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dokidoki1234さん
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かえでの手繋ぎ 「ギュッ」
は2学期が始まってからも続いた。
学校から帰宅して、夕食の支度をしている間、下の娘がずっと手を繋いでいてくれた。
面倒見がいいので、かえでも妹が好きだった。
そのせいで、私の次に攻撃されやすかったけど、下の娘は上手に相手をしてくれた。
それに比べて、夫はというと・・・(-_-;)
手を繋いでいると、自分の事が全く出来なくなるので、
なんとかえでの 両手首をタオルで縛っていた
!
びっくりした
そうしてそんなひどいことをするの~?
車の中で私に向かってきた時、前任のK先生が、膝の上に置いた手にタオルをかぶせて、
手を出さないように教えてくれたことを、夫は自分なりに応用して考え付いたようだった。
気持ちは解るけど、でもちょっとひどすぎない?
すごくかえでが可愛そうになってしまった。不憫に思えた。
痴呆の老人や、アルコール依存症の患者さんが、
ベッドに縛られて身動きできなくなっているような感じだった。
私がそれに対して、 止めてほしい
と言うと、
夫は 「オレがやることに文句があるのか」
とは言わなかったけど、
明らかに、面白くないという表情だった
そこまで家族が追い詰められているくらい、かえでが帰宅してからは大変だった。
夜、寝る時は私とずっと手を繋いで、寝かしつけていた。
かえでは、以前おばあちゃんがよく歌ってくれていた歌を思い出して、
歌の出だしをちょっと自分で歌って、私に歌ってほしいことを催促する。
毎晩、何曲か歌った。
カラオケで歌うことは、好きなんだけどねぇ・・・
疲れて、一緒に横になっているとウトウトしてしまう。
目を閉じると、不機嫌そうな表情に見えるのか、 「オキテ」
と言って起こされる。
眠くて眠くて、またウトウトすると、だんだんかえでは機嫌が悪くなってきて、私に向かってくる。
居眠りしているところをいきなり叩いてくるので、これはかなりきつかった。
かえでが眠るまで、私が眠ることは出来なくて、夜が来るとうんざりしてきた。
年齢が大きくなってきて、入眠剤もだんだん効かなくなっているような気がした。
5年生だった下の娘は、国語の時間に 『川柳』
のことを勉強したそうで、
『勉強』『行事』『友達』『家族』
などのテーマがあり、
自分で好きなテーマを選んで川柳を作ったらしい。
娘は 『家族』
を選んで、詠んだ句。
うちの兄 自閉症で マジ大変
短い句の中に、普段の自分の思いがうまく入っているような気がして、
笑えるやら切ないやら・・・
担任の先生が話してくれた。
「かえでくんのことを学校でも話してくれますよ。
『お兄ちゃん大変だから、私がいないと困っちゃうんだよ』
って」
そかそか
先生に話すくらいだから、何となく大丈夫だなと思った。
ちょっと安心したところで、私も一句
自閉症 笑えるネタで ブログ書く