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さて今日は2021~25PF概況シリーズです。642位 5301 東海カーボン (東P、12月優待) ◎ PF642位は、炭素製品大手で、タイヤ用カーボンブラックで国内首位の東海カーボンです。 現在の株価は1008.5円、時価総額2269億円、PBR0.78、自己資本比率は45.3%、今期予想PER11.96、配当利回り3.0%(30円)で、優待は1000株保有で3000円相当の自社オリジナルカタログギフトです。 ただ「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で2000円相当、「3年以上の継続保有を条件として」の同じく3000円相当の自社オリジナルカタログギフトが戴けるので、私は100株だけ継続保有中です。 今日は私の優待品の選択例を1つだけ見ておきましょう。 海鮮炊き込みめしの素詰合わせです。 それでは早速使ってみましょう。 炊きあがりました。 実食です。 うん、美味しいです。 余った分は、次の日の朝ごはんでおにぎり🍙に変身します。味が染みていてこれまた美味しい。 さて、東海カーボンは業績の変動が激しいですが、優待狙いで1枚保有しているのには大きな問題はないものと考えています。これからも現行の優待制度が続く限りはのんびりとホールド継続の予定です。
Dec 1, 2025

さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。104位 1928 積水ハウス (東P、1月優待) ◎~◎◎ PF時価総額104位の上位銘柄は、ハウスメーカーの雄で、戸建てから賃貸住宅、マンション等に展開している積水ハウスです。 ちなみに2024年に配信され大きな話題となったNetflixのオリジナルドラマ「地面師たち」は、2017年に実際に起きた積水ハウスが東京都品川区五反田の約600坪(約2000㎡)の一等地(旧旅館)を約63億円で購入しようとして地面師たちに引っかかり、結果として55億5千万円という日本最大級の不動産詐欺被害を受けた大規模な実話がストーリーの基盤となっています。 しばらく前に、NHKの番組で詳細な分析ドキュメントがあってワイはU-NEXTで楽しく鑑賞したのですが、それによるとこの事件は多くの不動産のプロからすると「粗削りでボロが出まくり」の詐欺まるわかり案件だったということです。 ただ積水ハウスは「成績達成への圧力が極めて強い」社風であるということで、それで担当者がそのプレッシャーからリスキーな案件に前のめりになってしまい、自ら嵌ってしまったのだろうと結論されていました。 現在の株価は3497円、時価総額23189億円、PBR1.20、自己資本比率は40.6%、今期予想PER9.77、配当利回り4.1%(144円)、総合利回り4.3%(144+5=149円、ネットで見ると優待米は高級品で約5000円相当)で、優待は1000株保有で新潟県魚沼産コシヒカリ新米5kgです。 積水ハウスは指標的に割安で、マイルドながら着実な成長力があり、まずまず利益率も高いという非常に良い銘柄です。ただ私は何故かタイミングが合わずずっと未保有でした。そして2022年4月11日に小安くなった時にようやくの参戦を果たしたのでした。(上記データはかぶたんプレミアム+エレフォロ拡張より引用) さて、多分7年くらいは前のことですが、知り合いの建築家の方と他愛もない雑談をしていた時に、フッと「一番のライバルってどこになるんですか?」と質問したことがありました。 そしたら0.3秒くらいの速さで、力強く「積水ハウスです。!」と返答され、その時に「積水ハウスって強い会社なんだな。」と思って凄く印象に残っていました。 ちなみにその方は抜群のデザイン力と企画力を誇る超売れっ子だったので、「あなたの芸術性と実用性を兼ね備えた素晴らしい作品群が無個性な積水ハウスの プレハブの家 に負けるなんて常識的に考えてあり得なくないですか? 一体どうしてライバルになるんですか?」と訊いてみました。 すると「技術力でカバーして上手いことデザインしているんです。後、建てた後のメインテナンス性とか品質保証とか、とにかく{保守の良さ}をアピールして来てそれがクライアントに凄く効くのでキツいんですよ。手ごわいですね。」としみじみと仰っていました。 、、、、そこから数年経ったしばらく前に、また同じ建築家の方と一緒にお鮨を食べる機会がありました。そこで再び積水ハウスの話になり、「以前聞いた話、投資家の友達に話したら、滅茶滅茶ウケたんですよ。」と言いました。 そしたら急に真顔になり、「積水さんは多分、ウチら建築家殺しのための専門の富裕層対策チームを持ってると思うんですよ。トークが練りに練られていて全く隙が無いし、競合しちゃうとほぼ負けます。本当に手ごわいです。」と改めてしみじみと語られていました。 このように、「売れっ子建築家がガチで怖がる積水ハウス」をこれからも楽しくホールドして応援していく予定です。 2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Nov 30, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベスト151位、長期的バリュー投資の基本と原則(ジム・カレン著、パンローリング、2022年) の第5弾です。 今日も、第5章 バリュー投資対グロース投資 から。 ハイテクバブルと2014~2020年に及ぶ直近のFANG(フェイスブック【現メタ】、アマゾン、ネットフリックス、グーグル)やソーシャルメディアブームを除き、バリュー株は一貫してグロース株を大幅にアウトパフォームしてきた。 さらに、これらの2回の異常な期間においても、グロース株のアウトパフォームは極めて小さなものだった。一方で、バリュー株がアウトパフォームした時期は、一貫して大きな差が生まれる傾向にある。57~58ページの表で分かるとおり、50年間を通して、バリュー株は50%もアウトパフォームしたのだ(15.43%と9.43%)。 S&P500採用銘柄のうちPERが最も低い銘柄と高い銘柄の比較 はい、下の表を見れば、1968年~2020年の「51年間」という長期で見て、年率リターンがバリュー株が14.60%に対してグロース株は9.70%なので、バリュー投資が優位なのは明白です。その差は圧倒的であり議論の余地は無いですね。 ただ、これは別に「カレンが新たに見出した事実」ではなく、過去の多数の名著で既に繰り返し述べられていることです。例えば、「ファクター投資」 では、1952~2015年の長期間の観察で、BMR(PBRの逆数)で4.1%、PCFRで4.7%、PERで6.3%の バリュープレミアム が観察されたと報告されています。 なので、カレンの本書には実は特に目新しい内容がある訳ではないのですが、バリュー投資の魅力を非常に平易な言葉で書いている点に大きな魅力があります。 また「バリュー投資冬の時代」が長く続いたせいで、2025年現在の世の中には長い歴史と強力なエヴィデンスを持つバリュー投資の有用性を説いた本が凄く減っているので、その意味でも有用な一冊と思います。(続く)
Nov 29, 2025

いやあ今年2025年ですが、何と残り1か月となりました。信じられないですね。 さて今月ですが、ポートフォリオはあまりいじらず、様々な「課外活動」に勤しむ1か月でした。投資で稼いだお金を有意義に使うのも仕事の内ですからね。ま、ここは株ブログなので一応買い増しした銘柄をいくつか挙げておくと、2418ツカダグローバル、7683ダブルエーあたりです。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Nov 28, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズを出します。641位 6339 新東工業(東P、9月優待) ◎ PF641位は、鋳造機械製造で首位の新東工業です。 現在の株価は1034円、時価総額564億円、PBR0.45、自己資本比率は50.2%、今期予想PER18.11、配当利回り4.3%(44円)、総合利回り5.2%(44+10=54円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で1000円相当のクオカードなどです。 新東工業は低PBRですし、総合利回りもしっかり出ていますし、ポートフォリオ下位としては十分過ぎるほどに良い銘柄であると考えています。
Nov 27, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。640位 2597 ユニカフェ (東S、12月優待) △ PF640位は、レギュラーコーヒーの焙煎、加工メーカーで、業績不振により今はUCCの軍門に下り子会社となったユニカフェです。 現在の株価は1089円、時価総額151億円、PBR2.15、自己資本比率46.1%、今期予想PER24.31、配当利回り0.9%(10円)、総合利回り2.4%(10+16=26円、優待品はメルカリ平均価格の額面の80%で換算)で、優待は100株保有で2000円相当の自社製品(コーヒー豆)などです。 私が過去に戴いた優待品をいくつか見ておきましょう。毎年変化に富んだ、彩り豊かな楽しい品物です。 ユニカフェは指標的な割安感はありませんが、上記の通り優待内容には非常に力があります。現行の優待制度が続く限りはこれからも楽しくホールドして応援していく予定です。
Nov 26, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベスト151位、長期的バリュー投資の基本と原則(ジム・カレン著、パンローリング、2022年) の第4弾です。 今日は、第5章 バリュー投資対グロース投資 から。 バリュー投資とグロース投資を巡る議論はこれまでずっと存在してきた。 だが、グロース投資があらゆるメディアに好意的にとらえられる一方で、「バリュー株の死」についての金融メディアによる記事をしょっちゅう目にする。これが議論を非常に偏ったものにしている。読者の方は、「グロース投資の死」を知らせる見出しを目にしたことがあるだろうか。 このカレンの指摘は非常に鋭いと思います。投資メディアもそして我々投資家も「キラキラ✨グロース投資」が大好きです。その華やかなパフォーマンス、人気があってホットな銘柄の魅力的なストーリーが常に「常夜灯」の様に人々を引き付けます。またグロース投資家と言うのは一般的に言って華やかでお洒落な方が多いのも魅力です。 その一方で私が専門としている「枯れ枯れ☕バリュー投資」は万年不人気です。冴えないパフォーマンス、シケモクでつまらない、心躍らない銘柄のオンパレードが「悪臭を放つどぶ川」の様に人々を遠ざけます。またバリュー投資家と言うのは一般的に言って地味で、チェックシャツ&よれよれのジーンズ&古ぼけたサンダルみたいな、ダサいファッションの方が多いのも退屈です。 そしてそういったことの全てが、現在バリュー投資への「絶え間ない攻撃」を生んでいます。特にこの10年間くらいはパフォーマンスでも「グロース投資優位」の傾向が強かったので猶更でした。 「もう80年以上も前に提唱された古ぼけた理論に固執している脳内お花畑の頭の固い奴らだ。」、「バリュー投資家と言うのは、時代が変わったことを認められない、不勉強で怠惰でどうしようもない馬鹿者の集まりだ。」などと、散々なディスりや罵詈雑言を浴びせ倒され続けてきました。 では、その「ごみ箱に捨てられた」バリュー投資の成績はグロース投資に較べてどれほどに劣っているのでしょうか? 次回はそれを見ていきましょう。(続く)
Nov 25, 2025

さて今日は 2024~25主力株概況シリーズ です。2022~24シーズンに続いてまたもやロングラン公演となってしまっておりますが、なんと言うことでしょう、現時点で「更に大幅延長」となることが100%確定しております。何故かというと125位くらいまでは既に書き上げているからです。よろしくお願い致します。103位 3197 すかいらーくホールディングス (東P、6・12月優待) × (バリュー投資家としての評価) ○ (優待族としての評価) PF時価総額103位の上位銘柄は、ファミレス最大手で主力業態は『ガスト』のすかいらーくです。日本を代表する「メジャー優待株」の1つですね。 現在の株価は3597円、時価総額8183億円、PBR4.58、自己資本比率は36.9%、今期予想PER49.04、配当利回り0.6%(22円)、総合利回り1.7%(22+40=62円、優待券は極めて人気が高いので100%で換算。)で、優待は100株保有で年2回2000円相当の優待食事券(電子チケット)などです。 優待券を使えるお店は全国津々浦々に広がっており、その利便性は控えめに言って最高です。そして「食事優待券で食べるすかいらーくごはん」の楽しさ・体験価値の高さが、すかいらーくHDの株価を考えられないくらいの高値に押し上げています。 皆様、この「現実」を目をかっぽじってよくご覧下さい。これがメジャー優待株が持つリアルパワーです。「何があっても優待が欲しい」と言う心の底からマグマのように噴き上がる情熱は、そろばんではじいたファンダメンタルズなど軽く吹っ飛ばします。なので、ここや2702マクドナルドや8267イオンなどの「リアルガチンコ優待パワー」を誇る銘柄を「高すぎるだろう」という義憤に駆られて安易に空売りすると、「投資家としての命運を絶たれての退場」に直接つながる危険性があるということです。 逆に言うと、 「優待族は企業にとっての石垣」であり、うまく使えば会社と言うお城を「難攻不落の名城」にしてくれる ものなのです。怖い怖いアクティビストを遠ざけてくれるからですね。 、、、悪い癖が出て脱線しました。お話を元に戻します。 今日は私が大好きなお店である むさしの森珈琲 での使用例を御覧頂きましょう。 外観からしてとても素敵なんですね。 名物はパンケーキですね。 雲みたいにフワフワで美味しいです。 後、個人的にはこのクラブハウスサンドがめちゃ旨いと思います。私はちょっと油断するといつもこれを頼んでしまいます。 具材がたっぷりかつ色々と入っています。私はバリュー投資家なので、沢山の食材がバランスよく入っていて適度な分散が効いているご飯が本能的に大好きなんですね。 ちなみに私はこのクラブハウスサンドにプラスして20品目のGOODバランスサラダを追加して食べるのが好みです。 むさしの森珈琲は、全体的にとても居心地の良い空間に仕上がっており、私はいつもゆっくりと投資本を読みながら過ごしています。 さてすかいらーくHDは、前述の通りバリュー投資家としての観点からは既にエベレストより標高が高くて新規参戦はあり得ないレベルですが、優待券の使いやすさ・使用体験の楽しさやライブ感は日本トップクラスであり、優待族的な観点からは非常に良い銘柄です。そのため、現行の優待制度が続く限りは、これからも楽しくにこにこホールド継続の予定です。 2024~25主力株概況シリーズ 免責事項当シリーズは、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Nov 24, 2025

さて今日は通常の2021~25PF概況シリーズです。 639位 2769 ヴィレッジヴァンガードコーポレーション (東S、11月優待) × (バリュー株投資家としての評価) △ (優待族としての評価) PF639位 は、「遊べる本屋」のヴィレッジヴァンガードやニュースタイルを展開しているヴィレッジヴァンガードコーポレーションです。 現在の株価は1024円、時価総額81億円、PBR33.38!!、自己資本比率10.6%で利益剰余金は-の苦しい状態、今期予想PER9.45、配当利回り0%(0円)、総合利回り5.9%(0+60=60円、優待券はメルカリ平均落札価格の額面の60%で換算)で、優待は100株保有で10000円相当の国内の各店舗で使える優待券(※自社店舗(一部除く)で2000円以上の買物につき2000円ごとに1枚利用可)などです。 さて私は全国各地のヴィレヴァンやニュースタイルを偵察を兼ねて探検しながら、優待券を使ってちょこちょこと買物を続けています。そして私が今までにヴィレヴァンで買った商品から得た知識や経験は「本当の宝物」です。 怪しげなアイテムを買ってしまって「あーあ、またもやロクでもなかった。。。」とがっかりするということも結構多いのですが、それもまたヴィレヴァンの魅力のひとつです。今日はこれまでに買った様々な具体的な商品を見ていただきましょう。 「ミュージックDVD福袋」を買ったときの中身。色々入っていて意外と悪くなかった。特にR&Bのやつは良かった。 なんだかちょっと珍しいポテトチップス。好奇心から購入。 うーん、なんだか不思議な味わいでした。。。 色味の可愛さが気に入って思わず大人買いしてしまったTシャツ。 着てみると、首回りが弱くてちょっと粗削りな感じのアイテムでした。 一時期嵌っていた宮崎の辛麺。とても美味しいのですが、食べてお尻から火を噴いたことがあり、身の危険を感じて最近は自粛中。 ヴィレヴァンで買った超激辛のデスソース。💀付き。 パスタに「隠し味」としてほんの1滴か2滴垂らすと、味が引き締まり深みが増して抜群です。 ヴィレヴァンは非常に苦しい業績が続いていますし、継続前提に重要事象が灯る苦しい状態ですが、とても好きなお店ですし、自分としては今のところはホールド継続の予定です。
Nov 23, 2025

さて今日は通常の2021~25ポートフォリオ概況シリーズです。 638位 2114 フジ日本 (東S、9月優待) ○ PF638位は双日系で精糖中堅のフジ日本精糖です。 現在の株価は1058円、時価総額272億円、PBR1.06、自己資本比率は71.3%と良好、今期予想PER11.60、配当利回り3.2%(34円)、総合利回り4.2%(34+10=44円)で、優待は100株保有で1000円相当などの自社製品です。 さてお砂糖と言うのは買うと結構嵩張りますし、優待で家に届くと実に嬉しいものです。 私の家のパントリー(食品格納庫)には、各社から頂いたお砂糖が楽しく鎮座しています。 そしてここフジ日本も特段の割高感もありませんし、優待を楽しみにこれからも気長にホールドして応援していく予定です。
Nov 22, 2025
さて私は「優待バリュー株投資家」を自称して日々戦っています。 今では一般的に使われるようになったこの「優待バリュー株」と言う言葉ですが、実は元々は私が作った造語です。20年以上前に思いついて最初に言い出した頃には「ぷっ、何それ、この人頭おかしいんじゃないの?」と言う感じのリアクションを戴くことが多かったように記憶しています。 ただ「生みの親」である自分の中では、この「優待バリュー株ワールド」の話は既に完全にロジックが出来上がり体系化されています。そして日々の闘いの中で「型」として身に沁みついており、投資の前提条件のクラシックなことになっているのですが、当ブログの最近の新しい読者の方にとっては、「それなんなん、いったいなにを言ってんの?」という疑問を持たれているかもしれないな?とふと思ったので、2017年以来8年振りの最新アップデート版を書いておこうと思います。 さて、その「優待バリュー株」は大きく分けて3種類あります。 まずは、 指標的に極めて割安なバリュー株にたまたま優待が付いている場合 です。そしてこれを A株 と呼びます。いわゆる 「優待ディープバリュー株」 ですね。具体的に私のPF上位の持ち株で言うと、1301極洋、2418ツカダグローバルホールディング、3181買取王国、4365松本油脂製薬、5283高見澤、5900ダイケン、6623愛知電機、7228デイトナ、7485岡谷鋼機、7533グリーンクロス、7551ウェッズ、7614オーエムツーネットワーク、8935FJネクストHD、9027ロジネットジャパン、9035第一交通産業あたりが該当します。 PF上位の大多数はA株である ということですね。 このA株の魅力は「バリュー株を優待を楽しみにストレスなく保有できる」ということです。 ただ単に指標的に割安なバリュー株というのは市場にはたくさんあるわけですが、その手の株というのは大体において値動きの乏しい不人気株でもあります。それを株価が上がらない状態でじっと我慢してホールドするというのは強い精神力・忍耐力・胆力を要求されます。我慢ができずについに投げた頃、うたた寝から覚めてするすると上昇し始めるというのもよくあるパターンです。 その点、優待が付いていると、この上がらない期間を優待を楽しみにご機嫌でホールドできます。それに元々指標的に非常に割安な株なので、いつかはスポットライトが当たって上昇することが多く、結果として負けにくい投資になります。 そして言い方を変えると、このA株への投資は、 グレアムのディープバリュー株投資法 が持つ、「地味でつまらない。結果が出るのに時間がかかる。」という欠点を改善した、優待株天国の現代日本の状況にジャストフィットさせた、より洗練された投資法であるということにもなります。 A株への投資こそが、優待バリュー株投資の王道 であるという事ですね。 さてその次に、 指標的に突出した割安感はないが配当+優待の総合利回りが高くバランスが良い B株 があります。いわゆる 「優待バランス株」 ですね。私の持ち株では、1605INPEX、3289東急不動産HD、8877エスリード、9057遠州トラック、9310日本トランスシティ、9831ヤマダ電機あたりをパッと思いつきますが、他にも多くの優待バリュー株はこのB株に当てはまります。 このB株を少量ずつ多品種持つことは、ポートフォリオの総合利回りを上げ、何が起こるかわからない株式市場で長生きし、更には多くの優待品に囲まれて投資の果実を実感しながら幸せに暮らせるという複数の大きなメリットがあります。 多くの優待族の方が、1単位ずつたくさんの優待株を買い求めてただ楽しんでいるだけでこの魑魅魍魎とした株式市場で相対的に長生きしている、という事実がそれを端的に示していると思います。 次に 指標的にはかなり割高だが、優待バリューが非常に高い C株 があります。いわゆる 「優待がバリュー株」 ですね。(笑)私の持ち株では2702日本マクドナルドHD、3197すかいらーく、3561力の源HD、7683ダブルエー、8267イオンあたりが当てはまります。 このC株は保有するのに若干神経を使いますが、その分優待そのものの純粋な魅力が高いので戴いた時の満足感は格別です。またその優待バリューの高さから権利前に株価が上昇することが多く、我々優待族の伝家の宝刀「取らないの法則」発動でいざという時には利益を確保しやすいという利点もあります。 以上のABCの3つが私が考える「優待バリュー株」ですが、実は優待株の中にはもう一つ、 「継続企業の前提に関する疑義の注記がある」、もしくは「継続企業の前提に関する重要事象等がある」、「財務状態が悪く利益剰余金がマイナスである」などの状態で、 危険だが優待だけは魅惑的な D(Dangerous) 株 も存在します。いわゆる 「優待ボロ株」 ですね。過去の例で言うと、金貨優待で我々優待族を幻惑した先物会社グローバリーや、タスコシステムなどがありました。また現役で頑張っている銘柄としては、3053ペッパーフードサービス、3346ヒロタグループHD、4679田谷、9978文教堂グループHDなどが挙げられます。 ただこのD株を「バルクで買ってトータルで利益を出す」投資法は「文字通りのハイリスク・ハイリターン」で、大きな利益に繋がることもあるので私は嫌いではありません。なおこの観点に関しては、下記の大人気記事も是非ご覧下さい。 危ない優待株を見てみよう 2016年編 危ない優待株を見てみよう2016 その1 危ない優待株を見てみよう2016 その2 そして優待株の中にはもう1つ、指標的には割高だが、成長力があったり、利益水準が高かったり、事業内容に「経済的な堀」があったりなどの魅力を持ち、「質の高さ」からそれを許容できる、いわゆる 「優待クオリティ株」 もあります。これを、 Q株 と呼びます。具体的には、1438岐阜造園、3539JMホールディングス、7134アップガレージグループ、9418U-NEXT-HDなどがあります。そしてこのQ株には従来型の優待バリュー株投資手法では十分には対応できないため、私が開発したウィリアム・オニール変法である YOU-CAN-SLIM法 を用います。 以上をまとめると、優待株を買うときにはざっくりとその株が上記のA、B、C、D、Qのどこに当てはまるか考えて資金配分することが大切であるということです。前述したように、主力株は極力A株の中から選ぶようにするのが基本・大原則ですが、「株式投資はピュアな自然科学ではなく、油ギトギトの社会科学」 なので、ここに魅力的なB、C、D、Q株も組み込んで「多彩で柔軟なアイデアで楽しく」ポートフォリオを作り上げるようにしています。そして、これからも健康(A~C、Q)、不健康 (D) 含めてたくさんの優待株に出会いたいなあと思っています。
Nov 21, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベスト151位、長期的バリュー投資の基本と原則(ジム・カレン著、パンローリング、2022年) の第3弾です。 今日も、第2章 バリューの規律 から。 市場の歴史に目を向ける グレアムが推奨する3つの規律に関するデータを1968年までさかのぼって見てみよう。それぞれの規律がS&P500と比較してどのようなパフォーマンスを示したかが分かるだろう。 われわれは、1PERが最も低い20%の銘柄、2PBRが最も低い20%の銘柄、3利回りが最も高い20%の銘柄ーのパフォーマンスについて見ることができる。ちなみに、これらすべては年次でリバランスしている。その結果、3つの規律すべてが長期にわたり投資家に大きな優位性をもたらしている。 次ページの表はデータをまとめたものだ。ここから3つの考察が得られる。 1.S&P500に代表される指数は毎年大きく変動する。 2. 3つのバリューの規律は概してアウトパフォームしている。(表の末尾にある平均値を見てほしい) 3. バリュー株はバブル期を除いて、ほとんどの年でアウトパフォームしている。 3つの指標(1968~2020年) 1968~2020年までの年平均 これを見ると、1968~2020年までの42年間の長期ではS&P500が10.3%、PER下位20%が14.6%、PBR下位20%が13.9%、利回り上位20%が12.4%のパフォーマンスを示したことが分かります。 これはつまり、低PER、低PBR、高配当利回りなどの「サルでもわかる」レベルのバリュー指標に従って投資をするだけでも基準となるS&P500を上回る成績を出せたということになります。 バリュー投資には、分かりやすくて単純な手法であるという大きな利点があることを考え合わせると、この長期パフォーマンスは非常に魅力的と言っていいのではないでしょうか? (続く)
Nov 20, 2025

さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。102位 2282 日本ハム(東P、3・9月優待) ○ PF時価総額102位の上位銘柄は、食肉国内首位でハム・ソーセージも強い日本ハムです。 今年始めた新企画である 優待お肉株バルクプロジェクト の重要な上位構成銘柄ですね。 現在の株価は6958円、時価総額6895億円、PBR1.28、自己資本比率は54.6%、今期予想PER19.77、配当利回り2.2%(156円)、総合利回り2.5%(156+15=171円)で、優待は100株保有で年1回3月株主に1500円相当の自社製品、500株保有で年2回3・9月株主に3000円相当の自社製品などです。 「優待って本当に貰ってみないと分からないよなー」といつも思います。と言うのは、日本ハムの優待、頂いてみると明らかに「物が良い、クオリティーが高い」のがヒシヒシと伝わって来る、滅茶苦茶に良い内容だったからです。いくつか見ておきましょう。 日本ハム冷凍食品詰合せ にら焼餅、めっちゃ旨い。! 四川名菜 どの点心も素晴らしい。 皮も中身も滅茶苦茶に美味い。! 浪漫工房、ハム・ソーセージ詰合せ どんな料理に使っても、抜群。! 日本ハムはプロ野球球団を持っているので元々知名度の高い会社ですが、優待品を頂いてみるとその商品にもリアルガチンコパワーがあることがはっきりと伝わってきます。どれも抜群に美味い。当然これからも優待MAXとなる500株をニコニコホールドしていく予定です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項当シリーズは、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Nov 19, 2025

なんだか最近毎日株価がどんどんどこどこ下がりますね。私のポートフォリオには内需株が多く、「真綿で首を絞めるように」かなりダメージが積み重なってきています。ちょっと嫌な感じですね。(汗) さてそんな中ですが、今日は2021~25PF概況シリーズです。637位 7129 ミアヘルサホールディングス (東S、3・9月優待) ◎ PF637位は、調剤、保育園、介護施設が3本柱のミアヘルサホールディングスです。 現在の株価は1120円、時価総額31億円、PBR0.81、自己資本比率は29.1%、今期予想PER12.53、配当利回り2.7%(30円)、総合利回り4.5%(30+20=50円)で、優待は100株保有で年2回1000円相当のクオカード等です。 ミアヘルサHDは、指標的には妥当な株価位置と思いますが、優待クオカードブーストを加味すれば、ま、特に問題なくホールドしていけるかな?と思っています。
Nov 18, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベスト151位、長期的バリュー投資の基本と原則(ジム・カレン著、パンローリング、2022年) の第2弾です。 今日は、第2章 バリューの規律 から。 戦略 1. 規律をもって投資する 長年にわたり、投資家のアキレス腱になっているのが将来の成長に過大な価格を支払うこと、要するに、人気があり、割高な株式を買う事だ。グレアムが忠告しているとおり、この誤りを回避するためには、株価に関する規律を用いなければならない。彼が推奨した規律はPER、PBR、配当利回りだ。割安な企業を買い、過大な価格を支払うことを避けるために、投資家はこれら3つの指標のうち1つか、それ以上を用いて株式をスクリーニングするべきである。バリュー株を探す場合、3つの指標を次のように用いる。1. PER 指数を構成する銘柄でPERが下位20%に属する企業を探す。2. PBR 指数を構成する銘柄でPBRが下位20%に属する企業を探す。3. 配当利回り 指数を構成する銘柄で配当利回りが上位20%に属する企業を探す。2. 長期的に投資する 規律を長期にわたり適用すれば、パフォーマンスはモメンタムや恐怖や強欲といったその他の要素ではなく、ファンダメンタルズや利益に従うようになる。グレアムは時間軸については言及しなかったが、5年間のトレンドを用いることでパフォーマンスを平準化できる。 ね、この本いいでしょ。 「PER、PBR、配当利回りと言うシンプルな指標を使って規律を守って投資をし、更に時間軸を長くとって長期で戦うことが大切」であると、小学生にも分かるくらいに平易な言葉で説明してくれています。 それでは彼の言う「極限まで単純化した戦略」の実際の投資パフォーマンスはどのようなものなのでしょうか? 次回はそれを見ていきましょう。(続く)
Nov 17, 2025

さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。 101位 1333 マルハニチロ (東P、3月優待) バリュー投資家としての評価 ◎ 優待族としての評価 ◎◎ PF時価総額101位の上位銘柄は、水産最大手で国内に強固な流通網を持つマルハニチロです。 現在の株価は3672円、時価総額1857億円、PBR0.80、自己資本比率31.7%、今期予想PER10.57、配当利回り3.0%(110円)です。 マルハニチロは優待制度をしばらく前に廃止しており、私はその時に一旦全株を売却しておりました。ただ「そうは言ってもマルハニチロは指標的に安いし、凄く魅力的な銘柄なんだよなあ。」とずっと気にかけていました。 そしてしばらく前に、 優待お魚株バルクプロジェクト を開始したときに、ひっそりと100株だけ買い戻していました。。。 、、、2025年11月10日、マルハニチロは「新社名記念優待導入」&12月31日付の株式3分割を発表しました。優待は2026年、2027年、2028年3月期のみで、3年間の期限付きとなっています。 私はそれを受けて、「マルハニチロは元々優待が無くてもガチンコで相撲が取れるだけの高い実力を持つ銘柄だし、3年間限定とはいえ優待再開は極めて喜ばしい。少し買い増ししよう。」と思って、900株追加して1000株体制としました。それによって、今回再びPF上位に登場してくることとなったのでした。 今日はマルハニチロの優待再開を祝して、以前の優待内容を復習しておきましょう。 大体市価3000円程度の品物が選択制で戴けました。 選択肢は例年上記のような4択か5択くらいだったのですが、私は例年概ね1番の「水産缶詰詰合せ」を選択していました。 今日は実際の使用例を1つだけ御覧戴きましょう。 マルハニチロの優待まるずわいがにのトマトスパゲッティ 缶詰にパンパンに詰まった蟹を、フライパンに丸ごとダンク。 おりゃー。 旨い。何よりも蟹が美味い。!!! カニは料理のうまさを魔法的に爆裂上昇させる。!!! マルハニチロの缶詰はどれも非常に美味しいので、優待品を貰うと思わずニンマリしてしまっておりました。というか、マルハニチロに限らないのですが優待で戴ける缶詰と言うのは全体に高級品が多くて嬉しいんですね。そのため私は以前から、「缶詰優待は素晴らしい。」 ということを何度も繰り返して力説しています。 具体的には、過去の超人気記事である、缶詰優待株 私的ランキングベスト4 2023年編 を是非今すぐにご覧下さい。 さて、優待を再開したマルハニチロは、優待族的には極めて総合戦闘力が高い銘柄に戻ったと評価しています。「優待は3年間限定」などと言わず、是非恒久的に続けて欲しいと個人的には考えています。 私の四半世紀25年に及ぶ優待族としての経験から、「優待品は力のある自社製品に限る」と確信しています。高額なデジタルギフトやクオ優待では刹那的な株価上昇は得られても、投資家の「心」を捉えることは決して出来ません。多くの企業がそういった「金目優待」新設に追い込まれるのは、優待にできる自社製品が無いからです。 でもマルハニチロはそれを実行出来る稀有な企業です。投資家の心を捕らえ、会社がピンチの時にも「臣下株主」として忠実に仕え続ける我々「優待族」を是非「永く続く旅路のお供」にして頂けたら、と改めて願っています。
Nov 16, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。 636位 9788 ナック (東P、3月優待) ◎~◎◎ PF636位は、ダスキン代理店最大手で水宅配事業や化粧品通販にも進出しているナックです。 現在の株価は530円、時価総額247億円、PBR1.00、自己資本比率は58.9%、今期予想PER11.67、配当利回り4.2%(22円)、総合利回り7.9%(22+20=42円、優待品はメルカリ平均価格の2000円で換算)で、優待は100株保有で自社グループ会社商品です。 ナックは指標的にもまずまず割安ですし、更に高い総合利回りが出ており、PF下位としてはあり得ないくらいに魅力的な良い銘柄であると評価しています。
Nov 15, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。635位 7191 イントラスト(東S、3月優待) ○ PF635位は、家賃債務保証が柱で、医療・介護費保証を第2の柱に育成中のイントラストです。 現在の株価は1069円、時価総額239億円、PBR3.16、自己資本比率は62.1%で有利子負債は0、今期予想PER15.43、配当利回り3.3%(35円)、総合利回り3.7%(35+5=40円)で、優待は「100株以上&1年以上の継続保有を条件として」100株保有で500円相当のクオカード等です。 イントラストは指標的には高いですが、同時に成長力を維持しており、PF下位としては全く問題のない良い銘柄であると考えています。
Nov 14, 2025

さて今日は、2024~25主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP100銘柄をまとめておきます。今シーズンも終盤戦に差し掛かっているので、過去に紹介してきた銘柄達のその後の命運を俯瞰し、最新の評価も一部に付記しておきます。尚、書いてあるコメントは毎回細かく修正しています。 1~10位 1位の韓国造船海洋、2位のニッピは大きく上昇しましたが、両社共まだここから全然イケる、上を目指せると考えています。また6位の7228デイトナ、7位の3539JMホールディングス、8位の6623愛知電機、9位の3181買取王国は依然として非常に安いと思いますね。 11~20位 この中では、11位の5283高見澤、14位の9310日本トランスシティ、18位の1438岐阜造園が依然として安いと思いますね。 21~30位 21位の4365松本油脂製薬、24位の9027ロジネットジャパン、26位の7485岡谷鋼機、27位の7614オーエムツーネットワークと、ここは依然として激安銘柄が多いですね。 31~40位 この中では、31位の9057遠州トラック、36位の8043スターゼン、40位1301極洋が今でも安いと感じますね。 41~50位 指標的には激高なんですが、41位の3561力の源HDは大化けする可能性はあると思います。何故ならラーメンが圧倒的に美味いからです。投資はシンプルが一番と自分は思いますね。 51~60位 51位の2418ツカダGHDは、「ブライダル&ホテル」の両刀使いの銘柄ですが、ホテルは躍進&ブライダルも残存者利益でしっかり回復ということで、非常に面白いと思います。10バガーは無理かもしれないですが、うまくいくと5バガーくらいは狙えるんじゃないかな?と個人的には期待しています。最近株価推移は軟調ですが、自分は更に買い乗せしています。 61~70位 しばらく前に、Xで相互フォローの凄腕の方と名古屋市にある日本有数の巨大イオンであるMOZOワンダーシティで、1階から4階までの全部を丹念に練り歩いて、最後にご飯を食べながら一番良いと思ったお店を運営している銘柄を発表し合うという「MOZOミステリーツアー」を敢行したのですが、その時に満場一致で良いとなったのが、68位の8016オンワードHDのお店でした。ちなみにこのミステリーツアーはまたXでいずれ募集しますので、タイミングのあった方は是非。 71~80位 8041OUGHD&8091ニチモウの「優待お魚株バルクプロジェクト」の今後が気になります。それにしてもニチモウは全然優待を新設しないですね。(汗) それでは91~100位をどうぞ。91位 1377 サカタのタネ 自分の現在のポートフォリオでは、純粋な「農業」系の銘柄保有が少なくて以前からどこかを大きめに買いたかったのですが、色々探して今回サカタのタネに白羽の矢を立てました。ワールドワイドで素敵な銘柄と思います。92位 4088 エア・ウォーター 「不適切な会計処理に伴う損失の先送り」が発覚して株価が急落したところで大きめに買いました。果たしてどうなるでしょうか?93位 7219 エイチ・ケー・エス 「HKSは超低PBR&高財務で、めっちゃ好みのタイプの銘柄なんだよな。でも同時に成長力はほぼ0だし、マーケットから評価されるような要素もほぼない。」と思います。こういう銘柄を平気で買えるところが私の強みであり、同時に欠点でもあります。94位 2737 トーメンデバイス トーメンデバイスは半導体市況によって業績推移に波はありますが、いぶし銀の実力派であることに変わりはありません。PF上位で戦い続けられるだけの実力があると思いますね。95位 8388 阿波銀行 阿波銀行は、自己資本比率が高めかつ保有有価証券の含み益が多くその割に地銀界では相対的にPBRが低いので、総合的に見て非常に魅力的な銘柄と思います。 96位 9029 ヒガシホールディングス ヒガシHDは地味な運送会社ですが、過去安定してしっかりと利益を出し続けており、またマイルドながら着実な成長力もあります。いい銘柄ですね。97位 7683 ダブル・エー 優待でメンズ用のスニーカーが選べるようになったことで、優待族的な視点からは「トップランク」の銘柄になったと思いますね。98位 7984 コクヨ コクヨは指標的には妥当な株価位置と思いますが、優待内容には非常に力がありますね。99位 8098 稲畑産業 PF上位で戦うのに不足のない銘柄ですね。100位 8386 百十四銀行 優待カタログに地元香川県産の素敵な品物が多く、独自性があってとても素晴らしいと思いますね。 以上、2024~25ポートフォリオTOP100銘柄のまとめ でした。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Nov 13, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズです。 第151位は、長期的バリュー投資の基本と原則(ジム・カレン著、パンローリング、2022年) です。 この本は、シェーファー・カレン・キャピタル・マネジメントの会長兼CEOのジム・カレンによる1冊です。初心者向きで分かりやすく、かつ内容がシンプルでありながら力強いメッセージに溢れた良書です。私が2022年に読んだ投資本の中ではトップクラスでした。 今日は最初に監修者前書きから。 本書は、著者の主力顧客である平均的な一般投資家、つまり金融や資産運用に関する知識が特段豊富にあるわけでもなく、ほかに定職を持ち投資活動に時間や労力を割くことができない普通の人々に向けて書かれている。 まことに羨ましいことだが、アメリカには市井の人々に対する健全な資産運用サービスが存在し、多くの人がそれを利用して資産形成を行っている。日本の金融業界も、通ったあとにぺんぺん草も生えない焼畑農業式の営業をいつまでも続けるのではなく、そろそろ顧客本位のまっとうなビジネスを少しはしてみたらどうだろうか? 日本の金融業界はこの本には直接は関係ないですし、ちょっと監修者である長岡半太郎氏の「怒りの流れ弾」に当たってしまった感じがしないでもないですが、(笑) 彼が言いたいことはとても良く分かります。 それはジム・カレンによる本書が「投資初心者のために、極めて良心的に、率直に、丁寧に、愛情をこめて書き上げられている。」という事です。なかなかないレベルのいい本ですね。 それでは次回からは、この本のベストオブベストのところをサクッと一緒に見ていきましょう。(続く)
Nov 12, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベスト150位 ブラックスワン(ナシーム・ニコラス・タレブ著、ダイヤモンド社、2009年) の最終回第16弾です。 今日は、最終章となる第19章、半分ずつ、あるいは黒い白鳥に立ち向かうには から。いよいよ総まとめですね。 小さな失敗はそれほど心配しない。大きな失敗、とくに致命的になりそうな失敗はとても心配する。投機的なベンチャー企業より、「有望な」株式市場、とくに「安全な」優良株に不安を感じる。 後者は見えないリスクの代表だ。前者は、変動が大きいのが最初からわかっているし、投資する額を小さくして、裏目に出たときの損を抑えることができるから、不意をつかれて驚くことはない。 結局、これは全部、ちょっとした意思決定のルール一つに根ざしている。よい方の黒い白鳥にさらされ、失敗しても失うものが小さいときはとても積極的になり、悪い方の黒い白鳥にさらされているときはとても保守的になる。 この表現は具体的で凄くいいですね。 例えば2025年の3~5月に多発した証券会社の口座ハックによる不正売買みたいのは、自らの資産に一撃で致命的なダメージを与える可能性がある典型的な「悪い方の黒い白鳥」であり、こういうのは全身全霊を賭けて心配して対処しないといけないということです。 逆に、ファンダメンタルズが劣悪でもしかすると飛ぶかもしれないけれど、優待内容だけは最高と言う様ないわゆる「優待ボロ株」への投資みたいのは、投入する金額を絞ることでリスクをコントロールできるので大して心配する必要はないということです。 自分のつくったゲームなら、だいたいは負け犬にはならない。 黒い白鳥の文脈で言えばこうなる。ありえないことが起こる危険にさらされれるのは、黒い白鳥に自分を振り回すのを許してしまったときだけだ。自分のすることなら、いつだって自分の思いのままにできる。 私は2003年位に今のやり方である「優待バリュー投資手法」を自分自身で発明して、それを日々ブラッシュアップさせながら20年以上を戦ってきました。 これはまさに「私が自分の能力や性格にぴったりと合わせて作り上げたオリジナルゲーム」であり、だからこそここまで悪い方の黒い白鳥に邪魔されずに生き抜いて来られました。これからもタレブ先生の多くの教えを胸に、毎日を大切に戦っていきます。 さてこれでこの本の紹介は終わりです。人類史上に残るタレブの大傑作「ブラック・スワン」の書評、いかがだったでしょうか? 100%全身全霊を賭けて書きましたし、ついにゴールまで辿り着けて感無量です。万一未読の方がいらっしゃいましたら、この機会に是非。(終わり)
Nov 11, 2025

さて今日は 2024~25主力株概況シリーズ です。今シーズンもついに100位まで到達しました。100位 8386 百十四銀行 (東P、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額100位の上位銘柄は、香川県を地盤に岡山県や大阪府など瀬戸内地域に展開し、資金量は四国で2位の百十四銀行です。 現在の株価は5850円、時価総額1675億円、PBR0.47、自己資本比率は6.1%、今期予想PER9.50、配当利回り3.7%(216円)、総合利回り4.1%(216+25=241円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で2500円相当、500株保有で5000円相当の香川県特産品(カタログより選択)などです。 優待カタログには地元香川県産の素敵な品物が多く、独自性があってとても素晴らしいと思います。 過去の優待品選択例をご覧いただきましょう。香川県の「裏名物」である、「骨付鶏セット」です。今や全国区人気の讃岐うどんほど有名ではないですが、これが実に美味しいんですね。 「ムキマッチョ」を目指してもう丸8年間ずっと筋力トレーニング中のワイにぴったり。 たくさんのスパイスが滲み込んでいて、本能に訴えかけてくる旨さがあります。 まさに骨までしゃぶり尽くす美味しさ。! もういっちょ、シャインマスカットです。 Xで、「炭酸水に漬け込んだら美味しくなるよ」と読んだので実験してみました。 実がパンパン。 口に含むと、シュワシュワではじけ飛ぶ美味しさ。! さて私は百十四銀行に関してはしばらく前に優待MAXとなる500株を残して売却してしまっておりました。ところが11月7日に1000株優待の追加が発表されたので、「これは仕方ない。買い戻そう。」と考えて急遽1000株体制に戻したのでした。正に「安く売って高く買い戻す」の典型となってしまいました。(汗) ま、いずれにせよ、今後の業績推移を厳重に監視しながら、引き続き楽しくホールドして応援していく予定です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Nov 10, 2025
さて今日も2021~25PF概況シリーズです。634位 8040 東京ソワール(東S、6・12月優待) ◎ PF634位は、婦人フォーマルウェア専業トップで、百貨店、スーパーが主販路の東京ソワールです。 現在の株価は1062円、時価総額41億円、PBR0.36、自己資本比率は72.1%、今期予想PER11.13、配当利回り4.2%(45円)、総合利回り5.0%(45+8=53円、優待券はメルカリ平均の1セット400円で換算)で、優待は100株保有で年2回優待クーポンコード+20%割引優待券各3枚などです。 私は優待券を使う当ては特になかったのですが、最近優待付きのアパレル株を根こそぎサルベージしながら収集している関係で、「東京ソワールは指標的にも安いし、ここもバルクでついでに買っとこう」ということで2025年9月に新規参戦しました。 自分は色々なものの収集癖があるのですが、「優待株集め」もその大切な営みの一つなんですね。
Nov 9, 2025

さて今日も2021~25PF概況シリーズです。633位 4920 日本色材工業研究所 (東S、2月優待) ○ PF633位は、OEMで化粧品を生産し、口紅、マスカラなどメイク品に強みを持つ日本色材工業研究所です。 現在の株価は1066円、時価総額22億円、PBR0.58、自己資本比率は22.1%と今一歩、今期予想PER6.99、配当利回り2.8%(30円)、総合利回り3.8%(30+10=40円、優待品はメルカリ平均価格の1000円で換算)で、優待は100株保有で自社製品(メイクアップ化粧品等)です。 日本色材研究所は優待品にも女性視点から見た場合のパワーがありますし、やや財務状態が悪いのは気になりますが、PF下位としては特に問題ない銘柄と思っています。
Nov 8, 2025

あっ、障害の続いていた楽天ブログですが、今、入れましたので、この隙に書けるだけブログを更新していきます。またいつ駄目になるか分からないですからね。 まず1本、2021~25PF概況シリーズです。632位 9130 共栄タンカー (東S、3月優待) ○ PF632位は、日本郵船系の外航海運会社の共栄タンカーです。 現在の株価は1068円、時価総額82億円、PBR0.33、自己資本比率は33.2%、今期予想PER40.76、配当利回り3.8%(40円)、総合利回り4.7%(40+10=50円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードです。 共栄タンカーは過去の業績推移が全く安定していませんが、超低PBRですし、総合利回りも出ていますし、PF下位としては特に問題のない良い銘柄であると考えています。
Nov 7, 2025

さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。99位 8098 稲畑産業 (東P、9月優待) ◎ PF時価総額99位の上位銘柄は、化学専門商社で住友化学系ですが稲畑オーナー色もある稲畑産業です。2021シーズンに96位で上位に初登場となった銘柄ですが、今シーズンもその地位を維持して4シーズン連続での登壇となりました。 現在の株価は3480円、時価総額1869億円、PBR0.91、自己資本比率は46.2%、今期予想PER9.43、配当利回り3.4%(128円)、総合利回り3.8%(128+5=133円)で、優待は100株保有で500円相当のクオカードなどです。 稲畑産業は指標的に割安ですし、過去の業績推移も高いレベルで安定していますし、業績は好調ですし、総合利回りもまずまず出ていますし、率直に言って魅力的な銘柄です。日本株市場は依然として「割安株の宝庫」と思いますね。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項当シリーズは、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Nov 6, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズを出します。631位 8045 横浜丸魚 (東S、3月優待) ◎ PF631位は、神奈川の水産荷受けで横浜のほか川崎に拠点を持つ横浜丸魚です。 現在の株価は1098円、時価総額80億円、PBR0.40、自己資本比率は67.5%と良好、今期予想PER12.05、配当利回り2.7%(30円)、総合利回り3.6%(30+10=40円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードなどです。 クオの盤面が実にいいですね。 横浜丸魚はまずまず低PBRですし、財務状態も良いですし、ポートフォリオ下位としては特に問題のない銘柄であると評価しています。
Nov 5, 2025

さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。98位 7984 コクヨ (東P、12月優待) ○ PF時価総額98位の上位銘柄は、事務用品最大手のコクヨです。 現在の株価は896.5円、時価総額4151億円、PBR1.53、自己資本比率は74.6%と良好、今期予想PER19.12、配当利回り2.6%(23円)、総合利回り3.7%(23+10=33円、優待品はメルカリ平均価格の額面の50%で換算)で、優待は2000株保有で4000円相当、4000株保有で7000円相当の自社グループ商品(文房具)です。 私はずいぶん昔に優待改悪があったときにコクヨを手放してからずっと持っていなかったのですが、「なんだか、やっぱりコクヨの優待が欲しいなあ。ここは持ってないと駄目だなあ。」と感じて、2013年6月に優待ミニマムとなる2000株だけ買って再参戦しました。 その後2024年に入って、たまたまちょっとだけお金に余裕があった時に、「コクヨの優待には本当に力があるし、優待MAXの4000株持っていたいなあ。」と考えて買い増ししたので、その後はやや順位を上げてワイのポートフォリオに滞在されています。 ここは、「文房具界の 日清食品優待」 と言う感じで、毎年ゴージャスで楽しい内容です。過去の優待品を具体的に見ていきましょう。 2024年です。 勝手に携帯用のハミガキセットにしました。↓ 2023年です。 2022年です。 2021年です。 コクヨは指標的には妥当な株価位置と思いますが、上記の通り優待内容には非常に力があります。今後も余程の株価急騰が無い限りは(ま、多分ないでしょうが)、楽しくホールドして応援していく予定です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項当シリーズは、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Nov 4, 2025

色々忙しくて遅くなりましたが、11月の抱負です。アノマリー的には最高の季節の始まりですね。 さてマーケットでは昔から 11月は、1年で最高の数か月の到来を告げる。 11月は機関投資家の第4四半期の資金が市場に入ってきて、最高の3か月の初めとなるので、最もパフォーマンスが良い月のひとつに位置づけられる。 (出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P150) と言われています。また、 11月、12月、1月は最も良い3か月だ。株価が着実に上昇する可能性が高いだけでなく、上昇自体もほかの月に比べて圧倒的に大きくなることがある。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P149) こともあり、11月と言うのは、 「1年で最高の3か月」の始まりを告げる、祝砲轟く(とどろく)素敵な1か月 となります。 ということで、私は11月が大好きです。株が上がることが多いだけでなく、温暖化が進む現代では気候もちょうど良くて過ごしやすいですし、ご飯も美味しい季節ですから猶更ですね。(笑) それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Nov 3, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。630位 3418 バルニバービ(東G、1・4・7・10月優待) △ PF630位は、カフェ、レストランを直営展開し、公園等への独自出店策に強みを持つバルニバービです。 現在の株価は1112円、時価総額122億円、PBR2.02、自己資本比率は43.0%、今期予想PER27.25、配当利回り0.7%(7.5円)、総合利回り2.6%(7.5+21=28.5円、優待は額面の70%で換算)で、優待は100株保有で7月株主に3000円相当の優待電子チケットなどです。 さてバルニバービと言えば、一般的に飲食店にとって不利とされる立地条件、例えば人通りが少ない、駅から遠い、または寂れたエリアなど、いわゆる「バッド(悪い)ロケーション」にあえて出店し、そこを魅力的な店舗や施設に変えることで地域の賑わいを創出し、繁盛店を生み出す、「バッドロケーション戦略」で有名ですが、逆張り投資を信条とする私にとっては「なんだか哲学が似ているな。」と思って勝手に親近感を感じてきました。 その一方でバルニバービは指標的な割安感に乏しくこれまで購入を見送ってきました。ただしばらく前に「いつまで経ってもそんなに下がってこないし、もう取り敢えず1枚だけ買っとくか。」と思ってようやく参戦したのでした。
Nov 2, 2025

さて今日は通常の2021~25PF概況シリーズです。この銘柄は最近株価が乱高下しており「なんだか変だなー」と思っていたのですが、どうやら釣り用の「熊撃退スプレー」を販売していることが材料視されていたようですね。 629位 7501 ティムコ (東S、11月優待) △ PF629位は、フィッシング用品とアウトドア衣料ブランド「Foxfire」が主力で、比較的稀な11月優待銘柄のティムコです。そしてここは遠い遠い昔には私の「最愛の優待株」の1つでもありました。 現在の株価は1322円、時価総額44億円、PBR0.74、自己資本比率は78.7%で有利子負債は0、今期も最終赤字予想で、とにかく儲けを出せないのが最大の欠点、配当利回り0.9%(12円)、総合利回り1.5%(12+8=20円、優待品はメルカリ平均価格の1枚800円で換算)で、優待は100株保有で自社直営店舗及び自社オンラインストアで使用できる買物優待券(20%割引)1枚です。 、、、ティムコは長年の業績不振が響いたのでしょう。今では上記のような割引優待券に変更になってしまいましたが、以前は100株保有で毎年1500円相当の趣向を凝らした楽しい優待品を戴くことが出来ました。毎年の品物は無骨さ・異質さ・丈夫さにおいて突出しており、私は極めて高く評価していました。 ただこの10年くらいで新しく参戦された優待族の中には過去のティムコ優待の素晴らしさを全く知らない方もいらっしゃると思うので、今日は復習として過去の素晴らしい優待品群をいくつか懐かしく見てみましょう。 まず最期となってしまった2011年優待品です。「Foxfireエコ箸」でした。コンパクトで丈夫で良い品物でしたね。 次に2010年優待品です。「Foxfireポータブルカトラリー3(フォーク、スプーン、ナイフを一体式にして収納できるカトラリーセット)」でした。品質が高くてしかも凄くカッコよかったです。 このようにティムコの過去の優待品は毎年シンプルなアイテムばかりでしたが、アウトドアブランドだけあって非常に丈夫で堅牢に作ってありとっても長持ちします。私はティムコの商品と言うのは全体的にあまりにもハイクオリティ過ぎて、それで原価が高くてこんなにも儲からないのだと思っています。 いつの日か業績が回復して楽しい自社製品優待が復活する日を楽しみに、これからも気長にホールドして応援していく予定です。
Nov 1, 2025

いやあ今年2025年ですが早くも10か月、つまり1年の6分の5が経過しました。なんともうすぐ1年が終わってしまいます。月日が流れるのは本当に早いですね。 さて今月ですが、意識的に少しポートフォリオを動かしました。たまには売買をしないと「ゲーマー」としての感覚が鈍ってしまいますからね。売ったのは超主力の一部の子達で、「株価の上昇によって全体のリバランスが必要になっている」という判断もありました。 新しく出来た資金で買ったのは、1377サカタのタネ4088エア・ウォーター6076アメイズ7219エッチ・ケー・エス7683ダブルエー あたりです。 この中にはかなり大きめに買って既にPFの最上位の一角に進出している子もいますが、その詳細に関してはまた次の2026~28主力株概況シリーズ(仮称)で楽しく書こうと思っています。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Oct 31, 2025

さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。97位 7683 ダブル・エー (東G、1・7月優待) ○ (バリュー投資家としての評価) ◎◎ (優待族としての評価) PF時価総額97位は、婦人靴の製造小売りを日本と中国、香港で展開し、生産は中国協力工場に委託しているダブルエーです。「優待株いけす」から抜け出し、今回初めてのポートフォリオ上位進出を果たしてきました。 現在の株価は1311円、時価総額250億円、PBR2.29、自己資本比率は78.2%と良好、今期予想PER16.89、配当利回り1.3%(17円)、総合利回り7.1%(17+76=93円、優待券はメルカリ平均価格の3800円で換算)で、優待は年2回、100株保有でORiental TRaffic ONLINESTOREで使えるお好きな商品(靴、バッグ、シューケア商品等)無料券1枚、600株保有で更にプラスして高級靴ブランドの卑弥呼公式サイトで使える靴1足の無料券です。 実際の選択例をいくつか見ておきましょう。 ダブルエーの靴は価格に対しての品質も高いです。 そして2025年10月9日のことですが、「メンズスニーカー販売開始」というビッグニュースが飛び込んできました。しかもそれが株主優待券で貰えるというのです。! 卑弥呼のメンズラインも良さそうだなー。これが600株保有で年2回貰えるのは嬉しい。 さて私は早速お店にメンズの靴の実物を見に行ったのですが、レディース用と一緒で相変わらず価格に対してのお得感が強いですし、履き心地も歩き心地も非常に良いものでした。ダブルエーの商品と言うのは以前から「靴のプロからの評価が高い」というのは情報として知ってはいたのですが、それを自分でしっかりと体験しました。 そして、「ほほー、これはメンズスニーカーとして非常に戦闘力が高いな。女性用が以前から評判がいいのが身をもって良く分かった。今後メンズラインをうまく拡大していけるようなら、単純に女+男で売り上げは2倍ということになるし、これはかなり面白いな。」と考えて、すぐに買い増しをしたのでした。 ダブル・エーは、優待力と成長力を併せ持った、極めて魅力的な 優待クオリティ株 であると高く評価しています。(かぶたんプレミアム+エレフォロ拡張より引用) 今期業績に関しては進捗が悪くて個人的には下方修正が出る気もしますが、同時に優待改悪が無い限りは株価的なダメージはほとんどないだろうとも見ています。男性用の靴が選べるようになってもともと高い優待パワーが更に激増したことと、高い総合利回りが「優待エアバッグ」として作動すると考えられるからです。 また私のリサーチの範囲では「当面、優待改悪はなさそう。」でもあります。私達投資家は タレブの言う反脆い 、「ピンチの時に安全装置が働くポートフォリオ」を作成しなくてはならないわけですが、ここダブルエーは指標的には高いものの、ある程度その条件を満たしていると考えています。 今後ポートフォリオ上位の一角に据えて楽しく戦っていく所存です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項当シリーズは、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Oct 30, 2025

本日、当ブログはめでたく 開設20周年 を迎えることが出来ました。 この20年の間には、ホリエモンショック、リーマンショック、東日本大震災、コロナショックなどの幾多のピンチがありましたし、よくここまで生き抜けたなと思います。実際に途中で死んでしまってもおかしくないギリギリの状況も何回かありました。 それでもこの20年間元気にブログを続けてこられたのは、自分で概念を発明しまた同時に専門としている 「優待バリュー株投資手法」 が持つ 「反脆さ」 のおかげだろうと考えています。 さて日記を始めた20年前のこの日 2005年10月29日 のことは今でもよく覚えています。その数日前から、「よし、自分もブログなるものを始めて見るぞ。誰もやっていない、優待とバリューを融合させた、ワイ独自の奇想天外な投資法がどこまで通用するのかを全世界に発信するんだ。」とずっとそわそわしていて、ついに覚悟を決めて日記を書き始めたのでした。 やって見ると、最初の瞬間から自分の中にいくらでも言葉が泉のように湧き出てくる感じで、「これはたまらん。♪♪♪ 滅茶苦茶面白い遊びを見つけてしまった。!!!」と大興奮しました。 それまでヤフーの色々な個別銘柄の掲示板を根城にして活動していて色々な不自由と限界を感じつつあった私にとっては、「自分自身を思いのままに、存分に表現できるメディア」であるブログというメディアがジャストフィットしたのでした。そしてその時の感動と情熱を維持したまま、何だかあっという間に今日にまで至ったという状況です。 さて今日は20周年なので、過去に自分が主力として戦ってきた銘柄を改めて思い返してみます。ブログを始める前の20年以上前の時期には当時名証2部だった8599セントラルリース(現8593三菱HCキャピタル)や6948住友電装(現5802住友電気工業)などを主力として種銭をコツコツと稼ぎました。 そしてブログ開始後の最初期の頃の主力株は3364ナルミヤインターナショナル(現在は上場廃止)、4298プロトコーポレーション、6875メガチップス、7523アールビバン、7548サンクスジャパン(MBOにより現在は上場廃止)あたりでした。 その後のブログ立ち上げ期は2762三光マーケティングフーズ、3258常和ホールディングス(その後ユニゾHDとなるもEBOで現在は上場廃止)、7509アイエー、7553サザビーリーグ(MBOにより現在は上場廃止)、8876リログループあたりでした。 そして15年前くらいは2589ゴールドパック(TOBにより現在は上場廃止)、9267ゲンキードラッグストア、3049エノテカ(MBOにより現在は上場廃止)あたり、10年前くらいは2198アイ・ケイ・ケイ、3097物語コーポレーション、3544サツドラホールディングス、6630ヤーマン、9441ベルパークなどでした。 どの銘柄にも手に汗を握るドラマがありましたが、常にその時点でベストの戦闘力・総合力を持つと自分が考える銘柄を主力とし、勇気を持って戦って来たつもりです。そして今現在は、009540韓国造船海洋、3539JMホールディングス 、6623愛知電機 などの銘柄に投資家としての夢を乗せて戦っています。 それでは皆様、 「みきまるの優待バリュー株日誌」 をこれからもどうか末永くよろしくお願い致します。 2025年10月29日 みきまる拝
Oct 29, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。628位 4611 大日本塗料 (東P、3月優待) ◎~◎◎ PF628位は、塗料国内4位で三菱色が濃厚な大日本塗料です。 現在の株価は1311円、時価総額390億円、PBR0.57、自己資本比率は47.4%、今期予想PER11.34、配当利回り4.4%(58円)、総合利回り5.2%(58+10=68円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で1000円相当のクオカードなどです。 大日本塗料は指標的にも割安ですし、十分過ぎるくらいの総合利回りが出ていますし、PF下位としては良過ぎるくらいの銘柄です。 、、、と言うことで、こんな下位ではあまりにも会社に申し訳ないということで、私はこの記事の下書きを書いた後で「ごめんなさい買い」をして、優待ミニマムの100株から優待MAXとなる1000株まで買い増ししたのでした。なので、今現在はだいぶ上の順位に昇格されていらっしゃいます。私が飽きもせず延々と「PF概況シリーズ」を書き続けているのは、正にこういう銘柄を探すためなんですね。
Oct 28, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。627位 8596 九州リースサービス (東S、非優待) ◎ PF627位は、総合リースで九州首位の九州リースサービスです。 現在の株価は1384円、時価総額359億円、PBR0.74、自己資本比率は20.4%、今期予想PER8.12、配当利回り4.1%(56円)で、優待はありません。以前は100株保有で1000円相当のクオカードが頂けたのですが、今は廃止されています。 優待族としては、持ち株が優待廃止した場合にどうするかというのは「永遠の難問」です。定型的な答えはなく、その時その時で最善手を考える訳ですが、この九州リースに関しては私はホールド継続という判断をしました。 その理由は指標的に割安且つ業績好調なので、自分の中に「売る理由」を見つけられなかったからです。投資というのはこのように常に「自分の心の中と対話を続ける」ゲームなんですね。
Oct 27, 2025

さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。96位 9029 ヒガシホールディングス (東S、9月優待) ◎ PF時価総額96位の上位銘柄は、大阪市東区の運送13社で発祥したヒガシHDです。 現在の株価は1772円、時価総額235億円、PBR1.61、自己資本比率は44.2%、今期予想PER10.60、配当利回り2.8%(50円)、総合利回り2.9%(50+2=52円)で、優待は年1回9月株主に、500株保有で1000円相当、1000株保有で2000円相当、2000株保有で4000円相当のクオカードです。また長期株主優遇優待制度もあります。 ヒガシHDは地味な運送会社ですが、過去安定してしっかりと利益を出し続けており、またマイルドながら着実な成長力もあります。 (上記データはかぶたんプレミアム+エレフォロ拡張より引用) ヒガシHDは万年不人気ですが、PF上位の一角でホールドしていくのに何の心配もない、実力派の優待バリュー株であると高く評価しています。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項当シリーズは、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Oct 26, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。626位 2935 ピックルスホールディングス(東P、2月優待) ◎ PF626位は、漬物業界1位でセブン&アイ向けが3割弱のピックルスホールディングスです。 あっ、大膨張さんだ。! 現在の株価は1157円、時価総額149億円、PBR0.74、自己資本比率は59.9%、今期予想PER10.10、配当利回り2.5%(29円)、総合利回り3.8%(29+15=44円)で、優待は100株保有で1500円相当の自社グループ商品詰合せ等または2000円相当の自社グループ会社施設商品券です。 ピックルスHDの優待は非常に力があって良いと思います。 ピックルスHDは指標的には妥当な株価位置と思いますが、上記の通り優待パワーに光るものがあり、個人的には高く評価しています。
Oct 25, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。625位 8237 松屋(東P、2・8月優待) △ PF時価総額625位は、呉服店発祥の名門百貨店で、銀座本店と浅草店の2店体制の松屋です。いつの間にか株価が上昇しており本当はもう少し上の順位だったのですが、ブログの下書きの片隅に埋もれているのを今発見したのでここで出しておくものです。 現在の株価は1730円、時価総額922億円、PBR3.25、自己資本比率は36.3%、今期予想PER74.57、配当利回り0.7%(12円)、総合利回り1.3%(12+10=22円、優待カードはメルカリ平均価格の1000円で換算)で、優待は100株保有で10%割引となる株主優待カードです。 松屋は指標的にはかなり高いかな?と思いますが、ま、この手のデパートの優待カードと言うのは持っておくと凄く役立つことがあります。 今日はその「お役立ち」の1例をご覧頂きましょう。 しばらく前に松屋にふらっと寄ってみると、松屋銀座開店100周年企画展として「Tsu-tsu-mu展」なる展覧会をやっていました。入場料は大人1人2000円でしたが、株主優待カードで本人+同伴1人の2人まで無料で侵入できます。 つまり優待カードを提示して企画展に入った段階で「自動的に4000円得した」ということになります。これは凄く嬉しいですし、プチ高揚感があります。「何でもない1日を素晴らしい1日に変えてくれる力」が優待投資にはあるんですね。 無印良品とのコラボ作品 キユーピーマヨネーズとのコラボ作品 、、、と言うことで私は、「うん、やっぱり各デパート株は優待シード選手だよなー。」と改めて確信したのでした。
Oct 24, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベスト150位 ブラックスワン(ナシーム・ニコラス・タレブ著、ダイヤモンド社、2009年) の第15弾です。 今日も、第13章 画家のアペレス、あるいは予測が無理ならどうする? から。いよいよ本書の核心部分です。 バーベル戦略 私が何をしているのかというと、トレーダーとして使ってきた「バーベル」戦略を日常生活に一般化しようとしているのだ。とるべき戦略は、可能な限り超保守的かつ超積極的になることであり、ちょっと積極的だったり、ちょっと保守的だったりする戦略ではない。 タレブの有名な バーベル戦略 については、以前に反脆弱性の書評でも詳しく書いています。興味のある方は合わせてご覧下さい。↓ 反脆さを実現する、バーベル戦略 誰にもなんにもわかりゃしない バイオテクノロジーの会社をやっていて、研究の本質は未知の未知にあるのがわかっている人たちについて書いたのを思い出して欲しい。加えて、彼らが占拠するのが「隅っこ」であるのに注意してほしい。つまり彼らは、この世界に散らばったタダのオプションをかき集めているのだ。 チャンスや、チャンスみたいに見えるものには片っ端から手を出す。チャンスなんていうものはめったに来ない。思っているより稀なのだ。よい方の黒い白鳥は避けて通れない第一歩なのだ。だから黒い白鳥に自分をさらしておかないといけない。 壮大な非対称性 こうして書いてきたお勧めの行動には一つ共通したところがある。非対称性だ。有利な結果のほうが、不利な結果よりもずっと大きい状態に自分を置くのである。実際、非対称的な結果というのは、この本の核になるアイディアだ。 とても稀な事象の確率は計算できない。でも、そういう事象が起こったときに私たちに及ぶ影響なら、かなり簡単に見極められる。 意思決定をするときは、確率(これはわからない)よりも影響(これはわかるかもしれない)のほうに焦点を当てるべきなのだ。不確実性の本質はそこにある。私は人生の大部分をそんな考えで過ごしてきた。 要は、この世の中のどこかには必ずある「ドラゴンボールっぽい球体」を1つでも多くかき集めて、良い方の黒い白鳥に出会える可能性を最大化する。そしてドラゴンボールが本物と分かったら簡単に手放したりせずに、賞金が出る限りトレンドが続く間は握力強くそのまま持ち続ける、ということですね。 タレブの確実性に対する考え方は、とても実践的でかつ理に適っていて本当に素晴らしいです。(続く)
Oct 23, 2025

さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。95位 8388 阿波銀行 (東P、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額95位の上位銘柄は、徳島県首位の地銀である阿波銀行です。 現在の株価は3605円、時価総額1442億円、PBR0.43、自己資本比率は8.4%(国内10.82%)、今期予想PER10.06、配当利回り2.8%(100円)、総合利回り3.2%(100+15=115円、利回りは200株保有時で換算)で、優待は100株保有で徳島県特産藍製品、200株保有で3000円相当の地元特産品、1000株保有で6000円相当の地元特産品です。 100株優待品。 200株か1000株の優待品 過去の選択例をいくつか見ておきましょう。 阿波尾鶏(あわおどり) 噛み締めがあって美味い。! 阿波牛。 カレーにぶっこみました。牛の脂でコクが出てすごく美味い。 徳島県ナンバーワンの人気観光地で、鑑賞ルートが約4キロ!もあることで有名な「大塚国際美術館」の美術陶板、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」 さて阿波銀行は、自己資本比率が高めかつ保有有価証券の含み益が多くその割に地銀界では相対的にPBRが低いので、総合的に見て非常に魅力的な銘柄と思います。 以下は2023年5月30日の東洋経済オンラインに載っていた 全国地銀「有価証券評価損益」ワーストランキング からの引用ですが、阿波銀行は95位つまりトップ9位であり、保有有価証券の含み益が605億円となっています。これはつまり保有している債券などで損失が出てもそれを「埋める」ための余力が大きいという事を示しています。(上記データは東洋経済オンライン20235月30日の記事、全国地銀「有価証券評価損益」ワーストランキング より引用) 私は2023年7月に、「総合的に考えてあわぎんは優待MAXの1000株までは余裕で買えるな。」と考えて買い増ししました。そしてその後の株価上昇でじりじりと順位を上げて今日に至っています。優待を楽しみに引き続きホールドして応援していく予定です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Oct 22, 2025
さて今日は2021~25PF概況シリーズです。624位 9158 シーユーシー(東G、非優待) ◎ PF624位は、日米の医療機関支援、難病向けホスピス、居宅訪問看護が柱のシーユーシーです。 現在の株価は1175円、時価総額352億円、PBR1.16、自己資本比率は34.3%、今期予想PER11.97、配当利回り0%(0円)で、優待はありません。 シーユーシーは私の専門外の非優待株ですが、ホスピス事業が期待できるのではないか?と考えて勉強のためにしばらく前に100株だけ買いました。国の苛烈な医療費削減政策とホスピス業界は「よく噛み合う」と考えたからです。株を買ってみないと分からないことってたくさんあるんですよね。
Oct 21, 2025

さて今日は、 2024~25主力株概況シリーズ です。 94位 2737 トーメンデバイス (東P、9月優待) ◎ PF時価総額94位の上位銘柄は、韓国サムスン電子の日本国内最大の特約店のトーメンデバイスです。2014シーズン20位、2015シーズン30位、2017シーズン44位、2018シーズン33位、2019シーズン33位、2020シーズン35位、2021シーズン22位と、長年PF上位の地位をずっと保ってきた実力派銘柄ですが、近年は少し順位を下げてこのあたりのランクをウロウロされています。 現在の株価は7340円、時価総額499億円、PBR1.01、自己資本比率30.2%、今期予想PER10.40、配当利回り3.5%(260円)、総合利回り3.8%(260+20=280円)で、優待は100株保有で9月株主に食用油詰め合わせセット(5本)もしくは2000円相当のクオカードなどです。 私は過去数年色々なアイテムを頂いています。 トーメンデバイスは半導体市況によって業績推移に波はありますが、いぶし銀の実力派であることに変わりはありません。これからもPF上位の一角として楽しく愛でながらホールドしていく予定です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Oct 20, 2025
X(旧ツイッター)や各投資家のブログでよくある言説として、「投資で○○億円稼いだら、後は10年物の米国債や大型の高配当株のような安全な投資対象に資産を振り替えておけば、毎年4~5%の金利収入が入って来るので人生上がり。どうしてみんなやらないの?」と言うものがあります。○○億円の部分は以前は○億円くらいだったのですが、この数年の日本の激しいインフレで基準価格が上昇しているようです。 さて果たしてこの言説は本当なのでしょうか? 私は「明白に間違っている」と以前から考えています。 その 第一の理由は、投資の世界で「安全な資産」と言うものは元々存在しないから です。米国債に代表される債券は表面利回りが魅力的に見えても、インフレによって実質利回りが0近辺や最悪の場合にはマイナスに下がることが良くあります。歴史がそれを証明しています。ちなみに、投資業界で尊敬を集める研究者・評論家であるピーター・バーンスタインは、 「ポートフォリオの中に、債券の居場所はない」 という名言を吐いています。 また大型の高配当株は一般的に言って「よぼよぼのおじいちゃんみたいな成熟企業」が多く、もう成長することが出来ないので代わりに貴重な現金を配当として配っているわけです。配当性向が高い銘柄も多く、どこかで調子が悪くなると減配や無配に転落することもあります。元々高配当にしか魅力がなかった企業の場合、株価には悲惨なダメージを与えることとなります。つまり、米国債や高配当株は別に安全な投資対象では全くなく、どこにも保証はないのです。 投資の世界では「安全は高くつく」 んですね。 第二の理由は、こちらの方がより大切と思っているのですが、投資家の精神的な健康に非常に悪影響があるから です。守りに入った投資をするとどうしてもパフォーマンスが落ちます。ベンチマークに対して負けている、自分のポートフォリオは守勢に立っていて 「もう成長することが出来ないという感覚が永続する」 ことになります。 自分はこれが「一番危ない」と考えています。投資家の心の健やかさや適切な冒険心を奪ってしまう魔物だからです。実際、「もう上がった」と自称されている投資家の方々を観察していると、鬱っぽくなっている場合がよくあります。自分の資産が増えなかったり更には実質的に目減りしていくなんて事態はみんな避けたいのです。一言でいえば 「お金が減るのは誰だって嫌」 ということです。 つまり、「○○億円稼いだら人生上がり」と言う言説はいわゆる「死者の論理」 であるということです。届いていない方から見れば魅力的に見えるかもしれないですが、実際そこに辿り着いてみれば「夢の桃源郷に入ってみたら、実際には目力を失った生きる屍みたいなゾンビだらけの荒廃した都市」だったということです。だから、そんなやり方には何の魅力もない、それでは生きている価値を自分の中に1つも見出せない、ということなんですね。
Oct 19, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。623位 8228 マルイチ産商 (名メイン、9月優待) △ PF時価総額623位は、長野が地盤の水産物卸大手のマルイチ産商です。 現在の株価は1140円、時価総額264億円、PBR0.97、自己資本比率は30.5%、今期予想PER15.08、配当利回り1.9%(22円)、総合利回り3.7%(22+20=42円)で、優待は100株保有で2000円相当の自社グループオリジナル商品などです。 食べてみます。 ちょっと甘みがあって美味しいです。 マルイチ産商は指標的には妥当な株価位置ですが、優待カレーも美味しいですし、ポートフォリオ下位としては満足できる銘柄であると考えています。
Oct 18, 2025

さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。93位 7219 エイチ・ケー・エス (東S、8月優待) ◎ PF時価総額93位は、モータースポーツ向けマフラーなど改造部品を製造販売しているエイチ・ケー・エスです。 現在の株価は2160円、時価総額35億円、PBR0.29、自己資本比率は80.5%と極めて良好、今期予想PER13.58、配当利回り3.0%(65円)、総合利回り3.5%(65+10=75円)で、優待は100株保有で1000円相当のオリジナルクオカードなどです。 エイチ・ケー・エスは以前は製品を購入しないと優待クオが戴けなかったのですが、2025年7月1日に改善され保有株数に応じて自動的に(?)優待が貰えるようになりました。 私は次のように思いました。「HKSは超低PBR&高財務で、めっちゃ好みのタイプの銘柄なんだよな。でも同時に成長力はほぼ0だし、マーケットから評価されるような要素もほぼない。」(上記データはかぶたんプレミアム+エレフォロ拡張より引用) 「なのでここを買うことは自分の優待コレクション欲を満たすだけの独りよがりな投資行動ということになる。もちろんPBR0.29と言う低さと株主構成を考えるとどこかでMBOが来る可能性はあるが、優待拡充直後なのでそれも現時点ではあんまりは望めない。どうするかな、、」と思って、最初1100株だけ買っていました。 本当は優待MAXとなる3000株欲しかったのですが、恐らく数年は株価ヨコヨコでそのまま塩漬けになるであろう銘柄をそこまで買うことは「今の自分の資産規模では適切ではない」と考えたためです。 ただ下値に追加注文を出したのを忘れていて、10月14日に指値に引っかかって追加で700株買えてしまっていたために、今回ここでひょっこりとPF上位に登場してくることとなったのでした。 「ここHKSのような、大きくは勝てないだろうけどでも同時に大負けもないであろう地味系の超低PBR優待株を、好きなだけお腹いっぱい買えるようなもっともっと資金力のある投資家にならないといけないな。」と思いを新たにしながら、今日も市場の片隅で前を向いて戦っています。(汗)
Oct 17, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。92位 4088 エア・ウォーター (東P、3月優待) ◎ PF92位は、産業ガス2位、医療用酸素で首位のエア・ウォーターです。 現在の株価は2223円、時価総額5106億円、PBR0.99、自己資本比率は42.1%、今期予想PER9.62、配当利回り3.4%(753円)、総合利回り4.0%(75+15=90円)で、優待は100株保有で1500円相当の自社グループ商品などです。 自分は100株保有なのでフルーツバーセットを戴きました。子会社で長野県地盤の飲料メーカーの ゴールドパック の商品でした。段ボール箱に刻印された「Gold-Pak」 の文字を見た瞬間に懐かしさが一気に込み上げてきました。 それが何故かというと、ここゴールドパックは 2010年に超主力株 として戦い、 ポートフォリオ時価総額1位のままTOB されるという劇的なエンディングを迎えた銘柄だったからです。当時まだ資金量がとても小さかったワイにとっては正に「大勝利」そのものでしたし、利益貢献も極めて大きいものがありました。 開示情報を見た瞬間に「あぁ、これで投資家として1つ上のステージに行ける!」と感じてドーパミンがワラワラと大量放出されて凄まじい高揚感に包まれ、「脳がジューっと焼ける」のを実感しました。そして同時に「あぁ、こんな巨大ラッキーパンチを打てることが現実にあるなら、自分はもう今後株式投資の世界から一生足を洗えないだろうな。」とも直感しました。 、、、すいません、少し脱線しました。 それではエア・ウォーターの優待品を見ておきましょう。 冷凍してシャーベットにして食べると美味しかったです。 さてそんなエア・ウォーターですが、先日「不適切な会計処理に伴う損失の先送り」が発覚して株価が急落しました。 ただ「現時点で把握できている」のは25億円ということであり、自分は「25億円が本当であれば、今の株価位置なら面白いな。」と感じて大きめに買い増ししたので、今回上位に出てきました。 ま、「ゴキブリが部屋に25匹いたら、ほんとは見えない所にその10倍くらいいる」可能性もあるのでややギャンブル的な取り組みとは感じています。 ただここはM&Aを多用しながら着実な成長を遂げており、以前から「エア・ウォーターはコングロマリット・ディスカウントで慢性的に過小評価されている気がするな~。」と考えていたこともあり、ちょっと大きめにリスクを取ってみました。(上記データはかぶたんプレミアム+エレフォロ拡張より引用) もちろん、不適切な会計問題が更に今後大きく拡大する様であれば、諦めて迅速に撤退することも視野に入れています。果たしてどうなるでしょね。
Oct 16, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベスト150位 ブラックスワン(ナシーム・ニコラス・タレブ著、ダイヤモンド社、2009年) の第14弾です。 今日も、第13章 画家のアペレス、あるいは予測が無理ならどうする? から。 黒い白鳥のボラティリティとリスク 人は損をすると恥ずかしく思うことが多い。だから、ボラティリティがとても小さく、でも大きな損失が出るリスクのある戦略をとる。機関車の前で小銭を集めるようなやり方だ。 日本の文化はランダム性に間違った適応をしていて、運が悪かっただけでひどい成績が出ることもあるのがなかなかわからない。だから損をすると評判にひどい傷がついたりする。あそこの人たちはボラティリティを嫌い、代わりに吹き飛ぶリスクをとっている。だからこそ大きな損失を出した人が自殺したりする。 いやあいいですね。天下の大タレブ先生が我々日本人の弱点を厳しく指摘してくれています。これはとてもありがたいことです。そういう「投資家としての大きな欠点」を文化的に持ってしまっているということを常に意識しながら戦うことが出来るからですね。(続く)
Oct 15, 2025

さて今日は通常の2021~25PF概況シリーズです。622位 9993 ヤマザワ(東S、2・8月優待) △ PF時価総額622位は、山形県地盤の食品スーパーのヤマザワです。 現在の株価は1156円、時価総額127億円、PBR0.48、自己資本比率は47.1%、今期予想PER178.0、配当利回り2.3%(27円)、総合利回り4.0%(27+18.8=45.8円)で、優待は「100株保有&6か月以上継続保有を条件」として、山形県・宮城県外の在住株主には2月に1000円相当の全国共通ギフト券 8月に山形・宮城・秋田県外在住株主に山形県の新米セット2キロ などです。 ヤマザワはここ10年位、以前と較べて急激に業績を落としています。東北地方の人口減、薬王堂などの食品併売型ドラッグストアの躍進などが複合的に関係しているのだと思いますが、今後果たして復活出来るのか? それともこのままじり貧が続くのか?を非常に興味深く見守っています。
Oct 14, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベスト150位 ブラックスワン(ナシーム・ニコラス・タレブ著、ダイヤモンド社、2009年) の第13弾です。ここは最重要回の一つですね。 今日も、第13章 画家のアペレス、あるいは予測が無理ならどうする? から。 良い偶然というアイディア 世界は小さいランダムな変化ではなく、大きいランダムな変化で進んでいくのだ。でも、試行錯誤、あるいは、人生をやっていくには何度も小さな失敗をしないといけないという考えを受け入れることに、私たちの心も頭も抵抗する。私たち人間は失敗にくよくよ悩むところがあるのが、私の同僚の マルク・シュピッツナーゲル(彼の傑作のブラックスワン回避法の書評も近日登場予定。お楽しみに。!)にはわかっている。「損をするのが好きにならないといけない」が彼のモットーだ。 実際、私はアメリカに入ると、すぐにとてもくつろげる。それはまさしく、アメリカの文化が失敗にいたる過程でとても後押ししてくれるからだ。ヨーロッパやアジアの文化はそうではない。失敗すると烙印を押されて辱めを受ける。残りの世界に代わって小さなリスクをとるのがアメリカの役割だ。だからこそ発明が行われる場所はアメリカにとても偏っている。アイディアや製品がひとたび確立されると、その後はほかのどこかで「完成」される。 タレブの盟友でオーストリア学派の投資家であるスピッツナーゲルは、当代一流の悲観投資家として知られ、超名著「ブラックスワン回避法」の著者でもありますが、彼の「損をするのが好きにならないといけない」と言うのは強烈で深い言葉です。 そしてこの言葉にトレンドフォロー・モメンタム投資手法の難しさが端的に現れています。なぜなら「打率が低くて、頻繁に小さな損失が出るやり方」だからです。普通の人間は 「損失回避傾向」 が強いので、 モメンタム投資が「パフォーマンスキング」 だと分かっていても、それを実行し続けることはとても難しいんですね。 でも逆にもしもあなたが、「大きな利益を得るために、ちょくちょく小さな損が出ることを受け入れてかつその状況を楽しめる」奇特で変態的な投資家であれば、それはマーケットで大成功を収めることが出来るということなのです。まさに投資の世界は 「普通では負ける」 、天邪鬼でクレージー極まりない所なんですね。(続く)
Oct 13, 2025
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