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土曜のThe Timesの付録に「イギリスおいしい午後の紅茶が飲める店」という小冊子がついてきた。(フランスのジャムブランド“Bonne Maman”とタイアップ。ここの苺ジャムはおいしいの。日本でも簡単に買えるよ。)紅茶鑑定士による薀蓄の記事。日本で「紅茶マスター」と呼ばれているWittardの紅茶鑑定士Giles Hilton氏曰く、「日本では、緑茶をえんどう豆のポタージュスープくらい濃くいれます。ほとんどほうれん草ってくらいの味わいです。」うそだぁ。お濃茶のこと?そんなもの、わたしは3年以上飲んでないぜ。日本じゃみんな、ペットボトルでお茶を飲むぜ。そもそも「紅茶マスター」ってWho are you?こうやって、日本はまたミステリアスな国になっていく。
2002年11月30日
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<Chicken Ishtew(チキンシチュゥ・インド風)3~4人前>しょうが 1かけにんにく 2かけ玉ねぎ 1個半にんじん 1本じゃがいも 200gとりもも肉 300gバター 5g青とうがらし 1個シナモンパウダー 小さじ1クローブパウダー 小さじ1コリアンダーパウダー 小さじ1カルダモン(粒) 小さじ1/4ターメリック 小さじ1/4ベイリーブズ 1枚粒マスタード 小さじ1黒こしょう 小さじ1/2 塩 小さじ1ココナッツクリーム 50gチキンスープストック 300cc冷凍グリーンピース 1/2カップレモン汁 大さじ1コリアンダー(生) 数本調理器具・・・炒め鍋(大)1個、あれば圧力鍋(1)玉ねぎ半個、しょうが、にんにくはみじん切り。青とうがらしは細かく小口切り。玉ねぎ1個は縦半分にしてから繊維に垂直に幅1cmにスライス、にんじんは長さ5cm、太いところは1/4、細いところは1/2に割る。じゃがいもは小さめなら切らないか、半分に。とりもも肉は、大きめの一口大に。具の野菜、肉はとにかくゴロゴロっと豪快に切る。(2)バターを鍋に熱して、みじん切りのしょうが、にんにく、玉ねぎをきつね色になるまで炒める。そこに青とうがらし、スパイス全部を入れ香りがたつまで炒め、塩、こしょう、粒マスタードも加える。(3)とりもも肉を入れ、強めの火加減で炒める。玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを順に加えて、炒め合わせる。(4)スープストックを加え、あたたまったらココナッツクリームを入れて煮とかす。(5)圧力鍋にうつし、目盛り2で調理。ピンがあがるまで強火、あがったら弱火にして5分加熱。その後火からはずして底を水につけて急冷。圧力鍋を使わない場合は、そのまま蓋をして水分に気をつけながら材料が柔らかくなるまで40分ほど煮込む。(6)蓋をはずし、圧力鍋は再び火にかけ、グリーンピースとレモン汁を入れて温める。盛り付ける直前にコリアンダーを加える。煮ている間に、ココナッツミルクの甘い香りが漂って、とても幸せな気分になるのだった。インド料理といいながら、うちでは蒸したクスクスと一緒にモロッコ風にいただく。パンやごはんでももちろんいける。
2002年11月29日
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大学のターナー・シムズ・コンサート・ホールで、20時(日本の18時開始の習慣はどうにかならないのかな?)よりチット音楽鑑賞。高名なラブラン僧院からおいでになった、10代中盤から20代後半とみえるうら若きお坊様総勢18名。海老茶の袴にローズピンクのたゆたゆとした布をまとい、笙やひちりき、アルプホルン、馬頭琴といった楽器の演奏や、チベット歌劇の歌、お経などを披露。チベット僧にははじめてお目にかかったが、敬虔でシャイで不器用そうな様子は好感度大。音楽はすべて原則ユニゾンで、みんなが同じリズムひとつの旋律を奏でるシンプルなものだった。休憩時間に広辞苑でチベットについて調べたところ、中国の勢力下に入る前は、イギリスが統治していたとのこと。恐るべし、パックス・ブリタニカ!帰りがけに夫と本日のコンサートについて総括。夫「いつもは何食べてるのかな?」妻「やっぱりセーターとGパン着て飛行機に乗ってきたんだよね。」自転車をぶっとばして家に着いてから、ふたりで着替えながら「ボーン、ブワーン、シャン、トン、ガーン」とひとしきりチベット音楽をうなってみる。標高4000メートルの青く乾いた空のもと、仏様にお祈りや音楽を捧げて暮らす青年たちがいるというのは素敵なことだ。チベットにも早く平和が訪れますように。
2002年11月28日
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夫は全日制の学生のくせして、週に3日(そのうち1日は午後から)しか授業がなく、つまりは週4日半も家にいる。家にいる日は、食事3回、紅茶とお菓子3回、コーヒー3回、わたしゃ台所に釘付けさあ。こんなはずじゃなかったよー。しかもわたしの機嫌が悪いときに限って懐いてくるよ。ふん。
2002年11月27日
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あんまり英語がしゃべれないので情けなくなって、18年ぶりに勉強を始める。おそらく性格がかなり不向きだし、年齢のハンデも無視できないと思うが、しかたない、がんばろう。間違った文法でも、とにかくするするっとことばが口をついて出てくる夫がうらやましいよう。
2002年11月26日
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アサヒコムを見ていたら、トップに村上春樹がサリンジャーの「ライ麦~」を翻訳し、来春出版することになったという記事。なんでこんなのがトップにくるの?これまでに、カポーティだって、ティム・オブライエンだってアーヴィングだって、カーヴァーだってさんざん訳してるでしょ。もうすぐ新しい朝日堂でも発売になるのかな?ところでマスダは23日(祝)に出社したのだろうか?
2002年11月25日
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知人の日本人宅でパーティ。お医者さまの家族2、研究者の家族1、日本人♀とイギリス人♂の研究者のカップル1と、留学生のカップル(うち)。うち8歳以下のこども5人。【今日わかったこと】○電気代節約のために暖房やシャワーを切り詰めているのはうちだけではないこと。○シリアスな病気になったらすぐ日本に帰ったほうがよいこと。○アスダよりテスコのほうが安いものも多いこと。○うちから20歩のしけたパブ「Waterloo Arms」は、全英で表彰された優れたビールを飲める貴重な店であること。○ゆりかごから墓場までのイギリスの社会保障制度はもうガタがきていること。○こどもはうるさくて疲れるということ。
2002年11月24日
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明日は知人(日本人)宅でティーパーティ。お土産には何をもっていこうかしら?としばし悩む。もちろん自作のケーキなんてのがよいんだろうけど、お菓子を焼くのはどっちかっていうと嫌い。スーパーでキットカットとか、ビスケットとか、ココナッツケーキ(絶対まずそう)とか、雪だるまの絵がプリントしてある銀紙に包んだチョコレートとか、たくさん買いこむ。夫のつまみ食いと戦いながら、お菓子をちょっとずつ組み合わせて、赤や緑や白の薄紙を重ねたやつでくしゅくしゅっと包んで、金色のリボンでとめて、お持ち帰りお菓子セット15個作成。われながらよいアイデアによい仕事、って思うんだけど。ああ、ハーブティーのティーバッグなんかもひとつ入れるとさらに気が利いていたかもねえ。子供のころ、教会の日曜学校で、クリスマスパーティの支度をさせられた(楽しかった)ことを思い出した。
2002年11月23日
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今日はあまり体調が優れず、天気も雨風がひどかったので(そういうことは多いけれど)、1日家で読書。amazon.co.jpから本がたくさん届きました。でもbk1の方が送料が安いらしい・・・次はbk1で。夫の風邪がほとんど治りました。やっと調子が出てきたみたい。お汁粉を作って食べました。お汁粉は小豆の粒の入った田舎風がいいですね。
2002年11月22日
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夕べ寝ようと思ってベッドに入っていると、寝巻きに着替え中の夫がベッドの脇で変な格好をしているようだ。視力0.02の目ではよく見えないのだが、右手を上にあげ、人差し指を天に向けて、腰を突き出している???「なに」と抑揚のない声で聞くと、「いや、昨日見たアレのつもりだったんだけど・・・」おお、夫よ、それはもしかして、ジョン・トラボルタのことかい?わたしはまたてっきり、江頭2:50再びかと思ったよ。3日前に映画の「グリース」を、2日前に「グリースの卒業生は今、スペシャル」みたいな番組(なんと今のオリビア・ニュートン・ジョンと今のトラボルタが、ともにステージで“We Go Together”を歌って踊る超プレミアム)をテレビで見た。どうやら世界的にDVDが発売されるのでそのプロモーションのようなのだが、とてもとても楽しかった。トラボルタって、ほんとに愛らしい。いつでも困ってるみたいな声、熊ともアヒルともゴリラともつかぬ動物的かつ漫画のような顔、そしてあの小気味よく自在に動く腰!すっかりテレビに目が釘付けだった。「グリース」は、ストーリーなんてほとんどないに等しい筋書きだけれど、こういうのを空っぽだなんてばかにしたら、バチがあたるんじゃないかと思うようなよい映画。「パルプ・フィクション」で、スフィンクスのようなヘアスタイルをして、関取並みにどっしりしたトラボルタが現れたときには、ちょっと驚愕したけれど、ナイトクラブのステージでちらりと腰を振ったら、ああ!!腐っても鯛、太ってもトラボルタ!タランティーノもきっと、「サタデーナイトフィーバー」や「グリース」が大好きで、ちょっとトラボルタに踊ってもらわずにはいられなかったんじゃないかな。
2002年11月21日
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午後、夫が勉強しているダイニングテーブルの隣りのソファで書見。ディケンズの「二都物語」。わたしは、夫の留学先がアメリカでなくてイギリスになったとわかったとたんに、イギリスと言ったらディケンズよね、といったくらいディケンズは好き。夕食の支度に席を立つと、「どう?ディケンズは結構進んだの?」と夫。「へえ、こんなに読んだんだ、面白いの?」「面白い、すごく」「面白いって言ったって、そんなにメチャクチャ面白いってわけじゃないでしょ?」「いや、相当面白い」「ふーん」といって文庫本を手にとってみている。「これ、メチャクチャ面白いじゃん。2ページ読んだだけでもすごいよ。日本の作家でちょっとこんな感じの本、ないよね。びっくり。」だから言ったじゃないか。昨日まで読んでいたアーヴィングだって、たぶん日本の小説に比べたらかなり面白いけれど、アーヴィングが愛犬にディケンズと名づけちゃうくらいディケンズはすごいのだ。日本では、19世紀の英文学なんて、気難しくて堅苦しくて古臭くて陰気でつまらないものだと思われているんだろうけど、もったいないよなー、ほんとに。
2002年11月20日
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9月から「会社辞めて暇だし、普通の36歳よりはインターネットにも詳しいかも」といって引き受けた、学生時代に入っていた部活(体育会)のメルマガ。月に2回だけなのだけれど、決まった日にきちんと出したり、メンバーの管理をしたりするのは、そこそこ手間のかかるもの。今日は7号目の送信を終えてひと安心。わたしが出た学校は、みんな「ほどほど勉強したあげく、ここにしか入れませんでした」みたいなところで、スポーツ推薦もないし、付属高校もないし、学校もスポーツで名を売ろうなんてこれっぽっちも考えていないので、体育会にとってはすごく厳しい。そのうえさらりとした性格の卒業生ばかりだから、OBも全然組織されていなくて、応援には来ないし、寄付はしないし、これじゃあ絶対強くならないよ、っていうのが当たり前。でも、世の中には100年を越える部なんてのもあり、体育会っていうのは、非営利の団体としてはすごくうまい仕組みをもっているのかもなー、と思う。ほかの学校(東大とか、慶応とか)のいろんな種目の試合を見に行ったり、運営事情を聞いたりして、なんとかわが部ももうちょっとマシにならないかしら、と少しだけがんばっている。
2002年11月19日
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電気ホットサンドメーカー。パンに具をはさんで、ギュウと押さえて、ジュウと焼くあれ。家具付きのこのうちに置いてあったので、懐かしくなって使っている。寒くなってきたから、カリカリあつあつなのはいい。 ●サーディン、ズッキーニ、なす、トマト、黄ピーマン、モツァレラ ●ベーコン、きゅうりピクルス、ゆで卵、にんじん、エダム、マスタードなんてのを、夜食にはふはふするのは、人生でかなりのしあわせだ。でももっといいのは、 ●バナナ、クランチーピーナツバター、ママレード ●缶づめりんご、干しぶどう、はちみつ、クリームチーズ、シナモンみたいなやつ。
2002年11月18日
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河野太郎さんのメルマガ「ごまめの歯ぎしり」が面白い父・洋平氏への笑っちゃうくらい手厳しいコメントなどを読んでいると、「世襲=悪」という世の中のイメージに負けずに、よいお仕事をしてください、と思う。もうひとり、エリート世襲議員のベテラン、江田五月さんもがんばっている。メルマガは週2回、HPは毎日(!)更新。男前で、知的で、熱くて、でも、かなりにやけた江田さん。小柄なところがたまらなくキュート。
2002年11月17日
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夫のクラスで風邪が流行っているらしく、夕べ夜中に「喉が痛くて目が覚めちゃったよ」とつらそう。今朝は起きてから、薬膳のおかゆを作って食べさせる。たまたま昨日1キロの骨付き鶏肉を圧力鍋でゆでてあったので、そのスープと肉を少し使って、圧力鍋で米を炊く。中国人のリリィにもらっ中国産朝鮮人参のスライスがあるし、クコの実と干し椎茸も入れよう。急いで作ったから思ったほど米が開かなかったのと、ピータンやザーサイがないのは残念だけど、香菜と生姜と葱を薬味にたっぷり食べて、元気になりそう。
2002年11月16日
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<ラム・ド・ピアザ(ラムの玉ねぎざっくり煮)3~4人前>玉ねぎ 2個バター 10gにんにく 2かけしょうが 1かけチリパウダー 小さじ1/4コリアンダーパウダー 大さじ1/2クミンパウダー 大さじ1/2ターメリックパウダー 大さじ1/2カルダモン(粒) 小さじ1/4ガラムマサラ 小さじ1/2ラム肉(1.5cm角切り) 500gナチュラルヨーグルト 120ccトマト缶(ダイス) 180g(2/3缶)塩 小さじ1コリアンダー(生) 数本ミント(生) 20枚調理器具・・・炒め鍋1個、あれば圧力鍋(1)1個の玉ねぎを薄切りにし、5gのバターで狐色になるま炒める。取り出してよけておく。(2)同じ鍋で、みじん切りにしたしょうが、にんにく、もう1個の玉ねぎをバター5gで狐色になるまで炒める。(3)ガラムマサラ以外のスパイスを加えて、香りがたつように炒める。(4)ラム肉をいれて炒め、スパイスとからめる。(5)ヨーグルトを数回に分け、よく混ぜながら加えていく。トマト缶を加える。ホールトマトの場合はしっかりつぶす。(6)材料を圧力鍋にうつし、目盛り2で調理。ピンがあがるまで強火、あがったら弱火にして5分加熱。その後火からはずして自然にピンが下がるまで放置。圧力鍋を使わない場合は、そのまま蓋をして水分に気をつけながらラムが柔らかくなるまで1時間ほど煮込む。(7)圧力鍋の蓋をとって再び火にかけ、塩味で調味、とりおいた玉ねぎと、生ハーブ、ガラムマサラを加えてできあがり。うちではカシューナッツごはんといっしょに食べる。きわめてうまい。すじっぽいラム肉だとさらにうまい。
2002年11月15日
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小沢健二といったら、やっぱり「愛し愛され~」だったり、「いちょう並木~」だったりしたわけで、オザケンならたとえ演歌でもついていくといったって、今年2月に出たEclecticは、よくわからない難しいCDでした。でもイギリスで聞き始めたら、なんだか妙になじみます。小沢健二は、大人になって、文章を書くのがうまくなりましたね。オリーブのドゥワッチャライクのころよりだいぶんいいなあ、と思うのはわたしだけでしょうか?
2002年11月14日
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正規のコースが始まってから最初の宿題で、クラス50人中最も英語ができない夫が、並み居るイギリス人をおさえ、一番の成績をいただいて帰ってまいりました。びっくりするやら、喜ぶやら。ずうっとこんな調子とはまいらないでしょうが、何はともあれ、よかったよかった。ひきつづきがんばりましょう。
2002年11月13日
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ウィンチェスターのハイストリート(中心街)に、オックスファムのお店を見つけた。オックスファムは、貧困諸国から、買い叩いた値段(普通はこれ)でなく、生産者の生活に必要なだけの代金を払って生産品を買い付けようという、フェアトレードカンパニーとして知られたNGO。1942年に“the Oxford Committee for Famine Relief”としてスタートしている。値段は少し高めだが、センスのよいビーズ小物やクリスマスツリー用オーナメントを売っていて、店内は長時間眺めても飽きない。年配のお客さんが大勢品定めしていた。350円くらいするラム入り板チョコを買ったが、これがしっとりおいしくて、朝起き抜けにちびちびと、2かけずつ楽しんでいる。◇オックスファムについての記事(日経新聞)http://www.nikkei.co.jp/kansai/business/7409.html ◇オックスファムのHPhttp://www.oxfam.org.uk/
2002年11月12日
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渡英から2ヵ月半、夫の頭がだいぶぼさぼさしてきた。それでなくても中国人ぽいので、ここはひとつ日本男児のアイデンティティを、ってことで散髪。日本からもってきた電気バリカン。使ったことないのだ、こわいなあ。勇気を持って夫の後頭部にバリカンを差し入れたら、なんか予定より相当短くなってるんだけど・・・。あ、裏返し?これじゃあせっかくつけた1.2cm用アタッチメントが何の役にも立ってないもんね。面倒くさがってろくに説明書を読まないわたしの罪により、後頭部をまだらハゲにされた夫。ああ。前頭部は慣れて調子が出てきたので、すいすい上手にできちゃった。夫は鏡を見て、「辻さん(原宿のカリスマ一歩前)よりいいんじゃないの?」と満足げ。合わせ鏡はしないでおこう。それにしても、ドキドキひやひやした。「久々にテンパッた君を見たよ」などと言われながら、坊主頭をうりうりするのは、よい気持ち。
2002年11月11日
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ウィンチェスターの商店街のど真ん中の公衆トイレの前の地面には、古そうなお墓がいっぱい並んでいた。しかも土葬。怖いし、死んだ人だって、こんなのは勘弁してほしいよな、きっと。「わたしが死んだら、日光白根山に散骨してね。」といったら、「じゃあ、君のおしっこポイントの岩の前に撒いてあげるね。」と夫。山でのトイレはマナーを守って。
2002年11月10日
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今日は、電車で20分、のはずが、engineering workで電車が止まってバスで30分、のウィンチェスターという町に行った。電車に自転車を載せていってあっちでサイクリングロードを走りたおそうと思っていたのだけれど、代替バスだったから自転車は持っていけなかった。昔の都で、古い町並みや教会が残っていて、ちょっとおしゃれな店もあって、つまり鎌倉みたいなところで、のんびり散歩した。帰りに、陽気な女の子のいるパン屋で「コーニッシュ・パスティ」と「ドーセット・アップルケーキ」を買った。コーニッシュ~は、洋食屋のオムライスくらいの大きさのごっついパティスリーで、パイ生地の中にコロッケの具がたんまり入って、ずっしり重かった。うまかった。1日中、夫の鼻毛が気になって、何度も笑いそうになるのをこらえてつらかった。
2002年11月09日
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やっと家のシャワー直してもらった。これで毎日、雨でも風でもゴアテックスの合羽を来て、必死で自転車をこいでプールに行かなくてもよくなるよぅ。この家を借りるにあたっては、1年分の家賃を前払いしろといわれる(交渉で半年分に減額)、約束の日に前の住人が出て行かない、入ってみたらやたらカビ臭い、そしてあちこち汚らしい、壊れた大きな棚が置きざり、キッチンの蛇口が壊れてちょろちょろ水が流れっぱなし、シャワーが10秒使うと止まっちゃう・・・と数々の困難があったが、これでなんとかひと段落かなあ。だといいなあ。日本で自称「貧乏」な知人が、毎日銭湯に行くよりずっと経済的といって池袋のTIPNESSに通っていたが(塩浜さん、元気かな?)、わたしもシャワーのせいですっかりクロールがうまくなっちゃったよ。さて、これからスコティッシュ・サーモンのソテーでサンドイッチを作って昼食。
2002年11月08日
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このところBBC2で「Great Britons」という番組をやっていて面白い。有史以来の偉大な英国人トップ100を決めよう!というのだ。100位から11位までは、BBCにより順位が決定されたうえで一挙に放送され、残りのトップ10人は、それぞれ1時間ずつその生涯や功績を紹介する番組を放送したあと、視聴者のみなさんの投票で順位を決めます、という企画。トップ10には、シェイクスピアとか、ダーウィンとか、ダイアナさんとかが名を連ねていた。意外だったのは、ジェームズ・ワットが95位以下だったこと。産業革命の父がそんな扱いなのは、単に教科書で歴史を習ってきた日本人との認識の差だろうか?100人をずらっと見ていてさらに驚くのは、学生時代に世界史ではかなり貧弱な成績を修めていたわたしのような日本人でさえ、その2/3くらいの名前を知っていることだ。日本でやったら、きっと長島茂雄あたりが1位になって、普通のイギリス人が見ても、ほとんどだれも知らないってことになるだろう。イギリスが世界の歴史で大きな役割を果たしてきたことをつくづく思い知った。イギリス、だんだん面白くなってきた。ちなみに、ジョンは“サー”ポールより順位が上だった。劇的な最期というのは、やっぱり強いなあ。
2002年11月07日
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中国人と台湾人の見分け方。鼻毛が出ているか(→中国人)、出ていないか(→台湾人)。だったら夫は中国人。
2002年11月06日
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ここの大学にきている日本人留学生は10人に満たないが、中国人及び台湾人はおそらく数百人に及ぶ。彼らのうち特に若い人たちは、自分で勝手に「ヴィクター」とか「ロバート」とか名乗って、そう呼んでくれと自己紹介してくる。昨日はスイミングプールでアンドレアに会った。アンドレアとケリーには、今の家に移ってくるまで、寮の部屋を貸してもらい、困っているときに助けてもらった。かわいらしくて知的な台湾人の女の子たちである。でも自分で好きな名前を選ぶのだったら、アンドレアではなく(ケリーを友だちにとられた今となっては)、せめて「バレリー」だったのではなかろうか?今日は夫が夜に授業なので、昼にディナー。鶏肉の炊き込みご飯、鮭のタイムソテー、じゃがいものローズマリー焼きほか。
2002年11月05日
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イギリスでデイビッド・ベッカムと並んで人気の、Jamie Oliverという男性はご存知だろうか?日本でいったら、ケンタロウをもっとかわいらしくした(・・・ていってもわからないよな)、つまり男性版「栗原はるみ」で、妻ひとり子ひとり、たしか27歳。やんちゃ坊主風容貌、半裸で料理をしている写真が表紙の料理本(というより写真集)がベストセラーになっている。その名もthe Naked Cheff。作る料理は、カフェごはん。雑誌やCMに出まくっていて、このたびChannel4でゴールデンタイムにテレビ番組まで始まるらしい。「なんだか調子に乗っちゃったなー」と誰もが、きっと本人もが、苦々しく思っているんだろうな。ただ、イギリスではピザやチキンパイといった「それだけでおなかいっぱい」の出来合いの食品をスーパーでたっくさん売っていたり、中華やインド料理のテイクアウェイの店がいたるところにあったり、家できちんと料理をする人はすごく少ないんじゃないかと思う。その警鐘として、一方でスローフードが話題になり、ほかの料理本もよく売れている。ガーディアン紙には、Oliver is responsible for inspiring thousands of people to actually get up and do something that improves their lives.とあった。明日のテレビが楽しみだ。がんばれ、ジェイミー!うちは、「リガトーニと芽キャベツとチキンのグラタン、ゴルゴンゾーラ風味」ほかでちゃんと夕食。
2002年11月04日
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うちでは「お茶」といったら紅茶をさすほど、日本でもイギリスでもがぶがぶ紅茶を飲む。日本では、いつも楽天のセレクティー(selectea/)という店で買っていた。いろいろな産地の良質なお茶が揃っていて、しかも手ごろな価格。よくデパートやファッションビルに入っている、レ●シエなんかよりずっといい。出発前に船便を出すとき、日本茶はお茶漬け用に200gほど荷物に入れたが、さすがにイギリスで紅茶に苦労はしないだろうと思い、買いためたディンブラの葉っぱは妹のためにおいてきた。今イギリスでは、ロンドンはチェルシーに本店があるWitterdという紅茶・コーヒー専門店が人気。日本でも新宿の伊勢丹に入っていて、紅茶通の間ではかなりの高得点らしい。わが町サウサンプトンにも店を出しており、店内の様子は、bodumをイギリス風少女趣味にした感じ。こちらに来てすぐ、紅茶を買いにいったが、イギリスではすでにティーバッグでお茶を飲む人が大半で、リーフティーの種類はあまり多くない。100g600円でイングリッシュ・ブレックファストとケニアとセイロンを買う。セイロンはあくまでセイロンであり、ウバでもディンブラでもルフナでもないのが少しさみしい。飲んでみるとさほど悪くはないが、香りが不足気味で、日本で飲んでいたよりもよいお茶とはいえなかった。先日ロンドンに行った際に、ここならおいしいお茶があるかもしれないと思い、楽しみにハロッズに赴いた。さすがに産地が細かく分かれたお茶をたくさん並べてあったが、いざ頼んでみるとほとんどが在庫切れで、希望のお茶は1種類しか買えなかった。値段は100g400円~800円くらいで、ひどく高飛車という感じでもないが、店員がいかにも「売ってやる」といった風情で、気に食わない。(味、香りはさすがに秀逸だった。)結局、町のスーパーWaitrose(イギリスの成城石井)で売っている、自社ブランドのイングリッシュ・ブレックファスト(125g170円)が、コストパフォーマンスの点で最も優れているのではないかということで、せっせとこのお茶を飲んでいる。包装の箱もとてもセンスがよくかわいらしい。今日の献立・・・ラムのローズマリー風味ステーキ、ラタテュユ添えほか。
2002年11月02日
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曇りのち雨昨日の朝、チャイムが鳴るので出てみると、大きなダンボールが2箱。札幌の母(夫の実家)と静岡の母(わたしの実家)からの「乾物」が同時に届いたのだ。どちらの箱も、これもかというくらいいろんなものが詰め込んであり、開けてみるのがとても楽しかった。この家のキッチンは広めとはいえ収納スペースは限られており、今日はだいぶ苦心して戸棚に納めた。「ふえるわかめ」などは、自分が出発前に送った荷物と合わせると、大きな袋が5つほどもあり、おみおつけの実を毎回わかめにしても、1年で使いきれるかどうかというくらい。「海外に日本食を送ろう」と思い立ったときに、人により何を送るかに違いがでるのは面白い。ふたりの母のうち、上新粉、白玉粉、きな粉、さらしあんなどをたんまり入れてきたのは、あんこ大好き和菓子党の母、「炊いたごはんに混ぜるだけ、簡単ごはんの素」レトルトをたくさん詰めたのは、ちょっと料理が苦手なほうの母(これはまずい米対策として結構役立つ)。いずれにしても、母たちもそれぞれ楽しみながら荷造りしてくれた様子が想像され、幸せな気分になった。早速、五穀米ごはん、大根切干の煮物、わかめの味噌汁ほかで夕食。
2002年11月01日
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