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2007.08.22
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カテゴリ: 業務日誌

先日離婚給付の公正証書のお手伝いをしました。

 子の親権や離婚後の氏をどうするかからはじまって、養育費や財産分与をなど確認事項を淡々と決めてゆきました。離婚する奥様に迷いは微塵もない様子です。

 ご主人ともお会いしましたが、奥様とはうって変わって打ちひしがれた空気に全身が包まれており、離婚届を書く手が震え、この流れを止めたいのだろうな・・・と言う気持ちが痛いほど伝わりました。

公証人役場へ向かう電車の中でも、奥様に母子家庭となった後の厳しさをお話し、本当にいいのかこちらが不安になってきました。帰り道での奥様の晴れ晴れとした顔!何かを成し遂げた自信のようなものさえありました。

 私にとって救いだったのは、奥様のお父様が旧姓になった娘と孫を受け入れたくてたまらないご様子で、この親子は守られていると感じたことでした。新生活を向かえる娘親子の家電の購入を嬉々として手伝うお父様は、一人娘を結婚で送り出した時より(複雑さは残すものの)うれしいと感じているようにも思えました。

 離婚は本当にエネルギーの要る作業で、お手伝いをする側も迷いながらしています。他の有資格者の先生方が、一刀両断バサッと切るような見事な手腕を発揮なさるのに対し、私はどうしても子供の事や相手方の気持ちが気になってしまい、バサッとできません。離婚と言うものは、してもしなくても必ず後悔をするものだと思います。その中で離婚後の生活が、婚姻中より幸せだと思えるようにお手伝いをしたいと思っています。






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最終更新日  2007.08.22 13:01:58
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