41歳ニートと俺とおかんと親父の話

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2025.08.15
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テーマ: お墓参り(265)
カテゴリ: 日常


まいど!
お盆やから、チャリンコこいで墓地まで行ってきた。
墓地の坂道を登ってると、
蝉の声と線香の匂いが混ざって、
なんか子どもの頃の夏休み思い出したわ。
今は自分の意思で来とる。
ちょっとだけ、大人になった気がした。
墓についたら、
まず雑草抜いて、墓石の水かけて、タオルで拭いた。
冷たい石の感触がなんか心地ええ。
「ご先祖さん、よう守ってくれてます」って声かけて、
手ぇ合わせたら――不思議と胸の奥が落ち着く。
なんやろな、
誰にも評価されへん行動やけど、
「誰かに見守られてる」って感覚が戻ってくるんよ。
無職のくせに、ちょっと救われる。
帰り道、お供えの花の色がやけにきれいでな。
あぁ、生きてるもんの色って、こんな鮮やかなんやって思った。
墓場って「死」の象徴やけど、
そこに立つと逆に“生”を意識させられる。
家帰ってから、
おかんに「墓参り行ってきたで」言うたら、
「珍しいこともあるな」って笑われた。
でもそのあと、「ありがとう」って小さく言うてた。
きっと、親の心の中にも何か響いたんやろな。
夕方、線香の残り香がまだ袖に残ってて、
それ嗅いだ瞬間、ちょっと泣きそうになった。
先祖とか信仰とか、
普段は意識してへんけど、
やっぱり“帰る場所”があるってありがたいことや。





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最終更新日  2025.10.08 18:13:59
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