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`トワイライト´の終焉を見届けにきたナオキ。ホナミと一緒に来ることは、叶わなかった。そこに直樹が現れる。会話する二人。直樹は、ホナミのこともナオキのことも忘れないと言い「大切なことは、ここに残る」左胸に手を置く。そうだね…ホナミと出会う前からの`つきあい´だったナオキの存在も、愛おしいだろう。二人は手を繋いで、思い出の詰まったトワイライト終了の瞬間に立ち会う。* * *澤田・加藤・荒井は転職し、直樹は希望退職を免れた。<変わらない日々でも、向く方向が変われば変わっていくこともある>「佐々木さん、バイクタイヤ部門への異動が決まりました」え~っ!「うちのバイク部門は花形ですから、いいですね!」凄いね、直樹。「いろいろ厳しそうですし僕には無理かな〜と思ってたんですが、せっかく会社に残ったんならって気もして、考課面接の時に申し出ました」前向き!「勇気、出しましたね」本当に。「佐々木さんのおかげです。いろいろ発破かけてもらったから」煩わしいこともあったが、彼女の優しさ・明るさがありがたかったね。「寂しくなります」「僕も寂しいです」視聴者としても、二人が離れるのは残念だよー!せっかく仲よくなったし、直樹には佐々木さんが必要だと思う。「この前は屋上でしたが、次は居酒屋に飲みに行きましょう」「えっ、嬉しい!私が大丈夫な日は…」「そう焦らずとも」(・o・)「こういうの、口約束になりがちですから決めときましょう」佐々木さん、いいね(^_^) 直樹のこと、本当に好きなんだな(笑)* * *トワイライトがデイブレイクとして復活。意外にも、飛鳥の会社が出資。父との和解に役立ったVRに、以前のような嫌悪はない。「ちゃんとビジネスになると思ったから。ねっ、勘違いしないでね」そりゃそうだよね。(田中 麗奈、めっちゃ細いな!)直樹はデイブレイクにログイン。ナオキ「実は、内緒でバックアップを取っといたんだ」亡きホナミに話しかける。切ない・・・。思い出の映像を見て泣き崩れる。ホナミがいない寂しさ・・・切ない。私も涙 涙。これまで直樹の泣くシーンはなく、最終回のエンディングにナオキがむせび泣く姿が映し出される・・・なんというか、最後の最後に、溜めていた悲しみを見せられた感じがした。『私たちが交わした約束は、永遠に残り続けます』芦原の残した手紙が、直樹を支えていく。娘の飛鳥も同じ。泣いているナオキの肩に、そっと手を置く者が。それは、優しく微笑むアオイだった。ホナミ・穂波に出会えたから、年の離れた友人ができた。* * *第一週目は、あまり楽しめなかったというか馴染めなかったというか・・・。まず、男性(直樹)が女性のアバターを使う、それもセーラー服を着た女の子というのに、当然ながら違和感あった。(正直なところ、今も)女の子なのに「俺」・・・男言葉で話すのにも違和感あった。ホナミの姿(ウサギの耳・露出の多いヘンテコ衣装)が好きになれず、言動が慣れ慣れしいと思うこともあった。正直言って`離脱´が頭をよぎったことも。しかし、そんな第一週目で少し踏ん張ったら、だんだんおもしろくなってきた。第三話あたりまで見て離脱した人、多いかもしれないな。ホナミの衣装が変わった辺りから、抵抗感が薄れてきた感じ。奇妙に見えたホナミ・井桁 弘恵が垢ぬけて見える~美女だとやっと認識。←遅い直樹が芦原という人物に惹かれた理由が、よくわからない と思っていた。ホナミに恋する~`正体´を知ってガッカリする~芦原から、現実での交流も望まれ困惑~「VRと現実を分けたい」と宣言する~わだかまりが生じ、もやもやした気持ち~「俺、勝手すぎるな」と反省。ホナミに徹底して好かれ、認められ、ナオキはだんだん嬉しく思うようになる。そして、芦原をきっかけに心が徐々に開けてきた・外(現実の世界)に向いていったということだろう。(佐々木さんの影響もあって)ホナミに恋する→VR世界での恋愛芦原とのつきあい→現実世界での友情どちらもしっかり成立し、絶妙なバランスだった。男二人が女性のアバターを使い、VR世界での恋人同士になる・・・事情を知らなければ間違いなく奇異に映るのだが、二人の相性の良さや軌跡、思いを知っているから、結婚シーンで涙 涙だった。これはもう、男も女もない情・純粋さ・絆なのだろう。* * *減給されるほど遅刻が多かった・万年平社員の直樹が、花形部署に異動できるものか?!澤田は「焼きそばパン」に感激し転職を決めたというが、妻子ある身で安定した立場をそう簡単に捨てられるか。妻がすんなり賛成するか?!VRを忌み嫌っていた飛鳥が耕助に懇願されたからといって、事情もよくわからずゴーグル装着するか。(説得シーンが一切なかったことに違和感)直樹は`冴えない人´という設定だったが、身だしなみ良くピシッとしたスーツをきれいに着ていた。葵と悪ガキどもの関係は、どうなったのか。上記、都合がいいなと思ったり疑問に思うこともあった。* * *直樹が料理するようになったと思ったのに、続かなかったようで残念。佐々木さんから教わればいいのに。直樹が異動してからの様子を、番外編で見たいな。制作しないだろうが。出演者たちの演技がとても巧かったのも、このドラマの魅力。配役もよかった。主演の野間口 徹はもちろん、坂東 彌十郎もピッタリだった。巧い!ナオキ役の倉沢 杏奈の熱演も印象深く、ホナミ役の井桁 弘恵も魅力的だった。佐々木役の堀内 敬子も良かった。三人とも知らない女優だったが、しっかり覚えたわ。でも、誰かが亡くなるという内容は悲しく、辛いものがあった。VRを題材にしたドラマ というのに、時代を感じた。斬新だった。これは、海外配信してもウケる気がする。ドラマを見てこんなに泣いたこと、おそらくなかったと思う。近いうちにロケ地(平塚)に行こうと思っている。(余韻に浸りたい)長文を読んでくださり、どうもありがとうございました。
2024年05月27日
「ダメ。一人で行っては」「別れるのが怖くてね」「直樹さんと、ナオキと私の気持ちも考えてください」これは・・・どういうこと?よくわからない。姿をくらますってこと?「人生を通して、自分に出会えない人はいっぱいいます」「・・・そうだな。私は君に会えて、運がよかった」笑顔で頷くホナミ。温かなシーン。ダメだ、もう・・・ジーンときて、涙が溢れ出てくる。ホナミの無邪気な笑顔が最高。天使か。* * *「私のこと、忘れないでくださいね」「忘れないよ」「絶対ですよ」「絶対だ」切ない。イヤだよ、ホナミ・・・。<忘れるもんか。君は初恋の人なんだ>直樹を大きく変えてくれた人でもある。宇宙が大荒れで、汽車が破壊されそう!危険すぎる!指輪と白いドレス・・・直樹の真心。ホナミの装いが、青い衣装のテイストを含んでいる。ホナミだから着こなせる。ナオキの方は、かわいいな。事情を知らずに見れば、・若い女性のアバター二人が結婚・Kiss!・彼女たちを動かしているのは、おじいさんとおじさん!えっ?!と驚く状況なのだが、涙が止まらなかった。純 愛。これは、男や女・年齢を超えた情なのだと。絆と言ってもいいか。純で、優しく、穏やかな空気に包まれていた。それと同時に、とても切なかった。BGMがまたシーンにピッタリで、心に沁みた。アオイは、どうやってついてきたの?!二人しか来られない場所のはず。* * *<VRの世界で現実と違う体と出会って、その体でしかできない約束をした。体が変われば、心が触れ合う場所も変わる。あれは確かに、同じ私たちだ>独特な体験だな。`同じ私たち´・・・これが真理ということか。【ワールドの終わりは高台で迎えよう】返信が・・・そんな・・・最初から最後まで、泣きっぱなし。今また涙腺が緩んで、ティッシュが山積み。
2024年05月25日
ようやく、親子関係を修復した二人。芦原が作って持ってきたシュークリームは「潰れてる・・・時間が経ち過ぎた」(^・^)これは・・・二人の断絶にも言えることだろう。「私も、悪かった。・・・もっと、求めればよかった。・・・もっと素直に、伝えればよかった」「今更だけど・・・ごめん」涙が頬を伝う。そう。もっと早く、自分の思いを父に伝えていればよかったね。でも、彼が若い頃は、思いを訴えても理解されなかったかもしれない。「ありがとう」嗚咽する芦原。年を取り、病気で弱くなり、娘の前で声を詰まらせる父に、飛鳥は複雑な心境といった面持ち。これまで見たことのない父の姿が、そこにあった。仲直りは、意外とあっさりできたね。お互い、心から相手を嫌がっていたのではないからな。田中 麗奈のコート、かっこいい。(何を着ても似合う)* * *加藤がコンビニ店員・荒井と結婚!「私からも報告があります」上司・澤田にも変化が?!直樹宅。「加藤さんの結婚と、澤田さんの転職をお祝いして、カンパーイ」直樹の部屋に澤田・加藤・佐々木・荒井が集まり、送別会!餃子パーティーだ 🥟まさかこんな日が来るなんて・・・全く!想像できなかった。嘘みたいよ。「しかし、三人がパン屋を引き継ぐなんて」やはり、そうだったか。加藤が澤田に、社長になってほしいと依頼。大胆だわ。二人が、そこまで良好な人間関係を築いていたようには見えなかったが。それと澤田の奥さん、よく賛成したなぁ。会議室が使えないなら、普通は`どこかの店を予約しましょう´となるが…。アパートの住民たち「最近、遠藤さんの部屋が騒がしい」と思っているだろうな。* * *散々だった葵の誕生会をやり直す。芦原家と直樹、四人で楽しい時間を過ごす。(ん?…耕助はいない)少し前まで、こんな穏やかな光景は考えられなかった。「あなたのお陰です。ありがとう」「そんな…僕はただ、初恋の人に幸せになってほしかっただけです」「父が、初恋の人?」「あの年で初恋されるなんて、父は幸せ者だ」`エッ、どういうこと?!´と反応したり、気持ち悪がることなく、サラッと受け止めてくれてよかったね。直樹と飛鳥、年齢的に夫婦のように見える。* * *直樹も帰して、一人になった芦原。ゴーグルを装着しようとすると「ダメ。一人で行っては」ホナミが現れる!
2024年05月23日
飛鳥にVRゴーグルをつけさせる・・・それが耕助の役目。「いやもう、無理だってー!」気が気でない。VRを嫌っている彼女は、抵抗~怒るに決まっている! と。残念ながら、説得のシーンは全くなし。* * *飛鳥がゴーグルを装着すると(耕助、よくやった!)そこはナオキとホナミ行きつけの喫茶店。目の前に、セーラー服姿の女の子が立っている。「あなた、誰?」「ホナミさんの友人のナオキといいます。飛鳥さんは今、葵君のアバターでこの世界にいます」「誕生日会にいた人?」「・・・セーラー服」「気持ち悪いですよね…多分」「・・・」そりゃ、戸惑うよね。当たり前。「どうしたって現実で生きていかなきゃいけないのに」「目的もなく時間を浪費するコンテンツ」VRへの抵抗感を、正直に言う飛鳥。「僕も初めは、現実逃避のためにここに来ました。でも、僕にとっては、現実もVRも大差なかった。どこにいても、一人ぼっち。 ~ アバターの中にいるのは、ただの人間。おっしゃるとおりなんです」率直な思いだね。自分を見つめ直したからか。直樹は飛鳥(アオイのアバター)を、芦原が気に入っている展望台まで連れていく。葵が、ホナミのアバターで現れる。「これが、あの人?」えっ…見てすぐ、よくわかったね。70代の父が若い女性の姿をしているなんて、まず想像しないはずだが・・・こんなに瞬時に勘づくか?「おじいちゃんは、お母さんに会いたがってる!会ってあげて。色々あったと思うけど、苦しいかもしれないけど・・・お願いします!」「僕からも、お願いします」深々と頭を下げる二人。* * *展望台で飛鳥を待つ芦原。待ち合わせ時刻まで、一時間以上ある。「飛鳥は、本当に来るでしょうか?」「うまく話せるか不安です」落ち着かなくて、つい早く来てしまったのだな。「うまくいかなくて今より関係が悪くなったとしても、俺がいるから」直樹、かっこいい。心強い言葉をもらい、表情が和らぐ芦原。嬉しいよね。「あんま好きな言葉じゃないけど…頑張れ」できれば使いたくないけれど、この状況でぴったりな言葉は`頑張れ´なのだろうな。ここぞって時だから。迷った末、父に会いに行く飛鳥。初めのうちは嫌味を言う。「なぜ離れていった?」芦原が核心に迫るが、飛鳥は「今更、どうでもいいでしょう」と返す。「どうでもよくない。教えてくれ」父の真剣な眼差しを無下にできず、ついに話し出す飛鳥。「私の作ったシュークリームを捨てたから」また…やはりその話が出る(-_-)「あの時、私も捨てられると思った」えっ・・・一文、付け加えられた。「お母さんだって、浮気したからってすぐに離婚させられた!」なるほど・・・父は、娘の私もスパッと見放すかもしれない と恐れを抱いてしまったのだな。「私はただ、離婚する前に話してほしかった。シュークリームを捨てる前に、伝えてほしかった!」「だって、親子でしょう。一緒に悩んで考えて、自分が必要だと感じたかった。先回りされて用意された道は、私にとって苦痛でしかなかった。それが、あなたの優しさだとしても」飛鳥の頬に、涙がつたう。経済的に恵まれ、父は時間もつくってくれた。でも、何か違う・・・不安や不満が膨れていったのだな。娘を思う気持ちが裏目に出た。良かれと思ってやったことが、相手にとって全然良くなかった・・・これも心がチクッとするよ。「葵のロボットもだな」会話ベタな子に、会話するロボットを与える・・・それが優しさだと思っていた と言い「すまん。気付かなくて申し訳ない」うつむいて心から謝罪する父を前に、困惑する飛鳥。こんな父を初めて見た・・・そんな表情だ。芦原が作ってきたシュークリームを食べて、仲直り。(^_^)「あ〜あ!なんか、話したら、今までのこと大したことじゃないような気がしてきた」お互いやっと、思っていたこと・思ったことを言い合えた。特に飛鳥は、胸の内を明かすことができたから、心が軽くなったよう。少女時代から辛かったことを訴え、それを心から理解してもらえ、心から詫びてもらえた。もっと早く話し合っていればと思うが、ここに至る様々な経緯があったからこその対話~和解であった。遅かったとも言えるが、逆に芦原が元気なうちに解決できたのだから、幸運とも言えよう。「ずるいよ!VRで、隙のある、美少女のお父さん見ちゃったから、なんか、暗黒の思い出が冗談みたいに思えてきた」笑顔がすぐ、泣き顔に変わった。VRで仲直り作戦は、大成功した。美少女アバター・ホナミが、飛鳥の気持ちをいくらか和らげたか。そりゃ、意外性に脱力するかもね。長文を読んでくださり、どうもありがとうございました。
2024年05月22日
直樹と芦原が、VRで会って話す。直樹は、誕生会の真相を説明。芦原は、意外にも怒らず冷静。「今の私の気持ちは…なんでしょうねぇ…」「無理に、言葉にしなくていいよ」「いえ、それがいけなかったんです。私は、言葉にすることを避けてきた。自分の中で処理してきた。言葉で、ちゃんと伝えないといけなかったのに。前の時も、直樹さんに怒って自分の殻に閉じこもってしまった。もし、そのままナオキに捨てられていたら…私は、一人です」なるほど…言わずに内にこもる→人間関係を壊す→孤独 やっとそのことに気づき、反省する。(でも私は、誰にも心を開きたくない時だってしばしばあるさ…と思う)「勝手に生きてきた自分が、人生の最後に、心配してくれる直樹さんや葵がいる。幸せなことです。ありがとう」いや、彼は努力して地位を築き経済的にも豊かになった。親子関係はともかく、娘を育て上げたのだから`勝手に生きてきた´とは違うと思うよ。ホナミを抱きしめるナオキ。「娘さんと、話したい?」涙ぐんで頷くホナミ。子どものように素直。胸にグッとくるシーン。私の目も潤む。* * *学校。北原が葵に声をかけてきた。「俺たちとは違うって感じ。別次元に生きてますって感じ」ああ、そういう感じがしないでもないね。「僕はただ…面倒なことが嫌いなだけだ」「俺たちが面倒ってこと?」「そういうことじゃなくて…」「じゃあなんだよ?」よくわからないよね、葵の考えていることが。「・・・片方が友達だと思ってるけど、もう片方は友達だと思ってない。そういう関係って、何て呼んだらいいんだろう?」自身と悪ガキどものこと?どっちがどっち?「俺はお前を友達だと思ってる。葵は思ってない」「思ってなくはない」微妙な返事だなぁ。正直、どうなのか?「じゃあ俺のこと、友達って言ってみろ」は?「思ってなくてもいいから、言ってみろ」えっ?「・・・北原君は・・・ともだち」「ぎこちないなぁ。でも、まあいいや。これで俺の片思いは終わった」か、片思い?!「片思い…片思いだ!それ、ヒントになるかも!北原君、ありがとう」(^_^)母と祖父の和解に役に立つキーワード?* * *直樹がコンビニに行くと、澤田(上司)・店員・加藤 三人が立ち話している!驚いて隠れる直樹。そりゃそうだ!急いで職場に戻り、佐々木さんに報告する直樹。(笑)「エッ!三角関係ですか?」「荒井さん…バイトの人が、澤田さんに詰め寄ってるようにも見えました」「うゎ!」そんな…(笑) 二人で勝手に盛り上がる。「不倫」「しかも三角関係。加藤さんが辞めるのも、それが理由」「だから、頑なに言わないのかも」思い込み (^_^;)* * *コンビニ。コーヒーマシンを利用する直樹に荒井「ボタン 合ってます?」優しいな、気遣ってくれて。若いアルバイトが、ここまで親切だなんて。「ブルース・リーの名言、ある人から教えてもらったら、なんかもうアチョーって感じになって」(^・^)何か始めるらしく、コンビニを辞めるという。一緒にやる仲間もいるようだ。それは・・・もしや澤田と加藤?!もしや、焼きそばパンの製造販売か?!* * *「`Don’t think, feel´は知ってるけど…」私も。で、ブルース リーの名言を検索する直樹。As you think、so shall you become.人は、自分が考えたとおりの人間になっていく。Real living is living for others.本物の生き方とは、人のために生きることである。If you spend too much time thinking about a thing、you`ll never get it done.「考えているばかりでは、決して成し遂げることはできない」「目標は、必ずしも達成されるためにあるのではない。目指すべき何かを与えてくれることも多い」「失敗は、それを認める勇気さえあれば、いつでも許されるものだ」「私は、一万種の蹴りを一度だけ練習した男は怖くないが、一つの蹴りを一万回練習した男は恐ろしい」なるほどねぇ・・・どれも奥深い。感心して、どんどん葵に送信しちゃう(笑)「ブルース リーって何だ?」13歳になったばかり・・・若い子には「?」だよね。* * *葵をVRに誘った直樹。芦原に誕生会のことを話した・彼が娘との対話を望んでいると伝える。「父と娘が語らい合う場を、僕らは作らなければならない」強い使命感。* * *直樹宅で作戦会議。耕助もすっかり仲間だね(笑)「葵君の嘘を告白するんですか?せっかく社長にバレずに済んでるのに」「ブルース リーは言ってます。`失敗は、それを認める勇気さえあれば、いつでも許されるものだ´」「許すかな〜。それに俺もやばいし」「ブルー リーは言ってます。`本物の生き方とは~´」「そうは言っても俺にもキャリア設計ってものがあって」相手は上司だからね・・・計画に加わったことで、心証を悪くしたくない。人間関係にヒビが入るのは困る。人生を左右するのだ。「ブルース リーは言ってます。`考えているばかりでは~´」「わかりましたよ!協力しますよ」(-_-;)抵抗しても無駄だと諦める。「飛鳥さんに、VRの世界に入ってもらいたい」「えっ?」「VRの世界で、自分とは違う人になることから始めます」もう、原点であるVRを利用するしかないってことか。「おじいちゃんも、そこで変わったから」確かに、そうだね。大きなきっかけになった。でも「いやー、無理っす無理っす。社長、IT系会社やってるのに、そういう知識 全然なくて毛嫌いしてますから」そういう飛鳥が説得されて、VRを受け入れるか~やってみても、変われるかどうか わからない。「できます。ブルース・リーは言ってます。`一万種の蹴りを´」「もーうそれ、やめてください!」(>_<)本当に嫌がっている(笑)「穂波には時間がありません。飛鳥さんも、きっと後悔する」亡き母の思いを知って泣いた、自分のようになってほしくないのだね。「お願いします!」葵にも頭を下げられ断れない状況・・・耕助は渋々だが協力を承諾する。直樹と葵に押し切られる耕助が気の毒だな。立場上、下手すれば会社生活に支障をきたすのだから。「この作戦は・・・ブルース・リー スピリッツ作戦です。VRで仲直りをしようという作戦です」ブルース リーの精神から力をもらい、仲直り作戦を遂行ってことか?
2024年05月21日
葵は母に、芦原邸で誕生会を行うと言う。予想外の話にガッカリする飛鳥だが、ランチならば と許可。「夜は私と一緒に祝おう!」息子、中一・・・母の愛情が重い・面倒くさく感じないのかな。もう反抗期だが。* * *親子を仲直りさせる作戦会議・・・また耕助が直樹宅に来ている(笑)しかも、VRを楽しんでいる。「リアルって聞いてましたけど、味まで感じるってビビりました」えっ、どういうこと?味を感じるって・・・そんなこと、あり得る?!直樹も、耕助に遠慮せず話して(注意して)いる(笑)* * *いよいよ誕生会の日。男四人で和気あいあい。芦原がごちそうを作ってくれた。さらに「おじいちゃんのシュークリームだぞ。さあ食べて」そして葵は計画どおり、シュークリームを食べるとお腹が痛いと倒れる。<穂波はすぐに救急車を呼ぼうとした。そうなのだ。それが普通の反応なのだ>同感。だがそれは困る!ので、葵が機転を利かせ芦原に「そんなに大げさにしないで。お母さんに連絡して」<今思えば、あそこで破綻していた方がよかったのかもしれない>えっ・・・不安に思っていたことだから、やはりゴタゴタしたか。戸惑いつつ、飛鳥に電話する芦原。駆けつけた飛鳥は「なに食べさせたの?!」<最悪の結末に向かうのを、ただ僕は見つめていた>えーっ!そんな・・・テーブルの上のシュークリームを、ごみ箱に捨てる飛鳥!「こうやってあなたは、私のシュークリームを捨てた。あなたの期待に応えようと頑張った私は、あの時あなたに捨てられた」「あれは失敗したものだ。もう食べないと思ったから捨てたんだ」「あなたはそういう人!」怒って出ていく飛鳥。耕助も、葵を抱きかかえて出ていく。<何もできなかった。取り返しのつかないことをしてしまった>誰も、シュークリームがここまで飛鳥を刺激するとは、想像できなかった。親子に何があったのか知らなかったとはいえ、芦原に申し訳なく思う直樹。うな垂れる芦原・・・かわいそう。先ほどまでは楽しんでいたのに。集まりが台無し。彼のために、男四人で楽しく過ごせばよかったのに と身も蓋もないことを思ってしまった。この騒動は、芦原の体に良くない。帰宅して悶々としている直樹に、葵からメッセージが。【失敗してごめんなさい】いや、うまくいくはずのない浅慮だった。これは大人の直樹が悪いだろう。* * *一時的な腹痛で、五日間も学校を休ませる・・・過保護だと思ったが、感染症かもしれないから念のためってことか。昨今、色々あるし。母は仮病だったと知らないし。事情を知る耕助が飛鳥に、あえて葵について話す。「腹が痛いの、食べ物が原因かな?神経からってこともあるかなって」「友達も少ないし、学校で虐められてるとか?」「ウ~ン、学校もあるけど、もっと身近にも」(^_^)「穂波さん、悪い人じゃないっすよ」耕助、知らん顔もできるのに、こうしてためらわず飛鳥に直言・・・勇気あるなぁと思う。←本人はそういう意識はないだろうが いい人だ。佐々木さんが、まさかの`不倫してた´発言!直樹のためにお弁当を作ってきた佐々木。直樹が「食欲がないんで」と断っても(誕生会の件で落ち込んでいる)「じゃあ、持って帰ってください」と引っ込めない。ムカムカした直樹、机をバン!と叩き「もう!なんでそんなにお節介なんですか!さっきから断ってるじゃないですか!」ブチ切れ! 最近、佐々木と話すのが楽しくなってきたと言っていたのに。それでも怯まない佐々木!凄い。(私は机バン!でビクッ(>_<)とした)「佐々木さんって、どうしてそんなに平然としてられるんですか?大声で怒鳴られてもすぐに普通の会話に戻れるって、それ何なんですか?」呆れたように尋ねる直樹。言うね。「私、すぐ忘れちゃうんです。その方が楽でしょう」(^_^)そう言われても、わけがわからないといった表情の直樹。この場合の`すぐ´は`瞬時´だな。忘れるというか、気にしないってことだ。「その方が楽」この言葉は、奥が深い気がする。自らを救うため・自己防衛ということでしょう。結局、お弁当を持ち帰る直樹。蓋を開けると、白飯に海苔で作った`ファイト!´の大きな文字が。ご飯の下には、色々なおかず。佐々木さん、優しいなぁ。【ホナミ、話がある】お弁当のおかげか、直樹は芦原をVRに誘う。まだ自分にできることをしよう・落ち込んで諦めるのは早い そんな感じか。佐々木さんはお節介だけど、気が優しい。明るいのも良い。そして、強い人だと思う。彼女は直樹に必要な人でしょう。怒鳴らないで大切にしてほしいなぁ。(いいコンビだと思うし(笑))それと前から思っていたが、彼女は若者のように髪が豊かでツヤツヤ・小ぎれい・普通の中年女性にしては顔立ちも良い。羨ましいわ。(演じている堀内 敬子という女優を、これまで知らなかった)
2024年05月20日
葵を自宅に帰し、VRで芦原と話す直樹。(葵が素直に帰宅してくれてよかった)「中学の時、ああいうふうに話せる友達いなかったから嬉しい。頼ってもらえてるみたいだし」少年時代、こんな友達がいて、こんな感じに過ごせたらよかったのになぁ という気持ちだろう。経験できなかった分新鮮に感じる・心が浮き立つというか。頼られる経験も、初めてだろう。大人としても、嬉しいよね。直樹の経験が広がっていく。「ホナミはさ、どんな中学生だった?」「ちゃんとできないのが、嫌な人間でした」「できてない子を見ると、ちゃんとやろうよって思ってました」完璧主義・生真面目・優等生という感じ。物事を正しく行いたくて、やれることをやらずに済ませられない…そんな子だったか。「でも、最近になって、ちゃんとできていることが、全ていいことじゃないと思うようになりました」「ちゃんとしてない俺を見て?」「まぁ、そうですね」(^_^)不器用な直樹に、心を開けた。「ホナミさ…やっぱり娘さんと顔 合わせたくないの?」「せっかく楽しかったのに、気分が台なしです」また怒り出しそうで怖いよ!直樹、神経が太い。「でも、葵君は二人が仲直りすることを願ってるんだ」** ** **<ここ2〜3日は、訳のわからない日々だった>やっと芦原と関係修復~プチ家出した葵が自宅を訪ねてきた<それから、俺だからできるかもしれないことを見つけてしまった。穂波と娘さんを会わせる。また嫌われるかもしれないけど、このおせっかいは諦められない。だって…絶対に後悔するから>亡くなった母が書き残した言葉・・・なるほど、直樹が芦原親子を放っておけないのは、そういう過去があったからか。親の心残り・子の後悔 それらがどんなに悲しいか、わかっている。だから、彼らには同じ目に遭ってほしくない。時間があるうちに、十分対話してほしい。** ** **会社の屋上に直樹と加藤。加藤は、上司がなぜ直樹に寛大になったのか、気にかけている。その理由も推察できている。だが、直樹に言わない。** ** **学校。悪ガキ三人は、葵のレポートを発表会で使った。北原「レポートは、葵が書いたってちゃんと伝えてるからな」表向きは、葵を含めた四人グループで課題に取り組みましたってことらしい。「お前、悔しくないの?自分が書いたレポートとか研究結果とか、俺たちに横取りされて」「横取りされたとか思ってないよ」「なんでいつも、そんなこと言うんだよ!」「俺は、お前のこと友達だと思ってる」葵の右腕を掴む。「・・・」葵は目を伏せ、北原の腕をどけて行ってしまう。東谷「俺はなんとなく、北原の気持ち わかる」エッ、本当か!?** ** **直樹は、葵をVRに誘う。(アオイが、目鼻立ちハッキリ美少女)`家出´から帰ると、母は怒らず抱きしめてくれた。それを「意外でした」と言う葵。ん?あの母なら、全く意外とは思わないが・・・大切にされているのに、なぜそう思ったのか。・・・葵の心の闇?** ** **直樹の部屋に葵と、耕助も来ちゃった(笑)葵の誕生会を芦原邸で行う計画。「僕が途中で倒れて、お母さん駆けつけなきゃいけない状況にするんです」「それ ヤバいって」「普通にやってても、あの2人は絶対折れません」多少無茶なことをしなければ、問題解決につながらないと思っている。「いいんすか?!このプラン」「やましい気持ちはあります」「葵君、考え直そう。危険!」彼は飛鳥の部下だから、おおごとになったら困る。火の粉が降りかかるのは困る。「会ってもあの二人、話すかな?」確かに…確率は低いね。「そこで、葵君に考えがあります」葵は`理由はわからないが、母は祖父が作ったシュークリームに恨みがある´と話す。「本音をぶつけるためには、きっかけになるかもしれません」シュークリーム・・・それは飛鳥にとって禁忌。心乱されるぞ。怖い。** ** **<穂波の気持ちと言われても、まだハッキリと何かを聞いたわけじゃなかった>確かにそうだね。こうしたいとか、こうしてほしいとか、聞いていない。<僕は、葵君の計画に不安を感じていた。それでも僕は、止めることができなかった>直樹が不安なのに実行するのは、危険だと思うが・・・大人として、許容範囲を正しく判断しないと。他に思いつかないなら、仕方ないってことか。芦原の体調が悪い。心配だな。
2024年05月16日
「葵、知ってること話しなさい。あの人のこと、怪しい友達のこと。耕助から、報告受けたの。あの人がゴーグルつけて夜中に誰かと話してたって」耕助、芦原の声は聞こえなかったか?気になるなら、自分で確かめたらいいじゃない。全部話しなさい。話しなさい!イヤだ!自分で電話しなよ!葵は母に反抗しない子だと思っていたから、これは意外だった。パシッ!✋思わず、葵の頬を叩いてしまう飛鳥。鬼の形相。** ** **葵が家出し、直樹のアパートにやって来た。(・o・)!慌てて早退し、帰宅する直樹。「しばらく、顔を合わせたくありません」「何があったの?」「・・・」「とりあえず、居場所だけでも連絡しよう」それが正しいと思うが、飛鳥は直樹のことを知らない。先日、葵が直樹を自宅に招き入れたことも承知していない。それでこの状況を、なんて説明するんだよ。怪しい!としか思われない。通報されるかもしれない。「ダメです。直樹さんに迷惑かけたくありません」押しかけた時点で迷惑なのだが・・・それで直樹は早退したし。カップ麺に大喜びの葵。「お母さんが、カップ麺食べるなら出前取りなさいって言って、買ってくれないんです」そうだと思った。「葵君も、おそうめんの民か」どういう意味?「カップラーメン開発してる人も、真剣だからね」タイマーを「2分50秒」に設定する。3分ではない・・・マイナス10秒の意味は?何かこだわりがある?若い頃は、カップ麺がおいしいのだよね。葵は、こういうアパートが初めてのはず。自宅マンションや芦原邸とは広さも趣も全く異なるから、多少カルチャーショックだろう。「ちょっと広くて、ちょっと狭いみたいな」いや・・・直樹の部屋、一人暮らしには十分な広さだと思う。理想的だなとすら思う。(生活感の演出が絶妙!)でも、葵の感覚だとちょっと狭い・・・生まれてからこれまでの生活環境が、そう感じさせる。直樹と葵が親子に見える。会社に電話する振りをして、実は芦原に電話する直樹。「どうして葵は、直樹の家の場所を知ってたんですか?」そういえばそうだ。「ハッキングだって」ありゃりゃ。いまどきの子は、そういう知識技術あるのが凄いわ。葵は直樹に、母と何があったのか話す。「母に叩かれたのは、初めてのことでした」ショックだった。平手打ちだったしね。「そもそも、俺のお節介が間違いかもしれない」「そんなことありません。祖父も母も、仲直りできれば嬉しいはずです」「そんなに単純じゃないかもよ。仲直りがうまくいったとしても、過去は残る。親子が断絶してた何十年という歳月を、後悔することになるかもしれない」なるほど…そういう考え方もできるのか。他人が`お節介´するには、リスクが大きいことなのだ。葵に懇願されたとはいえ、直樹が芦原家の問題に踏み込むには、相応の覚悟がいるでしょう。** ** **耕助が葵に電話すると、当然「ヒドイじゃないですか!母に告げ口したでしょう!覗き見なんて、最低だ」耕助のせいでこうなった!と憤慨する葵。「葵君が秘密を教えないからさ」「帰った方がいいって。社長、ブチ切れるよ。怖いよ」だろうね、キーッ!😠「もう叩かれました!」少年、ショックが大きい。「マジで?!それはかなりだね…」かつてないことに耕助も驚く。「社長が機嫌悪いと俺も困るからさ、ここは手 組もうよ」「騙されませんよ、あなたには」耕助にはズバズバ言う葵。「で、秘密って何?そこが今回の、一連の騒動の原因じゃないの?」よくわかっている。「(小声で直樹に)どうします?」直樹、頼りにされているなぁ。「教えますから、協力してください」「OK!」「はやっ!軽いね、この人」初めて出会うタイプか (笑)「祖父と母を、仲直りさせたいんです」「秘密ってそんなこと?!俺はてっきり、あの…社長が結婚します〜とか会社売るつもりです〜とか、そういうの想像してたから」なるほど。だからとても気にかけていたのか。「協力してくれるんですね」「いいよ」「軽い」話が早いね(笑)「それじゃぁ手始めに…何したらいいか、そっちで話し合ってくれる?早くね!」IT企業のビジネスマンらしく、迅速さを求める。「頼むよー。葵君と見知らぬおじさん」ん?なぜ葵と一緒にいるのが`おじさん´だとわかったの?直樹の声が少し聞こえたとしても、若い男の声か中年の男の声か、そこまでは判断できないだろう。仲直り作戦に、飛鳥の部下が加わる・・・`軽い´耕助がどう絡んでくるのか。役に立ってくれるのかな。
2024年05月14日
衝撃の告白をし、去っていこうとした芦原に食い下がる直樹。「ホナミの気持ちも聞かせてよ。伝えたいことがあるはずだ。ねえ、頼むよ。話してよ」凄いな。この状況で気後れせず、畳み掛けるって。言い方は悪いが、芦原の状況を聞いたばかりなのに、ここまでしつこくできるなんて。「謝ってほしいわけじゃないよ!」以前も思ったが、野間口 徹の絶叫演技には味がある。「私は…自分の信じた人生を生きてきたつもりです。もう…いいですか」さすがに、何も言えなくなる直樹。涙を流し、呆然とする。芦原の様子を覗き見していた耕助の表情も、当然こわばる。飛鳥に報告するしかないだろう。** ** **<俺、これまで人と関わってこなかったからわからなかった。穂波は一人でも大丈夫だと思い込んでた。穂波も俺と一緒なんだ>人は人を求めるってこと?一人は寂しいってこと?(単純すぎないか?)翌日、芦原に会いに行く直樹。思いがけないことに感激し、涙が出る芦原。素直になってよかった。芦原邸。コーヒーを飲む二人。直樹が悠然と構えていて、以前とは別人!余裕しゃくしゃく、コーヒーの淹れ方が上手だと褒める。「また気分を悪くするかもしれないけど、気になってること話してみない?」しつこい・・・また不機嫌になりそうで怖いよ!穂波と出会ってから、煩わしく思っていた佐々木との会話が楽しくなってきた。彼女の言葉に感じ入ることもあり、自分も次第と本音を言うようになった。ずっと話すことが苦手だったのは、うまいこと言わねば・相手にどう思われるかを気にし過ぎていたから と語る直樹。よく喋る!「ホナミのお陰で ~ 現実でも佐々木さんとの会話を楽しめて、今もこうやって、自分でも驚くほど話して、嫌がる穂波の家を会社休んで訪ねるなんて、大胆な行動もできるようになった」変わったよね、かなり。無口・表情が乏しい・覇気がない・背中を丸めていた男が。なぜ自分(ナオキ)に目が留まったのか?と尋ねる直樹。「今思えば、自分と同じ匂いを感じたからですかね」「孤独な人はいっぱいいますが、何だろう…何でしょうね」感覚的なものだったのだろう。「まあ、全てを言葉にする必要はないか」そうだね。「そうです。だから私のことは」「ダメダメ話そう。心の中にあるそれそのままで死ぬ…のは、悔いを残すよ」言い方は悪いが、しつこい気がする。直樹は、芦原が己の問題を語ることが正義のように思っているが、話したくないと意思表示し続けている人に「言って!言わないとダメ」と迫るのはかわいそうに感じる。直樹は、芦原を思いやるからこそ話してほしい。それもわかるのだが。ここまで踏み込むこと、私なら遠慮するな。ここまでする勇気も、信念も持てない。直樹は強いよ。「・・・ ・・・ わかりました。話します」ついに折れた。直樹の気持ちが伝わった。彼は娘を愛し、離婚後は寂しくならないよう気を遣った。しかし「いつの間にか、娘は私を避けていました」プリンの恨みがあるしなぁ。葵8歳の誕生日にロボットをプレゼントしたが、「飛鳥は怒り狂い、私に突き返し、それ以来 会っていません」** ** **「どうしてそんなに怒ったんだろう」事情・状況を知らずして、飛鳥の気持ちは想像できない。** ** **帰宅した飛鳥がキッと怒り顔。「葵、知ってること 話しなさい」新たな波乱の始まり!予告・・・ブルース・リー スピリッツ作戦!?「Don’t think, feel」で親子関係修復か。
2024年05月13日
加藤の退職が正式に決まった。決心したか。上司「直樹さんは、働いてて幸せ感じますか?」嫌味に聞こえなくもないが、嫌味ではない。直樹「僕は…人生全般で感じたことありません」言い切っているのが良い!「僕もです」えっ!子どもが生まれたことは、喜びだったでしょう。「何が直樹さんを、この会社に引き止めてるんですか?」「それは…ここには 居場所があるからです。佐々木さんのおしゃべりを聞いて、加藤さんから差し入れをもらってコンビニで買い物する。普段感じない居心地の良さを、最近なぜか感じ始めたんです」居場所がある…それは実に幸せなこと。同僚とのなんてことないやりとり・通い慣れたコンビニ 小さく平凡だが、そういう日常に柔らかくはまっている感なのだろう。直樹の心が以前より、外に向くようになったからではないかな。ピタッと閉めていた扉を少し開けて、少し風通しが良くなったような。度量も少し広くなったのかも。でも、残念ながら加藤は去る。** ** **コンビニ店員に話しかける直樹。有能なのに就職しないのはなぜ?と尋ねる。(以前の直樹なら考えられないことだな)「いきなり踏み込んだ質問すね」まさか常連客にそんなことを訊かれるとは、思いもよらないよね。「まあ、孤独も悪くないですよ。孤独は強さって、誰か言ってました」「…そんないいもんじゃないよ」まあ、そうだね・・・。以前の直樹なら、なんて答えたかな。** ** **芦原に繰り返しメッセージを送っても、一向に返事が来ない。直樹は決意する。【これが最後のメールです。あと一日ここで待ってる。来なかったら、終わりにしよう】【18時に喫茶店に行きます】やっと反応が返ってきて、ひとまず胸をなでおろす直樹。** ** **芦原邸に飛鳥の秘書・耕助の姿が。外から芦原の様子をうかがう。VRの喫茶店。ホナミがやってきた。しかし、笑顔はなく浮かない顔。「ありがとう。来てくれて」「家族のことに首突っ込んで、ごめん」ナオキの誠意ある感謝にも詫びにも、反応なし。冷淡。「もういいですか?」迷惑そうに、さっさと帰ろうとする。「また怒るかもしれないけど…どうしてあんなに怒ったの?俺は、君のことが心配で声をかけただけなんだ」そうだよね。なぜ自分はあんなに激怒されたのか?・・・ 釈然としない。(でも、よくこうして尋ねたなぁ。また激高しそうなのに。直樹、勇気ある!)嫌味ばかり言うホナミ。上から目線の態度。めちゃ感じ悪い!天真らんまんだったホナミと大違い。これはホナミというより芦原そのもの。「俺たちの時間も、暇潰し?」「他に何だっていうんですか?!美少女になって恋愛をする…その感情が本気だというんですか?」葵にも「暇潰しには、ネットが一番だ」と言っていたからなぁ。なんというか・・・そりゃ、VRでのこと・アバターを動かしている時のことだから、ファンタジー的な感覚でもおかしくない。直樹に対する親しみの感情は別として。・・・これが100% 芦原の本心なのかどうかわからないし、`VRでの本気´というものが成立するのかもしれない~そういう価値観もありなのか・・・と、なんだかよくわからなくなってきた!「俺は…本気だ」「全てが、俺にはリアルな思い出」ホナミは初恋の人だからな。しかし「私が、現実でも会いたいって望んだ時に、VRは現実と分けて楽しむものだって、あなたが言ったんですよ!」強く言い返される。ずばり、そのとおり!直樹は芦原の申し出にいい顔をせず、断った。芦原は落胆した。そして、今になってVRと現実をつなげるようになった直樹に怒り、責める。「現実の穂波が心配で、何がどうなってんだか。でも、何かしないと、何かできることがあるって、抑えようとしても湧き上がってくるんだ。こんなこと、人生で初めてなんだ。人と関わらないように生きてきたのに…おせっかいだってわかってるのに…どうしようもないんだ!」正直言って、直樹がなぜここまで芦原という人物に惹かれるようになったのか、よくわからない。ホナミに恋するのはわかるが。(私の感性が鈍いのか)芦原は、自分の状況を伝える。「無駄な労力は、使わないでください」直樹に冷たく、刺々しい言葉を連ねた芦原だが、これは思いやりか。長文を読んでくださり、どうもありがとうございました。
2024年05月12日
学校。いつものように、葵が悪ガキ3人のために作業している。(宿題を押し付けられている?)クラスメイトA クラス替え、イヤだな。B 今のクラス、かわいいの、いなくね?デブが偉そうに!A 俺は(2人のことは)どうでもいい。葵君がいればいい。クラス離れたら、この先こういうの、どうするの?誰がやるの?B 確かに、葵くんいないと困るわ。最低な奴ら。C ・・・利用してるみたいな言い方、するなよ。おっ・・・Cには良心が芽生えてきたか。「自分でもやるから一緒だよ。だから気にしないで」それはダメだよ!どう見ても、いいように使われているだけ。悪ガキどもに友情はない。寂しく、愚かである。** ** **芦原にメッセージを送った直樹は、返信を待ってソワソワ。佐々木は相変わらず直樹の相手を「彼女」と思い込んでいる。彼が何度否定しても聞き流す・・・面倒くさい!** ** **まず、自分がいい息子として行動し、母の機嫌を良くしよう・・・そう考えた葵は、母が急に必要になったドレスを会社まで届けに行く。「ありがとう。助かった~!」やってきた葵に抱きつく飛鳥。やり過ぎだわ。「何かある?ポイント稼ぎしてるな。狙いは何?」社長秘書の耕助が訝しむ。「何もありません」ポーカーフェイスを装う。知りたい耕助と、言いたくない葵の間で小競り合い・・・葵が大きな声を出したり、強い口調でバンバン喋るのを初めて見たわ。耕助とは馴れた間柄で、気兼ねなく話せるということがわかった。** ** **「お母さん、きれいだね」えっ・・・いまどきの男子は、こういうことをサラッと言うのだなぁ。母と息子が仲良しベッタリだから。この子は「ママ」と言わないだけ、まともだわ。「友達が言ってた」「葵、友達できたの?そう。よかった」(^・^)いやいや!あれは友達ではないでしょう。全然違う。葵は、本当のところどう思っているの?悪ガキどもと自分の関係。彼らに言われるがままに宿題・課題を代行してやっていることを。本心で「ついでだからいいよ」と軽く思っているのか?!違うだろう。この問題、そのうち教師や母にバレて騒ぎになるか?** ** **芦原から直樹への返信はない。葵から「ならばVRに誘ってみては?」と助言され【これからあっちの世界で会えないか? 喫茶店で待ってる】とメッセージを送る。芦原は、既読無視。気持ちが動かない。ピアノの上に、問題のロボットが置いてある。かなり目立つ所に。娘に怒られ突き返されたことものだから、イヤな思い出があるのに。何が悪かったのか・・・と気にかけているから、処分せず飾っているかも。** ** **ドレス姿で肩もみされる!肩にタオルを置くのかと思いきや、直に!女性上司と男性部下・・・いくら気心の知れた仲でも、この行為は親密すぎる。耕助に促され、飛鳥が父に嫌悪感をもつようになった出来事を話す。シュークリームを巡る辛い記憶。「ショックだったなあ」それはそうだと思う。芦原は自分が何でも器用にできるから、うまくできない人・失敗した人の気持ちがわからないのでは。焦げた=失敗に価値はない・無意味だから捨てる良く焼けた=価値がある・成功は正しい・あるべき結果そう思う人なのでは。結果そのものだけで判断する。背景・事情・気持ちを慮ることはないような感じ。飛鳥にとっては「焦げてしまったけれど、自分が一生懸命に作ったシュークリーム」だから、単なる失敗作として割り切れない。父が「皮は焦げちゃったけど、クリームはきっと食べられるから、取り出しておこう。せっかく頑張って作ったからな」などと言えば、娘は悪い気はしなかっただろう。そもそも、素人がシュークリームを作るというのは、相当難しい。「覚えてるわけないよ。あの人は…」でしょうね。「多分、どうして私が離れたかも、見当もついてないと思う」だろうね。芦原としては悪意があっての言動ではない。というか、ロボットのプレゼントも含め、良かれと思ってやったこと。でも、相手(娘)にとっては嫌味になる。えっ!?という違和感が生じ、引っかかるのだ。長文を読んでくださり、どうもありがとうございました。
2024年05月12日
おもむろに立ち上がり、直樹に近づいてくる上司・・・怖いよ!(野間口 徹の演技が秀逸)** **加藤がコンビニ店員に「よかったら、連絡先、交換しませんか?」思い切ったね!積極的。若者同士、いいね。で、浮かれる加藤(笑) 別人のようだわ。そんな彼女に驚いて、微動だにしない直樹と佐々木(笑)こういうシーンも巧いなぁ。加藤、キャベツ丸々一個買ったけれど・・・実家暮らし?一人暮らしなら、とても食べきれないよ!コンビニ店員、首が長くてきれいだな。** **葵の自宅にやってきた直樹。ちゃんと母・飛鳥の許可を得ているのか?!いないだろう。話しを通さずに訪問は、まずい。芦原が葵に贈ったロボットが、父と娘 断絶の原因。「葵は友達いないだろう。だから、友達をプレゼントしたんだ」芦原の`善意´は娘には理解不能どころか、激しい怒りと反感を買う。発狂(>_<)これは・・・飛鳥がムカッとするというか、傷つくのもわかる。そういうことじゃないだろう!と思うよね。葵「僕のせいなんです。僕が友達とかいて普通の子だったら、祖父もロボットは買ってこなかっただろうし」そう思うのも無理はないが・・・切ないな。普通の子、か・・・。母の本心は、祖父と仲直りしたいのだろう と言う葵。「少なくとも、二人は無視していません。お互いを気にかけています」祖父と母のことをよく見て、心の内を感じ取っている。「僕は、祖父と母に仲直りしてほしい」「二人のために、よろしくお願いします」葵から頭を下げられ「やれることを、やってみるよ」そう言うしかないよね。葵の力になってやりたい。大人としても。直樹は葵の前で全くカッコつけない・自然体だが、多少そういう気持ちにはなるのではと思う。** ** 帰宅し、考える。「彼女の反応なんか気にしちゃダメです。本心でぶつかってください!」ふと、佐々木の言葉が思い出される。「逃げちゃダメ、逃げちゃダメ、逃げちゃダメか」芦原にメッセージを送る。それを読んでから、ロボットに問いかける芦原。「俺は酷い人間なのかなぁ」『自分のことを振り返られるあなたは、すてきな人です』ロボットが返答する。なるほどね・・・うまいなぁ。私より機知に富み、表現力もある。恥ずかしながら。芦原には、直樹に返事してほしいなぁ。「言い過ぎました」と。でも、そう思わないのか、そう思いたくないのか、そう思っても謝りたくないのか、とにかくもう直樹と関わるつもりがないのか。残された時間は長くない。早く直樹と対話してほしい。芦原も飛鳥も、素直になればいいのになぁ。考え方の違いや、複雑な思いはあっても。でも、当人たちにとっては、それが難しい。わかる気がする。
2024年05月09日
VRでアオイとナオキが会う。ホナミとの出会い・特別列車での二人旅・不正アクセスして自宅に会いに行った・それを後悔した正直に話すナオキ。「祖父とナオキさんは・・・恋人なんですか?」葵がズバリ尋ねる!核心に迫る。「木の下の二人と現実の二人。二人の関係が、よくわかりません」見ちゃったし、キスされそうになったし。「そりゃしかたないよ。俺だってわからない」「この関係に、名前なんてなくたっていい。初恋ってだけでいいんだ」自身のこと・ホナミへの思いを実直に語った直樹を、信用する葵。直樹がなんらカッコつけず、素直に心情を語ってくれたから。その人柄が、葵の心に温かく沁みたのだろう。** ** **医者から宣告される芦原。粛々と受け入れるが、娘・飛鳥による心づけがあったことを知り、驚きの表情になる。お互い、本当は相手を気にかけているでしょう。** ** **直樹と佐々木が飲みに行くー!と思ったら、会社の屋上で乾杯(笑)「先週末から、直樹さん 変です。もともと変ですけど、もっと変です」言うね(笑)「一体 何があったんですか?腹を割って話してください!」直樹のことが心配なのだね。「そうか。フフフ(^_^)佐々木さんも、僕に負けず劣らずミスが多いのに、あの澤田さんでも佐々木さんのことを頼りにしてる。その訳は、腹を割ってるからだ」佐々木もミスが多いの?!でも、直樹と違って愛嬌でカバーして、上司とうまくやっているってことか。世渡り上手。直樹もハッキリ言うね(笑)佐々木と軽口を叩いていたら、満面の笑みになる。「なんか、楽しいです」「でしょう。喜びは 人と人との間にあります」「・・・そうですね」以前の彼なら、こう言わなかった(言えなかった)でしょう。押し黙るだけ。変わったな、直樹。「人間関係、辛いことも多いけど、乗り越えたところに喜びはあります」前向き。佐々木は、色々あっても人を愛し、自分を愛しているのだ。タフ。「・・・自分は隠してるのに、人に頼りにされようなんて、虫がよすぎる話なんだ」芦原にどうアプローチするか、新たな考えが浮かんだよう。「彼女の反応なんか、気にしちゃダメです。本心でぶつかってください!」このひと押しは効く。直樹、もう面倒くさいので`彼女ではない´と否定しない(笑)「もしかして、僕の話をするためにわざわざ・・・」佐々木はしばしばお節介・独り善がりなところがあるが、根はこのとおり優しい。直樹にとって、とてもありがたい存在だ。【葵くん、会って話をしないか?ホナミと穂波のこと 相談したい】人と関わることを避けてきた彼が、人に近づいていく。葵がいい子だから・波長が合って話しやすいってのもある。佐々木の誘いに乗ったのも`進歩´と言えるだろう。
2024年05月09日
直樹は葵から、芦原と娘が不仲だと聞かされる。葵がそれを心配しているのも察する。そういう事情を知り、葵と芦原が元の仲に戻ってほしいと思うが「どうしようか…僕も、あんまこういうの慣れてなくて。今まで、こういうことから逃げてきた人間なんだ」「僕もです」「だから葵くんとは喋りやすいのかな」「変ですね。人間関係が苦手な同士は、喋りやすいなんて」なんとなく、安心感・気楽さのようなものがあるのかもしれない。「祖父も、同じです」「僕が知る限り、あんなに心を開いた祖父を見たことはありません」やはり芦原は`難しい人´であった。「二人の関係を教えてください!祖父のこと、もっと知りたいんです!」葵の真剣な様子に納得した直樹は、葵が自身のアバターでログインし、命の森に来るよう言う。「今夜にしよう。時間あけると、逃げちゃいそうだから」今度は逃げない。前向きになっている。直樹の内面が変わってきたということだ。怒って自室に閉じこもってしまった芦原に、ドア越しに声をかける。「葵くん、反省してたから許してあげて」「余計なお世話です。家族のことに、首を突っ込まないでください」なんて刺々しい。「ごめん。そんなつもりじゃなかったんだけど」本当に、そんなつもりで言ったのではないよね。でも、芦原の機嫌は最悪。直樹に辛辣な言葉をぶつけてきた。孫に`別の顔´を見られた・・・最悪。そりゃ、受け入れがたいことだ。気持ちの整理もつかない。葵がホナミになりすましたことも腹立たしい。もっともである。でも、直樹にそこまできつい態度をとることないのになとも思う。芦原には芦原の心理・理由があるのも伝わってくるが。彼がただ穏やかな好人物ではないことを予想はしていたが、なにやら実は恐ろしい人格の持ち主に思えてきた。葵にVR世界での姿や言動を見られてしてしまう・芦原に怒られる。それでも直樹は、感情的にならない・動揺を見せない。それが凄いと思うわ。淡々と受け止めるというか。直樹が帰ると、芦原はヘッドセットをゴミ箱に入れる。直樹とはもう関わる気がない・訣別。へそを曲げたな。* * *葵が帰宅すると、飛鳥から`海外出張に行く´と電話が。「あっ そうなんだ」「なによー、もうちょっと寂しそうにしてよ!」中一の男子が「お母さんがいなくて寂しい」なんて言ったら、気持ち悪いぞ!息子を溺愛する飛鳥。もう中学生なのだから、いい意味でドライに接した方がいい。息子のためにも。「例の人のこと、わかった?」「えーっと・・・VRの友達だった」アーッ!言ってしまった。「昔、仕事で知り合った人みたいだよ」などとごまかせばいいものを・・・。この辺りは、まだ子どもだな。部下に父の様子を見てくるよう頼む飛鳥。「率直だけど、素直じゃない。・・・面倒な親子」そういうところが、親子で似ているのかも。田中 麗奈の着ているスーツ、すてきだな。かっこいい。* * *ナオキとアオイが、命の森で会う。ホナミとの思い出のブランコに乗りながら、ナオキが語り始める。「現実の俺は終わってるんだ」・・・中学生、それも一年生がそう言われても、理解不能だと思う。ピンとこないでしょう。「会社から君はいらないって言われてるみたいで、辛かった」←希望退職の話は、まだ終わっていない!「結局、現実でも、こっちでもずっと一人だった」孤独。「そんな俺に、唯一興味を持ってくれた人がホナミだったんだ」素直に話す直樹がいい感じ。カッコつける性格でもないし、そういうところが葵の心に沁みるのでは。彼も、ちゃんとした友人がいないし。
2024年05月02日
好きなゲームが同じとわかり、意気投合する直樹と葵。直樹のこんなニコニコ顔、初めて見た!直樹を訝しんでいた葵も、途端に無邪気になる。芦原が「直樹」と呼び捨てにしたことに、葵が反応。「直樹…おじいちゃんと直樹さん、凄く仲がいいんだね」「!・・・」無言になる二人。その後、トワイライトにログインし、先ほどのことを笑う彼らだが、葵が芦原のことをこっそり覗き見。そして「今日は、命の森にもう一度行きたいです」と聞こえたので、トワイライトにログイン。自身のアバター姿(女性!)で命の森に潜入し、ホナミとナオキを見つける。膝枕!直樹と葵が仲良くなったことに嫉妬している と話すホナミ。嫉妬!「ホナミが一番好きだよ」「キャー嬉しい♡」ナオキに抱きつく。キスまでする。<とんでもないものを見てしまった>そりゃ、驚きと衝撃しかないわ。<一睡もできなかった>蝋人形みたいになっちゃった!ちょっと怖い。少年、頭が混乱する。そりゃそうだ。翌朝。ご機嫌の芦原。<直樹さんは、昨日よりもずっとリラックスしている>確かに、そう見える。<二人は、どんな関係なんだろう>VRでの二人を見てしまったから・・・ただの友達とは思えない。葵は母に、なんと報告するの?まさか、VRで見たことも?!<現実では普通の知り合い。VRでは恋人。そんなこと、ありえるのか?>よもやおじいちゃんが・・・?!である。信じがたい。<確かめなきゃ>で、芦原の部屋に入り、トワイライトにログイン。アバター ホナミを動かすことに。「怖いんだよ、ホナミに愛想尽かされそうで」「こういうの、経験ないからさ。うまくできないから」「朝、食べてる時なんか、リラックスしてましたよ」「精いっぱい、楽しもうと努力してる」あー・・・なんとなくわかる。どうしても緊張感があるというか、どこか楽しんでいる芝居しているような感じなのではないかな。「そんな必要ないですよ!」「ありのままでいいんです」思わずナオキの手を取って力説する葵。<あれ?僕、なに励ましてんだ?>なんだろうね。葵の深層心理ではないのかな。「キスしていい?」ナオキに言われ、戸惑う少年。その時、芦原が部屋にやってきた!ゴーグルをつけた葵を見て、鬼の形相。「昨日、スマホモードでログインして、見ちゃったから。・・・2人の関係を確かめたくて、やりました」土下座して謝り、正直に話す。「飛鳥には言うなよ。いいな」怖い顔をして、部屋から出ていく芦原。「パスワードを変更してない穂波にも、落ち度はあるよ」なるほど・・・一人暮らししているから、そういう用心に気が回らなかったか。というか、葵が連絡なしに突然来たから、パスワードを変えておこうと考える暇もなかったのだと思う。葵を励ます直樹だが「許してもらえないかもしれない」「そんなことないよ。家族だろう」「いいえ。うちは違います」「祖父と母は、ずっと喋ってません。親子だけど、親子じゃないんです」もしかしたら芦原は、とんでもなく恐ろしい人?芦原家には、なにやら深刻な事情があるらしい・・・と知る直樹。葵は、芦原の孫/直樹にとっては、会ったばかりの少年。だから二人の恥ずかしさには、かなり差がある。直樹は許せても、芦原には許せないのだ。自分が芦原なら、そりゃ物凄く気を悪くする。葵と顔を合わせるのもイヤになるわ。せっかく楽しく過ごしていた芦原が、思いがけず立腹するという展開に。やっと芦原の家に行く気になった直樹にとっても、残念なこととなった。悲しいな。病身の芦原にとって、この怒りは体にとっても悪い。直樹がよそよそしくなったら、葵は本当に救われないわ。直樹が優しくてよかったね。ホナミの嫉妬というのは・・・同性愛ってこと?!膝枕やキスにギョッとした。一緒に星空を見たり、ブランコに乗ったりする二人の方がいい。お互い`正体´を知ったのに身体接触が濃くなっているのを、妙に感じる。手をつなぐくらいならかわいいものだが。直樹、ホナミが穂波でかなり戸惑っていたのに…ウーン。いつの間にか随分と吹っ切れている様子に、正直言って違和感が残る。
2024年05月02日
芦原邸・・・玄関も広くていいな。こっそり家に上がり、祖父と`知らないおじさん´の会話に耳をそばだてる葵。葵の母は、息子だけが父の様子を見てくればいい と思っている。部下「本当に行かなくていいんですか?」飛鳥「向こうも望んでないの」反目しあっているってことか。娘が一方的に父を嫌っているのではなく。芦原が彼女をどう思っているのか、わからないけれど。「ああ見えてお父様、寂しがり屋ですよ」部下は、芦原のことをある程度知っているようだ。「会いたくない」父の病状が悪いと知っているのに、頑な。「二人の仲が悪いの、葵くん悩んでるんじゃないかな〜って」図星を指された…そんな表情の飛鳥。父には会わない!と言っているが、内心ではなにやら思うところがあるような・・・。芦原は「穂波さん」と言う直樹に「さん付けはやめませんか」で、二人は「穂波」「直樹」と呼び合うようになる。芦原が、VRと同じ雰囲気を好んでってことか。芦原の書斎というかパソコンルーム、いい雰囲気だな。葵は以前、そこにあるゴーグルとパソコンで、トワイライトを利用していたのだった。何気なくゴーグルを装着すると、トワイライトが現れる。「まだ存在してたんだ」やや驚く葵。さらに、目の前にセーラー服姿の少女(アバター ナオキ)がいる。「えっ、誰?というか、ここ、どこ?」そこは列車の中。窓に映ったのはホナミの顔。「えぇ!僕のアバターじゃない」驚愕する。「・・・てことは、あれは・・・おじいちゃん」「いや、不正アクセスかもしれないし、一緒にいた女の子も誰なんだ・・・。とにかく確かめなきゃ」`ホナミとナオキ´という二人だけの世界が、第三者(葵)に知られることとなるか。不正アクセス・・・いまどきの子、凄いなーって感じだわ。直樹がシチューを作っていると、ピンポーン。葵が`今、来ました´の体で玄関チャイムを鳴らしたのだ。「孫です。葵といいます」「失礼ですが、どういうご関係なんですか?」ソファーに座るのを遠慮し、おずおずと名乗る直樹(笑)「おじいちゃんが友達を家に招くなんて、初めてです」「そうか、初めてなのか」意外だなという思いと・・・ちょっと嬉しいのかな?「おじいちゃんとは、どういうお友達なのですか?」「趣味の友達というか、ネットで知り合って」正直に言う。`昔、仕事で知り合った´などとごまかすことなく。さらに質問する葵。直樹から目線を外さない。意外とどっしり構え、落ち着いた口調。直樹、子どもに恐縮する(笑)当然、心地悪い・・・で「あの〜、私、帰ります」そうなるよね。しかし、部屋を出ようとしたら芦原が来た!「ネットで知り合ったって聞いて、びっくりしたよ」「暇だからな。暇潰しには、ネットが一番だ」ありゃりゃ…これは直樹に失礼でしょう。直樹の顔!(笑)直樹を引き留める芦原。三人で、直樹の作ったシチューを食べる。「もう少しコクが欲しかったので、チーズと味噌を足しました」シチューに味噌!初めて聞いたわ。芦原は上機嫌。だが、葵の登場で、直樹は戸惑いの表情。顔が引きつっている!そりゃ、他人の自分は邪魔だと思うよね。居辛いはず。飛鳥から葵に【様子はどう?】とメッセージが。【知らないおじさんがいた】当然、驚く飛鳥。【変な人だったらすぐ警察に連絡して】【僕に任せて】雄々しい息子の言葉に、思わず「フフフ。かわいい(^_^)」と微笑む。母の顔。飛鳥の頬が緩むのを、初めて見たわ。しかし、葵と直樹、ゲームをきっかけに打ち解けるという展開に。葵が小学生に見える。まだまだ幼い風貌で。でも、直樹に対する言葉遣いや態度は、丁寧で落ち着ている。葵の訪問がなければ普通に`友人と楽しく過ごしました´で終わるはずの滞在だが・・・そうはいかなくなった。孫が絡んでくるー(・o・)
2024年05月01日
悪ガキどもに囲まれ、無理強いされる葵…あんな奴ら、放っておけよ。ろくなもんじゃない。* * *芦原は緊急入院し、トワイライトにログインできなかった。またも無理して退院し、直樹に【諸事情がありログインできませんでした。もし良ければ、今日か明日、旅行の続きをしませんか?】とメッセージを送る。それを読んだ直樹に、笑顔はない。【仕事が忙しくて厳しそう】と断る。<前までは待ち遠しくてしかたがなかったのに、今は…よくわからない>ホナミが誰なのか知って以来、戸惑っている。芦原、かわいそうだな…せっかく無理して退院したのに。娘が幼い頃は、父子関係がよかったようだ。* * *野菜を買ってきて、カレー作りに挑戦する直樹。ぎこちない手つきで包丁を握るが、丁寧に処理する。(意外とやることが細やか)火加減がよくわからず、芦原に聞こうとしてやめる。で、佐々木にラインする。業務以外でも気軽に連絡できる…いい関係だわ。ん?!肉を切らずに鍋に入れた。でも、薄切りだからそれでもいいだろう。鍋も新しい感じだな。買ってきたのか。鍋の前で手を動かしながら、先日のホナミとの会話を思い出す。おいしくできたカレーを食べながら、ふと「俺、勝手すぎるな…」反省し【週末、家に行ってもいいかな?】* * *昼休み。直樹がいつものように屋上に行くと、上司の姿が。お互い避けるかと思いきや「お弁当、珍しいですね」「あっ、どうぞ」←そばに座るよう勧めるえーっ、退職問題もあるのにフレンドリー!* * *【もし週末2日とも空いているなら、泊まってください!】芦原、というかホナミの申し出を受け入れる直樹、というかナオキ。芦原の病状を全く知らないが、心境に変化が。芦原邸に到着し、バイクを降りた直樹。その表情はニコニコではないが、これまでとはちょっと違う感じ。出迎えた芦原と直樹が家に入るところを、孫の葵が木の陰からこっそり見て「誰だ、あの人」これから、二人に孫がからんでくるかー。ややこしくなりそう。お母さんに報告するのかしら?* * *予告で、芦原の激怒シーンが!あんなに親しみを持っていた直樹とのつきあいを、断ってしまうか?
2024年04月29日
佐々木「フランボワーズとピスターシュ、どちらがお好きですか?」直樹「・・・どっちもあんまりピンときません」 「どっちにも馴染みがないもので」そりゃそうでしょう。`フランボワーズ?ピスターシュ?…何?´だよね。佐々木、それくらい予想できるだろうに。ピスターシュ・・・ピスタチオのことか?「だったら、両方どうぞ」優しいが、はじめから二つ渡せばいいのにと思った。* * *ナオキはホナミに、希望退職を勧められていると話す。「年齢的にも、独り身なのもあるし」会社としては`年寄り´を切りたい。それはまあ理解できるが、中年は転職が難しい。それに`独身より、家族持ちの方が大変なのよ´という思考がおもしろくないわ。中年の独身にだって生活があるんだ!と言いたくなる。ナオキ、意外と深刻さのない話しぶり。* * *佐々木のいつもの健康不安の話に、苛立ちを見せる加藤。「周りの人を巻き込むのはやめてください」先輩に対して、遠慮なくきっぱり文句を言う。いまどきの若者はこうか。さらに、佐々木からクッキーを勧められると「もらうと返さなきゃいけないので、いらないです」うわぁ・・・「お返しなんて気にしないで」「佐々木さんが気にするかどうかは気にしてません。自分が気になるのがイヤなんです」えっ・・・気難しい人!面倒くさい人だなぁ。加藤は、どうってことないことを捻じって受け止め、角が立つ言い方・振る舞いをする。クッキーをあげたところで、誰もいちいちお返しなんて期待しないって。「直樹さんは独り身ですからね。誰も看病してくれませんよ。本当に気をつけないと、独り身で大病を患うって、辛くて寂しい修羅の道」酷いな!直樹の不安を煽る煽る・・・無神経過ぎる発言。そんなこと、言われなくてもわかっているってのに。ふと、芦原を思い出す直樹。そういえば、芦原に家族がいるのかいないのか、直樹はまだ知らない。【僕は、いてもいなくてもいい存在。だからいつも捨てられる】芦原に送ろうとしたメッセージを、消す。・・・切ない。* * *電話で病院関係者と話す飛鳥。父に関心のない話しぶり。「検査の結果悪いのに、だだこねて家に帰ったんだって」芦原は無理して退院したのだった。見舞いに行かない と断言する飛鳥に、部下が「・・・社長、家族にだけは優しくないっすよね」「遺伝じゃない?」これは・・・芦原は若い頃、家族を顧みなかったということか。忙しさにかまけて。彼女はそれを恨んでいるのか。澤田(上司)「正直 直樹さん、このまま会社にいても、出世することないと思いますので」いや、他の会社に行っても出世しない、どころか収入がかなり減るだろう!直樹の立場なら`このままがベスト´である。でも、退職拒否したら上司の反感を買って、居心地悪くなるのは明白。残る・去る どちらにせよ、苦難の道が待っている。* * *「優しさを素直に言えない人、多いですよね」「澤田さんは違うでしょう」どうなのだろうね。立場もあるし。「苦しさを素直に言えない人も多い」直樹のこと?「人は人のことを知ってるようでほとんど知らない。いわんや自分のことなど一生知る由もない」そして「命短し 恋せよ乙女♫」意味深長ね。* * *加藤とコンビニ店員が、気軽な会話。若者同士、いい感じじゃん。〈加藤さんの笑顔、初めて見た〉で、さきほどの佐々木の言葉が思い出される。当然ながら、笑った方がかわいい。トワイライトにログインし、列車でホナミを待つナオキ。しかし、以前のようなワクワク感・高揚感はもうない。その頃、芦原は意識もうろう、病院に救急搬送されていた。* * *病気の芦原を見るのが辛い。気が滅入ってしまう。設定が重すぎる。このまま見続けるには、勇気が要る。あの人この人の問題あれこれ・・・一つ一つ、どう決まりがつくのか。二人ともチェスができるのだね。(やってみたい気もするが、難しそう)
2024年04月25日
直樹に手料理をふるまう芦原。レストランみたい。おいしそう。直樹は改めて、ホナミの個人情報を不正取得したことを詫びる。「通報されると私は、あの世界から追い出されます」あぁ・・・そういう理由があっての謝罪か。保身というか。都合のいいこと言っている。直樹の切実な頼みごとだが。「直樹を、身近に感じたいんです」(^_^)と言われ、伏し目・無言でピンチョスを口にする直樹。怖気づいたような(笑)そうめんと、つけだれレシピをくれた芦原。達筆だな。* * *上司に呼び出される直樹。案の定、人事部は若い加藤の退職を止めたがっていると言われる。さらに、加藤が辞めようとするのは、直樹のため・・・`身代わり´ではないかとも。思いもよらないことを言われ、呆然とする直樹。* * *葵は、学校で問題を抱えている。クラスメイト達から「御曹司」なんて呼ばれて、いいように使われている。* * *VRの世界で旅を再開する二人。だがやはり、ホナミに芦原が重なってしまうナオキ。新世界ホール・・・すてきな場所。きれいだな。ステージ上のオルゴールなど木製品と、赤い階段と、白い座席のコントラストが美しい。「レミーのおいしいレストラン」ネズミが嫌いだから、見ていないわ。「どうして同じ映画を好きってだけで、人の心は温かくなるんでしょうか」ホナミのこういうセリフ・こういう感性が好き。「同じ映画を好きって言われて、イヤだな〜って感じる人もいるけどね」「ナオキらしい視点」なんとなくわかる。少しシニカルというか・・・。また家に来てほしい と言うホナミだったが、今度はきっぱり断られる。ナオキは、自分を支えてきてくれたVRの世界を敬っており「現実と混ぜるのは、この世界を裏切ることになると思う」大事なものを大事にし、守りたい。そうしない自分は、自分でなくなる。そうしない自分を、許すことはできない。「もし、直接会わないなら、もうこの世界には来ないと言ったら…どうしますか?」踏み込んできた!しかし直樹はひるまない。ホナミが芦原という人物だから、会いたくないのではない。現実とVRは、あくまで別物。現実世界にホナミを探したのは悪かった。「でも可能なら、もう一度、その前に戻りたい」と自分の思っていることを率直に説明する。ホナミはナオキの思いをくみ取り「わかりました」「ごめん」「謝らないでください。ごめんって言うなら、ありがとうでお願いします」本当にいい子だな、ホナミ。芦原の気持ちを思うと・・・気の毒だ。本当は、直樹と穏やかな時間を過ごしたいのに。彼の寂しさを思うと、切なくて涙ぐんでしまうわ。いくら自分に純粋な気持ちがあっても、思うようにいかないものだ。辛い。クールに見える加藤が、直樹に意外なことを言う。そんな自分に彼女自身も「ん?!」と思ったようで、そそくさと立ち去る。その姿を、さりげなく見ていたコンビニ店員・・・何か思うところがあるような。加藤は、直樹に惹かれているのか?自分が気づかないうちに。退職問題、どうなるの?芦原と知り合ってから直樹は、初めてサラダを買ったり、全くしない料理をしておいしいものが作れたり・・・生活に少しばかり変化が起きている。良い人・紳士にしか見えない芦原だが、それが全てではないだろう。娘が彼を避けているし・・・。主演の野間口 徹が、27日の「土スタ」生出演します。
2024年04月24日
退院した芦原。一人で帰宅。相当な手術をしたのに、付き添いがいないなんて。お金持ちなのだから、人を雇えばいいのに。娘は頭が回る人なのだから、そういう手配ができるはず。なのに・・・冷たいわ。自分でリンゴをむいて食べ芦原。退院したばかりなのに、家に一人・・・寂しい画である。広い家に一人暮らしなのに、家政婦がいないのか?術後の説明も、酸素マスク付けた芦原一人で聞いて・・・かわいそう。直樹に己の状況を伝えようとするが、送信をやめる。悲しい。とても残念で、胸が痛む。初めてサラダを買った直樹。不慣れだから、ドレッシングが付いていないことを知らなかった!ガッカリだね。「手術 成功しました」ホナミ(というか芦原)からメッセージが。これは偽り・・・元気な振り。娘・飛鳥は、父を遠ざけている。どういう親子関係なのか?直樹は上司から「希望退職の締め切りを忘れないでください」と言われる。そうだ、その問題もある。辛いなぁ。直樹はどうするのだろう?上司は直樹が退職するのが当然だと思っている。〈ホナミと出会うまで、VRと現実は完全に別の世界だった〉〈今は・・・よくわからない〉芦原に会ったから、さらに混乱。ホナミを喫茶店に誘ったナオキ。大喜びのホナミ。「何度もメッセージ送ろうとしたけど、勇気 出ませんでした」ナオキが戸惑っている・・・それが気がかりだった。また家に来てほしいと言うホナミに、ナオキは困り顔。「あっちはあっち、こっちはこっち」現実とVRは別だ と話す。「あっちとこっち、先に混ぜたのはナオキです」ズバッと言う。勝手に現実に飛び込んできたのは、ナオキの方だ。「俺自身、グシャグシャになりそうなのを、必死に分けてるところで」気持ちの整理がつかない。簡単に割り切れることではない。ホナミの真剣な様子に、やむなく再訪を承諾。しかし、芦原の気持ちが理解できず、面倒だとも思う。それでも会う理由は、病気の芦原を無下にできないのと、VRのホナミに会えなくなることを懸念してだ。直樹は手土産にラッシーを持って芦原邸に行くも、やはり表情は硬い。芦原は、ごちそうを作って待っており、笑顔で直樹を迎える。傍から見ると`芦原は紳士だから、友人として付き合えばいいのに´と思うのだが、直樹の心情としては、そういうわけにいかない。VRの世界に対する尊重があり、現実とは別だからこそ意義がある。現実とVRを行ったり来たり。できれば、VRの世界だけでホナミと会いたい。芦原 穂波という現実を切り離したい。二人の関係がどうなっていくのか、芦原親子の過去は?
2024年04月24日
直樹が、思い余ってホナミの自宅を電撃的に訪問!「あの・・・僕はナオキです」「えっ!?」といった初対面シーンはなし。広い屋敷・・・お金持ち。部屋に通された直樹。テレビらしきものが、白い布で覆われている。特に意味はないか?陽光が十分差し込む、温もりある雰囲気の居間。広い。当然、お互い気まずい(笑)・・・が、芦原 穂波は柔和な笑みを見せる。直樹の顔は引きつったまま。`あのホナミがこの穂波か´と戸惑いを隠せない。居心地が悪く、早々に帰ることにする直樹。「直樹さんは、あっちの世界と変わらない優しい人ですね」言われて嬉しい言葉なはずなのに、心に響かない。だから笑顔もない。さらに「会いに来てくれて、嬉しかったです」芦原は率直に親しみを伝えるが、直樹は硬い面持ち。無言で頭を下げて立ち去る。* * *私が芦原なら、直樹の暗い表情・元気のなさが悲しくなるわ。あぁ、落胆したのだな と。若くて GOOD LOOKING GIRLのホナミが、実はおじいさんだった・・・その現実を受け止められないのが、ありあり見える。直樹は`VRと現実は違う´と当然理解しているのだが、ホナミに恋しているから、その本当の姿(使用者)に、どうしてもホナミをダブらせてしまう。惚れた姿かたちとかけ離れた人物をイメージできない。だから`おじいさんのホナミ´が衝撃であり、違和感があり・・・ハッキリ言うとおもしろくないというか。ホナミというキャラクターは唯一無二であり、他の誰でもないのだが、アバター使用者がその正体であるとされるなら、ホナミ=芦原 穂波というおじいさん・・・だから直樹は大いに戸惑い、ハッキリ言うとガッカリし不満なのだ。恋した相手がおじいさん・・・架空と現実は違うとわかっていても、複雑な心境であろう。事は期待どおり・ロマンティックに運ばない。* * *別れ際「喫茶店で会いましょう」と言われたので、トワイライトにログインする直樹だが〈VRと現実は別の世界。ホナミはホナミだ。ちゃんと分けて接しないと。だけど、気が重い〉ホナミを前にして、改まった言葉遣いになってしまう。そんなよそよそしい態度にホナミは、いつもどおりに接してほしい!と懇願。「そうそう簡単には、割り切れないです・・・」ナオキだけど直樹そのもの で、笑った。どうしても芦原がチラつく直樹(笑)「この世界を、大事にしたいんです」ホナミの訴えを受け入れて、これまでの口調に戻す。「私…もしかしたら、もう会えないかもって不安でした」ホナミは、いつでも素直だな。「`お砂糖´は、恋愛感情だけじゃなくて、単純に仲がいいって意味でも使う」「私たちは、どっちですか?」さらっとグイグイ来る(笑)直樹は芦原に会ったことで複雑な思いを抱くことになったが、芦原はさして影響されていない様子。二人の間に、気持ちのズレが生じる。会いに行ったことが分岐点となった。いまさらだけど、直樹が踏み出さなければよかったか。* * *なんだかんだあっても、ホナミのアクセスがなくなり、気にかかって仕方ない直樹。「考えないようにすればするほど考えちゃう。これ、どうすればいいんですか?」思わず佐々木に聞く。その思い詰めた様子に、彼女は「行動することです。案ずるより産むが易し です!」(^_^)余計な口出しが多く有難迷惑な時もあるが、直樹に優しいのも佐々木である。「卵焼き、食べます?」そのおいしさにも後押しされる。浮かぬ顔をしていた直樹が、笑顔になった。* * *「心配している」と芦原にメッセージを送る。〈たったこれだけのことに、こんなに悩んでいたなんて〉佐々木に感謝だね。すぐに返信がくる。「明日、手術になりました。怖いです」「大丈夫。俺がついてる」あら・・・芦原に対して複雑な心情だが、ここはナオキとして励ます。スマートフォンを胸に当て、目を閉じる芦原。慰められたのだね。よかった。* * *彼の娘・飛鳥は、どうやら父が好きではない様子。私は忙しいから、とまだ中学生の息子に、医師に心づけを渡すよう頼む。これはダメだわ。多忙を理由に、父に会いたくないのでしょう。息子は芦原の病室に顔を出すものの、塾があるから と言ってすぐ帰ってしまう。意外と冷たい。結構な手術をするというのに、家族が来ないってこと?!* * *田中 麗奈を久しぶりに見る・・・私の知っている田中 麗奈より、大人の顔になっていた。そりゃ、いつまでも若者ではないからな。芦原(坂東 彌十郎)が紳士で、いい雰囲気。上品で、物腰が柔らかい。体格も良くてかっこいい。しかし・・・どんな過去がある人なのだろう。孫が小学生にしか見えない。長文を読んでくださり、どうもありがとうございました。
2024年04月20日
退職を申し出た加藤を引き留める上司。「加藤さんは無愛想な面はあれど、てきぱき的確に業務をこなす」「・・・無愛想?」後半でほめられても、そこは引っかかるよね(笑)「無愛想は余計でした」「ともかく会社としても、若い人材をそう簡単に失うわけにはいきません」正論。加えて、中年の佐々木や直樹ではなく若手の加藤が辞めたなら、上司の彼は会社から良く思われないだろう。貴重な若い人材を流出させた、と。そして、おもむろに直樹の方を見る。直樹は意外にも、上司から目線を逸らさない。考え直すよう言われ「はい」と返事した加藤。「もう決めましたから」と突っぱねるかと思いきや、意外と素直。本当に、これといった理由がないからか?佐々木「特に理由がないのかもしれないけど、特に理由もなく行動する人には…」佐々木・直樹「・・・見えますね」笑った!* * *発注表を送ってくれたお礼にと、直樹は加藤に栄養ドリンクを買って渡そうとするが、逆に彼女から渡される。「その件のお礼とお詫びです」ん?!コンビニの兄ちゃん、優しいな。不愛想と言われたことを、気にかける加藤。自覚しているが「そんな私でも辞めるってなったら、どこかでいい印象を残したいって思っちゃったのが、今回の顛末です」「理由は何にせよ、とても助かったよ」直樹としては当然そう思うが、加藤が謝るのには訳があった。発注表を送る際、送信者として自分の名前を書いた。「つまり直樹さんは、大切な仕事を他人に押しつけたということになります」`仕事をし忘れた上に、それを他人にやらせた´相手にそう思われることをした、と。それを悪かったと思っている。「素直になれないのに、自分勝手なんです」「そういう自分を自覚するのが嫌で・・・だから、そこから逃げてます」と言い出す加藤。「嫌な自分はなくせないから、とりあえず、なんとか見なくて済むような人生を目指してます」この気持ち、わかるな・・・。なかなか辛い。さらに、この若さでそういうふうに考えて生きているとは感心というか・・・既に内省できている。「直樹さんは、息苦しいです」えっ…?!「自分のせいってことにして、一見受け止めてるようだけど、根本は私と一緒、逃げてます」自分と直樹には共通点があると。彼をよく見ていたのだ。「背負ったふりをしてその場をやり過ごす。衝突を避けて自分を安全圏に保つ。そんな感じします」言いえて妙ではないか。それがいい・悪いは別として。「・・・逃げてないよ」そんなふうに思ったことないのだろう。* * *パンダ好きおじさん(笑)「銀河鉄道の夜」を読む直樹。ホナミとの別れを、静かに受け入れるのが正しいとわかっている。「逃げてます」加藤の言葉が脳裏にこびりつく。ホナミに熱い思いを告げた時のことも、鮮明に覚えている。<逃げたい。ホナミがいない現実から>パソコンに向かう。<我慢はやめた。ホナミに会う>えっ!?彼女の個人情報を不正入手するという、大胆な行為にでる。ホナミは、自分とは全く違う領域で生きてきた人・・・と思う直樹。それは、視聴者も感じることだ。ホナミの住所を訪ねると、そこには年配の男性が。呆然とする直樹。彼が恋した若い女性の実体は、高齢男性だったか?!ホナミ同様の年恰好や容姿を期待していないにせよ、衝撃的なのは確かだな。* * *加藤が送信者名を直樹ではなく自分にしたのは、どういう心境から?それによって彼は、先方から悪い印象を持たれることになる・・・それがわかっていたのだよね?直樹さんの代わりに、私がしっかり仕事しましたよ と伝えたくなったのか?長文を読んでくださり、どうもありがとうございました。
2024年04月18日
「さようなら。ありがとう、ナオキ」そう言ってホナミはVR世界から去った。(このシーンは何度見てもグッとくるな)後日・・・IDが停止され、動かなくなった彼女に会いに行くナオキ。「俺、どうしたらいい?」寂しい。切ない。* * *三日ぶりに出勤する直樹。当然上司から無断欠勤をたしなめられ、そして「希望退職の件です。僕だったら辞めると思います」とまで言われる。「私は…何も期待してないので。仕事も人も未来にも期待してません」「それじゃあ、寂しすぎませんか?」「寂しさの世界は、住めば安全な世界です」これぞ直樹の哲学。諦観の境地 か。あっぱれ。直樹自身を端的に表している。「期待しなければ、今は幸せだと感じるのではないでしょうか?」なるほど…とも思うが、ウ~ン…どうだろう?とも思う。「生産性のない不良債権は、真っ先にクビになるのは当然です」嫌味たっぷり、言い放つ。「この部からも、最低一人はリストラしなければなりません」えっ…この部からって…上司以外、三人しかいないのに。佐々木は一家を支えている・加藤はまだ若いそんな二人より直樹が退職するのが筋だ と暗に言う上司。ところで・・・上司まで「直樹さん」と呼ぶことに違和感。別に和気あいあい・仲がいい職場でもないのに。発注表を送信し忘れ、加藤にやってもらう失態も。「直樹さん、前からぼーっとしてましたけど、ここ最近、度が過ぎてます」前からぼーっと(笑) 娘のような若者から怒られる。でも「送るだけなら私、やっておきます」は親切。「現実の現実味がない」架空世界にはまってしまった ということか。現実がフワフワするのかな。「全部忘れて元どおり、一人でサ終を見届ける」もうホナミに会う前の自分には、戻れないでしょう。「サ終」とは?気分転換に外出し、カフェでパフェを食べようとする直樹だが、ホナミの幻影を見てしまう。重症・・・。思い出が、パフェ繋がりだからね。〈ホナミはもういない。忘れた方がいい〉わかっているのに、また青いバラを買った。わかっているのに、また神社に行く。思い出に浸り、頬に涙がつたう。寂しい。切ない。いつものように、一方的に喋りまくる佐々木。さすがの直樹もイラッ。加藤が退職するという!(上司より先に人事部に申し出て上司が不機嫌に。そりゃそうだ)若者には物足りない・閉塞感ある職場って感じだものね…。
2024年04月17日
ホナミと隠しワールドに行き、すばらしい時を過ごした直樹。再会することになっており〈終わってほしくないのに待ち遠しい。こんな気持ちは初めてだ〉楽しい旅だが、それももう終わる・・・複雑な心境。* * *ワインと青いバラをそばに置き、準備ばっちりの直樹。最後の行先は`約束の場所´。教会のような所に来た二人。「俺は・・・ホナミのことが」ナオキの言葉を遮って「ごめんなさい。私はもう、ここに来られない」「来週、手術します」「私は恵まれた人間です。十分、人生を謳歌した」ホナミは、政界や財界で成功した人なのか?VRの世界を知り、一人たたずむナオキを見かけて「いつでも夕暮れのような雰囲気をまとう人」ホナミは詩人だなぁ。「俺は…ホナミのことが…好きなんだ。初恋なんだ。バカバカしいことはわかってる!この世界が架空なこともわかってる!それでも・・・俺は・・・ホナミのことが、好きで好きでどうしようもないんだ!」「・・・嬉しいです」涙ぐみながら微笑むホナミ。(そんな彼女から、聖母マリアをイメージしていいだろうか?)あぁー、私もグッときたわ。直樹の純愛と、ホナミの温かさに。・架空の世界・ナオキは女の子の姿だけど、内面は中年男・ホナミの正体が男か女か、年齢もわからないという奇異な状況での恋愛なのだが、美しいというか、尊いと感じる。保守的な私が`男とか女とか、もう関係ない´と思わされた。でもホナミの気持ちは、恋愛感情というより人間愛ではないか。以前、ナオキにキスしたけれど…。「ごめん。自分勝手なこと言って」お互いアバターだからね…。「私のわがままに、ナオキを利用してしまいました。私はいつもこうなんです」ん・・・?現実生活での反省を匂わす言葉。仕事や家庭で、強引なところがあったのか?「せめて、私とナオキが過ごした日々が、ナオキのこれからの人生の糧になればと…」決定的な別れの言葉。「さようなら…ナオキ」ホナミは、所有者により活動停止にされる。切ない・・・寂しい。楽しかった分、この別れは辛いわ。青いバラは、ホナミの手に渡らず・・・。`約束の場所´で再会の約束ができないという皮肉。* * *落胆のあまり、出勤する気力を失う直樹。佐々木からの電話にも出ず。(`倒れているのでは?!´と心配するわ)無断欠勤。あぁ、ただでさえ退職を勧められている身なのに。衣装が変わってからホナミが垢ぬけて見え、好感度が上がった。(当初の衣装・被り物が、どうしても受け入れられず)今回の井桁 弘恵の演技は、ここまでの集大成といった感じで、胸を打つものだった。告白するナオキ・倉沢 杏菜と、直樹・野間口 徹の熱演も良かった。
2024年04月17日
いよいよ隠しワールドに向かうナオキとホナミ。特別列車は軌道を外れ、宇宙へ!ロマンティック。「カムパネルラになった気分です」「お気に入りのお話なんです。`銀河鉄道の夜´」「あの話って、最後…」外を眺めていたホナミが、ナオキに視線を移す。しかし、微笑を浮かべると何も言わず景色に戻る。なにか、意味深長なような・・・・。エルドラドに到着。煌びやかな照明の世界。(これはCGによるものなのか、相当 手間とお金をかけたセットなのか?エンディングクレジットを確認したら、VFXの文字が。CGとは別物の技術らしい)楽しい時間を過ごす二人。まさに夢の世界。ホナミが、車内販売の売り子に扮する。赤い制服も似合う。(スタイル抜群だから、何でも着こなせる)「続きはまたにしましょうか?私、少し疲れてきました」ホナミを動かしている人が、体調不良なのか・・・?〈 次が最後になるかもしれない 〉ホナミと会う理由を失う・・・直樹がずっと懸念していること。* * *コンビニで加藤を見かけた直樹は、以前彼女からもらった栄養ドリンクを買い足して会社へ。そして、彼女に声をかけ渡そうとする。「この前もらったから」「結構 時間たってますよね」言うね!刺々しいわ。「あれ、本来は佐々木さんに渡すつもりだったんじゃないですか?」「…買った時は「ごめんなさい。お大事に」のつもりだったんです。でもそれは、罪滅ぼしでした」「自分のためだったから、やめました」だから気にしないで と言う加藤。・・・いや、素直に佐々木に渡せばよかったじゃん と思った。自分の心が楽になるための行為でも。だからって問題ないでしょう。悪かったと思う・相手を労わろう その気持ちで、単純に動けばいいのではないか と。でも彼女は`それはあくまで自分で自分を救いたいからだ。本当に相手を思っての行為ではない´と思い至った。利己的ってことかな。それが許せないってわけだろう。己に厳しいというか、悪く言うと小難しい性格というか…。昼食時、佐々木に声をかける直樹。「私に聞きたいことあるんでしょう。何ですか?」「顔に書いてあります」口数の少ない直樹が、わざわざ来ていることだしね。優しいわ。「女性に贈り物をしたいんですが、何がいいですか?」で、青いバラを買ってきた。花瓶の代わりにペットボトルに挿す。一人暮らしの独身男性だからな。蛇口を捻ると`キュッ´ 古いアパートのリアルだわ。小さなキャビネットの上を片付けて、青いバラを飾る。この瞬間から、そこは生活感から離された神聖な場所となる。場面が変わり、診察室に入る中年男性の後ろ姿。医師と看護師の表情が硬い。これがホナミか・・・そして、深刻な病を抱えているってこと?
2024年04月14日
ジュースを作りに部屋を出るナオキ。ホナミは笑顔で見送ると、表情が曇る。なんだか辛そう。はりきってジュースを作ったナオキ。きれいに飾り付けまでして凝っている。「ちょっと待っててくれる?気分つくるから」直樹が急いでミキサーを取り出しリンゴ・バナナ・ミカンの缶詰(大きい)で本当にジュースを作る。(これはほぼミカンジュースだな 笑)「スムージー流行ったの、いつだったかな」当時、流行に乗ってミキサーを買ったってことか…意外。気分を盛り上げたくて・・・なんだかかわいいな。ホナミも「そういうところ、かわいいですね」(^_^)「ナオキは、どんな子どもだったんですか?」ホナミがふと口にしたが「プライベートの質問はナシでしたね。ごめんなさい」しかし、床に就くとナオキが「俺さあ、虐められてたんだ」「無理に話さなくてもいいですよ。ごめんなさい」ホナミが気を遣うが、話をし始めるナオキ。中学生の頃。朝、クラメイトが彼の机に、アジサイの入った花瓶を置く。無言で、そのまま着席するナオキ。やってきた教師が「それ何だ?葬式か」軽口を叩き、生徒たちが笑う。酷い。(昔、こういうことが事件に発展した)「元あった場所に戻して」と言われた直樹が花瓶を持って歩き出すと、今度は足を引っかけられ転倒!ガシャン!花瓶の割れる音が響いたが「何やってんだ。早く片づけろ」先生はナオキを放置。酷い。生徒たちも知らん顔。素手で割れたガラスを片付けるナオキ。(危ない!)すると「これ使ってよ。怪我するよ」優しく塵取りを差し出したのは、なんと虐め加害者だった。なんて奴だ!スポーツも勉強もできて、ナオキ以外には優しい人気者。「先生は、そいつのこと褒めてた」大人の前では`いい子´を演じるってパターンね。小賢しい!「掃除してる間、授業は普通に続いてた」この孤独感、惨めさ、怒り…忘れたくても忘れられないね。花瓶をどかさなかったのは、ナオキなりの反抗心の表れだったのでは。先生の目に入るようにしたい という・・・。だが先生は全く気に留めず。それどころか、ナオキを笑った。お喋りに興じて楽しげな女子たち。「間違いなく、俺より人生楽しいだろうなって思った」わ か る。私も同じ。しょっちゅうだわ。「嫌みじゃないよ。そのままの意味だよ」それもわかる。「だからこっちの世界で、女子高生を選んだのですね」あぁ、なるほど・・・。「どうだろう。わからない」潜在意識か。「嫌な思い出と、そんなふうにうまくつきあう人を、初めて知りました」「…ありがとう」ホナミはナオキをよく褒める。でもこれは・・・単に忘れられない記憶。苦い経験を昇華させたわけではない。「そっちに行っても、いいですか?」そうならないのだなとホッとしたのに、結局そうなった!BGMが!少し生々しい気がする。* * *相変わらず佐々木がお節介!一方的に喋りまくる。こんなに独善的にああだこうだ言われたら、不快に決まっている。彼女は、直樹に恋人がいると思っており`今は結婚する気がなくても、いつかしたくなるかもしれない´と主張。で 「人はいつ死ぬかわかりませんからね〜。始まりがあれば終わりは必ず来る」ん?・・・なぜこの台詞なのか?前の台詞に対して、ちぐはぐな気がするのだが。整合しないというか。* * *<隠しワールドに行ったら、もう終わってしまう>佐々木の言葉もあって`終わる´をより意識し、気持ちが揺れる直樹。約束の日、現れたホナミは咳をする。これは・・・彼女の体調不良を意味しているのか?
2024年04月11日
加藤が直樹に「へぇ、人づきあいあるんですね。意外」失礼な!思っても言うなよ!彼女は、佐々木が火傷して大変な目に遭っている最中に、何度もメールしたりイライラしたりしたことを「最悪です」あら、反省。意外と優しい面もあるのか、この子。さらに直樹に「よかったら飲んでください。買い過ぎました」栄養ドリンクを置いていく。彼が早期退職を勧められたことを知り、気の毒に思ったからか。直樹にあれこれ話しかける佐々木。悪い人ではないが、喋りすぎ・ありがた迷惑。病院に行くために早退する佐々木に上司「ケガしてるなら、もっと早く言ってください。無理しなくても、他の人に振れば済む仕事ばかりなんですから」言い方!発言の様子から、彼女が怪我していることに対する気遣いは感じられるものの、彼女の仕事に対しては暗に`誰でもできる´と言っているも同然ではないか。事実でも、もう少し別の言い方があるだろう。ホナミと旅行することにした直樹だが〈このワールドを回りきったら、俺の役目も終わるな〉旅の後のことが頭をよぎる。ナオキは、セーラー服より洋服屋で買ったワンピースが似合っていたのになぁ。プールに潜る二人。「おもしろいよね。水の感触は伝わってくるのに、~」水の感触は伝わる?!またヘンテコな衣装を着るホナミ。(そしてまた青系の服)ナオキは黒一色で大人っぽい。(似合う)ホナミは一時期`倒れるわけにいかない´と栄養ドリンクをたくさん飲んだことがある と話す。「忙しい人なんだ」「責任もある人だ」「俺の仕事は、誰でも替えがきくから」ナオキがつい自嘲。ホナミを動かしている人は`偉い人´なのか?「この世界を作った人って、どんな人だったんでしょうね」「孤独な人なのかな。俺もホナミも落ち着くだろう。だからそう思う」ん?・・・ホナミも孤独 と断定していいものなのか?「私は、ナオキほど強くないです。ナオキは強い。すてきです」「…ありがとう」褒められれば嬉しいね。好きな人からなら、なおさら。ホナミは、現実社会の`直樹´を知っている・・・?ふとそんな気もしたのだが・・・ウ~ン、会社の誰か(上司・加藤・佐々木)とは思えない。「ナオキ、今日は初めてのお泊まりですね」急に膝が震えだすナオキ。生々しいのはイヤだ。クッションもポシェットもパンダ。パンダ好きおじさん(笑)
2024年04月10日
ホナミの髪が、ツヤツヤで美しい。列車のチケットが簡素というか…特別感がないなぁ。「俺は行かない」「よくよく考えたら、行きたくなくなった」ナオキは`隠しワールドに行きたい´と思っていたのに、本当に行けることになったら気分が乗らない。「クロツグミの声がします。フルートのように美しく鳴く夏の鳥です」「ウグイスも来ましたね。春になって暖かくなったらホーホケキョ。ですが、秋から冬にかけて寒い時期には、チャッチャと短く鳴くんです」鳥に詳しいホナミ。鹿の鳴き声、初めて聞いた!「幸せです。ここにいる間は」意味深長・・・若手社員・加藤と(おそらく)ベテラン社員・佐々木の間には、微妙な空気が流れている。上司から、希望退職の通知を渡された直樹。「一応 皆さんにご案内することになっているので」「前向きに検討してください」「全員に案内するのに、私だけ呼ばれたのは、その・・・そういう意味でしょうか?」敏感に反応する直樹。「前向きにとおっしゃったので、そういう意味かと」意外と、黙って引き下がることはしない。しかし、さっさと出ていく上司。直樹はおもむろにスマートフォンを取り出すと「クロツグミ 鳴き声」と検索する。ホナミと一緒に聞いた美声。目を閉じる。思い浮かぶのは、動物の鳴き声に耳を傾ける彼女の笑顔。彼は上司から疎まれているから、大きな不安を抱えることになる。ますます現実から逃れたくなるね。ホナミがどんどん美女に見えてきた。スタイル抜群だな!
2024年04月09日
射撃ゲームで、抜きん出た腕前を見せるホナミ。優勝し、大勢の見学者たちに囲まれ賞賛される。ルックスの良さも注目され、人気者に。そんな賑やかな様子を見て、静かに立ち去るナオキ。またパフェ・・・クリームたっぷり。「ナオキさんのために頑張ったんですよ」優勝賞品・特別列車の乗車券を獲得するためだった。しかしナオキは「嬉しい」と言いつつ、笑顔はない。多くの人たちに知られ、華やかな存在になった彼女にナオキは「無理に俺と一緒にいようとしなくていいからね」「早く戻りな。皆きっと、ホナミを待ってる」自分とホナミは`合わない´と、へそを曲げてしまう。寂しいのだよね。「そもそも俺は、一人になりにVRに来てる」「一人に・・・。考えてみれば、それが何よりのぜいたくかもしれません」確かに・・・自由だからね。身も心も。「そんないいもんじゃないよ。VRでも自己顕示できないし、したくない。なのに・・・ホナミみたいな人に嫉妬してしまう」意外と素直に話す。「俺は、苦しみたくないんだ」嫉妬するのは辛いね。心を擦り減らす。しかし、お互いの好意を確かめると、ホナミがナオキの唇にキス!長い。直樹〈ファーストキスだった〉なるほど・・・。思い出しては、胸が締めつけられる。(本当に心臓に悪そうだな)驚くほど積極的なホナミの言動には、何か訳があるのかもしれない・・・違うかな。射撃能力が高いのは、ホナミを操作している人物が、銃の扱いに慣れているからでは?考えすぎか。直樹がアイスコーヒーのLボタンを押すのを、さりげなく確認するコンビニのお兄さん・・・優しい。同僚(佐々木)「家族を持つっていいものですよ」「努力してでも、作ったほうがいいですよ、家族は」これは、家族関係が良好で幸せな人の台詞。軽々しく他人に言わない方がいい。余計なお世話・押しつけがましい と思われる。入院したら人手(家族)が必要というのは、事実だけど。ホナミと約束していない日も、つい彼女を待つようになるナオキ。〈元から一人だってことを、忘れそうになる〉もう、彼女なしの生活は考えられない。そういうものだよね、人は・・・。若い同僚女性が、どう絡んでくるのか。
2024年04月05日
一切 自炊しないのか。カップ麺とか牛丼とか・・・毎日だと不健康だな。浴衣の帯を前で結んでいるので「ん?」奇妙。どういうこと?神社にお参りする二人。祈る時間が長いホナミ。何を思っていたのか?露店と、連なる提灯は明るいのに、二人以外 誰もいない`お祭り´・・・寂しいな。飴が光っている・・・どういうこと?ナオキ「なんで最初に このワールドに来たの?」ホナミ「偶然です。たまたま来たのが ここでした」ん?!表情に一瞬、戸惑いがあったような・・・怪しいな。彼女は`一緒に他のワールドにも行きたい´と言い出すが「イヤだよ。俺は人混み好きじゃないし…ホナミは、賑やか所が好きそうだから。ここに戻ってこなくなるでしょ」それは寂しいってこと。ホナミはナオキを「すてきな人」と言い、頬にキス!驚いて呆然とする直樹。そして、混乱。これはセクハラ!?「VR セクハラ 運営」で検索したのは、事業者が対処するのか知るため?そして当然、あれは好意の表れ・・・との思いに至る。ホナミの存在がどんどん大きくなる。彼女のことを思うと、胸が締めつけられる。直樹〈なんだこれ・・・なんだこれ?!〉恋 だね。ホナミと`デート´する前、ミントガムを口に入れる直樹。これは・・・先日のキスがもたらしたことか?ホナミが現れると、周囲の人たちが視線を注ぐ。露出の多いヘンな恰好しているからか、スタイル抜群だからか。「デート、ではないだろう」照れるナオキ。二人は洋服店に行く。ホナミがまた、個性の強い衣装を選んだ。そして、また青・・・好きな色なのだな。ナオキも、ホナミが勧めた服を購入。(セーラー服よりその方が似合っているわ)「ホナミって明るいよな。惜しみないっていうの?こんなオープンな人間、会ったことない」確かにね・・・いつも笑顔で、天真爛漫。「私にだって、隠し事はありますよ」と返すホナミ。隠し事・・・?「なんだろう・・・片づけが苦手とか?」ナオキは`隠し事´という言葉を気にかけることなく、気楽に言う。ゲーム大会に参加すると言い出したホナミ。それは難易度が高いのだが・・・。* * *正直言って、あまりおもしろくないな。ホナミの正体を知りたい気はするが。ホナミがナオキに一目惚れしたってことか。それにしても、彼女のナオキに対する積極性に驚かされるわ。ニヤニヤして厚かましい人物に思えたホナミだが、彼女に対する拒否感が少しばかり薄れてきた。(衣装も変わったし)ナオキ=少女の姿をした男。ホナミ=少女の姿の・・・男?女?彼らの恋愛がどういうものなのか、わかりにくいわ。
2024年04月05日
ナオキ、パフェ好きね。量が多い。前回からだが、ナオキの一人称が`俺´。アバターが女の子なのに男言葉で喋るってのが・・・違和感あるな。VRのことを知らないから、ユーザーが男言葉で喋っても自動的に女言葉に変わるイメージを持っていた。ただなんとなく。そこまでできるわけないと知る・・・そりゃそうだよね。ナオキ「どこか行きたい所ある?案内するって言ったから約束は守る」律儀ね。女性「ナオキさんの好きな所、連れてってください」「そうだなぁ・・・こういう経験ないから、思いつかない。あっ、お祭りはどう?誰もいないお祭り。空の屋台が並んでる」・・・ん?どういうこと?* * *上司「今月、5回目の遅刻です」まずいよ、それは。同僚女性「不眠なら、いい病院 紹介しますよ」優しいな。でも「あら!珍しい。直樹さんが、私の話に興味を持つなんて」「直樹さん」と下の名前で呼ぶことに驚いた。会社でそんな・・・。彼はろくに雑談もしないってことか・・・それでよく会社勤め、続けていられるな。ある程度は周囲とコミュニケーションがとれないと、集団に居続けるのは無理だと思う。直樹「祭り・・・浴衣、作らないと」帰宅後、熱心に浴衣の映像検索をする。「俺は一体、何をしてるんだ」疲れて、ふと思う。同僚が言ったように、彼には睡眠の疾患があるのかも…。ついに減給・・・辛いな。〈楽しみにしてたことでも、その日が近づくと、億劫になるのはどうしてなんだろう〉あるね・・・わかる。いまさら、閉鎖の近いワールドで誰かと関わるのは時間の無駄 と思い直す直樹。しかし「人が苦手なのに、嫌われるのも怖い僕は」結局、いつもの喫茶店に行き、女性を待つ。「ねえ、その服、どうにかならないかな?」彼女の、露出の多いヘンな恰好に馴染めない。わかる!ウサギのような被り物も、目障りだ。しかし、彼女は意に介さず。その衣装を気に入っており「自分が宝物になったみたいです。大事にしてあげたくなります。ナオキさんが、私にしてくれているみたいに」意味深長なことを言う。さらに `自分のために貴重な時間を割いて、街案内してくれる´ と感謝を述べ「ありがとうございます!ナオキ」面と向かって笑顔で礼を言われ、照れくさくなるナオキ。こういうことが、ずっとなかったのだろうな。ナオキは喫茶店のドアを開けると、彼女を先に通す気遣いをする。これは・・・彼女を女性として意識するようになってきた という表現の一つか。ホナミと自分に浴衣を`作った´ナオキ。そういうことができるのが凄いな。ホナミの浴衣の柄が、よくわからない。なんだろう?ナオキは黄色い浴衣・・・珍しいな。二人とも似合っている。かわいい。言っていたとおり、誰もいない屋台が並ぶ。(なぜ商品はあるのに、人はいないの?)喜ぶホナミに、優しい眼差しを向けるナオキであった。いつもニコニコ、屈託のない笑顔のホナミと仲良くなるナオキ。会社生活とのギャップが大きい分、彼女に癒されると思う。VRゲームでは、名乗らなくても相手の名前がわかるものなの?
2024年04月03日
主演・野間口 徹だから、見てみた。冴えない中年会社員・直樹。趣味はVR(仮想現実)ゲームで、セーラー服を着た少女ナオキ(倉沢 杏菜くらさわ あんな)として穏やかに過ごすこと。そのゲームはもうすぐ終了するが、冷静に捉えており、バックアップもしない。ある日、風変わりな若い女性アバター(井桁 弘恵 いげた ひろえ)と出会う。逃げても追いかけてきて・・・。冒頭、若者でにぎわう街の様子・・・新宿あたりに行くと、ああやってYouTubeの撮影などしているのか。直樹が住む古いアパートといい、室内の生活感といい・・・リアルだわ。ナオキ〈どこにいても居心地が悪い。誰といても落ち着かない。そう感じているのは自分だけ・・・なわけがない。それでも誰かといようって思える奴と、思えない奴がいて、思えない奴の中には、一人でいたいわけじゃない奴もいて・・・〉複雑な心境・・・。自分と同じ思いをしている者がいるはず と確信していることに「へぇ」と思った。人付き合いが苦手~人を求めない~でも、一人でいることを望んでいるのではない・・・矛盾していないか?!結果的に、一人になってしまうってこと?ややこしいな・・・。立派な機材。パソコンのある一角だけは、別世界のよう。VRの世界。ナオキは確かに女の子だが・・・この容姿はかわいいと言えるのか?髪型が凝っているが、似合っていると言えるのか?こんな量の多いパフェを食べられるってのが、若さだわ。変な女が現れて、突然イチゴをつまみ食い!気持ち悪い。ヘンな恰好!でも、スタイル抜群!彼女は、VRゲームの操作に不慣れ。「ここはとても静かで・・・詩的です。この寂しい美しさを、共有できるあなたと出会えてよかった」あら・・・意外と感受性があるようだ。静かに終わるはずだった馴染みのVRゲームで、思いもよらない出会いがあり、呆然とする直樹であった。私はヴァーチャルリアリティというのがよくわからないので「こういうことができる知識・技術があるのが凄い」と単純に思う。(女性アバターのふらつく理由がわからなかった)意外だったのは、現実の生活で地味な直樹が、仮想空間でも一人静かに過ごすキャラクターであること。てっきり現実とは正反対を求めて、明るく元気なキャラクターを楽しんでいるのかと思った。(どこかにありそうな話だが)わいわいキャッキャと賑やかに過ごすのではなく、一人で心穏やかに過ごしたい・・・それこそが、彼がVRに求めた自分時間・癒しなのだろう。そういうところが、中年らしい気がする。列車がレトロ。喫茶店に赤電話!でも、スマートフォンで会計する、パフェの出てくる自動販売機があるというギャップ。女性アバターは何者なのか?二人はどうなっていくのか。野間口の出番が、思ったより少ない。VRには出てこないからな。
2024年04月02日
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