うたのおけいこ 短歌の領分
Ωριων/Orion 7
日々折々 148
フォト折々 240
今日のつぶやき 260
古事記歌垣 1
万葉恋々 303
古今憧憬 242
新古今夢幻 178
その他の和歌 232
百人一首 164
独楽吟 ――橘曙覧のリアル 59
子規玩味 118
近代短歌の沃野 315
現代短歌の曠野 691
「短歌人」から 15
うたのおけいこ 669
俳句ちら読み 逍遥遊 129
芭蕉俳諧 59
詩 41
詩歌つれづれ 39
童謡・民謡 桃源郷 101
漢詩縹渺 20
坂本龍馬 17
ものぐさ枕草子庵 14
作歌ジャンク 15
J-POPパラディーゾ 996
マイ・フェイバリット・ソングス 547
MUSICA CLASSICA 153
ハート・オブ・アート 36
アフィリエイト 348
社会現象 フェノメナ 251
シチュエーション・アナリシス 313
面白すぎるネットサーフィン 129
シネマ/ドラマ 92
お店ウォッチング 13
ダイエット&エクササイズ 161
新聞歌壇 20
山ぶどう 手芸作品 8
三人娘子育て三昧 21
女に酔わず酒に酔え 4
あるビルの潰え 20
けさのラディッシュ 7
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引田部赤猪子(ひきたべのあかいこ)日下江くさかえの入江の蓮はちす花蓮はなばちす 身の盛さかり人羨ともしきろかも古事記下巻 95日下江の入江の蓮 花盛りの蓮その花のように美しい盛りの女たちがうらやましいなあ。註かつて若き日、雄略天皇に見初められながら、長らく忘れ去られてしまっていた引田部赤猪子(あかゐこ)という女性が、老いて天皇に奏上した「志津歌(しづうた)」という。志津歌とは「魂鎮(たましづ)め」の歌と解されるが、今日いう「鎮魂歌」(追悼歌)より意味が広い。この歌ではどちらも存命であり、一種の相聞(恋歌)のようでさえある。日下江(くさかえ):現・大阪府東大阪市日下町付近。→ ブログ「長生きも芸のうち日記」蓮(はちす):蓮(はす)。語源は「蜂巣」。花托が蜂の巣のような形をしている。→ 原始ハス羨(とも)し:現代語「乏しい」(不足している)の語源だが、上代語としては「うらやましい」「珍しくて心惹かれる」などの意味も優勢だった。ろかも:深い詠嘆・感動や親愛の情を表す上代語の語尾。接尾辞の間投助詞「ろ」に、詠嘆の終助詞「かも」が付いたもの。
2012年03月06日
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