。それでも、これまで2度沖縄を訪問したLukeからしたら、医療資源が決して豊かではない沖縄で感染拡大したら甚大な被害が出ると思うと、感情が高ぶる。石垣島では感染症専門病床が10床以下と聞く。沖縄旅行で出会った多くの人たち。最後の旅行からもう10年以上経っている。でも、大切な出会いはずっと心に残っている。また会いたいと心から思っている。でももし私がすでに感染していて、接触した人々がコロナに感染して、最悪のことが起こってしまったら。普段のゴールデンウィークとちがうのはここなのだ。聖書にこんな言葉がある。この三人の中で、誰が追いはぎに襲われた人の隣人になったと思うか。」律法の専門家は言った。「その人に憐れみをかけた人です。」イエスは言われた。「行って、あなたも同じようにしなさい。」 (ルカによる福音書 10章36-37節)これは聖書の中でも有名な「善きサマリヤ人のたとえ」の一部である。ユダヤ人が強盗に襲われ傷ついた同胞のユダヤ人を助けず見て見ぬふりをし、ユダヤ人が忌み嫌っていたサマリヤ人がその人を介抱して助けた。「自分と同じように隣人を愛せよ」ユダヤ人が信奉する十戒にしっかり書いてあるのに、律法の専門家が隣人とは誰かを知らないという、辛辣な皮肉とも取れるたとえ話。沖縄の人々は、私たちの隣人だ。本土の私たちが心からそう思えるかどうか。コロナのことだけではなく、辺野古に象徴される米軍基地偏重のことも。そう思えれば、次に取る行動は決まってくるはずだ。沖縄やーぐまいプロジェクト「おきなわ、休業中。」彼らのメッセージに遠くの隣人を重ねて思いをはせつつ。5月3日は憲法記念日。同じ憲法のもとで生きている沖縄の人々と、これからも共に生きよう。日本国憲法 第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。石垣島・川平湾(2007年11月16日撮影) 石垣島紀行(その2)から再掲
2020年05月03日
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先日、友人との夕食時に近況を話していてふと口をついて出たのが “自分の上書き”。最近起こった仕事上の失敗について語っていた時だった。---------------小中学校での情報モラル授業支援の仕事も早2年。だいたい月2-3回のペース。かなり慣れてきて授業や講習の準備も効率よく行えるようになり、本番でもそんなに大きな失敗はなく、自分の講義の質がある程度の水準に達しているんじゃないかと考えるようになっていた。そんな時、元締めの会社で久しぶりに講師レビューを実施するというお達し。ある日のLukeの授業で社内インストラクターが同行してビデオ撮影とモニター、フォローアップを受けた。Lukeの稼働はほとんど単独なので、いい機会と思い特に気負いもなく本番が始まったのだが、なんとこの日に限って話はボロボロ、ことばがスムーズに出なかった。社内インストラクターの評価も辛口だった。でもいちいち図星の指摘だったので、かなり落ち込んで帰ってきた。大人のインストラクター歴が長く、話すことに自信があり、この新しい仕事でもうまくいっていると高をくくっていた、その隙があったのだろうと思う。それは事実として受け止め、指摘されたところは改善しようと、次の授業の準備を始めた。しかし深刻な事態になったのはその後だった。次の本番ではレビューで指摘されたLukeのことばのくせ、言い回しなど気をつけて話し始めたのだが、そうしようとすればするほど“ことば”が出ない。暗記するほど何回も行っている授業だ。そんなはずはない。一体何が起こった?ついには5秒ほどの沈黙、という放送事故レベルの事案も発生した。幸い講義を実施した学校の先生方からは特にクレームもなく、Lukeが思ったほど違和感はなかったらしい。このギクシャクした状態がその後2回の授業で続いた。50代も後半に差しかかり、ああもうこの仕事は無理なのかなあと最悪の気分になりつつあったその月、予定していなかった臨時の授業依頼があり、その仕事を引き受けることになった。2日連続で2つの小学校を訪問、それぞれ4時限の授業支援だった。準備の時間は少ない。落ち込んでいる暇もなく、授業で使うPowerPointスライドの内容を確認、時間配分とスライド進行に沿った話の展開を考え、実際に口に出してリハーサルもした。そして臨んだ本番。2日間連続4時限の授業は無事終わった。悩んでいた言い回しのよどみもなく、というか、そんなことを気にしている余裕がないまま走り抜けた、というのが正直な実感だった。そして今月も2回の授業支援があり、何事もなく無事終了。無事どころか、今までで一番いい授業だったのではないか、とさえ思っている。一体あの“魔の時間”は何だったのか。---------------この出来事を友人に話した時、ふいに心に落ちたのだ。人は一つ所に安住はできない。安全なところに腰掛けて油断していると思わぬところで足をすくわれる。自分をアップデート(上書き)する必要があるのだと。Lukeはパソコンオタクのインストラクターだから、そんなIT用語が自分をあらわすことばとして意識の底から湧きあがったのだろう。口に出した本人があまりにぴったりで驚いた。具体的にどんなことがLukeの中でアップデートし、上書きされて今現在のLukeになっているのかは、実はよくわからない。それでも上書き後の状態であることはわかっている。ソフトウェアのアップデートは悪いところを修正し、新しい機能を追加するが、一方で古くなった機能を削除することもある。それが結構気に入って使っていた機能だったりするとガッカリするが、それを望んでも一度アップデートしてしまえば、もう前のバージョンには戻れない*。またいつかアップデートの機会は訪れるのだろう。その時は今回のようにあわてずに対処したいものだ。それ来た来た!また新しい自分に出会うチャンスだと。*ソフトウェアメーカーによっては以前のバージョンに戻す手順を用意していることもあります。しかし原則として古いバージョンのメーカーサポートは受けられないとお考え下さい。
2019年12月26日
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すっごく、もやもやしている。恐い事件がいっぱい起こって不安になるし、仕事も思うようにならない。どこへもこの気持ちをぶつけようがない。ただ、不思議とこのもやもやをもやもやのままでいいやと放置していると、気分を変えてくれる出来事や人との出会いが結構高確率で起こる。まるで「そんなもやもやなんて持っててもしょうがないでしょ?」と言わんばかりに。「もやもや」がイヤなのに、それを手放さずにしっかり握っている。手の中にあるからつい、いじり回したくなる。頭の中が「もやもや」に占領される。そしてついに疲れ果てて放置。でもそれが実は好転のきっかけになる。「もやもや」の正体は、もしかしたらぼけたままのフォーカスのようなものだろうか。気分を変え、意識をもやもや以外のものに向けて焦点を結び直す。最近、不動産物件の写真撮影の仕事を始めた。昔取った杵柄。学生時代はよく野山へ行って一眼レフで景色や野鳥の写真を撮った。もう手元にはないが、アナログ写真で今は亡き友人の生涯最高のポートレートを撮った記憶は未だ忘れていない。焦点は、何度でも結び直せる。良いことにのみ焦点を合わせ、自分に不要なものからは意識を外せばいい。そうおもえば、もやもやも悪くない。もやもやは、もやもやのままで。そこから焦点を結び直す時、きっとなにか新しいものが見えるはずなのだ。 toyaさんによる写真ACからの写真
2019年07月20日
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最終更新から1年も書いてませんでしたね。ネタはいくつかあったものの書く気がイマイチ出なくて。言い訳はさておき、この1年ほどの心境の変化など。情報モラルの講師は月数回、自営パソコン教室はぼちぼち、その他のパソコンインストラクター業務は波があるもののまあまあの仕事量をこなし・・・。だけど1年を振り返ると、パソコンインストラクターを軸とするワークスタイルはできつつあるものの、まだまだ目標とする収入にはほど遠く、さりとてこれ以上仕事量を増やすほどの体力・気力も湧かず、どうしたものかなあと思考ばかりが迷走していた気がする。そこで昨年末、ちょっとしたきっかけがあって、抄録作成の仕事を辞める決断をした。正社員時代を含め約30年続けて来たこの作業も、そろそろ潮時と判断したのだ。人生の節目節目で大きな決断をしたとき常に力になってくれたこの仕事ではあったが、もう一歩前に進むためにはかえって足かせになる・・・。辞めると決めたらあっさりしたもので、あれほど執着していたこの仕事へのこだわりが、すっかりなくなっているのに最近気づいた。取引先には完全に辞めるとは宣言していない。しばらく休みますとだけ伝えてある。それでも多分もうやらないだろう。この仕事を請け負っている在宅ワーカーは他にもたくさんいて、私がやらなければ他の人が受注するまでのこと。私はそれほど必要とされていない・・・それがある瞬間わかってしまった。それに引き替えインストラクターとしてのLukeは、まだ可能性がある。直接教える仕事でなくても、パソコンスキルを生かした仕事やインストラクターとして活動する中で培ってきた対応能力などは、まだ生かせる場所がある。そう思った。抄録作成に代わる収入源は今のところ未確定だが、何だか心だけは軽い。その前向きな心がこの先の進路によい影響を与えないはずはない。あともう一つこだわってきた活動があるのだが、それからも離れることにした。これもきっかけは些細なこと。やる人は他にもたくさんいる。私がやる必然はないと、その瞬間悟ったのだ。別に捨てられたわけじゃない。ひどいことをされたわけでもない。それでも離れることにしたときの開放感を考えると、ずいぶん重いものを背負っていたのだろう。心の断捨離をするとこんなにも心が軽くなる。なんだか病みつきになりそうだ。とりあえず、一歩前に進もう。後ろを振り返らずに。これ、昨年撮った東急多摩川線・池上線蒲田駅のターミナル。なんとなく、もう取り壊された旧東横線渋谷駅のターミナルに似てません?懐かしくて思わずパチリ。子ども時代を過ごしたこの沿線に最近仕事でよく行くのも、心が方向転換するきっかけになったのかな。【3/23追記】この記事を書いてから2週間も経たないうちに、こんなことが起こりました!女性のためのパソコン教室、リニューアル!(LUKEのパソコン三昧)1月の終わりにこの場所を発見、あれよあれよというまに準備は進み、新しい教室での3月最初の営業に漕ぎつけたのです。動くときには動くもんですねえ。自分でもビックリ!
2019年01月19日
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2017年はいろいろ新しいことを始めた年だった。夏に応募した、学校現場に入って情報モラル教育の講師に研修を経て無事採用され、1月から本格稼働することになった。情報モラル教育というのは、文部科学省が定める教育指導要領の中に最近盛りこまれたもので、IT利用やネット社会の進化に合わせ、子どもたちに適正で安全な使用を学ばせるものだ。文部科学省:情報モラル教育一方、自営のハッピーパソコン教室では現在e-ラーニングモニターの募集中。採用する予定のe-ラーニングシステムの使用感、申込から支払い、サービス提供までの手続きと流れ、受講者へ提供するサービスの内容などを検証するためだ。始めるにあたっての思いは教室のブログに書いた。ハッピーパソコン教室のブログ―e-ラーニング準備中です派遣登録している企業のパソコン研修講師の仕事も数年ぶりに復活。「景気回復」なんて他人事のように見えていたが、企業活動が活発になってきたのを、最近ちょっとだけ感じている。ホームページ作成や管理のお仕事をいただいているお客様は、個人運営の店舗や教室、子どもの教育に携わる方々がほとんど。大きくはないが、それぞれ地域で活躍する可能性の大きい大事な存在だ。Lukeの仕事は年齢からしても、もはやメインストリームではない。しかし、これから社会を支える世代のお役に立つ仕事を、小さくてもていねいに拾い集めていく。そういった生き方がけっこう性に合っているようだ。人生のある時期、派手に転んで地面に這いつくばったが、その地面には、小さくてもきれいな石ころがたくさんあった。這いつくばらなければ決して見ることのできなかった景色。2018年はどんな石ころと出会えるか。来年もボツボツ書きます。気長にお付き合いをば。m(_ _)m12月半ばに国立新美術館の安藤忠雄展に行ってきました。1日ずっと美術館にいてゆったり。こういう時間、来年はもっと取れるといいな。
2017年12月29日
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バベルプレスのメルマガで絵本翻訳のオーディション情報を得ている。「おねえさんになったの」を出版して頂いた「Co-PUB」というシステムで、続々と新作が出版されている。おねえさんになったの [ ジョアンナ・コール ]オーディション作品はどれも面白そうなのだが、私的には、まだ"おねえさん"に匹敵する作品には出会えていない。しかし今回紹介された作品は、ちょっと触手が動きかけたテーマだったので原書をご紹介。Chicken Clicking【電子書籍】[ Jeanne Willis ]タイトルからもう韻を踏んでる!これは面白そう。テーマもパソコンオタクのLukeにぴったりのテーマ。実は、この11月から、小中学校の情報モラル教育支援の仕事をすることになった。具体的には、学校の授業に外部講師として出向き、ネットやスマホの使い方についての授業をする。この本は対象年齢4~8歳。まだ早いんじゃないの?と思いつつ、2ヶ月前、この仕事の研修で見せられた映像資料には、赤ちゃんがタブレットを使う姿があったなあ、と思い出した。さっそく書店に原書を注文。届くのが楽しみ。今回のオーディションには参加しないけど、自分で訳してみようと思う。翻訳が出たらぜひ読みたいし、子どもたちにも見せてあげようかな。ただ、一点だけ、出版企画としては不安がある。それを翻訳者の方と出版社がどう乗り越えるか。そういう意味でも、この本の成り行きは楽しみだ。
2017年10月13日
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仕事に取りかかるのに、おしりに火がつかないとやらないタイプ。なので、いままでずいぶん失敗してきた。納期を守れなくて、取引先に何度お詫びを入れたことか。一般的に言えば、それは社会人としての基本スキルなのだろう。そういう意味なら、Lukeは社会人失格だ。しかし、ここ数年、だいたい納期が守れるようになってきている。(いばれたことか!)その原因について、最近気づいたことがある。納期が守れた時の心理状態は、その先にある「結果」が見えている時だと。たくさんの仕事を同時に抱えるのは自営業の性。そうしないと必要な収入が得られない。その結果、目の前に積み上がる仕事の山の高さに心が萎えてしまうのだ。そこで一旦、クールにその山をながめてみる。そうすると、小分けにすれば、それほどの高さではないことに気づく。1時間、もう1時間と、作業時間も細切れにするとなんとか集中力も続くものだ。来月入る予定の収入は、いつもより多めになった。実際に作業をした時期は2ヶ月前。その時もヒイヒイ息切れしながらだったのだが、なんとか歩き通した。そしてこのうれしい結果。---------------拙訳「おねえさんになったの」もこの秋、10周年を迎える。先日、出版社のバベルプレスから定例の年間売上冊数の報告と印税の計算書が届いた。昨年比1.3倍の冊数増にビックリ。※実冊数はお察し下さい。たいした数じゃありません(笑)この10年の歩みは本当に紆余曲折で、お世辞にも誇れるものじゃない。それでも「おねえさん」に取り組んだことは間違っていなかったとこのうれしい報告を受けて思う。上梓した時に、長く売れ続ける本であってほしいと願ったとおりになりつつある。結果は時間差で来る。それが信じられるかどうか。おねえさんになったの [ ジョアンナ・コール ]まだ読んでいない方、ぜひ手にとってお読み下さい。お住まいの地域の公立図書館にも入っていると思います。「おねえさんになったの」を翻訳することになった経緯は下記リンク先をお読み下さい。LUKEの日記|翻訳について
2017年07月18日
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【基本情報】原題 Im Labyrinth des Schweigens(沈黙の迷宮)製作年 2014年製作国 ドイツ配給 アットエンタテインメント上映時間 123分監督:ジュリオ・リッチャレッリ日本での公開:2015年10月公式サイト「顔のないヒトラーたち」顔のないヒトラーたち [ アレクサンダー・フェーリング ]---------------顔のないヒトラーたち―ドイツはなぜ、戦争犯罪を乗り越え欧州連合のリーダーになれたのか (ハフポスト 熊谷徹 2015年10月)この記事がTwitterで流れてきたので、興味を持ってレンタルビデオを借りて観た。まあ、相変わらず原題と日本語タイトルのギャップはご愛敬。紹介記事と公式サイトを見てもらえばだいたいの内容はわかるのでぜひ読んでほしい。あの「アウシュビッツ」を知らない(認めない)時代の西ドイツの話。新米検察官が正義感に燃え収容所で残虐行為を行った戦犯を追いつめていくうち、実は、ナチス政権下の国民が自分の家族も含めて何らかのかたちで関わっていたという事実を突きつけられて苦悩する。この「苦悩」が大事なんじゃないかと。私たちの国では「過去は水に流せ」といった考えが支配的で、加害者より被害者のほうへの風当たりが強い。なぜそんな(些細な)ことで事を荒立てるのか―映画でも同じようなことを言って、捜査に協力しない人たちがたくさんいた。もしそのままだったら、もし「アウシュビッツ」の罪をそのままにしておいたら、果たして今のドイツはあっただろうか。「歴史的認識」などというぼやけたことばではなく、一人ひとりの苦悩と向き合うことで、初めて対等な立場になれる。その人を一人の人間として認識できたら、ぞんざいな扱いはできないはずだ。映画のセリフに出てきたいくつもの残虐行為。自分の子どもや妻に同じ事ができただろうか。その罪を隠して一般市民として平然と暮らしていた容疑者たち。「寄らば大樹の陰」もほどほどにしておかないと、大変なことになる。いろいろきな臭くなってきた今、考えるべき視点をくれた映画だった。
2017年06月27日
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昨年『「書く」力』という記事を書いた。今回は『「書くこと」の力』。この楽天ブログはすでに13年続けている。Lukeの人生の中で最大の危機に直面した直後に書き出した。もともと書く仕事を生業としていたが、それまで自分のことを書いたことはほとんどなかった。それが、自分のアイデンティティの危機に陥った時、初めて自分のことを語り出したのだ。まるで、それまでの自分を取り戻すかのように。実際、自分の過去や現在を語るにしたがって、一度は崩壊したかに見えた人生も、未来も見えてくるようになった。今また、あとで振り返ればきっとターニングポイントになるであろう事柄に対する文章を書こうとしているのだが、それもまた、読む人に何か影響を与えようとするよりはLuke自身を前に駆動しようとする起爆剤のようなものになるだろう。自分自身に語るにしても、読む人に語りかけるにしても、まず書かなければ始まらない。ここ数ヶ月、ぐるぐると頭の中をめぐっていた思考をやっと文章にする気になった。ぷかぷかと彷徨っていたことばたちが、とうとうしびれを切らしたようだ。もし間違っても、このブログを始めた時のようなひどいことにはなるまい。どうせ、何もなくなったところから始まったのだから。そう思わせるのは、「書くこと」の力。---------------【お勧めの本】ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本 [ 向山淳子 ]「世界一簡単」とはどういうことか、と興味が沸いて読んでみました。簡単に言うと「理屈よりも感覚で読め」という感じかな。英語長文を読めるようになるのが本書の目的なのですが、Lukeはこの本を読んでいてなぜか「英語で文章を書いてみたい」と思ってしまったのです。小学生が難しい漢字を習ったら、やたらと使い出しますよね。難読四字熟語とか、面白がっていっぱい書く。もっと難しい漢字を覚えたくて、大人の本も一生懸命読む。そんな感覚で楽しく英語の本も読めたらいいですね。学校の英語につまずいて苦手意識を持っちゃった方へオススメします。おねえさんになったの [ ジョアンナ・コール ]こちらもどうぞよろしく♡
2017年04月20日
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ある学びの会でメインテーマが終わりお茶していた時、メンバーのひとりが「突然親の介護をすることになった」と切り出した。その人自身60代でひとり暮らしの女性。他の兄弟は高齢で対応できず、やむなくその人が一手に引き受けざるを得なくなったという。もう、何が何だか・・・と疲れ切った顔で話していたが、既に親の介護をしている他のメンバーが「私もおんなじよ。」「私もそうだったわ。」と相づちを打った。とたんにその人の顔がパッと明るくなり、「そーなんだ!うちだけじゃないんだ!」と大声を上げた。その表情の変化にLukeはハッとした。介護家族に必要なことは、これなのだ、と。---------------最近、特に感じることがある。社会の空気がギスギスしている気がするのだ。事件や災害、悲劇的なニュースがこれでもかとあふれる。みんな大変なのに、自分だけが辛いんじゃないと抱えている辛さをがまんしてしまう。そうではないのだ。その人にとっては一大事。世間にあふれる悲劇に劣るはずもない。この人のようにポツリとつぶやいた一言を受け止めてくれる、そんな関係を、ことが起こる前に結んでおければベストだ。もし今、そういう関係が持てていない人もあわてることはない。持ちたいと思えば、向こうから現れてくれる。意識を変え、見方が変われば、人付き合いも変わる。好ましく思える人の性格や行動も変わるかも知れない。前のめりになって曲がっていた背中を、まっすぐにしてみる。それだけで視界が開け、違った道が見えてくる。まさか、それだけでと思うだろうか。Lukeは、どん底から脱出してしばらく経った時、本当に身長が伸びた。40過ぎで2cmも!それくらい、精神的ダメージが身体にまでおよび姿勢を悪くしていたのだ。辛くて、いつもつま先を見て歩いていた。相手の目を見て話をすることができなかった。しかし今は―Lukeを知る人は推して知るべし・・・(笑)体を起こして周りを見よう。必ず希望はある。目を上げて、わたしは山々を仰ぐ。わたしの助けはどこから来るのか。 わたしの助けは来る/天地を造られた主のもとから。 (旧約聖書 詩編121編 1-2節 新共同訳)(河口湖畔で撮った富士山 2015年3月初旬)
2017年04月15日
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どうも、間が悪い。タッチの差でチャンスを逃したことは、数え上げればきりがない。なんであの時、断っちゃったんだろう。なんであの時、あの場所に行かなかったのだろう。なんであの時・・・飛行機事故とかで、なんかイヤな予感がして搭乗をキャンセルした人が助かった、なんて話も聞く。Lukeの場合はそんなラッキーな話ではなくて、選択しなかったことによるアンラッキーが圧倒的に多い。それと、買い物。これも、あれこれ考え始めると迷宮入り。堂々巡りで決められない。そのうちタイムリミットがきて、ヤケになって選択をした方が、たいてい残念な結果に。---------------『果報は寝て待て』―これもニガテ。待っている間に粛々とルーティーンをこなす。これがLukeにはできないのだ。何かに追い立てられるように、動き回る。選ばなかった「コト・モノ」にいつまでもこだわる。あふれる選択肢に振り回され、「もういい!」とキレて投げ出す。迷いに迷って費やした時間が虚しくて、それを悔しがっている。理想が高すぎ、自意識過剰、欲深、脊髄反射的思考、忍耐力・持久力欠如。そういう性質が、わずかなチャンスの芽を見えなくしているかも。いや、むしろ、Lukeが求めている姿とまったく違った形をしたチャンスがすぐ目の前にあるのかもしれない。Lukeの心の目にかかったフィルターを取り去るには、さて、どうしたものか。また、迷いのネタができてしまった。---------------今読んでいる本。翻訳百景 [ 越前敏弥 ]なんとか循環思考の流れを変えたくて、また翻訳へ注ぐエネルギーを少し上げ始めたところ。越前先生は「ダビンチ・コード」「インフェルノ」などを翻訳している方。この本は先生のブログ『翻訳百景』がもとになっています。翻訳に興味ある方はオススメ!
2017年02月24日
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このブログをあちこち見てもらえば分かるが、Lukeは自営業をしている。屋号を「LUKEプロジェクト」という。このブログを書き始めた時からだから、もう早13年目。【主な業務内容】医学論文の要約とキーワード付与パソコン教室運営・講師(パソコンインストラクター)Web製作・管理代行印刷物の原稿作成(イラストレーター/フォトショップ使用)その他執筆業務英日翻訳(翻訳絵本「おねえさんになったの」2008年上梓)おねえさんになったの [ ジョアンナ・コール ]会社にお勤めなら「お仕事は?」と聞かれて「○○会社の営業です」とか答えるのだろう。あるいは専門家なら「医師です」「小学校教師です」とか。お勤めをしてたことも何度かあるけど、やっぱりここに戻ってくる。Lukeの仕事は「LUKEプロジェクト」好きな仕事を好きなようにやってきたらこうなった。これからもそうするつもり。ちなみに、税制上は自営業は屋号を持っていても個人として扱われる。作家さんとかのペンネームと同じだね。だからLUKEプロジェクトはLuke自身。Lukeの生き方そのもの。なぜこの名前にしたのか。実は、その名前にしたかった本当の目的にはまだたどり着いていない。けれど、その目的に向かって進んでいたらいつの間にかこんなに沢山のことをやっていた。今後、それを事業化できるのかどうか。それは分からない。でも、それを目指してこれからも生きていく。それがLUKEプロジェクト。
2017年01月17日
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「キュレーション・メディア」という用語をご存じだろうか。ネット上の有益な情報をまとめてコメントをしたり、リンクを貼ったりというサイトのことをいう。「まとめサイト」というと分かりやすいかな。このキュレーション・メディアの一つが騒動を起こした。News Up WELQ騒動から見えた3つのこと(NHK NEWS WEB:2016/12/2)Lukeのメインの仕事である医療情報に関わっているので、ずっとTwitterで追っかけていたんだけど、いろいろ考えさせられた。この問題は、複数の要素が絡んでいてややこしい。その中でも一番恐いなあと思っているのは、確実なことと不確実なことがごちゃ混ぜに発信されるということ。口コミなんてそんなもんよ、と達観している人はいいんだけど、大企業が運営しているサイトがそんなことやっちゃったもんだから、まったく手に負えない。いろいろなサイトやブログから適当にコピペして無断使用していたらしい。それも、文脈無視の切り貼り状態。サスペンスドラマで犯人が脅迫文を新聞文字の切り貼りで作るでしょ?ちぐはぐで美しくない。まじめに読んでると「あれ?あれ?」なんでこうなるん?という文章がたくさん。この問題についていろいろな人が解説してくれているんだけど、その中に興味深い記事を見つけた。WELQとキュレーションメディアと私 この記事を書いた人は、これらのへんてこな記事はコンピューターが「良い」と判定する記事を書いていたのだ、という。Lukeが最近始めた広告文を書く仕事もその技術を使っているので他人事ではない。ただね、そのへんてこな記事を書いていた人たち、記事に責任を持つ立場の人たちに言いたい。逆さまだよ。ものを売る=コミュニケーションするお金はそのためのツールでしかない。買ってくれるのは誰さ。お客様はコンピューター?非人間的なぶつ切りの「ことば」たちがかわいそう。そのぶつ切りの「ことば」で満足している人もかわいそう。単語でしかコミュニケーションできない人が増えているらしい。まるで、コンピューターのようじゃない?「分かりやすく」「簡単に」「手軽に」人の気持ちなんて、そう簡単に分かるわけがない。これまでの長い歴史の中で育まれてきた「ことば」たち。もうちょっと丁寧に扱ってあげたいな。書いたものだけで人を説得できるなんて、それこそ超一級の記者や小説家の業。書けないまでも、せめて読む時くらい注意して読んでみようよ。その文章が美しいか美しくないか。美しい絵画に感動するように、美しい文章で感動して欲しい。せっかく優れたコミュニケーションツールとして発展してきたインターネット。ゴミだらけにはしないで欲しいな。時々お掃除しようね。意味不明の単語であふれた頭の中も。
2016年12月07日
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ここ1カ月ほど「書く」仕事に没頭している。20年弱続けている医学論文要約の仕事を平行しつつ、新たにネット通販の広告文を書く仕事を始めたのだ。いままでやっている医学・薬学分野の知識が活かせる商品なので、記事のネタになる資料探しは結構おもしろい。問題は、そのネタをどう表現するか。今までの仕事は元記事をまとめるだけでよかったのだが、今度の記事は、最終的に商品を買ってもらうのが目的。ネットで商品について調べている消費者に向け、「ここから買いたい」と思わせなければならないのだ。この分野ではまだ駆け出しのLukeの記事は当然、駄目出しが入る。それでも、発注元の担当者からの指摘は、「ほお~、なるほど!」と感心するものばかり。これが、お客様を惹きつけるコツなんだ。楽しいね~♪ だから「書く」仕事はやめられない。---------------4月から始めたパソコン教室には、ホームページ作成を教えて欲しいという人がよく来る。そこでLukeが重視しているのが「書く」力。人の考えをテキストにしたり、さらに表現を豊かにするための画像を作ったり探したり。いくらHTMLやワードプレスの使い方を覚えても、記事や構成が思い浮かばなければ、どうにもならない。書きたいこと、表現したいことが山ほどあるのにパソコンスキルがなくて悶々としている―そんな生徒さんと、もっともっと出会いたいなあ。だって、人の「書く」ものを見るのも、Luke自身が大好きだから。それをお手伝いできるのって、最高じゃない?P.S.2004年から始めたこの日記も、気付いてみたら15万アクセスを突破していました。これまでご訪問くださった方、感謝!これからもどうぞよろしく。\(^O^)/
2016年11月21日
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数ヶ月後に来る、Lukeの人生にとって間違いなく重要なターニングポイントになるであろう事柄について、今から悶々としている。このブログを書き始めて12年が経つ。その頃からの問題にある結果が出ようとしているのだ。当事者のLukeを含め、誰も何もできなかった。原因は、ある。問題は、その解決方法だった。「当たり前」「常識」「社会的立場」「世間体」・・・そんなくだらないものに振り回されLukeの叫びはことごとく宙に浮き、かき消された。病弱だし、アバウトな性格だし、片付けられない女だし―だから、どうだっていうの?だから、認められないの?一番体力・気力を消耗するのは、排除された側のLukeがあらゆる努力をしなければいけないということ。つらかった。悲しかった。それでも這いつくばって生きてきた。この日のために。世間の論理がどうであろうと、非常識であろうと、Lukeの思いが間違いなく伝わって欲しい。決戦の日は、来年、成人の日。※話題と直接関係ないけど、なんか上向きでいい感じなので。近所の遊歩道です。
2016年08月04日
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自己効力感 (じここうりょくかん)(self-efficacy) とは、自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できるかという可能性の認知。心理学で用いられる。(Wikipedia) この数ヶ月悩まされていた人間関係からやっと解放された。解決にはほど遠く、結局、決別という結果になった。でも、自分の力で決着をつけられたことは本当に良かったと思う。ウィキの説明はちょっと難しく書いてあるけど、自己効力感とは、要するに「出来る」と思えること。 相手のペースにはまり、自分でどうにも出来ないことを責められるのは本当に苦しかった。相手はLukeの「無力感」をとことん利用したし、この件に対して解決の責任を取るべき立場の人も、常にLukeが折れて歩み寄る努力をするよう期待した。 そこではたと気づいたのは、彼らはそこまで屈服させてもLukeが「欲しい」のだということ。 そんなに居て欲しいなら、なんでもっと大事にしないの? だったら絶対自分を安売りしないと心に決めた。「自己効力感」が生まれた瞬間だった。Lukeを高く買ってくれる人はいくらでもいる。不当な値下げ要求は却下。それで決着。--------------4月から個人でパソコン教室を始めます。これまでも訪問の個人レッスンはぼちぼちやっていましたが、近くの固定会場を確保できる目途がついたので思い切って始めることにしました。女性のためのパソコン教室 ハッピーパソコン教室 見花山教室 横浜市都筑区、グリーンライン都筑ふれあいの丘駅徒歩6分ほどの会場です。お近くの方はぜひアクセスして下さい。女性限定です。お問い合せお待ちしております。新聞折り込みチラシ(PDF)
2016年03月15日
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いったい、何事が起こったというのだろう。新年早々、とんでもない"事件"に遭遇した。”事件”ではないのかもしれない。事情をよく知る人にとっては。しかし、Lukeにとっては多分一生忘れない出来事かも。 "その人”は、新年のお祝いをお互いに伝え合う晴れの場で、その組織のリーダーに向かって怒鳴り、叫んだ。誰もが慕うそのリーダーの本来立つべき場所を占拠し、集まった人々に蕩々とそのリーダーのいたらなさや非道を訴えた。その激昂に恐れをなして、退席してしまった人も出た。 やがて"その人”は、しかるべき立場の人に付き添われて帰り、その会は予告された開始時間を30分も遅れて始まった。当然ながら、重い空気がその場を支配した。 さんざんこきおろされた当のリーダーが話し始める。 「"その人”は、私たちの仲間です」と。聞けば、長い間ある障害で苦しんでいる人だと言う。 公衆の面前で罵倒され非常に傷ついたであろうに、それでも動じずに冷静に対処したそのリーダーの底力を見た気がした。そして、彼を支えるものの偉大さも。立場や面子で外面のいい言葉を語る人はいくらでもいるだろう。しかし、自分の限界を知りながらも信念に従って行動できる人の言葉は、どんな美辞麗句よりも人々を感動させる。昨年末から職場の人間関係で凹んでいるLukeにとっては新年の始動に当たってのまさに"カンフル剤"となった出来事だった。 ”その人”にとっても居場所であるこの組織の健全性こそ、やがて時が経てば”その人”を癒してくれるのではないか―そんな気がした。【楽天ブックスならいつでも送料無料】寛容論 [ ヴォルテ-ル ] 大好きなETVの番組「100分で名著」新年スペシャルで紹介された「寛容論」は、テロが続くフランスでよく読まれている本だそうです。さっそく買い求め、昨年大学に入学した肉親に送ろうと準備しています。良い感化を受けて欲しいな。
2016年01月05日
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この1ヶ月ほど、なんともやりきれない思いで過ごした。何度同じ目に遭えばわかるのだろう、と。人は一度痛い目を見ればたいてい覚えて同じ轍を踏まないものだが、私の場合は乗り越えてしまうとすっかり忘れてしまうたちのようで。一度目は、家庭が崩壊し死にかけた。二度目は、ストレスが原因で(と医師は言わないが) 急性肺炎を発症し緊急入院。そして三度目がいま。いずれも人としての尊厳を理不尽に踏みにじられた。人と人が出会えば何かしらのすれ違いは起こる。それでもお互いに歩み寄る心があれば解決の方向へ向かうのではないかと思う。しかし、能力や考え方の差、個人的な弱みにつけ込んで強引に相手をねじ伏せ、従わせようという、「相手の支配」を目的に近づいて来る人も存在する。--------------私が出会ったこの性質を持った人たちのやり方はほんとうに巧妙。最初に近づいてくる時は実に親しげ。そして関係が近くなると、周囲の他の人についていろいろ言い始め、たいていそれは悪口やうわさ話。適当に「そうね~」なんて相づち打っているうちはいいのだが、彼らに対して直接反論や批判をすると豹変する。些細なミスや「言った・言わない」を延々と責め続けどちらにも非があることであってもすべて「あなたが悪い!」一方、私に対してやることはすべて攻撃や否定なのに、「あなたのためだ」と言ってくる。ようするに、自分のやっていることはすべて正しくて、あなたのやることはすべて間違い―という理屈。最も苦しいことは、何を言っても、何をやっても相手の怒りは収まらず、手詰まりになり追いつめられること。用意周到な相手の術中にはまり、気づいた時には孤立させられ、味方はいなくなっていること。こんなイヤな相手ならとっととオサラバすればいいと思われるだろう。しかし、これが家族や職場の人だったらそう簡単には逃げられない。逃げられない人間関係―密室の中で起こるこれらの人権侵害を「モラル・ハラスメント」という。--------------こんなひどい目に何度も遭って、今思うこと。戦争、テロ、人種差別、そしてモラハラやDV・・・すべての根っこは同じ。相手を自分と同じように大切にする。それができなくなった時、これらのことが起こる。相手を大切にできない人は、実は自分を大切にしていない。あなたは、あなたでいい。そして、私は私でいい。違っていていい。同じでなくていい。それでも、人はお互いを大切にできるはず。どんなに苦しく大変な状況であっても、救いの手は必ずある。--------------一度目は何年も苦しみ、相談できる人もなく、何もかもわからなくて混乱して立ち直るまで、苦しんだのと同じ年数ほどかかった。二度目は、わりと早く気づいたが身体のダメージは大きかった。まさに「病は気から」三度目の今、すぐ気づいて対策を始めた。相談できる人もいる。一度目に勝るとも劣らない陰湿さだが、これまでの経験から、立ち直ることができるとわかっている。相談に乗ってくれた友人が言った。「Lukeさん、だんだんバージョンアップしてるね。」ああそのとおり。戦闘力もかなりついてきた気がする。二度あることは三度・・・四度目はゴメンだけどね。★現在、モラハラを乗り越えるために参考にしている本・サイト・NPO法人 こころのサポートセンター ウィズ・モラハラ資料・離婚しない 『モラハラ』『自己愛性人格障害』対処の超裏技!! 【楽天ブックスならいつでも送料無料】モラル・ハラスメントの心理 [ 加藤諦三 ]【楽天ブックスならいつでも送料無料】知らずに他人を傷つける人たち [ 香山リカ ] 【楽天ブックスならいつでも送料無料】モラル・ハラスメントが人も会社もダメにする [ マリー・フランス・イルゴイエンヌ ]
2015年12月21日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】雨に泣いてる [ 真山仁 ] 2015年1月発行・幻冬舎 横浜市立図書館で貸出予約をし、なんと4ヶ月待ちにしてようやく自分の番が回ってきた。3日間で一気に読み切った。2011年3月11日、東日本大震災発災直後の被災地とそれを取材する新聞記者たちの物語。もちろん、フィクションである。 現場のリーダーとなる、1995年1月16日の阪神淡路大震災を経験した中堅記者と大規模災害を初めて経験する新人記者たちのやりとりが非常に面白かった。著者の真山仁氏は元新聞記者。さすがに描写が生き生きとしている。ここでも著者自らの経験が生きている。この作品のキーワードは「過去」と「経験」。かつて同じ地域を襲った津波の記憶が遠く薄れてしまった故に大きな被害を出してしまった今回の津波にも通じるテーマであると感じた。 新人記者時代に阪神淡路の取材で心の傷を負ってしまった主人公が、かつての自分と同じように右往左往する新人たちをあしらう様は、過去の自分との戦いであったり、その後の経験を重ねた記者魂の発露であったりと、人間の心の揺れをみごとに見せてくれた。東日本大震災から4年半。もう被災地の様子がニュースのトップを取ることはめったにない。しかし、だからといって被災地の復興が進んでいるとも言えない。むしろ目に触れないことで埋もれていく被災者の方々の苦悩に時間が経ったからこそ、あえて目を向けるべきではないのか。物語の後半に突如として出現する、ある過去の重大事件に関するスクープ合戦。 被災地の惨状を伝え、読者の心を揺り動かす記事を書いて記者としての使命を果たすのだ―などというきれいごとはどこへやら。他紙には絶対抜かれたくない!―その執念もまた人としての真の姿なのだろう。 現在進行形の被災地を舞台にしたこのフィクションで読後感はすっきりとして楽しんでいた自分にちょっと後ろめたさを感じる。 しかし、この作品で「楽しかった!」と感じた他の読者がそのあと現実の被災地に思いをはせてくれたらとも思う。 だから、本はすごいのだ。時空を超え、人の思いを運んでいく。事実であろうがフィクションであろうが、その作品が描き出す「真実」こそ人を動かすエネルギーになるのだから。
2015年09月19日
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なんとまあ、約1年ぶりの更新です・・・A^_^;)いろいろありまして、介護施設の仕事は今年の2月いっぱいで辞しました。約8ヶ月の短命の勤務でした。そして5月から、県内某市の公共施設で運営されている市民向けパソコン研修事業のインストラクターとして働いています。医療事務・介護事務の資格を3ヶ月もかけて取った結果がこれ。つくづく対人スキルのなさと、精神的タフさがないと自覚したのが唯一の収穫でした。--------------再びパソコンインストラクターとして働き始めて早3ヶ月。次々とやってくる受講生の皆さんと週4日ほどのお付き合い。もう5、6年こういう環境から離れていたので、大丈夫かなと思いきや、1週間ほど授業をやってみるとすぐに勘が戻ってきました。さまざまな思いをもってやってくる受講生の方との出会い。、どんな授業を提供しようかとワクワクする自分。やっぱり、合っているんでしょうね、この仕事。どの職場であっても課題は山積み。自分の思う通りなんて行きっこない。それでも、これまでのパソコン仕事、事務仕事のノウハウや失敗談、工夫のしどころなど、受講生の方々に伝えられるのは、嬉しい。すべて私の宝物。そして、皆さんの宝物。--------------いま、力を入れて取り組んでいるのが、MOS資格対策。ぜひチャレンジしてみて下さい。【楽天ブックスならいつでも送料無料】よくわかるマスター Microsoft Office Specialist Excel ...価格:2,160円(税込、送料込)
2015年08月21日
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一念発起して自営業を休業し、就職をした。それも正社員として。実に二十数年ぶりの。いやはや。青天の霹靂(せいてんのへきれき)である。事の次第は―まず今年の3月、ハローワークの職業訓練受講を申し込んだ。科目は医療総合事務。いわゆる医療事務に加え、介護、歯科、調剤など公的保険制度を使って行われている医療・介護サービスにおける請求事務の知識や実務を6月末までのたった3か月間で一気に詰め込まれた。この職業訓練を受講する条件は、訓練期間中に就職すること。単なる資格取得を目的としてはいけないのだ。lukeは介護事務が学びたかった。数年前、介護事業に興味を持ち手を出しかけたものの、様々な制約や体調不良も重なり、断念した。と同時に、中途半端なかかわり方では絶対にうまくいかないと思い、どうにかならないかと思っていた矢先、今回の職業訓練に行きついたのだ。キャリアカウンセリングなどという、50になったオバサンが受ける機会などそうそうない破格のご支援も頂き、無事正社員での就職に漕ぎつけた。---------------就職先は、自宅からバス1本で通勤できる有料老人ホーム。そこで介護保険請求事務をはじめ、入居者様の生活にかかわる事務全般を行うのがlukeの仕事。安定してお給料が頂ける、と喜んでいたのは初出勤までの話。「現実」とは、まさに「ここ」のことだった。今日でほぼ20日が経過し、実勤務日数は13日、その間に、なんと3名の入居者様が逝去で退去された。そのうちのお一人は玄関で介護職員と共にお見送りもした。人生の最後の時期を過ごされる入居者様をお世話する―「介護」という仕事の深淵にカウンターパンチをお見舞いされた遅咲きの新入社員の運命はいかに・・・。―続きはまたここで。(通勤で歩く道に見える東名某IC)
2014年07月14日
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横浜市立図書館の図書貸出カードの情報更新時期が来たとの知らせが来たので、最寄りの都筑図書館に行った。スタッフに住所と名前、電話番号を書いた所定の用紙を渡したら、パソコンでしばし登録情報を検索していたその方が、「”勝”さんの登録がありますね」と言った。父の名前だった。「もう亡くなっているので、削除して下さい」と私。更新作業はこれで終了。--------------- 仕事から帰れば晩酌とTV。朝はじっくり時間を掛けて新聞を隅から隅まで読んでいた。 中卒で、読書など全く縁がなかったと思っていた父が、図書館で貸出カードを作っていたなんて。父が図書館から借りた本など、家では見たことがなかった。いったい、どんな本を借りたのだろう。2005年5月に父が亡くなってから、まもなく10年。もう、ずいぶんと記憶の彼方に行ってしまった父との図書館での意外なかたちの再会に、「忘れないでくれよ」と、父の声が聞こえたような気がした。その娘は今、図書館と本にずっぽりハマッて元気で生きています。 【送料無料】つながる図書館コミュニティの核をめざす試み [ 猪谷千香 ]
2014年02月26日
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28日、NHKBSで、井上陽水の番組ドキュメント「氷の世界40年」を見ました。「氷の世界」という彼のミリオンセラーとなったアルバムが紹介され、40年前、すなわち1973年という年がどういう年だったか、なぜこのアルバムがそれほど売れたのか、本人や当時のレコーディングスタッフなどの証言をもとに構成されていました。【CD】井上陽水 / 氷の世界 <2006/10/4>1973年は、高度経済成長が終わった年、オイルショックの年でした。「な~んだ」とその時思ったんです。「失われた20年」とか言って、バブル崩壊後の低成長時代を憂い、「高度経済成長」を何かと引き合いに出す―しかし、それは、はるか彼方、40年も前の出来事だったんですね。輝かしい過去の栄光―年を経れば経るほど、なおのこと輝いて見える身近に、団塊世代の人が結構います。みなさん、ほんとうにがんばりやさんです。バブル崩壊直前に社会人となり、新人類などと言われ、どこか世間を人ごとのように距離を置いて見てきたLukeの世代には、そのがんばりは、見ていてとてもイタイのです。団塊世代の人は、徐々に定年退職されて、どんどん地域に出てきています。その活動の活発さは現役時代さながらにモーレツで、まるで仕事のように取り組んでいます。地域の活動やボランティア活動は、がむしゃらにやったところで急に成果が出るものではない。主婦や子育てのかたわら、じっくりと取り組んできた女性たちのやわらかなつながりを、戦場のような緊張感に変えてしまうこともしばしば。もう、競走しなくていいんです。みんなで肩を並べて歩いていいんです。がんばったあげくに心身を傷つけ、その回復に何年もかかる経験をしているLukeには彼らの「がんばり」に恐れさえ感じる。登山の行程で一番大事なのは、下山。生きて帰って、初めて成功。最近、登山ブームで中高年の遭難者が結構多いのも、彼らの中の「がんばりやさん」が無理をさせたのではないか。そんなことを感じています。退職しても、下山中でも、生きていることの価値に現役時代や上り坂の時と何か違いがあるだろうか。年末年始くらい、ゆっくりして下さいな。そうでないと、こちらもゆっくり休めない。そんなことを考えている年の瀬、もうまもなく2013年が終わります。みなさん、よいお年をお迎えください。
2013年12月28日
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たまには、写真など。撮影日時はヒミツ。しばらくのあいだ、この人はずっと海を見ていた。なんか、いろいろ想像したくなる。物語が書けるかな、と思った一瞬。
2013年06月17日
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今日、ちょっとしたプレゼンの機会があってそのとき感じたこと。プレゼンが終わったあと、いくつか質疑を受けた。すると、事前提出した資料にないような質問にも、ことばが自然に滑り出していた。人前でプレゼンすると、ときどきこういう感覚になることがある。例えて言えば、私の頭の中の引き出しを別の誰かが開けてくれて、「はい、どうぞ」と手渡ししてくれたものを、そのまま口が勝手に話す。そんな感じだ。人は、自分の中にないことを話すことはできない。今日、私が思ってもいなかったようなことを話したのだとすれば、それは、無自覚であっただけで、実は私の中にあったことばなのだ。テレビ・ラジオで見聞きしたこと、本を読んで感じたこと、友人たちとの会話からのインスピレーションなど、あらゆることばをふだんからノートにメモしている。それらの「ことば」たちは、ほとんどの場合どこにも出ることはなく、ノートの中に蓄積される。そして同時に、書きながら私の頭の中の引き出しに貯まっていく。引き出しの中でどのことばがどんな風に整理されているのか、私は知らない。だから、都合よくナイスタイミングで引き出すなど、意識してできるものではないのだ。一つ言えることは、今日のプレゼンで出てきた「ことば」たちは、実は自分から出たがっていたのではないか。出たくてたまらなくて、でも、家主の私がいつまでも口に出さないものだから、しびれを切らして自分から飛び出したのだ。そういう、生きた「ことば」たちを、これからも引き出しに入れていきたい。自ら引き出しを開いて飛び出し家主を驚かせるような、活きのいい「ことば」たちを。------------------------------3月に富弘さんの原画展を観に行ってきました。彼は、口にくわえた筆で書く。ひとつの「ことば」を書くのに、いったいどのくらいの時間がかかるのだろう。その日、一つの原画の前で立ち止まり、人目をはばからず泣いているひとりの女性がいました。その人の心を捉えた「ことば」は何だったんだろう。そんな、人の心に届くことばを私も紡いでいきたいと思いました。【送料無料】いのちより大切なもの [ 星野富弘 ]
2013年05月22日
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主に文章を書いたり、編集・校正したり、ホームページなど別の媒体に変換する仕事をしている。だからというわけでもないだろうが、人の口から出ることばが非常に新鮮に思える。講演会はとても好きでよく行くし、テレビやラジオの対談番組も好き。最近は「radiko.jp」(民放)や「らじるらじる」(NHK)でネットでも公衆波ラジオが聴けるようになり、ますます視聴が増えた。また、自分自身もゴスペルを歌い、PCインストラクターやボランティア活動などで人前で話すことも多い。------------------------------人の口から出ることばは、当然ながら文字・文章よりずっと古くから存在する。耳から入る音声としての「ことば」は耳の鼓膜からだけではなく、身体中の皮膚から筋肉、骨を伝わっても脳に届く。(NHK・Eテレのミニ番組、2355「夜更かしワークショップ」に出てきたので見てみてね。)視覚から、大脳の言語野を通ってやっと理解できる文字より、話しことばの「意味」はわからなくても「音」として身体に直接響くというのは、たぶんずっと心地よいはずだ。------------------------------人のつながりが希薄になって、さまざまな社会問題が起こっていると聞く。一日、誰とも話さない人が多くなっているそうだ。人の口から出ることばは身体に伝わり、心に届く。相手を思う心で話しかければ、きっと届く。「お元気ですか」その一声の響きは、想像もつかないほど大きな力となるかも知れない。そのくらいのことなら、きっとできるはずだ。神は仰(おお)せられた。「光があれ。」すると光があった。(旧約聖書・創世記1章3節)
2013年04月30日
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なぜかある時期から人生の節目が9年周期で訪れている。今年でその周期が3回目。いつも穏やかに過ごせればよいが、前回の節目では、もうこれ以上ないというくらいどん底を味わった。幸い私はなったことがないが、船酔いは相当きついという話を聞く。苦しくても目的地に着くまでは船から下りられないのだから、これはつらいだろうなあ。「こんなに辛い人生なら自分で降りてしまえ!」と海に飛び込んだものの、それまで築き上げたすべてを海に持って行かれながら、身体一つで助かってしまった。そんな状態から、もう9年。思えば、その頃この楽天ブログを始めたんだよね。 2年前の大津波で家をまるごと流された被災者の方々の気持ちは、あの時の私のことを思い出せば、かなり近いものではないかと想像する。その時の苦しさからくらべれば、今の状態は天国にいるがごとくだ。友人がたくさんできた。新しい仕事も始めた。大勢の人の前で話をするなど、その前の9年間ではとても考えられなかったことだ。今では、人前で話をするのが楽しくて仕方がない。隙あらば舞台に上がろうと、チャンスをうかがっている自分に気づく。人は、変われるのだ。全くのゼロから人生を再構築していくということを、大人になって体験できるのは非常に珍しいことなのではないか。ならば、そのチャンスをとことん使い倒してやろう。この4月からまた新しい方向に動き出す。新しい9年に、乾杯!
2013年03月28日
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【楽天ブックス】冗長性から見た情報技術 [ 青木直史 ]横浜市立図書館都筑図書館で借りて読んでいます。ITは難しくて・・・という方に、ちょっと解説をば。mp3という音楽ファイル形式をご存じですか。そう、携帯音楽プレーヤーに入れるファイルです。実は、このmp3や音楽CDに入っている曲は、元々の音源をかなり圧縮しているのです。 圧縮しないと、CD1枚に1曲入らない、なんてことになってしまうから。 この情報圧縮という技術、デジカメ写真にも使われていて、みなさんよくご存じの形式はJPEGかしら。この技術があるから、デジカメの小さなメモリーやパソコンでもファイルが簡単に扱えるというわけ。写真や音楽データを圧縮するということは、元データを構成している要素を間引きすること。人間の感覚では知覚できない極端な部分だけ切り取るからたいていの人には、元データも圧縮データも区別できない。反対に冗長性というのは、わざと無駄な部分をつけ加える技術。「冗長な」という表現は、ふつうあまりいい印象を持たないけど、IT分野ではこれもかなり大事。わかりやすい例はインターネット。今このブログを読んでいる方は、パソコンや携帯端末とプロバイダのサーバーとで情報をキャッチボールしながらサイトを見ているのです。そのやりとりにはほんの少し時間がかかる。サーバーにアクセスする人が多くなると、回線が混んでしまってさらに時間がかかる。だから、冗長性という技術を用いてわざと遠回りさせ、回線に負荷がかかりすぎないようにするのです。------------------------------ 情報圧縮も冗長性も、必要な要素がどれとどれなのか、省いてしまってよい要素はどれか、という判断が求められる。その判断を間違えると、元の情報を再現できなくなってしまったり、通信回線がパンクしてしまうということになってしまう。社会の閉塞感も似ているような気がする。人や時間、お金の使い方をぎりぎりまで切り詰めてしまい、その結果、あらゆるものが行き場を失っている。生き方や働き方はいろいろあっていい。混雑を避けて冗長な道のりをあえて選ぶのもいい。情報圧縮のように、きっちりと詰めこんでしまったものを省き、身軽になるのもいい。ITは、こんなふうに人生についても教えてくれる結構面白いヤツです。毛嫌いせずに、お付き合い下さいね。 (最近買ったWindows8マシンでバーチャルXPを動かすの図)※詳しくは「LUKEのパソコン三昧」をご覧ください。
2013年02月27日
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ある女子向けのキャリア形成について書かれた本でみつけた言葉。価格に見合わない高い能力を持った人やモノを指すらしい。本文では「オーバースペック」についてほとんど何も触れていない。ただ、企業が欲しいと思う人材の特徴を示す図の中で使われていた。例に挙げられていたのは、NPOやボランティア活動にいそしむ学生、学生起業した人、等々。そして「オーバースペック」な人は、採用されない位置づけだった。「えーっ!?」大企業出身の著者から見れば、会社の仕事以外に興味を持つなど、仕事のじゃま以外の何物でもないのだろう。大企業人の意識とはこうなんだ、と改めて認識した。しかし、企業にとって都合のいい人材ばかりが世の中に求められているとは限らない。地域のボランティアが、企業の仕事に劣るはずもない。「井の中の蛙」は、学生ボランティアや主婦ではなく、実は、大企業人なのではないか。日本経済低迷の原因は、こんなところにも潜んでいるような気がしてならない。【お勧めの本】最近よくメディアで取り上げられている山崎亮氏。壊れた地域のきずなを再結合する「触媒」の役割。ビジネスとして成り立たせているところがすばらしい。【送料無料選択可!】コミュニティデザイン 人がつながるしくみをつくる (単行本・ムック) / 山崎亮/著
2013年02月06日
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ご無沙汰しています。年初からいろいろあって、仕事の上でも二転三転、5月の連休には肺炎で入院と、さんざんなスタートだった2012年。後半は何とか盛り返そう―と言っているうちにもうあと2か月強ですが・・・A^_^;)昨夜、ふと気づいたことがあります。それは「立ち位置を変えてみる」ということ。何かと思うようにいかず、他の人の言動にもいちいちイライラさせられる―それに疲れ果て、何とかならないものかと思っていたとき、自分が「人からよく見られたい」「相手を説き伏せたい」と思うからイライラするのだと気づきました。よく見られなくていい、むしろ、人から嫌がられたり、憎まれたりするのが私の役割なのだと割り切ってみると、意外とイケる。名俳優が素の自分とは別に、愛され役や憎まれ役を器用に演じ分けるように、演技であれば、憎まれたって自分自身は傷つかない。そう考えることにしたのです。私がイライラさせられている対象者の立場に立ってみれば、私が憎まれるようなことをしているおかげでそういう時の対処法を学ぶ貴重な機会を得ているのだと。もちろん、私自身にも同じことが言えて、そのイライラが私を成長させる糧となる、と。もしまたイライラする局面に会ったら「はあーっ」と深く深呼吸して、“パチン”と演技のスイッチを入れる。“さあ、ショーの始まりです。本日の演目は・・・”【1000円以上送料無料】生きてるだけでなぜ悪い? 哲学者と精神科医がすすめる幸せの処方箋/中島義道/香山リカ【100円クーポン配布中!】
2012年10月19日
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自分がある分野における専門家らしき仕事をしているので専門外の人に対して説明したり、相談を受けることがよくある。その時気をつけたいと思うことは、尋ねられたことに、素直に答えること。いくらその事柄についてよく知っているからといって、聞かれたこと以上のことをぺらぺらとしゃべると、かえって相手を混乱させる。こちらの話したことが、きちんと理解されたか、ニーズに対して適確な答えだったかどうか、会話の最後にもう一度聞けたらベストだ。その答えに対し、その後どうするかは相手の判断。相手の意志決定にまで踏み込んではいけないと思う。それが「尊重」するということだと思うから。「知識が足りない」ことは、相手の存在価値の大きさに何も影響を与えない。専門家、とくに学習をサポートする教師や講師はくれぐれも気をつけていきたいものだ。「知識」は「生き方」を支えるものであるかもしれないが、「知識」をどう使うかは本人次第。ひとりひとりに必要な「知識」はさまざまで、身につけるスピードや量も、その人によって違う。それを温かい目で見守れるような人でありたい。―旧「成人の日」1月15日に寄せてそして、本日15歳の誕生日を迎えたあなたへ―(シクラメンの花 出典:Wikipedia)
2012年01月15日
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タイトルには、あえて「回り」と書いている。2010年と11年、私の周囲の出来事、モノや人の「回り」方が明らかに変化した。年末の振り返りにも書いたように、人とのつきあい方が変わったからだ。環境が、時代が、景気が・・・と何かのせいにするのは勝手だが、そう言っているうちは、なにも変わらなかった。少なくとも、私自身については。新しい人間関係ができると、その人の持っている考え方や意識も私の中に新しい風を吹き込んでいく。そして、それが意識の中に根付いた時、「回り」が動いた。それほど明確なビジョンを持っていたとはいえないものの、新しい意識の元に、関心を持ち、情報収集し、行動したことが、今につながっている。物足りなさを感じていたり、現実に何か必要なものがあったりしたらただ嘆くのではなく、実際に求める方向へ動いてみること。誰かに話してみること。これに尽きる。ただ、注意しなければいけないのは、自分ばかりが得をするような一方的なものではなく、相手にとっても有意義で楽しいものになるよう配慮することだ。このことに気づく前の私は、だいぶ怖面(コワモテ)であったようで、年末に、2年ぶりに会った母親ほどの年齢の女性に、「笑顔がステキですね」と言われて照れた (^^ゞ現実の私がそういう風に変わったと解るのも、この暖かい人間関係ゆえなのだ。今年、たくさんの新しい出会いを作ることに注力したい。そこから生まれるたくさんの出来事が、さらに新しい出会いを生んでいく「出会いの再生産」こそ今年、来年と生きていく上で最も重要なキーワードになるに違いない。川和富士公園 2011.12.27撮影
2012年01月03日
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3.11東日本大震災。今年の重大ニュースとして誰もが取り上げるだろう。今後数十年単位の年月、日本社会に影響を及ぼし続けるであろう出来事だ。いったい私たちの生活はどうなるのか。不安に思っている人も多いはずだ。でも、私自身は、年初、心臓の具合が悪くて安静を言い渡されていた割には、後半、とても元気に過ごしていた気がする。なぜかと考えていると、この本に出会った。【送料無料】災害ユートピア大災害や戦渦に巻き込まれた時、人と人の距離は一気に縮まる。そのことによって、今まで出会わなかったような人と出会い、そこから新しいことが始まったりする。今年の震災でも、NPOやボランティアの活動が注目され、それまでこういった活動に参加したことのない一般の方々が被災地に入り、支援活動を行っている。直接被害を受けなかった地域でも、人のつながりを意識したイベントがさまざまに行われるようになった。もちろん、私の地元でも。私が元気だったのは、そういった暖かい人のつながりがいつもの年より身近になっていたからだと思う。だから、何かあっても声を掛けやすくなり、仕事もスムーズになる。気持ちが通じやすくなり、言いたいことがストレートに伝わる。人との距離感と理解度は間違いなく比例する。「無縁社会」なんて言うことばが昨年注目されたけど、まだ、日本も捨てたもんじゃないね。今年、せっかく近づいた距離だから、また縁遠くならないように、来年はもっともっとたくさんの人と出会いたい。そして、みんなと楽しい暮らしができるよう、新しいことにチャレンジしたい。―ということで、来年早々から念願の事務所を借りて数人の仲間と新規事業を起ち上げることになった。これも、青天の霹靂で、あれよあれよという間に決まった。人と人とをつなぐ―これが私たちの事業の重要なキーワード。どんな人との出会いがあるか、何が始まるか、まだ、誰にもわからない。だからとても楽しみ。乞うご期待。
2011年12月28日
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小学校高学年の時、いじめにあった。体格がよくて、のろまだったからだ。その時はけっこう辛くて、いつも泣いていた。いつの間にかそのいじめが止んでしばらく経った時のこと。NHK教育の道徳の番組をクラスで視聴して、感想を発表する時間があった。その回のテーマは「いじめ」。ドラマ仕立てで、あなたならどうする?と問いかけるもの。発表の番が回ってきて私が言ったことは、「いじめられている子は、もっとはっきり嫌だと言えば良かったのに。」それを聞いた担任の先生―彼女は私が以前いじめられていたことを知っていた―は、「あなたは前にいじめられていたのに、本当にそう思うの?」と静かに言った。ああそうなのだ。人は忘れる。どんなに辛かったことでも、時間が経てば忘れるのだ。先生のことばにハッとした私は、それ以上何も言えなかった。苦しみの渦中にいる時は一刻も早くここから抜け出したいと思うのに、いざ抜け出してしまうと、同じような立場の人のことを思いやれずに、心ないことを平気で言う。そう考えると、痛みを覚えているうちが一番優しくなっているのかも知れない。そう考えると、痛い経験も悪くない。(2011年11月10日 みなとみらいにて)
2011年11月13日
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地域活動グループ同士でこの講座を企画しました。もう〆切間近なのですが、都筑区周辺にお住まいの方、ご都合がつく方はぜひご参加ください。どうぞよろしくお願いいたします。楽しく知ろう・学ぼう つづきの「食と農」この催しは、都筑区の「食と農」をキーワードとして学びや実習を行い、地域活動への関心を深めていただく全5回の連続講座です。■第1回 あなたのふるさと「食」「農」自慢、聞かせてください10月21日(金) 10時~12時仲町台地区センター・二階中小会議室【講師】栗原幸子氏(精神保健福祉士、心理カウンセラー)ワークショップ形式で自己紹介、ゲームなどを行い、食と農のお話しをネタに、より良いコミュニケーションについて学びます。■第2回 「いもほり」で地域交流 ※当日実費別途徴収(200円程度)10月23日(日)10時~15時JA横浜きた総合センター(都筑区東方町)都筑区社会福祉協議会が主催する「福祉農園」に合流、いもほり体験やイベントに参加し、障害児・者や地域の方々と交流をします。■第3回 パネルディスカッション都筑の「農」を知ろう~都筑野菜と農業のお話し11月4日(金) 10時~12時中川地域ケアプラザ多目的ホール出演予定:農業従事者、農業ボランティア参加者など都筑区役所の「都筑野菜」事業の取り組みについても伺います。■第4回 はじめてでもできる野菜の作り方11月25日(金) 10時~12時サカタのタネ研修所・グリーンプラザ(都筑区仲町台)【講師】(有)サカタテクノサービス 高橋孝文氏プロに教えていただく野菜栽培のコツ。座学と実習で楽しく学びましょう。※集合場所等詳細は参加者に後日通知。■第5回 あなたの「夢」を語ろう~都筑野菜で交流会~2012年1月24日(火) 11時~14時30分中川地域ケアプラザ多目的ホール講座を通じて考えた食や農のこと、これからやってみたい活動などを都筑野菜のお料理・お菓子を頂きながら楽しく分かち合いましょう。【定員】20人 先着順 全回参加できる方に限ります。【費用】1,800円(全5回分) ※初回受付時にお支払いただきます。【申込】氏名、年齢、住所、電話番号を明記し下記まで。10月17日(月)必着。ネタのTANE事務局 (FAX)045-306-6300 (メール)door@town.nifty.jp【ホームページ】 http://tsuzukitane.blog.fc2.com【チラシ・申込書ダウンロード】(PDF)主催:ネタのTANE 協力:(有)サカタテクノサービス/チャレンジつづき/ネットカフェかがはら/都筑歴史探訪/けちんぼ散歩/わくわくサロン(都筑団地PC教室)/輝きエッセンスCafeふぁむまむ/ハッピー☆ラボ/飛び出せ園バス隊/RIBBON(料理教室)/(社)神奈川健生/つづき交流ステーション★この事業は都筑区役所から「テーマ提案型講座~つづき力発揮講座」の委託を受けて実施します★
2011年10月13日
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お盆休み、NHKBS「グレートサミッツ~エベレスト世界最高峰を撮る~」と言う番組を見た。NHKのカメラマンが実際にエベレストに登頂、そのようすをつぶさに映像で紹介するというものだ。「へーそうなの」って、簡単に流さないでね。エベレストに登頂するだけでも大変なのに、ハイビジョンカメラまで背負って(実際に背負ってくれた人はサポートのシェルパのみなさん)上がるというのはすごいことなのよ。高校生の時地学部に所属していて、天体観測するのにでっかい望遠鏡もって山登ったりしてたから、その大変さは実感としてわかる。でも、そんな小さな山の登山とは比べものにならないのが登るスピードのスローさ。8000mを超えると酸素が地上の約1/3。徐々に高度に身体を慣らしながらの過酷な登山だ。一番印象的だったことは、世界最高峰へはこういうペースでないとたどり着かないということ。一歩一歩、呼吸を整え、身体の状態を確認しながら登る。比べて私たちの日常は何と速いスピードで動いていることか。歩む足元の確認もできずに周りが動くスピードについていかねばと必死に走る。しかし、そのようなことがどんな結果を生むか。昨年末、心臓発作を起こしてからそんなことをやろうとしてもできなくなり、身体を守るために意識的にペースを落とす生活を続けている。前進するのは30cmずつ。それでいいのだ。それでも確実に前に進んでいる。一歩、また一歩。はるか彼方の頂が一歩進むごとに近づいてくる。そのわずかな変化を楽しめるくらいこころ豊かに生きたいものだ。
2011年08月27日
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ここのところ、何をするにもずいぶんと肩の力が抜けてきたように思う。うまくいった時は素直に喜ぶし、うまくいかなかった時は、まあこんなこともあるさとひとしきりぼやいておしまい。息を詰めるように走ってきたこの数年。その結果が昨年末の心不全。これはもうあかんと手をあげた。それが今、良い方向に向かっているのかも知れない。人にはそれぞれ与えられた役割と、それを遂行するために必要なだけの力と知恵を授かる。誰か他の人の基準ではなく、あくまで、「自分」基準の仕事とそれをやりとげる力だ。それに向かっている時、無理なく、進んでいけるのだと思う。今、そういう場所に着地したのかも知れないかと思うと、いろいろ回り道をしたけれど「さあ、これからが本番だ」、とどこからか、あたたかいはげましの声が聞こえてくる。そう、私だけではなく、これをよんでいるあなたにも、耳をすませば、聞こえてくるはずだ。
2011年07月03日
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どうしても固執する仕事があって、あきらめきれなかった。しかし昨年末、体調を崩したこともあってあきらめることにした。そうしたらこの春、そのあきらめた仕事がたいした努力もせずに向こうから飛び込んでくるようになったのだ。なんでこうなるかな。たぶん、こだわっていた時は、それらのことの本質が実は見えていなかったのだと思う。だから、正面からではなくナナメから見ることになり、しっかりとつかむことが出来なかったのだろう。離れてみてわかったその仕事の本質は「こだわり」から一番遠いところにあったのだから。物事がうまくいかない時は、いったん手を離すのも一手。そのことから逃げ出すようで、自分を責めて負い目を感じてしまうかも知れないが、それは決して卑怯なことではない。自分のことだ。自分で決めていい。
2011年06月06日
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ども!LUKEです。2004年8月8日に開設して2483日。平均40アクセス/日は立派だと思います。カメの歩みでも、成せばなるもんですね。いつもご訪問くださる方、初めての方、どうもありがとうございます。これからもどうぞよろしく。
2011年05月26日
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東北地方太平洋沖地震の被災地のママとこどもを支援するStand for mothershttp://stand-for-mothers.net/ツイッターでこのサイトを知ったのでご紹介します。アカウントは@Standformothers協力いただける方、関心のある方はどうぞご訪問ください。
2011年04月19日
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地元横浜のボランティア仲間からの情報です。仙台の友人からメールが来て、避難所に届く支援物資が非常に偏っていることを知り、女性用の支援物資を集め始めたとのこと。私たちもできる範囲で協力することにしました。情報をくれた人は、今週仙台に行き、実際はどうなのか親戚のお見舞いがてら見てくるそうです。他にもこんな記事がありました。「被災地ボランティア 生理用品など女性用の支援物資突き返す」(女性セブン2011年4月14日号)女性のみなさん、みなさんもネットやご自分のSNS等で情報を調べ被災地で困っている女性の被災者の方々への支援を考えてみませんか?先週のNHK総合テレビ「クローズアップ現代」2011年 3月28日(月)放送被災自治体を救え ~“超広域災害”の衝撃~この番組では、自治体機能が丸ごとなくなってしまい、職員の方々はあらゆる行政機能の回復業務に翻弄され被災者の方々個々の要望には対応し切れていないとのこと。行政からの発信情報からだけでは詳細がわからない状態になっています。同じ女性だからこそ見える視点があるはずです。小さなことでもいいです。次にあげるような情報をきっかけに、ぜひ、一歩踏み出してみて下さい。【役に立つTwitterアカウント】(Lukeの個人的なおすすめ)@nhk_kabun NHK報道局科学文化部@Asahi_Shakai 朝日新聞社会グループ@Support_Match 支援マッチング(物資・ボランティア情報)@shinsai_hm_stay 震災ホームステイ@asahi_fukushima 朝日新聞福島総局 @mainichi_kibou 毎日新聞・東日本大震災希望新聞取材班 @shimajiro_care 非常時の子育て情報<こどもちゃれんじ>@YahooSearchBlog Yahoo!検索 スタッフブログ @EhonNavi 絵本ナビ (Twitterのおすすめ)東北地方太平洋沖地震に関してLukeの個人アカウント @LUKEprojectでも時々支援情報を流してます。ただし、個人的なつぶやきも多いので、うるさくなったら気軽にリムーブして下さい(笑)【4/7追記】楽天ブログを書いている西條剛央さん(早稲田大学大学院商学研究科専任講師)が、現地を訪れた体験をもとに非常に具体的な支援方法を提案しています。ぜひ参考にしてください。★西條剛央のブログ4/2ボランティアが足りているというのは幻想です。今こそ立ち上がりましょう。 さらにこんな記事もありました。宇部で「ワン・ツー・パンツの会」-女性目線で被災地に下着の支援 (山口宇部経済新聞4/5)一人一人の力は小さくても、たくさん集めれば何かできるはず。知恵を出し合ってがんばりましょう、被災地で困っている方々のために。
2011年04月03日
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楽天ユーザーの方は、楽天ポイントが東日本大震災の義援金になるってもうご存じですよね。東北地方太平洋沖地震の被災者義援金について【募金受付期間:2011/03/18~2011/05/31】それともう一つ面白いのが、各ショップで設定している義援金。楽天トップから「義援金」と入れて検索すると、ずらっと並んで出てきます。ショッピングカート機能を使って各ショップが自由に寄付金額を設定しているので、寄付しやすいですね。寄付のし易さ、ってとっても大事。仕組みがわかりにくかったり、大口しか受け付けてくれないのではお金は集まりませんから。例えば、認定NPOというNPOに寄付金を出すと、一定の金額以上は税額控除が受けられるんです。知ってましたか。★NPO法人に寄付をすると税が優遇されるの? (日本NPOセンター Q&Aより)今回の震災では、各地のNPOがフットワーク良く被災者支援活動を開始しています。でも、活動資金はどのNPOもかなり苦しい状況。直接、NPOに寄付を入れてあげたほうが助かる場合もたくさんあります。今、認定NPOをもっと増やそう、寄付をしやすくしよう、という制度改正の動きがあります。どんどん進めて欲しいですね。長くなりましたが、どんな方法で寄付をするにしても、寄付を受け付ける団体がどういう使途でそのお金を使うのか、よく見ておくことが必要です。たとえわずかのお金でも、有効に使って欲しいですから。楽天ポイントで言えば、Lukeは先週157ポイント持っていたのですが、これではお買い物に使うにも中途半端。しかも期間限定ポイントがほとんど。なので、義援金にすることで無駄にならずに済みました。5/31までポイントが義援金になりますので、お買い物のポイントは、ぜひ義援金にして下さいね。最後にPR。Lukeの翻訳した絵本、【送料無料】おねえさんになったのもお買い上げ頂くと1%のポイントがつきます。ぜひ、お買い求め頂いて、義援金にして下さい。どうぞよろしく。m(_ _)m
2011年03月26日
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2011年3月11日、誰にとっても忘れられない日になるでしょう。未曾有の大災害、東北関東大震災。被災されたすべての方々に心からお見舞いを申し上げます。また、不幸にして亡くなられた方、ご家族を亡くされたご遺族に心からから哀悼の意を表します。みなさんの心の傷が、これ以上深くなりませんように。救援がとどこおりなく行き渡りますように、ずっと祈り続けます。------------------------------地震直後、Lukeの家では6時間ほど停電。そして電気が復旧した時からずっとTwitterをウオッチし続けていました。ユーザーのみなさんの生のつぶやきを。生き抜くためのサバイバルを。被災地からの切迫した救援要請の叫び、そしてまだ地震発生から1日もたたないうちに次々と立ち上がり、被災地への支援行動に動いていく果敢な有志たち。あまりのことに、これが本当に現実かと半ば疑いながら過ごした5日間でした。今日、またTwitterしながらふと心に思い浮かんだことばがあります。それを思いつくままに4つのツイートでつぶやきました。ここにそのまま掲載します。------------------------------不安や怒りを解消するには、感情をそのまま表現するのがいいそうです。ただしその怒りを他人に向けないように。大人のみなさんも恐かったら泣いていいんですよ。こんな時に誰も責めないから。原因が全く見あたらない不幸というものは存在します。今がそうなのかもしれない。悪いのは私でもあなたでも、どこかのだれかでもない。まず、生き延びること。気力を失わないこと。少し余裕ができたらとなりにいる人が自分と同じように悲しんだり辛かったりするということに気付くこと。お互い同じ気持ちだと気付いたら、目を合わせてにっこり笑うこと。そこからすべての道が開けると思う。すべての人がそうできるチカラがあると私は信じる。------------------------------首都圏都市部で食料やガソリンの買い急ぎ、買いだめが増えているというツイートがとても増えてきたところでした。なんとなく、そうしているみなさんが見えない不安におびえているように思えて。 そんなことしなくていいんだよ。 ここは安全なんだから。 もっと、被災地で避難している人のこと考えてよ。 なんて言ったらいいんだろう。 なんて言ったら伝わるんだろう。そんな心のありようが生んだ、このことばたち。どこか一つでも読んでくれた方の心の糧(かて)になれば幸いです。そのうち、日も暮れ始めたので、十二人はみもとに来て、「この群衆を解散させてください。そして回りの村や部落にやって、宿をとらせ、何か食べることができるようにさせてください。私たちは、こんな人里離れた所にいるのですから」と言った。 しかしイエスは、彼らに言われた。「あなたがたで、何か食べる物を上げなさい。」彼らは言った。「私たちには五つのパンと二匹の魚のほか何もありません。私たちが出かけて行って、この民全体のために食物を買うのでしょうか。」 それは、男だけでおよそ五千人もいたからである。しかしイエスは、弟子たちに言われた。「人々を、五十人ぐらいずつ組にしてすわらせなさい。」 弟子たちは、そのようにして、全部をすわらせた。 するとイエスは、五つのパンと二匹の魚を取り、天を見上げて、それらを祝福して裂き、群衆に配るように弟子たちに与えられた。 人々はみな、食べて満腹した。そして、余ったパン切れを取り集めると、十二かごあった。 ルカの福音書 9章12-17節(新改訳聖書第3版)LukeのTwitterアカウント @LUKEProject良かったらフォローして下さい。ここしばらくは震災関係の情報をメインにツイートします。
2011年03月16日
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物事をさらっと流すことができないLukeはどんな小さなことにも真正面からぶつかってしまう。そんなことを、最近友だちになった人から指摘された。そうなのだ。ふと気付くと、心もからだも臨戦態勢になっている自分がいる。何に対して戦っているのかよくわからない時がある。いつもなにかに追われているような感覚もある。「心」に圧力を感じる。プラスの力も、マイナスの力も。その「力」を感じたとたんに反応してしまうのだ。そんな常時アドレナリンが流れているような状態が心身にいいワケがない。昨年末、とうとう心不全発作を起こして危うく入院寸前という羽目に陥った。こんなにも自分のcapacityが小さかったなんて。―この世で起こっていることはすべて自分が解決しなければならない―高びーもここまで来れば立派だ。これを「自意識過剰」とも言う。自分が思っているほど、他人は私に関心を払っていない。だから、いちいち身構えず自然にしていればいい。それも、先の友人の振る舞いから教わったこと。------------------------------ひきつけを起こしたLukeの心臓は医師から行動制限を言い渡されしっかり休んだおかげでほぼ発作前の状態に戻った。「でも、油断しないで下さい。まだ健康な人の半分くらいしか心臓が機能していませんから。」―ああ、そんな状態でずっと耐えていたのだね、心臓ちゃん。こころの圧力を感じた時も、自然に受け流せるようになろう。前よりもずっとわがままに見えるかも知れないけれど、それが本来のLukeの姿なら、それでいいと思うから。
2011年02月28日
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いつもこのブログを見て下さっている方、ありがとうございます。ちょっと見ない間にアクセス90000越えてるじゃないですか!!超うれしー。これからもどうぞよろしく。
2011年02月21日
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待っていた、本当に待っていたんだよ。あなたが生まれてくるのを。あなたがおなかにいる間ずっと。もう14歳のあなた。忘れないで。あなたは望まれて生まれてきたのだということを。わかる時が来る。いつかあなたがお母さんになる時。Happy birthday your 14th
2011年01月15日
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ふだん、お菓子類はほとんど食べないのですが、時々、たまらなく食べたくなることがあります。こういう時、楽天市場は目の毒ですねえ。今日は、コレが目に止まりました。ご家庭のだんらん・贈り物に最適【楽ギフ_包装】【楽ギフ_包装選択】【楽ギフ_のし】【楽ギフ_...価格:2,300円(税込、送料込)そろそろお歳暮の季節なので、こういうセットは喜ばれそうです。来月になれば、クリスマスのお呼ばれもあるので、これを持って行こうかな。---------------うー、今発生している肝心の自分の「甘いもの食べたい!」の欲望はどう処理すべきか。悩むところです。人にあげる前に買っちゃおうかなあ。
2010年11月14日
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楽天ブログを始めて、もう丸6年。始めたころは想像もつかなかったが、今はサイト製作や運営で、幾らかの報酬がいただけるまでになった。テキストを書くだけでは飽きたらず、写真を入れ、HTMLタグを操作するようになり・・・と、ここまで来れば、自分でHTMLページを作ることなど造作もないこと。程なく、他の人にもブログの書き方、パソコン操作を教えるようになり、自分自身のスキルアップもここから一気に加速した。生きるつらさと、それと同じくらい生きる嬉しさを、日々、素直に感じたことを、いろんな人に知って欲しくて書きつづってきたブログ。これから、どんなことがここから始まるだろうか。楽しみである。
2010年11月08日
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私の一番大好きな映画、ポールニューマン主演、シドニー・ルメット監督の「評決」の中で出てくる台詞。Things is change.評決(DVD) ◆20%OFF!最近、いろいろなことで心が騒がしいので、日曜の夜、久しぶりに自己所有のDVDを見た。DVDの特典、ルメット監督のコメンタリートラックを聞きながら見ていたら、主人公ギャルバン弁護士がライバルの弁護士に昔の失敗を突かれるシーンで彼が語った台詞を、すかさず監督は、この映画製作の労苦を思い出すかのように取り上げた。Things is change.字幕では「昔のことです。」と訳されていた。う、うまい。さすが字幕翻訳の大御所、戸田奈津子さん。直訳すると「物事は変わる。」そう、昔は昔、今は今。今、いろいろなことがLuke自身の周りで変わろうとしている。ここ数年の集大成というか、結果が出たというか、とにかく、節目を迎えていることは確かだ。失敗ややり残したことを悔やんでも仕方ない。明日は、毎日やってくるのだ。Things is change.今、Lukeのように耐える時期を過ごしている人は、ぜひ、心に残してくりかえして欲しい言葉。knock and the door will be opened to you.(Luke 11:9)たたきなさい、そうすれば開かれます。(ルカの福音書 11章9節)
2010年10月27日
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