41歳ニートと俺とおかんと親父の話

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2025.08.14
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カテゴリ: 日常

あかん、やってもうた、、
今日の俺は、ほんまに何もせんかった。
気づいたら朝から晩まで、テレビの前におった。
ニュース→ワイドショー→昼ドラ→再放送→バラエティ。
気づけば夕方のニュースが流れてて、
「あれ、俺、何してたんや…?」って我に返ったわ。
でもな――そんな日も悪くない。


リモコン片手に、世界一ゆるい時間
朝、コーヒー淹れて座ったまま動かんうちに、
「特集・ご当地パン人気ランキング」とか始まってな。
「おっ、この店まだやってるんか」とかブツブツ言いながら、
そのまま昼までズルズルいった。
洗濯しようと思ってたのに、
“次の番組まで見てから”って思ってるうちに3時間経過。
もうリモコンが延長コードみたいな人生のスイッチになっとった。


ワイドショーのどうでもええニュースが、やけに沁みる
「芸能人が引っ越した」とか、
「新商品がバズってる」とか、
ほんまどうでもええニュースのはずやのに、
妙に安心するんよな。
人がしゃべって笑ってる音が流れてるだけで、
部屋の空気がちょっと明るくなる。
静かすぎる部屋より、
くだらん会話のある空間のほうが、
“生きてる感”があるんや。


おかんのツッコミが的確すぎる
「えらいテレビ詳しくなってるな」って言うてきた。
「情報通やで」って胸張ったら、
「そらそうや、1日分の番組制覇してるやん」て。
……痛恨の正論。
でもええねん。
今日くらいは“情報仕入れの日”や。


防大卒の親父は静かに一言
晩飯時、親父が俺の顔見てこう言うた。
「お前、それで一日終わったんか?」
「終わりました」とだけ返したら、
親父、ため息ついて笑いながら
「人間、動かん日も必要やな」って言うてくれた。
……あの人、意外と優しいねん。


テレビって、時代の鏡やな
ふと気づいたんやけど、
テレビって“その時代の空気”を閉じ込めてるんやな。
ニュースもバラエティも、
笑い方も言葉のテンポも、
昔とぜんぜん違う。
変わらんようで、ちゃんと変わっとる。
それ見てるだけでも、
なんか“時代と一緒に呼吸してる”気分になる。
生け花やプラモみたいに、
テレビも“間”の芸術かもしれん
チャンネル変えるタイミング、
CMの入り方、
ニュースの静寂。
そこに“間の美学”がある気がした。
何も考えず眺めてるようで、
意外と人の心を整えてくれてるんかもしれん。

罪悪感よりも、“生きてる日”を感じた
確かに、何も生産的なことはしてへん。
でも、“何もせん”って行為も、
実はけっこう勇気いんねん。
焦らず、急がず、
ただ時間に身を任せて、
テレビの向こうの人らに笑わせてもらう。
それだけで、
「今日もまぁ、生きとったな」って感じられた。



まとめ
1日中テレビ見てるだけやのに、
なんでかちょっと心が軽い。
きっと俺は、
画面の向こうに流れる“日常のリズム”に癒されてたんやろな。
明日はちゃんと動くつもりやけど、
今日はこれでええ。
無職の特権やからな。





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最終更新日  2025.10.09 15:23:50
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