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いやあ今年2025年ですが、何と残り1か月となりました。信じられないですね。 さて今月ですが、ポートフォリオはあまりいじらず、様々な「課外活動」に勤しむ1か月でした。投資で稼いだお金を有意義に使うのも仕事の内ですからね。ま、ここは株ブログなので一応買い増しした銘柄をいくつか挙げておくと、2418ツカダグローバル、7683ダブルエーあたりです。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Nov 28, 2025
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さて今日は2021~25PF概況シリーズを出します。641位 6339 新東工業(東P、9月優待) ◎ PF641位は、鋳造機械製造で首位の新東工業です。 現在の株価は1034円、時価総額564億円、PBR0.45、自己資本比率は50.2%、今期予想PER18.11、配当利回り4.3%(44円)、総合利回り5.2%(44+10=54円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で1000円相当のクオカードなどです。 新東工業は低PBRですし、総合利回りもしっかり出ていますし、ポートフォリオ下位としては十分過ぎるほどに良い銘柄であると考えています。
Nov 27, 2025
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さて今日は2021~25PF概況シリーズです。640位 2597 ユニカフェ (東S、12月優待) △ PF640位は、レギュラーコーヒーの焙煎、加工メーカーで、業績不振により今はUCCの軍門に下り子会社となったユニカフェです。 現在の株価は1089円、時価総額151億円、PBR2.15、自己資本比率46.1%、今期予想PER24.31、配当利回り0.9%(10円)、総合利回り2.4%(10+16=26円、優待品はメルカリ平均価格の額面の80%で換算)で、優待は100株保有で2000円相当の自社製品(コーヒー豆)などです。 私が過去に戴いた優待品をいくつか見ておきましょう。毎年変化に富んだ、彩り豊かな楽しい品物です。 ユニカフェは指標的な割安感はありませんが、上記の通り優待内容には非常に力があります。現行の優待制度が続く限りはこれからも楽しくホールドして応援していく予定です。
Nov 26, 2025
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さて、魅力的な優待のついた地方銀行株を全て買ってコレクションしようという、優待族ならではの遊び心といたずら心に満ちた 優待地銀株バルクプロジェクト ですが、本日はその2年ぶりとなる2025年新春最新版をお届けします。 尚、始めに説明しておくと、この企画は優待が「定期預金の金利優遇」のみのところは優待族的にはほぼ無価値と言うことで対象外となっています。あくまで地元特産品カタログやギフトカードなどの戦闘力のある優待制度があるところのみを狙ったプロジェクトとなります。 そして2020年3月、今から5年前にこのプロジェクトを始めた理由は以下の通りでした。0. まず大前提として、長く続く国の超低金利政策により各銀行は収益基盤を削られている。更に悪いことに地方銀行は元々数が多かった上に各地域の人口減もあり将来の成長が全く見込めず、むしろ売上高も利益も右肩下がりの「限界集落」の様な過酷な状況に置かれている。1. そのため地銀株は今の株式市場では「最低最悪の不人気業種」となっており、名前を聞いただけで多くの投資家が眉をひそめるような状況である。 誰も話題にすることがない、誰からも関心を持たれない、誰も資金を投入しない、「3無」の状態に陥っており、0.1倍台、0.2倍台という極端な低PBR水準にまで売り込まれ打ち捨てられた銘柄群が、浜辺に打ち上げられたアザラシの如くにゴロゴロと転がっている。2. 歴史的に見て、低PBR銘柄群への投資は報われてきた。 この数年は「バリュー投資冬の時代」が続き全くパフォーマンスは冴えないが、マーケットでは「有効な手法と言うのは常に移ろっていく」ものである。 そしてその手法が馬鹿にされ嘲笑され、多くの投資家に見捨てられた時が「陰の極」だったということも良くあることである。そのため、今後バリュー投資手法が息を吹き返し、更に金利水準の上昇があった場合には、「ダブルスープの恩恵」が地銀株に降り注ぐ可能性がある。3. 地銀各行は、店舗統廃合や顧客に課す各手数料の大幅アップなどの「なりふり構わない」経営改善策を必死に続けており、その効果がついに出て業績が劇的に改善しているところが多い。 実は個人的にはそのせいで大変な迷惑を被っているのだが、逆に言うとそれは「各地銀が着実に利益構造を改善している」ことの裏返しでもある。4. 地銀株はどこも「各地方を代表する優良企業」であり、長年の企業活動により地元に深く食い込んでいる。そのため、各銀行の「地域特産品満載の優待カタログ」は内容にオリジナリティがあって同時に非常にクオリティが高いところが多く、優待族的には垂涎ものである。5. そうは言っても、「地銀株は全体として未来が明るくない」のは間違いない。なのでどこか1社を「決め打ち」して戦うのはリスキー過ぎる。そうではなく、魅力的な優待が付いた地銀株を総ざらいしてガボッと地引網で買い集め、全国各地の貴重な郷土品優待を楽しみながらそれらを「一つの塊」として戦うのがベストな投資アイデアである。 以上でした。 まずはプロジェクトスタート時の2020年3月の初代セットリストを見ておきましょう。全部で27銘柄で時価総額約1000万円での嵐の船出でした。当時はコロナショック真っただ中だったこともあり、ほとんどプラスになっている子がいない、赤字だらけの地獄のゲロゲロマイナススタートとなりました。 、、、プロジェクト開始後も地銀株は順調に暴落が続き、私はリスクコントロールに細心の注意を払いながらも全体としては資金投入をひたすら続けました。 もちろん銘柄の構成は常に脳みそを振り絞って考え、トヨタ式の「カイゼン、カイゼン」で、少しでも「力のある、意味のある塊」となるように努力を継続してきました。そして、自分の「優待地銀株箱庭」は静かに成長していきました。。。 次に、2023年1月の前回の状況を見てみましょう。黒田日銀のまさかのサプライズ実質利上げ(0.25→0.5%)により、収益改善の期待から各地銀は「株価棒上げのお祭り状態」となりました。その結果、3年近くの苦闘を経て私のプロジェクトもようやくホッと一息つけるような状況となりました。当時の時価総額は7527万円で損益は+1707万円となっていました。 具体的に中身を損益順で見ていきましょう。7389あいちFG、8341七十七、8714池田泉州、8334群馬、8418山口FG、8367南都、8361山陰合同などがけん引する形で、プロジェクトの損益が急激に改善中でした。 またこの頃に新しく導入した概念である 「非優待株オブザーバー参加制度」 により、8306三菱UFJ、8316三井住友、8411みずほなどのメガバンクにも無理を言って新しく参加してもらう事にしました。これによって、各地銀株の相対的な株価的な立ち位置がより立体的に分かるようになりました。(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用) それではいよいよ2025年2月現在の最新の状況を見てみましょう。 市場の見方が5年前とは変わって銀行株が全体に以前より高く評価されるようになったことのポジティブな影響が大きく状況は大きく改善しました。時価総額は14545万円で損益は+7566万円となっています。 また8341七十七銀や8334群馬銀などの地力のある有力地銀は時価総額で1千万円を突破しPFの上位に浮上してきました。(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用) 次にこのリストをPBRの高い順で並べてみます。ネット銀行で躍進を続ける7163SBI住信ネット銀がPBR4倍越えでダントツの高評価となっています。また8306三菱UFJFG、8411みずほFG、8316三井住友FGという3つのメガバンクはほぼPBR1倍の水準にまで株価が回復しています。(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用) 業界の構造上、各地銀はメガバンのPBRと言う「ガラスの天井」を超えられないと思うので、メガバンのPBRが今後どこまで上がるのか?がワイの本プロジェクトの今後のキーポイントと感じています。 7167めぶきFG、7337ひろぎんHD、8331千葉銀、8354ふくおかFG、8334群馬銀などの「人口維持地域の地方豪族」的な有力地銀が次のPBR0.8~0.65あたりにひしめき合っています。 その一方で、7384プロクレアHD、8361大垣共立銀、8365富山銀、8383鳥取銀、8386百十四銀、8387四国銀、8398筑邦銀など、東北・北陸・山陰・四国・九州地盤の「人口急減中の限界集落」的な落武者地銀は依然としてPBRが0.3以下に留まっています。マーケットは各地銀の置かれた状況をしっかりと冷静にみてほぼ正しく値付けしているなという印象です。市場の集合知の素晴らしさに惚れ惚れとしますね。 さて本プロジェクトの今後ですが、日本の金利水準はこれからもじりじりと上がっていくでしょうし、それは全体としてみると銀行株にプラスに働くと考えています。そのため現時点では資金を引き揚げることなくゲームを続行する予定です。 以上、優待族としての出自と存亡を賭けた大型企画に成長してきた、優待地銀株バルクプロジェクト 2025年新春編 でした。🎵 バルクプロジェクトシリーズ 免責事項各バルクプロジェクトシリーズ は、私の投資家としての遊び心から「エンターテインメントとパフォーマンスの両立」を賭けて、また同時に「投資を極限まで楽しむことを通じてより良い投資家になる」ことを目指して全力で取り組んでいるものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私は「未来を見通せる魔法の水晶玉」を持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Feb 7, 2025
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト151位、長期的バリュー投資の基本と原則(ジム・カレン著、パンローリング、2022年) の第4弾です。 今日は、第5章 バリュー投資対グロース投資 から。 バリュー投資とグロース投資を巡る議論はこれまでずっと存在してきた。 だが、グロース投資があらゆるメディアに好意的にとらえられる一方で、「バリュー株の死」についての金融メディアによる記事をしょっちゅう目にする。これが議論を非常に偏ったものにしている。読者の方は、「グロース投資の死」を知らせる見出しを目にしたことがあるだろうか。 このカレンの指摘は非常に鋭いと思います。投資メディアもそして我々投資家も「キラキラ✨グロース投資」が大好きです。その華やかなパフォーマンス、人気があってホットな銘柄の魅力的なストーリーが常に「常夜灯」の様に人々を引き付けます。またグロース投資家と言うのは一般的に言って華やかでお洒落な方が多いのも魅力です。 その一方で私が専門としている「枯れ枯れ☕バリュー投資」は万年不人気です。冴えないパフォーマンス、シケモクでつまらない、心躍らない銘柄のオンパレードが「悪臭を放つどぶ川」の様に人々を遠ざけます。またバリュー投資家と言うのは一般的に言って地味で、チェックシャツ&よれよれのジーンズ&古ぼけたサンダルみたいな、ダサいファッションの方が多いのも退屈です。 そしてそういったことの全てが、現在バリュー投資への「絶え間ない攻撃」を生んでいます。特にこの10年間くらいはパフォーマンスでも「グロース投資優位」の傾向が強かったので猶更でした。 「もう80年以上も前に提唱された古ぼけた理論に固執している脳内お花畑の頭の固い奴らだ。」、「バリュー投資家と言うのは、時代が変わったことを認められない、不勉強で怠惰でどうしようもない馬鹿者の集まりだ。」などと、散々なディスりや罵詈雑言を浴びせ倒され続けてきました。 では、その「ごみ箱に捨てられた」バリュー投資の成績はグロース投資に較べてどれほどに劣っているのでしょうか? 次回はそれを見ていきましょう。(続く)
Nov 25, 2025
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さて今日は 2024~25主力株概況シリーズ です。2022~24シーズンに続いてまたもやロングラン公演となってしまっておりますが、なんと言うことでしょう、現時点で「更に大幅延長」となることが100%確定しております。何故かというと125位くらいまでは既に書き上げているからです。よろしくお願い致します。103位 3197 すかいらーくホールディングス (東P、6・12月優待) × (バリュー投資家としての評価) ○ (優待族としての評価) PF時価総額103位の上位銘柄は、ファミレス最大手で主力業態は『ガスト』のすかいらーくです。日本を代表する「メジャー優待株」の1つですね。 現在の株価は3597円、時価総額8183億円、PBR4.58、自己資本比率は36.9%、今期予想PER49.04、配当利回り0.6%(22円)、総合利回り1.7%(22+40=62円、優待券は極めて人気が高いので100%で換算。)で、優待は100株保有で年2回2000円相当の優待食事券(電子チケット)などです。 優待券を使えるお店は全国津々浦々に広がっており、その利便性は控えめに言って最高です。そして「食事優待券で食べるすかいらーくごはん」の楽しさ・体験価値の高さが、すかいらーくHDの株価を考えられないくらいの高値に押し上げています。 皆様、この「現実」を目をかっぽじってよくご覧下さい。これがメジャー優待株が持つリアルパワーです。「何があっても優待が欲しい」と言う心の底からマグマのように噴き上がる情熱は、そろばんではじいたファンダメンタルズなど軽く吹っ飛ばします。なので、ここや2702マクドナルドや8267イオンなどの「リアルガチンコ優待パワー」を誇る銘柄を「高すぎるだろう」という義憤に駆られて安易に空売りすると、「投資家としての命運を絶たれての退場」に直接つながる危険性があるということです。 逆に言うと、 「優待族は企業にとっての石垣」であり、うまく使えば会社と言うお城を「難攻不落の名城」にしてくれる ものなのです。怖い怖いアクティビストを遠ざけてくれるからですね。 、、、悪い癖が出て脱線しました。お話を元に戻します。 今日は私が大好きなお店である むさしの森珈琲 での使用例を御覧頂きましょう。 外観からしてとても素敵なんですね。 名物はパンケーキですね。 雲みたいにフワフワで美味しいです。 後、個人的にはこのクラブハウスサンドがめちゃ旨いと思います。私はちょっと油断するといつもこれを頼んでしまいます。 具材がたっぷりかつ色々と入っています。私はバリュー投資家なので、沢山の食材がバランスよく入っていて適度な分散が効いているご飯が本能的に大好きなんですね。 ちなみに私はこのクラブハウスサンドにプラスして20品目のGOODバランスサラダを追加して食べるのが好みです。 むさしの森珈琲は、全体的にとても居心地の良い空間に仕上がっており、私はいつもゆっくりと投資本を読みながら過ごしています。 さてすかいらーくHDは、前述の通りバリュー投資家としての観点からは既にエベレストより標高が高くて新規参戦はあり得ないレベルですが、優待券の使いやすさ・使用体験の楽しさやライブ感は日本トップクラスであり、優待族的な観点からは非常に良い銘柄です。そのため、現行の優待制度が続く限りは、これからも楽しくにこにこホールド継続の予定です。 2024~25主力株概況シリーズ 免責事項当シリーズは、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Nov 24, 2025
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さて私は「優待バリュー株投資家」を自称して日々戦っています。 今では一般的に使われるようになったこの「優待バリュー株」と言う言葉ですが、実は元々は私が作った造語です。20年以上前に思いついて最初に言い出した頃には「ぷっ、何それ、この人頭おかしいんじゃないの?」と言う感じのリアクションを戴くことが多かったように記憶しています。 ただ「生みの親」である自分の中では、この「優待バリュー株ワールド」の話は既に完全にロジックが出来上がり体系化されています。そして日々の闘いの中で「型」として身に沁みついており、投資の前提条件のクラシックなことになっているのですが、当ブログの最近の新しい読者の方にとっては、「それなんなん、いったいなにを言ってんの?」という疑問を持たれているかもしれないな?とふと思ったので、2017年以来8年振りの最新アップデート版を書いておこうと思います。 さて、その「優待バリュー株」は大きく分けて3種類あります。 まずは、 指標的に極めて割安なバリュー株にたまたま優待が付いている場合 です。そしてこれを A株 と呼びます。いわゆる 「優待ディープバリュー株」 ですね。具体的に私のPF上位の持ち株で言うと、1301極洋、2418ツカダグローバルホールディング、3181買取王国、4365松本油脂製薬、5283高見澤、5900ダイケン、6623愛知電機、7228デイトナ、7485岡谷鋼機、7533グリーンクロス、7551ウェッズ、7614オーエムツーネットワーク、8935FJネクストHD、9027ロジネットジャパン、9035第一交通産業あたりが該当します。 PF上位の大多数はA株である ということですね。 このA株の魅力は「バリュー株を優待を楽しみにストレスなく保有できる」ということです。 ただ単に指標的に割安なバリュー株というのは市場にはたくさんあるわけですが、その手の株というのは大体において値動きの乏しい不人気株でもあります。それを株価が上がらない状態でじっと我慢してホールドするというのは強い精神力・忍耐力・胆力を要求されます。我慢ができずについに投げた頃、うたた寝から覚めてするすると上昇し始めるというのもよくあるパターンです。 その点、優待が付いていると、この上がらない期間を優待を楽しみにご機嫌でホールドできます。それに元々指標的に非常に割安な株なので、いつかはスポットライトが当たって上昇することが多く、結果として負けにくい投資になります。 そして言い方を変えると、このA株への投資は、 グレアムのディープバリュー株投資法 が持つ、「地味でつまらない。結果が出るのに時間がかかる。」という欠点を改善した、優待株天国の現代日本の状況にジャストフィットさせた、より洗練された投資法であるということにもなります。 A株への投資こそが、優待バリュー株投資の王道 であるという事ですね。 さてその次に、 指標的に突出した割安感はないが配当+優待の総合利回りが高くバランスが良い B株 があります。いわゆる 「優待バランス株」 ですね。私の持ち株では、1605INPEX、3289東急不動産HD、8877エスリード、9057遠州トラック、9310日本トランスシティ、9831ヤマダ電機あたりをパッと思いつきますが、他にも多くの優待バリュー株はこのB株に当てはまります。 このB株を少量ずつ多品種持つことは、ポートフォリオの総合利回りを上げ、何が起こるかわからない株式市場で長生きし、更には多くの優待品に囲まれて投資の果実を実感しながら幸せに暮らせるという複数の大きなメリットがあります。 多くの優待族の方が、1単位ずつたくさんの優待株を買い求めてただ楽しんでいるだけでこの魑魅魍魎とした株式市場で相対的に長生きしている、という事実がそれを端的に示していると思います。 次に 指標的にはかなり割高だが、優待バリューが非常に高い C株 があります。いわゆる 「優待がバリュー株」 ですね。(笑)私の持ち株では2702日本マクドナルドHD、3197すかいらーく、3561力の源HD、7683ダブルエー、8267イオンあたりが当てはまります。 このC株は保有するのに若干神経を使いますが、その分優待そのものの純粋な魅力が高いので戴いた時の満足感は格別です。またその優待バリューの高さから権利前に株価が上昇することが多く、我々優待族の伝家の宝刀「取らないの法則」発動でいざという時には利益を確保しやすいという利点もあります。 以上のABCの3つが私が考える「優待バリュー株」ですが、実は優待株の中にはもう一つ、 「継続企業の前提に関する疑義の注記がある」、もしくは「継続企業の前提に関する重要事象等がある」、「財務状態が悪く利益剰余金がマイナスである」などの状態で、 危険だが優待だけは魅惑的な D(Dangerous) 株 も存在します。いわゆる 「優待ボロ株」 ですね。過去の例で言うと、金貨優待で我々優待族を幻惑した先物会社グローバリーや、タスコシステムなどがありました。また現役で頑張っている銘柄としては、3053ペッパーフードサービス、3346ヒロタグループHD、4679田谷、9978文教堂グループHDなどが挙げられます。 ただこのD株を「バルクで買ってトータルで利益を出す」投資法は「文字通りのハイリスク・ハイリターン」で、大きな利益に繋がることもあるので私は嫌いではありません。なおこの観点に関しては、下記の大人気記事も是非ご覧下さい。 危ない優待株を見てみよう 2016年編 危ない優待株を見てみよう2016 その1 危ない優待株を見てみよう2016 その2 そして優待株の中にはもう1つ、指標的には割高だが、成長力があったり、利益水準が高かったり、事業内容に「経済的な堀」があったりなどの魅力を持ち、「質の高さ」からそれを許容できる、いわゆる 「優待クオリティ株」 もあります。これを、 Q株 と呼びます。具体的には、1438岐阜造園、3539JMホールディングス、7134アップガレージグループ、9418U-NEXT-HDなどがあります。そしてこのQ株には従来型の優待バリュー株投資手法では十分には対応できないため、私が開発したウィリアム・オニール変法である YOU-CAN-SLIM法 を用います。 以上をまとめると、優待株を買うときにはざっくりとその株が上記のA、B、C、D、Qのどこに当てはまるか考えて資金配分することが大切であるということです。前述したように、主力株は極力A株の中から選ぶようにするのが基本・大原則ですが、「株式投資はピュアな自然科学ではなく、油ギトギトの社会科学」 なので、ここに魅力的なB、C、D、Q株も組み込んで「多彩で柔軟なアイデアで楽しく」ポートフォリオを作り上げるようにしています。そして、これからも健康(A~C、Q)、不健康 (D) 含めてたくさんの優待株に出会いたいなあと思っています。
Nov 21, 2025
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さて今日は通常の2021~25PF概況シリーズです。 639位 2769 ヴィレッジヴァンガードコーポレーション (東S、11月優待) × (バリュー株投資家としての評価) △ (優待族としての評価) PF639位 は、「遊べる本屋」のヴィレッジヴァンガードやニュースタイルを展開しているヴィレッジヴァンガードコーポレーションです。 現在の株価は1024円、時価総額81億円、PBR33.38!!、自己資本比率10.6%で利益剰余金は-の苦しい状態、今期予想PER9.45、配当利回り0%(0円)、総合利回り5.9%(0+60=60円、優待券はメルカリ平均落札価格の額面の60%で換算)で、優待は100株保有で10000円相当の国内の各店舗で使える優待券(※自社店舗(一部除く)で2000円以上の買物につき2000円ごとに1枚利用可)などです。 さて私は全国各地のヴィレヴァンやニュースタイルを偵察を兼ねて探検しながら、優待券を使ってちょこちょこと買物を続けています。そして私が今までにヴィレヴァンで買った商品から得た知識や経験は「本当の宝物」です。 怪しげなアイテムを買ってしまって「あーあ、またもやロクでもなかった。。。」とがっかりするということも結構多いのですが、それもまたヴィレヴァンの魅力のひとつです。今日はこれまでに買った様々な具体的な商品を見ていただきましょう。 「ミュージックDVD福袋」を買ったときの中身。色々入っていて意外と悪くなかった。特にR&Bのやつは良かった。 なんだかちょっと珍しいポテトチップス。好奇心から購入。 うーん、なんだか不思議な味わいでした。。。 色味の可愛さが気に入って思わず大人買いしてしまったTシャツ。 着てみると、首回りが弱くてちょっと粗削りな感じのアイテムでした。 一時期嵌っていた宮崎の辛麺。とても美味しいのですが、食べてお尻から火を噴いたことがあり、身の危険を感じて最近は自粛中。 ヴィレヴァンで買った超激辛のデスソース。💀付き。 パスタに「隠し味」としてほんの1滴か2滴垂らすと、味が引き締まり深みが増して抜群です。 ヴィレヴァンは非常に苦しい業績が続いていますし、継続前提に重要事象が灯る苦しい状態ですが、とても好きなお店ですし、自分としては今のところはホールド継続の予定です。
Nov 23, 2025
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さて今日は通常の2021~25ポートフォリオ概況シリーズです。 638位 2114 フジ日本 (東S、9月優待) ○ PF638位は双日系で精糖中堅のフジ日本精糖です。 現在の株価は1058円、時価総額272億円、PBR1.06、自己資本比率は71.3%と良好、今期予想PER11.60、配当利回り3.2%(34円)、総合利回り4.2%(34+10=44円)で、優待は100株保有で1000円相当などの自社製品です。 さてお砂糖と言うのは買うと結構嵩張りますし、優待で家に届くと実に嬉しいものです。 私の家のパントリー(食品格納庫)には、各社から頂いたお砂糖が楽しく鎮座しています。 そしてここフジ日本も特段の割高感もありませんし、優待を楽しみにこれからも気長にホールドして応援していく予定です。
Nov 22, 2025
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さて今日は、2024~25主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP100銘柄をまとめておきます。今シーズンも終盤戦に差し掛かっているので、過去に紹介してきた銘柄達のその後の命運を俯瞰し、最新の評価も一部に付記しておきます。尚、書いてあるコメントは毎回細かく修正しています。 1~10位 1位の韓国造船海洋、2位のニッピは大きく上昇しましたが、両社共まだここから全然イケる、上を目指せると考えています。また6位の7228デイトナ、7位の3539JMホールディングス、8位の6623愛知電機、9位の3181買取王国は依然として非常に安いと思いますね。 11~20位 この中では、11位の5283高見澤、14位の9310日本トランスシティ、18位の1438岐阜造園が依然として安いと思いますね。 21~30位 21位の4365松本油脂製薬、24位の9027ロジネットジャパン、26位の7485岡谷鋼機、27位の7614オーエムツーネットワークと、ここは依然として激安銘柄が多いですね。 31~40位 この中では、31位の9057遠州トラック、36位の8043スターゼン、40位1301極洋が今でも安いと感じますね。 41~50位 指標的には激高なんですが、41位の3561力の源HDは大化けする可能性はあると思います。何故ならラーメンが圧倒的に美味いからです。投資はシンプルが一番と自分は思いますね。 51~60位 51位の2418ツカダGHDは、「ブライダル&ホテル」の両刀使いの銘柄ですが、ホテルは躍進&ブライダルも残存者利益でしっかり回復ということで、非常に面白いと思います。10バガーは無理かもしれないですが、うまくいくと5バガーくらいは狙えるんじゃないかな?と個人的には期待しています。最近株価推移は軟調ですが、自分は更に買い乗せしています。 61~70位 しばらく前に、Xで相互フォローの凄腕の方と名古屋市にある日本有数の巨大イオンであるMOZOワンダーシティで、1階から4階までの全部を丹念に練り歩いて、最後にご飯を食べながら一番良いと思ったお店を運営している銘柄を発表し合うという「MOZOミステリーツアー」を敢行したのですが、その時に満場一致で良いとなったのが、68位の8016オンワードHDのお店でした。ちなみにこのミステリーツアーはまたXでいずれ募集しますので、タイミングのあった方は是非。 71~80位 8041OUGHD&8091ニチモウの「優待お魚株バルクプロジェクト」の今後が気になります。それにしてもニチモウは全然優待を新設しないですね。(汗) それでは91~100位をどうぞ。91位 1377 サカタのタネ 自分の現在のポートフォリオでは、純粋な「農業」系の銘柄保有が少なくて以前からどこかを大きめに買いたかったのですが、色々探して今回サカタのタネに白羽の矢を立てました。ワールドワイドで素敵な銘柄と思います。92位 4088 エア・ウォーター 「不適切な会計処理に伴う損失の先送り」が発覚して株価が急落したところで大きめに買いました。果たしてどうなるでしょうか?93位 7219 エイチ・ケー・エス 「HKSは超低PBR&高財務で、めっちゃ好みのタイプの銘柄なんだよな。でも同時に成長力はほぼ0だし、マーケットから評価されるような要素もほぼない。」と思います。こういう銘柄を平気で買えるところが私の強みであり、同時に欠点でもあります。94位 2737 トーメンデバイス トーメンデバイスは半導体市況によって業績推移に波はありますが、いぶし銀の実力派であることに変わりはありません。PF上位で戦い続けられるだけの実力があると思いますね。95位 8388 阿波銀行 阿波銀行は、自己資本比率が高めかつ保有有価証券の含み益が多くその割に地銀界では相対的にPBRが低いので、総合的に見て非常に魅力的な銘柄と思います。 96位 9029 ヒガシホールディングス ヒガシHDは地味な運送会社ですが、過去安定してしっかりと利益を出し続けており、またマイルドながら着実な成長力もあります。いい銘柄ですね。97位 7683 ダブル・エー 優待でメンズ用のスニーカーが選べるようになったことで、優待族的な視点からは「トップランク」の銘柄になったと思いますね。98位 7984 コクヨ コクヨは指標的には妥当な株価位置と思いますが、優待内容には非常に力がありますね。99位 8098 稲畑産業 PF上位で戦うのに不足のない銘柄ですね。100位 8386 百十四銀行 優待カタログに地元香川県産の素敵な品物が多く、独自性があってとても素晴らしいと思いますね。 以上、2024~25ポートフォリオTOP100銘柄のまとめ でした。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Nov 13, 2025
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト151位、長期的バリュー投資の基本と原則(ジム・カレン著、パンローリング、2022年) の第3弾です。 今日も、第2章 バリューの規律 から。 市場の歴史に目を向ける グレアムが推奨する3つの規律に関するデータを1968年までさかのぼって見てみよう。それぞれの規律がS&P500と比較してどのようなパフォーマンスを示したかが分かるだろう。 われわれは、1PERが最も低い20%の銘柄、2PBRが最も低い20%の銘柄、3利回りが最も高い20%の銘柄ーのパフォーマンスについて見ることができる。ちなみに、これらすべては年次でリバランスしている。その結果、3つの規律すべてが長期にわたり投資家に大きな優位性をもたらしている。 次ページの表はデータをまとめたものだ。ここから3つの考察が得られる。 1.S&P500に代表される指数は毎年大きく変動する。 2. 3つのバリューの規律は概してアウトパフォームしている。(表の末尾にある平均値を見てほしい) 3. バリュー株はバブル期を除いて、ほとんどの年でアウトパフォームしている。 3つの指標(1968~2020年) 1968~2020年までの年平均 これを見ると、1968~2020年までの42年間の長期ではS&P500が10.3%、PER下位20%が14.6%、PBR下位20%が13.9%、利回り上位20%が12.4%のパフォーマンスを示したことが分かります。 これはつまり、低PER、低PBR、高配当利回りなどの「サルでもわかる」レベルのバリュー指標に従って投資をするだけでも基準となるS&P500を上回る成績を出せたということになります。 バリュー投資には、分かりやすくて単純な手法であるという大きな利点があることを考え合わせると、この長期パフォーマンスは非常に魅力的と言っていいのではないでしょうか? (続く)
Nov 20, 2025
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さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。102位 2282 日本ハム(東P、3・9月優待) ○ PF時価総額102位の上位銘柄は、食肉国内首位でハム・ソーセージも強い日本ハムです。 今年始めた新企画である 優待お肉株バルクプロジェクト の重要な上位構成銘柄ですね。 現在の株価は6958円、時価総額6895億円、PBR1.28、自己資本比率は54.6%、今期予想PER19.77、配当利回り2.2%(156円)、総合利回り2.5%(156+15=171円)で、優待は100株保有で年1回3月株主に1500円相当の自社製品、500株保有で年2回3・9月株主に3000円相当の自社製品などです。 「優待って本当に貰ってみないと分からないよなー」といつも思います。と言うのは、日本ハムの優待、頂いてみると明らかに「物が良い、クオリティーが高い」のがヒシヒシと伝わって来る、滅茶苦茶に良い内容だったからです。いくつか見ておきましょう。 日本ハム冷凍食品詰合せ にら焼餅、めっちゃ旨い。! 四川名菜 どの点心も素晴らしい。 皮も中身も滅茶苦茶に美味い。! 浪漫工房、ハム・ソーセージ詰合せ どんな料理に使っても、抜群。! 日本ハムはプロ野球球団を持っているので元々知名度の高い会社ですが、優待品を頂いてみるとその商品にもリアルガチンコパワーがあることがはっきりと伝わってきます。どれも抜群に美味い。当然これからも優待MAXとなる500株をニコニコホールドしていく予定です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項当シリーズは、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Nov 19, 2025
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト151位、長期的バリュー投資の基本と原則(ジム・カレン著、パンローリング、2022年) の第2弾です。 今日は、第2章 バリューの規律 から。 戦略 1. 規律をもって投資する 長年にわたり、投資家のアキレス腱になっているのが将来の成長に過大な価格を支払うこと、要するに、人気があり、割高な株式を買う事だ。グレアムが忠告しているとおり、この誤りを回避するためには、株価に関する規律を用いなければならない。彼が推奨した規律はPER、PBR、配当利回りだ。割安な企業を買い、過大な価格を支払うことを避けるために、投資家はこれら3つの指標のうち1つか、それ以上を用いて株式をスクリーニングするべきである。バリュー株を探す場合、3つの指標を次のように用いる。1. PER 指数を構成する銘柄でPERが下位20%に属する企業を探す。2. PBR 指数を構成する銘柄でPBRが下位20%に属する企業を探す。3. 配当利回り 指数を構成する銘柄で配当利回りが上位20%に属する企業を探す。2. 長期的に投資する 規律を長期にわたり適用すれば、パフォーマンスはモメンタムや恐怖や強欲といったその他の要素ではなく、ファンダメンタルズや利益に従うようになる。グレアムは時間軸については言及しなかったが、5年間のトレンドを用いることでパフォーマンスを平準化できる。 ね、この本いいでしょ。 「PER、PBR、配当利回りと言うシンプルな指標を使って規律を守って投資をし、更に時間軸を長くとって長期で戦うことが大切」であると、小学生にも分かるくらいに平易な言葉で説明してくれています。 それでは彼の言う「極限まで単純化した戦略」の実際の投資パフォーマンスはどのようなものなのでしょうか? 次回はそれを見ていきましょう。(続く)
Nov 17, 2025
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なんだか最近毎日株価がどんどんどこどこ下がりますね。私のポートフォリオには内需株が多く、「真綿で首を絞めるように」かなりダメージが積み重なってきています。ちょっと嫌な感じですね。(汗) さてそんな中ですが、今日は2021~25PF概況シリーズです。637位 7129 ミアヘルサホールディングス (東S、3・9月優待) ◎ PF637位は、調剤、保育園、介護施設が3本柱のミアヘルサホールディングスです。 現在の株価は1120円、時価総額31億円、PBR0.81、自己資本比率は29.1%、今期予想PER12.53、配当利回り2.7%(30円)、総合利回り4.5%(30+20=50円)で、優待は100株保有で年2回1000円相当のクオカード等です。 ミアヘルサHDは、指標的には妥当な株価位置と思いますが、優待クオカードブーストを加味すれば、ま、特に問題なくホールドしていけるかな?と思っています。
Nov 18, 2025
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さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。 101位 1333 マルハニチロ (東P、3月優待) バリュー投資家としての評価 ◎ 優待族としての評価 ◎◎ PF時価総額101位の上位銘柄は、水産最大手で国内に強固な流通網を持つマルハニチロです。 現在の株価は3672円、時価総額1857億円、PBR0.80、自己資本比率31.7%、今期予想PER10.57、配当利回り3.0%(110円)です。 マルハニチロは優待制度をしばらく前に廃止しており、私はその時に一旦全株を売却しておりました。ただ「そうは言ってもマルハニチロは指標的に安いし、凄く魅力的な銘柄なんだよなあ。」とずっと気にかけていました。 そしてしばらく前に、 優待お魚株バルクプロジェクト を開始したときに、ひっそりと100株だけ買い戻していました。。。 、、、2025年11月10日、マルハニチロは「新社名記念優待導入」&12月31日付の株式3分割を発表しました。優待は2026年、2027年、2028年3月期のみで、3年間の期限付きとなっています。 私はそれを受けて、「マルハニチロは元々優待が無くてもガチンコで相撲が取れるだけの高い実力を持つ銘柄だし、3年間限定とはいえ優待再開は極めて喜ばしい。少し買い増ししよう。」と思って、900株追加して1000株体制としました。それによって、今回再びPF上位に登場してくることとなったのでした。 今日はマルハニチロの優待再開を祝して、以前の優待内容を復習しておきましょう。 大体市価3000円程度の品物が選択制で戴けました。 選択肢は例年上記のような4択か5択くらいだったのですが、私は例年概ね1番の「水産缶詰詰合せ」を選択していました。 今日は実際の使用例を1つだけ御覧戴きましょう。 マルハニチロの優待まるずわいがにのトマトスパゲッティ 缶詰にパンパンに詰まった蟹を、フライパンに丸ごとダンク。 おりゃー。 旨い。何よりも蟹が美味い。!!! カニは料理のうまさを魔法的に爆裂上昇させる。!!! マルハニチロの缶詰はどれも非常に美味しいので、優待品を貰うと思わずニンマリしてしまっておりました。というか、マルハニチロに限らないのですが優待で戴ける缶詰と言うのは全体に高級品が多くて嬉しいんですね。そのため私は以前から、「缶詰優待は素晴らしい。」 ということを何度も繰り返して力説しています。 具体的には、過去の超人気記事である、缶詰優待株 私的ランキングベスト4 2023年編 を是非今すぐにご覧下さい。 さて、優待を再開したマルハニチロは、優待族的には極めて総合戦闘力が高い銘柄に戻ったと評価しています。「優待は3年間限定」などと言わず、是非恒久的に続けて欲しいと個人的には考えています。 私の四半世紀25年に及ぶ優待族としての経験から、「優待品は力のある自社製品に限る」と確信しています。高額なデジタルギフトやクオ優待では刹那的な株価上昇は得られても、投資家の「心」を捉えることは決して出来ません。多くの企業がそういった「金目優待」新設に追い込まれるのは、優待にできる自社製品が無いからです。 でもマルハニチロはそれを実行出来る稀有な企業です。投資家の心を捕らえ、会社がピンチの時にも「臣下株主」として忠実に仕え続ける我々「優待族」を是非「永く続く旅路のお供」にして頂けたら、と改めて願っています。
Nov 16, 2025
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さて今日は、2024~25主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP10銘柄をまとめておきます。1位 009544 韓国造船海洋 「10年に1銘柄出るか出ないか?、数十年しかないあまりにも短くて儚い我々の投資家人生の中でこのレベルの子に果たして何度出会えるのか?」を自らの胸に問う、圧倒的な力を秘めたワールドクラスの傑物です。 現在19年目を迎えている当ブログで過去最高となる五重丸◎◎◎◎◎評価が与えられた史上初の銘柄となりました。その潜在ポテンシャルの高さがようやく本国である韓国市場でも認知され始めましたが、個人的には「まだプレリュード(序章)ですらない。」と考えています。2位 7932 ニッピ 指標的に滅茶苦茶安いのに、人気化しそうなカタリスト(株価上昇の起爆剤)が豊富にあって、光の当たったブラックシェルみたいにキラキラキラキラと極彩色に輝いているのが魅力です。優待のコラーゲンもいいですよ。3位 ---- ここはちょっと秘密ですね。4位 2681 ゲオホールディングス 「リユース株バルクプロジェクト」の本丸・お殿様ですね。5位 8029 ルックホールディングス 北欧フィンランドのファッションブランドであるマリメッコとイタリアフィレンチェの革製品ブランドであるイルビゾンテの「強力2枚看板」を誇る素敵な銘柄です。優待お楽しみパックの破壊力も異次元ですね。6位 7228 デイトナ 成長バリュー、収益バリュー、優待バリューの「3本の矢」が揃った、ハイクオリティ特別選抜銘柄ですね。7位 3539 JMホールディングス 良い意味での「獣性」を感じる銘柄です。自分の長年の優待族の経験からはこういう銘柄は伸びることが多いですね。8位 6623 愛知電機「名証プレミア上場逆プレミアム」が効き過ぎており、指標的に驚異的に割安です。また「口を開けば下方修正」とも評される「愛知電機文学」も超保守的な名古屋銘柄らしくて面白いですね。9位 3181 買取王国 「リユース株バルクプロジェクト」の新参有力大名ですね。10位 2792 ハニーズホールディングス 2022~24シーズンのTOP10銘柄で唯一の生き残りです。これだけ銘柄が入れ替わるシーズンも珍しいですね。(汗) 以上、2024~25ポートフォリオTOP10銘柄のまとめ でした。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jul 27, 2024
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さて今日は2021~25PF概況シリーズです。 636位 9788 ナック (東P、3月優待) ◎~◎◎ PF636位は、ダスキン代理店最大手で水宅配事業や化粧品通販にも進出しているナックです。 現在の株価は530円、時価総額247億円、PBR1.00、自己資本比率は58.9%、今期予想PER11.67、配当利回り4.2%(22円)、総合利回り7.9%(22+20=42円、優待品はメルカリ平均価格の2000円で換算)で、優待は100株保有で自社グループ会社商品です。 ナックは指標的にもまずまず割安ですし、更に高い総合利回りが出ており、PF下位としてはあり得ないくらいに魅力的な良い銘柄であると評価しています。
Nov 15, 2025
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さて本日より、当ブログの看板である 2024~25主力株概況シリーズ を始めます。 初めにお断りしておきますが、このシリーズは積極的な情報発信をすることを通して、継続的に学び続けながら、自分が投資家として少しでも 半歩でも成長することを目的として書いているだけのものです。人間はインプットだけ・溜め込むだけでは決してうまくいきません。適切なアウトプット・波動砲発射があって初めて1ミリでも1センチでも身長が伸びるものです。そういう風に出来ているんですね。 そのため、読者の皆様方がこのシリーズを見て売買をし、儲かっても、そして損をしても私は一切の責任を負いません。投資は100.0%自己責任で行って下さるようお願い致します。誰にも投げていないし、ただひたすら自分との真剣勝負をしているだけです。 それではまず最初に必ず下記の免責事項を御読み下さい。そして納得できない方はここまでで立ち去り、今後当ブログ及び私のツイッターアカウントへの御訪問は一切、恒久的にお控えください。尚、この免責事項は2024~25主力株概況シリーズの全体に対して適用されます。御了承下さい。 2024~25主力株概況シリーズ 免責事項 当 2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての1つ上のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちてはいないか、「目の死んだ魚」になっていないか、などを多角的に検討する目的で書いているものです。 記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただし登場各社IRへの蛇の様にしつこくて執念深い、独自の突撃取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。 また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは最終的には誰にも分からないため、記事内容の正確性は保証しません。私は「未来を見通せる魔法の水晶玉」を残念ながら持ち合わせてはおりません。 そのため当シリーズ内の情報に基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。 そしてここから先に広がる膨大な 2024~25主力株概況シリーズワールド は 純度100%の私のポジショントーク でもあります。私がポッケの小銭入れにしまってある100円玉で自分が買える限界までパンパンに買い込んだ銘柄達がただひたすらにずらっと並んだセットリストになっているのです。 そして私は割と文章力がある方のタイプです。なので、このシリーズを継続して摂取していると、知らないうちに私の「ミラクル蟻地獄ワールド」に引き込まれ、影響を受け、最終的には同化してしまう危険性があります。取り扱いには十二分に御注意ください。 いいですか、これが最後のチャンスです。読むのをやめるなら、引き返すならここまでです。 よろしいでしょうか? ちゃんと警告しましたよ。 それではここから先に続く日記へは、上記の免責事項に完全に120%ご納得頂けた方のみがお進み下さい。。。。。。 、、、お待たせいたしました。 それでは2年ぶりの新作となる 2024~25主力株概況シリーズ いよいよ出陣です。 1位 009544 韓国造船海洋(KOSPI、非優待) ◎◎◎◎◎(みきまる史上、過去最高評価) PF時価総額1位の幕内最高主力株は、HD現代の造船中間持株会社である韓国造船海洋(HD Korea Shipbuiding & Offshore Engineering)です。(上記データは会社ホームページより引用) 下記の通り、親であるHD現代の下に韓国造船海洋があり、その下に現代重工業、現代三湖(サムホ)重工業、現代尾浦(ミポ)造船所の3つの造船企業が仲良くぶら下がっているという形になっています。 2024年6月13日現在の株価は133.300KRW(大韓民国ウォン)、時価総額9.441兆KRW、PBR0.95、自己資本比率は31.6%、今期予想PER15.50、配当利回り1.4%で、優待はもちろんありません。ここは優待天国の日本株市場ではなく海を渡ってお隣の韓国市場に上場している銘柄ですからね。(データはSBI証券の「銘柄サマリー」から引用) さて私が専門とする優待株でもない、それどころが母国語で裏の裏まで調べ尽くせるという巨大な優位性がある日本株市場銘柄ですらない韓国造船海洋に何故超主力参戦したのか?、それは以下の5つの理由によります。1. 現在造船業界は「スーパーサイクル(受注好調期)」に入ったと考えられていること。また以前のスーパーサイクルは2~3年程度の短期のものが多かったが、今回はそれが造船業界の「環境規制と新しい船種の出現」によって10年以上続く「メガ・スーパーサイクル」となる可能性があること。そして投資家としてこのビッグウェーブに絶対に乗りたい、ポッケを金貨でパンパンにしたいと考えたこと。 ちなみに「造船業界のスーパーサイクルの未来予想図」は以下となります。今現在の地点である2024年から2035年くらいまで、今後10年くらいの大活況が予想されています。Golden Pineによる解説を見ると、 第一次世界大戦以来、造船サイクルは 20 ~ 30 年続き、通常は同じ長さの耐用年数を持つ船舶の更新サイクルによって推進されてきました。世界の船舶納入量の最後のピークは 2011 年に発生し、その結果、現在では退役年齢に近づいている船舶がますます増えています。現在、運航されている船舶の約 53% が艦齢 20 年以上です。 2030 年までに、この数字は 70% に達すると予想されます。この傾向は今後も車両更新の需要を促進すると考えられます。一方で、国際海事機関(IMO)の2030年の二酸化炭素排出削減目標により、古くてエネルギー効率の低い船舶の置き換えがさらに加速しています。大手海運会社は造船所の生産能力が逼迫していることを認識しており、2030年までの環境要件を満たすためにクリーンエネルギー船を先行発注し始めている。 ということです。要は 「環境規制と古い船の代替需要」の2つが同時に重なるので、それでスーパーサイクルが発生すると予測されている ということですね。(上記データはGolden Pineより引用) またこの点に関して、世界最大の造船会社であるHD現代重工業の主要外注製作会社である現代ヒムズ代表の崔志溶(チェ・ジヨン)さんも2024年1月9日の 「毎日経済」のインタビュー で以下の様に述べています。 「かつて造船業のスーパーサイクルが2~3年間船舶発注が集中するものだったとすれば、最近は好況水準の発注が10年以上続く可能性が高く、はるかに大きなスーパーサイクルが到来しました。」「市場調査業者クラークソンによれば2022年末基準で船齢20年を越えた船舶が貨物船は58%、タンカー34%、その他船舶47%に達し、早い時期に交替しなければならない船舶の需要が大きくなった」「さらに大きな好況の理由は既存船舶の環境にやさしい船舶転換時期が早まり、捕集された二酸化炭素を液化して貯蔵場所に運送する液化二酸化炭素(LCC2)運搬船の発注が持続的に増加するものと予想され中長期造船業の展望が明るい」 ちなみに日本造船工業会のプレゼンテーション資料を見ても同じような図表があります。(上記データは日本造船工業会のプレゼンテーション資料より引用)2. それでは造船業界のこれからの未来の10年が途轍もなく明るいと仮定して、じゃあ何で韓国造船海洋を選んだか?ですが、1番はここが造船業界の売上高ランキングで世界1位だからです。 「巨大なスーパーサイクルが到来するのであれば、業界の最大手にベットしておけば間違いないだろう。」と考えたということです。ちなみに3位の中国船舶集団(CSSC)もいいかな?とちょっと思ったのですが、中国は社会主義国で投資家保護の観点から大きな不安があるので今回は除外しました。(上記データはディールラボHPより引用)3. 実際にここからの数年で韓国造船海洋の利益が急増しそうなこと。 以下はSBI証券の「財務詳細」からの引用ですが、2023年12月期に純利益221.711.002.000KRW(約244億円、1KRW=0.11円で換算)と長年の暗いトンネルを抜けて、ようやく黒字転換しました。 そして2024年12月期には751.868.000.000KRW(約827億円、利益2.4倍)、2025年12月期には1.452.368.000.000KRW(約1598億円、利益6.6倍)となる見込みです。要は、今が「絶好の投資タイミング」という事ですね。(上記データはSBI証券より引用)4. 「お前、そんなこと言って捕らぬ狸の皮算用だろう。」と思われる方がいらっしゃると思いますが、自分には韓国造船海洋の現在が「ドラえもんのタイムマシンで日本の1年前」に戻った様な「10年に1度クラスのまたとない機会」に見えること。 「ストライクゾーンど真ん中の甘い球は全力で強振する。ホームランボールを絶対に逃さない。」 ことが投資家には一番大切。 具体的に言うと、日本の造船準大手の7014名村造船所が長年のトンネルを抜けて2023年3月期に黒字転換を果たした後、利益が急増して株価が「1年で5倍」になったのですが、韓国造船海洋の今が「1年前の名村」にそっくり重なって見えること。 これは数年前に韓国造船業界が苦し紛れに「赤字覚悟の安値でダンピング受注」しまくり、激安船価のものをしぶしぶ作っていて利益がちーとも出ていなかった状況が、日本から1年遅れで船価上昇後の受注船の建造が始まることによって利益があれよあれよという間に急伸していくというシナリオです。ちょっとここで名村造船所と韓国造船海洋の20年チャートを較べてみましょう。 まずは名村造船所です。この1年間で株価が急騰し、前回の造船スーパーサイクル時の2007年時の高値とほぼ同じ水準まで上昇していることが分かりますね。(上記データはSBI証券より引用) 次は韓国造船海洋です。前回の造船スーパーサイクル時の2007年と2011年に二峰性の高値を付けているものの、現在の株価水準はその約4分の1に留まり、全く動意づいていないことが分かりますね。(上記データはInvesting.comより引用) ちなみに、 2023年最新版:世界の造船会社ランキング時価総額TOP58 という記事によると、韓国造船海洋は時価総額7位で、名村造船所は27位となっています。27位で世界的な競争力がそれほど高くはないと考えられる会社が1年で5倍になったんだから、7位の会社にもおんなじことが起こるんじゃないか?と、私は思っているということです。とてもシンプルなアイデアですね。(滝汗) あっ、ちなみに私は名村を全くディスってはいないです。名村もまだここから2倍くらいになるポテンシャルは十分にあると思っています。5. 最後に、「韓国造船海洋の未来がそんなに明るいのなら、そもそも韓国市場を代表するくらいの大型株なんだし、もうすでに今の株価に織り込まれているはずだろう。何でこんなに株価が安いんだ。」という疑問があろうかと思います。実に当然ですね。 これに対する私の推測は、「東アジア人特有の不安遺伝子が株価の上昇を抑えている」というものです。 日本・韓国・中国・台湾・シンガポールなどの東アジア人は、セロトニントランスポーター遺伝子の「S型」を持つ割合が70~80%と高く、ヨーロッパの40~45%と比べて倍近い数値になっています。このS型遺伝子は「不安遺伝子」とも呼ばれ、セロトニンの分泌量が少なくて不安を感じやすい人種であることがわかっています。 S型遺伝子保有者の割合が一番高いのが我らが日本で80.25%、2番目がお隣の韓国で79.45%、以下、中国75.2%、シンガポール71.24%、台湾70.57%となっています。 つまり、「高い確率で明るい未来が訪れそうだけど、それを実際に確認しなくては不安で不安で投資が出来ない。」というのが、我々東アジア人投資家の実態ということです。だから実際の業績数字の急伸と共に7014名村造船所は株価が5倍になったし、実際の数字が「今は見えていない」韓国造船海洋の株価は未だ動いていないということです。 「動こうと思うけれども、金縛りでどうしても体が動かない」ということです。これが「投資の世界の不確実性」であり難しさなのです。そして日本と同様に韓国の投資家も多くが不安遺伝子を持っているので、それで「実際の業績数字のブレイクを見るまでは買えないし、買わない。」と言う方が多いのではないか?と個人的には考えています。 以上、投資家としての未来を造船業界のメガ・スーパーサイクルの到来と業界1位の韓国造船海洋の飛躍に賭け、「みきまる史上最大の大航海決戦」が静かに始まります。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項当シリーズは、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jun 14, 2024
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さて株式投資で大きな資産を築くにはいろいろな方法があると思いますが、一番シンプルで再現性が高いのは、「将来大きく上昇することになる銘柄を値上がり前の段階でたんまり仕込み、じっくり・まったり・ゆったり鬼ホールドしていく。」事かと思います。 「みきまるさん、何言ってんだ。そんなことできる訳ないだろう。」と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、未来と現在を等価に考える 「迂回戦略」 を取れば実はそんなに難しいことではないと個人的には考えています。 というか、これは多くの成功した上場企業の創業社長さんが実際に資産家になったやり方そのものでもあります。たくさんの成功者がいるということですね。 それでは具体的にはどのくらいの値上がりをすればその銘柄が自らの資産形成に「効く」ことになるでしょうか? ま、やっぱり10倍=10バガーは理想的には欲しい所です。それが無理でも5倍=5バガーは目指したいですね。 そこで今日は、自分のポートフォリオ内で「過去5倍以上になった銘柄」を抽出して、それらにどのような傾向があるのか、更にはそこから一歩進めて「未来の10バガー候補」を具体的に探ってみたいと思います。 それでは始めに、私が2025年7月21日現在で保有している786銘柄中で5.7倍以上になったものの一覧表を見てみましょう。何故5倍じゃなくて中途半端な5.7倍かと言うと該当銘柄数が多過ぎてリストが1枚に収まりきらなかったからです。10倍以上が7銘柄、5.7倍以上が24銘柄となっています。こうしてみると結構たくさんあることが分かりますね。(上記データはSBI証券より引用) 、、、そうだ、いつかはちゃんと書こうと思っていたし、いい機会なのでここできちんと書いておきたいことがあります。それは、2022~23シーズンにPF1位で戦った 2726パルグループHD がきちんと6バガーを達成していることです。 ネット上ではよく「みきまるはPF1位で戦った銘柄では、2196エスクリ(2015シーズン)、6425ユニバーサルエンターテインメント(2018シーズン)など、全て大敗している」という言説があります。そしてこの2つの銘柄でワイが結果を出せず、それどころか目の玉が飛び出るほどの巨大な損失を出し、止む無く片腕を切り落として半死の状態で撤退した、これは間違いのない厳然たる事実です。 その一方で、前述の2726パルGHD、2012シーズンに2位で戦った 3097物語コーポレーション など大きく上昇して利益を上げた銘柄達も当然にあります。そうでなければ今ここで元気に毎日ブログを書けていないです。 もっと言うと、ボロ負けしたエスクリやユニバーサルエンターテインメントでの戦からもたくさんの貴重な教訓を得ています。いやむしろ大きく成長できたという確かな実感があります。「負け方の経験値と引き出し」が膨大に増えたからです。そういうすべてを糧として「明日には今日よりも1ミリでも良い投資家になりたい」という熱意に燃えて日々を過ごしてます。 何が言いたいのかと言うと、 「ワイが過去に主力に抜擢して激アツで戦った銘柄では、いつもいつも100%負けているわけではなくて、たまにはちゃんとガツンと勝つ時もある」 ということです。良い子の皆様は、今日はこれだけ覚えて帰ってください。 、、、すいません、悪い癖が出て前置きが長くなりした。「未来の10バガー候補を探そう」という話でしたね。 具体的に私の持ち株で5.7倍以上になった子達の特色を見ていきましょう。まず目につくのは外食銘柄が多いことです。驚異の17バガーとなった7550ゼンショーHDを筆頭に、3097物語コーポ、3068WDI、9936王将フードと4つも入賞しています。 ま、最近の相場は 「優待付きの外食株」が極めて高く評価される傾向にあり、「一種のバブル」化している感じもある ので、ここから新規で外食株を買って10バガーを目指せるか?と言うと、ちょっと厳しいかなあと自分は思います。と言うか、どの外食株も既にPBRやPERなどのシンプルな指標で見て高いですからね。 ただそれでもこの「外食株の当たった時の爆発力」は決して侮れないと感じています。最近でも北海道と北関東地盤のラーメンチェーンの3399丸千代山岡家が爆裂上昇しました。その観点から私は現在、指標的には激高ではあるものの、優待利回りが高くてラーメンが美味い一風堂を経営している 3561力の源HD を準主力クラスで保有しています。 次に目につくのは、リユース銘柄が多いことです。10バガー越えに 3093トレジャーファクトリー と 3179シュッピン が登場しているのを筆頭に、 2780コメ兵 も大きく上昇しています。 そしてインフレの激しく進む日本では現在リユース市場が急激な成長を遂げていることから、自分はこの リユース業界から「次の10バガー」が出てくる可能性は結構あるのではないか? と考えています。 具体的には「セカンドストリート」が店舗型首位であるにも関わらず、合法ではあるものの資産管理会社を使ってややトリッキーな自社株取引をする社長さんの「遠藤ディスカウント」効果で指標的に割安な 2681ゲオHD や、逆に社長さんが熱意に溢れていてキレキレの 3181買取王国、7610テイツー などにそのポテンシャルがあるのではないか?と感じています。 あ、後、7014名村造船がほぼ7バガーを達成していますが、この名村の上がり方を見ると、「業績が名村のほぼ1年遅れ」の私の超主力株 009540韓国造船海洋 もまだまだ上値を目指せるだろうし、場合によっては自分の買値からは10バガーもあり得ると感じています。 そしてリスト全体を俯瞰して感じるのは、「様々な業種のありふれた銘柄が大きく上昇しているんだな。」という非常に地味な事実です。多くの投資家に持て囃される超絶高PBRの✨キラキラグロース株を手掛けなくても、自分のすぐ近くにあってそのサービスを良く利用している会社からも大化け株は出る んですね。 大人気のビジネスホテルチェーンの「ドーミーイン」を手掛けている13バガー達成の 9616共立メンテナンス なんかがその典型です。そういえばホテル関連としては、「ブライダル&ホテル」の両刀使いの 2418ツカダグローバルHD は不人気ですが自分は極めて高いポテンシャルがあると思います。後ロードサイドでアメリカ型の激安ホテルを展開している 6076アメイズ にも可能性を感じますね。 青い鳥は身近にいる という事です。 次に強調しておかないといけないことは、ここ日本株市場に留まらないのですが、時価総額が小さい超小型株から10バガーが出やすいのが世界的な傾向であることです。この理由はシンプルで、小型株は小さな赤ちゃんの様なモノなので大きく成長しやすく、逆に大型株はしわしわのおじいちゃんの様なモノなのでもう成長しにくいということです。 そういう視点から言うと、出来れば時価総額が50億円以下、ちょっと広げても300億円以下位の、サイズが小さすぎて機関投資家が入って来れない銘柄を集中的に狙って行くというのが我々資金力に限りがある個人投資家にとっての「王道戦略」です。お金が少ないという短所を長所に変換できる魔法のやり方なんですね。 時価総額が小さいうちにたんまりと仕込んでおいて、人気化して時価総額が300億円を超えて機関投資家の「サラマンファンドマネジャー」が重い腰を上げて社内会議を経て買いに来たところに、売りをぶつけて音速で逃げ去るという 風と共に去りぬ殺法 これが我々個人投資家にとっての「伝家の宝刀」なのです。(笑) ちなみに、私がこの「超小型株効果」を狙ってPF上位で持っている銘柄は以下の様な感じです。数が多いのでもしかすると抜けがあるかもしれませんがそこはご容赦ください。(汗) 3181買取王国(時価総額32億円)、5283高見澤(55億円)、1438岐阜造園(60億円)、9060日本ロジテム(60億円)、4754トスネット(69億円)、4624イサム塗料(70億円)、8119三栄コーポレーション(83億円)、7134アップガレージ(86億円)、7551ウェッズ(99億円)、272Aグリーンクロス(108億円)、7614オーエムツーネットワーク(110億円)、7228デイトナ(131億円)、8029ルックHD(184億円)、9027ロジネットジャパン(203億円)、6405鈴茂器工(224億円)、6076アメイズ(228億円)、9657遠州トラック(236億円)、7520エコス(284億円)、2418ツカダGHD(284億円)、9035第一交通産業(292億円)、7932ニッピ(301億円)、6222島精機製作所(359億円)。 そして最後に大切なことは、「現時点でマーケットで一番忌み嫌われているセクターに大きく張る」ことです。これは テンプルトン の、 皆、私に見通しが有望な銘柄はどれかと聞く。だがその質問は間違っている。本当は、見通しが一番暗い銘柄を聞かなければならない。 と言う言葉に忠実に戦い続けているということです。 今だとウェディング関連とか自動車部品関連とか製紙関連とか、そのあたりですね。前述しましたが、自分はウェディング関連では2418ツカダグローバルHDにかなり大きく張っています。後、4331テイク&ギブ・ニーズも面白いかもな?とちょっと思っています。 そのくらいかな。ちょっと長くなり過ぎましたね。(汗) さて皆様の10バガー候補はどこですか? 是非私のXのコメント欄で教えてください。(笑)
Jul 21, 2025
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さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズです。 第151位は、長期的バリュー投資の基本と原則(ジム・カレン著、パンローリング、2022年) です。 この本は、シェーファー・カレン・キャピタル・マネジメントの会長兼CEOのジム・カレンによる1冊です。初心者向きで分かりやすく、かつ内容がシンプルでありながら力強いメッセージに溢れた良書です。私が2022年に読んだ投資本の中ではトップクラスでした。 今日は最初に監修者前書きから。 本書は、著者の主力顧客である平均的な一般投資家、つまり金融や資産運用に関する知識が特段豊富にあるわけでもなく、ほかに定職を持ち投資活動に時間や労力を割くことができない普通の人々に向けて書かれている。 まことに羨ましいことだが、アメリカには市井の人々に対する健全な資産運用サービスが存在し、多くの人がそれを利用して資産形成を行っている。日本の金融業界も、通ったあとにぺんぺん草も生えない焼畑農業式の営業をいつまでも続けるのではなく、そろそろ顧客本位のまっとうなビジネスを少しはしてみたらどうだろうか? 日本の金融業界はこの本には直接は関係ないですし、ちょっと監修者である長岡半太郎氏の「怒りの流れ弾」に当たってしまった感じがしないでもないですが、(笑) 彼が言いたいことはとても良く分かります。 それはジム・カレンによる本書が「投資初心者のために、極めて良心的に、率直に、丁寧に、愛情をこめて書き上げられている。」という事です。なかなかないレベルのいい本ですね。 それでは次回からは、この本のベストオブベストのところをサクッと一緒に見ていきましょう。(続く)
Nov 12, 2025
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さて今日は2021~25PF概況シリーズです。635位 7191 イントラスト(東S、3月優待) ○ PF635位は、家賃債務保証が柱で、医療・介護費保証を第2の柱に育成中のイントラストです。 現在の株価は1069円、時価総額239億円、PBR3.16、自己資本比率は62.1%で有利子負債は0、今期予想PER15.43、配当利回り3.3%(35円)、総合利回り3.7%(35+5=40円)で、優待は「100株以上&1年以上の継続保有を条件として」100株保有で500円相当のクオカード等です。 イントラストは指標的には高いですが、同時に成長力を維持しており、PF下位としては全く問題のない良い銘柄であると考えています。
Nov 14, 2025
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いやあ今年2025年ですが早くも10か月、つまり1年の6分の5が経過しました。なんともうすぐ1年が終わってしまいます。月日が流れるのは本当に早いですね。 さて今月ですが、意識的に少しポートフォリオを動かしました。たまには売買をしないと「ゲーマー」としての感覚が鈍ってしまいますからね。売ったのは超主力の一部の子達で、「株価の上昇によって全体のリバランスが必要になっている」という判断もありました。 新しく出来た資金で買ったのは、1377サカタのタネ4088エア・ウォーター6076アメイズ7219エッチ・ケー・エス7683ダブルエー あたりです。 この中にはかなり大きめに買って既にPFの最上位の一角に進出している子もいますが、その詳細に関してはまた次の2026~28主力株概況シリーズ(仮称)で楽しく書こうと思っています。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Oct 31, 2025
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2011年のことですが、和牛オーナー制度が「高利回り金融商品」として当時大人気だった 安愚楽(あぐら)牧場が破綻 したというニュースがありました。 その時には負債総額は620億円と言う話でしたが、結局は黒毛和牛委託オーナー73000人、黒毛和牛委託オーナー被害総額4207億円という戦後最大級の ポンジスキーム であったことが明らかとなりました。 ちなみにポンジスキームとは以下の様な仕組みのことを言います。 ポンジ・スキームとは、アメリカで天才詐欺師といわれた、チャールズ・ポンジがその名の由来です。 「出資を募り、運用益を配当金として支払う」と言って資金を集め、実際の運用はなく、新しい出資者からの出資金を配当金として支払いながら、破綻することを前提にお金を騙し取る手法です。(上記データはグーグル検索より引用) さて私はしばらく前からのこの安愚楽(あぐら)牧場事件を何度も何度も懐かしく思い出すようになりました。今の若い投資家方だと事件そのものを知らないかもしれないですね。なので、今日はまず2011年当時の自分のブログ記事を引用してみます。 今日は、安愚楽(あぐら)牧場が破綻!というニュースが大きく報じられました。以下に引用します。 東京商工リサーチは8月1日、安愚楽牧場が弁護士に債務調査を依頼した、と発表した。昨年の口蹄疫、今年の福島第一原発事故で度重なる大打撃を受けて業績不振に陥り、取引先への代金支払いは停止している。負債総額は今年3月時点で619億8705万円。 安愚楽牧場は、昭和54年1月に那須町で共済方式による牧場経営を開始。和牛オーナー制度(繁殖牛のオーナーを募集し、生まれた仔牛を買い取るシステム)で資金調達する独自のビジネス手法を確立した。 広告では、30万円(契約期間2年)投資して、利益は9000円、50万円(同3年)で利益は1万7000円をうたっている。さらに黒毛和牛600グラムのプレゼントも付くという手厚い配当と優待で人気があった。「高利回り金融商品」として投資家から注目され、事業規模は拡大。会員数は全国各地で3万人を数える。北海道から沖縄までの全国40カ所に自社牧場を運営するほか、預託先牧場は全国に338カ所あり、黒毛和種牛牧場として国内最大規模を誇り、今年3月期は1027億2394万円と初の1000億円超と業績を伸ばしていた。 しかし、昨年の口蹄疫問題で、宮崎県内の牧場で症状が発生した牛が発見され、最終的に約1万5000頭が殺処分に。また、今年3月の東京電力福島第一原発事故で、福島県産牛肉の出荷制限や、風評被害で牛肉消費が落ち込んだ。 その結果、資金繰りが悪化し、取引先への代金支払は現在停止状態となっている。担当弁護士側は資産・負債の調査は1カ月以内に終了するとし、その後に方針を決定するという。 引用終わり。 この安愚楽牧場の和牛オーナー制度は、私の愛読誌ZAiにもいつも広告が出ています。ちなみに今月号=2011年9月号にも2Pの見開きで出ているのですが、 ↑ 上記のように、我々優待族を完全に狙い撃ちしており、破綻の悪夢が現実となった今から考えると、まさに「戦慄の内容」です。 実は安愚楽牧場については、もうだいぶ前のことですが少し調べてみたことがありました。そのときの結論は、 1. きちんとした財務諸表が開示されておらず実態がつかめない。ただネット上の様々な情報を総合すると数年前の段階で「実質債務超過」なのではないか?という指摘をされている方が複数いた。 2.出資者から集めた資金をそのまま売上に計上する、という大技を繰り出しており、出資が無限に増えない限りどこかでは破綻する可能性が高いと感じた。 ことから、「私も黒毛和牛のプレゼントは欲しいけど、これはちょっと買えないな。美味しいお肉なら少し我慢して9058トランコムとかの優良優待バリュー株のカタログギフトで選べばいいや。」と考え、手を出すことはありませんでした。 ただその後も安愚楽牧場の広告と言うのは頻繁に目にしていたので、「割と頑張るなあ。全国の和牛預託商法は枕を並べて討ち死にしたけど、もしかして安愚楽牧場だけは生き残れるのかな?」ともちょっと感じていました。 なので、今回の安愚楽牧場の破綻報道を見て「あぁ、やっぱりな。」と言う思いと、「夢のある楽しそうな投資ストーリーだったし、何とかうまく行ったら良かったのにな。」と残念に思う気持ちの2つを同時に感じました。 いずれにせよ、「良く分からない金融商品には絶対に手を出さない。」ことがやっぱり大切なんだなあ、と改めて痛感しました。 引用終わり。 さて次にようやく今日の本題です。 ポンジスキームはその「新しい出資者のお金を配当として配り続ける」=「自転車操業」という特徴のせいで、追い込まれるほどに新たな出資金(新鮮なカモのお金)がどんどんどんどん必要になってくる、なのでポンジの破綻が近づくと広告は減るのではなく、逆に一気に増えるという特色があります。前述の安愚楽牧場も正にそうでした。 最近、「残念ながらこれはほぼ間違いなくポンジだな。」と言う所で、異常に宣伝が増えているところが散見されるので、気になって書いてみた記事でした。
Apr 15, 2023
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さて今日は、2024~25主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP30銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位21位 4365 松本油脂製薬 「THEいぶし銀」の実力派ですね。22位 7516 コーナン商事 コーナン商事からは良い意味での「ケダモノ臭」がするのがいいですね。23位 9305 ヤマタネ カタリスト豊富で非常に良い銘柄ですね。24位 9027 ロジネットジャパン まずまずの成長力・指標的な割安感・実用的な優待の3拍子が揃った最高にクールな銘柄ですね。25位 8119 三栄コーポレーション 業績の回復した三栄コーポレーション。元々高い優待パワーを誇る銘柄ですからこれで「鬼に金棒」ですね。26位 7485 岡谷鋼機 ワイが笑顔で岡谷家家臣から離脱できる日は果たして本当に来るのでせうか?27位 7614 オーエムツーネットワーク ここは「食肉小売業」として見てもまずまず安いですが、「外食優待株」として捉えると破格に安いと思いますね。28位 255A ジーエルテクノホールディングス 旧ジーエルサイエンスも旧テクノクオーツもとても良い会社でしたし、統合後の新会社の更なる飛躍に期待しています。29位 8341 七十七銀行 私の「優待地銀株バルクプロジェクト」の中で最上位の一角を占める大切な銘柄ですね。30位 7551 ウェッズ 私にとって心地良い「午後の紅茶」的な銘柄ですね。 以上、2024~25ポートフォリオTOP30銘柄のまとめ でした。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Nov 1, 2024
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さて今日は 2024~25主力株概況シリーズ です。今回の記事はかなり気合を入れて書いています。 51位 2418 ツカダ・グローバルホールディング (東P、6・12月優待) ◎◎◎ PF時価総額51位は、欧米風邸宅での挙式・披露宴が主力でしたが、この数年でホテル運営部門が急成長しているツカダ・グローバルホールディング(旧:ベストブライダル)です。 ここは以前、旧社名のベストブライダルだった頃に主力の一角として激アツで戦ったことがあったのですが、久方ぶりにPF上位に返り咲いてきました。 現在の株価は597円、時価総額292億円、PBR0.88、自己資本比率は28.9%と今一歩、今期予想PER5.35、配当利回り2.0%(12円)です。 優待は年2回、100株保有で自社グループ運営施設飲食・宿泊割引券2枚ですが、これは残念ながらあまり価値がない(メルカリ平均価格は300円)です。 ただ昨年2024年10月23日に優待改善があり、10000株保有で年2回(1)自社グループホテル優待券10000円分及び(2)自社グループホテル宿泊1泊招待券1枚が頂けるようになりました。 この宿泊1泊招待券の価値は現時点では不明ですが、使えるホテルがホテルインターコンチネンタル東京ベイとストリングスホテル名古屋で両方共に良いホテルなので、個人的には1枚30000円くらいはいくんじゃないかな?と現時点では思っています。 なので10000株保有時の総合利回りは3.4%(12+8=20円)と考えます。 、、、ところで、全世界を曇天の雲のように覆っていたコロナ禍が完全に終了して自由に行動できる時代が戻ってきました。そして私も仕事やプライベートで東京や大阪などの大都会に頻繁に出かけるようになりました。 ところが円安に伴うインバウンド需要の増加や激しいインフレの影響でしょうか、この2年間くらいでホテル代がどんどんどんどん値上がりしています。最近だと週末にちょっといいホテルに泊まろうとすると平気で「1泊10万円」くらいするので、ちょっと閉口していました。 そういう「プチぼったくり気味なダイナミックプライス」の高額なホテル代をぶつぶつ文句を言いながらしぶしぶ払い続けているうちに、「ちょっと待てよ。こういう自分の消費者としてのピンチは、絶対に投資家としてのチャンスに変換できるはずだ。」とハタと思い付きました。 そして「必ずどこかに秘密の抜け穴があるはずだ」と決め打ちして、「あーでもない、こーでもない」と色々と考え続けているうちに、「そうだ、ブライダル事業で磨き上げた高いホスピタリティ能力をうまく生かして高級ホテルをたくさん運営していて、宿泊代高騰の追い風の恩恵をダイレクトに享受しているツカダグローバルに大きな投資チャンスがある。」と気付いたのでした。 それでは「オメー、インバウンド需要&インフレのどさくさに乗じて高級ホテル事業でプチぼったして儲けてるんじゃないの?」という疑惑の目で、改めてツカダを皆様一緒に目をかっぽじって見てみましょう。 下記の通り、海外2つを含む7つのホテルを経営しています。この中で「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」は何度か泊まったことがあります。品川と言う都心にありながら静寂の大空間が広がっており、抜群に美味しい朝食も含めて素晴らしい高級ホテルです。 あと、その品川のインターコンチに泊まろうと思って、間違って「インターコンチネンタル東京ベイ」の宿泊予約を取ってしまったことが1度あって仕方なく泊まったのですが、(汗)こちらも結果としてはかなり良いホテルでした。(上記データは2024年12月期決算説明会資料より引用) ホテルセグメント利益は2024年12月期で前期から53.9%増の36.7億円となっています。やっぱりしっかりと稼いでいましたね。(上記データは2024年12月期決算説明会資料より引用) 平均客室単価も41667円と急上昇しています。コロナ前を遥かに超える水準となっています。「都会のホテル代が高騰している」という一消費者としての実感にもぴったりと合うデータですね。(上記データは2024年12月期決算説明会資料より引用) 2024年に新たに3つのホテルへ投資しています。社長さんはその「トランプの絵札」みたいな巻き髪のゴージャスなルックスからしてただものではないだろうと元々思っていましたが、 チャンスと見れば一気呵成に攻める姿勢が素晴らしいですね。(上記データは2024年12月期決算説明会資料より引用) そして私が一番惹かれた資料がこちら。ホテル事業は2024年の6棟1029室が2027年には11棟2089室へと「ほぼ倍増」する というのです。これがうまくいけば更に大きな利益成長を遂げられるかもしれないですね。(上記データは2024年12月期決算説明会資料より引用) また、「祖業」である婚礼セグメントも実は大きく回復しています。(上記データは2024年12月期決算説明会資料より引用) 特に式場の婚礼運営を積極的に受託してリスクを抑えながら利益を上げる戦術を徹底しているのがいいですね。ウェディング関連には破綻したり事業を辞める会社が続出しており、新型コロナの大ピンチを何とか生き残ったツカダは「残存者利益」を得られる絶好のポジションにいるようにも見えます。(上記データは2024年12月期決算説明会資料より引用) 以上をまとめると、ホテル事業は急成長中、ブライダル事業はしっかりと回復中 ということですね。(上記データは2024年12月期決算説明会資料より引用) そして、ここまで見てきたようにブライダルで培ってきたノウハウを応用できるホテル事業の伸長で、今後数年間で急成長できそうな今のツカダグローバルがPER僅か5倍ちょっとと言うのは非常に魅力的なんじゃないか?と自分は思って多めに買ったのでした。 2027年くらいまでのここから2、3年の中期目線で、「利益成長でEPS150円×許容PERが2倍に上昇で10倍」で、ダブルプレイで株価1500円くらいは楽に目指せそうに個人的には感じています。 と言うのは、過去15年のPER推移を見ても「PER10倍」というのは特に無理がある目標とは思わないからです。↓(上記データはIRバンクより引用) 更に今のツカダは2024年12月期、2025年12月期と連続最高益更新予定の業績好調で「未来が極めて明るい」状態にあり、許容されるPERレンジが上がっても全く不思議ではないと考えるからです。↓(上記データはかぶたんプレミアム+エレフォロ拡張より引用) 以上を総合的に考えると、ワイの目の前には「ちょっと分かりにくい、でも滅多に無い大チャンス」がチューリップ満開🌷のお花畑の様に広がっている気がしています。皆様の評価はいかがでしょうか?2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Mar 23, 2025
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さて今日は 2024~25主力株概況シリーズ です。今シーズンもついに100位まで到達しました。100位 8386 百十四銀行 (東P、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額100位の上位銘柄は、香川県を地盤に岡山県や大阪府など瀬戸内地域に展開し、資金量は四国で2位の百十四銀行です。 現在の株価は5850円、時価総額1675億円、PBR0.47、自己資本比率は6.1%、今期予想PER9.50、配当利回り3.7%(216円)、総合利回り4.1%(216+25=241円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で2500円相当、500株保有で5000円相当の香川県特産品(カタログより選択)などです。 優待カタログには地元香川県産の素敵な品物が多く、独自性があってとても素晴らしいと思います。 過去の優待品選択例をご覧いただきましょう。香川県の「裏名物」である、「骨付鶏セット」です。今や全国区人気の讃岐うどんほど有名ではないですが、これが実に美味しいんですね。 「ムキマッチョ」を目指してもう丸8年間ずっと筋力トレーニング中のワイにぴったり。 たくさんのスパイスが滲み込んでいて、本能に訴えかけてくる旨さがあります。 まさに骨までしゃぶり尽くす美味しさ。! もういっちょ、シャインマスカットです。 Xで、「炭酸水に漬け込んだら美味しくなるよ」と読んだので実験してみました。 実がパンパン。 口に含むと、シュワシュワではじけ飛ぶ美味しさ。! さて私は百十四銀行に関してはしばらく前に優待MAXとなる500株を残して売却してしまっておりました。ところが11月7日に1000株優待の追加が発表されたので、「これは仕方ない。買い戻そう。」と考えて急遽1000株体制に戻したのでした。正に「安く売って高く買い戻す」の典型となってしまいました。(汗) ま、いずれにせよ、今後の業績推移を厳重に監視しながら、引き続き楽しくホールドして応援していく予定です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Nov 10, 2025
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さて今日は当ブログ一番人気を誇る 2022~23主力株概況シリーズ です。 41位 7551 ウェッズ (東S、9月優待) ◎◎ PF時価総額41位の上位銘柄は、アルミホイール主体の自動車部品・用品卸でトップクラスのウェッズです。 2013シーズン34位、2014シーズン29位、2015シーズン34位、2016シーズン26位、2017シーズン27位、2018シーズン39位、2019シーズン45位、2020シーズン45位、2021シーズン50位とずっとPF上位の一角の地位を維持し続けている実力派銘柄ですが、今年2022年も「10シーズン連続」でそのポジションを守ってここでゆるゆると登場してきました。♬ 現在の株価は618円、時価総額100億円、PBR0.67、自己資本比率は60.4%と良好、今期予想PER6.40、配当利回り4.9%(30円)、総合利回り5.2%(30+2=32円)で、優待は1000株保有で2000円相当、2000株保有で5000円相当、10000株保有で10000円相当、20000株保有で20000円相当のクオカードです。尚10000株以上を3年以上継続保有(株主名簿に同一株主番号で連続7回以上記載)の場合、クオカードは1000円増となります。 次に、これが長期保有分の優待となります。↓ まとめると、こんな感じです。 さてウェッズの5000円クオカードが財布に入っていると、コンビニで常に「王様気分」で買物が出来て非常に気持ちがいいです。(笑)「苦しゅうない、欲しいものは何でも買ってやるぞ。」と思いながら店内をご機嫌で巡回できるからですね。 株主優待には精神を高揚させる、日々の生活を彩り豊かで楽しいものにしてくれるという大きな効用があり、これが我々優待族が「市場で最も長生き種族」であり続けている秘密 の一つとなっています。 「楽しいことは長続きする」んですね。♬ さてウェッズはあまり成長力はないですが、指標的に十分に割安ですし、またしっかりとした総合利回りも出ていますし、自己株式の償却をする、 今期の様に業績が好調な時にはしっかりと増配する など「株価に意識を向けた経営」をしてくれていますし、非常に安定感のある良い銘柄です。 また今期の業績好調ぶりにはちょっと目を引くところがあり、下記の四半期毎の業績推移を見ても明らかに前期とは異なる快走が続いています。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) ウェッズのアルミホイールは「リーズナブルな価格の割にクオリティが高い。」ので、それがついに評価されてのことかなあと思って、ホルダーとして嬉しく思っています。 ところで前世紀の大投資家の ジェラルド・M・ローブ は、 あなたの持っている銘柄全てが資金全体の値上がりに貢献すべきだ。それは、ボートの漕ぎ手全員が力を出し切らなければならないのと同じ理屈である。 と述べました。 そして私はこのローブの金言を常に胸の真ん中に抱いており、ポートフォリオ最上位銘柄に関しては、リスクとリターンのバランスを毎日毎日極限まで突き詰めて考え、常に最も期待値が高いと考えるところでコチコチに固めて戦っています。 また基本的には、「リスクを取ればとるだけそれだけリターンも良くなる。」と永遠の3歳児のようにシンプルに考えています。「背伸びをするだけして実際にこれからも身長が伸びるように日々精進していく。また継続的な筋トレで全身のマッチョ化を目指し、同時に資産は長州力のようにどこまでもプクプクとふくよかに大きく、極限の筋肥大を目指す。」という立場です。 ただ正直に言って、緊張感のある銘柄ばかりだと「ちょっと疲れる」のも事実なのです。尊敬するローブ先生に反論するわけではないのですが、実際のポートフォリオ運営ではある程度の「不真面目さ・おふざけパート」や「遊び」の部分がないと何だか楽しくないし、リラックスして戦えないのです。 あまりにもキチキチに攻撃的なPFを組むと、なんというか精神的に「最短距離でコーヒーの絞りかす」になってしまいそうな、燃え尽きてしまいそうな感覚があるんですね。 そういった意味で、指標的に十分に割安で、過去25年間一度も赤字が無く、還元意識が強い性格をしていてとても株主思いで、更に株価推移もマイルドなここウェッズは、私にとって心地良い「午後の紅茶」的な銘柄なのです。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) これからもポートフォリオのこのくらいの順位で「癒し系優待バリュー株」であるウェッズを緩々とホールドして楽しく応援していけたらいいなあ、日々のポートフォリオ運営では常にそういう余裕を持ち続けたいなあ、そう考えています。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Feb 5, 2023
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さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。97位 7683 ダブル・エー (東G、1・7月優待) ○ (バリュー投資家としての評価) ◎◎ (優待族としての評価) PF時価総額97位は、婦人靴の製造小売りを日本と中国、香港で展開し、生産は中国協力工場に委託しているダブルエーです。「優待株いけす」から抜け出し、今回初めてのポートフォリオ上位進出を果たしてきました。 現在の株価は1311円、時価総額250億円、PBR2.29、自己資本比率は78.2%と良好、今期予想PER16.89、配当利回り1.3%(17円)、総合利回り7.1%(17+76=93円、優待券はメルカリ平均価格の3800円で換算)で、優待は年2回、100株保有でORiental TRaffic ONLINESTOREで使えるお好きな商品(靴、バッグ、シューケア商品等)無料券1枚、600株保有で更にプラスして高級靴ブランドの卑弥呼公式サイトで使える靴1足の無料券です。 実際の選択例をいくつか見ておきましょう。 ダブルエーの靴は価格に対しての品質も高いです。 そして2025年10月9日のことですが、「メンズスニーカー販売開始」というビッグニュースが飛び込んできました。しかもそれが株主優待券で貰えるというのです。! 卑弥呼のメンズラインも良さそうだなー。これが600株保有で年2回貰えるのは嬉しい。 さて私は早速お店にメンズの靴の実物を見に行ったのですが、レディース用と一緒で相変わらず価格に対してのお得感が強いですし、履き心地も歩き心地も非常に良いものでした。ダブルエーの商品と言うのは以前から「靴のプロからの評価が高い」というのは情報として知ってはいたのですが、それを自分でしっかりと体験しました。 そして、「ほほー、これはメンズスニーカーとして非常に戦闘力が高いな。女性用が以前から評判がいいのが身をもって良く分かった。今後メンズラインをうまく拡大していけるようなら、単純に女+男で売り上げは2倍ということになるし、これはかなり面白いな。」と考えて、すぐに買い増しをしたのでした。 ダブル・エーは、優待力と成長力を併せ持った、極めて魅力的な 優待クオリティ株 であると高く評価しています。(かぶたんプレミアム+エレフォロ拡張より引用) 今期業績に関しては進捗が悪くて個人的には下方修正が出る気もしますが、同時に優待改悪が無い限りは株価的なダメージはほとんどないだろうとも見ています。男性用の靴が選べるようになってもともと高い優待パワーが更に激増したことと、高い総合利回りが「優待エアバッグ」として作動すると考えられるからです。 また私のリサーチの範囲では「当面、優待改悪はなさそう。」でもあります。私達投資家は タレブの言う反脆い 、「ピンチの時に安全装置が働くポートフォリオ」を作成しなくてはならないわけですが、ここダブルエーは指標的には高いものの、ある程度その条件を満たしていると考えています。 今後ポートフォリオ上位の一角に据えて楽しく戦っていく所存です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項当シリーズは、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Oct 30, 2025
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト135位反脆弱性(ナシーム・ニコラス・タレブ著、2017年、ダイヤモンド社) の第2弾です。 今日は、いきなり驚異的な出来である プロローグ から。 II. 反脆さ 衝撃を利益に変えるものがある。そういうものは、変動性、ランダム性、無秩序、ストレスにさらされると成長・繁栄する。そして冒険、リスク、不確実性を愛する。こういう現象はちまたにあふれているのに、「脆い」のちょうど逆に当たる単語はない。本書ではそれを「反脆い(はんもろい)」または「反脆弱」(antifragile)と形容しよう。 反脆さは耐久力や頑健さを超越する。。。反脆いものは衝撃を糧にする。 反脆いものはランダム性や不確実性を好む。つまり、反脆いものはある種の間違いさえも歓迎するのだ。 反脆さがあれば、人は考えるより行動するほうがずっと得意になる。ずば抜けて頭はよいけれど脆い人間と、バカだけど反脆い人間、どちらになりたいかと訊かれたら、私はいつだって後者を選ぶ。 一定のストレスや変動性を好むものは、身の回りにいくらでも見つかる。経済システム、人間の身体や精神、それから栄養だってそうだ(糖尿病のような現代病の多くは、食事のランダム性やたまの絶食というストレスがないことと関連があるようだ)。また、反脆い金融商品なんてものまである。そういう商品は、市場のボラティリティ(変動性)で利益が出るように意図的に設計されている。 反脆さを理解することは、脆さをもっと深く理解することに通じている。病気を減らさなければ健康にはなれないし、まず損失を減らさなければ金持ちにはなれない。それと同じで、反脆さと脆さは同じスペクトル上に並んでいるわけだ。 「ガーン!!」。 冒頭のこの2ページを読んだだけで、私は頭を金属バットでフルスイングされたような衝撃を受けました。「投資家としての長生きに繋がる秘訣」としてぼんやりと認識はしていたけど、それをはっきりと表現することができなかったことが、明白に「言語化」されていたからです。 良く、「投資家という人種は、世の中の様々な変動や危機をお金に変える変態的な能力を持っている。」などと言われることがありますが、これがまさにタレブの言う「反脆さ」ということなんですね。 また私自身は、「上げ相場にはそれなりに追随し、下げ相場には優待パワーで抵抗する」性質を持っている、「優待バリュー株投資手法」を独自考案し専門としている投資家なのですが、私がこの手法を愛好しているのも、そして同時に「世界最弱」と称されるここ日本の地獄の株式市場で元気に22年間を生き抜いて来られたのも、それが実は「反脆さ」のあるやり方だったからなんだ、ということにも気づきました。 厳しい投資の世界で生き延びるために、タレブの言う「反脆さ」のある投資手法・銘柄選択をすることは極めて重要です。つまり、この本はあらゆる投資家にとって必読書ということです。それでは次回からはディープ過ぎるタレブワールドにいよいよ踏み入っていきましょう。(続く)
Dec 12, 2022
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さて今日は、2024~25主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP20銘柄をまとめておきます。 1~10位11位 5283 高見澤 日本を代表するなめ茸優待株ですね。12位 7533 グリーンクロス 輝ける福証の星☆彡ですね。13位 9990 サックスバーホールディングス ワイのポートフォリオの司令塔となる、5代目絶対基準優待バリュー株ですね。14位 9310 日本トランスシティ ワイの「優待倉庫&物流関連株バルクプロジェクト」で時価総額TOPの銘柄ですね。15位 8877 エスリード 徹底したローリスク経営を志向しており、マンデベとしては相対的な安心感の高い素敵な銘柄ですね。16位 7846 パイロットコーポレーション 「THEクオリティ銘柄」ですね。17位 1605 INPEX 日本唯一の黄金株発行企業ですね。18位 1438 岐阜造園 造園緑化専業で唯一の上場会社ですね。19位 3289 東急不動産ホールディングス この東急不動産HDクラスの銘柄をもっとたくさん集めてPF上位に集結させるのが、今の私の最大の目標ですね。20位 4690 日本パレットプール 「物流2024年問題」で大きな恩恵を受けられそうな銘柄の1つですね。 以上、2024~25ポートフォリオTOP20銘柄のまとめ でした。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Sep 13, 2024
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さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。99位 8098 稲畑産業 (東P、9月優待) ◎ PF時価総額99位の上位銘柄は、化学専門商社で住友化学系ですが稲畑オーナー色もある稲畑産業です。2021シーズンに96位で上位に初登場となった銘柄ですが、今シーズンもその地位を維持して4シーズン連続での登壇となりました。 現在の株価は3480円、時価総額1869億円、PBR0.91、自己資本比率は46.2%、今期予想PER9.43、配当利回り3.4%(128円)、総合利回り3.8%(128+5=133円)で、優待は100株保有で500円相当のクオカードなどです。 稲畑産業は指標的に割安ですし、過去の業績推移も高いレベルで安定していますし、業績は好調ですし、総合利回りもまずまず出ていますし、率直に言って魅力的な銘柄です。日本株市場は依然として「割安株の宝庫」と思いますね。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項当シリーズは、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Nov 6, 2025
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さて今日も2021~25PF概況シリーズです。634位 8040 東京ソワール(東S、6・12月優待) ◎ PF634位は、婦人フォーマルウェア専業トップで、百貨店、スーパーが主販路の東京ソワールです。 現在の株価は1062円、時価総額41億円、PBR0.36、自己資本比率は72.1%、今期予想PER11.13、配当利回り4.2%(45円)、総合利回り5.0%(45+8=53円、優待券はメルカリ平均の1セット400円で換算)で、優待は100株保有で年2回優待クーポンコード+20%割引優待券各3枚などです。 私は優待券を使う当ては特になかったのですが、最近優待付きのアパレル株を根こそぎサルベージしながら収集している関係で、「東京ソワールは指標的にも安いし、ここもバルクでついでに買っとこう」ということで2025年9月に新規参戦しました。 自分は色々なものの収集癖があるのですが、「優待株集め」もその大切な営みの一つなんですね。
Nov 9, 2025
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さて私は、「その時々で最も不人気なセクターの銘柄、可能ならば出来る限り優待付きの子をまとめ買いして、それらの長期的なパフォーマンスを楽しく観察する。」というバルクプロジェクトを投資手法の根幹の1つに据えています。そして現在ではこのアイデアによる戦いはその概念が広く拡張されて、多くの戦いが同時進行で粛々と続いています。 またこの数年間を見ると、「優待地銀株バルクプロジェクト」と「優待メディア株バルクプロジェクト」が大ヒットとなりました。また現在資金投入を続けながら継続中の「優待物流・陸運・倉庫関連株バルクプロジェクト」もついにテイクオフして次のヒット企画になりそうな気配です。 そういったことの影響でしょうか? 最近オフ会なんかに顔を出すと、初対面なのに話して数十秒後に「あの、みきまるさん、なんか新しいバルクプロジェクトとかは始めてないんですか?」という質問を受けることが凄く多くなっています。なので、このシリーズには極めて高い潜在需要があるんだなと実際にリアルで体感してもいます。(笑) それでは今日はその最新作の1つである、「優待お魚株バルクプロジェクト2025」の実態を見ておきましょう。プロジェクトはつい先週に始まったばかりで、生まれたてのホヤホヤです。水産業界には指標的に割安な銘柄が非常に多いんですね。 まず最初にどうして「お魚優待株」に目を付けたのかを説明しておきましょう。1. ワイはくるくる寿司が大好きで特にスシローに良く行くのですが、この数年でお寿司の値段が明らかに高くなった。それでもお客さんの数は減っておらず、「お魚はインフレで間違いなく着実に値上がりしている。でもお客さんは渋々ながらも受け入れてそれに付いてきている。ということは水産業界は価格転嫁がしっかりと出来ていて利益を上げやすくなっている。これはチャンスだ。」と思ったこと。2. お魚優待株からは、名前通りで当たり前だが海産物やお魚の缶詰優待が貰える。そしてこれらには健康に有益な栄養素がたっぷり含まれている。具体的に言うと、サバやイワシなどの青魚に含まれるDHA・EPAは血液をサラサラにし心臓病や脳卒中のリスクを低減してくれる。またセレンやビタミンEなどの抗酸化物質による老化防止作用もある。つまり、「お魚優待株をたくさん買うと、日々の食卓にお魚が溢れることを通じてより健康で長寿になれる」可能性が高まる。 以上です。 それでは早速2025年7月20日現在の最新のセットリストを見ていきましょう。全体では3200万円程度のサイズとなっています。 トップを飾るのは時価総額1700万円程度でワイの全体PFでもTOP30に入賞している1301極洋です。指標的な割安さ、お魚インフレの追い風を全面に受けて明白にギアチェンジしたこの数年の高い成長力、ハイクオリティで抜群に美味い缶詰優待の3拍子が揃っており、極めて高い総合戦闘力があります。正直全体PFでももう少し上の順位で戦えるんじゃないかな?と感じるくらいに良い株で、現在プロジェクトの絶対エースとなっています。 特に300株優待品の「紅ずわいがに」はマジで泣くほどにうまい。↓ 身が詰まり過ぎてて、カニがぴんこ勃ち! ↓ 準エースには時価総額500万円弱で2銘柄が揃い踏み。1つは食品事業と漁網・漁具などの海洋事業が2本柱の8091ニチモウ。ここは現時点では非優待株ですが、四季報に「株主優待実施も視野」とあり、優待新設リーチ状態かつ極めて割安なため、フライングゲットでプロジェクト上位に抜擢。↓ 優待品に良さそうなアイテムがたくさんで新設前から既によだれが止まらない。個人的にはデカいホタテが欲しい。↓ もう1人の準エースは、大阪市中央卸売市場の水産物卸売りで国内最大規模を誇る8041OUGホールディングス。指標的に激安で優待内容も良く、エースの極洋に次ぐ総合戦闘力を誇る。 海老がブリンブリンに肉厚で、うまい。! ↓ このTOP3銘柄以外はどこも小粒ですが、優待品が抜群なところをあと1つだけプレゼンさせてください。9955ヨンキュウですが、ここの自社子会社優待うなぎがとにかく美味しい。 なぜそんなに抜群なのかと言うと、ヨンキュウの優待鰻は最新の閉鎖循環システムを使って完全無投薬で大切に育てられているからです。 とても肉厚で、見た瞬間に直感で「あっ、これは絶対に美味しいやつや!」と分かります。我々人間にはこういう「格の違うもの」を瞬時に見分ける生来の能力が備わっています。イ●ンで良く売ってる中国産のガリガリのやつとかは、根本的にすべてが異なります。 食べれば中がフワフワで生臭さが一切なく、正に異次元の美味しさです。株価にはやや割高感がありますが、ヨンキュウの株価はファンダメンタルズではなく、ウナギメンタルズで出来ていると理解して頂ければ幸いです。 以上をまとめた「初代 優待お魚株バルクプロジェクト」のセットリストがこちらです。↓(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用) 最後に皆様にお願いがあります。お魚プロジェクトはまだ始まったばかりで、私が見逃している銘柄も多分あると思います。「みきまるさん、この株もいいよー」と言うものがありましたら、是非Xのコメント欄で教えてください。バルクプロジェクトシリーズ 免責事項各バルクプロジェクトシリーズ は、私の投資家としての遊び心から「エンターテインメントとパフォーマンスの両立」を賭けて、また同時に「投資を極限まで楽しむことを通じてより良い投資家になる」ことを目指して全力で取り組んでいるものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私は「未来を見通せる魔法の水晶玉」を持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jul 20, 2025
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さて今日は通常の2021~25PF概況シリーズです。622位 9993 ヤマザワ(東S、2・8月優待) △ PF時価総額622位は、山形県地盤の食品スーパーのヤマザワです。 現在の株価は1156円、時価総額127億円、PBR0.48、自己資本比率は47.1%、今期予想PER178.0、配当利回り2.3%(27円)、総合利回り4.0%(27+18.8=45.8円)で、優待は「100株保有&6か月以上継続保有を条件」として、山形県・宮城県外の在住株主には2月に1000円相当の全国共通ギフト券 8月に山形・宮城・秋田県外在住株主に山形県の新米セット2キロ などです。 ヤマザワはここ10年位、以前と較べて急激に業績を落としています。東北地方の人口減、薬王堂などの食品併売型ドラッグストアの躍進などが複合的に関係しているのだと思いますが、今後果たして復活出来るのか? それともこのままじり貧が続くのか?を非常に興味深く見守っています。
Oct 14, 2025
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いやあ、このところ寒いですね。今日は温まるために、ワイエスフード(3358)が九州中心に経営している筑豊ラーメンの「山小屋」に久々に出かけてみました。 ワイエスフードは2005年2月の上場以来、ほぼ一貫して綺麗に株価が下がり続けており、一時期はヤフー掲示板もかなり荒れていて 「何が筑豊ラーメンだ、塩漬け専門の塩ラーメンの店に改装しろ!」などと言う怒りの声も渦巻いていました。 ただ、このところは株価もほぼ下げ止まったようで、ヤフー掲示板も静かなものです。 現在の株価は69700円で配当は2000円(3月)、優待は1株以上で2000円、5株以上で12000円、10株以上で25000円の食事券(9月)です。たくさん買うと優待率がアップすると言う、優待族泣かせの渋い優待設定です。 配当+優待の総合利回りは優待券を自分で使った場合には5.7~6.5%(保有株数により異なる)、優待券はオークションで70%前後で売却できるので、売却した場合には4.9~5.4%とまずまずです。 さて、前置きはこのくらいにしてラーメン、食べてみましょう。 山小屋は、お店によってラーメンの味が微妙に異なりますね。去年の5月に違う山小屋で食べたのですが、今回のお店の方が美味しかったです。というか前も思ったのですが、ここの餃子はかなり旨いですね。 ラーメンは細麺でぺろりと食べられます。 迷わず替え玉もぺろり。 これだけ食べても2000円行かないので、優待券は使い切れませんでした。 指標的にはPBR1.03倍、四季報予想PER18.0倍と滅茶苦茶安いわけではないですが、配当+優待の総合利回りがかなり高い銘柄で今期の業績も想定線なので、大きな下値不安はないだろうと考えています。 ワイエスフードは店舗が九州・西日本に偏っているのが大きな弱点なのですが、最近になって優待券を返送すると山小屋の商品と交換できるように優待が変更されました。 この優待変更で、ワイエスフードは全国の優待族の方に検討して頂ける銘柄になるのではないかと期待しています。
Jan 8, 2007
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さて今日は当ブログ一番人気を誇る 2024~25主力株概況シリーズ です。 30位 7551 ウェッズ (東S、9月優待) ◎◎ PF時価総額30位の上位銘柄は、アルミホイール主体の自動車部品・用品卸でトップクラスのウェッズです。 社長さん、まるで俳優さんの様なお名前ですね。 2013シーズン34位、2014シーズン29位、2015シーズン34位、2016シーズン26位、2017シーズン27位、2018シーズン39位、2019シーズン45位、2020シーズン45位、2021シーズン50位、2022シーズン41位とずっとPF上位の一角の地位を維持し続けている実力派銘柄ですが、今年2024年も「12シーズン連続」でそのポジションを守ってここでゆるゆると登場してきました。♬ 現在の株価は610円、時価総額98億円、PBR0.61、自己資本比率は63.3%と良好、今期予想PER6.99、配当利回り4.4%(27円)、総合利回り4.8%(27+2=29円)で、優待は1000株保有で2000円相当、2000株保有で5000円相当、10000株保有で10000円相当、20000株保有で20000円相当のクオカードです。尚10000株以上を3年以上継続保有(株主名簿に同一株主番号で連続7回以上記載)の場合、クオカードは1000円増となります。 さてウェッズの5000円クオカードが財布に入っていると、コンビニで常に「王様気分」で買物が出来て非常に気持ちがいいです。(笑)「苦しゅうない、欲しいものは何でも買ってやるぞ。」と思いながら店内をご機嫌で巡回できるからですね。 株主優待には精神を高揚させる、日々の生活を彩り豊かで楽しいものにしてくれるという大きな効用があり、これが我々優待族が「市場で最も長生き種族」であり続けている秘密 の一つとなっています。 「楽しいことは長続きする」んですね。♬ さてウェッズはあまり成長力はないですが、指標的に十分に割安ですし、またしっかりとした総合利回りも出ていますし、非常に安定感のある良い銘柄です。 ウェッズのアルミホイールは「リーズナブルな価格の割にクオリティが高い。」ので、それが堅調な業績推移に繋がっているものと個人的には考えています。 ところで前世紀の大投資家の ジェラルド・M・ローブ は、 あなたの持っている銘柄全てが資金全体の値上がりに貢献すべきだ。それは、ボートの漕ぎ手全員が力を出し切らなければならないのと同じ理屈である。 と述べました。 そして私はこのローブの金言を常に胸の真ん中に抱いており、ポートフォリオ最上位銘柄群に関しては、リスクとリターンのバランスを毎日毎日極限まで突き詰めて考え、常に最も期待値が高いと考えるところでカチカチに固めて戦っています。 また基本的には、「リスクを取ればとるだけそれだけリターンも良くなる。」と永遠の3歳児のようにシンプルに考えています。「背伸びをするだけして実際に身長が伸びるように日々精進していく。また継続的な筋トレで全身のマッチョ化を目指し、同時に資産は長州力のようにどこまでもプクプクとふくよかに大きく、極限の筋肥大を目指す。」という立場です。 ただ正直に言って、緊張感のある銘柄ばかりだと「ちょっと疲れる」のも事実なのです。尊敬するローブ先生に反論するわけではないのですが、実際のポートフォリオ運営ではある程度の「不真面目さ・おふざけパート」や「遊び」の部分がないと何だか楽しくないし、リラックスして戦えないのです。 あまりにもキチキチに攻撃的なPFを組むと、なんというか精神的に「最短距離でコーヒーの絞りかす」になってしまいそうな、燃え尽きてしまいそうな感覚があるんですね。 そういった意味で、指標的に十分に割安で、過去25年間一度も赤字が無く、還元意識が強くて株主思いで、更に株価推移もマイルドなここウェッズは、私にとって心地良い「午後の紅茶」的な銘柄なのです。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) これからもポートフォリオのこのくらいの順位で「癒し系優待バリュー株」であるウェッズを緩々とホールドして楽しく応援していけたらいいなあ、日々のポートフォリオ運営では常にそういう余裕を持ち続けたいなあ、そう考えています。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Oct 30, 2024
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さて今日は久しぶりに当ブログ一番人気の 2024~25主力株概況シリーズ です。このあたりのランクにはフレッシュな銘柄がぎっしりとひしめきあっています。引き続きお楽しみください。36位 8043 スターゼン(東P、3月優待) ◎◎ PF時価総額36位の上位銘柄は、食肉卸首位で全国に販売網を持つスターゼンです。2017シーズンに50位でシリーズに初登場して以来ずっと上位に鎮座し続けている実力派銘柄です。 ここは11月14日に「DOE(連結純資産配当率)3%を目指す」という配当方針の明確化とそれに伴う増配が発表されたにも関わらず、株価が全く反応しませんでした。 私は「スターゼンは地味ながら成長力もあるし、指標的にも十分に安いし、総合利回りも上がったし、DOE導入で今後は実質的に累進配当となるし、この株価位置なら余裕でPF上位で戦えるな。」と考えて大きく買い増ししたため、今シーズンは順位を上げて早くもここで出てきました。 現在の株価は2912円、時価総額569億円、PBR0.72、自己資本比率は46.6%、今期予想PER5.16(但し今期は特別利益込み。過去数年のガチンコの実力だとPERは8倍くらい)、配当利回り3.8%(110円)、総合利回り4.3%(110+15=125円)で、優待は3月株主に200株保有で3000円相当、1000株保有で5000円相当、2000株保有で10000円相当の自社製品です。それ以外に100株保有でギフトやおせちの20%割引販売もありますが、これらは優待族的にはカウント外(0円換算)です。 今日は過去の2000株優待品の実例を2つ見ておきましょう。 1番目はさつまビーフ「サーロインステーキ」190グラム×3枚(冷凍)です。 私は毎回、グリルで脂を落として、ヘルシーに戴いています。 2番目は、さつまビーフ肩ロース すき焼き用600グラムです。 サシが綺麗だなあ。。。 さて前述したとおり、スターゼンは指標的にも割安ですし、中長期でみるとマイルドながら成長力もありますし、総合利回りもしっかりと出ていますし、万年不人気ですが非常に良い銘柄と思います。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 優待族&バリュー投資家の「2足の草鞋(わらじ)」を履く私の視点から見ると、「スターゼンはちょっと過小評価に過ぎるんじゃないかなあ?」というのが率直な感想です。 着実に成長している(クオリティ株)&指標的に分かりやすく安い(バリュー株)の2つのファクターを同時に高レベルで満たしているからです。過去の経験上、こういった銘柄では時間はかかっても勝てることが多いんですね。 ちなみにスターゼンの業績好調の理由ですが、私は下記の2つが大きいと個人的には考えています。1. ライフスタイルの変化で日本人が以前よりお肉をたくさん食べるようになったこと。具体例を1つ挙げると外食の王様である 2702マクドナルド の 既存店月次推移は過去3年間で見て「1か月を除いてすべてプラス推移」 となっている。 ちなみにスターゼンは、その日本マクドナルドのビーフパティ専用工場として 千葉工場 を持っているのですが、旧Xの生成AIであるGrok2によると、ここが「国内最大のビーフパティ工場」だそうです。2. この数年急速に進むインフレで食料品の価格が高騰しており、それがスターゼンにプラスに働いていること。 ま、いずれにせよ、今の株価位置のスターゼンには「旨味がたっぷり」あると思います。PF上位の一角で戦って当然の総合戦闘力抜群の銘柄ですね。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の無重力の宇宙ステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Dec 22, 2024
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さて今日は、2024~25主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP60銘柄をまとめておきます。今シーズンも終盤戦なので、今日は過去に紹介してきた銘柄達のその後の命運を俯瞰し、最新の評価も一部に付記しておきます。 1~10位 1位の韓国造船海洋、2位のニッピは大きく上昇しましたが、両社共まだここから全然イケる、上を目指せると考えています。また6位の7228デイトナ、8位の6623愛知電機、9位の3181買取王国は依然として非常に安いと思いますね。 11~20位 この中では、11位の5283高見澤、18位の1438岐阜造園が依然として安いと思いますね。 21~30位 21位の4365松本油脂製薬、24位の9027ロジネットJ、26位の7485岡谷鋼機、27位の7614OM2と、ここは依然として激安銘柄が多いですね。 31~40位 この中では、31位の9057遠州トラック、36位の8043スターゼン、40位1301極洋が今でも安いと感じますね。 41~50位 指標的には激高なんですが、41位の3561力の源HDは大化けする可能性はあると思いますね。何故ならラーメンが圧倒的に美味いからです。 、、、前置きが長くなりました。それでは次に51~60位を見ていきましょう。51位 2418 ツカダ・グローバルホールディング ホテル部門が絶好調で、「攻めの投資」として抜群に面白い銘柄と思いますね。52位 5832 ちゅうぎんフィナンシャルグループ ワイの優待地銀株バルクプロジェクトの重鎮銘柄ですね。53位 8367 南都銀行 奈良県「唯一の地銀」にして、県内融資&預金シェア5割と地元では圧倒的なパワーを誇る、「奈良県の帝王」ですね。54位 4676 フジ・メディア・ホールディングス 最強のファミリーオフィスである「村上ファンド」を始めたとした大量の強面のアクティビストがオラオラと集まってきており、今後どうなるのか全く分からない状況ですね。55位 7520 エコス いぶし銀で激渋ですが、いい銘柄ですね。56位 9404 日本テレビホールディングス 地味にHuluの優待新設は嬉しかったですね。57位 4754 トスネット ここは、将来的に大株主2位のセコムによるTOBが来ても不思議ではない感じが自分にはしますね。58位 9267 Genky DrugStores 既存店月次推移も好調ですし、成長意欲が強いですし、非優待株であるという極めて大きな減点材料を加味してもなお、PF上位で戦える総合戦闘力を維持していると考えています。59位 7167 めぶきフィナンシャルグループ 地銀上位で、力のある銘柄ですね。60位 3001 片倉工業 私は「会社を丸ごと買い取って後でバラして売ったら凄く儲かる片倉的な銘柄」が、「控えめに言って大好き」ですね。 以上、2024~25ポートフォリオTOP60銘柄のまとめ でした。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
May 18, 2025
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本日、当ブログはめでたく 開設20周年 を迎えることが出来ました。 この20年の間には、ホリエモンショック、リーマンショック、東日本大震災、コロナショックなどの幾多のピンチがありましたし、よくここまで生き抜けたなと思います。実際に途中で死んでしまってもおかしくないギリギリの状況も何回かありました。 それでもこの20年間元気にブログを続けてこられたのは、自分で概念を発明しまた同時に専門としている 「優待バリュー株投資手法」 が持つ 「反脆さ」 のおかげだろうと考えています。 さて日記を始めた20年前のこの日 2005年10月29日 のことは今でもよく覚えています。その数日前から、「よし、自分もブログなるものを始めて見るぞ。誰もやっていない、優待とバリューを融合させた、ワイ独自の奇想天外な投資法がどこまで通用するのかを全世界に発信するんだ。」とずっとそわそわしていて、ついに覚悟を決めて日記を書き始めたのでした。 やって見ると、最初の瞬間から自分の中にいくらでも言葉が泉のように湧き出てくる感じで、「これはたまらん。♪♪♪ 滅茶苦茶面白い遊びを見つけてしまった。!!!」と大興奮しました。 それまでヤフーの色々な個別銘柄の掲示板を根城にして活動していて色々な不自由と限界を感じつつあった私にとっては、「自分自身を思いのままに、存分に表現できるメディア」であるブログというメディアがジャストフィットしたのでした。そしてその時の感動と情熱を維持したまま、何だかあっという間に今日にまで至ったという状況です。 さて今日は20周年なので、過去に自分が主力として戦ってきた銘柄を改めて思い返してみます。ブログを始める前の20年以上前の時期には当時名証2部だった8599セントラルリース(現8593三菱HCキャピタル)や6948住友電装(現5802住友電気工業)などを主力として種銭をコツコツと稼ぎました。 そしてブログ開始後の最初期の頃の主力株は3364ナルミヤインターナショナル(現在は上場廃止)、4298プロトコーポレーション、6875メガチップス、7523アールビバン、7548サンクスジャパン(MBOにより現在は上場廃止)あたりでした。 その後のブログ立ち上げ期は2762三光マーケティングフーズ、3258常和ホールディングス(その後ユニゾHDとなるもEBOで現在は上場廃止)、7509アイエー、7553サザビーリーグ(MBOにより現在は上場廃止)、8876リログループあたりでした。 そして15年前くらいは2589ゴールドパック(TOBにより現在は上場廃止)、9267ゲンキードラッグストア、3049エノテカ(MBOにより現在は上場廃止)あたり、10年前くらいは2198アイ・ケイ・ケイ、3097物語コーポレーション、3544サツドラホールディングス、6630ヤーマン、9441ベルパークなどでした。 どの銘柄にも手に汗を握るドラマがありましたが、常にその時点でベストの戦闘力・総合力を持つと自分が考える銘柄を主力とし、勇気を持って戦って来たつもりです。そして今現在は、009540韓国造船海洋、3539JMホールディングス 、6623愛知電機 などの銘柄に投資家としての夢を乗せて戦っています。 それでは皆様、 「みきまるの優待バリュー株日誌」 をこれからもどうか末永くよろしくお願い致します。 2025年10月29日 みきまる拝
Oct 29, 2025
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さて今日は久々に株式投資本オールタイムベストシリーズをお送りします。第10位は、まぐれ(原題Fooled by Randomness ニコラス・ナシーム・タレブ著、ダイヤモンド社)です。 始めに言っておくと、この本は著者が前書きで書いている通り「私事のエッセイ」です。幾多の癖ある登場人物の内の誰かタレブなのか、それは最後の最後で明らかになるわけですが、それがまたこの本を本来あるよりも更に一次元上の「超・神レベルの名作」に押し上げています。 ところで名著「バブルの物語」の中で 著者で世界的な経済学者だったジョン・K・ガルブレイスは、どうして金融市場が熱狂をそしてバブルを繰り返すのかについて、 「金融に関する記憶は極度に短い」 からだと述べました。そして「人間の仕事の諸分野のうちでも金融の世界くらい、歴史と言うものがひどく無視されるものはほとんどない。」、「実際問題としては、金融上の記憶と言うものは、せいぜいのところ20年しか続かない。」と嘆きました。 このガルブレイスの金言はまさに至言であり、バブル崩壊から20年余を経て今再びアベノミクス下の相場で一山当てようとここ日本株市場で元気に戦う「お猿さん系優待族」の私が常に心に留めている名言でもあるわけですが、ガルブレイスは「じゃあ、どうして、世界中でも最もインテリジェンスが高い人達が集結しているはずの金融市場での記憶がそんなに、痴呆症患者みたいに短いのか?」という私の根本的な疑問には答えてくれませんでした。 タレブはその理由を、 「歴史から学ぶと言うのは人間の本性に反しているからだ。」 と喝破します。そして「人間は文化的な方法で経験をやりとりするようにはできていない。 大人になっても自分で痛い目にあわないと学ばない。 」と述べました。このタレブの人間というものに対する深い考察は本文中に様々に形を変えながら、「私達は確率論を理解できるようには出来ていない。」、「私達の脳は非線形性を扱うようには出来ていない。」と何度も登場します。そして私はこの本を読んで初めて、どうしてバブルが何度も起こるのかの説明がストンと腹に落ちたのでした。 また、最近多くの「中長期投資を標榜」している個人投資家の間で何故か 「週間パフォーマンス」を発表することが流行 のようになっていますが、この本を読むとそれがいかに 「有害な行動」 であるかが良く分かります。例えば短期国債を毎年15%上回ることが確実に出来る投資家がいるとしても、彼の1週間でのパフォーマンスがプラスとなる可能性は50%を少し超える程度です。つまり週間パフォーマンスと言うのはポートフォリオのリターンではなくリスク≒ばらつきを観察しているに過ぎないということです。 これの何がいけないかというと、 苦しみ続け、メンタルがやられて燃え尽きてしまう危険性を高める からです。最近のような地獄過ぎる相場だと尚更ですね。(笑) 平均的に言って 損失で人が感じる苦しみは同じ利益で人が感じる喜びの2.5倍の衝撃力を持つ と言われています。 つまり毎週毎週自分のパフォーマンスを偏狂に細かく観察していると、 半分近くはマイナスとなり苦しみを感じることになる わけなので、 タレブ曰く 「情緒面で赤字が出る」 のです。週間パフォーマンスを発表している投資家の方達の多くがブログで 「ほとんどぼやきっぱなし」 なのがそれを如実に証明していますね。(笑) ちなみに世界一の投資家ウォーレン・バフェットの成績報告は年にたったの1回です。 また逆に、何故損切りが良い投資行動であるか も同時に分かります。損切り100円に対して250円分の精神的マネーが貰えるのでこちらは、 「情緒面で黒字が出る」 んですね。 他にもこの本を読むと、インデックス投資というのは「美意識に欠ける宗教」のようなもの であり、だからこそ多くのアクティブ投資家がそれに対して「本能的にムズムズ」した感覚を持つんだなあ、などと言うことも良く分かります。とにかくこの本の素晴らしさは突出しています。まぐれを読まずに株式市場で戦うのは、 「自分が猿であると知らず、鏡を見ずに市場に留まっている。」 のと完全に同義ですね。未読の方は是非。
Aug 25, 2015
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト67位オニールの空売り練習帖(ウィリアム・J・オニール、ギル・モラレス著、パンローリング社) の第7弾です。 今日は第2章 空売りの構造 から 「ひな形」 を見ていきましょう。 強気サイクルにおける偉大な上昇銘柄が、それに続く弱気サイクルでは非常に高い割合で最高の空売り銘柄になる。 株価が主要な「支持線」を割り込んだのを見た空売り方が参入する。しかし、 株式市場では大多数の人にとって分かり切ったことがうまくいった試しは少ない。 具体的なダイアグラムは以下の様になります。 なるほど、 パッと見で空売りポイントに見えるところは、実際にはまだ早すぎるということ なんですね。勉強になります。 尚、 どうして最初の急落で売ってはいけないかと言うと、「かつての主導株には強気の余波なるものが残っている。」から です。これはこの本の共著者でオニールの愛弟子のギル・モラレスが名著 株式売買スクール (株式投資本オールタイムベストシリーズで超近日登場予定。お楽しみに。!!) で述べた名言ですが、「余熱が残っている」時にはまだ空売りしてはいけない という事なんですね。(続く)
Jan 24, 2018
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト150位 ブラックスワン(ナシーム・ニコラス・タレブ著、ダイヤモンド社、2009年) の最終回第16弾です。 今日は、最終章となる第19章、半分ずつ、あるいは黒い白鳥に立ち向かうには から。いよいよ総まとめですね。 小さな失敗はそれほど心配しない。大きな失敗、とくに致命的になりそうな失敗はとても心配する。投機的なベンチャー企業より、「有望な」株式市場、とくに「安全な」優良株に不安を感じる。 後者は見えないリスクの代表だ。前者は、変動が大きいのが最初からわかっているし、投資する額を小さくして、裏目に出たときの損を抑えることができるから、不意をつかれて驚くことはない。 結局、これは全部、ちょっとした意思決定のルール一つに根ざしている。よい方の黒い白鳥にさらされ、失敗しても失うものが小さいときはとても積極的になり、悪い方の黒い白鳥にさらされているときはとても保守的になる。 この表現は具体的で凄くいいですね。 例えば2025年の3~5月に多発した証券会社の口座ハックによる不正売買みたいのは、自らの資産に一撃で致命的なダメージを与える可能性がある典型的な「悪い方の黒い白鳥」であり、こういうのは全身全霊を賭けて心配して対処しないといけないということです。 逆に、ファンダメンタルズが劣悪でもしかすると飛ぶかもしれないけれど、優待内容だけは最高と言う様ないわゆる「優待ボロ株」への投資みたいのは、投入する金額を絞ることでリスクをコントロールできるので大して心配する必要はないということです。 自分のつくったゲームなら、だいたいは負け犬にはならない。 黒い白鳥の文脈で言えばこうなる。ありえないことが起こる危険にさらされれるのは、黒い白鳥に自分を振り回すのを許してしまったときだけだ。自分のすることなら、いつだって自分の思いのままにできる。 私は2003年位に今のやり方である「優待バリュー投資手法」を自分自身で発明して、それを日々ブラッシュアップさせながら20年以上を戦ってきました。 これはまさに「私が自分の能力や性格にぴったりと合わせて作り上げたオリジナルゲーム」であり、だからこそここまで悪い方の黒い白鳥に邪魔されずに生き抜いて来られました。これからもタレブ先生の多くの教えを胸に、毎日を大切に戦っていきます。 さてこれでこの本の紹介は終わりです。人類史上に残るタレブの大傑作「ブラック・スワン」の書評、いかがだったでしょうか? 100%全身全霊を賭けて書きましたし、ついにゴールまで辿り着けて感無量です。万一未読の方がいらっしゃいましたら、この機会に是非。(終わり)
Nov 11, 2025
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さて、時計やカメラなどの専門性が高い商材の新品と中古をネットと店舗で販売し、その初期段階で目を付けて「ここは凄くいい。」と思ったのに、自分の勉強不足と核となる投資理論の不在で大きく買えなかった3179シュッピンの反省から生まれた、 「勝てる優待グロース株」発掘の秘密の公式である、YOU-CAN-SLIM法。 これは完全に私の投資家としての「企業秘密」に属するものなのですが、以前に初版をブログ上でアップしたところ、様々な場面で自分自身が頻繁に参照するのに非常に便利で役立ち、同時に「トータルで見てプラスがマイナスを大幅に上回った。」という実感がありました。そして2015年には第2版を公開しました。今日は自分自身の利便性向上のために、更なる改良を加えた第3版を公開します。 さて、それではまず原法であるウィリアム・オニールの「CAN-SLIM投資手法」をまとめておきます。こちらも第1版に加えて第4版の内容を追加し、両者の良い所だけを取って、アップデートして更に分かりやすくなるように文章を改善しています。 (第1版)(第4版) C= Current Quarterly Earnings 直近の四半期の1株益。最低でも20%は上昇していており、「勢い良く成長している」こと。 A= Annual Earnings Increases 年間の収益増加。過去5年間に意味のある成長が認められること。連続増益が望ましい。 N= Newer Companies、New Products、New Management 新興企業、 新製品、経営陣の入れ替えなどがあったこと。 N= New Highs Off Properly Formed Bases 株価が正しい「ベース」を抜けて、年初来高値、昨年来高値、上場来高値などの新高値をつけていること。 S= Supply and Demand 株式の需要と供給。 発行済み株式数が少ないこと。需給の法則から騰がりやすい小型株であること。 L= Leaders 相場を主導する銘柄であること。少なくとも業界の上位2、3社に入っていること。 I= Institutional Sponsorship 有力な機関投資家が保有していること。何故なら機関投資家は大多数の投資家よりも経験豊かで、より優れた投資実績を持ち、銘柄の選定にも長けているからである。 M= Market Direction 株式市場の方向。相場全体のトレンドが悪くない、下降トレンドではないことを確認すること。 以上がCAN-SLIM法の2017年現在の最新のまとめになります。ただ、アメリカには優待株がほとんど存在せず、この原法のままでは「世界最大の優待株天国」である日本株市場の現状にはジャストフィットしないため、オニールのこのCAN-SLIM法を私なりにアレンジして、 優待グロース株投資の絶対的な指針となるYOU-CAN-SLIM法 を新たに開発しました。 具体的には下記を付け加えています。 YOU= ゆー:優待のゆー 株価上昇のカタリストとなる 意味のある魅力的な優待が付いている こと。 そして1単元投資時の 「配当+優待」の実質総合利回りが高い こと。出来れば4.0%以上が望ましい。更に 「優待原価率」が適正で長期間無理なく継続できる内容である こと。この3点が株式市場で負けずに生き残れる魔法の 「優待エアバッグ」作動の前提条件 となる。 S= Supply and Demand 株式の需給に関して日本株市場の特性を活かし、 東証2部昇格&優待新設により近い将来の東証1部昇格が濃厚な銘柄を狙い撃ちする こと。これは東証1部昇格により効率良く株価上昇が期待できるためである。 M= みきまる銘柄である 元々自分のPFである「優待株いけす」に入っている 銘柄であること。いけす内を広く澄んだ、子どものような純粋な透明な目で見渡した時に、その 総合戦闘力の高さから「自発的に」あたかも蛍光を発するように浮かび上がってくる銘柄である こと。PF外の新規銘柄を吟味無くいきなり主力株に据えるのは、勝率を高めるために必要なプロセスを経ていないため非常にリスクが高く禁忌である。 以上が YOU-CAN-SLIM法 第3版 です。 これからもこの変形オニール公式の「YOU-CAN-SLIM法」を使って戦闘力の高い優待グロース株を毎日楽しく発掘して行こうと思っています。
Oct 31, 2017
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さて今日は通常の2021~23PF概況シリーズです。 187位 6249 ゲームカード・ジョイコホールディングス (東S、3月優待) ○ PF時価総額187位は遊戯用プリペイドカードシステム大手のゲームカード・ジョイコHDです。ここはいつの間にか株価が急騰していて本当は最新の順位だともっと上なのですが、ずいぶん前に下書きをしたままアップするのを忘れていたのに今気づいたので、今日ここで出しておきます。(汗) ここはかつて大昔には準主力の一角で戦ったこともあるのですが、その後利益水準が下がってきたので、今は母なる「優待株いけす」に戻りました。 現在の株価は3190円、時価総額455億円、PBR1.03、自己資本比率は86.0%と鉄壁、今期予想PER12.60、配当利回り1.1%(35円)、総合利回り1.7%(35+20=55円)で、優待は100株で2000円相当、500株保有で3000円相当のオリジナルカタログギフトなどです。(長期株主への優遇制度もあり) それでは私の過去の選択品を1つだけ御覧頂きましょう。 ゲームカード・ジョイコHDは、2022年11月から導入されたスマート遊技機(スマパチ・スマスロ)に対応したスマートユニットへの引き合いが順調に増加し、一気に業績が好転しています。ま、私としては、現行の優待制度が続く限りは引き続きホールド継続の予定です。
Feb 14, 2023
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さて今日は、2022~24主力株概況シリーズ です。 139位 2907 あじかん (東S、3・9月優待) ◎~◎◎ PF時価総額139位の上位銘柄は、卵加工品、水産練り製品などの業務用食材が主力のあじかんです。 現在の株価は1097円、時価総額85億円、PBR0.53、自己資本比率は57.3%、今期予想PER6.96、配当利回り2.3%(25円)、総合利回り3.2%(25+10=35円)で、優待は「6か月以上の継続保有を条件として」100株保有で3月に1000円相当の自社製品などです。 さてそれでは今日は過去の2000株優待品(3000円相当)をいくつかご覧頂きましょう。あじかんの優待品は本当に極上の内容です。 毎回こんな感じで段ボール箱にぎっしり入って届きます。 具体的な使用例をいくつか見ていきましょう。 あじかん優待の豆腐と牛肉の甘辛煮 初めて食べたのに、なんだか懐かしい味わいでした。 あじかん優待のデミグラハンバーグ これは何と言うか、給食で出てきそうな感じのやつなのですが、美味し過ぎずさっぱりとしていて、逆に絶妙にご飯が進む、庶民的で親しみやすい味で最高です。「押しすぎない、引きすぎない」。この見切りのレベルの高さは只事ではありません。「あじかん、恐るべし。」ですね。 この庶民的ハンバーグでもう一発。 ジャンバラヤのあじかん優待デミグラハンバーグ乗せ ジャンバラヤの味わいを全く邪魔しない、激渋の脇役ぶり。いやあ素晴らしいバイプレイヤーですね。 あじかん優待の焼きビーフン 、、、これ、無限に食えます。どうにも箸が止まらないですね。。。 鯛のアラ煮・あじかん優待厚揚げ添え 出汁が沁みて美味しかったです。 いやあ、どれもとても美味しかったです。あじかんの2000株優待品は最高ですね。 さてあじかんは今期は業績好調で指標的にも割安ですし、地味ながら着実な成長力がありますし、ヒット商品のごぼう茶も好調ですし、優待内容にも力がありますし、優待族的には実に良い銘柄と思います。 なので、お金がきつかったら100株、もしも余裕があったら500株か2000株を黙って買っておいて、市場で人気化する日を気長に待つというのはとても良い投資アイデアなのではないか?と個人的には感じています。 なぜかと言うと、1. あじかんが市場で評価されて株価が上昇する日が来たならば、売って利益をポッケに入れてそのまま無言で静かに去ればいい。2. あじかんが市場でいつまでも評価されないのならば、何年でもごぼう茶か冷凍食品優待を楽しく静かに貰い続ければいい。 からです。 このように、 精神的に極めて有利な戦いができる事が、優待バリュー投資の最大の長所 なんですね。♬♬♬2022~24主力株概況シリーズ 免責事項2022~24主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jun 4, 2024
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さて今日は、 2024~25主力株概況シリーズ です。 11位 5283 高見澤 (東S、6月優待)◎◎ PF時価総額11位の準主力株は、長野県地盤で電設、建設資材中心に石油製品や自動車販売なども手掛ける高見澤です。前シーズンは28位でしたが、株価上昇&買い増しのダブルコンボでスコーンと大きく順位を上げ、ついに「もうすぐTOP10圏内」に突入してきました。 現在の株価は3355円、時価総額59億円、PBR0.39、自己資本比率は35.7%、今期予想PER4.67、配当利回り1.5%(50円)、総合利回り1.9%(50+15=65円、優待品は私がネットで調べたところでは約3000円の商品だったのでそれで換算。)で、優待は200株保有で信州特産品もしくは自社加工品(なめたけの瓶詰め)です。 このなめたけは高見澤の特産事業部で製造販売しているもので、「日本一の産地として有名な長野県中野市の採りたての新鮮なえのき茸を、信州産丸大豆を使った杉涌天然醸造醤油でじっくりと煮込んだ贅沢ななめ茸」です。これは率直に言って味わい抜群です。それがどのくらいかと言うと、100円ショップで売っているなめ茸の大体3倍くらいは美味しいです。 この高見澤の優待なめたけは途轍もなく美味しいので毎年楽しみにしています。今日は実際の料理例をいくつか御覧戴きましょう。 2024年新作、高見澤優待なめたけの和風パスタ 高見澤優待なめたけのお粥 とにかくなめ茸が美味い。 お粥が一番高見澤優待の素晴らしさが分かる気がします。 高見澤優待なめたけのオムレツ 高見澤優待なめたけの冷奴 シンプルだけど、実にうまい。 高見澤優待のなめ茸焼きなす これもいい。こういうのがいい。 なめたけが瑞々しくて食感も良く、どれも抜群に美味しかったです。 さて、高見澤は指標的に極めて割安ですし、財務状態も着実に良くなってきていますし、マイルドではありますが一定の成長力もありますし、過去の業績も安定していて2003年6月期以降は一度も赤字もないですし、地味ですが非常に良い銘柄と思います。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) また高見澤は自己資本比率が低いのが大きな欠点でしたが、だいぶ改善されてきています。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 尚、ここで個人的なメモ書きを兼ねて、高見澤に関するちょっとしたポイントを列記しておきます。1. 過去15年間で売上高が着実に成長している(2009年6月期380億円→2023年6月期689億円)が、この理由はIRによると、「この数年でM&Aを行ったため。」とのこと。2. 業績予想に関して、「固めに出していますか?」という質問に対しては、「当社にはその傾向はあります。」とのこと。 ま、いずれにせよ、超低PBR(0.39)&超低PER(4.67)で、 グレアムのミックス係数 が余裕の1倍台 の今の株価位置であれば、高見澤はPF最上位銘柄として戦闘力不足という事は無いと考えています。 ま、高見澤の欠点を一つだけ最後に言うと、配当性向が低すぎることです。 配当100円は余裕で出せると思うし、今の時代であればそのくらいは最低でも欲しいです。 それがどうしても無理なら、優待族的には長野県特産品を年2回に拡充でもいいです。 ま、いずれにせよ、今後の業績推移をしっかりと見ながらこれからも抜群のなめたけ優待を楽しみに引き続き大好きホールド継続の予定です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。将来を透視できる「魔法の水晶玉」は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jul 28, 2024
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さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。 25位 8119 三栄コーポレーション (東S、3月優待) ◎◎ PF時価総額25位の上位銘柄は、生活関連品の専門商社の三栄コーポレーションです。 ここは2016シーズン6位、2017シーズン10位、2018シーズン8位と長年主力として戦っていたところなのですが、その後急激に業績が悪化し残念ながら「主力撤退」の状況に追い込まれていました。 ただ「三栄コーポは最悪期を脱しつつあるし、既にほとんどの投資家に完全に愛想を尽かされていてほとんど見ている人がいないのもいいな。」と感じて2021シーズンに久々に少し買い増しをして64位で上位に再登場しました。 そしてその後の2022シーズンに「今期も3期連続の赤字だけど、かなり構造改革が進んできているし、光は見えてきてるな。」と考えて更に買い乗せしました。 また別の視点から言うと、3期連続大赤字となる業績ズタボロの当時の三栄コーポを買えるのは、我々の様な「市場の他の投資家とは全く異なる、奇妙奇天烈な視点を持った優待族」しかいないという面もありました。 他の市場参加者と全く異なる考え方でポートフォリオを組むことは、市場で生き残るためにとても大切なこと ですからね。 、、、その後、三栄コーポレーションは見事に業績のV字回復を果たし、株価も急騰しました。そしてその結果、順位を大きく上げて今シーズンはこの位置で登場することとなったのでした。 現在の株価は905円、時価総額92億円、PBR0.74、自己資本比率55.6%、今期予想PER9.53、配当利回り3.2%(29円)、総合利回り4.3%(29+10=39円、優待は1P=1円で換算)で、優待は100株で株主優待ポイント1000P、400株で2000Pなどです。3年以上保有の場合は更にポイントが上乗せ加算されます。 ちょっとここで優待カタログの内容を見ておきましょう。いずれも三栄コーポレーションが手掛けるブランドの商品になります。 優待品の充実したラインナップに三栄コーポの高い実力が端的に滲み出ています ね。♪ ちなみに私はここを長年持っているので、過去に様々な優待品を選んでいます。少しだけ見ておきましょう。 フォックスチェアー グレー なかなかお洒落ですねー。 シャスールのラウンドキャセロール。 このフランス製の超重量級のホーロー鍋を使うと、理由は良く分かりませんが煮込み料理が格段に美味しく仕上がります。実例を見てみましょう。 さて前述の様に三栄コーポレーションは、マイナーながらも実に良いブランドを取り揃えてビジネスを展開しています。 そして、それぞれのブランドの長所を生かして日本市場でメジャーに育て上げる「インキュベーター」としての能力も非凡であり、それが三栄コーポの大きな魅力の1つでもあります。 ワイのお家には、大好きなビルケンシュトックの靴がぎっしり! 業績の回復した三栄コーポレーション。元々高い優待パワーを誇る銘柄ですからこれで「鬼に金棒」です。当然これからも優待MAX株をホールドしながら楽しく応援していく予定です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の「無重力のステージ」に連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちてはいないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Oct 6, 2024
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さて今日は、2024~25主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP40銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位 21~30位 31位 9057 遠州トラック 成長力・指標的な割安感・優待力の「3種の神器」を併せ持った、地味ながらとても良い銘柄ですね。 32位 7185 ヒロセ通商 収益バリュー ・ 成長バリュー ・ 優待バリュー の3拍子が揃い、トリッキー&斬新な魅力に溢れた昭和的パワフル銘柄ですね。 33位 8935 FJネクストホールディングス 自己資本比率70.8%とマンデベとしては特異的に良好なのがいいですね。営業部隊も業界最高峰の武闘派揃いですし、投資家視点からはとても頼もしい銘柄です。 34位 7679 薬王堂ホールディングス 、、、私の買い増し後に、唐突に優待廃止のアナウンスがありました。また代わりの大幅増配も出ませんでした。株主構成と社長さんの年齢を考えると、相続対策などの視点から株価を継続して低く保ちたい、低PBRの状態にしておきたいというモチベーションがもしかするとあるのかもしれないな?と感じて自分は一旦ポジションを落としました。ワイの懸念が杞憂に過ぎないことが明らかになれば、その段階で再び最適なポジションを検討したいと思います。 35位 8334 群馬銀行 ここは近年売上高が増加に転じています。地方銀行の中には地域の人口減少に伴って苛烈に売上高を落としまくっているところも多いので、群馬銀行は地銀界では相対的にとても良い位置にいると思います。 36位 8043 スターゼン 優待族&バリュー投資家の「2足の草鞋(わらじ)」を履く私の視点から見ると、「スターゼンはちょっと過小評価に過ぎるんじゃないかなあ?」というのが率直な感想です。 着実に成長している(クオリティ株)&指標的に分かりやすく安い(バリュー株)の2つのファクターを同時に高レベルで満たしているからです。いわゆる QARP投資 の基準を満たしています。過去の経験上、こういった銘柄では時間はかかっても勝てることが多いんですね。37位 7134 アップガレージグループ ここは指標的にはやや割高と思いますが、着実に成長していますし、総合利回りも良好ですし、トータルで考えてポートフォリオ上位で戦えるだけのポンテンシャルがあると判断しました。 38位 7610 テイツー 業績推移にかなり波はありますが、全体としてみるとこの5年くらいで急激に良くなっていることを評価して買い増ししました。 39位 9035 第一交通産業 主力のタクシー部門の利益回復が遅れ、不動産部門のみで稼ぐ「片肺飛行」の状態ですが、数年単位で見ると逆にねらい目なんじゃないかな?とワイは思います。 40位 1301 極洋 「パラダイムシフトによって日本に数十年ぶりに到来した高インフレ時代」の追い風をパンパンに受けて快走できる、時流に乗った銘柄と考えています。 優待パワーが激烈に高い のもいいですね。 以上、2024~25ポートフォリオTOP40銘柄のまとめ でした。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jan 26, 2025
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さて今日は、2024~25主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP50銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位 21~30位 31~40位41位 3561 力の源ホールディングス 優待パワー一本でどこまでいけるのか? 一風堂のラーメンの美味しさが本物であることも含めて非常に興味深いですね。42位 6076 アメイズ 「値上げ出来ないホテル」が実際に値上げをするとどうなるのか? 楽しみですね。43位 6405 鈴茂器工 ここはごはん盛り付けロボットやすしロボットが収益源なので、世界的な和食ブームに乗ってこれから海外展開でいくらでも飛躍できそうなのがいいですね。44位 4624 イサム塗料 「玉石混合のネットネット株魔界」の中では珍しいくらいのいい方の「玉」、ピカピカ健全の「お宝系ネットネット株」ですね。45位 4221 大倉工業 最近はここ大倉工業の様に、実力派の優待バリュー株の大幅増配が目立ちます。とても嬉しいことですが同時に個人投資家としては資金力に限りはある訳で、「どの銘柄にどれだけ配分するか」の基準がどんどん上がってきていて悩ましいですね。46位 7163 住信SBIネット銀行 、、、よく上がりましたね。 47位 7327 第四北越フィナンシャル・グループ 新潟県の覇者ですね。48位 8418 山口フィナンシャルグループ 地銀の地元特産品優待と言うのはどこも非常に内容が良いですが、ここ山口フィナンシャルグループのは特に素晴らしいですね。 49位 5830 いよぎんホールディングス 自己資本比率と保有有価証券の含み益が地銀トップクラスなのがいいですね。50位 8714 池田泉州ホールディングス ここも実力派ですね。 以上、2024~25ポートフォリオTOP50銘柄のまとめ でした。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Mar 28, 2025
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さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。今回のはちょっと気合が入っています。 70位 6222 島精機製作所 (東P、3月優待) ◎◎ PF時価総額70位の上位銘柄は、電子制御横編み機の世界最大手で、国内9割、海外6割のシェアを持つ島精機製作所です。特許を4500件も持っているという事です。凄いですね。(上記データは会社ホームページより引用) さて私は2023年の年の瀬に、ヤフーファイナンスの年初来安値更新銘柄ランキングを見ていた時にここがひっそりとランクインしていたのを見つけました。 「おっ、島精機滅茶苦茶下がっとるやんけ。ここは如何に業績が悪いとは言っても低PBRで財務鉄壁だし、数多くの特許に守られていて技術優位性もあるし、こんだけ連続赤字が続けばそろそろ禊も済んで業績も回復してくる頃合いだろう。」と思って少し買い増ししました。 ただその後も島精機の業績は回復せず、私は細かく損切りを入れて実現損を出しながら注意深くフォローを続けてきました。そして、「実力のある銘柄だし、世界的な景気循環の視点から見ても電子制御横編み機への需要だってそろそろ回復するだろうし、いいんじゃないかな?」と考えて買い乗せしたので、今シーズンはランキングを上げてここで出てきました。 現在の株価は937円、時価総額335億円、PBR0.42、自己資本比率は78.2%と良好、今期予想PER16.07、配当利回り2.1%(20円)、総合利回り3.2%(20+10=30円、100株優待品は私の推定で1000円で換算)で、優待は3月株主に、100株保有で直営飲食施設での取扱商品、300株保有でオリジナル企画品(ホールガーメント(無縫製ニット)製品や直営飲食施設取扱商品)などです。なお、ここの優待制度は2025年5月に変更があり、また下記写真は2024年以前のものなので今後とは異なる可能性があることをご了承ください。 ちなみにここの優待品は、島精機が独自に開発した世界初のホールガーメント横編機による無縫製ニット製品がメインなのですが、縫い目が無く立体的に作られているので非常に肌触りが良いです。「優待品に触れることで島精機の技術力の高さが端的に分かる」 非常に良い品物ですね。 特にこのベージュのニットキャップは縫い目が無いので頭にかぶっていてとても気持ちが良いし、更にリバーシブルで表と裏で少し柄が違っているので2倍楽しめて素晴らしい。! 気に入ってかぶり過ぎたので、今では擦り切れてボロボロになってしまいました。ちなみに下記写真は貰いたての頃、喜んで初めてかぶった時のものです。御発注さんではありません。↓ 島精機製作所は新型コロナで巨大なダメージを受け、更にそこからの回復が遅れて地獄の様な業績が続いています。今期はようやく黒字転換の予想ですが、ここは毎年業績予想数字を非常に甘く出す傾向がありますし、ライバルの中国企業達もより強力になってきていますし、本当に浮上できるかどうかは依然としてはっきりとは見通せない不透明な状況にあります。(上記データはかぶたんプレミアム+エレフォロ拡張より引用) ここでいくつかポジティブな情報を出すと、主力である横編機の受注残高が前年同期比78.7%増の67億円となっており、またバングラデシュを筆頭に顧客の設備投資の端境期を脱しそうな気配もあります。 ま、いずれにせよ、投資の世界では、 「すべての情報がスケスケで全員に見えているのなら、既にそこには大きな利益はない。」 訳であり、希望の光が僅かに差し込んだくらいのタイミングで勇気を持って出動することも時には大切です。 また私が得意としている「ヤフー株板の年初来安値更新ランキングから絶望の淵に沈んでいる銘柄をひっそりとサルベージして戦う」やり方では、この数年 8219青山商事 や 8119三栄コーポレーション などで成功して大きな利益が出ていることもあり、それでかなり味をしめていて「3匹目のどじょう」を積極的に狙って行こうと言う思いも正直ありました。 更にここ島精機は典型的な「シクリカルバリュー銘柄」であり、過去20年間を見ても、業績好調時の2007年に6710円、2018年に8190円と言う大相場を付けています。なので、「今が本当の業績の底であれば、ここでサルベージしておけば運が良かったら10バガー狙えるんじゃないか?」という誘惑に抗することが出来ませんでした。 ワイは「生涯ギャンブラー」で座右の銘が「一攫千金」だった父ちゃんの血を色濃く継いでいるのです。ま、こんなこと書いて調子コイているとそろそろ痛い目にあうような気もしますが。(滝汗)(上記データはSBI証券より引用) ま、島精機の今の株価水準は資産バリュー投資家的視点では非常に割安な所なので、「ワイのお花畑的な希望的予想が外れても、この勝負は致命傷にはならないだろう。」という最低限の読みはあります。下記は週刊東洋経済2025年6月28日号からの引用ですが、(上記データは週刊東洋経済2025年6月28日号より引用) 「アクティビストに狙われやすい企業ランキング」で島精機は堂々第3位に入賞しています。↓(上記データは週刊東洋経済2025年6月28日号より引用) ちなみに前述した優待品のクオリティの高さを見れば一目瞭然で分かるように、島精機の技術力には極めて高いものがあります。追加の事例を更に1つ出すと、ユニクロで「3Dクルーネックセーター」と言う製品が売っているのですが、これが「1000以上の特許に守られていて他社が追随できない、島精機のホールガーメント横編み機」を使って作られた製品になります。 これを凄くポジティブに言うと、「世界のユニクロが島精機の圧倒的な技術力を認めていて自社製品に採用している。」ということです。店頭で島精機が持つ世界一のリアルを体験できるので、皆様も是非今日ユニクロにダッシュして確かめてみてください。(笑) 私としては今後の業績回復を楽しみに、でも同時に警戒は怠らずにおもしろおかしくホールドしていく予定です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jul 2, 2025
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