本日見つけた小さな幸せ

本日見つけた小さな幸せ

2024.01.15
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カテゴリ: 授業
社会の時間は、「昔の暮らし」の学習。

お城に興味がある子が多い。
神奈川と言えば……小田原城。
というか、小田原城しか天守がない。
小田原城には、ほとんどの子が行っている。
なぜか大阪城が人気。

でも……「現存するお城は?」と聞かれれば、
「弘前城」、「松本城」、「丸岡城」、「犬山城」、「彦根城」
「姫路城」、「松江城」、「備中松山城」、「丸亀城」、「松山城」
「宇和島城」、「高知城」の12城。

「城は、12しかないの? 小田原城は? 大阪城は?」

時間をとって説明。
詳しくは6年生で習うと思うけど(少ししか習わないか)……。

まず、昔あった城の数を調べてみると、本によって違う。
一番多く書かれた本は、5万と書かれていた(もっと多い本もあるかも?)
これは、城の定義がしっかりしていないから。
江戸時代までに天守閣を持った城は3000くらいか?

「現存天守は、12」と書いたが、それは、
日本にある城の天守のうち、江戸時代またはそれ以前に建設され、
現代まで保存されている天守のことである。

その経緯を簡単にまとめると……

徳川幕府の「一国一城令」と「武家諸法度」により
大名の居城となる1城以外の城を壊したり、新しい城を建てられなくなった。
これにより、170城に減る。

そして明治6年に「廃城令」がでる。
廃藩置県の時に、城は陸軍省の財産となった。
その後、整理。
要塞として必要な城は「存城」。不要な城は「廃城」となり。
40城に減る。
天守の管理には、莫大な費用がかかる。
保護されなくなった城は取り壊され、20城に減る。

そして戦争突入。
広島城、水戸城、名古屋城、大垣城、和歌山城、岡山城、福山城、広島城
の8城を失う。
残ったのが12城。

では、「小田原城は? 大阪城は?」
復元天守(復原天守)というのがある。
当時の図面をもとに再建したもの。
木造(復原天守)5城と、鉄筋コンクリート造(外観復元天守)9城の計14城。

復興天守
天守があったらしいけど、資料が見つからないため他の城の天守を参考に作った城。
13城。小田原城も大阪城もここに属する。

その他のものを模擬天守という。
城には天守がなかったのに作った場合や、別の場所に建てた城。

中でも大阪城や名古屋城の屋根は、緑色をしていて特徴がある。
名古屋城には金の鯱も。

なぜ緑色をしているかといえば、銅瓦を使っているから。
この銅瓦が、緑青に覆われている為。
普通、金属にとってサビは劣化の兆候。
でも、銅板の表面に被膜を作り、内部の腐食を防ぐ。

城は奥が深い。
調べれば調べるほど興味がわく。
子どもたちに人気なのもわかる。





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Last updated  2024.01.21 07:46:33
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