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2007.01.27

衝撃のラスト・シーン！★「猿の惑星」

(7)

カテゴリ：独断と偏見に満ちた映画評

ハリウッド映画界は、ずいぶんとたくさんのSFの大作を作っていて、
モイラもこれまでたくさん観てきましたが、
その中でも一番忘れられないのは、やはり'68年のこの作品です！

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モイラの今は亡き両親が、このシリーズの大ファンで、
子どものモイラも自然、両親に連れられて劇場に足を運んだのですが、
いやあ、映画を見ている間中、もう衝撃で口開けっ放し‥‥！　でしたよ、ほんと‥‥

宇宙飛行士テイラー（チャールトン；ヘストン）とその一行は、地球から 320光年かかって、宇宙船で得体の知れぬ星に不時着した。
そこには、まんま原始人の人間たちは住んでいるけど
彼らを支配しているのはなんと、言葉を話し、馬を駆り、文明の利器を操り、宗教さえ持っている猿たちだった！
テイラーは猿の軍隊に捕らえられ（その時、喉を切られて、一時期声を失う）、動物学者・ジーラ（キム・ハンター）の研究対象とされる。
この星の人間たちは言葉が話せないが、「自分は言葉を話せるし、字も書ける」と、テイラーはなんとかジーラにアピールしようとするが、それがなかなかかなわない。
しかし、また猿の群れに追いかけられ、捕まった時、「触るな、汚いサルめ！」と、思い切りののしり、
ジーラをはじめとした猿たちは、テイラーが言葉を話し、知能も相当高いことを知り、その事実に、権力者のゼイウス博士（モーリス・エバンス）は恐れを抱く。
「この星にはもしかしたら、猿以前に、人間による高度な文明が存在したのではないか‥‥？」
「猿の輝かしき文明の歴史を真っ向から覆す危険な存在」と目されたテイラーは、
この星の正体を知りたくて、猿たちが「聖域」と恐れて近づかぬ場所に行く。
そしてそこには‥‥ ニューヨークの自由の女神像の胸から上が‥‥!!

不時着した猿の惑星が実は地球だったという、超ユニークな設定
伏線を上手に張った秀逸なシナリオ
ツボを心得た話の展開
中東の砂漠地帯を思わせる惑星のセットの緻密さ
観客の緊迫感をあおるような素晴らしい音楽
ヘストンをはじめとした、名優でかためたきゃスティング‥‥

でもね、一番すごいのは、これをお読みの皆さんもそう思われますでしょうが、
100人のメイクアップアーティストが４時間もかけた特殊メイク
このすばらしい特殊メイクで、オスカーを受賞してるんですからね。
この作品を観たモイラは、水野晴郎氏じゃないけど、「いやあ、映画ってほんっとにいいなあ～」と、心の底から思いました。

「猿の惑星」はシリーズ化され、いずれも大ヒットを飛ばしましたが、
ティム・バートン監督のリメイク「PLANET OF THE APES　猿の惑星」 ‥‥
悪いけど、モイラはあれは全然買いません
猿の顔の出来具合が、前のシリーズに比べて格段に落ちるわ、
ストーリー展開は退屈だわ、最後のオチはオチにもなっていないわ、
モイラはあくびの連続で、劇場で半分くらい寝てました。

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