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先日、ラフトレから買ったPatrick Duffの新譜「Another Word For Rose」が届きました。本当はレコードが欲しかったけど、送料込みだと死にそうな値段になるのでCDにした(それでも高い)。ピックが入ってたのでちょっと嬉しい。Patrick Duffに関しては、最初のころのソロはすごく聴いてたし好きだったんです。もちろん、StrangeloveはSuedeつながりの関係でちょっと聴いてて、「Love and Other Demons」も持ってます。ただ、Patrickソロの方が断然好き。その後、音楽をあまり聴かなくなって彼の後を追うこともやめてしまっていましたが、やたらfacebookで目にするようになってから再チェックし始め、Alex LeeとStrangeloveの「All Because of You」のカヴァーやってるyoutubeとか見たり(それにしてもPatrickはホントにAlexが好きですな)、インタビューとかも見て、新譜への期待を徐々に高めていってたところでした。そして今回の「Another Word For Rose」。ネットでさんざん聴いていましたが、やはりフィジカルなものを手にするとテンションが上がります。私はもう一曲目の「Water」で持ってかれたクチです。Patrickってこんなにいい声だったっけ(失礼)?と思うほど、サビの「Water...」の連続でもう骨抜きでした。インストアでも披露していた「Once」もいい。「why did i decide to pay the price of human sacrifice」というフレーズがすごく刺さる。「Butterfly」も好きな一曲です。youtubeで聞き流していたときに、いちばん記憶に残ったのが「you always change your mind, my butterfly」という歌詞でした。全体を通して浮遊感があり、やわらかい光に包まれているようで、その実、影とは切っても切り離せない。タイトルにも出てくるけれど、サウンドは薔薇のように美しいのに、鋭い棘と枯れ行くときの凄絶な迫力も秘めてる。ような。綺麗なだけじゃないのが魅力。うまく言えないんですが、彼の詞の世界ってブレ兄さんに何となく通じるところがありそうな気がするんですよね。愛はテーマとして出てくるんだけど、ふつうの愛じゃない。絶対に満たされてない愛。そして、心のどこかに穴が空いているような人たち。まあ、兄さんは死んでもキム・カーダシアンなんて詞の中で書いたりしないと思うけど(笑)。でも、二人に共通しているのは、すごく優雅で文学的に人間の深層心理を描くところ、なのかなと私は思ってます。美しいストリングスのアレンジを手掛けているDrew Morganという人は、Massive AttackのNeil Davidgともお仕事している人だそうで。そして、何曲かPatrickと曲を書いているギタリストのWoody Taylor(めっちゃ若そう)もブリストル出身なのかな?ブリストルつながりって濃いのかなと思ったりしました。Waterのアコギヴァージョン。隣にいるのがWoody Taylorみたいラフトレのインストア。キャスケットが超可愛い。Patrickはお帽子かぶると超かわ(以下略Patrickの自伝も欲しいんですが、ちょっと高くて尻込み中。そのうち買うけど。今年の締めがPatrickというのもなかなか良いものだなと思いました。
2024.12.31
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昔ほどではありませんが、今年は徐々に戻ってきた音楽への熱のおかげで、新譜もちょこちょこと聴きました。その中で印象に残ったもの3枚を。昔ならベスト5とかベスト10とかだったんですが、何せ分母が小さいので3枚にしました。1.A Matter Of Time / Shed Seven本当にびっくりした1枚。Shed Sevenがここまでいいと思わなかった。ストレートなロック・チューンに泣きのバラード、全部が良すぎてそれ以上の言葉が見つかりません。ちなみにセルフカヴァーでストリングスアレンジを加えた「Liquid Gold」も素晴らしかった。この2枚で全英1位を1年に2回獲った彼ら、今が最強です。2.Good Grief / Bernard Butler25年?ぶりのソロアルバム。最近はプロデューサーとして活躍していた彼が、ついに自分の言葉で自分のギターで自分の音楽を奏でたスルメ盤。じわじわと効いてくる良さがあります。そして彼がこんなに可愛いおじさんになっているとは思わなかったです。笑3.The Future Is Our Way Out / Brigitte Calls Me Baby何をどうやってもスミスの匂いしか感じないのだけれど、これがアメリカから出てきたことに驚きました。そしてやっぱりどうやってもスミス。いいんです、それで。メロメロに甘くてドリーミーで、「キミのガレージで死にたい」と言われたら、好きにならずにいられない。番外. Dog Man Star 30 / SuedeSuedeの2nd「Dog Man Star」の30周年記念盤です。アートワークがずば抜けてる。バーニーの脱退劇が要因となったのか、どこか歪なサウンドは今でも聴いていてドキドキします。好き。それ以外に何を言えというのでしょうか。本当ならベスト3にPatrick DuffのAnother Word For Roseを入れたいくらいなのですが、これが到着したのがつい1週間ほど前なので、予断が多分に入りそうでやめました。今年はライヴもちょこちょこと行きましたが、やはりハイライトは8月のSuedeのソウル公演でした。思い切って行って本当に良かったし、まさかのメンバーにサインもらえるという出来事もあり、今でも何だか夢のようです。このせいで、私はまた一日に一回はSuedeを聴かないと物足りないという病気になりました。ただ、4月のTamas Wellsのライヴも私にとっては大きな意味のあるライヴです。これがなければ、私は音楽を聴くことへの熱を取り戻していなかったと思います。私の灰色の世界に色彩を取り戻させてくれた彼の歌声には、感謝してもしきれません。来年はどんな音楽を聴けるでしょうか。Franz FerdinandやManicsの新譜は確定だし、年始のロキノンソニックも楽しみ。あとは…Suedeの新譜出るといいな。そして、10月のOasisが楽しみすぎて待ちきれない!
2024.12.29
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先日のブログでSuedeのベストが出ていたことすら知らずにようやく買ったと言及しましたが、結果的に4枚組のデラックスな方も買ってしまいました。そのうちヴァイナルも買いそうな気がする。高いけど。4枚組だと曲の並びも違うし、もちろん入ってる曲も多いです。2枚組の方は、そうだろうなという曲の並びではあるものの、少し違和感のようなものもあったのも事実。で、こちらの方がやはり「ベスト」なのだなと感じました。すべての曲の流れがスムーズで、ファンとしては納得の構成です。活動停止前までの楽曲と、活動再開以降の楽曲がちゃんとつながる感じがします。一体型となっているブックレットには、当時の貴重なプロモーションアイテムの写真が。ドッグタグはよくネットで見かけてましたが、ヘッドホンとかもあるんですね。しかし、いちばん笑ったのはコンドーム(笑)。こんなの考えるの兄さんでしょ。Love&Poison、私もVHS持ってます…棚を漁ってたら出てきた。買った記憶がない。Introducing the BandのDVDも買った覚え皆無なんだけど、あった。今度見る。そして何度見てもこれはジャケが良いです。兄さんは頭と背中しか写ってないのに、笑顔が目に浮かびます。顔がしわくちゃになるくらい笑って、時々ぺろっと舌を出すあの笑い方、大好きです。来年はチリ公演やスペインのフェス出演がすでに決定している模様。日本に来てくれなさそうなので、韓国とか中国(というか香港じゃないと無理)だったら…遠征…したいな…。
2024.12.19
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National Theatre Liveのアンコール上映で「Frankenstein」を観てきました。もう10年ちょっと前の作品になるのですね。ベネディクト・カンバーバッチとジョニー・リー・ミラーが博士(フランケンシュタイン)役と怪物役を交互に演じるという、それだけでもすごそうな予感しかしない舞台です。しかも、ローレンス・オリヴィエ賞をダブル受賞。私が観たのは、「博士:ジョニー / 怪物:カンバーバッチ」のヴァージョンです。本当なら逆も観たいけど、なかなか東京まで何度も足を運ぶのは難しく…。冒頭の怪物誕生のシーンは、言葉を失うほどの衝撃でした。この世に生まれ落ちてしまった怪物が、呻き声を上げながらひたすら床をうごめき、だんだんと立ち上がり、歩き出す。痙攣するような身体の動きや、言葉の体を成さない叫びだけでそれを表現するカンバーバッチに見入りました(ついでに言えば身体も良い)。私にとってフランケンシュタインの典型的なイメージと言えば、こめかみあたりにぶっとい釘が刺さっていて、四角い顔の怪物というところなのですが、今回の怪物はもっとエグい。顔も身体も醜いほどの傷痕が縦横無尽に刻まれ、髪は無く、まさに異形の「怪物」。当然、彼は社会に受け入れられることなく、石をぶつけられ、蹴られ、罵られます。自分を理解し、言葉を教えてくれた盲目の老人にだけは心を開いた彼ですが、老人の息子夫婦に追い立てられると、「信じていたのに!」という悲痛な叫びを残して森に去るのですが…その後の彼は、復讐の鬼と化します。老人の家に火を点け、みんな焼き殺してしまうのです。老人とのやり取りが時折くすっとする内容だったりしてほんわかしていたところでのこの惨劇ですから、あまりにも衝撃的でした。そして、怪物が人間の持つ感情(喜怒哀楽)をすべて経験したところで、彼は親と言うべき博士のもとへと向かうのです。ジョニー演じるフランケンシュタイン博士は、相当狂っています。人が人を創るという禁断の科学に手を出したものの、生まれ出た怪物をかえりみることはなく、まさに博士=父は怪物=子供を捨てたのです。怪物は博士の日記を手掛かりに、おそらく徒歩(!)で博士の故郷・ジュネーヴにまでやって来ます。怪物だからこそ成せる技。っていうか、来るの早すぎ(笑)。結局、怪物は、自分の伴侶を作って欲しいという願いを、強引に(博士の弟を殺して)博士に叶えさせようとします。博士はほぼ完成形の女性の怪物を作り上げますが、最後のところでそれを破壊してしまいます。そして故郷に逃げ帰った博士を怪物は追いかけ、婚礼の夜に寝室に忍び込み、博士の花嫁を暴行した挙句に殺してしまうのでした…ここは本当に観ててしんどいシーンでした。確かに、怪物が怪物を愛して、次の怪物が生まれてしまったら…と思うと怖気づくのはわかります。でも博士は、怪物を作っておいてほったらかしにしてたくせに、いざ自分のところに怪物がやって来ると慌てるは突き放すは、怪物の苦悩をわかろうともせず、どうにもしてやらず、殺そうとしか思わない。科学の発展のためにと言っておきながら、それは自分の欲でしかなく、欲で作ったものに責任を持たない。無責任に命を生み出すことがいかに卑劣であるか(それは人間同士であっても)を示そうとしているのかなとも私は思いながら観てました。結局、怪物が求めていたのは博士=父の愛だったのかなあ…。「愛とは何だ?」と博士に問われたときに、怪物が「精力がみなぎる」とかなんとか言ってたような気がするんですが、彼がいちばん生き生きしているのは、博士を追ってきたときや、何を置いても博士と対峙している瞬間だったように思えました。博士が凍死したと勘違いして取り乱し、額にキスしたりワインを飲ませようとしたりと慌てふためく様子は、そこにはもう愛しか見えない。博士は気絶してただけなんですが(起きた瞬間はちょっと笑った)、すると二人はまたお互いを追い続ける(殺したいのに殺してない、殺せない?)長い道を歩き出すのでした…というところで終わります。観終わった後はちょっと放心状態。すごいものを観たという感覚。思い切って東京にまで観に行ってよかったです。
2024.12.17
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Oasisリユニオンライヴ@東京ドーム。私は見事なまでにチケ争奪戦で討死を遂げましたが、友人が取ってくれました…!ありがとう友よ。愛してる。というわけで、来年の10月、私はアイムアロックンロールスターのロンTを着て東京ドームに乗り込みます。Acquiesceやってくれるかな…聴きたいなあ…。とりあえず、彼らが無事に来てくれて無事にライヴをやってくれるなら、何の曲でもいいです。結局、メンバー構成はどうなるんでしょうか。リアム・ノエル兄・ボーンヘッド・アンディ・ゲム?それじゃトリプルギターになるけど??ドラムは?ザック?いろいろと期待は尽きませんが。まだ時間があるので、もう一度歌詞をおさらいします。
2024.12.14
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年始に行われるrockin'on sonic、もう、夢が詰まりすぎてて窒息しそう。Pulpです。Manicsです。Jimmy Eat Worldです。デスキャブです。ジザメリです。プライマルです。Weezer!と言いたいところだけれど、翌日仕事なので彼らだけは観られません…涙この辺ですでに息ができないのに、Cigarettes After Sexとは!そして懐かしいDigitalism。The Lemon Twigsは音聴いてみたらナニコレめっちゃBeach Boysの薫りが…!Pulpが来るっていうのが夢みたい。Jarvisは一度だけフジで見たことがあるけれど、Pulpとしてはもちろん初めて。Suedeにハマったのと同じころになぜかPulpのCDもほとんど全部揃えてた。あの熱は何だったんだろうと思うけれど、当時の私は間違ってなかったということでしょうか。どうしよう、コモン・ピープルで死ぬ…!Manicsなんて、また来てくれるんですか!新譜も出るし、新曲はやってくれるかなあ。なんならSuedeも呼んでほしかったけど(苦笑)Jimmy Eat Worldは、絶対に泣く自信があります。The Middleを人生の伴奏者としてずっと聴いてきた身としては、彼らを観たら泣くように身体ができてるんです。アルバム全部聴き返していたら、ほろ苦さと切なさで悶え死にそう。フジにもサマソニにもあまりときめかなくなった今、ロキノンソニックはときめきでしかないです。
2024.12.11
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今年は私としてはそれなりに新しいバンドに出会ったりすることも多かったんですが、Brigitte Calls Me Baby、Deadletter、そしてWunderhorseとけっこう大当たりな年だったと思います。まあ、Wunderhorseはセカンドまで出てるんですが。で、Wunderhorseの2nd「Midas」。1stはまだネットでちょこっと聴いただけなので何ともですが、この「Midas」はすごくギターロックしてて私的には非常に好みであります。なんで私がこのアルバムに食いついたかって、このタイトルなんですね。実はSuedeの「What I’m Trying To Tell You」って曲がありまして、その歌詞に「I don't have the Midas touch」という一節が登場するんです。the Midasとは何ぞや?と思ったら、手に触れるものすべてを黄金に変えるというギリシャ神話の王様のことなんですね。日本語だとミダスなのに、英語になるとマイダス。不思議。というわけでタイトルにつられて聴いてみたら、これが非常に良い!ざらざらしたタッチの音が危うくてカッコいいんです。ちょっと鬱屈してて投げやり気味なヴォーカルも雰囲気があって、実にいいロックバンドだなと思いました。「Midas」はもちろん、「Emily」や「Silver」など、暗さの中にちゃんとロックの熱が感じられる。かと思えば実にスウィートなメロディが光る「Girl」が最高。甘いメロと力強いギターサウンド、これ最強。ラストの「Aeroplane」なんて郷愁さえ感じさせるメロディアスなバラードで、聴き始めたときと同じアルバムだったとは思えない。歌詞は抽象的な感じもするけれど、個人的なことを歌っているのかなと推測できそうなところもあります。私は残念ながらしっかりと意味を把握できないのですが、そこは自分の中の想像力で補おう、うん。早くも次のアルバムでどんな音を出してくれるのか、楽しみなバンドです。
2024.12.08
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ロキノンソニックの予習のために出演バンドの旧譜を聴きまくるという復習(もはや意味不明)をしている最中ですが、Jimmy Eat World⇔Pulpというわけわかんないサイクルです。私はいちおう彼らのアルバムはすべて持っているはずですが、ブログに取り上げているのはたぶんChase This LightとInventedとSurvivingだけ。Bleed AmericanもClarityもFuturesも記事にしてない…そして、今回やっと出てきたIntegrity Bluesも、Damageも。なんてこった。特に、DamageやIntegrity Bluesは私の暗黒時代にリリースされたものなので、感想が書けるわけもなかったのです。でもちゃんと買ってただけえらい、自分。Integrity Bluesは彼らの9枚目のアルバムになるのでしょうか。リリースは2016年。ああ、それは感想書くの無理だ(苦笑)。改めて聴き返していますが、これはちょっと毛色が違う。だから余計に当時の自分は大して聴くこともなくしまいこんでしまったのかなと思います。Bleed AmericanとChase This Light万歳の自分でしたので(今も好きですけど)。FuturesにおけるPainとか、言わずと知れたSweetnessみたいな曲を期待してしまうと肩透かしを食らう一枚かもしれません。当初の私もそうでした。しかし、これは、徹頭徹尾、「静」のJimmy Eat world。張り裂けそうな激情をぶつける類のものではありません。静かに、あくまで静かに感情を込めて紡ぎ出す一枚です。だからこそ何度も聴くべきだし、回数を重ねるごとにどんどんこのアルバムに惹かれていくのが自分でもわかります。プロデュースのせいもあるのかもしれませんが、サウンドスケープは「夜」を感じさせるし(ギターが鳴り響いているのに静かってどういうこと?)、自分の内面と向き合い続けるような雰囲気を感じるんですよね。すごく内省的。真夜中に暗い部屋で自問自答しまくる図がイメージできてしまう。これもある意味素晴らしく「エモ」ですよ。「Pass The Baby」の後半、ヴォーカルなしで押しまくるあの展開はすごい。私が一番好きなのは「It Matters」。この切ないナンバーは、冷たさと諦めとヒリヒリする絶望がないまぜになって私の心に響きまくります。私にとってこの曲がこのアルバムのすべてといっても過言ではないくらい好き。決してアップテンポではないのに心に刺さるのはなぜなのか。年のせいにはしたくありませんが、年を取ってわかる何かっていうものが、あるんですよね。そんな感じがします。ところで、クレジット見てたら「Pol Roger」と「Integrity Blues」のアレンジはRoger Joseph Manning Jr.ですと!ロジャーさんの名前を目にするのも久しぶりすぎて…。こういうところさえも見逃して棚にしまいこんだ自分を叱りたい。私は彼らの「The Middle」を人生半分近くの伴走曲として崇拝している程度のファンではありますが、このIntegrity Blues、たぶん折に触れてじっくり聴いていく一枚になるだろうと今ごろになって思います。終わった途端にこんなにリピート押しまくる一枚は、あまりないですよ。
2024.12.06
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本日12月5日はSuedeのキーボーディスト(シンセ時々ピアノ時々ギターそしてコーラス)、ニール・コドリング氏(私の中では通称「王子」)の誕生日です。51歳…51歳?噓でしょ?あんなに美しい51歳いますか?↑の写真の時点で47歳くらいですよ?ヴィジュアルおかしくない?思えば、なぜか兄さんの隣にでんとキーボードを構え、何もしないときはとことん何もせず、時にはお茶なんか飲んじゃったり、脚を組んですごくつまらなさそうにしてたり(本当は観客を見てるのがめっちゃ楽しいらしいですが)する彼はいったい何なのかと気になってからというもの、Suedeのサウンドにおいてだんだんと存在感を増してくる彼から目が離せなくなり、いまやニールフリーク。ライヴ直後にファンの皆様が次々とアップしてくださる美麗フォトを眺めてにやける次第です。だいたい、ファンはみんな考えることが同じみたいで嬉しい。それにしても、若い頃のニールはアンドロギュノス的に美しいですね…。私のハードディスクに収まっていた過去写真の数々はなんだかもう収拾がつかないほど膨大です。すみません、勝手に上げてしまいます。本当にすいません。これ、一時期ブログの私のプロフィール画像にしてたやつ透明感半端なさすぎるやつこれは反則だろうと思ったやつこの耳は…いったい…?私の中で、彼は同じ世界に存在すると思っていなくて、韓国でのライヴ終演後に彼を間近で見たときは本当に息が止まるかと思うほどでした。あれはビューティフル・クリーチャーです。いまや時代が進み、ネットのおかげで様々な情報に触れることができるようになりました。ブライトンでのトークイベントで1時間以上トークする彼の様子がyoutubeにアップされているし、バークリーオンライン?みたいなやつで機材や楽器の使い方を紹介している動画も興味深かったです。あとはやっぱりThe Blue Hourのデラックスヴァイナルについているコメンタリー!彼がどれほど緻密に考えてSuedeの音をつくり出しているのかという一端に触れることができたような気がしますし、彼がストリングスのアレンジまで手掛けるようになったことに驚嘆し、ますますミュージシャンとしての彼が好きになりました。ペンギン・カフェでウクレレ弾いたり笛吹いたりしてる彼も好きなので、またあっちでもプレイしてくれないかなあ。これからもSuedeのマエストロとして、ますますのご活躍をうちの母(ニールを王子と呼び始めたのは母が先です)ともども期待しております。
2024.12.05
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向こうで情報公開になってから、トレーラーとか見まくってすごく楽しみにしていた「バイクライダーズ(THE BIKERIDERS)」を観てきました。主演はオースティン・バトラー。トム・ハーディやノーマン・リーダスも出てます。みんなそれぞれ色気ダダ漏れなので、ああもう、全員好き…。ダニー・ライオンという写真家の「The Bikeriders」という写真集が着想元だそうで、実際に存在したバイク乗りの集団をベースにしたストーリーです。バイク好きのグループからバイク集団「ヴァンダルズ」に発展した彼らを率いるのがトム・ハーディ演じるジョニー。その中で異彩を放つ、誰とも群れない、歩くナイフみたいな男がオースティン・バトラー演じるベニー(これが超カッコいい)です。ベニーと出会って5週間で結婚するのがジョディ・カマー演じるキャシー。プライマ・フェイシィの人じゃんと終わってから気づきました。最初はカッコ良く、ちょっとだけアウトローな感じで、それでも仲間うちで楽しくやっていたヴァンダルズですが、どんどん組織が肥大化していくにつれ、ジョニーの手に負えなくなっていきます。狂信的な若者やベトナム帰りの荒くれ者が加わり、コントロールを失ったヴァンダルズがやがて暴力と犯罪に堕ちていく様子が描かれていくのは、まさに栄枯盛衰。ジョニーの姿にも重なります。そんな中でやはりベニーは異質。キャシーが評するように、彼には感情がありません。大して笑わないし、大して怒りもしないし、表情はほんのちょっとしか動かない。なのに彼の秘めた狂気が背中を見ているだけでも伝わってくるのは、オースティン・バトラーの凄さでしょうか。でも、彼が感情を動かしたのは、ジョニーがよそ者と少々穏やかならぬ雰囲気になった時(いきなりブチ切れて相手をぶん殴る)と、脚を切断するかもしれないと言われた時(バイクに乗れなくなるのは嫌だと泣く)と、ジョニーの死を聞いてシカゴに戻ってきた時(ひたすら無言で号泣)。え、ジョニーが好きすぎるの?と思った私は元・腐女子です。ごめんなさい。だって、キャシーもジョニーに向かって「ベニーは渡さない!」とか言っちゃうし…。ジョニーもベニーを後継者に指名したとき「I need you」って言っちゃうし、キスしちゃうの!?の勢いで距離が近づいてるし…・まあそれは置いておいて、ベニーとジョニーの関係性は、シンプルなようでけっこう複雑。ちょいとイカれたベニーに居場所を作ってくれたのはジョニー。きっとベニーもそれに感謝してる。でも、ベニーは誰にも頼られたくないし頼りたくないという少々困ったちゃん(カッコ良く言うなら孤高だけど)。だから、影響力の衰えを自覚したジョニーに「後継者になって欲しい」と頼られたとき、「俺の知ってるベニーはそんなんじゃない…」と失望してしまったのではないかと。そして行方をくらませる。本当に困った子です。ジョニーはベニーの狂気と若さをちょっと羨ましくも思ってるんじゃないかな。そしてやっぱり特別扱いしたい存在。でなきゃ、ベニーがボコボコにされたクラブを襲撃して火をつけたりしませんって。そういう人じゃないと思って観ていたので、あのシーンはちょっと驚きました。一方、キャシーはキャシーで、自分ならベニーを変えられると思っているし(そしてやっぱり平穏な生活をしたい)、そのためにはジョニーからら離れて欲しいと思っている。女ってそういうものなのよね、と独白するところは、思わずうなずきました。そうなんです。どんなにダメでも、自分なら変えられるかもしれないって思うんですよ、一度は。そんなものなんです、人を好きになるって。また脱線しそうになってますな。結局、ジョニーは若い新入りたち(一度加入を断わられたんだけど、どこか支部に潜り込んだらしい)の挑戦を受け、ナイフか拳かって言ったのにあっさりと拳銃でズドンとされ、命を落としてしまいます。その知らせを聞いたベニーはシカゴに戻ってきますが、家の前で座り込んだきり、号泣。このシーンはちょっと胸に来ます。ラストで語られるのは意外な展開。彼はキャシーとフロリダへ移住し、普通の修理工として働いています。キャシーは「私たちは幸せよ」と言って外にいるベニーを見やるのですが、そのベニーは、微笑を浮かべながらも、魂はどこかに行っているような目をしています。そして轟くバイクのエンジン音は、彼の頭の中で響いている音だったのでしょうか…。しかしバイカーファッションがカッコいい。みんなそれぞれベストをカスタムしているところにこだわりが出てるし、バイクに乗った瞬間いい顔になるんですよね。そして、バイクの話になるとさっきまで殴り合いしてた人たちが楽し気に話し込むところもいいなあ。そうそう、ノーマン・リーダスがファニーな役で出てます。いいですね。処刑人3はまだですか?とりとめのない感想ですが、私がいちばん印象に残ったのは、見終わって席を立った時に後ろを歩いていたお兄さんたちが、「ベニーってさ、カッコいいけど大泉洋に似てるよな!」「そうだよ、大泉洋だよ!」と興奮しながら話してたこと。笑そうだよね、オースティン・バトラーってカッコいいけど100%美形とはなんか違うと思ってた私のもやもやに、お兄さんたちが見事な回答をくださいました。
2024.12.01
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