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カテゴリ: ミステリ
今回はウイリアム・アイリッシュの短編集『 裏窓 』を紹介します。『幻の女』もよかったですが、『裏窓』を読んでいっそうアイリッシュが好きになりました。

謎解き作品、感動作品、いろいろ詰まっています。表題作の「裏窓」は、ヒッチコック監督の映画の原作らしい。映画のほうは見たことがないけれど・・・。そもそも事件なのか?というところから始まります。スリルに満ちた作品。「死体をかつぐ若者」は、倒叙作品?ですが、何よりオチが秀逸。ソーンダイクとは違う路線ですが、これもいい。「じっとみている目」はいちおしの作品。アイディアもさることながら、人物のやり取り、結末までgood。話すことのできない女性が、犯行の計画を聞いた。その犯行を食い止めることはできるのか・・・?「ただならぬ部屋」は、フィルポッツの『灰色の部屋』のように、ある部屋で人が自殺するという出来事が続く(なお、フィルポッツの場合は死因不明)。それを単なる偶然とみなす警察と、それに疑問をもつ一人の男。真相は?トリックが使われており、3人の怪しい人物が登場する本格もの。事件解明の方法がいろいろ工夫されており、読ませます。

どれも楽しめる短編ぞろい。ぜひ一読を。






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Last updated  2010.02.11 23:02:32
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