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『 彼の説明が一段落したのとほとんど同時に、大男の大統領は椅子にどっかと腰をおろした。 ひとしきり喚き散らしたので多少気が済んだのか、ともあれ静寂が訪れた。
と思ったのも束の間、今度は大統領のデスクを取り囲むように立ち並んでいて、他の人々とは違う身なりをした男達が一斉に発言し始めた。
彼らの発言はいずれも、大統領の決断を促す内容らしい。天井を見上げた「彼」が言った。
「彼らはこの国の宗教的指導者の代表だ、5分ほど前、彼らはこの大統領執務室に入って来るとこう言った」
『大統領、あなたは偉大なる神の国、このロウナムを悪魔の手先共から守る使命がある。たとえ連合国の反撃を受けてこの国が滅びたとしても、我々は神の国へ召され、あなたは偉大なる神の子として永遠にその名を残し、褒め称えられるに違いない!』
「この一言であの大統領は、もう私の言葉に耳を貸さなくなってしまった」
天井を見上げた人物は、残念で堪らないという表情でそう言った。
すると突然別の声が聞こえた。初めて聞く声だ。その声は明らかに天井を見上げた人物に向けられていた。
「ダイバ!君は良くやった。その星は・・・残念だが極めて危険な状態にある。君は直ちに離脱するんだ!」
「いや、もう間に合わない・・・君こそ早くこの惑星エリアから離れてくれ。犠牲は少ない方がいい・・・」
「ダイバ・・・」 』
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