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文部科学省は2010年度能、狂言、落語、劇団員などの専門家講師として小中高校などに派遣する事業に乗り出すという。
以前から、行政からの依頼や助成金申請での催しとして、各地の学校やホールに出向くいわゆる「学校廻り」ということはありました。
今回、事業仕分けで、簡単に切り捨てられて、今後は、日本の都市部や能楽堂の所在地以外では全くみられなくなるのか・・・と案じていました。
過疎地や僻地の学校でも子ども達に接して、狂言の稽古や実演をみせてあげられるかもしれないということですね。
今の子ども達は内向的で、同年代での意思疎通もままならないといわれているそうです。
人前で表現すること、発表することなど「対話力」の向上が狙いだそうです・・・。![]()
演技や表現、舞台作りや設定、脚本、演出など・・・生徒らが互いに意見を出し合い議論する機会も設ける。
また、事業の教育効果として「キレる」子どもに対する抑制効果も分析して進めていくそうです。
なんて記事を「中日新聞」に発見しました!!!
まいまいさんが思うに、自分も母親として子育てをしていていつも感じていますが・・・。
今の子ども達は、机に向かってせっせとペーパー問題をこなして、テスト100点がとれると褒められる。
人間は持って生まれた能力には個々での違いがあって、鳶から鷹は滅多に生まれない。蛙の子は蛙です。
あくまでまいまいの私見ですが・・・パパやママは、自分の子どもにものすごくいろんなことができるように!!と過度に期待し、「こうあらねば成らぬ!!」という親の理想を押しつけているように見受けられます。
なんでもかんでもこなせる優等生が、大人からみたら勿論「いい子ども」かもしれません。
でも、そんな子どもはほんの一握り。
それぞれ、国語は抜群でも算数は0点。
体育なら任せて!でも図工はだめなんだ・・。
活発ではなくても、こつこつと取り組むことや優しい気持ちや我慢強さなら人一倍持っている。
いろんな特徴があって、みんな違う個性があるから世の中は上手く廻っていて、楽しいのですよね!!
挨拶もできなかったり、嘘をついたり、友達に意地悪としたり、すぐキレたり・・。
そんな子どもも実際増えているような気がします。
全体的に見ていて、 子ども特有のいいたずらやのびやかさの少ない子どもが少ない気はしています。
子どもはとても敏感で、親や周囲の気持ちや気配を感じて吸収して、そのまま後ろ姿をみて成長していきます。
子ども達の姿を見ていると、我々子育てしている大人自身がもっと自分の行動に責任を持って、伸びやかに、また、人とのつながりを大事にして人生を楽しむべきだよ・・・ということかもしれませんね。
文化芸術に関心を持たないで、勉強ばかりでは人生が味気ない、つまらないものに成ってしまいます![]()
実際に稽古に通う子ども達・・・
内気で人前で上がる女の子が、狂言のお稽古を通じて大きな声ではきはきと話せるお嬢さんに成長。
小さいころから続けて、思春期の頃にぐれたり、道を踏み外すこともなく、人前で発表する機会を持つことで自信を持ち、また、ひとつのことを続けることがどんなにか心のよりどころになった、と話してくれたお子さん。
世の中にはいろんな稽古や習い事や教室があります。
でも狂言のお稽古は、現代でもマニュアルも時間の制限もなく、師匠はお稽古のお弟子さんと1対1で向かい合い、体調や気持ち、いろんな変化に対峙しながら教えていきます。
狂言を習うことで、テストの点数がアップしたり、難関学校に入れるという実証はありません。
でもね、科白や所作を実体験してみて、おもしろい!楽しい!と思うことってとても大事。
「学ぶ」こと=楽しいこと![]()
子どもって飛躍的に興味を増したり、覚えがよくなったりするのです。
キレる子ども達よ、勉強はとても人間生活を送る上で、基本的なことでとても大事です。
でも、自分が好き・楽しい!!と思えることを、自分の身体・五感を遣って表現できることを身につけておくと、長ーーい人生の中で、「キレたり」「悲しみから抜け出せなくなったり」
する事態を避けられると思います。![]()
余談ばかりの、まいまいさん。
子ども達も寄り道しながら、人生をゆっくり歩いてほしいな!
この事業を通じて、学校で会えるといいね!
サントリープレミアムモルツ 2010.10.04
メナージュケリー掲載 2010.09.23
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