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根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第30回目の難読地名は【養老牛】です。 中標津町内の内陸部に位置する地名です。 中標津町内にある、温泉地の名前にもなっています。この温泉は渓流沿いに立地しており、鳥の声や川の流れを楽しむことのできる、温泉です。 養老牛の名前の由来は諸説あります。(1)「iwor-us-i」(狩猟地にある川)(2)「e-or-us-i」(頭が水についているもの)これは、山の出崎が水辺に突き出ているところを意味します。(3)「i-oro-us-i」(それを水につけるいつもするところ)これは、ここで繊維を作るため、温泉水に楡皮を浸したのではないかという説です。(4)「e-wor-us」(頭をいつも水に突っ込んでいる)これは、標津川の中にある立岩の一部が水面に出ているものを指している説です。 養老牛温泉区には3軒の温泉宿があります。温泉につかるだけではなく、周囲の自然散策もこちらの温泉の魅力です。しっかり運動したいなら、標津岳を登山することもできますし、軽く散策ならば、近くに養老の滝もあります。 雪をかき分け山道を散策しましたが、雪に覆われた養老の滝へはたどり着きませんでした。 ただ、十分な森林浴の中で、出会いもありました。 ところで動物というものは、その姿をのみ見るべきものでしょうか。雪の積もった山道の途中には、数多くの動物の足跡がありました。 (上)様々な動物の足跡(左)自分の足跡もくっきりと残ります 冬の雪で、滝は見ることができませんでしたが、動物の足跡が残ります。 足跡の大きさや一歩一歩の間隔から、どんな動物が住んでいるのか想像するのもおもしろいかもしれません。動物がふと立ち止まったり、左右に振れながら歩いていたりと、それぞれの特徴が垣間見られます。 いろいろな動物が通った跡が残ることで、時間の軸を離れて一緒に山道を歩いているような気分にひたれました。 さて、今回の難読地名の読み方、地元ではヨウロウシ、ヨロウシなどとも呼ばれています。正確にはヨウロウウシと読むようです。広い北海道でのドライブも安全運転で。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/ *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2012.04.05
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第29回目の難読地名は 【昆布盛】です。 根室市の太平洋側にある地名です。落石から、さらに市街地よりの場所にあり、岬が囲む湾の中に港町が形成されています。 アイヌ語で「kompu-moi」(昆布・湾)が、この地名の由来です。昆布は、日本語でもアイヌ語でも同じ発音で、同じ意味を示します。そのため、北海道内には昆布のつく地名が何か所かあります。釧路町には同じ読み方をする「昆布森」が、羅臼町には「昆布浜」があり、どちらの町も、昆布漁が盛んに行われています。 羅臼町 昆布浜 上の写真をトリミングせず表示すると、次のような状況になっています。昆布盛会館前 牧草地などの草原に隣接した林のある場所が、シカにとって最高の環境です。道東地域はその条件を満たすところが多くあるため、どこに行ってもエゾシカに遭遇します。昆布盛や落石では、民家のある場所にまでシカが顔を出します。一時は絶滅の危機にまで瀕したエゾシカも、珍しいものではなくなる程に数を増やしています。カメラに顔を向ける野生のエゾシカ 実は、このエゾシカ、食肉としてもおいしくいただけます。高い栄養価が広告されていますが、もみじ鍋、ハンバーガー、カツなど調理方法の幅広さも魅力のひとつです。 オススメの調理方法をひとつご紹介します。○まずは、そぎ切りにしたエゾシカ肉を、味噌を溶いた酒でもみ、下味をつけます。○これに小麦粉をまぶし、溶き卵にくぐらせます。○油をひいたフライパンに並べ、ほどよく火が通るまで加熱し、ひっくり返します。○肉の上に刻んだ小ネギとチーズを乗せ、フライパンに蓋をし、しっかりと熱を通します。○熱が通ってチーズがとろりと溶ければ、エゾシカのピカタの完成です。 北海道のホームページでは、エゾシカ料理に関するあれこれが紹介されています。→ 「シカの日」サイト さて、今回の難読地名の読み方はコンブモリでした。広い北海道でのドライブも安全運転で。 *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/ *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2012.03.30
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第28回目の難読地名は 【落石】です。 初田牛や長節でも取り上げました、JR北海道の通称花咲線が通る、太平洋側に位置した地域です。 右のような看板はよく見かけますね。ただ、読み方は異なります。 この落石という地名の由来は、アイヌ語にあります。島のような山が、低く細い陸地を通じ内陸の山とつながっていることをさして、「ok-chish」(うなじ・中くぼみ)と名付けられました。つきだした落石岬の山が頭、低いところが頸部に見たてられています。 落石岬はサカイツヅジの自生する場所です。旧無線局や灯台の付近を散策する、フットパスの体験をすることができます。コースに沿って歩けば、アカエゾマツやミズナラなど北海道特有の自然を楽しめ、リフレッシュできることでしょう。 フットパスコース中の車止めここから先の散策は、徒歩でのみ 落石フットパス体験の詳細ページはこちら。散策前には必ずご確認ください。 落石港からは、珍しい野鳥や海棲動物を間近に観察できる、ネイチャークルーズ船に乗ることもできます。しかもここでは、地元の漁師の方が操縦する漁船に乗り、ガイドを受けられます。落石漁港落石港へ下るしお風ロード落石港に停泊している漁船(クルーズに使用される船とは異なります)落石ネイチャークルーズ体験の詳細ページはこちら。予約等について説明が載っています。さて、今回の難読地名の読み方はオチイシでした。広い北海道でのドライブも安全運転で。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/ *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2012.03.22
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第27回目の難読地名は【矢臼別】です。 別海町南部の、広大な土地を指す地名です。見渡す限りの牧草地が広がり、「北海道は広い」ということを実感できる地域です。 矢臼別の地名の由来となったアイヌ語は、「onne-ya-us-pet」(網曳きの大川)です。網で魚を捕らえる場所という意味で、もともとは川を指していました。現在でも、この言葉は川の名前に残っており、ヤウシュベツ川、ポンヤウシュベツ川、ケネヤウシュベツ川が風蓮湖に注いでいます。 この辺り一帯の広い牧草地は、牛の放牧のためのものですが、その始まりは、昭和48年から行われた、新酪農村という国家プロジェクトによる整備にあります。このプロジェクトにより、根釧台地に広くまたがって、経営規模が大きく、近代的な機械化された大規模酪農村ができあがりました。360度広がる別海町の牧草地(画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます) そして、その一帯を見渡すことのできる展望塔がいくつか建てられました。その一つが、新酪農村展望台です。鉄骨がむき出しの鉄塔ですが、しっかりとした造りのため、安心して登ることができます。周囲を遮るもののない丘の上に建てられた10mほどの展望台に登ると、遙か先まで広がるパノラマを見下ろせます。展望台の下には、新酪農村建設記念碑と、乳牛のイラストとプロフィールが書かれた看板が設置されています。新酪農村展望台 奥行臼でも紹介した、駅逓では必ず置かれていた馬もまた、北海道の開拓期に必要不可欠な存在でした。開墾のための労働力や、移動のためなど貴重な働き手として活躍しました。その馬を大事にする文化がはぐくまれ、馬頭観音を祀っている場所が多くあります。南矢臼別地区にもその一つ、南矢臼別馬頭観世音像が観音堂と共に地域の人たちによって大切に保存されています。さて、今回の難読地名の読み方はヤウスベツでした。広い北海道でのドライブも安全運転で。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/ *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2012.03.14
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第26回目の難読地名は【幌茂尻】です。 根室半島を根室市街地に向かって移動したときに、市街地の入口付近にある地名です。穂香よりすこし西側になります。 この幌茂尻という地名の由来は、アイヌ語の「poro・moshiri」(大・村)という言葉にあります。「moshiri」は直訳すると島という意味です。ただ、ここでは「poro・moshiri」を、先祖から住んでいた大事な土地という意味で使っているため、島ではなく土地、村と訳されています。幌茂尻漁港 3月頃根室市で獲れる海の幸といえば、コマイ、タラ、ニシンでしょうか。カスベやメンメといった魚も、水揚げされています。 この地域に、幌茂尻の地名がつけられた漁港があります。幌茂尻もかつては、ニシン漁が盛んでした。現在ではウニを獲るための漁船が集まる漁港となっています。根室市内でもそれほど大きな港ではありませんが、のんびりとした時間が流れている穏やかなところです。 温根沼大橋近くの目立った場所にも、同じ名前の漁港がありますが、こちらは、幌茂尻漁港(温根沼分区)となっていて、地域名称としては温根沼です。 真冬にはここ、根室市にも流氷が接岸します。 特に幌茂尻漁港では、夕日を重ねてみることのできる場所で、きれいな景観を独り占めすることができます。 オオワシやオジロワシが徐々に北へと渡って行っていますが、流氷はまだ岸を離れていません。今が流氷を楽しめる最後のチャンスです。 黄昏の流氷 さて、今回の難読地名の読み方はホロモシリでした。広い北海道でのドライブも安全運転で。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/ *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2012.03.08
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第25回目の難読地名は 【俵真布】です。 中標津町内の市街地を流れる川の名前です。上で表示している漢字の地名は、カフェとギャラリーを併設した、中標津町内にあるお店の看板です。 まずは、俵真布川をご覧ください。 写真の奥の方には、雪印メグミルク株式会社なかしべつ工場が建っています。ここは、東洋一の規模を誇るチーズ工場です。基本的には企業向け商品だけを製造しています。ただ中標津町内でのみ、ここでつくられたゴーダチーズの大きな固まりを購入することができます。商工労働観光課特産品紹介ページ 中標津ゴーダチーズ標津川支流俵真布川 この川の名前は、もともとはアイヌ語の「tai-oro-oma-pet」(林の・内に・ある・川)という言葉が由来となっています。市街地の中心を流れる川で、現在では周囲に林はなくなっています。 また、中標津町内には俵橋という地名もあります。こちらは、第14代北海道庁長官の俵孫一の視察のため、繁忙期に不眠不休で標津川に橋を架け、これに感動した俵長官が命じ新設した橋の名前を俵橋とした史実に由来します。 同じく俵の文字が使われていても、その起源がアイヌ語と和語で異なっています。 この地は、中標津町の商業発祥の地です。別海町奥行臼でもご紹介した、駅逓所が大正3年に置かれ、交通の要所として日用品などの商いを行っていたことが、この辺りの商業地としての始まりです。その後の区画整理等により、この地を中心に商業地として大きく発展しました。その軌跡を受け継ぎ、今後の更なる商業の発展と魅力あるまちづくりを祈念して、俵真布川沿いに石像が建造され、設置されました。「あきんど君」は荷車を引いています 名前を「あきんど君」といいます。もともとマフラーや帽子を被っていたわけではなく、冬の間寒さを防ぐため、町民の善意によって寄贈されたそうです。町中の愛される存在として、中標津町を見守っています。さて、今回の難読地名の読み方はタワラマップでした。広い北海道でのドライブも安全運転で。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/ *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2012.02.29
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町へ飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第24回目の難読地名は【飛仁帯】です。 羅臼町北部にある地名です。オホーツク文化を源流にもち、9世紀から13世紀に発展した道東地域の文化様式は、最初にこのあたりで出土物を発見したため、文化名称としてこの地域の名前が用いられています。この文化を知る遺跡としては、斜里町宇登呂(ウトロ)地区にあるチャシコツ崎が有名です。 この地域の名前の由来は、アイヌ語の「tope-ni-tai」(イタヤカエデ・木の・森)です。イタヤカエデは天狗のうちわのような形の葉の広葉樹です。アイヌは、イタヤカエデから樹液を採取し、その蜜を調理などに利用していたようです。 ここに、平成22年3月をもって閉校した飛仁帯小学校がありました。オジロワシが見下ろす校庭には、遊具が今も残されています。飛仁帯は、戦後の漁田開発事業により道南をはじめ、各地からたくさんの漁業者が入植し、海岸沿いに集落を形成したという歴史を持っています。飛仁帯小学校跡 飛仁帯橋の看板から北海道道87号を少し南下したところに、クジラの見える丘公園があります。羅臼町では、海に出てクジラやイルカなどの海獣を観察する、ネイチャークルージングができます。また、クジラの見える丘公園は見晴らしのよい場所に展望台が設置されている、陸地からの海獣観察ポイントです。双眼鏡を片手に、ホエールウォッチングをお楽しみください。 クジラの見える丘公園入口看板(写真左)展望デッキへ至る坂道(写真右) この坂道を登っていきますと、展望デッキがあります。目印となる展望台付近の灯台(写真左)展望デッキ(写真右) 冬期間は写真のとおり、道も展望デッキも排雪がされていないため、使用は困難です。しかし夏場は、この丘を車で登ることができます。 とても眺めのいい景勝地です。今年の夏は、ぜひご自分の目で堪能してください。さて、今回の難読地名の読み方はトビニタイでした。広い北海道でのドライブも安全運転で。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/ *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2012.02.21
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第23回目の難読地名は【九虫】です。 別海町の尾岱沼から北へ進んですぐの場所に流れる川の名前です。橋の名前は当てられた漢字をそのまま読んだ、クムシ橋となっています。 名前の由来はアイヌ語です。「kom-ni-ushi」(槲(かしわ)多いところ)という意味が語源のようです。この場所に限らず、旧くは漢字表記されていた場所でも、カタカナ表記に統一されたり、易読化されたりすることによって、難読地名が減少しているように感じられます。 九虫川の今は、このようになっています。 九虫橋から下流(写真左)上流(写真右) 川が結氷し、雪の積もった上に鹿の足跡が縦横に続いています。この場所は野付半島によりオホーツク海に直に面してはいないため、流氷が接岸することはありません。しかし淡水が交じった海面も結氷するので、足跡は遙か先まで途絶えません。 この近くには、尾岱沼ふれあいキャンプ場があります。野付半島や北方領土がどの位置からでも見られるようキャンプ場に段差が設けられています。管理の行き届いたキャンプ場のため人気があり、夏には多くのキャンパーで賑わいます。バンガローや貸しテントの他に、寝袋なども貸し出しがなされているため、軽装備でもキャンプを楽しむことができます。近くの尾岱沼漁港で魚介類を調達し、バーベキューで海の幸を楽しむのがオススメです。 バンガロー群(写真左)とオホーツク海の眺め(写真右)さて、今回の難読地名の読み方はコムニウシでした。広い北海道でのドライブも安全運転で。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/ *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2012.02.15
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第22回目の難読地名は【ベキシリ】です。 この山は、標津町内の市街地にあります。多くの地図等にはのっていないのですが、高潮や津波の際の避難場所として、町内の方であれば皆さんご存じのようです。 既に読み方を記載しておりますが、NHK釧路放送局より平成7年に出された『釧路・根室地方の地名の読み方』に難読漢字が当てられていたため、その音を頼りに標津町へうかがいました。この冊子は、難読な地名の多い根釧地域を報道する際に、地名・河川・山などの正しい読み方をするため編纂したものであるとのことです。 結果として、現在の標津町の該当地区、地図等ではカタカナ表記しかされておらず、漢字表記は見つけることができませんでした。 地名の由来についても、参考となる文献が見あたらず、「標津町図書館」、「標津町ポー川史跡自然公園」の職員の方々にご協力いただき、次のように教えていただきました。 ベキシリは、『和名ではなさそうなので、アイヌ語の線で考えてみたいのですが、「ベキ」という音はアイヌ語には存在しません。なので本来あったアイヌ語地名が、開拓以後に読み替えられて今に残った地名と考えられます。 一方の「シリ」については、「大地」「島」という意味があります。 そこで「ベキ」の本来の読み方を推定するのですが、インターネットで調べてみたところ、浦河町の地名にペケレメナという場所があり、その当て字に「可禮皆」(ベキ レイ ミナ)が使われています。 この事例を考慮し、仮にベキの元がペケレだとすると、意味は「澄む」「清い」「明るい」となります。 ペケレシリとして、澄んだ島、明るい島といった感じになります。そこで、あくまで一説ですが、「クナシリ、知床連山を一望できる、見通しの良い高台であることからついた」のではないか』ということでした。他の説も考えられるとのことです。 ベキシリ山は大きな山ではありません。その山全体が陸上自衛隊標津分とん地のため、通常時は進入できないようになっています。 すぐ裏手には、望ケ丘森林公園があり、こちらでは夏はパークゴルフ、冬は歩くスキーを楽しむことができるようになっています。 雪の中、シュプールが描かれています 望ケ丘森林公園の歩くスキーコースに沿って山を登っていくと、頭上から鳥の木をつつく音を聞くことができます。姿を探しましたが、カメラに収めることはできませんでした。雪や周囲の木々が音を吸い込むようで、ふと気がつくと、すぐ近くを走る車の音が遠くに感じられます。 背の高い木々に囲まれたスキーコースには、動物の標識看板が設置されています 望遠鏡などの装備をそろえて散策を行えば、コゲラやアカゲラの姿を発見できるかもしれません。 アカゲラの姿(ベキシリ山に生息する個体ではありません)さて、『釧路・根室地方の地名の読み方』に記されている難読字は碧柴里でした。広い北海道でのドライブも安全運転で。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/ *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*
2012.02.09
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第21回目の難読地名は【於尋麻布】です。 羅臼町にある漁港に使われている地名です。以前は地名として使われていましたが、現在は漁港に使われるのみです。この辺り一帯は、末尾2文字だけをとって、麻布町(アサブチョウ)と呼ばれています。 現在、麻布町にある、精進川のアイヌ語名が「otani-omap」(麓に樺の樹のあるところ)でした。このアイヌ語に、御尋麻布の漢字を当てたのがもとでしたが、文字が転化し、現在の於尋麻布という字が当てられるようになりました。 於尋麻布漁港では、サケ・マスの定置網漁や、スケソウタラ・カレイの刺網漁などを行う船舶が集まっています。 また、クロガシラやマガレイ、ソウハチなどの平物やコマイなどの釣れる、釣りの名所でもあるようです。 漁港の様子、しばらくすると流氷が海面を覆います 羅臼で獲れるサケを加工し、カツオ節ならぬサケ節を作る会社が麻布町にあります。サケ節は、うまみ成分が豊富で、甘みが強く、苦みやえぐみが少ない点が特徴的で、出汁に使えるだけでなく、和食や洋食に使える万能な食品として、今後の食べ方が模索されています。 先日開かれた羅臼サケ節フォーラムでは、サケ節を出汁に使った石狩鍋、サケ節ロール巻き、サケ節ムースが提供されました。 サケ節フォーラムで提供された試食メニュー この地名は難読地名としては有名のようです。水産庁ホームページ内、漁港漁場情報箱の中にあるおもしろデータ集でも、難読漁港名として、取り上げられています。水産庁ホームページhttp://www.jfa.maff.go.jp/index.html 該当ページhttp://www.jfa.maff.go.jp/j/gyoko_gyozyo/g_zyoho_bako/date/sub83.html さて、今回の難読地名の読み方はオタズネマップでした。広い北海道でのドライブも安全運転で。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/ *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2012.02.01
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第20回目の難読地名は 【尾岱沼】です。 酪農日本一の別海町にある、海に面した地域を指す地名です。ここにある尾岱沼漁港では、別海ジャンボホタテバーガーに使われる大ぶりのホタテが水揚げされます。 沼という文字から、近くに湖沼がありそうな地名ですが、尾岱沼の由来となったアイヌ語では、沼という意味はありませんでした。もともとは「ota-etu」(沙・岬)という言葉が指すとおり、砂嘴(さし)を意味していました。沼の文字は、茨散沼や温根沼などの他地域との関係から、アイヌ語の音が元になった当て字です。 尾岱沼からは、日本最大の砂嘴(海流により運ばれた砂が長年に渡って堆積して作られた地形)である、野付半島と、北方領土国後島、その背後に羅臼町の知床連山を一望できます。水平線の黒い線が野付半島、左側の山が国後島の泊山、右奥の山は羅臼山 漁港からは、野付湾の自然を体験できる遊覧船が出ています。現在は冬期間の休業中ですが、4月下旬から運航が再開される予定です。この遊覧船からはアザラシの群れなども見られます。 冬の尾岱沼漁港 クルージングで見られる野付半島と打瀬舟は北海道遺産に選定されています。打瀬舟はホッカイシマエビ漁に使われる、船底の浅い三角帆を立てた帆掛け船です。野付半島の風物詩でもある打瀬舟は、ホッカイシマエビの生息するアマモという海草を傷つけないようにスクリュー船ではなく、帆船を使用しています。自然環境と産業が調和し、現在も残されている景観です。漁港内で描かれている尾岱沼漁港の海の幸と打瀬舟さて、今回の難読地名の読み方はオダイトウでした。広い北海道でのドライブも安全運転で。※写真はクリックにより拡大されます*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/ *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2012.01.25
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第19回目の難読地名は【和田牛】です。<地図の出典> この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものです。 中央の経緯度 北緯43度10分37.5秒 東経145度19分25.7秒この位置へのリンクhttp://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?longitude=145.32380555599&latitude=43.177098238399地図閲覧サービス(ウォッちず)トップページhttp://watchizu.gsi.go.jp/ 根室市と釧路地域浜中町との間を流れる小川です。付近に標識などもなく、地図だけを頼りに、現場へ参りました。上図、和田牛川を境に西側が浜中町、東側が根室市です。 和田牛川はこのような川です。 地図上で確認できる川との唯一の接点として、北海道道142号を走行していましたが、和田牛川に架かる橋もなく、沢も道道からは見えないため、発見にてこずりました。川の写真を撮るために、藪を分け入っています。 和田牛川の名前の由来となったアイヌ語は、「o-watara-ushu-i」(川尻に・岩が・ある・もの)だと考えられます。元々のアイヌ語にはなかったのですが、現在では読み方に促音が入っています。先ほどの地形図でも、河口付近の地名として「ヲワ"ツ"タラウシ」と促音が含まれています。これは、淵や湾を示す「hattar」の意味に影響されたか、近くにある地名、初田牛の読み方に影響されたためと考えられています。 川尻の岩を探しに河口へ向かってみましょう。 ここが河口です。泳ぐことはできませんが、プライベートビーチのような自分だけの空間を感じられる景色が広がっています。ごつごつとした岩に、波しぶきがつららをつくっていました。 話は変わりますが、この付近で、私の考える「道東の冬の景色」を撮影できました。 電柱の上に留まるオオワシ オオワシもタンチョウやハクチョウに並び、道東の冬を象徴する鳥です。このオオワシが立木や流氷の上に留まる壮観な眺めを楽しめるだけでなく、カラスのように電柱というありきたりな場所でも見られるというところが道東の雄大さ、魅力だと思います。 なお、同じ大型猛禽類のオジロワシ(尾白鷲)だけでなくオオワシも尾が白いです。見分け方は肩口が白い方がオオワシ、体色が全体的に茶がかったグレーであればオジロワシです。さて、今回の難読地名の読み方はワッタラウシでした。広い北海道でのドライブも安全運転で。※画像はクリックで拡大表示されます*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/ *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2012.01.19
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第18回目の難読地名は 【沖根辺】です。 根室半島太平洋側に位置する温根沼から数キロメートル、半島の先端よりのところにある地名です。友知と歯舞の中間に位置しています。 旧くは沖根別川周辺に沖根辺村が作られ、沖根婦川周辺に沖根婦村がありましたが、時代の流れとともに、根室市に合併されました。沖根辺はその流れの中、バス停として今でも名前が残っています。現在、このあたり一帯を指す地名は双沖といいますが、これは沖の使われていた村が2つあったことに由来しています。 沖根別川(写真左)と沖根婦川(写真右) この沖根別と沖根婦はどちらも同じ言葉が由来となっています。アイヌ語で、(1)「o-kene-pet」(河口に・榛の木・川)もしくは、(2)「o-pine-pet」(川尻が大きくなっている・川)と考えられています。松浦武四郎の日誌にはオヒ子ベツと記載があったようです。これは(2)の音をもとにしたものでしょうか。 先日、1月1日には北海道最東端の納沙布岬をはじめとして、きれいな初日の出を迎えた根室地方ですが、東方から昇る朝日の美しさは、1月中旬になっても変わりません。しばれる空気が風景を引き締めているように感じます。これからどんどん朝が早くなっていきますので、空のグラデーションを楽しむには、真冬の寒い時期がオススメです。 さて、今回の難読地名の読み方は沖根辺:オキネベ 沖根別:オキネベ 沖根婦:オキネップでした。 広い北海道でのドライブも安全運転で。 *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/ *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2012.01.11
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第17回目の難読地名は【温根沼】です。 温根沼は根室市街地にさしかかる位置にある大きな汽水湖の名前です。また、そのあたり一体を指す地名でもあります。湖は、春国岱、長節湖と同じように、根室十景のひとつとなっています。 上にのせた温根沼大橋は、温根沼とオホーツク海のつながった部分の上を渡した橋です。下の写真で、向かって橋の右側はオホーツク海になります。温根沼大橋 ここにある温根沼は、相当大きな湖で、周囲約15kmもあります。表側(国道44号)からみた温根沼(写真左)、裏側(北海道道142号)からみた温根沼(写真右) この温根沼という地名の由来は、アイヌ語の「onne-to」(大きい・沼)からきています。この大小を表す言葉は、見た目に大きかったり小さかったりするだけではなく、周囲の似たものと比較して、大きい(小さい)ものにもつけられます。 また、沼だけでなく、岩や川などにも「onne」の言葉はつけられるため、似たような地名が道内各地にあります。例えば、根室市内にも温根別「onne-pet」(大きい(主たる)・川)、温根元「onne-moi」(大きい・湾)、釧路湿原には、温根内「onne-nai」(大きい・川)があります。 根室市内にある温根元 アイヌはコタン(集落)を中心とした世界を形成しており、コタンごとに同じ名付け方をするため、同じ地名が各地に現れることとなります。 温根沼も、根室市内だけで2か所あります。2つの距離は車で20分も離れていません。友知内陸部にある根室市内もう一つの温根沼 さて、今回の難読地名の読み方は温根沼:オンネトー 温根別:オンネベツ 温根元:オンネモト 温根内:オンネナイでした。 広い北海道でのドライブも安全運転で。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/ *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2012.01.06
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第16回目の難読地名は【長節】です。 長節湖は根室半島付け根近くの、太平洋に面した周囲約5kmの湖で、根室十景のひとつです。長節はその辺り一帯を指す地名です。 十勝地域、豊頃町にある長節湖とは読み方が異なります。 この地名の語源となったアイヌ語は、(1)「ti-o-pus-i」(我ら・自ら・破る・もの)つまり、勝手に破れるものというとらえ方と、(2)「chep-us」(魚・処)というとらえ方が考えられています。(1)は、水量が増すことで沼が自然と破れ、海とつながることを意味しています。(2)は水量の増加によって沼と海とがつながることで、ボラが多く発生することを意味しています。 夏は湖畔をハイキング、冬は結氷した湖に穴をあけ、ワカサギ釣りを楽しむことのできる湖です。湖面全体に氷がはるにはまだ早いのですが、冬至をまたぐこの時期は冬の北海道を特徴付ける低い太陽が、朝は太平洋、夕は長節湖に反射します。横から照らす太陽の、まばゆい日差しを楽しむことができます。長節湖 遠景・朝(写真左)近景・夕(写真右) 最寄り駅はJR西和田駅になります。釧路から先の根室本線は「花咲線」の愛称で呼ばれ、牧草地、海岸沿いや針葉樹林の中など、様々な景色を繰り返しながらゆっくりと進みます。 JR西和田駅の近くでは、線路と車道が並んで敷設されています。1両編成のJRと車道が併走さて、今回の難読地名の読み方チョウボシでした。広い北海道でのドライブも安全運転で。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2011.12.27
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第15回目の難読地名は 【春国岱】です。 今週は、根室市街地から、車で15分程離れた場所にある、根室十景のひとつです。春だけではない、冬の姿も美しい春国岱の魅力をお届けします。 春国岱は、オホーツク海と風蓮湖に位置する、細長い砂州を指します。しかし、この春国岱の由来は、アイヌ語の「shunku-nitai」(蝦夷松・林)です。春国岱を形成する砂州や湿原、湖ではなく、その上にある、蝦夷松に焦点を当てた命名です。 砂州の中を木道が通っており、散歩することも出来ます。木道を進んだ先に、現在でも蝦夷松が生い茂った林があります。撮影者の立っているところが砂州、写真左側に風蓮湖(写真左)蝦夷松林の中を通る木道(写真右) 林の中にはエゾシカもいますし、風蓮湖には、タンチョウやハクチョウもいます。エゾシカ(写真左)タンチョウ(写真右) 大型の生物にばかり目がいきがちですが、小型の鳥類も豊富で、時間帯によってはエナガやアカゲラを観察できます。今の時期、運がよければユキホオジロという珍しい鳥を見ることができるかもしれません。筆者の訪れた時間帯には、シジュウカラやゴジュウカラがえさ場に集まっていました。このような鳥は、春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンターの中からも見ることが出来ます。割れた氷に太陽の光が反射(写真左)凍結と融解を繰り返した湖面(写真右)日陰に霜が残り白線が引かれたような木道(写真下)さて、今回の難読地名の読み方はシュンクニタイでした。広い北海道でのドライブも安全運転で。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2011.12.20
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第14回目の難読地名は【初垂】です。 根室市の市街地を流れる川の名前です。上の写真を撮影した橋は、根室市岬町にあります。初垂川の河口付近です。 この地名は、「hattara」(湾)というアイヌ語が由来となっています。長い川ではなく、注ぎ込む河口が湾になっているため、この名がつけられています。 ところで、アイヌは地形を元に地名をつけることが多いのですが、単純に特徴的な地形を地名につけているわけではありません。地名に限らず、アイヌが命名するには、有用かどうかといった判断が関わっています。アイヌにとって意味のあるものには名前をつけるけれども、そうでないものにはアイヌ語で名前がつけられることはありません。 名前のつけられた当時、この湾がどのような役割を果たしていたのかはわかりませんが、明治以降の日本にとって重要な役割を果たしてきた建物が残されています。 旧国後島海底ケーブル通信所 かつて、海底ケーブルが国後島のケラムイ岬と根室市ハッタラ浜間に布設されました。現在もこのケーブルの陸揚げ場所が根室港西のハッタラ浜の岸壁に保存されています。ここは海上遥か先、正面に国後島が遠望出来る場所です。当時は、小屋周辺に柵や門がありましたが、戦後、ケーブルが切られて機能を失って以来荒廃してしまいました。現在は近くの漁家の倉庫に使用されています。 その後時が流れ、現在の初垂川の風景はこのようになっています。川の名前のとおり河口が湾になっているのがわかりますね。初垂川の流れさて、今回の難読地名の読み方はハッタリでした。広い北海道でのドライブも安全運転で。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/ *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2011.12.14
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第13回目の難読地名は【武佐】です。 根室振興局管内にある1市4町の中で最後にご紹介となりました、中標津町にある地名です。雄大な武佐岳のふもとにある広い土地を指しています。 この土地をもともとアイヌ語では「mosa-hai」(いらくさの・繊維)と呼んでいました。「mosa-hai」の後半をとった「mosa」の部分が現在の地名へと変わっていきました。そのため、武佐自体はいらくさという意味があります。 この武佐には、上武佐ハリストス正教会があります。道内に8カ所あるロシア正教の教会のひとつで、現在建っている建物は3代目です。この建物は、生神女就寝聖堂と呼ばれます。中には山下りん作の12大祭イコンが飾られています。事前連絡をすれば、一般の方でも内部の見学が可能です。上武佐ハリストス正教会 取材日は、途中から雪に見舞われました。 そんな中車を走らせていると、雪の似合う大きな白い鳥を発見しました。タンチョウです。何もない牧草地の真ん中に、数羽確認できました。 根室・釧路地域では、世界的に珍しい鳥が集まるため、バードウォッチャーのメッカとなっています。道東には多くの自然が残っていることを感じます。雪の中のタンチョウといったところで、今回の難読地名の読み方はムサでした。広い北海道でのドライブも安全運転で。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/ *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2011.12.09
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第12回目の難読地名は【茨散】です。 別海町の指定する別海十景のひとつ、茨散沼の周辺を指す地名です。別海十景は今までにも、第7回で走古丹をお伝えしましたね。茨散では走古丹とはまた違った風景が広がっています。 この地名の由来は、アイヌ語の「para-san」(広い・棚)であると考えられています。往事、ここに納屋を造り、米や酒、味噌等を函館より取り寄せ囲った場所として、この名がつけられたようです。 茨散沼は春にはミズバショウが咲き、蓴菜(じゅんさい)を採ることもできます。夏にはカヌーを楽しむことができ、また、冬にはワカサギを釣ることもできます。国道から脇道を進んだ先にあるため、隠れた景勝地になっています。 茨散沼の景色 国道沿いにも茨散の看板を見つけることができます。 国道沿いにある地名表示看板 この看板のすぐそばに、大きな動物の看板が備え付けられています。 国道沿いに見られる野付の名産品、ホッカイシマエビ このエビは、目の前の野付湾で捕れるホッカイシマエビです。別海は牛乳の生産が日本有数であり、酪農のイメージが強いかもしれませんが、ホタテや鮭、なによりホッカイシマエビのおいしい漁業の町でもあります。これからはホタテやホッキ、コマイ、チカなどがおいしい季節となります。といったところで、今回の難読地名の読み方はバラサンでした。広い北海道でのドライブも安全運転で。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2011.11.29
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第11回目の難読地名は【古多糠】です。 標津町の中にあるこの土地を走る町道には鮭のシンボルがつけられています。鮭の川釣りが許される忠類川も古多糠を通っています。 この土地の由来となったアイヌ語は「kotanoka」(村跡)です。アイヌの集落をコタン「kotan」と言います。新しい村を意味する走古丹を以前ご紹介しました。同じコタンとつけられていますが、古多糠はアイヌの集落があった場所、もしくは集落の外れという意味で名付けられました。 標津町を鮭の町として有名ですが、内陸地では酪農も行われています。古多糠は、土地のほとんどが酪農に使われる牧草地になっています。そのため、他では見られないような「牛横断注意」の看板が道路のあちらこちらに立てられています。牛横断注意の看板 牧草地が雪に覆われる冬に向けて、夏の間に牧草を備蓄します。備蓄のためにビニールで牧草をかためたものを牧草ロールといいます。牧草ロールを作る夏の牧草地と、牧草ロールが積み上げられた冬 ところでこの牧草地の中を道路が走っています。北海道が管理、運営する道路なので北海道道といいます。通常省略され道道(どうどう)と呼ばれます。これは都府県における都道、府道、県道に同じものです。この古多糠にある道道は、日本でも北海道にしかない4桁の数字がつけられています。4桁数字の道路は道内には数多くあり、以前紹介した初田牛にも4桁の数字で整理された道路が通っています。古多糠にある道道1145薫別川北線 初田牛にある道道1127初田牛厚床線 取材中に雪が降り始め、道路脇にはうっすらと雪が積もりました。この雪はすぐに溶けてしまうでしょうが、これから冬本番です。 といったところで、今回の難読地名の読み方はコタヌカでした。広い北海道でのドライブも安全運転で。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/ *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2011.11.22
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第10回目の難読地名は 【奥行臼】です。 上の写真はバス停を写していますが、今回も第9回初田牛に引き続き、駅つながりとして奥行臼をご紹介します。現在住所などでは臼を省略する「奥行」として用いられることもあります。 奥行表示されている看板 先に地名の由来を解説すると、ここはアイヌ語の「ukoiki-ushi」(争闘せし・処)が語源となっています。根室アイヌと厚岸アイヌが戦った場所として、争闘するという語が当てられました。前回初田牛で「牛」と漢字が当てられたアイヌ語の「ushi」ですが、奥行臼では「臼」が当てられています。 上にも書きましたが、ここには駅があります。そうはいっても現在は使用されていません。廃線となった標津線、奥行臼駅舎跡です。別海町の南の玄関口として、昭和8年から平成元年まで使用されてきました。 廃線時のまま保存された奥行臼駅 またここには駅逓所(えきていしょ)跡もあります。駅とついていますが、列車の走る場所ではありません。駅逓所とは、明治から昭和初期まで、北海道の交通が不便な辺地に交通補助機関として、宿泊・人馬継ぎ立てや郵便業務を担うために作られた建物です。 当時の景観が残された奥行臼駅逓所 こちらの奥行臼駅逓所は、平成23年9月21日に国の史跡として指定されました。 ※今回紹介したどちらの施設も現在11月15日は冬季閉館中です。5月1日から10月31日までの期間は中に入り見学することができます。といったところで、今回の難読地名の読み方はオクユキウスでした。広い北海道でのドライブも全運転で。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/ *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2011.11.15
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第9回目の難読地名は 【初田牛】です。 酪農地帯である根室地域にあって、牛の文字が使われているここも、乳牛の飼育が盛んです。名は体を表すかのような地名ですが、この牛にはどのような意味があるのでしょうか。 こちらの地名の由来は、アイヌ語にあります。(1)「hat-ta-ush-i」(ブドウを・採る・いつもする・処)と(1)「hattar-ush-i」(淵が・付いている・もの)と2通りの解釈がなされています。どちらも研究者のアイヌへの聞き取りによって得られた解釈なのですが、(1)は厚岸アイヌ、(2)は穂香アイヌの回答によるものです。初田牛を挟んで東西のアイヌで解釈が分かれています。名付けられたときから時間が経ち、受け取り方に違いが発生したようです。 ここにはJRの線路が通っており、初田牛駅があります。 初田牛駅外観(写真上) 内観(写真下) 小さな駅舎で、無人駅です。しかし、秘境感溢れる立地と駅舎であるため、ファンも多いようです。来訪者のためにノートがおいてあり、びっしりと書かれた絵や思い出で埋め尽くされています。この駅を目当てに、全国からいらっしゃるようです。 待合室の椅子の上にそっと置かれた駅ノートを撮らせていただきました 周囲には他に何もなく、夜になると真っ暗な上、鹿の鳴く声が聞こえます。秋に鳴く鹿の声は風流といいますが、鹿が人知れず鳴く道東も、京都・小倉山のように風情を感じることができますね。また、辺りの暗さのおかげで、空を見上げると満点の星空を見ることができます。今の時期は特に雲も少ないので、星の観測にぴったりですね。暗闇の中の初田牛駅ホーム(写真左)・初田牛踏切(写真右)といったところで、今回の難読地名の読み方はハッタウシでした。広い北海道でのドライブも安全運転で。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/ *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2011.11.11
根室振興局産業振興部商工労働観光課です。現在放映中の連続ドラマ、TBS開局60周年記念日曜劇場『南極大陸』に登場する南極大陸のシーンは、今年の冬から春にかけて根室市を中心に道東で撮影されました。10月末の根室ロケ放映以降は、皆さんに根室ロケの雰囲気を感じていただくために根室市内の3ヵ所において撮影で使用した昭和基地などのロケセットが展示されています。ぜひ根室に足を運んでいただきドラマを体感してください。 ▲昭和基地内部の食堂セット 「道の駅スワン44ねむろ」では昭和基地内部の食堂セットの他に、俳優さんが着用した越冬隊員の衣装、写真、犬ぞりなどが展示されています。昭和30年代の小物が緻密に再現されていて当時の雰囲気が感じられます!!▲昭和基地外壁に写真展示納沙布岬にある「根室市観光物産センター」では昭和基地出入り口の外観セットが展示されています。こちらは基地の外の様子が伝わってきます。▲昭和基地出入り口の外観セットもう1ヵ所、「まちなかサロン恋問」では昭和基地模型展示や大型スクリーンでの映像放映を行っています。根室ロケセット展示イベントについてはこちらからどうぞ!!(根室ロケスタッフおすすめマップも掲載されています♪)根室市観光協会ホームページhttp://www.nemuro-kankou.com/events/nankyokutairiku.html
2011.11.08
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第8回目の難読地名は【瀬石】です。 この看板は羅臼町市街と知床岬の中間部分、海岸沿いに見ることができます。世界遺産知床の中にある地名です。この先車で走れる道は3キロメートルもありません。 この地名の由来はアイヌ語の「sesek-i」(温泉)から来ています。アイヌ語でも温泉のことを日本語伝来の「yu」とも呼ぶのですが、北海道の東部では「sesek-i」と呼びます。この辺りでは「sesek-i」がそのまま地名となりました。 温泉の意味として「yu」が使われた地名としては、渡島総合振興局管内の八雲町にある遊楽部「yu-rap」(温泉が・下る)などがあります。ここはユウラップと読みます。 地名の由来のとおり、温泉が湧いています。今も海に面した露天風呂が設置されており、観光客の集まるスポットとなっています。 満潮時の湯船 しかし、写真を見てわかるとおり、満潮時には波が湯船の高さを越えます。そのため、干潮時にのみ入浴が許されています。また、この露天風呂しかないため、入浴できる季節も限られています。夏場の2~3ヶ月間しか入浴のできない秘湯です。 道沿いに滝や巨岩なども見られます。 瀬石の滝(写真左)と熊岩(写真右) このほか、まさにそのものに見える天狗岩などがあります。クルージングなどで海洋に出て知床半島を見ると、さらに多くの滝や奇岩を見ることができます。 また、世界自然遺産に登録された理由のとおり、多くの野生生物が見られます。陸にも海にも、空にも多くの動物を見ることができます。 最も近くで見ることのできる動物は鹿でしょうか。道路脇の鹿 車道沿いに、ときには車道上に鹿がいます。警戒心が強いため、なかなか人間から近づくことはできませんが、鹿が車道に飛び出してくることはよくあります。走行時にはお気をつけください。といったところで、今回の難読地名の読み方はセセキでした。広い北海道でのドライブも安全運転で。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/ *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:釧路町の「難読地名看板ラリー」に参加しました。まち楽記事イベント情報
2011.11.01
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第7回目の難読地名は【走古丹】です。 風蓮湖北部にある、細長い砂州を指す別海町の地名です。別海十景にも指定されるほど、四季に応じた花の移り変わりがすばらしい場所です。 この地名の由来は、アイヌ語の「ashir-kotan」(新しい・村)からきています。根室アイヌ酋長チンペイの力で、別海のアイヌをこの辺りに移住させたため、新しい村と呼ばれるようになったようです。 砂州となっている細長い土地の真ん中に道路が走っています。その両側に様々な野草を見ることができます。砂州を挟む一方は汽水湖である風蓮湖、もう一方は海です。 やち(低湿地帯を指す方言、写真左上)ススキ原(写真右上)黄色い花はエゾオグルマでしょうか(写真下) 道路の先端まで行くと風蓮湖に面し、そこには走古丹漁港や風蓮湖畔公園があります。この漁港では、クロガシラなどのカレイや、鮭を釣ることができます。 ←風蓮湖畔 ←走古丹漁港に置かれた漁具 風蓮湖畔公園にあるハチ、ペリカン、クジラの遊具、水平線は風蓮湖→ といったところで、今回の難読地名の読み方はハシリコタンでした。広い北海道でのドライブも安全運転で。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2011.10.26
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第6回目の難読地名は【穂香】です。 穂が香ると書く、非常に優雅な当て字のなされている地名ですね。稲作地帯ではないので、香るのはススキでしょうか。 この地名の由来はアイヌ語で、(1)「pon-i-o-i」(小・蛇・多い・処)から来ていると考えられています。「i」は恐ろしいものや貴重なものの名をいうのをはばかって用いた代名詞ですが、穂香では名を呼ぶのをはばかられる恐ろしいもの、貴重なものが蛇であるようです。これに対して(2)「po-ni-o-i」(小さい・木片・多い・処)であるというとらえる考え方もあります。稚樹の多いところと理解されています。漢字からは想像が付きませんね。 内陸部には北方四島交流センター「ニ・ホ・ロ」があります。北方領土の歴史を映像などで解説していたり、日本とロシアの生活様式を体感できる施設があったりします。ビザなし交流にも活用されています。 北方四島交流センター 外観はガラス張りのモダンな建物です また、隣には広い土地があり、イベントにも活用されます。一面の芝生(写真左)に屋台も並びます(写真右) 一方で海沿いには、史跡もあります。アッケシエトチャシ(キナトイシチャシ)というアイヌの砦跡で、日本100名城のひとつ、根室チャシ跡群の一部です。ただ、ヲンネモトチャシを除いて、根室チャシ跡群に近づくのはなかなか困難です。 キナトイシチャシ最寄りのバス停 キナトイシはアイヌ語で「kina-tuye-ushi」(蒲を・切る・処)という意味です。蒲(ガマ)はゴザを編むのに用いられました。 根室湾を挟んで国後島と知床半島が陸続きのように見えます。この日、知床半島には雲がかかっているようです といったところで、今回の難読地名の読み方はホニオイでした。広い北海道でのドライブも安全運転で。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/ *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2011.10.18
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 また、難解な地名は探すだけでも面白いものです。ですが、地図上を散歩するだけでは終わらせません。実際に町に飛び出し難読地名を探しに行きましょう。 難読地名の由来とあわせて、地域情報を簡単にお伝えしていきます。第5回目の難読地名は【標津】です。 根室振興局管内の標津郡には、標津町と中標津町の2つがあります。北海道のオホーツク海に面したところに標津町、内陸側に中標津町が位置しています。 この標津という地名の由来はアイヌ語の(1)「shipe-ot」(鮭・多くいる)という説があります。また、(2)「shi-pet」(大・川)をあげる説があります。(1)はこの辺りが鮭の漁場であることからの解釈であり、(2)は道内の処々にある同音地域との比較による解釈です。 上川管内、名寄市の南にある同音地名の士別市は、「shi-pet」(大きい・川)が由来であると解釈されています。剣淵川を支流、天塩川を本流と見ることにより、名付けられています。 標津の由来にもあげられているように、標津町を流れる標津川は鮭の遡上で有名な河川です。そのため、標津町のあちらこちらで鮭を見ることができます。 町道を示す看板には紅鮭が描かれています 標津サーモン科学館では秋になると目線の高さで鮭の遡上を見られたり、忠類川では全国でも少ない、川でのサーモンフィッシングが楽しめたりと、鮭を中心としたまちづくりが行われています。 また、全国で初めてメロディーロードを導入した町でもあります。メロディーロードはアスファルトに彫る溝の深さを変えることで、タイヤとの摩擦による音階を調節し、走行車両が音楽を奏でる工夫を施した道路です。メロディーロードまでの案内とト音記号の道路標識 ここ標津町のメロディーロードで聞くことのできる曲は、『知床旅情』です。案内に導かれ車を走らせると見慣れない道路標識がありました。演奏開始地点と終了地点に道路標識が立っています。開始はト音記号ですが、終了はどのような標識でしょう。答えは現場でご確認ください。といったところで、今回の難読地名の読み方はシベツでした。広い北海道のドライブも安全運転で。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/ *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*
2011.10.11
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 難読地名の多いことで有名な北海道ですが、根室振興局管内でも非常に多くの難読地名があります。「アイヌ語を起源としていて、無理矢理漢字を当てているから難しい」という説明に終わってしまうことの多い北海道の難読地名ですが、ではもともとのアイヌ語ではどのような意味なのでしょうか。そしてもともとの意味は今の状況と、どの程度適合するのでしょうか。 地名の由来にあわせて地域情報を簡単にお伝えしていきたいと思います。第4回目の難読地名は【友知】です。 簡単な漢字が2文字並んでいるだけなのに、音読みで読んでいいのか、訓読みで読むべきなのか、はたまた重箱読みなのか迷ってしまいますね。 こちらの地名の由来はアイヌ語で、(1)「tum-sir-usi」(2・岬・間の地)とも、(2)「tu-mosir」(2つの・島)とも言われています。(1)で示される2つの岬とは引臼岬と友知岬の2つか、友知岬と花咲岬の2つを指していると思われます。友知岬と花咲岬で囲まれた土地を友知湾というため、こちらを指すのでしょうか。(2)は沖にある2つの島の名前であったものが、時代の流れにより北海道本島の地名になったと考えるものです。 上の写真のとおり漁港があります。港らしくカモメがとまっていますね(写真左)。また、2枚の写真奥に写っている島が先の(2)説に言う2つの島です。強い海風に吹かれた磯の匂いと、昆布の匂いが全身を包みます。 友知漁港周辺の景色 漁港ばかりあるように思える根室半島ですが、オホーツク海側と太平洋側に挟まれた平らな土地の部分では、酪農も行われています(写真右)。 また、ここにはゴルフコースもあります(写真左)。ゴルフの旗ざおがかすかに見えますでしょうか。 ゴルフ場 牧草地と乳牛 広い土地で乳牛がのんびりと草を食んでいます。酪農独特の甘い香りも楽しむことができます。 第1回から4回程続けてきた根室半島編も今回で一区切りです。今後も管内の不思議な魅力を持った難読地名をご紹介していきたいと思います。といったところで、今回の難読地名の読み方はトモシリでした。広い北海道でのドライブも安全運転で。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2011.10.04
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 難読地名の多いことで有名な北海道ですが、根室振興局管内でも非常に多くの難読地名があります。「アイヌ語を起源としていて、無理矢理漢字を当てているから難しい」という説明に終わってしまうことの多い北海道の難読地名ですが、ではもともとのアイヌ語ではどのような意味なのでしょうか。そしてもともとの意味は今の状況と、どの程度適合するのでしょうか。 地名の由来にあわせて地域情報を簡単にお伝えしていきたいと思います。第3回目の難読地名は【歯舞】です。 北方領土の一部でもある歯舞群島として、読み方は有名ですね。しかしこの歯舞群島は歯舞村所管の島という意味でした。歯舞は北海道本島の地名です。 歯舞の地名の由来はアイヌ語が起源ですが、2つの説があげられています。(1)「apu-oma-i」(氷・の中にある・処)もしくは、(2)「apo-mai」(流氷・ある・もの)の2つです。冬になれば流氷に閉ざされていただろう事が想像できますね。 珸瑤瑁では日本最東端の学校がありましたが、中学校の最東端はここ歯舞にある根室市立歯舞中学校です(写真左)。最東端の中学校であることを強調する看板も立てられています。 また、かなりオシャレな郵便局もありました(写真右)。ただし、最東端の郵便局ではありません。 根室市立歯舞中学校外観 歯舞郵便局外観 さらに細かな地名になりますが、難読地名が潜んでいます。【婦羅理】です。 こちらの由来は(1)「hurar-moi」(臭気・湾)もしくは、(2)「hurar-moi」(霧・の湾)の2説があげられています。(1)は湾内の昆布からたちこめる、臭気が甚だしいということが理由のようです。 現在では漢字で表記することがないのか、町中での漢字表記は見つけられませんでした。 婦羅理にあるバス停(写真左)とその時刻表(写真右)こちらの読み方はフラリです。 婦羅理の由来からもわかるとおり、ここは昆布の漁場として有名です。歯舞昆布と聞けば醤油を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。この日もあちこちで昆布を干していらっしゃいました。 昆布の天日干し、乾いていない昆布は竿竹にかけて運びます といったところで、今回の難読地名の読み方はハボマイでした。広い北海道のドライブも安全運転で。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:
2011.09.29
根室振興局産業振興部商工労働観光課です。ただいま根室(ねむろ)管内は秋鮭漁が最盛期を迎えています。今回は、「鮭の町」標津(しべつ)町で開催される『第47回しべつあきあじまつり』をご紹介します。標津漁師の心意気、食の安全とおいしさをPR、大人気のイクラ丼 (1,200食限定)を無料提供します。グルメ屋台村でお腹を満足させたら激安販売で朝獲りあきあじを買って、あきあじ大漁つかみどりレースに参加して、一日あきあじにどっぷりつかってみませんか? 日程:平成23年9月25日(日) 10:00~14:30 場所:標津町 「標津サーモンパーク特設会場」内容:あきあじ激安販売、 あきあじ大漁つかみどりレース、 イクラ丼無料提供 他主催:標津町観光協会 TEL(0153)82-2131 標津町商工観光課ホームページhttp://www.shibetsutown.jp/sight/matsuri2.html なお、会場の標津サーモンパーク内に併設している「標津サーモン科学館」では、今年も9/1から標津川と館内の魚道水槽がつながっており、標津に帰ってきたシロザケやカラフトマスの遡上の様子を間近でご覧いただくことができます。お子様が楽しめる体験コーナーもたくさんありますので、ぜひこの機会に、標津町で鮭をまるごと体験してみてはいかがでしょうか!!標津サーモン科学館ホームページhttp://www.shibetsutown.jp/salmon/index.html
2011.09.21
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 難読地名の多いことで有名な北海道ですが、根室振興局管内でも非常に多くの難読地名があります。「アイヌ語を起源としていて、無理矢理漢字を当てているから難しい」という説明に終わってしまうことの多い北海道の難読地名ですが、ではもともとのアイヌ語ではどのような意味なのでしょうか。そしてもともとの意味は今の状況と、どの程度適合するのでしょうか。 地名の由来にあわせて地域情報を簡単にお伝えしていきたいと思います。 第2回目の難読地名は【珸瑤瑁】です。 前回の納沙布岬より道道35号根室半島線を太平洋側に数キロメートル車で走った場所にあります。根室半島の突端部分です。この珸瑤瑁は漢字自体見慣れないものですね。 この名前の由来はアイヌ語で(1)「koi-omai-pet」(波・中の・川)もしくは、(2)「koi-oma-i」(波・がある・処)という意味ととらえられています。(1)を由来とする説では、ここらに流れる小川に着目しています。一方で(2)の説は沖にある小島に着目しています。 文字を持たないアイヌ語を起源とするため、正確な情報をお伝えできませんが、この不確かさも地名のルーツを探る上でのおもしろさではないでしょうか。 ここには日本最東端の学校があります。根室市立珸瑤瑁小学校です。写真では見にくいかもしれませんが、位置は東経145度48分、北緯43度22分です。ちなみに日本の子午線がある兵庫県明石市の、明石市立明石小学校はおよそ東経134度59分、北緯34度39分です。緯度が10度違うため、約40分も太陽の最も高くなる時刻が異なるのですね。皆さんの住んでいる地域では、太陽の最も高くなる時刻はお昼の12時よりも前ですか、後ですか。 目の前は、すぐ海です。 納沙布岬と水晶島の間を珸瑤瑁海峡といいます。ここは、サオマエコンブの好漁場となっています。といったところで、今回の難読地名の読み方はゴヨウマイでした。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*↓根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*
2011.09.20
根室振興局商工労働観光課です。 北海道最東端に位置する「根室(ねむろ)」の秋は、最盛期を迎える旬の「海の幸」のお祭りをはじめイベントが目白押し!!今回は、今週末9/17(土)・18(日)に開催されるイベントをご紹介します。ぜひ、3連休は、ねむろ地域にお越しいただき、多彩なアトラクションや秋の味覚を堪能してください。 第19回根室さんま祭り 北海道の代表的な秋の味覚の一つ「サンマ」。根室の「脂がのったサンマ」が手軽に楽しめます。獲れたて「鮮サンマ」の炭火焼きをその場で味わえる炉端コーナー。他にも、つみれの入った「刀汁」や「サンマ節ラーメン」の販売などサンマ料理が盛りだくさん!サンマのつかみどりや、夜になるとサンマ漁船団集魚灯のライトアップもあって雰囲気満点です。 日程:平成23年9月17日(土)~18日(日) 場所:根室市海岸町1丁目「根室港特設会場」 内容:さんま炭火焼き、さんまつかみどり 他 主催:ねむろさんま祭り協賛会 (根室市役所商工観光課内) TEL(0153)23-6111 さんま漁船団集魚灯ライトアップ 根室市商工観光課ホームページ http://www.city.nemuro.hokkaido.jp/section/kanko/event_cale/event_index.html 第42回別海町産業祭 ~牛(ぎゅうっ)と満腹!魚(ぎょっ)と感動!秋の大収穫祭 今年から食のまち別海の魅力たっぷりのお祭りにリニューアルしました。今年は「酪農テーマパーク」。農作業をゲームで体験したり、バター作り、乳搾り、つなぎファッションコンテスト等、酪農にちなんだ参加型イベントが満載です♪ 別海じまんの乳製品や魚介類も大集結!地元アイドル別海ミルクガールのミルクバー、新・ご当地グルメグランプリ2連覇のホタテバーガーも出店します。その他、迫力満点の馬事競技、ゴーカイジャーショーもお見逃しなく!! 日程:平成23年9月17日(土)~18日(日) 場所:別海町別海132番地「別海町農村広場」 内容:乳製品・海産物等の特産品販売 他 主催:別海町産業祭実行委員会 (別海町役場農政課内) TEL(0153)75-2111 焼肉コーナー 北海道・別海町のポータルサイト「べつかいテレビ」ホームページ http://betsukai.tv/blog/ch1/index.php?ID=234 第40回らうす漁火まつり 知床羅臼町の秋の味覚を堪能できる「らうす漁火まつり」が第40回を迎えます。前夜祭では、同じく40周年を迎える羅臼郷土芸能「知床いぶき樽」と太鼓4団体が集まっての大演奏会!毎年大人気の秋鮭のセリ市もあります。当日祭では、賞金総額40万円と豪華副賞を狙って激突する「そらかけ!スコップ舟こぎレース」を開催。さらに、今年はプロミュージシャンの伊太地山伝兵衛&石井康二さんのライブに有名なドラム奏者、村上"PONTA"秀一さんをスペシャルゲストにお迎えし、盛り上がること間違いなし!大好評のイクラ丼の無料提供もあります♪♪ 日程:平成23年9月17日(土)~18日(日) 場所:羅臼町船見町「羅臼町漁港特設会場」 内容:そらかけ!スコップ舟こぎレース、 秋鮭のつかみどり 他 主催:知床羅臼町観光協会 TEL(0153)87-3360 伊太地山伝兵衛さん 知床羅臼町観光協会ホームページhttp://www.rausu-shiretoko.com/
2011.09.15
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 難読地名の多いことで有名な北海道ですが、根室振興局管内でも非常に多くの難読地名があります。「アイヌ語を起源としていて、無理矢理漢字を当てているから難しい」という説明に終わってしまうことの多い北海道の難読地名ですが、ではもともとのアイヌ語ではどのような意味なのでしょうか。そしてもともとの意味は今の状況と、どの程度適合するのでしょうか。 地名の由来にあわせて地域情報を簡単にお伝えしていきたいと思います。第1回目の難読地名は【納沙布】です。 北海道本島の最東端であり、納沙布岬として読み方も有名ですね。 この納沙布という地名の由来は、アイヌ語の「not-sam」(岬の・かたわら)という意味からきています。つまり、もともとは岬のそばにあったコタンの名前だったのですが、それが岬の名前になったようです。 「m」も「p」も唇を閉じたまま発音する不破裂音で、「m」が「p」になまり、現在の読み方になったようです。 ちなみに「ノシャップ岬」というここと似たような発音の地名も道内にあります。しかしこれは宗谷になります。納沙布から車で約10時間は離れた、北海道本島の北端にあります。全く違う場所ですね。 ただ、アイヌ語では同形の語で表されます。なまる段階で少しの違いが出ただけなのですね。カタカナで書くことの多いこちらも実は難読地名であり、漢字では「野寒布岬」と書きます。 ここ納沙布岬は北海道本島で最も早く朝日の昇る場所です。それと同時に暗くなるのも早い場所です。 日本の中でも初日の出が早く昇る場所として、正月には多くの人が訪れます。 夕方の4時頃ですが東の空(写真左)はだんだんと暗くなっています。奥にかすかに見えるのは北方領土です。西の空(写真右)はまだ明るいですね。奥にそびえる塔は平和の塔です。北方領土返還を呼びかけています。 このように、納沙布岬は現在、北方領土返還のまさに最先端として活動している地となっています。 といったところで、今回の難読地名の読み方はノサップでした。*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*根室地域の旬の情報をお届けするブログ『E北海道ねむろのくにネットワーク』はこちら↓http://e-nemuro.weblogs.jp/*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*
2011.09.14
根室振興局林務課です今度の日曜日(15日)、標茶町の虹別という場所で大きな植樹祭があるのをみなさん知っていましたか?「虹別コロカムイの会」という団体が主催している植樹祭で、平成6年から始まり今年で18回目を迎えます。この植樹祭ってすごいんですよ会の会員だけなら70数名なのに、参加者は毎年ゆうに300人を超えるんです。どうしてだと思いますか?それは、地元だけではなく、どこから聞きつけたのか、釧路や帯広、札幌から参加している人がいるからです。北海道だけではありません。遠くは東京、大阪からも参加されています。↑大阪市在住の近藤頼風(らいふ)さん(右)。横浜市在住の渡辺さん(真ん中)と石川さん(左)。上の写真ですが、これは私も参加した一昨年のこと…。息子さん1人と両親の家族で車椅子の方が参加している…と思った私は声をかけお話しをしてみました。すると、はるばる横浜と大阪から参加されているとのこと。そして家族ではなく、女性の方は高校時代の先生でその教え子さん(男性)お二人だということがわかりました。さらにお話を聞いてみると、もっとビックリしたのは今回の旅行の行程です。すっかり植樹の他にも観光もするんだろうと思い、訪ねてみると、なぁーんとこの植樹祭だけのために来ているとの事。それって凄くないですかこの他にも、外人さんのカップル(上の写真の右奥に写っています)や、小さいお子さんを連れたご家族が多数。↓こんな風に記念のプレートを作ってきて、自由に建てることも出来ます。みなさん、それぞれの思いをもちながら参加している、ほんとにほのぼのとした植樹祭なんです。みなさんも是非参加してみませんか?植樹だけであれば、当日は自由参加で、無料で参加できます。15日(日)の9時30分までに、標茶町虹別の虹別酪農センター前にお集まり下さい(雨天決行)。長靴・軍手だけは、お持ちください。できれば先のとがったスコップも…。なお、お昼には大人参加費1,000円で、地元の海産物などを焼きながら、お握りもたべられます。※中・高校生 500円、団体1人 300円、小学生(父兄同伴の場合)無料根室振興局は、虹別コロカムイの会を始めとする、地域の緑化関係団体と連携を図り、みどりの環境づくりを進めています。また、道と包括連携協定を結んでいる、サッポロホールディングス(株)、サッポロビール(株)も、虹別コロカムイの会の森づくりを応援しています。
2011.05.12
投稿者:根室支庁産業振興部商工労働観光課 戸澤昨日18日から開催中の『第3回 北海道一周「浜の味」ミニフェスティバル2010』の様子をお伝えいたします!写真提供は「ねむろ特派員」のYちゃんです!(いつもありがとー☆)写真はどちらも、羅臼町の「舟木商店」さんです。メインの「ボイルたこ足」のほか、「タラコ」や「塩水ウニ」も売っていたそうです。ウニは、流氷が来ている羅臼の前浜で、極寒の中、漁師さんたちが一生懸命に採ったものですよ。今が旬で味はもちろん格別ですから、この機会にぜひお買い求めください!また、写真はありませんが、ねむろエリアからは根室市の「歯舞漁協」さんも出展中です。「生干しコマイ」ほか、「サンマ」や「ホッケ」、有名な「はぼまい昆布しょうゆ」もあったそうです。物産展は、来週24日(水)まで、札幌市の百貨店『さっぽろ東急』で開催しております。21日(日)には羅臼町からさらに2団体が出展されますので、週末にご家族でお買い物にお出掛けしてみてはいかがでしょうか!!ねむろエリアのほかにも、全道のおいしい「浜の味」もよろしくどうぞ(^^)/
2010.02.19
投稿者:根室支庁産業振興部商工労働観光課 戸澤札幌市の百貨店「さっぽろ東急」において、『第3回 北海道一周「浜の味」ミニフェスティバル2010』が明日2月18日(木)から24日(水)まで開催されます。ねむろ地域からは、根室市の歯舞漁協と、羅臼町の羅臼漁協と羅臼町水産加工振興協会と舟木商店さんが出展します。歯舞漁協は干しコマイなど。羅臼漁協は開き真ホッケ、舟木商店さんはボイルたこ足など。他にも、北海道内の「浜の味」が勢揃いです。お近くの方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか(^^)/写真↓は羅臼の前浜で獲れた新鮮プリプリなホッケ(写真所有:羅臼漁業協同組合)です。物産展ではこのような美味しそうなホッケが開きになって販売されます!ぜひお買い求めください(*^_^*)
2010.02.17
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