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こんにちは、国際課欧米交流係です
2020年に北海道がアメリカマサチューセッツ州と姉妹提携を結んで30周年を迎えたことを契機に、マサチューセッツ州に関する様々な情報を発信しています。
今回ご紹介するのは、札幌医科大学卒業後、ハーバード大学に留学し、現在は、医師としてご活躍されている坂元晴香さんです
留学により、広い世界を知り、たくさんの努力を積み重ねてきた坂元さんの言葉から、勇気をもらいました。海外を目指す方、海外で暮らすことを迷っている方には、ぜひ読んでいただきたいです。
ぜひ最後までご覧下さい
ご出身と現在のお仕事について教えてください。
初めまして、坂元晴香と申します。私は北海道釧路市で生まれ、中学校卒業までを釧路で過ごしました。札幌北高校を卒業後、札幌医科大学へ進学し、現在は、医師として働いています。
また、現在は釧路市の政策アドバイザー(公衆衛生領域)も努めさせていただいています。私の専門は公衆衛生といって、病院で働く医師たちが患者さん個人を相手に診療するのに対し、私は、地域全体を対象に人々の健康に関連する様々な課題(感染症対策など)に取り組む仕事をしています。
WHO(世界保健機関)での会議の一幕
ハーバード大学公衆衛生大学院に留学し、公衆衛生学修士を取得するためにボストンに行きました。もともと、学位を海外で取得したいと考えていたのですが、ハーバード大学から入学許可をいただくことができ、無事に留学できました。
現地での生活の様子や海外生活の差を感じていることはありますか。
私は北海道で生まれ育ち、それまで海外で生活したことは一度もありませんでした。ですので、正直留学して最初は英語を始めとして大変なことも色々とありました。
一方で、アメリカでの生活は、あまり形式的なことに捉われず、皆、自由に生きているように感じます。たくさんの努力が求められますが、逆に努力すれば本当にたくさんの可能性に溢れていると感じました。
また、やはり多様性を感じられることでしょうか。特にボストンは大学や研究機関が多いため、世界中の色々な場所から様々なバックグラウンドの人が集まっています。
お気に入りの場所はありますか?
ボストン市内のチャールズ・リバー沿いの風景でしょうか。私が生まれ育った釧路市も街中に大きな川(釧路川)があり、なんとなく似た雰囲気を感じます。特に紅葉の時期はとても綺麗です。
最後に、留学や研究で海外を目指す北海道の学生の皆さんにメッセージをお願いします。
北海道にいると、なかなか海外で暮らすということは縁遠いことに感じるかもしれません。また、オンラインでつながることができるようになった今、あまり海外で暮らすことの必要性を感じないかもしれません。
それでも、百聞は一見に如かずではないですが、実際に海外で生活してみることは、大変なことも含めてとても良い経験になると思います。世界は本当に広く、いろんな人たちがいます。そして、皆さんの将来も、きっと皆さんが思う以上に大きな可能性に溢れていると思います。
留学や海外生活を通じて、きっとそんな広い世界や大きな可能性に気がつくことができるのではないでしょうか。少しでも興味があればぜひ、挑戦してもらいたいと思います。
ハーバード大学公衆衛生大学院の卒業式の様子。
(坂元さんは右から2人目)
坂元さん、ありがとうございました。
マサチューセッツ通信では、北海道とマサチューセッツ州の姉妹提携30周年を記念し、周年記念に関する行事やマサチューセッツ州の情報や現地で活躍されている方などを紹介していきます
バックナンバーはこちらからご覧ください
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