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昨日、ネットでニュースを見ていたら、とても懐かしい言葉に目が止まった。 ガイアシンフォニー(地球交響曲)そういえば第4番以降、観ていないな。ここ数年、仕事、仕事、子育て、子育ての日々が続いて、大好きな映画を観に行く機会がなかった。(もっぱらDVD観賞)昔は、ゆとりがあったなぁ。ガイアシンフォニーは、龍村仁という人が製作している自主上映のドキュメンタリー映画。これまで第一番から第五番までの5作が製作されている。自主上映というのは、普通の映画館で上映されるのではなく、希望者が申し込んで会場を借りて上映する仕組み。ガイアシンフォニーを多くの人に観てもらいたいと、いろんな団体が主催して上映している。上映情報ガイアシンフォニーは、とても一言では説明しきれないほど、スケールが大きくて、深くて、美しくて、暖かくて、心が洗われる、素晴らしい映画だ。敢えて一言で言うならば、宇宙、地球、自然と一体となって、素晴らしい生き方をしている人達の物語だろうか?わからない?どうもすみません。詳しく知りたい方は、ガイアシンフォニーのHPをぜひ見て頂きたい。ガイアシンフォニーを観ると生きる力が漲ってくる。ガイアシンフォニーを月に一度観ることができたら、きっと免疫力が高まり、長生きするに違いない。DVDが発売されたら絶対買うんだけど、それは龍村仁の考え方ではないようだ。残念。僕が、この映画を観たきっかけは、9年程前、いっしょに仕事をしていた後輩からの薦めだった。彼は環境破壊に対する強い問題意識を持っていて、その後、うちの会社の環境コンサルティング部門へ移って、今は、環境やCSR関連のコンサルティング会社を経営している。(考えてみると彼はLOHASのさきがけのような生活をしていたな。)いっしょに仕事をしていたとき、僕は彼に仕事を教える立場だったけど、仕事以外で彼から学んだことは多い。ガイアシンフォニーを教えてくれてありがとう。僕が見たのは第一番から第三番。3作とも息子が生まれる前に、かみさんといっしょに観に行った。ガイアシンフォニーは、いろんな素晴らしい人達が登場する。 登山家、音楽家、科学者、写真家、教祖...皆凄い人だが、僕が最も印象に残っている人は、佐藤初女さん。一言で言うと、 日本の素敵な おばあちゃん、 日本女性の生活の中の叡智。自宅を解放し、心を病んだ人々を受け入れて、質素だけど心のこもった美味しいご飯を食べさせる。そうすると心の病が自然に治っていく。長い説教など無い。まるで奇跡、超能力のようだけど本当の話。こんな、日常的なことで人を救うことができるなんて!感動した。あと、野澤重雄さん(第一番出演)のハイポニカトマトの巨木。水だけで巨大な木と美味しい実が育つ。生命の神秘だ。これを見て僕はハイポニカトマトの農場へ見学に行った。旨かった。さて、最新作の第五番は、以下のふたりが登場する。■アーヴィン・ラズロー 世界賢人会議「プダペストクラブ」主宰、哲学者、物理学者、音楽家。 彼の提案する「量子真空エネルギー場」理論は、生命の誕生と進化の謎を解き明かすとともに、「全ての存在は繋がっている」という事実を、科学の側から説明する。*いよいよガイアシンフォニーの核心に触れるのだろうか?■石垣昭子 草木染織作家 沖縄の島々の女性達が守り育ててきた伝統の染織技術。 自然を利用し、自然に手を加えながらも、大いなる地球の生命の循環に美しく調和する底知れない叡智が秘められてる。 石垣昭子さんは、廃れかけていた草木染の技術を甦らせると共に、21世紀に向けて新しい美を創造し続けている女性。*美しい沖縄の島々の風景が浮かび上がってくる。 これで心を癒しましょう。テロ、戦争、大地震...今はガイアシンフォニーが目指す方向と逆行しているように思うけど、だからこそ、もう一度、目指す方向を確かめたい。来年は第四番と第五番を絶対観に行こう!(夫婦交替で...まてよ、息子も感じ取ることができるかも)さて、これが今年、最後の日記。皆さん、今年はお世話になりました。来年もよろしくお願いします!■ガイアシンフォニーを作った龍村仁のエッセイ集地球(ガイア)のささやき■佐藤初女さんの本初女お母さんの愛の贈りもの■美しい音楽もガイアシンフォニーの魅力のひとつ。癒されます。地球交響曲-ガイアシンフォニー第二番地球交響曲-ガイアシンフォニー第三番
2004.12.30
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僕が、このブログを立ち上げたのは今年の4月。目的は、昔の僕のような健康に無頓着なサラリーマンへ、生活習慣病の怖さを訴え、自分の体験を通して得た健康・ダイエット法や健康・ダイエットの考え方を伝えること。最初の日記のタイトルは「サラリーマンの楽々ダイエット成功日記」。カテゴリーは健康・ダイエット系だった。しかし、これだけがブログを立ち上げた目的ではなかった。自分も含めて、この先、多くのサラリーマンは、いろんな面で変わっていかなければ生き残っていけないという危機感を、ずっと感じていた。そこで、ある程度、健康・ダイエット関係の内容が充実した頃に、タイトルを「サラリーマンのサバイバル成功日記」に変え、健康に限らず、仕事、社会、家庭など幅広いテーマを扱い、読者といっしょに生き残り方法を考えていくという内容に方向転換した。また、僕自身、以前は典型的な仕事人間だったのだが、自分の頭・体力・時間といった大事な資源の消費度合いが目先の仕事に集中し過ぎているのではないか?との問題意識から、ブログを通して自分の価値観やビジョンを整理してみようという目的もあった。そして結果はどうだったかというと、日記記入率は約50%。アクセス数は、もうちょっとで4万件。内容は別として、この数字は多忙なサラリーマンとしては上出来?ではないかと思う。内容の方は、まだまだ。僕は、仕事で多用しているのでパワーポイントの文章のような短いフレーズは得意なのだが、長い文章は苦手。もっとわかりやすく面白い文章をスラスラと書きたいのだが、なかなか、これが難しい。才能とは思いたくないので、もっと頑張りたい。ちょっと寂しいのは、最初のターゲットだった”多忙で健康に無頓着なサラリーマン男性”からの反応が思ったほど多くなかったこと。僕自身、書くことで精一杯になり、アプローチが不足していたのかもしれない。(でも僕のダイエット法(腹式呼吸ウォーキング&玄米菜食)で5Kg以上減量に成功した人もいる。これはとても嬉しいことだ!)代りに、健康管理に問題のある男性の奥さんからの反応が多かった。考えてみると健康の源である食事の改善は、奥さんあっての話なので、間接的とは言え、この結果は当初の目的に合致しており良かったと思う。また、意外な成果としては、全体的に女性の読者が多かったこと。人生を深く真面目に考えている方から多くのコメントを頂き、僕自身大変勉強になった。勿論、多くの男性の方からも共感頂いたり、鋭い指摘を頂いたり、暖かい言葉を頂いたり、とても感謝している。コメントくださった方、誠に、ありがとうございます!来年もタイトルは「サラリーマンのサバイバル成功日記」のままでいきたいと思うが、意味としてはサラリーマンをターゲットにするというよりも、「生き生きと楽しい社会や会社や家庭を築くためには、どうすればよいか?を、僕というひとりのサラリーマンが、いろいろな立場の方といっしょに考えていく」にしたいと思う。サバイバル=生き残る→共存共栄と捉えたい。ということで来年もよろしくお願いします!(日記は、年内、まだ続きますよ)
2004.12.28
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僕は雑誌や本をすぐに買ってしまう癖があるので、書斎は、いつも本や雑誌が氾濫している。常日頃、何とかしろと、かみさんから説教されていたので、今日は、整理することにした。一応お金を出して買った本だから、捨てるときは本当に捨てて良い本なのかどうか確認する。確認している間に、いつの間にか読み始めたりして、なかなか進まない。こういうところが自分の欠点のような気もする。大成功を収める人は、こんなグズグズ時間を使っていないんだろうなぁ?雑誌を整理していたら、ある雑誌の見出しが目に止まった。「この人たちは35歳の時何をしていたのか?」■ビル・ゲイツマイクロソフトウインドウズ3.0を大ヒットさせ、全米第2位の富豪になっていた。■カルロス・ゴーンミシュラン北米子会社のCEOとして、世界最大の市場でミシュランの確固たる地歩を築いていた。■トーマス・エジソンニューヨークに世界初の発電所を建設。天才発明家は、この頃から自らの発明の事業化に本格的に乗り出すようになった。■チャールズ・ダーウィン自然選択説の基礎となるノートを書き終える。進化論は、ほぼ完成を見た。■ゴータマ・ブッダ7年の修行の後、ブッダガヤの菩提樹の下で瞑想に入り、悟りを開いた。ふ~んだいたい人間は30代の半ばで自分の才能を最大限に発揮するのかもしれないな。僕はとっくに35を過ぎているので、あとは下降線なのかな?最近、物覚えも悪くなったような気がするし、ある意味でそうかもしれないなぁ。寂しい~が、しかし、上記の偉人達は、35までは自力で、その後は自力+他力で、さらに発展している人が多いんじゃないかな?要は、年をとったら人を活かすことができるようにならないと駄目だってことだね。今年は、僕が、長年、苦労して育てたビジネスがやっと開花した年だった。このビジネスを更に発展させるには、部下を信じて任せる他ない。来年は、大成功するか?、それとも合格点レベルで留まるか? 勝負の年になる。自分のやり方(ゴッタ・ユニット)と、部下を信じてチャレンジしよう。さて、掃除を始めるか。
2004.12.26
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今日はクリスマスイブ。息子にプレゼントを買ってやらねば。電車マニアの息子(幼稚園児)のリクエストは、ポケットトレインの丸ノ内線。定価は1000円にも満たない。昨年は1万円以上するNゲージ(大人向けの電車のおもちゃ)が欲しいと言い出して諦めさせるのに苦労したが、今年は安上がりなので、ホッ。ところが、今日、おもちゃ屋さんに電話して在庫を確認したところ、どの店も品切れであることがわかった。サンタさんからプレゼントを貰おうと思ってか、息子は、近ごろ、ずっと良い子にしていたので、僕は感心して「良い子にしているから、きっと丸ノ内線 貰えるよ!」なんて言ってしまった。自分は悪い子だと思ってしまわないか?困ったな...そうだ! サンタさんになりすまして、言い訳のメールを送ろう。「サンタです。 ごめんね サンタこうじょうで まるのうちせんは もう つくってないんだ。きみは よいこだから ちがうもの あげるね!」かみさんから、なんとか納得したとのメールが届いた。やれやれ。会社の帰り、念のため、会社に近い某量販店に行ってみた。電話では、無いと言っていたのに、置いてあるではないか!ここの店員、子供の夢を何だと思っているんだ!まあ、許す。買おう。なんと790円。また、サンタさんのふりをしてメールを送った。「きみは とても よいこだから とくべつに サンタこうじょうで つくることにした。まっててね!」かみさんから、息子は跳びはねて喜んでいるとのメールが届いた。良かった。でも、とても良い子とは、ちょっと褒めすぎだけどなぁ。そうだ。これから悪いことをしたらメールでサンタさんから叱ってもらおう。これは良い手だ。しかし、もうそろそろサンタなんかいないこと、気が付いてもいい年だけどな?親としては、それもちょっと寂しいけど。今日は、家族水入らずでクリスマスパーティーを開いた。いつも苺のホワイトケーキを作るのだが、なぜか今年は。息子からブッシュドノエルのリクエストがあったようだ。丸太のようなチョコレートケーキなのだが、どこで覚えたのかと思ったら、どうもネットで見つけたらしい。(楽天かな?)これは、かみさんにお任せ。明日は、ローストチキンを作ろう。これは僕が担当。ダッチオーブンで1羽を豪快に焼く。ダッチオーブンは、圧力鍋のように素材が持つ水分を逃さないから、柔らかくてジューシーに焼き上がる。昨年初めて作ったのだが、これが大好評だったので、今年もやることにした。えっ七面鳥じゃないの?まあ、良いじゃない。旨ければ。日本は仏教国なのに何故、クリスマスやるんだ!なんて言う人いるけど、良いことは何でも取り入れる日本人て、良く言えば柔軟で寛大じゃないかなぁ。今は、一神教の国の間で戦争や紛争が多発しているけど、日本人の、こういうところ、結構、誇れることなんじゃない?多様性を認め合う共存社会。これしかないと思うんだけど。今年のクリスマスも平和に過ごせて良かった。感謝、感謝。
2004.12.24
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知識集約型企業の組織構造は小人数の自立したチームが集まった連邦型組織。トム・ピーターズによると、こういう組織がうまく機能する理由のひとつは、組織が「ゴッタ(やるしかない!)・ユニット」(gotta units)で構成されていることである。ゴッタ・ユニットとは、程よい少数からなるグループで、大組織の場合、内部に構成される組織の最小単位である。ゴッタ・ユニットには、ミッション・目標・役割・責任が与えられ、また、同時に、それを果たすため、かなりの自由裁量が約束される。ゴッタ・ユニットは、家族経営と同様に、やるしかない。やらなければ一巻の終わり。だから、おのずと活力がみなぎり、一生懸命頑張る。そして不可能と思える事をしょっちゅうやり遂げてしまう。例えば、楽天の優良なネットショップは家族経営が多い。長引く不況の中、店舗販売が不振で苦しんでいて、ネットショップを始める場合も多いのではないか。親子や兄弟が役割分担し、家族の生計や繁栄のために、皆が協力し、一生懸命頑張る。感じの良いHPデザイン、魅力的な商品、良心的な価格、正確・迅速な事務手続、親切・丁寧なアフターサービス。いつのまにか、月商1000万を超る優良ネットショップになっていた。こういうユニットを企業の中で作ることができたら、企業は必ず強くなるだろう。しかし、ゴッタ・ユニットがちゃんと機能するには前提条件があると思う。僕は、数年間、ゴッタ・ユニットを意識してプロジェクト管理を行ってきた。そして得た結論が以下の通りである。まず、チームメンバー全員が自立した大人でなければならない。自立した大人は、人間関係におけるGIVE&TAKEの原理をちゃんと理解している。押し付けや甘えはGIVE&GIVE。それではうまくいかない。(家族経営でも、親の押し付け、子供の甘えがある場合は、どうしようもない駄目集団になってしまう。)しかし、GIVE&TAKEだけでは組織としての付加価値がない。GIVE&TAKEによりシナジーを生み出すことがチームを構成する意義である。最大限のシナジーを生み出すことをチーム全員が心掛ける必要がある。逆に、チームに何か問題が起こった時、助け合う精神が必要。ゴッタ・ユニットは運命協同体であるから、他のチームメンバーの失敗は自分にはねかえって来る。自分の責任範囲を主張して逃げても無駄である。もし、そのような行為があったならリーダーはしかるべき評価をして、その行為が損であることをはっきり示す必要がある。ゴッタ・ユニットのリーダーは、コミュニケーション能力、対人調整力が求められる。会社のビジョンや課題、チームのミッション、目標をチームメンバーへ正確に伝えなければならない。また、チームだけで解決できない課題を素早く上層部に伝えなければならない。チームメンバーに役割を割り与え、業務上の課題を収集・管理し、課題解決に向け議論を促進し、チームメンバーから意見を引き出し、ロジカルに結論を導き出すスキルが必要だ。そのやり方が公平で理にかなっていればチームメンバーは気持ち良く仕事ができる。このように互いに協力し合う関係を築くには、各自が担当する業務に関わる情報だけでなく、できる限り広く会社やチーム全体の情報をシェアしなければならない。チームメンバーが個人の任務、目標、達成度合しか知らされていなければチームのため、他メンバーのために協力しようという気にはならないだろう。また、人と人が対立したり、非協力的な関係におちいる原因の多くは、情報不足や事実認識の不一致から生ずるものである。共有する情報が多ければ、互いにわかり合えるのである。ゴッタ・ユニットの場合、チームメンバーはユニットの共同経営者に近い立場であるから、自分が担当する仕事の成果だけでなく、チームの予算・実績情報は、できる限りリアルタイムに共有すべきである。やる気と同時に危機感も必要なのだ。最後にチームメンバーの評価だが、知識集約型企業においてチームは異なる専門分野を持った知識労働者の集まりであるから、特定の専門分野の知識レベルをチームリーダーが正確に評価することは難しいだろう。従って、評価においてもリーダーは、独断で決めるのではなく、クライアントやチームメンバーからの意見を集めた上で総合判断する必要があるだろう。知識集団におけるリーダーは、専門分野は何であれ、問題解決のプロフェッショナルでなければならない。従って、被評価者の問題解決のプロセスが優れているかどうかは、リーダーが主体的に評価すべきだろう。結局、知識労働者の専門知識が如何に豊富であっても、有効な方法でクライアントやチームに提供し、価値として認められなければ評価に値しないのである。
2004.12.22
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人間に進歩をもたらす最善の仕組みは資本主義しか考えられない。しかし資本主義は勝ち負けの世界。行き着くところはモノポリーなのだろうか?僅かな勝ち組と大多数の負け組で構成される社会は、とても暗い社会だ。希望はないのだろうか?求めることが全員同じであれば、そうかもしれない。しかし、人はそれぞれ求めることが違う。金銭的な富だけを求めるとは限らないのだ。面白い例があるので紹介しよう。マズローの調査によると、インディアンのブラックフット族の社会では、気前のよさを見せつけることが最大の美徳とされ、 財産を貯めこんだり、ひとりだけ知識を蓄えたりしても賞賛されることは無く、逆に、財産や知識を惜しみなく人々に分け与える人が名声と高い地位を得ることができる。ブラックフット族には「太陽踊り」という部族を挙げての祝祭があり、このとき人々に気前よく財産を分配したものが名誉を得る。彼らは借金をしてでも財産をため、太陽踊りの日にそれらを部族民に分配する。その事によって無一文になっても、彼はそれだけの財産を準備できた偉大な能力者であるとして尊敬され、それぞれの家に迎えられ、もてなされるので生活には困らない。名誉あるもの=富を持つもの、ではなく、名誉あるもの=部族に富をもたらすもの、という仕組みである。僕は、この事例に希望の光りを見た。それまで利己と利他は両立するのか?疑問を持っていたのだが、この事例は両立することを証明しているのである。マズローによれば、人は誰でも欲求を持っている。自分の欲求を満たそうとすることを利己と考れば、人間が利己的であることは、当たり前なのである。違うのは、欲求には複数の段階があり、人によって求める欲求の段階が異なる点である。もう一度、マズローの欲求段階説を整理すると、人間の欲求の段階は,生理的欲求,安全の欲求,親和の欲求,自我の欲求,自己実現の欲求の5つの段階がある。生理的欲求と安全の欲求は,人間が生きる上での衣食住等の根源的な欲求。親和の欲求とは,他人と関りたい,他者と同じようにしたいなどの集団帰属の欲求。自我の欲求とは,自分が集団から価値ある存在と認められ,尊敬されることを求める認知欲求。自己実現の欲求とは,自分の能力,可能性を発揮し,創造的活動や自己の成長を図りたいと思う欲求。 このブラックフット族の事例から、評価の制度さえ変えれば、名誉欲という自我の欲求段階でも利己と利他は両立することになる。自己実現の段階になれば、評価の制度など無くとも利己と利他は両立することになる。利他的になることは、そんなに難しいことではないのである。お金持ちが高級品を買いあさるのは、他人から高貴な人と思われたい、セレブと思われたい、という自己顕示欲の表れ。その名誉に対する世間の見方が変われば、お金持ちの価値観も変わるはずだ。芸能人のお宅拝見も飽きてきた。有名人は、社会貢献について、どんな活動をしているのか?こういうTV番組がもっとあっても良いと思う。人権保護、障害者支援、環境保護、社会資本整備、災害復興...世の中は、お金を必要としている。もちろん自ら進んで、そういう活動に参加することは大切だが、理想を言っても何も始まらない。NGO・NPO、SRI(社会的責任投資)など資金提供によって間接的に社会貢献するためのインフラも徐々に成長している。こういう社会貢献のための資金提供について我々がもっと称賛するようになれば世の中も変わっていくのではないか?「自分のことは置いといて他人にブッダになれ」なんておかしい。偽善だなんて言わずに、お金持ちの名誉欲を認め、大盤振る舞いについて称賛してあげたらどうか?問題があれば後で改善すれば良い。整理すると、利己と利他が両立するということは、自分と他人の欲求を互いに満たすこと。つまり心理的GIVE&TAKEである。それは、金銭的GIVE&TAKEだけに限らない。互いに等価と考えれば何でも成り立つ。うまくいけば1+1を超る効果を生み出す。それがシナジーだ。社会も企業もシナジーを生み出すことで発展する。できる限り多くの人が、各々が持つ多種多様な欲求を満足させることができるように、この心理的GIVE&TAKEをうまくマッチングさせる仕組みを作ることが重要だ。考えてみると、世の中には、そういう成功事例は沢山ある。結局、政治や経営も、やり方次第なのだ。つづく【送料無料商品】完全なる経営 アブラハム・マズロー (著), 本当の「自己実現」を生む人間主義経営とは何かを問う。ドラッカー批判に対して、ドラッカーが絶賛したという不滅の作品。古典に、こんな先進的な経営理論があったとは!
2004.12.21
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資本主義社会は、弱肉強食。勝つ人もいれば、負ける人もいる。豊かな人もいれば、貧しい人もいる。しかし、決してゼロサムゲームではない。貧富の差はあれ、世界全体では豊かになっているに違いない。だから大半の国は社会主義を捨てて資本主義を選んでいる。人間が進歩のために努力する仕組みとして資本主義が最も優れていることは間違いないだろう。問題なのは、資本主義社会で勝った人が、いつまでも自分の欲求を富に向けているため、社会全体での富の分配があまりにも偏っている点であろう。先日、テレビで、宝くじが当たって300億円を手にしたアメリカ人男性とその家族の悲劇について報道していた。その男は大金を手にしてから盗難が多発し、不可解な殺人事件が起り、本人も居酒屋で暴動を起こして立ち入り禁止になり、家族との関係も悪化し、一家は崩壊の危機にさらされているようだ。宝くじで大金を手にした人は、その後、不幸な人生を送ることが多いと聞くが、これは典型的な例だろう。宝くじに限らず、大金をを手にした人は、人間関係を悪化させる人が多いという。それは本人だけの問題ではない。金に群がったり、嫉妬したり、まわりの人達にも問題がある。「人間は必要以上の金を手にしても、それだけでは幸せになれない」これは事実だろう。人間は社会的な動物だから少数の人だけが、良い思いをして大多数の人が不幸な世の中は望まないだろう。お金持ちの人であっても、他人が貧しいことは決して望まないはずで、みんなそこそこ豊かであってほしいと願っていると思う。では、どのように文明の進歩と富の分配をうまく両立させていけば良いのだろうか?資本主義以外に、進歩を生み出す優れたシステムが考え出されない以上、資本主義の枠組みでどうすべきか?考ていかなければならないだろう。僕は、社会全体の長期的な利益のためには、成功し富を得た人を筆頭に、人の価値観も変わっていかなければならないのでは?と考ている。 マズローの欲求段階説によると、人間の欲求の段階は,生理的欲求,安全の欲求,親和の欲求,自我の欲求,自己実現の欲求の5つの段階がある。生理的欲求と安全の欲求は,人間が生きる上での衣食住等の根源的な欲求。親和の欲求とは,他人と関りたい,他者と同じようにしたいなどの集団帰属の欲求。自我の欲求とは,自分が集団から価値ある存在と認められ,尊敬されることを求める認知欲求。自己実現の欲求とは,自分の能力,可能性を発揮し,創造的活動や自己の成長を図りたいと思う欲求。 実際に殆どの人は、自己実現の欲求の前に、生理的欲求・安全の欲求・親和の欲求・自我の欲求を満たそうとするはずだ。特に金銭的に成功した人は、自我の欲求が強いと思う。僕は、金銭的な富に代わって、自我の欲求に応える仕組みがあれば、良い方向へ向かっていくのではないか?と思うのである。つづく
2004.12.20
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これまでの未来社会に関する日記を整理すると、以下のようになる。未来社会は、少子高齢化が進み、高齢者も仕事をする。産業は労働集約型産業から知識集約型産業へとシフトし、企業は知識労働者が集まったプロ集団となる。知識集約型企業の組織構造は小人数の自立したチームが集まった連邦型組織になる。チームには、老若男女問わず、また、様々なバックグランドを持った専門家で構成される。(勿論、外部協力者も含まれる)意思決定は、リーダーが一方的に行うのではなく、チームメンバーが自由かつ論理的に議論した上でリーダーの調整により行われる。そういう組織をリードする経営者・管理職に必要な基本スキルは、論理思考力・対人調整力である。そして部下への配慮を忘れず、利他的であること。チームメンバーには、目標達成が難しいかったり、問題が起った時に、逃げずに「やるっきゃない!」と互いに助け合うメンタリティーも必要だ。こういうチームをトム・ピーターズは「ゴッタ・ユニット」(やるっきゃない!ユニット)と呼んでいる。本当にそうなるの?と疑問を持つ人もいると思う。確かに、そう簡単なことではないと僕も思う。実は僕は、数年前から、「ゴッタ・ユニット」を意識して、プロジェクトを管理している。数年間やって得た結論は、「ゴッタ・ユニット」を成功させることは簡単なことではないが、組織として創造性を発揮することが求められている以上、このやり方以外ないということだ。世の中には様々な産業があるので、業務によっては、決められた仕事を、ただ、ひたすら正確に、こなすことだけを求めるものもあるかもしれない。しかし、将来、ものやソフトウェアの生産拠点が中国やインドにシフトするならば、日本が重点をおくべき産業の多くは、創造性を求められる分野になるだろう。そうなれば、課題があるにせよ、この姿を目指すべきだと思う。では、「ゴッタ・ユニット」を成功させるには、どのような課題を解決すれば良いか?単純に考ると、こういう組織が機能するには、前記の要件を満たす優秀なリーダーとプロ意識を持ち主体的に行動する優秀なチームメンバーが揃うことが条件になる。優秀であるといっても業務スキルとメンタル面があるが、特にメンタル面の課題が重要だと思う。それは本人の意識改革だけでなく、企業の評価制度や社会全体の価値観も含めて改革する必要があると考ている。今後、このテーマについて、本ブログで考えていきたい。つづく
2004.12.19
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前回の日記では、権威依存傾向の人は未来社会で失敗するということをお話した。僕が思うに、こういった傾向が強いのはバブル前入社世代のように思う。今、リストラの対象になっている30歳後半~50歳の世代である。しかし、この世代の人達は、厳しい受験戦争を経験しているので、基礎能力の高い世代でもある。このまま第一線から離れていくのは、とても、もったいない気がする。意識改革をし、マクロなレベルの思考方法を鍛え直せば、きっと活躍できるのではないかと思う。ライブドアに代表されるIT企業は、非常に若い社員で構成されているが、事業を拡大するには、戦略やアイディアだけでなく、ビジネスの実務能力が必要だから、きっと実務経験が豊富な30歳後半~50歳の世代の人材ニーズがあると思う。しかし、実際には必ずしも、そうなっていないというのが現状だろう。改正雇用対策法では、労働者の募集・採用にあたって年令制限緩和の努力義務が設けられたが、実際には、年令制限を認める指針が定められており、それに沿っていれば良いことになるので、相変わらず年令制限を設けている企業が多い。では、何故、そうするのか?若い上司が自分より年上の部下を管理しても、うまくいかないという常識が根付いているからであろう。では、何故、うまくいかないのか?やはり、日本人の権威主義的価値観が邪魔をしているのである。「自分より年下に従うなんてプライドが許さない。」じゃあ、そのプライドとは何か?というと、かなりの部分が、過去在籍した会社、過去の地位、過去の成功体験に基づいているのではないかと思う。こういう態度が表れていれば、やはり使いにくいと思わざるを得ないのだろう。ただ、こういう傾向はあるものの、あくまで個人の価値観によるものであるから、一律、年令制限を設けることはどうか?と思う。面接によって個人の価値観を見抜く努力しなければ、優秀な人材を見逃してしまうことになりかねない。とにかく労使の価値観を変えていくしかない。経営者、管理職が謙虚で公平であり、意思決定が権威でなく論理で行われる会社であれば、若い上司の下で、ベテランも気持ち良く働けるに違いない。それは難しいんじゃないかと言う人がいるかもしれない。しかし、僕は十分可能だと思う。僕は数年前、中国へ行き、先進製造業数社に経営情報システムの導入状況についてヒアリングを行ったことがあるが、そのとき、驚いたのは、経営者層に30代前半の青年が多いことである。大勢の従業員には、もちろん40代、50代の人もいるが、何の違和感もない。中国は、お年寄りや家族をとても大事にする習慣があるのに企業経営は年功序列ではないのだ。中国にもいろんな企業があるので一概には言えないが、おそらく競争力のある先進企業の場合、若い上司は年配の部下への「配慮」を忘れておらず、年配の人を敬う習慣と合理的に物事を決めていく習慣がうまく同居しているのではないかと思う。少子高齢化が進み、高齢者も仕事をしなければならない時代になることが目に見えているわけだから、早く、企業、個人の価値観を変革するとともに、転職市場・人材紹介・再教育ビジネスなどのインフラの成熟を願いたい。再教育→本当に必要なのは意識改革ではないか?
2004.12.18
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今日は、未来社会で失敗する人について考てみたい。いろんな要素があるが、全般的に日本人のウィークポイントは以下の点ではないかと思う。 論理思考 戦略思考 対人調整力 自立心これらのスキルを身につける上で障壁となっているのは、日本人の権威主義的価値感ではないかと思う。日本は経済大国といっても、国際競争力がある企業は自動車・電器・精密機械など一部の輸出企業であって、大半は規制に守られ国際競争力がない企業ではないかと思う。それがグローバリゼーションと称する外圧によって、権益を守り切れなくなり、変革できない弱い企業から順に破綻しているというのが現状だろう。そういう企業の中でも、各業界の頂点に立つ大企業は、もっともやっかいである。権威主義な価値感がはびこっており、なかなか改革できずにいる。長年、競争というものがなかったため、業務が固定化し、何か問題が起ったら、・社内規程上どうか?・部長は何と言っているか?・過去どうだったか?こういった判断基準で、解決してしまう。上司と部下の関係でも、上司の結論が最初から決まっていて、部下は、その方針に沿って動くだけだったり、逆に、部下に任せっぱなしだったり、何が正しいか?議論があまりなされていないように思う。外部の業者(仕入先・外注先)との関係は、取引(GIVE&TAKE)という感覚ではない。GIVE&GIVEなのである。安くするのかどうか?うちは、そういう取引はできない。そんなこと言うなら業者を代えるぞ!自社の基準ありきで事が進むので、互いにメリットがある改善案を出しても聞く耳を持たず、無駄だったりする。業者も、ひと昔前は、得意先が限られていたので、無茶なことでも受け入れざるを得なかったが、規制が取っ払われたら、競合他社と取引する選択肢もあるので、対応も変わるだろう。こういう会社に長年努めていると、どうしても権威主義的価値感が根付いてしまう。ひとりひとりは、学歴も高く、知識面では優秀だし、礼儀正しいし、性格も良い人が多いだが、残念ながら、どうしても何かの枠の中で、物事を考える悪い習慣がついてしまっている。とりわけ、権威依存が強い。上司の言うこと、エリートの言うこと、会計士などの専門家の言うことを鵜呑みにする傾向がある。一方、部下や業者など力関係上、弱い立場の相手へは、議論になったとき、論理ではなくて権威でねじ伏せよういう傾向がある。近年、こういう企業は、リストラが行われたり、他企業との合併が行われたり、破綻したりして、転職する人が増えているが、こういうことが癖になってしまうと、他の企業へ転職しても通用しない。過去のやり方は、あくまで会社に力があったからできたことであって、個人に力があるわけではないのだ。僕が属するコンサルティング業界は、企業改革の波に乗って急成長した業界で、多くの転職者を受け入れている。僕の会社も、こういった会社からの転職者が多い。レジメを見ると学歴も高く、会計士、証券アナリスト、MBAなど有資格者も多いのだが、残念ながら、結果を残せず去っていく人が多い。コンサルティング業界にも権威主義がないわけではない。有名なコンサルティング会社であれば、いろんな会社から声がかかるし、名前だけで仕事を獲得できることもある。しかし、一旦、クライアントの仕事を始めてからは、実力がなければ長続きしない。個人に問題があれば、クライアントはプロジェクトリーダーを呼び出して、メンバーの入れ替えを迫る。肩書きだけでは通用しないのである。では何故、権威主義、権威依存が蔓延ってしまうのだろうか?それは自分自身に弱みがあるからだろう。自分が生きていく上で、支えてくれる人には頭が上がらない。自分が正しいと思ったことでも、ボスの意見と異なれば反感を買うかもしれない。自分の考えを主張した場合、責任をとらされるリスクがある。(権威に任せた方が無難)いろんな理由はあるだろうし、大切な事を守るために、ときには、そうぜざるを得ない場合もあるだろう。しかし、少なくとも何故そうしたのか理由は常に意識しておく必要がある。権威に任せて思考をストップさせる習慣が付いてしまっては、そうとう努力しないと改善されないだろう。日本が未来社会においても豊かな国で居続けるなら、きっとドラッガーがいうような知識社会になっているだろう。そんな社会では、権威だけで物事が決まっていく企業は少数派に違いない。もし、日本が堕落して、貧しい国になったとしても、勝ち組企業は存在するだろう。勝ち組企業は、権威ではなく論理で物事が決まっていく。こういう会社で活躍したいなら、権威依存を直さなければならない。いずれにしても、結論は同じなのだ。*考てみると、子供の頃から、東大だ、京大だって親がうるさいわけだから、既に権威の暗示にかけられている人が多いんでしょうね? お父さん、お母さん、早く気が付いた方が良いと思います。*ちょっと今回は決めつけ的な内容になったかもしれない。 大多数は違うという意見もあるかもしれない。 しかし、少なくとも僕が知っている数十社を総括すると、こういう傾向があることは確かなのだ。【送料無料商品】ネクスト・ソサエティマネジメントの大家、ピーター・ドラッカーによる未来予測 少子高齢化の行く先は知識社会。ソニーの出井会長曰く「本書は、まさに日本のために書かれたというほど説得力がある」経営者だけでなく、未来に生きる学生も読むべき本。
2004.12.17
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今日のテーマは、「未来社会で、得する人、損する人」の予定だったが、かずめさんから本質的な答えが出てしまったので、ちょっと視点を変え、客観的に見て、世間でいう「成功(つまり他人からの評価)する人、失敗する人は?」について、数回に分けて、お話することにした。 今日は、未来の企業社会におけるリーダー像について考てみたい。 昨晩、TBSで毎年恒例の「報道スクープ決定版'04 」を見た。今年一年の出来事を振り返る報道番組だ。今年もいろんな事が起ったが、今日のテーマが頭にあったので、プロ野球再編問題のナベツネと古田の顔が印象に残った。非常に対称的な、このふたり。新旧のリーダー像を語るにはもってこいだ。勿論、 旧リーダー像 ナベツネ 新リーダー像 古田である。何故か? 日本の未来社会を考えてみよう。生産拠点としての中国、情報処理拠点としてのインドが国際経済の中で台頭していることを考えると、日本が、現在の地位を維持していくには、社会に対して、より高度なソリューションを提供するための技術・ノウハウを持つ国に発展していかなければならない。その姿はドラッガーが言う知識社会にほかならない。将来、知識社会が到来すれば、企業は、多種多様な知識・技術を有する知識労働者が集まった専門家集団となっていく。ここでいう知識とは、ビジネスに直接役立つ知識(哲学・文学的なものではない)なので、技術革新により、すぐに陳腐化してしまう。そうなれば、知識労働者は、自分の価値を維持・向上するために必死に勉強する。一生懸命勉強し、高度な知識を習得した労働者は、プロとしてのプライドが高い。市場価値の高い知識労働者は、質の高い仕事をするが、納得がいかなければ簡単に転職してしまう。未来社会のリーダーは、こういうプロ集団をまとめていくスキルが必要になる。ひと昔前の考え方であれば、リーダーは、すべての部下(知識労働者)に対して、個別具体的な指示を出せるようなスキルが必要だろうが、扱う課題が高度化すれば、それができるスーパーマンは滅多にいないだろう。それでは何が求められるかというと、第一に「対人・調整能力」である。僕は、テレビに映っていた古田を見て、「そうだ、彼が未来社会のリーダー像だ!」と思った。未来の企業は知識労働者の集団(プロ集団)。プロ野球とまでいかないだろうが、より近い存在になっていくだろう。今回のプロ野球再編問題で、古田は、ファン、選手、日本プロ野球組織、3者の利害の調整を見事に行った。古田は、自分の私利私欲を、まったく主張していない。あくまで、プロ野球の発展、ファンの願い、選手の処遇のために頑張ったし、泣いたのだ。古田の様子を見ると、大選手にもかかわらず、何も偉そうにしていない。良いスーツは着ているけど、飾り気が無く、地味。長島に比べればカリスマ性もない。しかし、彼の利他的で誠実な態度には心が打たれる。「古田って良いやつだ!」と多くの人が思ったのではないか?しかし、この古田、単なる良い人ではない。プライドが高くて個性の強い選手の考えを調整し、限られた時間の中で、方針を一本化することは簡単なことではないだろう。そして、交渉の駆け引き。相手は、傾いた企業が多いとは言え、大企業の経営者達。こういうことについては、つわもの揃いだろう。そう言えば古田は、かなりの頭脳派だ。以前、古田は、松井と対戦するとき、「1年以上前のデータを使って分析しても無駄だ。」と言っていた。考えてみると一流のキャッチャーは優れた戦略家なのだ。さて、僕は、古田の資質のことだけを強調するつもりはない。この事例における古田の役割りが、未来社会の理想的な経営者像だと言いたいのだ。以下のように置き換えると、未来社会の企業の姿が見える。 古田 = 経営者 ファン= 顧客 選手 = 従業員(知識労働者) プロ野球オーナー会 = 株主 この例えは、少し極端だと反論があるかもしれないが、ドラッガーが言うように少数の大資本家が衰退し、チャールズ ハンディが言うように小規模な自立型組織が浅く結びついた連邦型組織に企業が変わっていくとすれば、きっと、この例に近い形になっていくと思う。つまり、一部の権力者によってトップダウンで意思決定するのではなく、謙虚な経営者や管理職が関係者といっしょに論理的に議論し、ちゃんとした手順を踏んで意思決定していく形になっていく。そうなれば、経営者の役割りは、株主、顧客、従業員間の調整役。管理職の役割りも経営者・顧客・部下・仕入先...間の調整役といった意味合いが強くなるだろう。こういった価値観が主流になれば、「たかが、選手が!」に見られる権威主義的な価値観や、それに基づいた支配的な企業統治は消えていくにちがいない。また、従業員のモチベーションは向上し、創造力は最大限に発揮されるだろう!つづく■「勝負脳」を鍛える( 著者: 谷川浩司 / 古田敦也 | 出版社: PHP研究所 )
2004.12.16
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いや~今年も残りわずか。年をとると本当に1年が早く感じる。今年も何だか慌ただしく過ごしてしまった感はあるが、仕事人間に陥りつつあった僕が、このブログを立ち上げ、今も続いていることは、自分にとって成長だと感じている。人生も残り半分、1日1日を噛み締めて生きていかなければ...今年起きた、いろいろな事件や出来事を振り返ると、この先、日本は一体どうなっていくのか?考えさせられる。今は、日本にとって本当の民主主義・資本主義国家になるための過渡期なのかもしれない。日本は、民主主義・資本主義の国と言っても、実は、まだまだ発展途上の段階で、封建的・権威主義的社会が、いたるところに残っている。しかし、昨年から今年にかけての北朝鮮拉致事件関係の動向を見ると、ようやく、人権の尊重が国民のコンセンサスとなって政治を動かしているという感じがするし、西武や三菱自動車の不祥事、ナベツネ発言の波紋...などを見ると、日本の企業社会に残っている封建的・権威主義的な価値感に対して国民がNO!という答えを突きつけたと思う。まだまだ問題は多いので、この状況を悪い方に捉える人もいると思うが、僕は、やっと良い方向に進み出したのではないか?と思う。今まで問題とされていなかった事が問題だと認識されるようになったのだから。P・F・ドラッガーによると21世紀の前半に知識社会が到来し、知識労働者が主導権を握り、少数の資本家の影響力は低下するという。チャールズ ハンディによれば企業は、小規模な自立型組織が浅く結びついた連邦型組織となってゆき、個人の主体性が重視されるという。僕は、それがいつになるか、わからないが、そういう方向に動いていると思うし、そうであっってほしいと願っている。だけど、社会が変われば、得する人もいれば損する人もいる。では、これからの社会で、どういう人が得をして、どういう人が損をするか?次回は、このテーマについて考えてみたいと思う。【送料無料商品】ネクスト・ソサエティマネジメントの大家、ピーター・ドラッカーによる未来予測 少子高齢化の行く先は知識社会。ソニーの出井会長曰く「本書は、まさに日本のために書かれたというほど説得力がある」経営者だけでなく、未来に生きる学生も読むべき本。
2004.12.15
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12日の日記(孫子の兵法で夫婦円満)で、かずめさんから、とても重要なコメントを頂いた。・リーダーシップの要素として絶対欠かせないものは「配慮」・厳しい指導をする上司であっても「配慮」があるかないかで 部下のモチベーションは随分違ってくる。僕も会社では管理職という立場にあるので、この意味が良くわかる。わかるという表現は、ちょっと生意気かもしれない。正確に言えば"わかるようになってきた"だろう。僕は、これに加え、フェアであることも重要だと思う。このコメントからasahi.comの以下の記事を思い出した。三菱自動車が東京・品川にある本社を06年度までにエンジン工場のある京都市に移転させる計画を白紙に戻す公算が大きくなった。移転する場合の退職希望者数が想定を超える1000人規模に達し、移転を強行すれば通常業務に支障が出る可能性が出てきたためだ。三菱自は年内にも京都市側に撤回を申し出るとみられる。思わず笑ってしまったのだが、これは明らかに従業員への配慮が欠けたために起った失敗。経営陣の不祥事が相次いで発覚し、従業員の信頼を失った状況での決断としては余りにも浅はか。京都へ移転するということが経営を立て直す上で重要な戦略であれば、やるべきだろうが、従業員という最も大切な経営資源の扱い方としては御粗末としか言いようがない。この例から以下のことが良くわかる。・配慮が欠けたリーダーには人はついてこない・権威に頼った統制は、逆境時には機能しない。孫子の中にも、こういうフレーズがある。「卒(そつ)の、未だ親附(しんぷ)せざるに之を罰すれば服(ふく)せず、服せざれば則(すなわ)ち用い難きなり」(兵士が、なついていないのに兵士に厳しくするなら、兵士は従わない。)孫子は、一見、当たり前と思われる内容が多いが、それを記憶していることと、習得していることとは、まったく違う。三菱自動車の経営陣ともなれば一人くらい、孫子を読んだことがあるだろうが、脳の奥に蔵ったままだったのだろうか?しかし、そんなこと知らなくても、わかるんじゃないかな~?僕は、こういった記事を見て、単に批判して憂さ晴らしをするつもりはない。これに類似するミスは程度は違っても、誰でも起こりえる。反面教師として、そこから学ばなければ意味がない。前記の例とはちょっと違うが、僕にも配慮が欠けた失敗はある。僕が管理職になりたての頃、自分が管理するプロジェクトチームに問題児がアサインされ、信頼関係のないまま、叱ったことがある。クライアントに迷惑をかけてはいけない。奴は、だらしない。プロ意識が足りない。自分がやったら、もっと早いのに...ああ、自分がやるしかない!不満爆発...とにかく余裕が無かった。こういうことをしてしまうと、叱られた本人は聞く耳を持たなくなる。それは本人にとっても、僕自身にとっても、会社にとってもマイナス。僕が彼に言ったことは間違っていなかったが、付き合いが短くて慣れない上司が怒りを露にしている状況で、彼が真意を理解する力があったかというと、おそらく無かったであろう。僕は叱ることが悪いと言っているのではない。モラルやルールを守ることが組織にとっては原則であるから、時にはそれを乱す者を叱ることも必要だ。しかし、叱られた本人が理解できなければ失敗である。もし、叱る相手が、たちが悪ければ、裏でデタラメな悪口が流れたり、足を引っ張られたりすることもあるだろう。叱ることを感情的に行なってはならない。叱る相手が、それによって改善されるかどうか?よく状況を考えた上で、理性を持って行うべきだ。叱る前に、必ず、以下の2点をチェックする必要がある。・信頼関係はどうか?・相手の理解力はどうか?これが成り立たなければ、叱ることは、人間関係を悪化させるだけ。無駄だ。これは子育てでも言える。偉そうなこと書いたけど、これは自分に言い聞かせていること。言うは易し、行うは難し。本音はというと、リーダーも親も本当に大変!時には、「それじゃ、自分の感情はどうすれば良いんだ!」と叫びたくもなる。僕は、そういうとき、自分の使命を十分理解していないからだと自分に言い聞かせて納得している...それにしても近ごろの日本の大企業が起こす不祥事を見ると、往生際の悪い経営者が多いなあと思う。本当に自分の使命を理解しているんだろうか?いつか、この問題と原因について思うことを日記に書いてみようと思う。※最近のニュースによると、三菱自動車は本社を2006年に京都へ移転することになったみたいです。どう折り合いをつけたんでしょうね?とにかく労使の信頼関係を早く戻して良い車作ってもらいたいですね。デリカには世話になったので。時事通信 - 株式ニュース【楽天ブックス】『孫子の兵法』(著者: 福田晃市 )※この本は、『孫子の兵法』十三編を非常に単純なフレーズに訳していおり、解説を加えているので、わかり易い。自分の経験を当てはめてみると、独自の教訓集が作れそうで面白い。
2004.12.14
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もう話題としては古いかもしれないけど、先週「相田みつを」のドラマやってましたね? 他のブログを見ると、とても良いドラマだったようだ。浦和レッズ対マリノスの試合があったので、途中からしか見れなかったのは残念。最近は金八先生の説教の一部になっていて不評のようだけど、僕は「相田みつを」の言葉が、わかりやすくて、かつ、意味が深くて好きだ。「相田みつを」の好きな言葉は沢山あるが、僕が一番好きな言葉は、 「幸せは いつも 自分のこころが きめる」これって仏教の悟りですよね?真理だと思います。こういう深い言葉をわかりやすく間単なメッセージと親しみのある文体で伝えてくれるところが良い。一方、このところ僕のブログのテーマ?にしている孫子の兵法だが、類似した、重要な格言がある。 「軍争の難きは、迂(う)をもって直(ちょく)となし、患(かん)をもって利となす。」(主導権をにぎるにあたっての難しさは、遠回りを近道に変え、わざわいを利に変えることにある。)わかりやすく言うとピンチをチャンスに変えろ!ってこと。要は、同じ状況でも人によって捉え方が違うってことだ。不幸か?、幸福か?ピンチか、チャンスか?結局、自分しだいなんだなぁ...(「相田みつを」っぽくなってしまいました。)理屈として、わかったつもりでも、なかなか悟るまでには至らない。生きる目的は、修行かもしれないなぁ。【楽天ブックス】『孫子の兵法』(著者: 福田晃市 )※この本は、『孫子の兵法』十三編を非常に単純なフレーズに訳していおり、解説を加えているので、わかり易い。自分の経験を当てはめてみると、独自の教訓集が作れそうで面白い。
2004.12.13
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「彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず。」これは「孫子」に出てくる最も有名な一節。翻訳すると「相手のことを知り、自分のことを知っていれば、いくら戦っても敗れはしない」になる。これは大変深い意味を持っていて、いろんな場面で応用できる。戦うことを交渉するという意味に置き換えれば、「彼」は競合他社のような敵だけではなく、顧客、仕入先、上司、部下のように仕事で利害関係のある全ての相手に置き換えられる。僕は、夫婦関係や親子関係に置き換えても成り立つと思う。日本では、90年代から離婚率が急上昇している。女性の社会進出、経済的自立が進み、男が一方的に、わがままを言える時代ではない。長年、夫婦が円満に付き合っていくには、感情だけでなく、互いに相手の立場を理解し、理性的な大人の関係を築く必要があるだろう。だけど、まったく喧嘩をしない夫婦も不自然。互いに感情をぶつけるからこそ、愛したり、同情したり、理解し合える面もある。ストレスが貯まらない程度に適当に喧嘩して、長引く前に、仲直りするか、忘れたふりをして収めるのが、長続きのコツかもしれない。そのときに注意しなければならないことは、相手がとても大切にしていることや、これだけは突っ込まれたくない急所には触れないことだろう。自分も、自分自身の弱い部分や未熟な部分を自覚し、簡単に感情をむき出しにしないよう心がけておく必要があるだろう。できないことを約束したり、相手が嫌いなことを強要したりするのも駄目だよね。こういうことに気をつけて喧嘩するときも、少し余裕を持つことができるようになれば破局しなくて済むんじゃないかな?うちの場合、結婚して十数年経つけど、ようやく、それができるようになってきたような気がする。彼 → かみさん戦い → 喧嘩負ける→ 破局するに置き換えると、これはまさに、「彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず。」(かみさんを知り、自分を知れば、いくら喧嘩しても破局しない)だと思うんだけど。どうでしょうか?【楽天ブックス】『孫子の兵法』(著者: 福田晃市 )※この本は、『孫子の兵法』十三編を非常に単純なフレーズに訳していおり、解説を加えているので、わかり易い。自分の経験を当てはめてみると、独自の教訓集が作れそうで面白い。
2004.12.12
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前回の日記では、営業戦略方法論『Value Base Selling』にはソリューション戦略とポリティカル戦略があることと、ソリューション戦略の概要まで説明した。今日は、残りのポリティカル戦略について説明したい。法人向けの営業の場合、顧客はひとりではなく企業という組織である。顧客企業の組織はポリティカル(政治的・政略的)な階層構造があり、個人間の力関係の調整により全体としての意思決定がなされる。その構造は、組織図や表向きの役職だけではわからない。表向きの役職では権限が無くとも影響力を発揮する人が存在するし、逆に、権限があっても、全く影響力のない人もいる。権限と影響力は別なのである。実際にどのようなプロセスで意思決定がなされるかは、各々の組織の人間関係・力関係によって異なるので、付き合いの浅い顧客企業や新規の顧客企業の場合、なかなか実態がわからない。しかし、こういうことをわからずに営業しても、重要な情報は入ってこないし、顧客企業に対して効率的なアプローチもできない。まずは、顧客企業の人間関係・力関係を把握する必要がある。組織には、パワーベースという、影響力を持つ人たちの人的ネットワークが存在し、情報を共有し、目標を達成するために働く。それは、表向きの組織や権限の有無に関わらずに存在するグループである。また、パワーベースは複数存在し、パワーベース間で、密かに競争や協調が行なわれ力関係も常に変化している。(わかりやすく言えば派閥)パワーベースには、Foxとよばれる最も影響力がある人物が存在する。Foxは、必ずしも表向きの権限者ではない。経営の上層部や現場の権限者の付近にいる参謀のような存在の場合が多い。ときには外部のコンサルタントであったりする。(三国志では、蜀の主君である劉備ではなくて、軍師の諸葛孔明のようなイメージ)営業活動をするときに考えなければいけないことは、パワーベースを見抜き、最も強力なパワーベースに対してアプローチすることである。そして最も重要なのは、Foxを味方にすることである。これをFoxハンティングという。何も考えず、パワーベースの外にいる人に、いくらアピールしても時間の無駄ということだ。また、Foxを味方にするには、自社のソリューションの有効性をアピールするだけでなく、Fox自身の欲求にも答えなくてはならない。それは賄賂のような違法なものではなく、自社を採用し成功することによりFoxも昇格するとか、Foxが自社といっしょに成長していくビジョンを提供することである。『Value Base Selling』は、孫子の兵法を応用し、パワーベースやFoxの見抜き方、アプローチの仕方等をロジカルに教えてくれる。企業は、ある程度の大きな案件になれば、購入を決定する際に、業者にRFP(Request For Proposal → 提案要請書 )を渡して、プレゼンテーションをさせることが多い。これは複数の業者を公平に評価したことを証明するための儀式だったりする。プレゼンテーションを旨くやったところで、実は、もう決まっていたということが多々ある。大きな案件になれば、提案書を何日も徹夜して作成することもあるだろうが、まったく時間の無駄である。『Value Base Selling』を受ければ、プレゼンテーション前の営業担当者の戦略的な活動がいかに重要かわかるだろう。繰り返すが、『Value Base Selling』は米国ホールデン社が開発した営業戦略の方法論を教えるトレーニングで、日本ではHRDコンサルティング社が提携し、企業へトレーニングを実施している。僕が受講したときの講師は、元コンピューターメーカーの営業をしていたベテランの方で、自分の経験談も交えて、わかりやすく実践的な説明をしてくれた。ケーススタディもあるので、とても楽しく、時間はあっというまに過ぎてしまった。営業だけでなく、コンサルタント、SE、その他、法人向けの仕事で、顧客と接する機会の多い職種の方に、お薦めのトレーニングである。URLは以下のとおり。http://www.hrd-con.co.jp/index.htm
2004.12.11
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今日は、孫子の兵法を活用した営業戦略方法論『Value Base Selling』について概要を説明する。営業戦略は以下の通り、ソリューション戦略とポリティカル戦略に分けられる。ソリューション戦略 → 顧客のビジネス課題に対して、いかに、応えるか?(提案するか?)ポリティカル戦略 → 顧客の組織・人間関係(力関係)を把握し、意思決定のプロセスや構造に対して自社が優位になるよう、いかに働きかけるか?まず、ソリューション戦略について説明する。仕事を獲得するには、顧客の課題に対して最適な答えを提案すれば良いと単純に考えがちだが、それは浅はかである。その最適な答えと自社のソリューション(商品・サービス)が不釣り合いであれば詐欺になってしまうし、こちらの提案が、競合他社の商品・サービスの優位性を明らかにしてしまう可能性もある。顧客の課題だけでなく、自社のソリューションの実力やカバー範囲、競合他社との力関係も併せて検討し、提案の方向性を決める必要がある。ソリューション戦略には以下の4種類の戦略があり、状況に応じて使い分ける。(1)直接戦略これは正々堂々と真っ向勝負すること。自社のソリューションが顧客の要望に最適な答えを提供し、競合他社に対して明らかに優位であれば、この戦略を採用すべきである。顧客企業の中で、自社の優位性を支持してくれる人達に働きかけ、できるだけ早く商談を成立させるのが得策。適切な場合は意外性のある提案を含めると差異化できる。『正を以て合し、奇を以て勝つ』(まずは正攻法で戦い、奇策で勝利)(2)間接戦略 現在の顧客の購入基準では競合他社が優勢な場合、顧客企業の中で、意思決定プロセスに影響を持つ人にアプローチし、新たな価値感を与え、購入基準を自社に有利な分野へと変更する。『兵の加うる所、たんを以って卵に投ずるが如くなるは、虚実これなり。およそ戦いは、正を以って合し、奇を以って勝つ。』(得意分野で勝負する)(3)分断戦略自社のソリューションが顧客企業が求める範囲の一部分だけ満たしているような場合(または、一部分だけ競合他社より優位な場合)、将来のビジネス拡大のため足掛かりとして一部分を得たい場合は、部分的な商品、サービスを提案し、そのメリットを訴える。競合他社と共存できるように協力関係を築くことも考える。『天下三分の計(てんかさんぶんのけい)』(中国三国時代の諸葛亮が説いた戦略。目的へ向かっての道筋を作る)(4)包囲戦略 自社に適したソリューションがなかったり、開発中であったり、明らかに不利な状況の場合、顧客が性急に事を進めることが得策でないことを、顧客企業の有力者に説明し、購入プロセスを停止か延期させる。そして勝てる条件を整える。『先ず勝ちて、後に戦いを求む』(勝てる状況になるまで待て)『Value Base Selling』は、孫子の兵法を応用し、これらの戦略を遂行するための有効な営業戦術(ブロッキング、トラッピング)も教えてくれる。次回は、ポリティカル戦略について説明する。つづく
2004.12.10
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孫子の兵法をビジネスに応用した事例をひとつ紹介する。僕が過去に受けたトレーニングの中で、最も印象に残ったもののひとつがHRDコンサルティング社(http://www.hrd-con.co.jp/index.htm)の営業向けのトレーニングである。これは米国ホールデン社が開発した『Value Base Selling』という営業戦略の方法論を教えるトレーニングで、日本ではHRDコンサルティング社が提携し、企業へトレーニングを実施している。この方法論の特徴は、孫子の兵法を活用している点である。兵法は戦争において敵に勝つ方法。営業活動において敵とは、もちろん競合他社である。ある程度、熟したマーケットには、必ず競合他社が存在する。顧客にいくら高く評価してもらっても、競合他社の評価が、それを上回れば、仕事を獲得することはできない。消費者向けのビジネスの場合、性能、ブランド性、価格など商品そのものの価値で勝敗が決まることが多いが、法人向けのビジネスの場合、購買の意思決定は組織ぐるみで行われるので、その過程は複雑である。システム構築時のベンダー選定、ビジネス構想策定時のコンサルティング会社選定、資金調達時の銀行選定、工場の設備投資時の工作機械メーカー選定...いろいろあるが、ビジネスの規模が大きくなればなるほど、企業の意思決定は慎重になり、時間をかけて検討する。大企業になれば複数の担当者が様々な視点から総合的に評価し、最終的にはトップマネージメントの承認により決定することになる。顧客の目的が単純・明快で、商品やサービスに明らかな差があれば勝敗はわかりやすいが、企業の経営に直結するような重要な案件であれば、顧客の目的が複数存在し、その優先順位の考え方が担当者によって異なることが多々あるし、提案の切り口も様々なパターンがありうるので、優劣を明確に判断できる場合は少ないだろう。そういうとき、営業担当者の役割が重要だ。愛想良く振る舞ったり、誠意を見せるだけでは駄目。競合他社に勝つための戦略が必要である。では、どのように戦略を策定するか?HRDコンサルティングによると孫子の兵法を用いた『Vaue Base Selling』という方法論を使えば、平凡な営業マンも優れた戦略をたてることができるとのこと。次回は、その方法について説明しよう。つづく。
2004.12.09
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先日は『孫子の兵法』を手っ取り早く学ぶ本について紹介したが、もし、あなたが中国の歴史に多少なりとも興味を持ち、漫画が好きだったら、断然、横山光輝の「三国志」をお薦めする。横山光輝が十数年かけて完成した全30巻の大作である。個性ある英雄たちが覇権を巡って生死をかけて戦うストーリーは感動的でとても面白いし、複雑な人間関係も、漫画なので、イメージが沸き易すい。僕は電車の中で一日1冊のペースで1か月で読んでしまった。時は2世紀後半の後漢末期。「魏」の曹操、「呉」の孫権が大乱の時代に覇を唱えるなか、劉備は天才軍師として名高い諸葛孔明が描く天下三分のシナリオのもと、幾多の武将たちとともに邁進していく…。劉備の義弟、関羽は武勇と義理人情の男。男が惚れる男とはこういう男だ!もうひとりの義弟、張飛も、やんちゃだが良い奴。魏の曹操は、孫子の兵法を完成させたといわれる戦略家。目的のためなら手段を選ばないダーティヒーローとして描かれているが、ときどき、ヘマを犯かすので憎めない。逃げ方が上手。しかし、この物語りの主人公はやっぱり、天才軍師 諸葛孔明だ。神がかり的な策を次々と成功させるところは痛快。孔明が、亡き主君である劉備への忠誠と北伐(魏との戦い)を誓った『出師の表』には感動で涙がポロリ。その他、英雄、悪者が沢山登場し、兵法を駆使して戦う娯楽大作。この漫画は中国で作られた三国志演義を吉川英治が小説化し、それをベースに横山光輝が漫画化したもの。6500万部のミリオンセラーなので既に読んだ方も多いと思うが、なんと今年11月にアニメのDVD版が発売されていた!アニメ見た方います?劉備、関羽、張飛による桃園の義から赤壁の戦いまでを、全12巻47話で描いている。映像特典としてフルサイズOP&EDが収録されているほか、カビネサイズの複製セル画が封入されているそうだ。三国志ファンとしては小説や漫画も良いが、アニメも見たい。ちょっと値段が高いので、かみさんの承認が必要だ。うまくやる方法はないか?孫子の兵法を使って考えてみよう。安いのはこの2店。DvDirect楽天市場店ぐるぐる王国できれば映画も見たい。昔、中国で製作された三国志の映画のビデオを借りてきて見たことがあるが、役者の演技がわざとらしく、撮影技術もレベルが低く、面白くなかった。ロード・オブ・ザ・リングを見ると、こんなSFXを使った映画を米中共同で作ったら面白いんじゃないかなと思う。諸葛孔明の南蛮征伐なんか、エキゾチックだし、仕掛けも多いので面白いんじゃないかなぁ。三国志はディープなファンが多いので、おそらく賛否両論になると思うけど、とにかく死ぬ前に、一流の俳優・スタッフと最新技術を使った大作映画『三国志』を見たい!えっ『孫子の兵法』はどうしたか?今日は出張なので、また、今度に...行ってきます!
2004.12.08
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『孫子の兵法』をご存知だろうか?『孫子の兵法』については、いろいろな本が出ているので、中身は別として名前を知っている人は多いだろう。『孫子の兵法』とは、今から2500年前の中国・春秋時代に孫武が著わしたと言われている兵法書。戦争に勝つための方法である。戦争も結局は自分と敵との心理の攻防。『孫子の兵法』は心理の攻防を制する方法を教えてくれる。前回の日記で、ソフトブレーン社 宋文洲社長のテレビのインタビューについて書いたが、彼も自社の経営戦略について『孫子の兵法』を引用していた。このように経営者に「『孫子の兵法』」を好む人は多い。ソフトバンクの孫正義やマイクロソフトのビル・ゲイツも「『孫子の兵法』」も経営戦略に活用しているそうである。『孫子の兵法』が現代でも活用され人気がある理由は、相手を打ち負かすのが目的ではなく、いかに自分の被害を減らし安全を保つか?いかに相手より良いポジションを獲得するか?など相手と共存することを想定しているため、ビジネスの世界でマッチすることが多いからだろう。『孫子の兵法』は他人との心理的なかけ引きの方法を教えてくれ、相手が競合他社のような敵だけでなく、交渉の相手や組織の中での人間関係にも応用できる。相手に勝つだけでなく、GIVE&TAKEの関係をどう築くかといった課題にも答えてくれる。だからビジネスだけでなく、人間関係に関わることであれば何でも使い道がある。僕は良好な夫婦関係を築くためにも良いと思っている。(ときどき、うまくいくことがある...これは内緒)しかし、『孫子の兵法』関連の本は、三国志など歴史に興味がないと読む気がしないものが殆どである。戦争という言葉に拒否反応がある人にとっては、とっつきにくい。だけど、こんな優れた教訓のかたまりを知らないのはもったいない。ということで、一冊、とても読みやすい本を紹介する。【楽天ブックス】『孫子の兵法』(著者: 福田晃市 )この本は、『孫子の兵法』十三編を非常に単純なフレーズに訳していおり、解説を加えているので、わかり易い。例えば、「国を全うするを上となし、国を破るはこれに次ぐ。軍を全うするを上となし、軍を破るはこれに次ぐ。」これを素直に訳すと、「敵国に損害を与えないのが一番で、敵国を滅ぼすのは二の次だ。敵軍に損害を与えないのが一番で、敵軍を滅ぼすのは二の次だ。」になるが、これを「うらみを残さない勝ち方をせよ」と訳している。人と人の口論でも、相手をズタズタに言い負かしてしまうと、あとの恨みが怖い。目的は、自分の考えを通すことであるから、目的が達成されたら、相手の立場を気遣い、さりげなく口論を終わらせるのが良い。このように、『孫子の兵法』は一見当たり前なんだけど、とても重要な意味を持った格言が多い。誰もが、普段の生活の中で、心がけないければいけない教訓が多々ある。ただし、いくら本を読んで「孫子の兵法を知っているよ」と言っても駄目。これを瞬時に行動へ移せるかどうかが重要だ。僕も普段の仕事の中で、ときどき『孫子の兵法』を思い出して反省することがある。仕事のチェックリストのようなものかもしれない。
2004.12.07
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今日、日経CNBCにソフトブレーン社の宋文洲社長が出演していた。ソフトブレーンは今年東証二部に上場した新進IT企業。eセールスマネージャーという営業支援ソフトが主力商品だ。宋社長は中国人。親は実業家だったが、文化大革命後、共産党に迫害され、子供の頃は大変苦労したそうだ。国費で日本の北海道大学に留学し、卒業後、中国に戻るつもりが、天安門事件が起こり、日本の企業に就職。しかし、就職先の企業は、すぐに倒産。その後、大学時代に自分で開発した土木解析ソフトが売れ、会社を起こし、ソフトブレーン社を東証二部に上場するまで成功させた。テレビのインタビューを見て、宋社長が凄い人だと思ったことは、主力商品だった建築用ソフトが売れているにも関わらず撤退し、同時に営業支援ソフトを立ち上げ、見事に主力商品に育てビジネスを拡大した点である。普通、売れている商品を撤退するなんて考えられないが、マーケットの限界をいち早く予測し、見切りをつけ、新商品の開発に経営資源を集中させるとは、凄い決断力だ。彼は成功の理由として、子供の頃から激動の日々を送ってきたため、変化に敏感であることを挙げていた。また、撤退の決断に関しては、孫子の兵法から「戦わずして勝つ」という格言を引用していた。これは、マーケットに限りがあるのに、ひとつの商品に拘り、泥沼になるまで競合と戦い続けるのではなく、新たなマーケットを開拓し、その分野で優位なポジションを獲得する方が得策だということであろう。日本人には、なかなか真似のできない判断である。日本は島国で逃げ道が無いためか、当たって砕けろ的な発想が善しとされる。宋社長は、そういった精神論が日本企業には多く、生産性や競争力向上の妨げになっていることを問題視している。中国人は、負けとわかって戦はしない。撤退は勝つための一時的な戦略。何も恥じる必要はないのである。最後に、宋社長は、日本企業の管理職に対して、・精神論だけでは変わらない。・合理的な具体論を出さなければ解決しない。・会社人間は辞めて精神的に自立しなさい。とメッセージを贈っていた。僕は孫子の兵法や三国志が好きで関連する本をよく読むが、戦争、侵略が繰り返される長い歴史の中で、中国のリーダー達は、生き残るため、民衆を結束させる大義を掲げ、大義を果たすためにはどうすれば良いか? 必死に戦略を考えたんだろうと想像する。日本のビジネスマンは、よく「中国人は、言うことがコロコロ変わってやりにくい」ということを言うが、彼らからすれば、その時その時の最適な戦略を選択するという合理的な行動なんだろう。今日の午前中、フジテレビの竹村健一の番組では、中国との領土問題を取り上げていたが、中国を相手に、日本が、戦略を持たず、ただ単純に感情的な言動をしていては駄目だと思った。民主主義の時代とは言え、国家間の関係やビジネスの世界は、一定のルールの上で繰り広げられるパワーゲームである。生き残り、勝たなければならない。精神論や感情に左右されない合理性と、したたかさを持つ必要がある。多くの日本人にとって、これは大きな課題かもしれない。それが尊敬されることかどうかは別として、滅んで行くことを望まないならば。【送料無料商品】やっぱり変だよ日本の営業(宋文洲 著)営業改革を訴えた、この本は、トヨタ自動車の張富士夫社長自身が購入し、営業系の役員を中心に配布。7万部に迫るベストセラー&ロングセラーに。
2004.12.05
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僕は、仕事で外出が多いサラリーマンなので、楽天の日記は外でPDAを使って書くことが多い。移動中の電車、駅、空港、喫茶店など。愛用のPDAはシャープのザウルス SL-C760。使い始めてもう1年程経つ。発売されたばかりの頃、640×480ドットの高精細な液晶ディスプレイには本当に驚いた。Windows3.1時代のPCと変わりない解像度だ。横向けに置くとミニチュアのPCの様。これがスーツの上着のポケットに入ってしまうのだから凄い。ザウルスの前は、NTTドコモのシグマリオンを使っていたのだが、シグマリオンの場合、机上か膝の上でなければキーボードを打つことができなかったが、ザウルスの場合、軽くて小さいので、電車の中で立って、両手の親指でカチャカチャできる。NetFrontというWEBブラウザは良くできている。640×480のディスプレイ上に、切り替えてて複数の画面(最大5つ)を開くことができるので、PCとの差異はあまり感じない。楽天広場にログインして、日記を書くことも自宅のPCと殆ど変わりなくできる。心配なのは通信料金だけど、僕は京セラのKWINSという固定料金・つなぎ放題の通信サービスを利用している。これはプリペイド方式だが、通信カード込みで半年だと税込 25,725円、通信料金だけだと半年で税込 11,550円とリーズナブル。やっぱり、本格的に使うには、つなぎ放題に限る。この通信サービスは、電車に乗っているときでも繋がることが多いので便利。メールソフトは機能が少なくイマイチだが、近頃は、WEBメールを主に使っているから関係なし。640×480ならEXCELやワードのファイルも快適に編集できる。良いことばかりではない。内臓しているメモリが64MByteは少ないので、SDカードを別に買うしかなかったが、SDカードは容量の割りには高い。128MByte程度だと音楽を入れるとすぐに一杯になってしまう。もう少しSDカードが安くなればなあ~と考えていたところに、新機種が発売された!SL-C3000。なんと4GByteのハードディスク内臓。これは、ちょっと昔のPCと変わりないではないか!ドライバソフトをインストールしなくてもUSBケーブルでPCにつなぐだけでハードディスク代わりになる。以前は、EXCEL、ワードしか扱えなかったが、SL-C3000はパワーポイントを閲覧することもできる。あとは、パワーポイントの編集ができるようになればオフィスへ行く必要ないな...肩がこるので、これは止めた方がよさそう。しかし、残念なのはバッテリー。これは改善されていない。ディスプレィの明るさによって使用できる時間は変わってくる。 明るさ最小 連続表示:約7時間 明るさ最大 連続表示:約4時間50分という仕様らしいが実際には、こんなに長く使えない。通信した場合は、使用時間は激減する。おそらく2時間もてば良いほうだろう。楽天の日記を書いていて、更新しようと思ったときに充電が必要ということにならないように注意したい。携帯もそうだけど、バッテリーが弱いという問題は当面改善されないんだろうか?ストレス感じるよね?■SL-C3000(価格の安い順に並べてみました。)Price-1 SHARPSL-C3000【送料無料中】あんどんや 【カード決済OK】【送料無料】4ギガHDD搭載SHARPザウルスSL-C3000激安家電販売 PCあきんど楽市店 シャープ 4GBHDD搭載で音楽も映像も楽しめるパーソナルモバイルツールZaurus SL-C3000【送料無料】e-BEST シャープハードディスク搭載ザウルス[SLC3000]A-net 【タイムセール1130】シャープパーソナルモバイルツール”ザウルス” SL-C3000【即納】【送料...■KWINS(データ通信)これもお薦めです。【KWINS for PDA】KWINS(CF型PHSデータ通信カード) + 6ヶ月ライセンス KW-C106
2004.12.04
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いや、今日は忙しい。・メールチェック・返信(多すぎる)・クライアント企業に導入したシステムの税務上の課題調査(俺は税理士じゃない)・受注したコンサルティング契約書のドラフト作成(すっかり忘れていた)・来週訪問するクライアント向け提案書作成(ちょっとマンネリ化?)・報酬の請求(これは気分が良い)・進行中プロジェクトの進捗確認(まずい)・クライアントからの電話対応(長話になりがち)・ある外資系ITベンダーとの提携話。(良い案が浮かばない!)・新案件の見積もり書作成(本当に仕事くれるんだろうな?)・契約書の郵送......どうも、最近、事務処理が多くて困る。経費削減のため、秘書の数が減って、秘書も忙しい。つまらないことは頼めない。トホホ...人をもっと増やしたい。こんなことを上司に愚痴っても無駄である。プロジェクトの収益性、稼動率が会社の合格基準を満たさない場合、人の増員は認められない。プロジェクトマネージャーが踏ん張るしかない。このままじゃ日記のネタを考える時間がない!来週から出張が続く...まあ、何とかなるさ。何年も、ずっとこの調子なんだから...さあ、仕事に戻ろう。
2004.12.03
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恥ずかしい話だが、僕はつい最近ソーシャルネットワーキングという言葉を知った。調べて見ると、どうも出会い系ではなく知り合い系らしい。個人の本物のプロフィールや写真を登録し、会員の許可を得た上で入会できるネット上の社交の場とでも言うのであろうか?情報は会員だけに開示されるのでオープンではない。中には、紹介制じゃなかったり、仮称での参加を認めたり、いろいろパターンがあるようだが、典型的なパターンは、このような特徴を持つ。日本では楽天の社員が作ったGREEが有名。2チャンネルやブログと比較してどうなのか?2チャンネルもブログも匿名、本音ベース、オープンであることには変わりない。2チャンネルは、その場限りコミュニケーションなので、衝動的に思ったことを、そのままネットに載せてしまう。発言に対する責任感は希薄になりがち。一方、ブログの場合、匿名と言ってもニックネームという形でネット上で一貫した人格を持ち、自分の発言が正しいかどうか、読んでいる人達が理解してくれるかどうか、それなりに考える。実社会での肩書を気にせず自分が考えていることを発言できるという意味では本音ベースだが、2ちゃんねるとは異なり、自分の頭の中で善悪を整理した理性的な本音である。ソーシャルネットワーキングは、前の2つに比べて極めて実社会に近い。近いというか実社会の社交を手助けするツールのようなものかもしれない。なので、これを知ったとき、だからどうした?と思ったが、よく考えると、技術的にどうこうではなく、このようなツールが知れ渡り、普通に利用されるということの意義は大きい。2ちゃんねるやブログはあくまで匿名での人間関係なので、それがひとつにまとまって社会的にパワーを持つということは難しいが、ソーシャルネットワーキングの場合、その中で組織が生まれ社会に影響を与えるパワーになりうる。実社会ではNGOやNPOが思い浮かぶが、これらの団体にとってはソーシャルネットワーキングは組織運営を効率的に行う有効なツールだろう。今後は、実社会よりも先にソーシャルネットワーキングを通して、ネット上で生まれた組織が実社会に影響を及ぼしていくケースが増えるのではないか?使ったこともないのに勝手に考えているのだけど、いかがでしょうか?
2004.12.02
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ソフトバンク・孫正義社長は、30日の記者会見(福岡ダイエーホークスがソフトバンクへ譲渡されることの正式発表)で、球界改革への思いを語るとともに、IT企業らしいユニークなファン獲得プランを披露した。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041201-00000028-sph-spo「単に参加することに意義があるのでなく、球界の歴史を変えていく。やる以上は清く正しく、正々堂々と。オーナー会議でも発言していきたい」誰の助けも借りず、自力で球団を獲得した孫社長の発言は、何の気兼ねもなく、堂々としていて気持ちが良い。僕が期待する孫社長の発言は以下の2点 (1)「双方向で多くの人々と情報のやりとりが出来るようにしたい」 (2)「メジャーと世界選手権を開催することを模索すべきだ」(1)は、インターネットでの試合中継で20~30台のカメラを設置し、ファンが見たい映像を自ら取捨選択できるサービス。これは面白い。今時の野球ファンは、球団よりも選手個人のファンだったりする。新庄ファンだったら、知らない選手のプレーより新庄の表情をずっと見たいだろう。女性など新しいファン獲得につながるのではないか?正直言って僕は、サッカーの方が好きなので、将来的に、このサービスをサッカー中継にも適用してほしい。サッカーをやっている子供や若者は、ボールを持っていない時も含めて注目している選手の動き、ポジショニングを研究したいだろうからマルチスクリーンで見れたら便利だろう。サッカーのサポーターは、戦術に詳しく、うんちくを語る人が多いので、そんな人にも受けるのではないか?結構、隠れてファールしている選手がいるので、誰がワルだか観察してみるのも面白い。話は野球に戻って、マニアックなファンのために、スコアも含めて記録を電子化して、中継時、データ分析できるサービスがあったら面白いと思う。自分が監督やキャッチャーになったつもりで試合を楽しめる。試合後、ネットでは、監督の采配で盛り上がるに違いない。更に選手の成績や対戦記録をテレビゲームにインプットして、ゲーム上の選手特性に反映できればリアルで面白い。マニアック過ぎる?でも、おたくをファンにすると簡単に裏切らないから、優れた戦略だと思う。(2)は、誰もが望むことだが、これまで自分の野望を次々と実現し、ITバブルもなんのその、いまや通信の巨人NTTグループに挑む孫氏の言うことだけに期待が大きい。今の野球の試合は緊張感がない。日本シリーズなんて、どちらが優勝してもバーゲンはやるし、熱狂的なファンでないかぎり、一喜一憂することがないのでは?サッカーのように国を挙げて戦うスポーツは、国民全員がハラハラドキドキ。ナショナルチームで活躍した選手が球団に戻れば、その球団のファンになる確率も高いはず。代表に選ばれることを目指して選手もハッスルする。まずは、アジア選手権だけでも良い。サッカーのアジアカップで中国に勝った時の感動を野球でも味わいたい。孫社長、頑張れ!楽天の三木谷社長も負けるな!ちなみに僕は今年、完全に巨人ファン辞めました。今は松井の活躍だけが楽しみです。もう一度、日本のプロ野球で感動したい!■最も重要なのは1番目が志と理念、2番目がビジョン、3番目が戦略です…。日本を変える男・孫正義を徹底取材。志高く 孫正義正伝 ( 著者: 井上篤夫 | 出版社: 実業之日本社 )
2004.12.01
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